JPH0924803A - 洗車機の洗浄方法 - Google Patents

洗車機の洗浄方法

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JPH0924803A
JPH0924803A JP17830095A JP17830095A JPH0924803A JP H0924803 A JPH0924803 A JP H0924803A JP 17830095 A JP17830095 A JP 17830095A JP 17830095 A JP17830095 A JP 17830095A JP H0924803 A JPH0924803 A JP H0924803A
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JP
Japan
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vehicle
brush
cleaned
cleaning
car wash
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JP17830095A
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English (en)
Inventor
Akira Igari
彰 井狩
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Daifuku Co Ltd
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Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被洗浄車両5のリヤウインドウ部Dに(リ
ヤ)ワイパー10がある場合、回転ブラシ32が正方向Pへ
の回転であると、ワイパー10を回転で起こしてしまい、
特に回転ブラシ32が布製の場合、ワイパー10を破損する
恐れがあった。 【解決手段】 回転ブラシ32を被洗浄車両の前方から後
方に向けてブラシが被洗浄車両に接触する正回転方向P
に回転させて下降させ、被洗浄車両5と洗車機本体の相
対移動を行い、この相対移動に伴い回転ブラシ32が被洗
浄車両5に接触し、被洗浄車両の天井部5Cに達する
と、被洗浄車両5と洗車機本体の相対移動を停止し、回
転ブラシ32を被洗浄車両5の後方から前方に向けてブラ
シが被洗浄車両に接触する逆回転方向Qに回転させ、再
び被洗浄車両5と洗車機本体の相対移動を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被洗浄車両と洗車機
本体を相対移動させてトップブラシにより被洗浄車両の
上面を洗浄する洗車機の洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の洗車機による被洗浄車両の上面の
トップブラシによる洗浄方法を図9に基づいて説明す
る。
【0003】図示するように、一定経路上を往復走行自
在な洗車機本体81に、アーム82の一端に回転するブラシ
83、他端にバランス用のウエイト84を取付け、アーム82
の回転支点Xを中心にブラシ83を上下して被洗浄車両85
の上面をブラシ83で洗車するトップブラシ86を配置し、
被洗浄車両85の上面の洗浄に際しては、ブラシ83を矢印
Pで示す反時計回り(被洗浄車両85の前方から後方へブ
ラシ83が被洗浄車両85に接触する回転方向)に回転させ
ながら洗車機本体81を矢印Fで示す前方向に自走させ、
アーム82を回転させて回転ブラシ83を下降させ、1点鎖
線で示す軌跡のように、被洗浄車両85の形状に合わせて
上面の洗浄を行っている。
【0004】被洗浄車両の上面(洗浄面)の形状にあわ
せて車両の上面を最適に洗浄できるようトップブラシ86
を制御する方法としては、ブラシ83の自重とブラシ83の
回転による洗浄面との反発バランスによる方法、あるい
はアーム82の角度変化をセンサにて検知して制御する方
法などがとられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の被
洗浄車両85の洗浄方法では、被洗浄車両85のリヤウイン
ドウ部Dに(リヤ)ワイパー87があると、回転ブラシ83
がワイパー87を回転で起こしてしまい、特に回転ブラシ
83が布製の場合、ワイパー87を破損する恐れがあった。
【0006】そこで本発明は、被洗浄車両のリヤワイパ
ーにトップブラシのブラシを引っ掛ける事故を防止し、
さらに連続洗車機においても使用可能な洗車機の洗浄方
法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の洗車機の洗浄方法は、洗車機本体内
に、上下揺動自在なアームの一端に、水平軸回りに回転
する回転ブラシを取付けて形成したトップブラシを配設
し、被洗浄車両と前記本体を相対移動させてトップブラ
シにより被洗浄車両の上面を洗浄する洗車機の洗浄方法
であって、前記被洗浄車両のリヤウインドにワイパーが
取付けられている車両の場合、前記回転ブラシを前記被
洗浄車両の前方から後方に向けてブラシが被洗浄車両に
接触する方向に正回転させて前記アームを下降させ、前
記被洗浄車両と前記本体の相対移動を行い、この相対移
動に伴い前記回転ブラシが前記被洗浄車両に接触し、被
洗浄車両の天井部に達すると、前記被洗浄車両と前記本
体の相対移動を停止し、前記回転ブラシを被洗浄車両の
後方から前方に向けてブラシが被洗浄車両に接触する方
向に逆回転させ、再び前記被洗浄車両と前記本体の相対
移動を開始することを特徴とするものである。
【0008】ここで、回転ブラシが被洗浄車両の天井部
に達したことを検出する方法としては、洗車機本体の先
端にソニックセンサを取付け、この検出信号により被洗
浄車両の天井部を判別し、この判別時からソニックセン
サと回転ブラシ間の距離を相対移動する時間をカウント
して検出する方法や、洗車機本体の先端に被洗浄車両の
通過を検出する光電スイッチを取付け、被洗浄車両の先
端検出時から所定時間後を天井部とする方法などがあ
る。
【0009】上記方法により、回転ブラシの回転方向を
天井部以後リヤウインドウ部にかけて被洗浄車両の後方
から前方に向ける逆方向とすることによって、回転ブラ
シは被洗浄車両のリヤウインドウ部のワイパーに対して
上方から接触し、ワイパーにトップブラシの回転ブラシ
を引っ掛ける事故が防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図2に本発明の洗車機の洗浄方法
を使用する連続洗車機の斜視図を示す。図示するよう
に、床面1には、門形状に形成された据置型の洗車機本
体2と、前方から洗車機本体2を貫通して後方に達する
左右一対のローラコンベヤ(車両搬送装置)3とが設置
されている。また、洗車機本体2の前面には操作パネル
4(詳細は後述する)が設けられ、前面中央上部には被
洗浄車両5の有無、車高を検出するソニックセンサ8が
設けられている。また、被洗浄車両5のリヤウインドウ
部5Dには(リヤ)ワイパー10が取付けられている。
【0011】上記洗車機本体2内には、被洗浄車両5の
洗浄手段として、被洗浄車両5の両側面下部および前後
輪6の側面を洗浄する左右一対の洗浄用サイド兼ロッカ
ーブラシ11と、被洗浄車両5の上面を洗浄する洗浄用ト
ップブラシ12と、被洗浄車両5の前面、後面、および両
側面を洗浄する左右一対のサイドブラシ13と、洗浄水や
洗剤を噴射するアーチ(図示せず)が設けられ、また被
洗浄車両5のワックス塗布手段として、被洗浄車両5の
上面にワックスを塗布するワックス用トップブラシ14
と、被洗浄車両5の両側面および車輪6の側面にワック
スを塗布する左右一対のワックス用サイド兼ロッカーブ
ラシ15と、ワックスの下地剤、液体ワックスやフッソコ
ート剤を噴射するアーチ(図示せず)が設けられ、さら
に被洗浄車両5の乾燥手段として、被洗浄車両5の上面
を乾燥させる昇降自在なトップノズル16と、トップノズ
ル16とワックス用ロッカーブラシ15との間に設けた、エ
アカーテンを形成する昇降自在な副トップノズル17と、
上記トップノズル16の後方に設けた、被洗浄車両5の両
側面を乾燥させる左右一対のサイドノズル18などが設け
られている。
【0012】また、両ローラコンベヤ3の始端側には被
洗浄車両5を円滑に乗り込ませるための前部スロープ19
が設置され、終端側には被洗浄車両5を円滑に排出させ
るための後部スロープ20が設置されている。
【0013】上記操作パネル4には、図3に示すよう
に、その左下半分に自動洗車データを入力するスイッチ
として、洗車コース選択スイッチ21、被洗浄車両5の車
種別に特殊な装備品が取付けてあることを入力する車種
/装備品入力スイッチ22、設定完了ランプ23、洗車コー
スおよび車種/装備品設定の確認スイッチ24、洗車コー
スおよび車種/装備品設定の訂正スイッチ25が設けら
れ、左上半分と右半分には、洗車料金の払い込み装置と
その金額の確認表示装置として、プリペイドカード・リ
ーダライタ26、コイン投入機27、プリペイドカード点数
またはコイン投入金額を表示するディジタル表示装置28
が設けられている。上記車種/装備品入力スイッチ22と
して、車種として普通車を設定するスイッチ22Aが設け
られ、さらに装備品としてリヤワイパー10を設定するス
イッチ22Bが設けられている。なお、上記スイッチはパ
ネルスイッチにより構成され、スイッチには対応するラ
ンプが付属されている。また、これら操作パネル4の各
装置は洗車機本体2内に設置された制御装置30に接続さ
れている(後述する)。
【0014】洗浄用トップブラシ12の構造とその駆動系
の一例を図4に示す。トップブラシ12は、アーム31の一
端に水平軸回りに回転するブラシ32、他端にバランス用
のウエイト33を取付け、アーム31の回転支点Xを中心に
ブラシ32を上下して被洗浄車両5の上面をブラシ32で洗
浄するようにしたものであり、ブラシ32は、アーム31の
ウエイト33と回転支点X間に取付けられたモータ34の回
転力がブラシ32の水平軸に固定されたスプロケット35と
の間に張設されたチェーン36を介して伝達されることに
より回転される。
【0015】またトップブラシ12の昇降は、第1および
第2のオイルタンク37,38からシリンダ39にオイルを供
給・排出して行う構成となっており、トップブラシ12を
上昇させる際は切替スイッチ40のソレノイドAおよび切
替スイッチ41のソレノイドBをともにオフとし、コンプ
レッサ42からサイレンサ43を介して第1のオイルタンク
37にエアを供給し、第1のオイルタンク37内のオイルを
加圧押出してシリンダ39へオイルを供給し、また保持す
る(昇降をロックする)際はソレノイドAをオンとし、
さらに下降させる際はソレノイドAをオフ、ソレノイド
Bをオンとして逆止弁44、サイレンサ45を介して第1の
オイルタンク37内のエアを排気ノズル46から排出し、シ
リンダ39から第1のオイルタンク37にオイルを戻してい
る。また、ソレノイドAをオンとして昇降をロックして
いる状態の時、トップブラシ12を上方へ押し上げる力が
働いた場合、外気を吸い込ませシリンダ39の動きを軽く
させるためにチェック弁47が設けられ、さらにブラシ32
のトルク検出装置48が設けられている。このブラシ32の
トルク検出装置48は、ブラシ32を駆動するモータ34の電
流によりトルクを検出し、ブラシ32の自重と、ブラシ32
の回転による被洗浄車両5の洗浄面との反発バランスを
検出している。また、アーム31の下限位置を検出する下
限位置検出装置49と、アーム31の上限位置を検出する上
限位置検出装置50が設けられている。これら位置検出装
置49,50は、たとえば近接センサや光電スイッチなどに
より構成される。また、トルク検出装置48のトルク検出
信号と、位置検出装置49,50の位置検出信号は制御装置
30に入力される。
【0016】図5に本実施例の洗車機の制御系のブロッ
ク図を示す。洗車機の制御系は、大きく、洗車機本体2
に内蔵され、入出力インターフェイス部30a,データと
プログラムを記憶した記憶部30bおよび制御部30cを有
すマイクロコンピュータからなる上記制御装置30、操作
パネル4、ソニックセンサ8や位置検出装置49,50やコ
ンベヤ3を駆動するモータ(コンベヤモータ)52のパル
スエンコーダ53などからなるセンサ系54、コンベヤモー
タ52や切替スイッチ40(ソレノイドA)および切替スイ
ッチ41(ソレノイドB)やブラシ32の回転用モータ34な
どからなる駆動系55から構成されており、制御装置30
は、操作パネル4からの起動,停止などの操作信号、セ
ンサ系54の検出信号を入力して記憶し、操作信号および
検出信号に応じて、上記駆動系55を制御して各ブラシ11
〜15、ノズル16〜18、ローラコンベヤ3を駆動し、洗車
機本体2全体の動作を制御している。
【0017】被洗浄車両5が普通車でリヤワイパー10付
の場合の制御装置30による、コンベヤ3とトップブラシ
12の駆動方法について図7,図8のフローチャートにし
たがって詳細に説明する。なお、制御装置30は、ソニッ
クセンサ8の検出信号により、図6に示すように、被洗
浄車両5の各部を検出しているものとする。すなわち、
被洗浄車両5のフロントウインド部5Bおよびリヤウイ
ンド部5Dにおいては音波の反射が斜めとなり車高の検
知が不能となるため、ソニックセンサ8が検知不能とな
る点を検出することにより、被洗浄車両5のフロントウ
インド部5Bおよびリヤウインド部5Dが検出され、フ
ロントウインド部5Bおよびリヤウインド部5D前後の
車高が検出されている範囲が被洗浄車両5のボンネット
部5A、天井部5C、トランク部5Eと判別される。ま
た、操作パネル4の洗車コース選択スイッチ21により被
洗浄車両5の洗浄を伴うコースが設定され、さらに車種
/装備品入力スイッチ22のスイッチ22Aにより車種とし
て普通車が設定され、スイッチ22Bにより装備品として
リヤワイパー10が設定され、続けて確認スイッチ24が操
作され、制御装置30はリヤワイパー10付きの普通車をト
ップブラシ12により洗浄すると認識しているものとす
る。さらに、トップブラシ12は上限位置にあるものとす
る。
【0018】まず、トップブラシ13のモータ34へ正転
(被洗浄車両5の前方から後方に向けて回転ブラシ32が
被洗浄車両5に接触する回転方向)駆動信号を出力して
ブラシ32を正回転させ(ステップ−1)、次にソレノイ
ドAをオフ、ソレノイドBをオンとしてブラシ32を下降
させ(ステップ−2)、下限位置検出装置49の動作を確
認すると(ステップ−3)、ソレノイドAをオンとして
ブラシ32の位置を保持する(昇降をロックする)(ステ
ップ−4)。
【0019】次にコンベヤモータ52へ回転駆動信号を出
力して被洗浄車両5を前進させる(ステップ−5)。そ
して、この前進に伴い、ブラシ32が被洗浄車両5のボン
ネット部5Aに接触すると、ブラシ32へ上方へ押し上げ
る力が働き、被洗浄車両5のボンネット部5Aとフロン
トウインド部5Bに沿ってブラシ32の自重と釣合いなが
ら上昇する。
【0020】そして、ブラシ32が被洗浄車両5の天井部
5Cの先端(図6のY点)に達すると(ステップ−
6)、コンベヤモータ52へ停止信号を出力して被洗浄車
両5を停止させる(ステップ−7)。
【0021】上記ブラシ32の天井部先端(図6のY点)
への到達は、たとえばソニックセンサ8により天井部先
端(図6のY点)を検出したことにより、パルスエンコ
ーダ53のパルスのカウントを開始し、被洗浄車両5が、
ほぼソニックセンサ8と回転ブラシ32間の距離を走行す
る所定数のパルスをカウントしたことにより検出するこ
とができる。
【0022】次にトップブラシ13のモータ34へ逆転(被
洗浄車両5の後方から前方に向けて回転ブラシ32が被洗
浄車両5に接触する回転方向)駆動信号を出力してブラ
シ32を逆転させ(ステップ−8)、次にコンベヤモータ
52へ回転駆動信号を出力して被洗浄車両5を再前進させ
る(ステップ−9)。そして、ブラシ32が被洗浄車両5
の天井部5Cに最適に接触するようにトルク一定制御
(後述する)を実行し(ステップ−10,11)、続いてブ
ラシ32が天井部5Cの後端へ到達し、リヤウインドウ部
5Dに沿って下降し、下限位置検出装置49が動作すると
(ステップ−13)、ソレノイドAとソレノイドBをとも
にオフとしてブラシ32を上昇させ(ステップ−13)、モ
ータ34へ停止信号を出力してブラシ32を停止させ(ステ
ップ−14)、上限位置検出装置50が動作すると(ステッ
プ−15)、ソレノイドAをオンとしてブラシ32の位置を
保持し(ステップ−16)、終了する。
【0023】上記トルク一定制御方法を図8のフローチ
ャートにしたがって説明する。すなわち、トルク検出装
置48のトルク検出信号を確認し(ステップ−S1)、ト
ルクJが一定の範囲(JA ≦J≦JB )内にあれば、ソ
レノイドAをオンとして保持し(昇降ロックし)(ステ
ップ−S2)、トルクJが小さくなると(J<JA )、
ブラシ32を被洗浄車両5の上面に押付けるように、ソレ
ノイドAをオフ、ソレノイドBをオンとしてブラシ32を
下降させ(ステップ−S3)、トルクが大きくなると
(JB <J)、ブラシ32を被洗浄車両5の上面から離す
ように、ソレノイドA,Bをともにオフとしてブラシ32
を上昇させる(ステップ−S4)。
【0024】上記制御装置30によるトップブラシ12の駆
動により、洗浄する被洗浄車両7が普通車でリヤワイパ
ー10付きの場合、図1に1点鎖線で示す軌跡のように、
トップブラシ12は、ブラシ32を回転方向Pの方向に正回
転させながら、アーム31が下限位置となるまで下降し
て、コンベヤ3の駆動により前進してホンネット部5
A、フロントウインド部5Bを洗浄し、天井部5Cの先
端位置に到達すると、ブラシ32を回転方向Qの方向に逆
回転させ、トルク一定制御により天井部5C、リヤウイ
ンド部5D、トランク部5Eのブラシ32による洗浄を行
い、下限検出によりブラシ32を上昇させる。
【0025】このように、上記制御装置30によるコンベ
ヤ3およびトップブラシ12の駆動により、被洗浄車両5
が普通車でリヤワイパー10付きの場合、被洗浄車両5の
天井部5Cに到達すると、図1に示すように、ブラシ32
の回転を逆にすることにより、ブラシ32が正回転の際に
リヤワイパー10に引っ掛かり、破損するという事態を回
避することができる。
【0026】なお、本実施例では、洗浄用トップブラシ
12による洗浄方法について説明したが、ワックス用トッ
プブラシ14についても同様の動作をさせることにより、
同様にリヤワイパー10の破損事故を回避することができ
る。
【0027】また、本実施例では、トップブラシ12の洗
浄方法を連続洗車機に適用しているが、洗車機本体を移
動させながらトップブラシにより被洗浄車両を洗浄する
洗車機にも適用できる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回転ブラ
シの回転方向を、天井部以後リヤウインドウ部にかけて
被洗浄車両の後方から前方に向ける逆方向とすることに
よって、被洗浄車両のリヤウインドウ部のワイパーに対
して回転ブラシを上方から接触させることができ、ワイ
パーにトップブラシの回転ブラシを引っ掛ける事故を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す洗車機の洗浄方法を
使用した洗車機によるリヤワイパー付き普通車の洗浄時
のトップブラシの軌跡図である。
【図2】同洗車機の概略斜視図である。
【図3】同洗車機の操作パネルの平面図である。
【図4】同洗車機のトップブラシの構造、およびその駆
動系を示す図である。
【図5】同洗車機の制御系のブロック図である。
【図6】同洗車機の制御装置による被洗浄車両の各部の
検出方法を説明する図である。
【図7】同洗車機の制御装置によるトップブラシ制御の
フローチャート図である。
【図8】同洗車機の制御装置によるトップブラシ制御の
フローチャート図である。
【図9】従来の被洗浄車両の洗浄時のトップブラシの軌
跡図である。
【符号の説明】
1 床面 2 洗車機本体 3 ローラコンベヤ 4 操作パネル 5 被洗浄車両 5C 被洗浄車両の天井部 5D 被洗浄車両のリヤウインド部 8 ソニックセンサ 10 リヤワイパー 12 トップブラシ 21 洗車コース選択スイッチ 22 車種/装備品入力スイッチ 22A 普通車入力スイッチ 22B リヤワイパー入力スイッチ 30 制御装置 31 アーム 32 ブラシ 33 ウエイト 34 回転モータ 37,38 オイルタンク 39 シリンダ 40,41 切替スイッチ 42 コンプレッサ 48 トルク検出装置 49 下限位置検出装置 50 上限位置検出装置 52 コンベヤモータ 53 パルスエンコーダ P ブラシの正回転方向 Q ブラシの逆回転方向 X 回転支点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗車機本体内に、上下揺動自在なアーム
    の一端に、水平軸回りに回転する回転ブラシを取付けて
    形成したトップブラシを配設し、被洗浄車両と前記本体
    を相対移動させてトップブラシにより被洗浄車両の上面
    を洗浄する洗車機の洗浄方法であって、 前記被洗浄車両のリヤウインドにワイパーが取付けられ
    ている車両の場合、前記回転ブラシを前記被洗浄車両の
    前方から後方に向けてブラシが被洗浄車両に接触する方
    向に正回転させて前記アームを下降させ、前記被洗浄車
    両と前記本体の相対移動を行い、この相対移動に伴い前
    記回転ブラシが前記被洗浄車両に接触し、被洗浄車両の
    天井部に達すると、前記被洗浄車両と前記本体の相対移
    動を停止し、前記回転ブラシを被洗浄車両の後方から前
    方に向けてブラシが被洗浄車両に接触する方向に逆回転
    させ、再び前記被洗浄車両と前記本体の相対移動を開始
    することを特徴とする洗車機の洗浄方法。
JP17830095A 1995-07-14 1995-07-14 洗車機の洗浄方法 Pending JPH0924803A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008013134A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Mk Seiko Co Ltd 洗車機における洗浄方法
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