JPH0966814A - 洗車機 - Google Patents

洗車機

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JPH0966814A
JPH0966814A JP22563695A JP22563695A JPH0966814A JP H0966814 A JPH0966814 A JP H0966814A JP 22563695 A JP22563695 A JP 22563695A JP 22563695 A JP22563695 A JP 22563695A JP H0966814 A JPH0966814 A JP H0966814A
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Akira Igari
彰 井狩
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイドブラシ15を車両2の前端に接触させて
車両2の前面を検出させているために、サイドブラシ15
により車両2を傷つけないよう洗車機本体1の走行速度
を遅くしている。その結果、洗車時間が長くなるという
問題があった。 【解決手段】 洗車機本体1の走行距離検出手段として
走行モータ33に連結されたエンコーダ52とこのエンコー
ダのパルスをカウントするカウンタ53を設け、洗車機本
体1の先端部に前輪2Aを検出するセンサ51を設け、洗車
機本体1の走行を高速で開始し、センサ51により前輪2A
が検出されるとカウンタ53より洗車機本体の走行距離C
を入力し、センサ51とサイドブラシ15間の一定距離Lか
らこの距離C、前輪2Aとフロント部先端間の距離F、低
速走行距離αを減算して、サイドブラシ15が低速走行距
離の位置に到る距離を演算し、洗車機本体の走行距離が
この距離となると、洗車機本体1の速度を低速に切り換
える制御装置を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば給油所に
設置され、洗車に使用される洗車機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の洗車機を図面に基づいて説明す
る。図4、図5において、1は被洗浄車両の車両2を跨
ぎ、複数個の駆動輪体3A,従動輪体3Bを介して床面
4に敷設されたレール5の上を車両2の前後方向に走行
する門型の洗車機本体であり、この門型の洗車機本体1
には、リンス、あるいは洗剤、あるいはワックスを噴霧
するスプレー装置として正面側より順に、第1洗浄水ア
ーチ6と、第1ワックスアーチ7と、第2洗浄水アーチ
8と、第2ワックスアーチ9と、洗剤アーチ10が配設さ
れ、また第1洗浄水アーチ6の箇所に乾燥用のトップノ
ズル11、左右一対のサイドノズル12ならびに両ノズル1
1,12に同時に連通して風を供給する左右一対のブロワ
装置13を設けるとともに、上下方向に移動自在で車両2
の上面を洗浄するトップブラシ14と洗車機本体1の走行
方向と直角な左右方向に横行自在で車両2の前後面およ
び両側面を洗浄する一対のサイドブラシ15とを、それぞ
れ揺動自在なアームを介して取付け、両側下部にそれぞ
れ左右一対のロッカーブラシ16を互いに接近離間自在に
取付けている。また洗車機本体1の正面上端には、洗車
される車両2の車高を検出するソニックセンサからなる
車高センサ17が設けられ、洗車機本体1の正面両側端に
はそれぞれ、車両2の側面までの距離を検出するソニッ
クセンサからなる車幅センサ18A,18Bが設けられ、さ
らに洗車機本体1の正面側部には操作パネル19が設けら
れている。
【0003】前記サイドブラシ15の駆動系を図6により
詳細に説明する。図5に示すように、サイドブラシ15の
アーム21Aを支点Xを中心にそれぞれ駆動するエアーシ
リンダ22が設けられ、またサイドブラシ15の軸21Bにそ
れぞれサイドブラシ15を全閉方向に引っ張るウェイト23
が連結され、エアーシリンダ22にエアーを供給してこの
ウェイト23に抗してサイドブラシ15を左右に開く構成と
なっており、サイドブラシ15を2点鎖線で示す位置の方
向に開く際は切替スイッチ(ソレノイドスイッチ)24A
をオンとし、コンプレッサ25から一対のエアーシリンダ
22にエアを供給し、サイドブラシ15を閉じる際は切替ス
イッチ24A,24Bを共にオフとしてサイレンサ26を介し
て一対のエアーシリンダ22内のエアを排気ノズル27から
排出する。また、サイドブラシ15を所定の開度で維持す
るときは、切替スイッチ24Aをオフとし、切替スイッチ
24Bをオンとする。また、サイドブラシ15のアーム21A
の接触により、サイドブラシ15の全閉、全開を検出する
リミットスイッチ28,29が設けられ、さらにサイドブラ
シ15の軸21Bの接触により、サイドブラシ15の後方への
傾斜、前方への傾斜を検出するリミットスイッチ30,31
が設けられている。
【0004】前記操作パネル19の一例を図7により説明
する。操作パネル19には、その左下半分に自動洗車デー
タを入力するスイッチとして、洗車コース選択スイッチ
41、被洗浄車両2の車種別に特殊な装備品が取付けてあ
ることを入力する車種/装備品入力スイッチ42、設定完
了ランプ43、洗車コースおよび車種/装備品設定の確認
スイッチ44、洗車コースおよび車種/装備品設定の訂正
スイッチ45が設けられ、左上半分と右半分には、洗車料
金の払い込み装置とその金額の確認表示装置として、プ
リペイドカード・リーダライタ46、コイン投入機47、プ
リペイドカード点数またはコイン投入金額を表示するデ
ィジタル表示装置48が設けられている。なお、上記スイ
ッチはパネルスイッチにより構成され、スイッチには対
応するランプが付属されている。
【0005】洗車機の制御系は、図8の制御ブロック図
に示すように、洗車機本体1に内蔵され、記憶部、制御
部、入出力部を備えたマイクロコンピュータからなる制
御装置36、前記操作パネル19、車高センサ17、車幅セン
サ18A,18B、リミットスイッチ30,31などからなるセ
ンサ系32、駆動輪体3Aに連結され、洗車機本体1の走
行手段を形成する走行モータ33、サイドブラシ15のブラ
シ回転用モータ34、上記切替スイッチ(ソレノイド)24
A,24B、コンプレッサ25などからなる駆動系35から構
成されている。制御装置36は操作パネル19からの洗車コ
ースなどの設定信号、センサ系32からの検出信号を入力
して記憶し、これら設定信号、検出信号に応じて、駆動
系35を制御して洗車機本体1全体の動作を制御してい
る。
【0006】この制御装置36による、サイドブラシ15に
より車両2の前面から側面を洗浄する際の動作について
詳細に説明する。サイドブラシ15は最初は全閉の状態に
ある。
【0007】まず洗車開始の条件が整うと、すなわち操
作パネル19のスイッチを使用して洗車コース、車種・装
備品が設定され、プリペイドカード・リーダライタ46ま
たはコイン投入機47を使用して洗車コースに相当する料
金が支払われると、ブラシ回転用モータ34によりサイド
ブラシ15を回転させ、さらに走行モータ33により洗車機
本体1を前進させる。そして、図4に示すように、サイ
ドブラシ15が車両2の前端に接触し、サイドブラシ15が
後方への傾斜することにより後方傾斜リミットスイッチ
30が動作すると、洗車機本体1の前進を停止し、車幅セ
ンサ18A,18Bを作動して車幅センサ18A,18Bにより
検出される車両2までの距離により、車両2の車幅を演
算し、続いて切替スイッチ24をオンとしてサイドブラシ
15を開いて車両2の前面を洗浄し、全閉の状態から求め
た車幅に応じた開度に開くまでに相当する時間が経過す
ると、切替スイッチ24Aをオフとし、切替スイッチ24B
をオンとしてサイドブラシ15の開閉を停止して開度を維
持し、再び走行モータ33により洗車機本体1を前進させ
る。洗車機本体1の前進にしたがって側面が洗浄され
る。
【0008】このように従来の洗車機では、サイドブラ
シ15が車両2の前端に接触してサイドブラシ15が後方へ
傾斜し、後方傾斜リミットスイッチ30が動作することに
より、車両2の前面を検出し、走行を停止し、サイドブ
ラシ15を開いて前面の洗浄を行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の洗車機では、サイドブラシ15を車両2の前端
に接触させて車両2の前面を検出させているために、洗
車機本体1の走行速度を速くすると、サイドブラシ15に
より車両2を傷つける恐れがあり、洗車機本体1の走行
速度を遅くしている。その結果、洗車時間が長くなると
いう問題があった。
【0010】そこで、本発明は、洗車時間を短縮できる
洗車機を提供することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の洗車機は、洗車機
本体の内方に被洗浄車両の側面を洗浄するサイドブラシ
を設け、前記洗車機本体を移動させる走行手段を設けた
洗車機であって、前記走行手段による前記洗車機本体の
走行距離を検出する走行距離検出手段と、前記洗車機本
体の先端部に前記被洗浄車両の前輪を検出するセンサを
設け、前記走行手段へ高速走行指令を出力して洗車機本
体の走行を高速で開始し、前記センサにより前記被洗浄
車両の前輪が検出されると、前記走行距離検出手段より
洗車機本体の走行距離Cを入力し、センサとサイドブラ
シ間の一定距離Lからこの洗車機本体の走行距離C、被
洗浄車両の前輪とフロント部先端間の距離F、低速走行
距離αを減算して、サイドブラシが被洗浄車両のフロン
ト部先端より前方の低速走行距離の位置に到る距離Rを
演算し、走行距離検出手段により検出される洗車機本体
の走行距離がこの距離Rとなると、走行手段へ低速走行
指令を出力して洗車機本体の走行速度を低速に切り換え
る制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0012】ここで、センサは、たとえば光電スイッチ
であり、被洗浄車両の前輪により光路がしゃ断されるこ
とにより、被洗浄車両の前輪を検出する。また、走行距
離検出手段は、たとえば洗車機本体を走行駆動する走行
モータに取付けるエンコーダと、このエンコーダの出力
パルスをカウントするカウンタから構成される。このカ
ウンタによるカウント値が走行距離に相当する。
【0013】上記構成により、まず洗車機本体を高速で
走行させ、センサにより被洗浄車両の前輪が検出される
と、走行距離検出手段より洗車機本体の走行距離Cを入
力し、センサとサイドブラシ間の一定距離Lからこの洗
車機本体の走行距離C、被洗浄車両の前輪とフロント部
先端間の距離F、低速走行距離αを減算して、サイドブ
ラシが被洗浄車両のフロント部先端より前方の低速走行
距離の位置に到る距離Rを演算し、走行距離検出手段に
より検出される洗車機本体の走行距離がこの距離Rとな
ると、洗車機本体の走行を低速に切り換える。サイドブ
ラシは低速で被洗浄車両の先端に接触する。
【0014】また本発明のうち請求項2記載の洗車機
は、請求項1記載の洗車機であって、被洗浄車両の車種
を入力する入力手段を設け、制御手段に、前記入力手段
により入力された被洗浄車両の車種に応じて被洗浄車両
の前輪とフロント部先端間の距離Fを選択する機能を付
加することを特徴とするものである。
【0015】被洗浄車両の前輪とフロント部先端間の距
離Fは車種によって異なる。したがって、請求項1では
最大の距離Fを選択して、早めに低速に切り換えている
が、車種によってこの距離を選択することで高速走行時
間を長くすることが可能となり、洗車時間を短縮するこ
とが可能となる。
【0016】上記構成により、入力手段により入力され
た車種により、被洗浄車両の前輪とフロント部先端間の
距離Fが選択され、距離Rが選択された距離Fにより演
算され、この距離Rとなると洗車機本体の速度は低速に
切り換えられる。
【0017】また本発明のうち請求項3記載の洗車機
は、洗車機本体の内方に被洗浄車両の側面を洗浄するサ
イドブラシを設け、前記洗車機本体の先端部に前記被洗
浄車両の前輪を検出するセンサを設け、前記洗車機本体
を移動させる走行手段を設け、前記走行手段へ高速走行
指令を出力して洗車機本体の走行を高速で開始し、前記
センサにより前記被洗浄車両の前輪が検出されると、所
定時間後に走行手段へ低速走行指令を出力して洗車機本
体の走行速度を低速に切り換える制御手段を設けたこと
を特徴とするものである。
【0018】ここで、センサは、たとえば光電スイッチ
であり、被洗浄車両の前輪により光路がしゃ断されるこ
とにより、被洗浄車両の前輪を検出する。また、所定時
間は、センサとサイドブラシ間の一定距離Lから、被洗
浄車両の前輪とフロント部先端間の距離F、低速走行距
離αを減算し、この減算した距離を高速速度で除算した
値である。
【0019】上記構成により、まず洗車機本体を高速で
走行させ、センサにより被洗浄車両の前輪が検出される
と、所定時間後に洗車機本体の速度を低速に切り換え
る。サイドブラシは低速で被洗浄車両の先端に接触す
る。
【0020】また本発明のうち請求項4記載の洗車機
は、請求項3記載の洗車機であって、被洗浄車両の車種
を入力する入力手段を設け、制御手段に、前記入力手段
により入力された被洗浄車両の車種に応じて所定時間を
選択する機能を付加することを特徴とするものである。
【0021】所定時間は、上記のようにセンサとサイド
ブラシ間の一定距離Lから、被洗浄車両の前輪とフロン
ト部先端間の距離F、低速走行距離αを減算し、この減
算した距離を高速速度で除算した値であるが、被洗浄車
両の前輪とフロント部先端間の距離Fは車種によって異
なる。したがって、請求項3では最大の距離Fを選択し
て、所定時間を短く、すなわち早めに低速に切り換えて
いるが、車種によってこの距離を選択することで所定時
間を長くすることが可能となり、高速で走行する時間を
長くでき、洗車時間を短縮することが可能となる。
【0022】上記構成により、入力手段により入力され
た車種により、所定時間が選択され、センサにより被洗
浄車両の前輪が検出されると、選択された所定時間後に
洗車機本体の速度は低速に切り換えられる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、従来例の図4〜図8の構成
と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0024】図1は本発明の実施の形態を示す洗車機の
概略側面図である。本発明の洗車機において新たに、洗
車機本体1の先端下部に被洗浄車両2の前輪2aを検出
する光電スイッチからなる前輪検知センサ51を設け、さ
らに走行距離検出手段として、走行モータ33にエンコー
ダ52を連結し、エンコーダ52の出力パルスをカウントす
るカウンタ53を設けている。前輪検知センサ51の検出信
号、およびカウンタ53のカウント値は制御装置36へ入力
されている。なお、カウンタ53は走行開始時に制御装置
36の出力によりリセットされるものとする。
【0025】この制御装置36による、サイドブラシ15に
より車両2の前面から側面を洗浄する際の動作を図2の
フローチャートにしたがって詳細に説明する。サイドブ
ラシ15は最初は全閉の状態にある。
【0026】操作パネル19により洗車条件が設定される
と、すなわち洗車コース、車種・装備品が設定され、料
金が支払われると(ステップ−1)、前記洗車条件を記
憶し(ステップ−2)、設定された車種に応じて被洗浄
車両2の前輪2a先端とフロント部先端間の距離Fを選
択する(ステップ−3)。すなわち、操作パネル19の車
種設定の”ノーマル”スイッチ42Aの選択により
1 、”ワゴン”スイッチ42Bの選択によりF2 、”ジ
ープ”スイッチ42Cの選択によりF3 を選択する。
【0027】そしてブラシ回転用モータ34に回転駆動指
令を出力してサイドブラシ15を回転させ(ステップ−
4)、同時に走行モータ33に高速前進指令を出力して洗
車機本体1を高速前進させる(ステップ−5)。
【0028】そして、前輪検知センサ41が動作すると
(ステップ−6)、このときのカウンタ53のカウント値
Cを入力し(ステップ−7)、式(1)により低速(常
速)に切り換えるまでの走行距離Rを演算する(ステッ
プ−8)。
【0029】R=L−C−F−α …(1) Lはセンサ50とサイドブラシ15間の一定距離、Fは被洗
浄車両2の前輪2a先端とフロント部先端間の距離、α
は低速走行距離である。
【0030】そして、カウンタ53のカウント値が距離R
となると(ステップ−9)、走行モータ33に低速前進指
令を出力して洗車機本体1を低速に切り換える(ステッ
プ−10)。
【0031】そして、サイドブラシ15が車両2の前端に
接触し、サイドブラシ15が後方へ傾斜して後方傾斜リミ
ットスイッチ30が動作したことを確認すると(ステップ
−11)、走行モータ33に停止指令を出力して洗車機本体
1の前進を停止し(ステップ−12)、以後、従来と同様
の制御を実行する。
【0032】上記制御装置36の動作により、洗車機本体
1はまず高速の走行速度で前進し、センサ50により被洗
浄車両の前輪2aが検出されると、距離Rを走行後に低
速速度に切り換わり、サイドブラシ15は低速で被洗浄車
両2の先端に接触する。
【0033】このように、サイドブラシ15は低速で被洗
浄車両2の先端に接触することにより、サイドブラシ15
により被洗浄車両2が傷つく恐れを無くすことができる
とともに、走行開始時を高速とすることにより、従来と
比較して洗車時間を短縮することができる。また、被洗
浄車両2の車種により、距離Fを切り換えていることに
より、車種によって距離Rを長くすることが可能とな
り、したがって高速で走行する時間を長くでき、さらに
洗車時間を短縮することができる。
【0034】また、走行距離検出手段を設置できない、
あるいは設置しない場合における制御装置36による、サ
イドブラシ15により車両2の前面から側面を洗浄する際
の動作を図3のフローチャートにしたがって詳細に説明
する。サイドブラシ15は最初は全閉の状態にある。
【0035】操作パネル19により洗車条件が設定される
と、すなわち洗車コース、車種・装備品が設定され、料
金が支払われると(ステップ−1)、前記洗車条件を記
憶し(ステップ−2)、設定された車種に応じて被洗浄
車両2の前輪2a先端とフロント部先端間の距離Fを選
択する(ステップ−3)。すなわち、操作パネル19の車
種設定の”ノーマル”スイッチ42Aの選択により
1 、”ワゴン”スイッチ42Bの選択によりF2 、”ジ
ープ”スイッチ42Cの選択によりF3 を選択する。そし
て、後述するタイマーの設定値Tを式(2)により演算
する(ステップ−4)。
【0036】T=(L−F−α)/SP …(2) SP は洗車機本体1の高速の走行速度である。そしてブ
ラシ回転用モータ34に回転駆動指令を出力してサイドブ
ラシ15を回転させ(ステップ−5)、同時に走行モータ
33に高速前進指令(走行速度SP )を出力して洗車機本
体1を高速前進させる(ステップ−6)。
【0037】そして、前輪検知センサ41が動作すると
(ステップ−7)、タイマーのカウントを開始し(ステ
ップ−8)、式(2)により演算したタイマーの設定値
Tとなると(ステップ−9)、走行モータ33に低速前進
指令(走行速度SL )を出力して洗車機本体1を低速に
切り換える(ステップ−10)。
【0038】そして、サイドブラシ15が車両2の前端に
接触し、サイドブラシ15が後方へ傾斜して後方傾斜リミ
ットスイッチ30が動作したことを確認すると(ステップ
−11)、走行モータ33に停止指令を出力して洗車機本体
1の前進を停止し(ステップ−12)、以後、従来と同様
の制御を実行する。
【0039】上記制御装置36の動作により、洗車機本体
1はまず高速の走行速度SP で前進し、センサ50により
被洗浄車両の前輪2aが検出されると、設定値T(所定
時間)後に低速速度SL に切り換わり、サイドブラシ15
は低速で被洗浄車両2の先端に接触する。
【0040】このように、サイドブラシ15は低速で被洗
浄車両2の先端に接触することにより、サイドブラシ15
により被洗浄車両2が傷つく恐れを無くすことができる
とともに、走行開始時を高速とすることにより、従来と
比較して洗車時間を短縮することができる。また、被洗
浄車両2の車種により、設定値Tを切り換えていること
により、車種によって所定時間を長くすることが可能と
なり、したがって高速走行する時間を長くでき、さらに
洗車時間を短縮することができる。
【0041】なお、本発明の実施の形態では、前輪検知
センサ50として、光電スイッチを使用しているが、ソニ
ックセンサや可動片(接触子)を洗車機本体1の内方へ
突出させたリミットスイッチなども使用することができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、洗車機本体を高速で走行させ、サイドブラシが被洗
浄車両のフロント部先端より前の低速走行距離αの位置
に到ると、洗車機本体の速度を低速に切り換えることに
よって、サイドブラシを低速で被洗浄車両の先端に接触
させることができ、サイドブラシにより被洗浄車両が傷
つく恐れを無くすことができるとともに、走行開始時を
高速とすることにより、従来と比較して洗車時間を短縮
することができる。
【0043】また請求項2記載の発明によれば、入力手
段により入力された車種により、被洗浄車両の前輪とフ
ロント部先端間の距離Fが選択され、距離Rが選択され
た距離Fにより演算され、この距離Rとなると洗車機本
体の速度が低速に切り換えられることにより、車種によ
って距離Rを長くすることが可能となり、したがって高
速で走行する時間を長くでき、さらに洗車時間を短縮す
ることができる。
【0044】さらに請求項3記載の発明によれば、洗車
機本体を高速で走行させ、センサにより被洗浄車両の前
輪が検出されると、所定時間後に洗車機本体の速度を低
速に切り換えることにより、サイドブラシを低速で被洗
浄車両の先端に接触させることができ、サイドブラシに
より被洗浄車両が傷つく恐れを無くすことができるとと
もに、走行開始時を高速とすることにより、従来と比較
して洗車時間を短縮することができる。
【0045】また請求項4記載の発明によれば、入力手
段により入力された車種により、所定時間が選択され、
センサにより被洗浄車両の前輪が検出されると、選択さ
れた所定時間後に洗車機本体の速度が低速に切り換えら
れることにより、車種によって所定時間を長くすること
が可能となり、したがって高速で走行する時間を長くで
き、さらに洗車時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す洗車機の概略側面図
である。
【図2】同洗車機の制御装置のサイドブラシの動作手順
を順に示すフローチャートである。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す洗車機の制御装
置のサイドブラシの動作手順を順に示すフローチャート
である。
【図4】従来の洗車機の概略側面図である。
【図5】従来の洗車機の概略正面図である。
【図6】洗車機のサイドブラシの構成および駆動系を説
明する模式図である。
【図7】洗車機の操作パネルの正面図である。
【図8】洗車機の制御系のブロック図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体 2 車両(被洗浄車両) 2A 前輪 15 サイドブラシ 17 車高センサ 18A,18B 車幅センサ 19 操作パネル 30 後方傾斜リミットスイッチ 33 走行モータ(走行手段) 36 制御装置(制御手段) 42 車種/装備品入力スイッチ 42A ノーマル車入力スイッチ(入力手段) 42B ワゴン車入力スイッチ(入力手段) 42C ジープ車入力スイッチ(入力手段) 51 前輪検知センサ 52 エンコーダ(走行距離検出手段) 53 カウンタ(走行距離検出手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗車機本体の内方に被洗浄車両の側面を
    洗浄するサイドブラシを設け、前記洗車機本体を移動さ
    せる走行手段を設けた洗車機であって、 前記走行手段による前記洗車機本体の走行距離を検出す
    る走行距離検出手段と、前記洗車機本体の先端部に前記
    被洗浄車両の前輪を検出するセンサを設け、 前記走行手段へ高速走行指令を出力して洗車機本体の走
    行を高速で開始し、前記センサにより前記被洗浄車両の
    前輪が検出されると、前記走行距離検出手段より洗車機
    本体の走行距離Cを入力し、センサとサイドブラシ間の
    一定距離Lからこの洗車機本体の走行距離C、被洗浄車
    両の前輪とフロント部先端間の距離F、低速走行距離α
    を減算して、サイドブラシが被洗浄車両のフロント部先
    端より前方の低速走行距離の位置に到る距離Rを演算
    し、走行距離検出手段により検出される洗車機本体の走
    行距離がこの距離Rとなると、走行手段へ低速走行指令
    を出力して洗車機本体の走行速度を低速に切り換える制
    御手段を設けたことを特徴とする洗車機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗車機であって、 被洗浄車両の車種を入力する入力手段を設け、 制御手段に、前記入力手段により入力された被洗浄車両
    の車種に応じて被洗浄車両の前輪とフロント部先端間の
    距離Fを選択する機能を付加することを特徴とする。
  3. 【請求項3】 洗車機本体の内方に被洗浄車両の側面を
    洗浄するサイドブラシを設け、前記洗車機本体を移動さ
    せる走行手段を設けた洗車機であって、 前記洗車機本体の先端部に前記被洗浄車両の前輪を検出
    するセンサを設け、 前記走行手段へ高速走行指令を出力して洗車機本体の走
    行を高速で開始し、前記センサにより前記被洗浄車両の
    前輪が検出されると、所定時間後に走行手段へ低速走行
    指令を出力して洗車機本体の走行速度を低速に切り換え
    る制御手段を設けたことを特徴とする洗車機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の洗車機であって、 被洗浄車両の車種を入力する入力手段を設け、 制御手段に、前記入力手段により入力された被洗浄車両
    の車種に応じて所定時間を選択する機能を付加すること
    を特徴とする。
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