JP3138745B2 - 洗車機 - Google Patents

洗車機

Info

Publication number
JP3138745B2
JP3138745B2 JP07338321A JP33832195A JP3138745B2 JP 3138745 B2 JP3138745 B2 JP 3138745B2 JP 07338321 A JP07338321 A JP 07338321A JP 33832195 A JP33832195 A JP 33832195A JP 3138745 B2 JP3138745 B2 JP 3138745B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
vehicle
traveling
car
height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07338321A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09175344A (ja
Inventor
彰 井狩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP07338321A priority Critical patent/JP3138745B2/ja
Publication of JPH09175344A publication Critical patent/JPH09175344A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3138745B2 publication Critical patent/JP3138745B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば給油所に
設置され、洗車に使用される洗車機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の洗車機を図面に基づいて説明す
る。図8、図9において、1は被洗浄車両の被洗浄車両
2を跨ぎ、複数個の駆動輪体3A,従動輪体3Bを介し
て床面4に敷設されたレール5の上を車両2の前後方向
に走行する門型の洗車機本体であり、この門型の洗車機
本体1には、リンス、あるいは洗剤、あるいはワックス
を噴霧するスプレー装置として正面側より順に、第1洗
浄水アーチ6と、第1ワックスアーチ7と、第2洗浄水
アーチ8と、第2ワックスアーチ9と、洗剤アーチ10が
配設され、また第1洗浄水アーチ6の箇所に車両2の上
面を乾燥するトップノズル11、車両2の側面を乾燥する
左右一対のサイドノズル12ならびに両ノズル11,12に同
時に連通して風を供給する左右一対のブロワ装置13を設
けるとともに、車両2の上面を洗浄するトップブラシ14
と洗車機本体1の走行方向と直角な左右方向に横行自在
で車両2の前後面および両側面を洗浄する一対のサイド
ブラシ15とを取付け、両側下部にそれぞれ左右一対のロ
ッカーブラシ16を互いに接近離間自在に取付けている。
【0003】上記トップノズル11は、洗車機本体1内の
左右の側面にそれぞれ、上下一対のスプロケット11A
と、これらスプロケット11Aに張設されたチェーン11B
と、スプロケット11Aを駆動するモータ(図示せず)を
設け、左右のチェーン11Bにそれぞれ対向して昇降体11
Cを設け、これら昇降体11C間に水平な支持パイプ11D
を固定し、この支持パイプ11Dの中央にブロワ装置13に
連通されたノズル部11Eを固定して構成されており、モ
ータの駆動により、ノズル部11Eは垂直方向に自在に移
動する。
【0004】またトップブラシ14は、ブラシ部14Aが先
端に回動自在に水平に取付けられたアーム14Bと、ブラ
シ14Aを回動するモータと、アーム14Bを回動するエア
ーシリンダと、このエアシリンダにエアーを供給するコ
ンプレッサ、エアーをオン・オフしてブラシ14Aの昇降
を制御する切替スイッチ(いずれも図示せず)などから
構成されて、アーム14Bの回動により上下方向に自在に
昇降する。
【0005】また洗車機本体1の正面上端には、洗車さ
れる車両2の車高を検出するソニックセンサからなる車
高センサ17が設けられ、洗車機本体1内に、サイドブラ
シ15が後方へ傾斜することにより被洗浄車両2の先端に
接触したことを検出するリミットスイッチからなる車両
先端検出センサ19とサイドブラシ15が前方へ傾斜するこ
とにより被洗浄車両2の後端に接触したことを検出する
リミットスイッチからなる車両後端検出センサ20が設け
られ、また洗車機本体1の正面側部には操作パネル21が
設けられている。
【0006】洗車機本体1内には、図8の制御ブロック
図に示すように、記憶部、制御部、入出力部を備えたマ
イクロコンピュータからなる制御装置22、車高センサ1
7、車両先端検出センサ20、後述するトップブラシ角度
センサ23、トップノズル高さセンサ24、洗車機本体1の
走行距離を検出する走行距離検出装置25などからなるセ
ンサ系26、駆動車輪3Aに連結され、洗車機本体1の走
行手段を形成する走行駆動装置27、トップブラシ14を駆
動するトップブラシ駆動装置28、トップノズル11を駆動
するトップノズル駆動装置29などからなる駆動系30が設
けられている。
【0007】前記トップブラシ角度センサ23は、トップ
ブラシ14のアーム14Bの回転角度を検出するポテンショ
メータから構成され、トップノズル高さセンサ24はトッ
プノズル11のモータに連結されたパルスエンコーダとこ
のパルスエンコーダの出力パルスをカウントしてノズル
部11E下端の高さを演算するカウンタ(いずれも図示せ
ず)から構成されている。さらに前記走行駆動装置27
は、駆動車輪3Aに連結された走行モータ、このモータ
を駆動するインバータ(いずれも図示せず)などから構
成され、トップブラシ駆動装置28はブラシ回転用モータ
へ給電するインバータと上記切替スイッチから構成さ
れ、またトップノズル駆動装置15は、上記トップノズル
11のモータへ給電するインバータから構成されている。
また走行距離検出装置25は、走行駆動装置27の走行モー
タの軸に連結されたパルスエンコーダと、このパルスエ
ンコーダの出力パルスをカウントして走行距離を演算す
るカウンタ(いずれも図示せず)から構成されている。
【0008】制御装置22は操作パネル21からの洗車コー
スなどの設定信号、センサ系26からの検出信号を入力し
て記憶し、これら設定信号、検出信号に応じて、駆動系
30を制御して洗車機本体1全体の動作を制御している。
【0009】この制御装置22の制御により、たとえば特
開平1−273753号公報に示されるように、上記ト
ップブラシ14は、車高センサ17の車高検出信号に基づい
て検出される被洗浄車両2の形状に沿って、トップブラ
シ駆動装置28が駆動されてアーム14Bが昇降制御されて
被洗浄車両2の上面を洗浄し、またトップブラシ14の軌
跡データが蓄積され、上記トップノズル11はトップブラ
シ14(ブラシ14Bの中心)の軌跡データに従ってトップ
ノズル駆動装置29が駆動されてノズル部11Eが昇降制御
されて被洗浄車両2の上面を乾燥する。
【0010】また洗車機本体1の前面には、図11に示す
ように、洗車機本体1の走行速度を通常速度から変更す
るために、速度変更スイッチ31、走行速度を表示するデ
ィジタル表示器32、走行速度を高速側へ変更する増速ス
イッチ33、走行速度を低速側へ変更する減速スイッチ34
を配置した走行速度設定パネル35が設けられ、制御装置
22は、速度変更スイッチ31の操作信号を入力すると、デ
ィジタル表示器32に現在設定されている走行速度を表示
し、増速設定スイッチ33の操作信号を入力すると入力し
ている間、表示している走行速度を増し、減速設定スイ
ッチ34の操作信号を入力すると入力している間、表示し
ている走行速度を減らし、再度速度変更スイッチ31の操
作により、現在表示している走行速度を設定走行速度に
再設定する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の洗車機では、作業員の任意に洗車機本体1の
走行速度を増速させると、図12に斜線で示すように、ト
ップブラシ14による洗車機本体1のリヤウインドウ部と
トランク部の境部での当たりが弱くなり、また粗雑にな
り、洗い残しが発生するという問題があった。
【0012】また年末など被洗浄車両2が列をなす場合
など、高速洗車を行い、洗車時間を短縮したいという要
望は根強いものである。そこで、本発明は、洗い残しな
く、洗車時間を短縮できる洗車機を提供することを目的
としたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の洗車機は、洗車機
本体の内方に被洗浄車両の上面を洗浄する昇降自在なト
ップブラシと被洗浄車両の上面を乾燥する昇降自在なト
ップノズルを設け、前記洗車機本体を移動させる走行手
段を設けた洗車機であって、前記洗車機本体に、前記走
行手段による洗車機本体の走行速度を、最高速に設定す
る第1高速設定スイッチと、準高速に設定する第2高速
設定スイッチを設け、前記トップノズルによる被洗浄車
両の乾燥時には、前記第1高速設定スイッチの操作信号
に基づき、最高速の高速走行指令を前記走行手段へ出力
して洗車機本体の走行を最高速で走行させるとともに、
前記トップノズルの高さを被洗浄車両の後端からフロン
トウインドウ部の天井開始点まで、天井高さに合わせた
位置に固定し、前記天井開始点より被洗浄車両の形状に
沿った高さに制御し、前記第2高速設定スイッチの操作
信号に基づき、準高速の高速走行指令を前記走行手段へ
出力して洗車機本体の走行を準高速で走行させるととも
に、前記トップノズルの高さを被洗浄車両の形状に合わ
せた高さに制御する制御手段を設けたことを特徴とする
ものである。
【0014】ここで、複数の設定スイッチは、複数の押
釦スイッチ、または選択位置が複数あるキースイッチか
らなり、作業員は任意に複数の通常より高速の走行速度
を選択できる。また設定スイッチが選択されると、これ
ら設定スイッチの選択にかかわらず、トップブラシによ
る洗浄時の高速の速度は、トップブラシにより被洗浄車
両に洗い残しがないような一定速度に抑えて設定され
る。
【0015】上記構成により、第1高速設定スイッチが
選択されると、トップノズルによる乾燥時には洗車機本
体は最高速で走行され、トップノズルはその高さが被洗
浄車両の後端からフロントウインドウ部の天井開始点ま
で、天井高さに合わせた位置に固定され、天井開始点よ
り被洗浄車両の形状に沿った高さに制御される。また第
2高速設定スイッチが選択されると、トップノズルによ
る乾燥時には洗車機本体は準高速で走行され、トップノ
ズルはその高さが被洗浄車両の形状に合わせた高さに制
御される。
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、従来例の図8〜図11の構成
と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0019】図1は本発明の実施の形態を示す洗車機の
制御装置のブロック図、図2は同洗車機の操作パネルの
要部平面図である。本発明では、図2に示すように、従
来の速度変更スイッチ31、ディジタル表示器32、増速ス
イッチ33、および減速スイッチ34に代えて新たに、「通
常速度」の押釦スイッチ37と、「高速1」の押釦スイッ
チ38と、「高速2」の押釦スイッチ39を設け、制御装置
22に接続している。また押釦スイッチ37,38,39には、
選択されていることを表示する表示ランプ37A,38A,
39Aが設けられており、制御装置22により点灯される。
【0020】制御装置22は、図1に示すように、押釦ス
イッチ37,38,39の操作信号を入力し、走行速度を設定
し、また選択されたスイッチの表示ランプ37A,38A,
39Aを点灯する速度設定部41、車高センサ17、車両先端
検出センサ20および走行距離検出装置25の検出信号を入
力して被洗浄車両2の形状を検出し、走行方向をX軸、
高さ方向をY軸とした座標により記憶する形状記憶部4
2、走行駆動装置27へ走行速度の指令信号/停止信号を
出力する走行制御部43、トップブラシ角度センサ23の検
出信号を入力し、トップブラシ駆動装置28にブラシ回転
/アーム上昇・下降の駆動指令信号を出力するトップブ
ラシ制御部44、トップノズル高さセンサ24の検出信号を
入力し、トップノズル駆動装置29にエアー噴射/ノズル
上昇・下降の駆動指令信号を出力するトップノズル制御
部45、操作パネル21の操作信号、車両先端検出センサ20
などの検出信号を入力し、洗車機全体のシーケンスを実
行するシーケンス部46から構成されている。
【0021】これら各制御部41〜46における、トップブ
ラシ14により車両2の洗浄時、およびトップノズル11に
よる車両2の乾燥時の動作について説明する。 〔速度設定部〕押釦スイッチ37,38,39の操作信号を入
力すると、走行データとして「通常走行」「高速1」
「高速2」を設定記憶するとともに表1に示すように、
往行時と復行時の走行速度を設定し、また操作された押
釦スイッチの表示ランプ37A,38A,39Aを点灯し、現
在設定されているスイッチを表示する。
【0022】
【表1】 〔形状記憶部〕往行時に、一定時間毎に走行距離検出装
置25により検出される距離データWを入力し、X座標と
して記憶し、このときの車高センチ17により検出される
高さデータをY座標として記憶する。なお図6に示すよ
うに、走行開始時の座標(X1,Y1 )としている。ま
た車高センサ17がソニックセンサの場合、被洗浄車両2
のフロントウインドウ部とリヤウインドウ部ではその高
さを検出できないため、各ウインドウ部の両端で検出さ
れた車高データを結んだ直線でその途中のデータ(Y座
標)を補間する。また被洗浄車両の先端のX座標X
0 を”0”とするために、車両先端検出センサ20が動作
した時の走行距離検出装置25の走行距離Dを入力して記
憶され、上記X座標に走行距離Dを加算した値がX座標
として記憶され(X1 =Dとなる)、X0 =0,Y0
1 のデータが形成される。座標データは(XN
N )(N=0〜E;正の整数)で表される。 〔シーケンス部〕シーケンス部46の動作を図3のフロー
チャートにしたがって説明する。
【0023】まず洗車開始の条件が整い、すなわち操作
パネル21のスイッチを使用して洗車コース、車種・装備
品が設定されると(ステップ−1)、往行指令信号を走
行制御部43へ出力する(ステップ−2)。
【0024】そして、サイドブラシ15が車両2の前端に
接触し、サイドブラシ15が後方への傾斜することにより
車両先端検出センサ20が動作すると(ステップ−3)、
走行制御部43へ停止指令信号を出力して洗車機本体1の
前進を停止し(ステップ−4)、サイドブラシ15による
被洗浄車両2の前面洗浄が終了すると(ステップ−
5)、走行制御部43へ再び往行指令信号を出力し(ステ
ップ−6)、トップブラシ制御部44へスタート信号を出
力する(ステップ−7)。
【0025】そして、サイドブラシ15がトランク部の終
端に到達すると(ステップ−8)、走行制御部43へ停止
指令信号を出力して洗車機本体1の前進を停止し(ステ
ップ−9)、サイドブラシ15による被洗浄車両2の後面
洗浄が終了すると(ステップ−10)、走行制御部43へ再
び往行指令信号を出力し(ステップ−11)、走行レール
5の終端到達により(ステップ−12)、走行制御部43へ
停止指令信号を出力して洗車機本体1の前進を停止する
(ステップ−13)。
【0026】続いて復行指令信号を走行制御部43へ出力
し(ステップ−14)、設定速度部41を検索して走行デー
タを求め(ステップ−15)、トップノズル制御部45へ走
行データを含むスタート信号を出力する(ステップ−1
6)。
【0027】そして、走行レール5の先端(元の位置)
到達により(ステップ−17)、走行制御部43へ停止指令
信号を出力して洗車機本体1の前進を停止して(ステッ
プ−18)、終了する。 〔トップブラシ制御部〕トップブラシ制御部44の動作を
図4のフローチャート、図6の説明図にしたがって説明
する。
【0028】シーケンス部46からスタート信号を入力す
ると(ステップ−1)、トップブラシ駆動装置28へブラ
シ回転指令信号を出力し(ステップ−2)、続いて形状
記憶部42から車両2の先端の座標(X0 ,Y0 )を入力
し(ステップ−3)、式(1)によりアームの初期角度
Θ0 を演算する(ステップ−4)。
【0029】 Θ0 =cos-1{(M−Y0 −α)/A} ・・・(1) M;トップブラシ14のアーム14Bの支点Zの高さ A;トップブラシ14のアーム14Bの長さ α;車両2の上面からブラシ回転軸中心までの高さ この求めたアームの角度Θ0 となるように、トップブラ
シ角度センサ23の角度検出信号をフィードバックしなが
らトップブラシ駆動装置28へ下降指令信号を出力する
(ステップ−5)。
【0030】このときの支点のX座標K0 は K0 =AsinΘ0 +X0 (但し、X0 =0) となる。
【0031】続いてトップブラシ14のブラシ中心が車両
2の先端上部に到達すると、すなわち、走行距離検出装
置25から入力した走行距離Wが 走行距離W=L−D+AsinΘ0 (=W0 ) L;車高センサ17とトップブラシ14の支点ZのX方向の
距離 となると(ステップ−6)、形状記憶部42から車両2の
次の座標データ(XN ,YN )(N=1〜)を入力し
(ステップ−7,8,9)、式(2)によりアームの角
度ΘN を演算する(ステップ−10)。
【0032】 ΘN =cos-1{(M−YN −α)/A} ・・・(2) このときの支点のX座標KN を式(3)により演算する
(ステップ−11)。 KN =AsinΘN +XN ・・・(3) そして、 走行距離W=(KN −KN-1 )+WN-1 となると(ステップ−12)、アームの角度Θとなるよう
に、トップブラシ高さセンサ23の検出信号をフィードバ
ックしながらトップブラシ駆動装置28へ昇降指令信号を
出力する(ステップ−13)。
【0033】そしてNが(E)(終了データ)となると
(ステップ−14)、最大角度ΘMAXになるようにトップ
ブラシ駆動装置28へ上昇指令信号を出力し(ステップ−
15)、ブラシ停止指令信号を出力し(ステップ−16)、
終了する。 〔トップノズル制御部〕トップノズル制御部45の動作を
図5のフローチャートにしたがって説明する。
【0034】シーケンス部46から走行データを含むスタ
ート信号を入力すると(ステップ−1)、トップノズル
駆動装置29へエア噴射指令信号を出力し(ステップ−
2)、走行データが「高速1」であるかないかを確認す
る(ステップ−3)。
【0035】「高速1」でない場合 続いて形状記憶部42から車両2の終端の座標(XE ,Y
E )を入力し(ステップ−4)、式(4)によりノズル
高さJE を演算する(ステップ−5)。
【0036】JE =YE +β ・・・(4) β;車両2の上面からノズル下端までの高さ この求めたノズル高さJE となるように、トップノズル
高さセンサ24の検出信号をフィードバックしながらトッ
プノズル駆動装置29へ下降指令信号を出力する(ステッ
プ−6)。
【0037】続いてトップノズル11のノズル中心が車両
2の終端上部に到達すると、すなわち、走行距離検出装
置22から入力した走行距離Wが 走行距離W=XE −D+Q(=WN ) Q;車高センサ17とトップノズル11のX方向の距離 となると(ステップ−7)、形状記憶部42から車両2の
次の座標データ(XN ,YN )を入力し(ステップ−
8,9,10)、式(5)によりノズル高さJN を演算す
る(ステップ−11)。
【0038】JN =YN +β ・・・(5) そして、 走行距離W=WN −(XN+1 −XN ) となると(ステップ−12)、ノズル高さJN となるよう
に、トップノズル高さセンサ24の検出信号をフィードバ
ックしながらトップノズル駆動装置29へ昇降指令信号を
出力する(ステップ−13)。
【0039】そして(N)が0(始端データ)となると
(ステップ−14)、最大高さJMAXになるようにトップ
ノズル駆動装置29へ上昇指令信号を出力し(ステップ−
15)、噴射停止信号を出力して(ステップ−16)、終了
する。
【0040】「高速1」の場合 ステップ−3において、「高速1」が選択されている場
合、形状記憶部42から車両2の最も高い位置のY座標Y
T を検索し(ステップ−17)、この座標データ(XT
T )を入力し(ステップ−18)、式(6)によりノズ
ル高さJT を演算する(ステップ−19)。
【0041】JT =YT +β ・・・(6) この求めたノズル高さJT となるように、トップノズル
高さセンサ24の検出信号をフィードバックしながらトッ
プノズル駆動装置29へ下降指令信号を出力する(ステッ
プ−20)。
【0042】続いてトップノズル11のノズル中心が座標
(XT ,YT )上部に到達すると、すなわち、走行距離
検出装置22から入力した走行距離Wが 走行距離W=XT −D+Q(=WN ) となると(ステップ−21)、(N)に(T)を入力し
(ステップ−22)、ステップ−9を実行する。 〔走行制御部〕また走行制御部43は、シーケンス部46か
ら往行指令信号を入力すると、速度設定部41から往行時
の設定走行速度を検索し、この設定走行速度の速度にて
走行駆動部装置27へ前進指令信号を出力し、またシーケ
ンス部46から復行指令信号を入力すると、速度設定部41
から復行時の設定走行速度を検索し、この設定走行速度
の速度にて走行駆動装置27へ後進指令信号を出力し、ま
た停止信号を入力すると、走行駆動装置27へ停止信号を
出力する。
【0043】上記制御装置22によるトップブラシ14とト
ップノズル11により車両2の上面を洗浄し乾燥する際の
動作について詳細に説明する。トップブラシ14とトップ
ノズル11は最初は上限位置にある。
【0044】まず洗車開始の条件が整い、すなわち操作
パネル21のスイッチを使用して洗車コース、車種・装備
品が設定されると、走行駆動装置27へ走行速度設定パネ
ル33により設定された往行時の走行速度により前進指令
信号を出力して洗車機本体1を前進させ、サイドブラシ
15が車両2の前端に接触し、サイドブラシ15が後方への
傾斜することにより車両先端検出センサ19が動作する
と、走行駆動装置27へ停止指令信号を出力して洗車機本
体1の前進を停止し、サイドブラシ15による被洗浄車両
2の前面の洗浄が終了すると、次にトップブラシ駆動装
置28へブラシ回転指令および昇降指令信号を出力して、
トップブラシ14を回転させ、車両2の形状に合わせて昇
降して被洗浄車両2の上面を洗浄する。そして、洗車機
本体1が走行レール5の終端に到達すると走行駆動装置
27へ停止信号を出力して走行を停止する。「高速1」ま
たは「高速2」の選択時、洗車機本体1は準高速で走行
する。
【0045】次に、走行速度設定パネル33により設定さ
れた走行データが「高速1」のとき、図7に1点鎖線で
示すように、走行駆動装置27へ最高速の設定速度により
後進指令信号を出力して洗車機本体1を後進させ、トッ
プノズル駆動装置29へエア噴射指令信号を出力し、さら
に被洗浄車両2の最高高さ(天井開始点の高さ)に相当
する位置まで下降指令信号を出力して固定し、天井開始
点からフロントウインドウ部へ車両2の形状に合わせて
下降して車両2の上面を乾燥する。そして、洗車機本体
1が走行レール5の始端に到達すると走行駆動装置27へ
停止信号を出力して走行を停止する。
【0046】また走行データが「高速2」のとき、図7
に2点鎖線で示すように、走行駆動装置27へ準高速の設
定速度により後進指令信号を出力して洗車機本体1を後
進させ、トップノズル駆動装置29へエア噴射指令信号を
出力し、さらに被洗浄車両2のトランク部の終端の高さ
に相当する位置まで下降指令信号を出力し、続いて車両
2の形状に合わせて昇降して車両2の上面を乾燥する。
そして、洗車機本体1が走行レール5の始端に到達する
と走行駆動装置27へ停止信号を出力して走行を停止す
る。
【0047】このように、作業員は走行速度設定パネル
33の押釦スイッチ37,38,39を操作して走行速度の設定
を行うことにより、走行速度を高速に可変することがで
き、洗車時間を短縮できるとともに、これら高速選択時
に、往行時は一定の高速の走行速度に抑えられることに
より、トップブラシ14による洗い残しが発生することを
防止でき、また復行時は「高速1」「高速2」の選択に
より高速の走行速度を変え、かつトップノズル11の駆動
方法を変えることにより洗車時間の短縮時間を変えるこ
とができる。よって年末とか多忙なときは「高速1」を
使用し、やや忙しいときは「高速2」を使用すると、洗
浄はそのままで乾燥工程のみの差で時間配分を行うこと
ができる。また従来のように走行速度の増速/減速スイ
ッチを用いて走行速度を変える必要なく、押釦スイッチ
の選択により走行速度を変えることができ、よって操作
が単純で、かつ押釦スイッチの意味が判り安く、実用的
となる。
【0048】なお、本発明の実施の形態では、走行速度
の設定を複数の押釦スイッチ37,38,39により行ってい
るが、これら押釦スイッチに代えて複数の選択位置を有
するキースイッチを設け、走行速度を設定するようにす
ることもできる。またキースイッチとすることにより、
キーを通常速度設定位置のみ差込み抜き取りを可能とす
ることにより、誤って押釦スイッチを操作して高速運転
とする事態を避けることができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1高速
設定スイッチが選択されると、トップノズルによる乾燥
時には洗車機本体は最高速で走行され、トップノズルは
その高さが被洗浄車両の後端からフロントウインドウ部
の天井開始点まで、天井高さに合わせた位置に固定さ
れ、天井開始点より被洗浄車両の形状に沿った高さに制
御され、さらに第2高速設定スイッチが選択されると、
トップノズルによる乾燥時には洗車機本体は準高速で走
行され、トップノズルはその高さが被洗浄車両の形状に
合わせた高さに制御されることにより、年末とか多忙な
ときは「第1高速設定スイッチ」を使用し、やや忙しい
ときは「第2高速設定スイッチ」を使用すると、洗浄は
そのままで乾燥工程のみの差で時間配分を行うことがで
きる。また従来のように走行速度の増速/減速スイッチ
を用いて走行速度を変えることなく、押釦スイッチの選
択により走行速度を変えることができ、よって操作が単
純で、かつ押釦スイッチの意味が判り安く、実用的とな
る。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す洗車機の制御装置の
ブロック図である。
【図2】同洗車機に配設される設定パネルの平面図であ
る。
【図3】同洗車機の制御装置のシーケンス部の動作手順
を順に示すフローチャートである。
【図4】同洗車機の制御装置のトップブラシ制御部の動
作手順を順に示すフローチャートである。
【図5】同洗車機の制御装置のトップノズル制御部の動
作手順を順に示すフローチャートである。
【図6】同洗車機の制御装置の動作を説明するための説
明図である。
【図7】同洗車機のトップノズルの軌跡を示す説明図で
ある。
【図8】洗車機の概略側面図である。
【図9】洗車機の概略正面図である。
【図10】洗車機の制御系のブロック図である。
【図11】従来の洗車機に配設される設定パネルの平面図
である。
【図12】従来の洗車機の課題を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体 2 車両(被洗浄車両) 11 トップノズル 14 トップブラシ 15 サイドブラシ 17 車高センサ 19 車両先端検出センサ 21 操作パネル 22 制御装置(制御手段) 23 トップブラシ角度センサ 24 トップノズル高さセンサ 25 走行距離検出装置 27 走行駆動装置(走行手段) 28 トップブラシ駆動装置 29 トップノズル駆動装置 35 設定パネル 37 「通常速度」押釦スイッチ 38 「高速1」押釦スイッチ 39 「高速2」押釦スイッチ 40 速度設定部 42 形状記憶部 43 走行制御部 44 トップブラシ制御部 45 トップノズル制御部 46 シーケンス部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 3/00 - 3/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗車機本体の内方に被洗浄車両の上面を
    洗浄する昇降自在なトップブラシと被洗浄車両の上面を
    乾燥する昇降自在なトップノズルを設け、前記洗車機本
    体を移動させる走行手段を設けた洗車機であって、 前記洗車機本体に、前記走行手段による洗車機本体の走
    行速度を、最高速に設定する第1高速設定スイッチと、
    準高速に設定する第2高速設定スイッチを設け、前記トップノズルによる被洗浄車両の乾燥時には、 前記第1高速設定スイッチの操作信号に基づき、最高速
    の高速走行指令を前記走行手段へ出力して洗車機本体の
    走行を最高速で走行させるとともに、前記トップノズル
    の高さを被洗浄車両の後端からフロントウインドウ部の
    天井開始点まで、天井高さに合わせた位置に固定し、前
    記天井開始点より被洗浄車両の形状に沿った高さに制御
    し、 前記第2高速設定スイッチの操作信号に基づき、準高速
    の高速走行指令を前記走行手段へ出力して洗車機本体の
    走行を準高速で走行させるとともに、前記トップノズル
    の高さを被洗浄車両の形状に合わせた高さに制御する
    御手段を設けたことを特徴とする洗車機。
JP07338321A 1995-12-26 1995-12-26 洗車機 Expired - Fee Related JP3138745B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07338321A JP3138745B2 (ja) 1995-12-26 1995-12-26 洗車機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07338321A JP3138745B2 (ja) 1995-12-26 1995-12-26 洗車機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09175344A JPH09175344A (ja) 1997-07-08
JP3138745B2 true JP3138745B2 (ja) 2001-02-26

Family

ID=18317047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07338321A Expired - Fee Related JP3138745B2 (ja) 1995-12-26 1995-12-26 洗車機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3138745B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4738995B2 (ja) * 2005-12-01 2011-08-03 エムケー精工株式会社 洗車機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09175344A (ja) 1997-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3750553B2 (ja) 洗車機
JP3138745B2 (ja) 洗車機
JP2008074178A (ja) 洗車機の洗浄方法
JP2619724B2 (ja) 洗車機
JP3933048B2 (ja) 洗車機
JP3097510B2 (ja) 洗車機
JP3008738B2 (ja) 洗車機
JP3933043B2 (ja) 車両洗浄装置
JP4297583B2 (ja) 洗車機
JPH1016727A (ja) 門型洗車機における車体上面乾燥装置
JP2699699B2 (ja) 洗車機
JPH09175343A (ja) 洗車機
JP2985573B2 (ja) 洗車機
JPH11301427A (ja) 洗車機における車体のブラッシング方法および装置
JP3461315B2 (ja) 門型洗車機における車形検出方法及びその装置
JP3138744B2 (ja) 洗車機の洗浄方法
JP3063457B2 (ja) 洗車機
JP3008737B2 (ja) 洗車機
JP4035389B2 (ja) 洗車機における処理装置の位置制御方法および洗車機
JP2515989Y2 (ja) 洗車機
JP3008728B2 (ja) 洗車機
JP2773566B2 (ja) 洗車機
JP2552531B2 (ja) 洗車機
JP2809021B2 (ja) 洗車機におけるサイドブラシ制御方法
JPH10315932A (ja) 洗車機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111215

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees