JPH10315932A - 洗車機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の上面を洗浄するブラシと、側面を洗
浄するブラシを、左右一対の洗浄ブラシで兼用させ、洗
浄ブラシを備えるスペースを小さくして、洗車機を小さ
くし、機構も簡単で安価とする。 【構成】 洗車機本体の両側に左右一対備えられた洗浄
ブラシが、自動車車体の上下方向に昇降可能に、かつ、
洗浄ブラシの回転軸が自動車車体の車長方向に対し略直
角の方向と略平行の方向の２つの形態をとれるよう構成
され、自動車車体の上面を洗浄するときには、洗浄ブラ
シを自動車車体の車長方向に対し略直角の方向にして洗
車機本体と自動車を相対移動させ、洗浄ブラシを自動車
車体に沿わせて昇降制御し、自動車車体の側面を洗浄す
るときには、洗浄ブラシを自動車車体の車長方向に略平
行の方向にして洗車機本体と自動車を相対移動させ、洗
浄ブラシを自動車車体に沿わせて昇降制御する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、門型状に形成された洗
車機本体内に、散水ノズル，洗浄ブラシ等の洗車処理装
置を備え、洗車機本体と洗浄する自動車とを相対移動さ
せて、自動車車体に対して洗浄等の処理を施す洗車機に
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来この種の洗車機では、自動車車体の
上面を洗浄するための上面洗浄ブラシと、自動車車体の
側面を洗浄するための左右一対の側面洗浄ブラシを備
え、上面洗浄ブラシを用いて自動車車体上面の洗浄を行
い、側面洗浄ブラシを用いて自動車車体側面の洗浄を行
っていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな洗車機では、上面洗浄ブラシと側面洗浄ブラシの両
方を備えるので、洗車機本体に上面洗浄ブラシと側面洗
浄ブラシを備えるためのスペースが必要になり、洗車機
が大きくなる上、その機構も複雑となり、高価であっ
た。

【０００４】

【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るために本発明は、門型状に形成された洗車機本体内
に、散水ノズル，洗浄ブラシ等の洗車処理装置を備え、
洗車機本体が洗浄する自動車を跨ぐようにして、洗車機
本体と自動車を自動車の車長方向に相対移動させ、自動
車車体を洗浄する洗車機において、前記洗浄ブラシは、
洗車機本体の両側に左右一対備えられ、洗浄ブラシが自
動車車体の上下方向に昇降可能に、かつ、洗浄ブラシの
回転軸が自動車車体の車長方向に対し略直角の方向と略
平行の方向の２つの形態をとれるよう構成されるもので
あり、自動車車体の上面を洗浄するときには、前記洗浄
ブラシを自動車車体の車長方向に対し略直角の方向にし
て洗車機本体と自動車を相対移動させ、洗浄ブラシを自
動車車体に沿わせて昇降制御し、自動車車体の側面を洗
浄するときには、前記洗浄ブラシを自動車車体の車長方
向に略平行の方向にして洗車機本体と自動車を相対移動
させ、洗浄ブラシを自動車車体に沿わせて昇降制御す
る。

【０００５】また、本発明は、門型状に形成された洗車
機本体内に、散水ノズル，洗浄ブラシ等の洗車処理装置
を備え、洗車機本体が洗浄する自動車を跨ぐようにし
て、洗車機本体と自動車を自動車の車長方向に相対移動
させ、自動車車体を洗浄する洗車機において、前記洗浄
ブラシは、洗車機本体の両側に左右一対備えられ、洗浄
ブラシが自動車車体の上下方向に昇降可能に、かつ、洗
浄ブラシの回転軸が自動車車体の車長方向に対し略直角
の方向と、略鉛直の方向の２つの形態をとれるよう構成
されるものであり、自動車車体の上面を洗浄するときに
は、前記洗浄ブラシの回転軸を自動車車体の車長方向に
対し略直角の方向にして洗車機本体と自動車を相対移動
させ、洗浄ブラシを自動車車体に沿わせて昇降制御し、
自動車車体の側面を洗浄するときには、前記洗浄ブラシ
の回転軸を略鉛直の方向にして、洗浄ブラシを昇降制御
し、洗浄ブラシを自動車車体に沿わせて洗車機本体と自
動車を相対移動させることを特徴とする。

【０００６】

【作用】これにより、自動車車体の上面を洗浄するため
の上面洗浄ブラシと、自動車車体の側面を洗浄するため
の左右一対の側面洗浄ブラシを、左右一対の洗浄ブラシ
で兼用させることができ、洗車機本体内に洗浄ブラシを
備えるためのスペースを小さくして、洗車機の大きさを
小さくすることができ、機構も簡単で安価な洗車機を提
供できる。

【０００７】

【実施例】以下、図面を基に、本発明の第１の実施例に
ついて説明する。図１は本発明の実施例の側面図、図２
は本発明の実施例の走行系を示す背面図、図３は本発明
の実施例の洗浄ブラシの構成を示す背面図である。図に
おいて、１は自動車車体を跨ぐように門型状に形成した
洗車機本体で、正転逆転可能なモータ４，４により、車
輪２，２を回転駆動して、レール３，３に沿って往復走
行する。

【０００８】５は、洗車機走行位置を検出するロータリ
ーエンコーダーで、モータ４の出力軸に連結し、モータ
４の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパルス信
号を出力して洗車機本体１の走行位置を与えている。

【０００９】６は、洗車機位置を検出する位置センサ−
で、洗車機本体１下部に設けられ、レール３敷設面に固
定された突起物であるドッグ７を感知してスイッチング
し、洗車機本体１の位置を与えている。ドッグ７は洗車
機本体の走行開始位置を与える。

【００１０】８，８は上面散水ノズル、９，９，９，９
は側面散水ノズルで、洗浄する自動車に向けて清水や洗
剤水，ワックス水等を散布する。

【００１１】１０，１０はブラシで、アーム１１，１１
に回転自在に保持されている。１２，１２はブラシ回転
用電動機で、電動機の回転軸に固着されたスプロケット
とブラシの回転軸に固着されたスプロケットに懸回され
たチェーン１３，１３を介してブラシ１０，１０を回転
駆動する。アーム１１，１１は台車１４，１４に対して
上下に揺動可能に保持されている。１５，１５はロータ
リーエンコーダで、アーム１１，１１の揺動角度を検出
する。１６，１６はエアシリンダで、台車１４，１４に
固着され、ロッド部をアーム１１，１１に回動自在に接
続して、アーム１１，１１を上下方向に回動させる。

【００１２】台車１４，１４は、洗車機本体１に対し水
平方向に回動自在に保持されたレール１７，１７上を昇
降移動できるように形成されている。１８，１８はエア
シリンダで、レール１７，１７を回転させる。１９，１
９は正転逆転可能な電動機で、レール１７，１７の下部
に固着される。２０，２０はチェーンで、一端を台車１
７，１７の上部に、他端を台車１７，１７の下部に固着
し、電動機１９，１９の回転軸に固着されたスプロケッ
ト２１，２１と、レール１７，１７の上部に回転自在に
保持されたスプロケット２２，２２に懸回される。従っ
て、電動機１９，１９を正転逆転駆動することにより、
台車１４，１４がレール１７，１７に案内されて昇降す
る。２３，２３はロータリーエンコーダで、スプロケッ
ト２２，２２の回転を検出することにより、台車１４，
１４の昇降位置を検出する。

【００１３】図４は、ブラシのアームの動作を示す説明
図である。エアシリンダ１６を大気開放しておけば、図
４（ａ），（ｂ）に示すように、アーム１１は、ブラシ
１０の洗浄面Ｓへの接触にともない、回動自在に保持さ
れている台車１４との回動軸を軸として、上下方向に揺
動する。また、エアシリンダ１６を空圧源に接続し、図
４（ｃ）に示すように、エアシリンダ１６のロッドを伸
長させると、アーム１１は、回動自在に保持されている
台車１４との回動軸を軸として下方に揺動し、ブラシ１
０が下方に揺動する。また、図４（ｄ）に示すように、
エアシリンダ１６のロッドを収縮させると、アーム１１
は、回動自在に保持されている台車１４との回動軸を軸
として上方に揺動し、ブラシ１０が上方に揺動する。

【００１４】図５は、ブラシを保持する台車が昇降する
レールの動作を示す説明図である。図５（ａ）に示すよ
うに、エアシリンダ１８のロッドを収縮させると、レー
ル１７は、レール１７を昇降する台車１４が保持するブ
ラシ１０の回転軸が、自動車車体の車長方向と略直角の
方向、すなわち洗車機本体の走行方向と略直角の方向に
なるように回転する。また、図５（ｂ）に示すように、
エアシリンダ１８のロッドを伸長させると、レール１７
は、レール１７を昇降する台車１４が保持するブラシ１
０の回転軸が、自動車車体の車長方向と略平行の方向、
すなわち洗車機本体の走行方向と略平行の方向になるよ
うに回転する。このように、エアシリンダ１８のロッド
の伸縮に従って、約９０度回転する。

【００１５】図６は実施例の制御系を示すブロック図で
ある。２４はマイクロコンピューターで、演算処理を行
うＣＰＵ２５、プログラム及び各種データを記憶するメ
モリ２６、及び入出力インターフェース２７，２７より
成り、入出力インターフェース２７，２７には、走行位
置検出用ロータリーエンコーダー５、位置センサー６、
上面散水ノズル８，８、側面散水ノズル９，９，９，
９、ブラシ回転用電動機１２，１２、ブラシのアーム角
度検出用ロータリーエンコーダ１５，１５、ブラシのア
ーム角度変更用エアシリンダ１６，１６、レールの角度
変更用エアシリンダ１８，１８、台車の昇降位置検出用
ロータリエンコーダ２３，２３が接続される。

【００１６】２８は洗車機走行用電動機４，４の回転数
を制御するインバーターで、入出力インターフェース２
７に接続され、洗車機走行用電動機４，４に供給する電
源の周波数を変更して電動機４，４の回転数を変え、洗
車機の走行速度を適宜変更する。

【００１７】２９，２９は台車昇降用電動機１９，１９
の回転数を制御するインバーターで、入出力インターフ
ェース２７に接続され、台車昇降用電動機１９，１９に
供給する電源の周波数を変更して電動機１９，１９の回
転数を変え、台車の昇降速度を適宜変更する。

【００１８】次に、実施例の動作について説明する。ま
ず、洗車機本体１は、エアシリンダ１８，１８のロッド
を収縮して、レール１７，１７を回転させ、ブラシ１
０，１０の回転軸を洗浄する自動車車体の車長方向に対
し直角の方向にし、ロータリーエンコーダ２３，２３の
与えるパルスを検出しながら電動機１９，１９を駆動し
て台車１４，１４を下降させ、ブラシ１０，１０を下端
位置にし、洗車開始位置に停止して待機する。洗浄する
自動車が所定の位置に停止し、作業者が洗車機の図示し
ない操作パネルを操作して、洗車を開始させる。

【００１９】洗車機は、上面散水ノズル８，８、側面散
水ノズル９，９，９，９から洗浄する自動車車体に向け
て洗浄水を散布し、電動機１２，１２を駆動してブラシ
１０，１０を回転させ、電動機４，４を駆動して走行を
開始する。洗車機の走行に伴い、ブラシ１０，１０が洗
浄する自動車車体の上面に接触して自動車車体の洗浄を
行う。ブラシ１０，１０は洗車機の走行に伴って、自動
車車体に沿って上下し、洗車機はこのときのブラシ１
０，１０のアーム１１，１１の角度をロータリーエンコ
ーダ１５，１５で検出し、アーム１１，１１の角度が所
定の角度に保たれるように、電動機１９，１９を駆動し
台車１４，１４を昇降させて、ブラシ１０，１０を自動
車車体に沿って昇降させる。台車１４，１４の昇降速度
や洗車機本体１の走行速度は、ブラシ１０，１０が自動
車車体に沿って円滑に昇降できるように、インバータ２
８，２９，２９により、適宜の速度に随時変更される。

【００２０】洗車機は、洗車を行うと同時に、自動車車
体の車形を検出する。洗車機は、洗車機本体１の走行位
置をロータリエンコーダ５で検出しながら、台車１４，
１４の昇降位置をロータリーエンコーダ２３，２３で検
出し、単位距離走行毎の、洗車機本体１の走行位置に対
する台車１４，１４の昇降位置を、マイクロコンピュー
タ２４のメモリ２６に記憶することにより、車形を検出
する。

【００２１】このようにして、図７に示すように、自動
車Ａ車体の上面の洗浄が行われ、ブラシ１０，１０が自
動車Ａ車体の後端に達して、自動車Ａ車体の上面の洗車
を終了する。

【００２２】次に、洗車機は、自動車車体の側面の洗浄
を行う。洗車機は、まず、エアシリンダ１８，１８のロ
ッドを伸長して、レール１７，１７を回転させ、ブラシ
１０，１０の回転軸を、洗浄する自動車車体の車長方向
に対し平行の方向にし、ブラシ１０，１０を下端位置に
下降させ、自動車車体の上面の洗車工程で検出した車形
に基づいて、ブラシ１０、１０が自動車車体の後端から
自動車車体の洗浄を行える位置に洗車機本体１を走行さ
せて停止する。次いで、電動機１９，１９を駆動してブ
ラシ１０，１０を上昇させて、自動車車体の側面を洗浄
する。このとき、エアシリンダ１６，１６のロッドを収
縮させて、アーム１１，１１の角度を変え、ブラシ１
０，１０を自動車車体の方向に移動させて、自動車車体
の車幅に合わせて、ブラシ１０，１０が自動車車体に接
触するようにする。洗車機は、ブラシ１０，１０が、自
動車車体の上面の洗浄の工程で検出した、ブラシ１０，
１０が洗浄を行っている部分の最高の車高位置までブラ
シ１０，１０を上昇させたら、電動機４，４を駆動して
洗車機本体１を走行させ、ロータリーエンコーダ５によ
り走行位置を検出しながら、ブラシ１０，１０の長さ分
走行させた後、停止させる。次いで、洗車機は、この部
分の最高の車高位置までブラシ１０，１０を上昇させ、
続いて下端位置まで下降させて、この部分の洗浄を行っ
た後、次の部分の洗車を行うべく走行する。

【００２３】このようにして、図８に示すように、自動
車Ａ車体の側面の洗浄が行われ、自動車Ａ車体の前端ま
で洗浄を行って、洗車を終了する。

【００２４】次に、本発明の第２の実施例について説明
する。第２の実施例の構成は、第１の実施例の構成とほ
ぼ同じであるが、図９に示すように、レール１７を昇降
する台車１４が、レール１７を昇降する台車１４ｂと、
この台車１４ｂに回動自在に保持され、エアシリンダ３
０により約９０度回転される台車１４ａとから構成され
る。これにより、エアシリンダ３０のロッドを伸長し
て、ブラシ１０の回転軸を自動車車体の車長方向に対し
略直角になる方向にし、エアシリンダ３０のロッドを収
縮して、ブラシ１０の回転軸を略鉛直にすることができ
る。

【００２５】第２の実施例においても、自動車車体の上
面を洗浄する動作は、第１の実施例と同様であるが、自
動車車体の側面を洗浄する動作は、第１の実施例とは異
なる。図１０（ａ）に示すように、洗車機は、ブラシ１
０の回転軸を略鉛直の方向にし、自動車車体の上面を洗
浄する工程で検出した自動車車体の車高に応じて、ブラ
シ１０を上昇させ、洗車機本体１を自動車の後端方向か
ら前端方向に向けて走行させて、ブラシ１０を自動車Ａ
車体の上部に接触させて洗浄を行う。自動車Ａ車体の前
端まで洗浄が行われた後、洗車機は、ブラシ１０を下降
させ、洗車機本体１を自動車の前端方向から後端方向に
向けて走行させて、ブラシ１０を自動車Ａ車体の下部に
接触させて洗浄を行う。

【００２６】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、自動車
車体の上面を洗浄するための上面洗浄ブラシと、自動車
車体の側面を洗浄するための左右一対の側面洗浄ブラシ
を、左右一対の洗浄ブラシで兼用させることができ、洗
車機本体内に洗浄ブラシを備えるためのスペースを小さ
くして、洗車機の大きさを小さくすることができ、機構
も簡単で、ブラシも洗車する自動車の車幅の略半分の長
さの小型のもので良く、安価な洗車機を提供できる。

【００２７】また、このような構成にすることにより、
ブラシの数が少なくて済むので、ブラシ交換が必要にな
った時にも、交換するブラシの数が少なく、かつ小型安
価なもので済むなど、メンテナンス性，経済性が向上す
る。

【００２８】また、このような構成にすることにより、
洗浄する自動車車体の右側部分と左側部分が別々のブラ
シで洗浄されるので、自動車車体の右側のみ、あるいは
左側のみに備えられている突起物等があった場合でも、
突起物のある側を洗浄するブラシのみを回避させて突起
物とブラシの接触を避けることができ、洗い残しの少な
い洗車を行うことができる。

【００２９】また、従来のような、上面洗浄ブラシと側
面洗浄ブラシの両方を備えた洗車機では、上面洗浄ブラ
シや側面洗浄ブラシ同士が互いに接触し、その影響で自
動車車体にブラシが接触しない部分が生じ、洗浄ムラが
生じる場合があったが、本発明のような構成にすれば、
ブラシ同士が接触することにより洗浄ムラが生じるとい
ったことがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の側面説明図である。

【図２】本発明の実施例の走行系を示す背面説明図であ
る。

【図３】本発明の実施例の洗浄ブラシの構成を示す背面
説明図である。

【図４】本発明の実施例の洗浄ブラシのアームの動作説
明図である。

【図５】本発明の実施例の洗浄ブラシのレールの動作説
明図である。

【図６】本発明の実施例の制御系を示す説明図である。

【図７】本発明の実施例の動作説明図である。

【図８】本発明の実施例の動作説明図である。

【図９】本発明の第２の実施例の洗浄ブラシの構成を示
す説明図である。

【図１０】本発明の第２の実施例の動作説明図である。

【符号の説明】

１ 洗車機本体 ４ 洗車機走行用電動機 ５ 洗車機走行位置検出用ロータリーエンコーダ ８，８ 上面散水ノズル ９，９，９，９ 側面散水ノズル １０ ブラシ １１ アーム １２ ブラシ回転用電動機 １４ 台車 １５ ブラシ昇降位置検出用ロータリーエンコーダ １６ アーム角度変更用エアシリンダ １７ レール １８ レール角度変更用エアシリンダ １９ 台車昇降用電動機 ２３ 台車昇降位置検出用ロータリーエンコーダ ２４ マイクロコンピュータ ３０ 台車角度変更用エアシリンダ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 門型状に形成された洗車機本体内に、散
   水ノズル，洗浄ブラシ等の洗車処理装置を備え、洗車機
   本体が洗浄する自動車を跨ぐようにして、洗車機本体と
   自動車を自動車の車長方向に相対移動させ、自動車車体
   を洗浄する洗車機において、前記洗浄ブラシは、洗車機
   本体の両側に左右一対備えられ、洗浄ブラシが自動車車
   体の上下方向に昇降可能に、かつ、洗浄ブラシの回転軸
   が自動車車体の車長方向に対し略直角の方向と略平行の
   方向の２つの形態をとれるよう構成されるものであり、
   自動車車体の上面を洗浄するときには、前記洗浄ブラシ
   の回転軸を自動車車体の車長方向に対し略直角の方向に
   して洗車機本体と自動車を相対移動させ、洗浄ブラシを
   自動車車体に沿わせて昇降制御し、自動車車体の側面を
   洗浄するときには、前記洗浄ブラシの回転軸を自動車車
   体の車長方向に略平行の方向にして洗車機本体と自動車
   を相対移動させ、洗浄ブラシを自動車車体に沿わせて昇
   降制御することを特徴とする洗車機。
2. 【請求項２】 門型状に形成された洗車機本体内に、散
   水ノズル，洗浄ブラシ等の洗車処理装置を備え、洗車機
   本体が洗浄する自動車を跨ぐようにして、洗車機本体と
   自動車を自動車の車長方向に相対移動させ、自動車車体
   を洗浄する洗車機において、前記洗浄ブラシは、洗車機
   本体の両側に左右一対備えられ、洗浄ブラシが自動車車
   体の上下方向に昇降可能に、かつ、洗浄ブラシの回転軸
   が自動車車体の車長方向に対し略直角の方向と、略鉛直
   の方向の２つの形態をとれるよう構成されるものであ
   り、自動車車体の上面を洗浄するときには、前記洗浄ブ
   ラシの回転軸を自動車車体の車長方向に対し略直角の方
   向にして洗車機本体と自動車を相対移動させ、洗浄ブラ
   シを自動車車体に沿わせて昇降制御し、自動車車体の側
   面を洗浄するときには、前記洗浄ブラシの回転軸を略鉛
   直の方向にして、洗浄ブラシを昇降制御し、洗浄ブラシ
   を自動車車体に沿わせて洗車機本体と自動車を相対移動
   させることを特徴とする洗車機。