JPH0456662A - 車両洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 意見上勿■几分互 本発明は車両、特に大型車両の洗浄装置に関する。

従来技術 自動車の自動洗浄装置としては、移動可能な門型構造物
の内側に内方に向って洗浄水を噴射する噴射ノズルと、
鉛直方向に延びる軸の回りに回転するブラシとが設けら
れ、この門型構造物の移動範囲内で該門型構造物の内側
に自動車を停車させ、噴射ノズルより洗浄水を車体に向
けて噴射するとともに、回転ブラシを車体側面に接触さ
せて回転させつＮ、門型構造物を自動車の全長に亘って
移動させて洗浄を行なうようにした方式のものが広く使
用されている。

この方式の洗浄装置では、車体の側面が鉛直平面から構
成されている場合は、車体の側面には噴射水が強く当る
とともに、回転ブラシが適切に摺接し、良好に洗浄され
る。しかし、車両の車種によっては、側面が必らずしも
一つの鉛直平面ではなく、上部が若干傾斜したものや、
中央部が突出したものや１部分的に凹入部のあるものも
あり、その場合は、側面全面にわたって均一な洗浄がで
きない場合も発生する。

又、この構成の車両洗浄装置では、特に車体幅の広い大
型車両では、車体前後面の洗浄は困難である。

鉄道車両の側面の洗浄についても同様に、軌条に平行に
移動する門型構造物の内側に設けた回転ブラシを車両側
面に接触させ、又は固定された門型構造物の回転ブラシ
の間を車両を通過させて行なう方式が一般に採用されて
いる。

車両の前後面の洗浄については、車両を軌道に沿って移
動させ、あるいは洗浄装置を軌道に平行に移動させるこ
とによってはできないので、従来人手により行なわれて
きたが、省力化と安全性向上の見地から、機械的洗浄装
置が種々提案されている。

例えば、実公昭５８−４７４８号公報や特公昭６２−６
０３０５号公報には、車両の車体全高に亘る長さを有し
、垂直軸の回りに回転可能な洗浄ブラシが車両の前後端
部の横方向に固設され、又は移動可能な台より車両前後
面に沿って伸縮可能で、かつ洗浄ブラシ保持部が車両前
後方向に若干移動可能な可変長かっ回動可能アームの先
端に保持された鉄道車両洗浄装置が提案されている。

又、実開昭５５−６５２４８号公報には軌道面より下方
で軌道と直交する支軸の回りに垂直面用で旋回する１対
のアームの先端の間に車両の幅一杯に延びる回転ブラシ
を保持し、車両を前進又は後進させつＮ上記回転ブラシ
を車両の前面又は後面に圧接させながら支軸の回りに旋
回させて洗浄を行なう車両の前後面洗浄装置が提案され
ている。

これらの車両洗浄装置により、垂直平面又は大きな曲率
半径を持った円筒面等の、通常の型の鉄道車両の前後端
面の洗浄作業はかなり改善されるものと考えられる。

ところで、ＪＲや私鉄等の高速列車の中には。

列車の前後端車両の前後部が複雑な３次元曲面を有する
ものがある。その部分の洗浄は従来人手で竿の先にモツ
プ等の洗浄具を取付けて行なう他なく、多大の労力と危
険を伴い、かつ完全な洗浄が困難であるという欠点があ
った。又、上述の車体の全高に亘る垂直回転ブラシや車
両の全幅に亘ろ水平回転ブラシを車両の前後端面に摺接
させる車両前後端面洗浄装置では洗浄することは出来な
い。

たとえ、車間の前後面の形状が前記提案の車両前後面洗
浄装置により洗浄することが可能な単純な形状であった
としても、同一の装置で車体の側面、前後面、屋根面の
すべてを洗浄することはできず、必要に応じて車両を移
動させ別の装置で洗浄しなければならない。

が解　しようとする課 本発明は、従来実施され、提案されている車両洗浄の上
記の実情にかんがみ、たとえ車体の側面、前後面の形状
が３次元曲面や凹凸部等を有する複雑な形状であったり
、側面が若干傾斜した部分や凹突部を有する形状であっ
た場合にも、同一の洗車装置で車両の側面、前後面及び
屋根面をくまなく洗浄することのできる車両洗浄装置を
提供することを課題とする。

のための 本発明による車両洗浄装置は、上記の課題を解決させる
ため、 被洗車々両停車位置の車両中心線に平行で車両幅範囲の
外側に車両の全長を覆う範囲に延設された水平ガイド部
材、 該水平ガイド部材に案内されて走行可能な走行台、 該走行台に固定され、被洗車々両の洗浄範囲全高を覆う
範囲に鉛直方向に延設された竪ガイド部材。

該竪ガイド部材に案内されて昇降可能な昇降部材、 該昇降部材に設けられ、アーム先端が該昇降部材のある
水平面近傍で被洗車々両の洗浄幅を含む範囲を移動し、
かつ任意の姿勢に変位可能な多関節アームロボット１ 該多関節アームロボットのアーム先端に設けられた洗浄
手段 を有することを特徴とする。

上記の装置を洗車々両位置の両側に設けたならば、左右
両側を同時に並行して洗浄することができ、又、ロボッ
トのアームの伸長も車体中心線迄で済む。

伍−凰 この発明の車両洗浄装置は上記の如く構成されているの
で、走行台を水平ガイド部材に沿って移動させ、昇降部
材を竪ガイド部材に沿って昇降させ、かつ多関節アーム
ロボットを該昇降部材が位置する水平面内で伸縮させる
ことにより、ロボットのアーム先端に設けた洗浄部材は
、車両の全長にわたる側面の上から下洛の全範囲をたと
え側面に傾斜や凹突部等があってもくまなく走査して洗
浄することができることはもとより、走行台を車両の前
後端近傍に停止させて昇降部材を昇降させ。

ロボットアーム先端を車両の前後端面の形状に沿わせて
、あらかじめ設定された経路で移動させかつ洗浄手段が
車両の外面に沿うような姿勢になるようにアーム先端を
変位させることにより、たとえ車両前後端面が３次元曲
面等の複雑な曲面を含む場合でもくまなく洗浄すること
ができる。また。

この洗浄装置は、竪ガイド部材を備えているので。

多関節ロボットをこれに沿って昇降させることができ、
大型の背の高い観光バス等の大型車両でも側面、前後面
の上から下洛、ロボットの伸長をあまり長くしなくても
洗浄することができ、又、屋根面の洗浄も容易になる。

大息！ 以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第１図及び第２図は夫々、本発明をバス等の大型自動車
の洗浄装置に適用した実施例の、一方の端部近傍の平面
図及び前面図であり、第３図はそのロボットの構成の一
例を示す図式図である。

洗浄されるべき車両１が所定の位置に停車した時の中心
線２に平行で、車両１の幅の範囲の外側に、車両１の全
長を覆う範囲に水平ガイドレール３が水平に延設されて
いる。水平ガイドレール３にはこれに沿って走行可能な
走行台４が係合している。なお、走行台４を走行させる
モータは図には示されていない。

走行台４には鉛直方向に車両１の洗浄範囲の高さを超す
高さに延びる竪ガイドレール５が固定されている。竪ガ
イドレール５には、これに沿って昇降する昇降台６が係
合しており、昇降台６には、多関節アーム式ロボット１
０が取付けられている。

第１図及び第２図にはこの多関節アーム式ロボット１０
の外観が、第３図にはそのアクチュエータの構成が図式
的に示されている。なお、第３図に示した各アクチュエ
ータ（モータ、シリンダ等の駆動部材）の符号と第１図
中に記載した符号とは対応している。この多関節アーム
式ロボットの各アーム及びロボット移動、昇降用の各ア
クチュエータＭ１〜Ｍ７の機能は次のとおりである。

Ｍｌ：ブラシ回転用 Ｍ２：アーム屈折用 Ｍ３：アーム回転用 Ｍ４：アーム屈折用 Ｍ５：アーム屈折用 Ｍ６：ロボット昇降用 Ｍｌ：ロボット移動用 なお、ロボット昇降用及びロボット移動用モータは、第
１図には示されていない。

上記の構成により、ロボットの先端部は、昇降台６のあ
る水平面内で回動、伸縮、首振り、捩りが自由自在とな
る。

なお、ロボットアーム先端を一水平面近傍の任意の位置
に、かつ、任意の姿勢に変位させる可動部の組合せはこ
の例に限られるものではない。

アーム先端には洗浄用ブラシ１１が取付けられている。

洗浄用ブラシ１１はローラ形であり、モータＭ１により
その軸の回りに回転するとともに。

図示しない洗浄水噴射ノズルが併設されており、洗浄用
ブラシ１１回転時はその駆動と連動して洗浄水ノズルよ
り洗浄水が車体の方に噴射されるようになっている。

アーム先端が洗浄すべき車体外面の形状に沿ってくまな
く走査して洗浄ブラシ１１により洗浄するための移動制
御は、形状の異なる車種毎にあらかじめプログラムを設
定しておき、洗浄すべき車両の車種に応じたプログラム
によりプログラム制御で行なうか、一部タッチセンサを
用いて倣い制御を併用する等公知の適宜の制御方法を採
用することができる。

非洗浄時には、ロボット１０が水平ガイドレール３の直
上にくる位置に旋回させて昇降台４を最下位に降して保
持すれば、車両の前後部は洗浄装置によって遮ぎられる
ことはないので、車両を洗車位置から自白に出し入れす
ることができる。

以上、大型自動車の洗浄装置に本発明を適用した実施例
について説明したが、本発明はこれに限らず、鉄道車両
の洗浄装置にも適用することができる。

又、第１図及び第２図に示す如く、上記の構成の車両洗
浄装置を、洗浄位置の車両の両側に設けることにより、
車両の両側を同時に並行して洗浄することができるとと
もに、各ロボットの洗浄範囲を車両中心線で分けること
ができるので、各ロボットのアーム伸長を短かくするこ
とができる。

羞−来 以上の如く、本発明によれば、車両の両側面、前後端部
及び屋根面をすべて同一の洗浄装置で連続的に自動的に
洗浄することができ、特に、大型車両や、車両の前後部
等に３次元曲面や凹突部等が含まれる場合でも全面くま
なく洗浄することができ、洗車作業の省力化、機械化、
安全性の向上に顕著な効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を大型自動車洗浄装置に適用した実施例
の要部平面図、第２図はその正面図、第３図はそのロボ
ットの構成を図式的に示す説明図である。 １・・・・・・車両 ２・・・・・・中心線 ３・・・・・・水平ガイド部材 ４・・・・・・走行台 ５・・・・・・竪ガイド部材 ６・・・・・・昇降部材

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被洗車々両停車位置の車両中心線に平行で車両幅
   範囲の外側に車両の全長を覆う範囲に延設された水平ガ
   イド部材、 該水平ガイド部材に案内されて走行可能な走行台、 該走行台に固定され、被洗車々両の洗浄範囲全高を覆う
   範囲に鉛直方向に延設された竪ガイド部材、 該竪ガイド部材に案内されて昇降可能な昇降部材、 該昇降部材に設けられ、アーム先端が該昇降部材のある
   水平面近傍で被洗車々両の洗浄幅を含む範囲を移動し、
   かつ任意の姿勢に変位可能な多関節アームロボット、 該多関節アームロボットのアーム先端に設けられた洗浄
   手段 を有することを特徴とする車両洗浄装置。
2. （２）上記の装置が洗車々両停車位置の両側に設けられ
   たことを特徴とする請求項１に記載の車両洗浄装置。