JPH092214A - 超音波洗浄ノズルを備えた洗車機 - Google Patents

超音波洗浄ノズルを備えた洗車機

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Publication number
JPH092214A
JPH092214A JP18085495A JP18085495A JPH092214A JP H092214 A JPH092214 A JP H092214A JP 18085495 A JP18085495 A JP 18085495A JP 18085495 A JP18085495 A JP 18085495A JP H092214 A JPH092214 A JP H092214A
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JP
Japan
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car
washing
nozzles
ultrasonic
surface cleaning
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Application number
JP18085495A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Kutsukake
吉彦 沓掛
Takashi Oya
貴史 大屋
Kazuya Takazawa
和哉 高澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MK Seiko Co Ltd
Original Assignee
MK Seiko Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH092214A publication Critical patent/JPH092214A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 車体検出手段を備えた側面洗浄ノズル55a
〜55bを、車長方向に位置をずらして備えることによ
り、側面洗浄ノズルに備えられた超音波センサーなどの
車体検出手段が相互に干渉して車体の検出が正確に行え
ないといった不都合を防ぐ。 【構成】 門型洗車機において、上面洗浄ノズル・側面
洗浄ノズル55a〜55lに、超音波洗浄ノズルを、そ
れぞれ複数個、特に5個備える。また、側面洗浄ノズル
55a〜55lを複数個、特に5個に分割し、超音波洗
浄ノズルと、車体を検出する手段と、側面洗浄ノズル5
5a〜55lを車体に接近制御する手段とをそれぞれ備
える。また、分割された側面洗浄ノズル55a〜55l
を、それぞれ車体側面の適宜定められた範囲を車高方向
に反復移動して洗浄するものとし、それぞれの側面洗浄
ノズルを車長方向に位置をずらして備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、門型に形成された洗車
機本体内に、散水ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備
え、洗車機本体または自動車の走行に伴い、自動車車体
に対して洗浄,乾燥等の処理を順次施す洗車機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の洗車機では、洗浄ブラシを
備え、散水ノズルより水を散布すると共に洗浄ブラシに
て自動車車体を擦ることにより、洗車を行っていた。
【0003】しかしながら、洗浄ブラシを用いる洗車で
は、自動車車体にこびりついている細かい石を洗浄ブラ
シが擦ることにより、自動車車体に細かな傷を残してし
まうという問題があった。また、様々な形状の自動車を
洗浄したり、自動車車体に備えられた、例えばスポイラ
ーやキャリアなどを避けるために、洗浄ブラシが自動車
車体と接触するのを避ける必要があり、洗浄ブラシを避
けた部分は洗い残しが生じていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】洗浄ブラシを備えた洗
車機において、自動車車体を傷つけないで洗車を行うに
は、洗浄ブラシを用いずに洗浄水を掛けるだけの洗車コ
ースを設け、作業者による手洗いで洗車を行う方法が考
えられている。
【0005】しかしながら、手洗いによる洗車コースを
設けて洗車をする場合では、洗車による傷は防げるもの
の、作業者が手洗い作業を行わなければならないので、
手間がかかってしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るために本発明は、門型に形成された洗車機本体内に、
散水ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備え、洗車機本
体または自動車の走行に伴い、自動車車体の洗浄,乾燥
等の処理を行う洗車機において、自動車車体上面を洗浄
する上面洗浄ノズルと、自動車車体両側面をそれぞれ洗
浄する側面洗浄ノズルに、流水に超音波振動を与えて超
音波洗浄水を生成し噴射する超音波洗浄ノズルを、それ
ぞれ複数個備える。
【0007】また、その上面洗浄ノズル及び側面洗浄ノ
ズルに備えられる超音波洗浄ノズルをそれぞれ5個とす
る。
【0008】さらに、本発明は、門型に形成された洗車
機本体内に、散水ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備
え、洗車機本体または自動車の走行に伴い、自動車車体
の洗浄,乾燥等の処理を行う洗車機において、自動車車
体両側面をそれぞれ洗浄する側面洗浄ノズルを複数個に
分割し、流水に超音波振動を与えて超音波洗浄水を生成
し噴射する超音波洗浄ノズルと、自動車車体を検出する
手段と、側面洗浄ノズルを自動車車体に接近制御する手
段とをそれぞれ備える。
【0009】また、その自動車車体両側面をそれぞれ洗
浄する側面洗浄ノズルを5個ずつに分割する。
【0010】また、分割された側面洗浄ノズルは、それ
ぞれ自動車車体側面の適宜定められた範囲を、自動車車
体高さ方向に反復移動して洗浄するものとし、それぞれ
の側面洗浄ノズルを自動車車体長さ方向に位置をずらし
て備える。
【0011】
【作用】これにより、自動車車体の形状に沿ってきめ細
かく自動車車体への接近制御が可能であり、かつ、例え
ばドアミラー等の自動車車体から部分的に突出する障害
物を回避する場合に、該当する洗浄ノズルのみを回避動
作すればよいので、洗い残しの少ない洗車が行える。ま
た、超音波洗浄水で洗浄して強固に付着した汚れを落と
すことができるので、洗浄ブラシを用いる必要がなくな
る。
【0012】また、超音波洗浄ノズルを複数個備えるこ
とにより、1個の超音波洗浄ノズルを移動させて車体面
に作用させるのに比べて、超音波洗浄ノズルの移動が短
い距離ですみ、洗車時間が短縮される。ところで、超音
波洗浄ノズルを増やすと、超音波洗浄ノズルの移動距離
はより短くなり、洗車時間は短縮されるが、洗浄に用い
られる水の量は、超音波洗浄ノズルが増えるほど多くな
る。そこで、超音波洗浄ノズルを5個とすると、洗浄時
間の短縮や超音波洗浄ノズルで使用される水の量の関係
などから、最も効率的な洗浄が行える。
【0013】また、それぞれ自動車車体側面の適宜定め
られた範囲を、自動車車体高さ方向に反復移動して洗浄
するよう分割されて備えられた、車体検出手段を備えた
側面洗浄ノズルを、自動車車体長さ方向に位置をずらし
て備えることにより、側面洗浄ノズルに備えられた超音
波センサーなどの車体検出手段が相互に干渉して自動車
車体の検出が正確に行えないといった不都合を防ぐこと
ができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を基に、本発明の実施例について
説明する。図1は本発明の実施例の側面図、図2は本発
明の実施例の、走行系と車形検出手段を説明する正面図
である。図において、1は自動車車体を跨ぐように門型
状に形成した洗車機本体で、正転逆転可能な電動機4,
4により、車輪2,2を回転駆動して、レール3,3に
沿って往復走行する。
【0015】5は、洗車機走行位置を検出するロータリ
ーエンコーダーで、電動機4の出力軸に連結し、電動機
4の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパルス信
号を出力して洗車機本体1の走行位置を与えている。
【0016】6は、洗車機位置を検出する位置センサ−
で、洗車機本体1下部に設けられ、レール3敷設面に固
定された突起物であるドッグ7を感知してスイッチング
し、洗車機本体1の位置を与えている。ドッグ7は洗車
機本体の走行開始位置を与える。
【0017】8は車高を検出する車高検出手段で、洗車
機本体1の前部に備えている。9,9は台車で、洗車機
本体1両側に立設したガイドレール10,10に案内さ
れて昇降移動できるように形成されている。11は正転
逆転可能な電動機で、チェーン12を介して回転軸13
を回転駆動し、回転軸13の回転により台車9,9に固
着されたチェーン14,14が回転駆動されて、台車
9,9が昇降移動される。15はロータリーエンコーダ
ーで、回転軸13に連結され、回転軸の回転方向を検出
しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力して、台車
9,9の位置を与えている。
【0018】対向する位置に配設された投光器16a,
17aと受光器16b,17bは、台車9,9に備えら
れた光電スイッチで、洗車機本体1に対して前方に位置
する光電スイッチ16a,16bの取付位置が、後方に
位置する光電スイッチ17a,17bの取付位置より高
くなっている。洗車機本体1に対して前方に位置する光
電スイッチ16a,16bが車体を検知したら電動機1
1を正転駆動して台車9,9を上昇させ、逆に車体を非
検知したら電動機11を逆転駆動して台車9,9を下降
させ、一方後方に位置する光電スイッチ17a,17b
が車体を検知したら電動機11の駆動を停止して台車
9,9を保持させ、相対的に台車9,9を車体形状に沿
って昇降動作させている。
【0019】18,18は車幅測定手段を構成する超音
波センサーで、それぞれ横方向に向けて超音波信号を送
信し、自動車車体からの反射波を受信するまでに要する
時間から自動車との距離を測定する。
【0020】図3は、本発明の実施例の車体乾燥装置を
示す説明図である。19は車体上面を乾燥するトップノ
ズル20を車体形状に沿って昇降動作させるトップノズ
ル昇降駆動手段で、車高検出手段8の隣に配設してい
る。前記トップノズル20はその両側面より外方に向け
て延出したアーム21,21の両端に台車22,22を
備え、洗車機本体1両側に立設したガイドレール23,
23上を昇降移動できるように形成している。24は正
転逆転可能な電動機で、チェーン25を介して回転軸2
6を回転駆動する。回転軸26の回転により、台車2
2,22、およびトップノズル20の荷重と平衡するウ
エイト27,27に固着されたチェーン28,28が回
転駆動されて、台車22,22が昇降移動される。29
はロータリーエンコーダーで、回転軸26に連結され、
回転軸の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパル
ス信号を出力して、台車22,22の位置を与えてい
る。
【0021】30,30は高圧風を生成する送風機、3
1,31は洗車機本体1両側に配設したサイドノズル、
32,32,33,33は送風機30,30と各ノズル
20,31,31を連通するダクトで、トップノズル2
0およびサイドノズル31,31は送風機30,30よ
り供給された高圧風を車体上面および側面に向けて吹き
付けて車体面に付着した水滴を除去している。
【0022】図4は、本発明の実施例の上面洗浄ノズル
を示す説明図である。図4(a)において、34は車体
上面を洗浄する上面洗浄ノズル35を車体形状に沿って
昇降動作させる上面洗浄ノズル昇降駆動手段で、トップ
ノズル昇降手段19の隣に配設している。上面洗浄ノズ
ル35はその両側面より外方に向けて延出したアーム3
7,37の両端に台車38,38を備え、洗車機本体1
両側に立設したガイドレール39,39上を昇降移動で
きるように形成している。40は正転逆転可能な電動機
で、チェーン41を介して回転軸42を回転駆動する。
回転軸42の回転により、台車38,38、および上面
洗浄ノズル35の荷重と平衡するウエイト43,43に
固着されたチェーン44,44が回転駆動されて、台車
38,38が昇降移動される。45はロータリーエンコ
ーダーで、回転軸42に連結され、回転軸の回転方向を
検出しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力して、
台車38,38の位置を与えている。
【0023】対向する位置に配設された投光器46a,
47aと受光器46b,47bは、台車38,38に備
えられた光電スイッチで、洗車機本体1に対して前方に
位置する光電スイッチ46a,46bの取付位置が、後
方に位置する光電スイッチ47a,47bの取付位置よ
り高くなっている。洗車機本体1に対して前方に位置す
る光電スイッチ46a,46bが車体を検知したら電動
機40を正転駆動して台車38,38を上昇させ、逆に
車体を非検知したら電動機40を逆転駆動して台車3
8,38を下降させ、一方後方に位置する光電スイッチ
47a,47bが車体を検知したら電動機40の駆動を
停止して台車38,38を保持させ、相対的に台車3
8,38を車体形状に沿って昇降動作させている。
【0024】上面洗浄ノズル35は、図4(b)のよう
に構成されている。48は超音波洗浄ノズルで、台車4
9に固着され、ガイドレール50に沿って移動できるよ
うに形成されている。51は正転逆転可能な電動機で、
チェーン52を介して台車49を往復駆動する。53は
ロータリーエンコーダーで、電動機51の出力軸に連結
され、出力軸の回転方向を検出しながら単位回転毎にパ
ルス信号を出力して、超音波洗浄ノズルの位置を与えて
いる。
【0025】図5は、本発明の実施例の上面洗浄ノズル
の傾動手段を示す説明図である。図において、80は上
面洗浄ノズル35の角度を可変する可変手段で、第1及
び第2エアシリンダ81,82のロット部81a,82
aを反対側に向けて連結した二段シリンダの一方のロッ
ト部82aを支持軸37に固着した作動板83に、他方
のロット部81aを上面洗浄ノズル35の側面にそれぞ
れ連結し、通常第1エアシリンダ81のロット部81a
を短縮すると共に第2エアシリンダ82のロット部82
aを伸長して上面洗浄ノズル35の洗浄水噴射方向を鉛
直下方に向け、作動時各エアシリンダ81,82のロッ
ト部81a,82aを伸長して上面洗浄ノズル35の洗
浄水噴射方向をフレーム1前方斜め下向きに、各エアシ
リンダ81,82のロット部81a,82aを短縮して
上面洗浄ノズル35の洗浄水噴射方向をフレーム1後方
斜め下向きにそれぞれ変更できるように形成している。
【0026】図6は、本発明の実施例の側面洗浄ノズル
を示す説明図である。図6(a)において、54は車体
側面を洗浄する側面洗浄ノズル55a,55a,55
b,55b,55c,55c,55d,55d,55
e,55eを車体形状に沿って昇降動作させる側面洗浄
ノズル昇降駆動手段で、上面洗浄ノズル昇降手段34の
隣に配設している。側面洗浄ノズル55a,55a,…
…,55eはその側面より外方に向けて延出したアーム
56a,56a,……,56eの端に台車57a,57
a,……,57eを備え、洗車機本体1両側に立設した
ガイドレール58a,58a,……,58e上を昇降移
動できるように形成している。59は正転逆転可能な電
動機で、チェーン60を介して回転軸61aを回転駆動
する。回転軸61aの回転は、チェーン62を介して伝
達されて、回転軸61b,61c,……,61e(図示
しない)を回転駆動する。回転軸61a,61b,…
…,61eの回転により、台車57a,57a,……,
57eに固着されたチェーン63a,63a,……,6
3eが回転駆動されて、台車57a,57a,……,5
7eが昇降移動される。64はロータリーエンコーダー
で、回転軸61aに連結され、回転軸の回転方向を検出
しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力して、台車
57a,57a,……,57eの位置を与えている。
【0027】図6(b)に示すように、側面洗浄ノズル
55aは、アーム56a内で台車65aに固着され、ガ
イドレール66aに沿って移動可能に構成されている。
67aは正転逆転可能な電動機で、台車65aに固着さ
れたチェーン68aを回転駆動し、台車65aを移動さ
せる。69aはロータリーエンコーダーで、電動機67
aの出力軸に連結され、電動機67aの回転方向を検出
しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力して、台車
65aの位置を与えている。側面洗浄ノズル55aに
は、超音波洗浄ノズル48、自動車車体側面を検出する
ための超音波センサー70a、自動車車体側面より突出
したドアミラーのような突起物を検出する超音波センサ
ー71aが備えられている。各側面洗浄ノズル55a,
55a,……,55eは、同様に構成されている。
【0028】側面洗浄ノズルを分割し、それぞれ自動車
車体側面の適宜定められた範囲を、自動車車体高さ方向
に反復移動して洗浄するものとし、それぞれの側面洗浄
ノズルを自動車車体長さ方向に位置をずらして備えるこ
とで、各側面洗浄ノズル55a,55a,……,55e
に備えられた超音波センサー70a,70a,……,7
0eおよび71a,71a,……,71eが相互に干渉
して誤検出することを防ぐことができる。図7を例に説
明すると、側面洗浄ノズル55bに備えられた超音波セ
ンサー70bと、側面洗浄ノズル55cに備えられた超
音波センサー70cからの超音波信号は、図7(a)に
示すように重なる。従って、図7(b)に示すように、
側面洗浄ノズルを自動車車体長さ方向にずらさずに備え
ると、超音波信号は相互に干渉してしまい、正確な車体
検出が行えない。そこで、図7(c)に示すように、側
面洗浄ノズルを自動車車体長さ方向にずらせて備えるこ
とにより、超音波信号の干渉を防ぐことができる。
【0029】図8は実施例の超音波洗浄ノズルの構造を
示す説明図である。72はノズルケーシングで、内部を
空洞とし、一側面に水源からの入水口73を、底面に洗
浄水の吐出口74をそれぞれ開口している。また、ケー
シング72の吐出口74と対向する位置すなわちケーシ
ング72上部には、超音波振動子73が取り付けられ、
ケーシング72内に供給された洗浄水に超音波信号を伝
搬し、超音波洗浄水を生成できるようになっている。
【0030】図9は実施例の制御系を示すブロック図で
ある。76はマイクロコンピューターで、演算処理を行
うCPU77、プログラム及び各種データを記憶するメ
モリ78、及び入出力インターフェース79より成り、
入出力インターフェース79には、本体走行位置検出用
エンコーダー5、本体位置センサー6、車高検出手段昇
降用電動機11、車高検出手段位置検出用エンコーダー
15、車高検出用光電スイッチの投光器16a,17
a、受光器16b,17b、車幅検出用超音波センサー
18、トップノズル昇降用電動機24、トップノズル位
置検出用エンコーダー29、送風機30、上面洗浄ノズ
ル昇降用電動機40、上面洗浄ノズル位置検出用エンコ
ーダー45、超音波洗浄ノズル48、上面洗浄ノズル角
度可変用エアシリンダー81,82、上面超音波洗浄ノ
ズル移動用電動機51、上面超音波洗浄ノズル位置検出
用エンコーダー53、側面洗浄ノズル昇降用電動機5
9、側面洗浄ノズル位置検出用エンコーダー64、各側
面洗浄ノズル55a,……,55eが接続されている。
【0031】36は洗車機走行速度可変手段を構成する
インバーターで、入出力インターフェース79に接続さ
れ、洗車機本体走行用電動機4に供給する電源の周波数
を変更して電動機4の回転数を変え、洗車機の走行速度
を適宜変更する。
【0032】次に、実施例の動作について説明する。図
10は、1往工程である超音波洗浄水による洗浄工程を
示す。洗車機は、図10(a)に示す洗車開始位置より
洗車を開始し、図10(b)に示すように、超音波洗浄
水による洗浄が万遍なく行えるように低速で走行し、光
電スイッチ16a,16b,17a,17bで自動車車
体を検出しながら、矢印に示すように自動車車体に沿っ
て台車9を昇降させる。マイクロコンピューター76
は、洗車機の走行位置を検出するエンコーダー5と、台
車9の位置を検出するエンコーダー15のパルスを検出
してメモリ78に記憶し、自動車車体の高さ方向の形状
を測定する。また、車幅測定用超音波センサー18の検
出により、幅方向の形状を測定する。洗車機は台車9か
ら距離X離れた位置にある上面洗浄ノズル35を、記憶
した車高データに基づいて自動車車体にできるだけ接近
できるように昇降制御すると共に、上面洗浄ノズル35
に備えられた超音波洗浄ノズル48より超音波洗浄水を
自動車車体に向けて噴射し、洗車を行う。
【0033】上面洗浄ノズルによる洗浄と同時に、側面
洗浄ノズルによる洗浄も行う。洗車機は、台車9から距
離Y離れた位置にある側面洗浄ノズル55a、および適
宜間隔をあけて設けられる側面洗浄ノズル55b,55
c,…,55eを、自動車車体側面をカバーできるよう
に往復昇降制御すると共に、超音波センサー18により
測定した車幅に応じて、アーム56a,56b,…,5
6eを伸長させて、側面洗浄ノズルが自動車車体にでき
るだけ接近できるように制御する。同時に側面洗浄ノズ
ル55a,55b,…,55eに備えられた超音波洗浄
ノズル48より超音波洗浄水を自動車車体に向けて噴射
し、洗車を行う。
【0034】図11は超音波洗浄水による洗浄工程の動
作を説明する正面図である。上面洗浄ノズル35は、記
憶された車形データに基づいて、ガイドレール39,3
9に沿って昇降すると共に、超音波洗浄ノズル48を、
車幅データに基づいて、車幅に応じて往復移動させなが
ら、超音波洗浄水を自動車Aに向けて噴射する。側面洗
浄ノズル55a,55b,…,55eは、それぞれガイ
ドレール58a,58b,…,58eに沿って反復昇降
すると共に、車幅データと、それぞれの側面洗浄ノズル
に備えられた車体検出用超音波センサーの測定に応じて
側面洗浄ノズルを自動車車体Aに接近させ、それぞれの
側面洗浄ノズルに備えられた超音波洗浄ノズルから、超
音波洗浄水を自動車Aに向けて噴射する。
【0035】図12は、超音波洗浄水による洗浄工程
の、側面洗浄ノズルの動作の説明図で、例としてドアミ
ラーの回避動作を示すものである。図(a)に示すよう
に、側面洗浄ノズル55bは自動車車体に接近して制御
される。ここで、側面洗浄ノズル55bに備えられた超
音波センサー71bにより、自動車A車体より突出した
ドアミラーDを検出すると、洗車機は、図8(b)に示
すように側面洗浄ノズル55bをアーム56bに引き込
んで、側面洗浄ノズル55bとドアミラーDとの接触を
回避する。
【0036】図13は、上面洗浄ノズルの動作を示す説
明図である。図に示すように、上面洗浄ノズル35は、
洗車機の往行に伴って自動車A車体に接近する。このと
き、洗車機は上面洗浄ノズルの可変手段であるエアシリ
ンダー81,82のロット部81a,81bを伸長させ
て上面洗浄ノズル35の洗浄水噴射方向をフレーム1前
方斜め下、すなわち自動車A車体方向に傾けて、自動車
A車体前面を洗浄する。続いて、フレーム1の往行に伴
って前進し、洗車機はエアシリンダー81,82のロッ
ト部81a,82aを短縮して上面洗浄ノズル35の洗
浄水噴射方向をフレーム1後方斜め下向き、すなわち自
動車A車体前方方向に向けて自動車A車体のボンネット
部を洗浄する。自動車A車体のフロントガラス部分で
は、洗車機はエアシリンダー81のロット部81aを短
縮、エアシリンダー82のロット部82aを伸長して上
面洗浄ノズル35の洗浄水噴射方向を鉛直下方にしてフ
ロントガラス部を洗浄する。続いて自動車A車体の屋根
部前部では自動車A車体前方方向、後部では自動車A車
体後方方向、リアガラス部では鉛直下方、トランク部で
は自動車A車体後方方向、後端部では自動車A車体全面
方向に傾動させて、自動車A車体の形状に合わせた洗浄
を行う。
【0037】上面洗浄ノズル35は、車高検出手段8に
より検出された車高データに従って自動車車体上面に沿
って接近制御されると共に、上面洗浄ノズルに備えられ
た光電スイッチ46a,46bが自動車車体を非検知
に、47a,47bが自動車車体を検知するように保持
制御されて、自動車車体に安全に接近制御される。
【0038】このようにして上面洗浄ノズルおよび側面
洗浄ノズルによる洗浄を行いながら洗車機を走行させ、
図10(c)に示すように自動車車体の後方まで達した
ら、1往工程である超音波洗浄水による洗車工程を終了
する。
【0039】図14は、1復工程である乾燥工程を示
す。洗車機は、図14(a)に示す自動車後方位置より
乾燥工程を開始し、図14(b)に示すように、自動車
車体に付着した水滴を充分吹き飛ばせるように低速で走
行し、台車9より距離Z離れたトップノズル20を、記
憶した車高データに基づいて自動車車体に沿わせて昇降
制御しながら走行すると共に、トップノズル20および
サイドノズル31より、送風機30から送られるエアー
を自動車車体に吹き付けて、付着した水を吹き飛ばすこ
とにより乾燥させ、図14(c)に示す洗車開始位置に
達したら停止して乾燥工程を終了し、洗車を終了する。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明では、門型に形成さ
れた洗車機本体内に、散水ノズル,ブロア等の洗車処理
装置を備え、洗車機本体または自動車の走行に伴い、自
動車車体の洗浄,乾燥等の処理を行う洗車機において、
自動車車体上面を洗浄する上面洗浄ノズルと、自動車車
体両側面をそれぞれ洗浄する側面洗浄ノズルに、流水に
超音波振動を与えて超音波洗浄水を生成し噴射する超音
波洗浄ノズルを、それぞれ複数個備えるもので、1個の
超音波洗浄ノズルを移動させて車体面に作用させるのに
比べて、超音波洗浄ノズルの移動が短い距離ですみ、特
に超音波洗浄ノズルを5個とすると、洗浄時間の短縮や
超音波洗浄ノズルで使用される水の量の関係などから、
最も効率的な洗浄が行える。また、超音波洗浄水で洗浄
して強固に付着した汚れを落とすことができるので、洗
浄ブラシを用いる必要がなくなる。
【0041】また、それぞれの側面洗浄ノズルに、自動
車車体を検出する手段と、側面洗浄ノズルを自動車車体
に接近制御する手段とを備えるもので、これにより自動
車車体の形状に沿ってきめ細かく自動車車体への接近制
御が可能であり、かつ、例えばドアミラー等の自動車車
体から部分的に突出する障害物を回避する場合に、該当
する洗浄ノズルのみを回避動作すればよいので、洗い残
しの少ない洗車が行える。
【0042】さらに、分割された側面洗浄ノズルは、そ
れぞれ自動車車体側面の適宜定められた範囲を、自動車
車体高さ方向に反復移動して洗浄するものとし、それぞ
れの側面洗浄ノズルを自動車車体長さ方向に位置をずら
して備えるので、側面洗浄ノズルにそれぞれ備えられた
超音波センサーなどの車体検出手段が相互に干渉して自
動車車体の検出が正確に行えないといった不都合を防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面説明図である。
【図2】本発明の実施例の走行系と車形検出手段の正面
説明図である。
【図3】本発明の実施例の車体乾燥装置の正面説明図で
ある。
【図4】本発明の実施例の上面洗浄ノズルの正面説明図
である。
【図5】本発明の実施例の上面洗浄ノズルの傾動手段を
示す説明図である。
【図6】本発明の実施例の側面洗浄ノズルの正面説明図
である。
【図7】本発明の実施例の動作説明図である。
【図8】本発明の実施例の超音波洗浄ノズルの説明図で
ある。
【図9】本発明の実施例の制御系を示す説明図である。
【図10】本発明の実施例の動作説明図である。
【図11】本発明の実施例の動作説明図である。
【図12】本発明の実施例の動作説明図である。
【図13】本発明の実施例の動作説明図である。
【図14】本発明の実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体 4 洗車機走行用電動機 8 車高検出手段 18 車幅測定手段たる超音波センサー 19 トップノズル昇降駆動手段 30 送風機 31 サイドノズル 34 上面洗浄ノズル昇降手段 48 超音波洗浄ノズル 54 側面洗浄ノズル昇降手段 55a〜55e 側面洗浄ノズル 67a〜67e 側面洗浄ノズル移動用電動機 70a〜70e 車体検出用超音波センサー 71a〜71e 車体検出用超音波センサー 76 制御手段たるマイクロコンピューター

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門型に形成された洗車機本体内に、散水
    ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備え、洗車機本体ま
    たは自動車の走行に伴い、自動車車体の洗浄,乾燥等の
    処理を行う洗車機において、自動車車体上面を洗浄する
    上面洗浄ノズルと、自動車車体両側面をそれぞれ洗浄す
    る側面洗浄ノズルに、流水に超音波振動を与えて超音波
    洗浄水を生成し噴射する超音波洗浄ノズルを、それぞれ
    複数個備えたことを特徴とする洗車機。
  2. 【請求項2】 請求項1の洗車機において、上面洗浄ノ
    ズル及び側面洗浄ノズルに備えられる超音波洗浄ノズル
    はそれぞれ5個ずつであることを特徴とする洗車機。
  3. 【請求項3】 門型に形成された洗車機本体内に、散水
    ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備え、洗車機本体ま
    たは自動車の走行に伴い、自動車車体の洗浄,乾燥等の
    処理を行う洗車機において、自動車車体両側面をそれぞ
    れ洗浄する側面洗浄ノズルを複数個に分割し、流水に超
    音波振動を与えて超音波洗浄水を生成し噴射する超音波
    洗浄ノズルと、自動車車体を検出する手段と、側面洗浄
    ノズルを自動車車体に接近制御する手段とをそれぞれ備
    えたことを特徴とする洗車機。
  4. 【請求項4】 請求項3の洗車機において、側面洗浄ノ
    ズルをそれぞれ5個ずつに分割したことを特徴とする洗
    車機。
  5. 【請求項5】 請求項3および4の洗車機において、分
    割された側面洗浄ノズルは、それぞれ自動車車体側面の
    適宜定められた範囲を、自動車車体高さ方向に反復移動
    して洗浄するものとし、それぞれの側面洗浄ノズルは自
    動車車体長さ方向に位置をずらして備えられたことを特
    徴とする洗車機。
JP18085495A 1995-06-22 1995-06-22 超音波洗浄ノズルを備えた洗車機 Pending JPH092214A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012045936A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Semes Co Ltd 処理液吐出装置、洗浄ユニット及び洗浄方法
JP2020019381A (ja) * 2018-08-01 2020-02-06 エムケー精工株式会社 洗車機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012045936A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Semes Co Ltd 処理液吐出装置、洗浄ユニット及び洗浄方法
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