JPH08230622A - 洗車方法および装置 - Google Patents

洗車方法および装置

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JPH08230622A
JPH08230622A JP6198195A JP6198195A JPH08230622A JP H08230622 A JPH08230622 A JP H08230622A JP 6198195 A JP6198195 A JP 6198195A JP 6198195 A JP6198195 A JP 6198195A JP H08230622 A JPH08230622 A JP H08230622A
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JP
Japan
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ultrasonic
cleaning
nozzle
water
car
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Pending
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JP6198195A
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English (en)
Inventor
Shoichi Takeda
唱一 竹田
Kazuharu Aoyanagi
一春 青柳
Hikari Suyama
光 須山
Masahiko Hayashibe
正彦 林部
Takashi Oya
貴史 大屋
Kazuya Takazawa
和哉 高澤
Hiroyuki Kojima
弘行 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Electronics Co Ltd
MK Seiko Co Ltd
Original Assignee
Honda Electronics Co Ltd
MK Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い洗浄効果が得られる超音波洗浄水を用い
て洗車を行うことにより、強力な洗浄剤を多量に散布す
る必要をなくす。また、洗浄ブラシを用いずに、自動車
車体に強固に付着した汚れや油膜・水垢等を落とし、自
動車車体を傷つけず、洗い残し部分を残さない。 【構成】 洗車機本体または自動車の移動に伴い自動車
車体を洗浄する洗車機において、洗車機本体に、自動車
に向けて高圧の洗浄水をスプレーする高圧ノズルと、自
動車に対し油膜・水垢取り用の洗剤を混入させた洗浄水
を散布する洗剤ノズルと、超音波振動子を設け洗浄水に
超音波を照射した超音波洗浄水を放出する超音波ノズル
と、該超音波ノズルへ送られる洗浄水に制泡剤を添加し
た洗浄剤を混入させる手段と、該超音波ノズルへ送られ
る洗浄水にワックス剤を混入させる手段を備え、超音波
洗浄水と洗浄剤等を適宜車体に作用させて洗車を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車車体を洗浄す
る方法および装置に関し、特にブラシや多量の洗浄剤を
必要とすることなく効果の高い洗車ができる方法および
装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車車体を洗浄する方法とし
て、自動車車体に対して洗浄水をスプレーするのに加え
て、汚れ落とし用の洗浄剤を散布して洗浄効果を高めた
り、自動車車体に強固に付着した油膜や水垢を取るため
の洗浄剤を塗布して、油膜・水垢を除去したり、ワック
スを散布して自動車車体表面を保護し美観を保つ方法が
知られている。
【0003】これらの方法で洗車を行う装置として、高
圧のポンプから送出される洗浄水をスプレーノズルより
噴射させるスプレー洗車機がある。また、本体を門型に
形成し、洗浄ブラシ,散水ノズル,ブロア等を備え、洗
車機本体または自動車の移動に伴い自動車車体を洗浄す
る洗車機がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの洗
車方法では、単に洗浄水や各種洗浄剤,ワックス等をス
プレーするだけでは、強固に付着した汚れや、油膜・水
垢等は充分に落とすことができなかった。このため、強
力な洗浄剤を多量に散布する必要があった。
【0005】また、洗浄ブラシを用いて洗車を行うと、
単にスプレーするよりも高い洗浄効果が得られるが、自
動車車体にこびりついている細かい石を洗浄ブラシが擦
ることにより、自動車車体に細かな傷を残してしまうと
いう問題があった。また、様々な形状の自動車を洗浄し
たり、自動車車体に備えられた、例えばスポイラーやキ
ャリアなどを避けるために、洗浄ブラシが自動車車体と
接触するのを避ける必要があり、洗浄ブラシを避けた部
分は洗い残しが生じていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るために本発明は、洗浄水に超音波を照射して洗浄効果
を高めた超音波洗浄水を用いるもので、自動車に向けて
高圧の洗浄水をスプレーして洗浄した後に、自動車に対
し油膜・水垢取り用の洗浄剤を塗布し、この後洗浄水に
超音波を照射した超音波洗浄水を前記高圧スプレーより
低い水圧で自動車へ放出する。
【0007】あるいは、自動車に向けて高圧の洗浄水を
スプレーして洗浄した後に、超音波を照射した超音波洗
浄水を前記高圧スプレーより低い水圧で自動車へ放出す
るものとし、前記超音波洗浄水は制泡剤を添加した洗浄
剤の水溶液とする。
【0008】また、このように超音波洗浄水を放出した
後にワックス水に超音波を照射した超音波ワックス水を
自動車へ放出する。
【0009】さらに、本発明は、これらの洗車方法を行
うための洗車装置を提供するもので、洗車機本体または
自動車の移動に伴い自動車車体を洗浄する洗車機におい
て、洗車機本体に、自動車に向けて高圧の洗浄水をスプ
レーする高圧ノズルと、自動車に対し油膜・水垢取り用
の洗剤を混入させた洗浄水を散布する洗剤ノズルと、超
音波振動子を設け洗浄水に超音波を照射した超音波洗浄
水を放出する超音波ノズルと、高圧ノズルによるスプレ
ー洗浄と洗剤ノズルによる洗剤散布と超音波ノズルによ
る超音波洗浄とを順次与える制御手段とを備える。
【0010】あるいは、洗車機本体または自動車の移動
に伴い自動車車体を洗浄する洗車機において、洗車機本
体に、自動車に向けて高圧の洗浄水をスプレーする高圧
ノズルと、超音波振動子を設け洗浄水に超音波を照射し
た超音波洗浄水を放出する超音波ノズルと、該超音波ノ
ズルへ送られる洗浄水に制泡剤を添加した洗浄剤を混入
させる手段と、高圧ノズルによるスプレー洗浄と超音波
ノズルからの前記洗浄剤水溶液による超音波洗浄とを順
次与える制御手段とを備える。
【0011】また、前記超音波ノズルへ送られる洗浄水
にワックス剤を混入させる手段を備え、前記制御手段で
は超音波ノズルによる超音波洗浄の後に超音波ノズルか
ら超音波照射を伴うワックス水を放出させるようする。
【0012】
【作用】これにより、高い洗浄効果が得られる超音波洗
浄水を用いて洗車を行えるので、強力な洗浄剤を多量に
散布する必要がなくなる。また、洗浄ブラシを用いなく
ても、自動車車体に強固に付着した汚れや油膜・水垢等
を落とすことができ、自動車車体に傷を残す恐れがなく
なる。さらに、洗浄ブラシを回避させたときのように、
洗い残し部分が残るようなこともなくなる。
【0013】
【実施例】以下、図面を基に、本発明の実施例について
説明する。図1は本発明の実施例の側面図、図2は本発
明の実施例の、走行系と車形検出手段を説明する正面図
である。図において、1は自動車車体を跨ぐように門型
状に形成した洗車機本体で、正転逆転可能な電動機4,
4により、車輪2,2を回転駆動して、レール3,3に
沿って往復走行する。
【0014】5は、洗車機走行位置を検出するロータリ
ーエンコーダーで、電動機4の出力軸に連結し、電動機
4の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパルス信
号を出力して洗車機本体1の走行位置を与えている。
【0015】6は、洗車機位置を検出する位置センサ−
で、洗車機本体1下部に設けられ、レール3敷設面に固
定された突起物であるドッグ7を感知してスイッチング
し、洗車機本体1の位置を与えている。ドッグ7は洗車
機本体の走行開始位置を与える。
【0016】8は車高を検出する車高検出手段で、洗車
機本体1の前部に備えている。9,9は台車で、洗車機
本体1両側に立設したガイドレール10,10に案内さ
れて昇降移動できるように形成されている。11は正転
逆転可能な電動機で、チェーン12を介して回転軸13
を回転駆動し、回転軸13の回転により台車9,9に固
着されたチェーン14,14が回転駆動されて、台車
9,9が昇降移動される。15はロータリーエンコーダ
ーで、回転軸13に連結され、回転軸の回転方向を検出
しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力して、台車
9,9の位置を与えている。
【0017】対向する位置に配設された投光器16a,
17aと受光器16b,17bは、台車9,9に備えら
れた光電スイッチで、洗車機本体1に対して前方に位置
する光電スイッチ16a,16bの取付位置が、後方に
位置する光電スイッチ17a,17bの取付位置より高
くなっている。洗車機本体1に対して前方に位置する光
電スイッチ16a,16bが車体を検知したら電動機1
1を正転駆動して台車9,9を上昇させ、逆に車体を非
検知したら電動機11を逆転駆動して台車9,9を下降
させ、一方後方に位置する光電スイッチ17a,17b
が車体を検知したら電動機11の駆動を停止して台車
9,9を保持させ、相対的に台車9,9を車体形状に沿
って昇降動作させている。
【0018】18,18は車幅測定手段を構成する超音
波センサーで、それぞれ横方向に向けて超音波信号を送
信し、自動車車体からの反射波を受信するまでに要する
時間から自動車との距離を測定する。
【0019】図3は、本発明の実施例の車体乾燥装置を
示す説明図である。19は車体上面を乾燥するトップノ
ズル20を車体形状に沿って昇降動作させるトップノズ
ル昇降駆動手段で、車高検出手段8の隣に配設してい
る。前記トップノズル20はその両側面より外方に向け
て延出したアーム21,21の両端に台車22,22を
備え、洗車機本体1両側に立設したガイドレール23,
23上を昇降移動できるように形成している。24は正
転逆転可能な電動機で、チェーン25を介して回転軸2
6を回転駆動する。回転軸26の回転により、台車2
2,22、およびトップノズル20の荷重と平衡するウ
エイト27,27に固着されたチェーン28,28が回
転駆動されて、台車22,22が昇降移動される。29
はロータリーエンコーダーで、回転軸26に連結され、
回転軸の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパル
ス信号を出力して、台車22,22の位置を与えてい
る。
【0020】30,30は高圧風を生成する送風機、3
1,31は洗車機本体1両側に配設したサイドノズル、
32,32,33,33は送風機30,30と各ノズル
20,31,31を連通するダクトで、トップノズル2
0およびサイドノズル31,31は送風機30,30よ
り供給された高圧風を車体上面および側面に向けて吹き
付けて車体面に付着した水滴を除去している。
【0021】図4は、本発明の実施例の上面超音波ノズ
ルおよび上面高圧ノズルを示す説明図である。図4
(a)において、34は車体上面を洗浄する上面超音波
ノズル35を車体形状に沿って昇降動作させる上面超音
波ノズル昇降駆動手段で、トップノズル昇降駆動手段1
9の隣に配設している。前記上面超音波ノズル35には
高圧の洗浄水を噴射する上面高圧ノズル36が固着され
ている。上面超音波ノズル35はその両側面より外方に
向けて延出したアーム37,37の両端に台車38,3
8を備え、洗車機本体1両側に立設したガイドレール3
9,39上を昇降移動できるように形成している。40
は正転逆転可能な電動機で、チェーン41を介して回転
軸42を回転駆動する。回転軸42の回転により、台車
38,38、および上面超音波ノズル35の荷重と平衡
するウエイト43,43に固着されたチェーン44,4
4が回転駆動されて、台車38,38が昇降移動され
る。45はロータリーエンコーダーで、回転軸42に連
結され、回転軸の回転方向を検出しながら単位角度回転
毎にパルス信号を出力して、台車38,38の位置を与
えている。
【0022】上面超音波ノズル35は、図4(b)のよ
うに構成されている。46は超音波洗浄ノズルで、台車
47に固着され、ガイドレール48に沿って移動できる
ように形成されている。49は正転逆転可能な電動機
で、チェーン50を介して台車47を往復駆動する。5
1はロータリーエンコーダーで、電動機49の出力軸に
連結され、出力軸の回転方向を検出しながら単位回転毎
にパルス信号を出力して、超音波洗浄ノズル46の位置
を与えている。
【0023】図5は、本発明の実施例の側面超音波ノズ
ルおよび側面高圧ノズルを示す説明図である。図5
(a)において、52は車体側面を洗浄する側面超音波
ノズル53,53を車体形状に沿って昇降動作させる側
面超音波ノズル昇降駆動手段で、上面超音波ノズル昇降
駆動手段34の隣に配設している。前記側面超音波ノズ
ル53,53には、側面高圧ノズル54,54が固着さ
れている。側面超音波ノズル53,53はその側面より
外方に向けて延出したアーム55,55の端に台車5
6,56を備え、洗車機本体1両側に立設したガイドレ
ール57,57上を昇降移動できるように形成してい
る。58は正転逆転可能な電動機で、チェーン59を介
して回転軸60を回転駆動する。回転軸60の回転によ
り、台車56,56、および側面超音波ノズル53,5
3の荷重と平衡するウエイト61,61に固着されたチ
ェーン62が回転駆動されて、台車56,56が昇降移
動される。63はロータリーエンコーダーで、回転軸6
0に連結され、回転軸の回転方向を検出しながら単位角
度回転毎にパルス信号を出力して、台車56,56の位
置を与えている。図5(b)に示すように、側面超音波
ノズル53には、超音波洗浄ノズル46が備えられてい
る。
【0024】68,68はアーム55,55内に備えら
れたエアシリンダーで、通常はアーム55,55を短縮
させて側面超音波ノズル53,53を洗車機本体1側面
に位置させ、アーム55,55を伸長させると、側面超
音波ノズル53,53を洗車機本体1の内方に移動させ
る。
【0025】図6は実施例の超音波洗浄ノズル46の構
造を示す説明図である。69はノズルケーシングで、内
部を空洞とし、一側面に水源からの入水口70を、底面
に洗浄水の吐出口71をそれぞれ開口している。また、
ケーシング69の吐出口71と対向する位置すなわちケ
ーシング69上部には、超音波振動子72が取り付けら
れ、ケーシング69内に供給された洗浄水に超音波信号
を伝搬し、超音波洗浄水を生成できるようになってい
る。超音波洗浄ノズルの制御部107は、超音波振動子
72の出力の強弱の制御等を行う。
【0026】図1の73は油膜・水垢取り用洗浄剤を噴
射する上面洗剤ノズル、74は同じく油膜・水垢取り用
洗浄剤を噴射する側面洗剤ノズルで、自動車車体に向け
て油膜・水垢取り用洗浄剤を噴射する。
【0027】第7図は、本発明の実施例の管路構成を示
す説明図である。80は水タンクで、水源より供給され
る水を貯え、自動車車体の洗浄に必要な水を洗車機に供
給する。水タンク80に貯えられた水は、水中ポンプ8
1により送水され、ホース82を経て洗車機本体1へ至
り、管路83,84および100に分岐される。管路8
3に分岐された水は、電磁弁85を介して上面洗剤ノズ
ル73および側面洗剤ノズル74へ至る。管路84に分
岐された水は、電磁弁86を介して上面超音波ノズル3
5および側面超音波ノズル53,53へ至る。
【0028】上面洗剤ノズル73および側面洗剤ノズル
74,74へ至る管路83には、油膜・水垢取り用洗浄
剤タンク87と連通した洗剤管路88が混合器89にお
いて接続され、管路83への通水に伴い油膜・水坂取り
用洗浄剤タンク87より洗浄剤を吸引して、洗剤水溶液
をノズル73および74,74より放出させる。90は
洗剤管路88に設けられる電磁弁、91は同じく液量調
節弁である。
【0029】上面超音波ノズル35および側面超音波ノ
ズル53,53へ至る管路84には、制泡剤を添加した
洗浄剤の入った洗剤タンク92と連通した洗剤管路9
3、およびワックスタンク94と連通したワックス管路
95が混合器106において接続され、管路84への通
水に伴い洗浄剤タンク92またはワックスタンク94よ
り洗浄剤あるいはワックス液を吸引して、洗浄剤水溶液
あるいはワックス水溶液を上面超音波ノズル35および
側面超音波ノズル53,53より放出させる。96は洗
剤管路93に設けられる電磁弁、97はワックス管路9
5に設けられる電磁弁、98は洗剤管路93に設けられ
る液量調節弁、99はワックス管路95に設けられる液
量調節弁である。
【0030】管路100に分岐された水は、プランジャ
ーポンプ101によって圧力を高められ、管路102,
103に分岐されて、管路102を経て上面高圧洗浄ノ
ズル36へ至り、管路103を経て側面高圧洗浄ノズル
54に至る。104は管路102に設けられる電磁弁、
105は管路103に設けられる電磁弁である。
【0031】図8は実施例の制御系を示すブロック図で
ある。75はマイクロコンピューターで、演算処理を行
うCPU76、プログラム及び各種データを記憶するメ
モリ77、及び入出力インターフェース78,78より
成り、入出力インターフェース78,78には、各種電
動機11,24,40,49,58、各種エンコーダー
5,15,29,45,51,63、本体位置センサー
6、車高検出用光電スイッチの投光器16a,17a、
受光器16b,17b、車幅検出用超音波センサー1
8、送風機30、超音波洗浄ノズル46の制御部10
7、側面洗浄ノズル移動用エアシリンダー68、各種ポ
ンプ80,101、各ノズル73,74,74,35,
53,53,36,54,54へ洗浄水を供給する各種
電磁弁85,90,86,96,97,104,105
が接続されている。
【0032】64は洗車機走行速度可変手段を構成する
インバーターで、入出力インターフェース78に接続さ
れ、洗車機本体走行用電動機4に供給する電源の周波数
を変更して電動機4の回転数を変え、洗車機の走行速度
を適宜変更する。
【0033】次に、実施例の動作について説明する。ま
ず、本発明の実施例の第1の洗車工程として、1往工程
で高圧洗浄水による洗車、1復工程で油膜・水垢取り用
洗剤による洗剤散布、2往工程で超音波洗浄水による洗
車、2復工程で送風機からの送風による乾燥を行う洗車
について説明する。図9は、1往工程である高圧洗浄水
による洗車工程を示す。洗車機は、図9(a)に示す洗
車開始位置より洗車を開始する。水中ポンプ80を起動
させて洗車機本体1に向けて送水を開始し、電磁弁8
5,86は閉じ、電磁弁104,105のみを開けて、
上面高圧ノズル36および側面高圧ノズル54,54の
みから洗浄水が噴射されるようにする。さらに、プラン
ジャーポンプ101を起動して洗浄水を高圧で送出し、
高圧ノズル36,54,54から噴射される洗浄水を高
圧洗浄水とする。
【0034】図9(b)に示すように、洗車機は、高圧
洗浄水による洗浄効果を高めるために、本体走行用イン
バーター64により低い周波数で本体走行用電動機4を
駆動して低速で走行し、光電スイッチ16a,16b,
17a,17bで自動車車体を検出しながら、矢印に示
すように自動車車体に沿って台車9を昇降させる。マイ
クロコンピューター75は、洗車機の走行位置を検出す
るエンコーダー5と、台車9の位置を検出するエンコー
ダー15のパルスを検出してメモリ77に記憶し、自動
車車体の高さ方向の形状を測定する。また、車幅測定用
超音波センサー18の検出により、幅方向の形状を測定
する。
【0035】洗車機は台車9から距離X離れた位置にあ
る上面超音波ノズル35を、記憶した車高データに基づ
いて自動車車体に沿うように昇降制御すると共に、上面
超音波ノズル35に備えられた上面高圧ノズルより高圧
の洗浄水を自動車車体に向けて噴射し、洗車を行う。
【0036】上面高圧ノズルによる洗浄と同時に、側面
高圧ノズルによる洗浄も行う。洗車機は、台車9から距
離Y離れた位置にある側面超音波ノズル53を、記憶し
た車高データに基づいて、自動車車体側面をカバーでき
るように往復昇降制御すると共に、超音波センサー18
により測定した車幅に応じて、アーム55を伸長させる
エアシリンダー68を適宜作動させて、側面超音波ノズ
ルが自動車車体にできるだけ接近できるように制御す
る。同時に側面超音波ノズル53に備えられた側面高圧
ノズル54より高圧の洗浄水を自動車車体に向けて噴射
し、洗車を行う。
【0037】このようにして上面高圧ノズルおよび側面
高圧ノズルによる洗浄を行いながら洗車機を走行させ、
図9(c)に示すように自動車車体の後方まで達した
ら、1往工程である高圧洗浄水による洗車工程を終了す
る。
【0038】図10は、1復工程である油膜・水垢取り
用洗剤の散布工程を示す。洗車機は、図10(a)にし
めす自動車後方位置から1復工程の洗車を開始する。1
往工程で用いた上面超音波ノズル35を最上位位置へ上
昇させ、プランジャーポンプ101を停止し、電磁弁1
04,105を閉じて、上面高圧ノズル36,側面高圧
ノズル54,54からの高圧洗浄水の噴射を停止する。
それと共に、電磁弁85を開けて上面洗剤ノズル73お
よび側面洗剤ノズル74,74から洗浄水を噴射させ、
電磁弁90を開け混合器89を通して洗剤タンク87の
油膜・水垢取り用洗浄剤を洗浄水と混合して散布する。
【0039】図10(b)に示すように、本体走行用イ
ンバーター64により標準周波数で本体走行用電動機4
を駆動して標準速で走行し、上面洗剤ノズル73および
側面洗剤ノズル74より油膜・水垢取り用洗浄剤を自動
車車体に向けて散布しながら走行し、図10(c)に示
すように洗車開始位置に戻ったら走行を停止して、洗剤
散布工程を終了する。
【0040】図11は、2往工程である超音波洗浄水に
よる洗浄工程を示す。洗車機は、図11(a)に示す洗
車開始位置から2往工程の洗車を開始する。洗車機は、
電磁弁85,104,105を閉じ、86のみを開い
て、上面超音波ノズル35および側面超音波ノズル53
のみより洗浄水を噴射し、上面超音波ノズル35および
側面超音波ノズル53に備えられた超音波洗浄ノズル4
6の超音波振動子72により洗浄水に高い出力の超音波
振動を与えて超音波洗浄水を生成する。
【0041】図11(b)に示すように、洗車機は超音
波洗浄水による洗浄が万遍なく行えるように、本体走行
用インバーター64により低い周波数で本体走行用電動
機4を駆動して低速で走行し、台車9から距離X離れた
位置にある上面超音波ノズル35を、記憶した車高デー
タに基づいて、自動車車体に沿って昇降制御すると共
に、上面超音波ノズル35に備えられた超音波洗浄ノズ
ル46より超音波洗浄水を自動車車体に向けて噴射し、
洗車を行う。
【0042】上面超音波ノズルによる洗浄と同時に、側
面超音波ノズルによる洗浄も行う。洗車機は、台車9か
ら距離Y離れた位置にある側面超音波ノズル53を、記
憶した車形データに基づいて、自動車車体側面をカバー
できるように往復昇降制御すると共に、超音波センサー
18により測定した車幅に応じて、アーム55を伸長さ
せるエアシリンダー68を適宜動作させて、側面超音波
ノズルが自動車車体にできるだけ接近できるように制御
する。同時に側面超音波ノズル53に備えられた超音波
洗浄ノズル46より超音波洗浄水を自動車車体に向けて
噴射して、洗車を行う。
【0043】図12は超音洗浄水による洗浄工程の動作
を説明する正面図である。上面超音波ノズル35は、記
憶された車形データに基づいて、ガイドレール39,3
9に沿って昇降すると共に、超音波洗浄ノズル46を、
車幅データに基づいて、車幅に応じて往復移動させなが
ら、超音波洗浄水を自動車Aに向けて噴射する。側面超
音波ノズル53,53は、記憶された車高データに応じ
てガイドレール57,57に沿って反復昇降すると共
に、車幅データに応じてエアシリンダー68,68を伸
長させてアーム55,55を自動車Aに向けて伸ばし、
超音波洗浄水を自動車Aに向けて噴射する。
【0044】このようにして側面超音波ノズルおよび上
面超音波ノズルによる洗浄を行いながら洗車機を走行さ
せ、図11(c)に示すように自動車車体後方位置に達
したら、2往工程である超音波洗浄水による洗車工程を
終了する。
【0045】図13は、2復工程である乾燥工程を示
す。洗車機は、図13(a)に示す自動車後方位置より
乾燥工程を開始する。洗車機は、超音波振動子を停止
し、すべての電磁弁を閉じ、水中ポンプ80を停止して
洗浄水を止めると共に、上面超音波ノズルを最上位位置
に上昇させ、トップノズルを下降させる。
【0046】図13(b)に示すように、洗車機は、自
動車車体に付着した水滴を充分吹き飛ばせるように、本
体走行用インバーター64により低い周波数で本体走行
用電動機4を駆動して低速で走行し、台車9より距離Z
離れたトップノズル20を、記憶した車高データに基づ
いて自動車車体に沿わせて昇降制御しながら走行すると
共に、トップノズル20およびサイドノズル31より、
送風機30から送られるエアーを自動車車体に吹き付け
て、付着した水を吹き飛ばすことにより乾燥させ、図1
3(c)に示す洗車開始位置に達したら停止して乾燥工
程を終了し、洗車を終了する。
【0047】この第1の洗車工程では、まず、1往工程
の高圧洗浄水による洗車で落とし易い泥汚れ等を落と
し、続く1復工程の油膜・水垢取り用洗剤の散布で油膜
や水垢等の強固に付着した汚れを浮かす。2往工程の超
音波洗浄水による洗車は、高圧の洗浄水を用いると、空
気の混入や洗浄水の飛散があるので超音波振動が充分に
与えられないため、低圧の洗浄水に超音波振動を与えて
超音波洗浄水を生成し、強固に付着した落としにくい汚
れを落とす。その後、2復工程で送風機からの送風によ
り自動車車体に付着した洗浄水を吹き飛ばして乾燥を行
う。
【0048】次に、本発明の実施例の第2の洗車工程と
して、1往工程で高圧洗浄水による洗車、1復工程で制
泡剤を添加した超音波洗浄水による洗車、2往工程でワ
ックス水に超音波振動を与えた超音波ワックス水による
洗車、2復工程で送風機からの送風による乾燥を行う洗
車について説明する。1往工程である高圧洗浄水による
洗車は、前記第1の洗車工程と同じである。
【0049】図14は、1復工程である制泡剤を添加し
た超音波洗浄水による洗浄工程を示す。洗車機は、図1
4(a)に示す自動車後方位置から1復工程の洗車を開
始する。1往工程で用いたプランジャーポンプ101を
停止し、電磁弁104,105を閉じて、上面高圧ノズ
ル36,側面高圧ノズル54,54からの高圧洗浄水の
噴射を停止する。それと共に、電磁弁86を開け、上面
超音波ノズル35,側面超音波ノズル53,53のみか
ら洗浄水を噴射させ、電磁弁96を開け混合器106を
通して洗剤タンク92の制泡剤を添加した洗浄剤を洗浄
水と混合し、さらに上面超音波ノズル35および側面超
音波ノズル53に備えられた超音波洗浄ノズル46の超
音波振動子72により洗浄水に高い出力の超音波振動を
与えて超音波洗浄水を生成する。
【0050】図14(b)に示すように、洗車機は、超
音波洗浄水による洗浄が万遍なく行えるように、本体走
行用インバーター64により低い周波数で本体走行用電
動機4を駆動して低速で走行し、台車9から距離Y離れ
た位置にある側面超音波ノズル53を、記憶した車形デ
ータに基づいて、自動車車体側面をカバーできるように
往復昇降制御すると共に、超音波センサー18により測
定した車幅に応じて、アーム55を伸長させるエアシリ
ンダー68を適宜動作させて、側面超音波ノズルが自動
車車体にできるだけ接近できるように制御する。同時に
側面超音波ノズル53に備えられた超音波洗浄ノズル4
6より超音波洗浄水を自動車車体に向けて噴射して、洗
車を行う。
【0051】側面超音波ノズルによる洗浄と同時に、上
面超音波ノズルによる洗浄も行う。洗車機は、台車9か
ら距離X離れた位置にある上面超音波ノズル35を、記
憶した車高データに基づいて、自動車車体に沿って昇降
制御すると共に、上面超音波ノズル35に備えられた超
音波洗浄ノズル46より超音波洗浄水を自動車車体に向
けて噴射し、洗車を行う。
【0052】このようにして側面超音波洗浄ノズルおよ
び上面超音波洗浄ノズルによる洗浄を行いながら洗車機
を走行させ、図14(c)に示すように自動車車体後方
位置に達したら、1復工程である制泡剤を添加した洗浄
剤の水溶液である超音波洗浄水による洗車工程を終了す
る。
【0053】2往工程のワックス水に超音波振動を与え
た超音波ワックス水による洗車では、電磁弁86を開
け、上面洗浄ノズル35,側面洗浄ノズル53,53の
みから洗浄水を噴射させ、電磁弁97を開けて混合器1
06を通して洗剤タンク94のワックスを洗浄水と混合
し、さらに上面超音波ノズル35および側面超音波ノズ
ル53に備えられた超音波洗浄ノズル46の超音波振動
子72により洗浄水に低い出力の超音波振動を与えて超
音波洗浄水を生成する。上面超音波ノズルおよび側面超
音波ノズルの制御は、前述の1復工程と同様である。2
復工程の乾燥工程は、前述の第1の洗車工程の乾燥工程
と同様である。
【0054】この第2の洗車工程では、まず、1往工程
の高圧洗浄水による洗車で落とし易い泥汚れ等を落と
す。続く1復工程では、超音波振動が充分に与えられる
低圧の洗浄水に、制泡剤を添加した洗浄剤を混入させ、
超音波振動を与えて洗浄を行う。洗浄剤に制泡剤を添加
するのは、洗浄剤の水溶液である洗浄水に超音波振動を
与えて洗浄を行う場合、洗浄剤が泡立ち洗浄水に気泡が
発生すると、超音波振動が充分に伝わらなくなり、超音
波洗浄の効果が落ちるので、洗浄水の泡立ちを防ぐため
である。この1復工程では、洗浄剤の洗浄効果に超音波
洗浄水の洗浄効果が加わって、高い洗浄効果が得られ
る。
【0055】2往工程では、超音波振動が充分に与えら
れる低圧の洗浄水に、ワックス液を混入させ、低い出力
の超音波振動を与えて洗浄を行う。ワックス水に高い出
力の超音波振動を与えると、洗浄効果は高まるものの、
ワックスの付着は悪くなるが、低い出力で超音波振動を
与えると、洗浄水中のワックス粒子が適度に分散して、
自動車車体に付着する効果を高めることができる。その
後、2復工程で送風機からの送風により自動車車体に付
着した洗浄水を吹き飛ばして乾燥を行う。
【0056】以上2つの洗車工程について説明したが、
洗車工程は種々の組み合わせが可能である。例えば、第
3の洗車工程として、1往工程では側面高圧ノズルのみ
による洗浄、1復工程では上面高圧ノズルのみによる洗
浄、2往工程では油膜・水垢取り用洗浄剤を散布、2復
工程では超音波洗浄水による洗浄、3往工程ではワック
ス水に超音波振動を与えた超音波ワックス水による洗
浄、3復工程で乾燥を行うというような3往復洗車も可
能である。上面高圧ノズル,側面高圧ノズルをそれぞれ
単独で用いると、両方同時に用いたときに比べ、洗浄水
の圧力を高くすることができる。
【0057】また、第4の洗車工程として、1往工程で
は側面高圧ノズルのみによる洗浄、1復工程では上面高
圧ノズルのみによる洗浄、2往工程では制泡剤を添加し
た洗浄剤水溶液に超音波振動を与えた洗浄水による洗
浄、2復工程で乾燥を行うというような2往復洗車も可
能である。
【0058】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、種
々の設計変更を行うことができる。例えば前記第1の洗
車工程において、1復工程と2往工程の間に適宜の待機
時間をとり、1復工程で散布した油膜・水垢取り用洗浄
剤が自動車車体に充分作用できるようにし、かつ、作業
者が手作業で洗浄剤を自動車車体に擦りつけ、完全に汚
れが落とせるようにしてもよい。
【0059】また、同様に、前記第2の洗車工程におい
て、1復工程と2往工程の間に適宜の待機時間をとり、
1復工程で散布した制泡剤を添加した洗浄剤が自動車車
体に充分にできるようにし、洗浄剤の効果を高めること
もできる。
【0060】ところで、本発明の実施例では、洗車機本
体または自動車の移動に伴い自動車車体を洗浄する洗車
機について説明したが、高圧のポンプから送出される洗
浄水をスプレーノズルより噴射させるスプレー洗車機に
おいても、洗車機を適宜に構成して、本発明の洗車方法
を実施することができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明は、洗浄水に超音波
を照射して洗浄効果を高めた超音波洗浄水を用いるもの
であり、自動車に向けて高圧の洗浄水をスプレーして洗
浄した後に、自動車に対し油膜・水垢取り用の洗浄剤を
塗布し、この後洗浄水に超音波を照射した超音波洗浄水
を前記高圧スプレーより低い水圧で自動車へ放出する洗
車方法、あるいは、自動車に向けて高圧の洗浄水をスプ
レーして洗浄した後に、超音波を照射した超音波洗浄水
を前記高圧スプレーより低い水圧で自動車へ放出するも
のとし、前記超音波洗浄水は制泡剤を添加した洗浄剤の
水溶液とする洗車方法、これらの方法で洗車した後にワ
ックス水に超音波を照射した超音波ワックス水を自動車
へ放出する洗車方法を提供する。
【0062】さらに、本発明は、これらの洗車方法を行
うための洗車装置を提供するもので、洗車機本体または
自動車の移動に伴い自動車車体を洗浄する洗車機におい
て、洗車機本体に、自動車に向けて高圧の洗浄水をスプ
レーする高圧ノズルと、自動車に対し油膜・水垢取り用
の洗剤を混入させた洗浄水を散布する洗剤ノズルと、超
音波振動子を設け洗浄水に超音波を照射した超音波洗浄
水を放出する超音波ノズルと、該超音波ノズルへ送られ
る洗浄水に制泡剤を添加した洗浄剤を混入させる手段
と、該超音波ノズルへ送られる洗浄水にワックス剤を混
入させる手段を備え、前述の洗車方法による洗車を行う
ものである。
【0063】これにより、高い洗浄効果が得られる超音
波洗浄水を用いて洗車を行えるので、洗浄ブラシを用い
なくても、自動車車体に強固に付着した強固な汚れを落
とすことができ、自動車車体に傷を残す恐れがなく、洗
い残し部分のない洗車が行える。
【0064】また、洗浄剤と超音波洗浄水の相互作用で
洗浄効果をより高めることができるので、強力な洗浄剤
を多量に散布する必要がなくなる。さらに、ワックス液
と超音波洗浄水の相互作用で付着力の高い効果的なワッ
クス塗布を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面説明図である。
【図2】本発明の実施例の走行系と車形検出手段の正面
説明図である。
【図3】本発明の実施例の車体乾燥装置の正面説明図で
ある。
【図4】本発明の実施例の上面超音波ノズルの正面説明
図である。
【図5】本発明の実施例の側面超音波ノズルの正面説明
図である。
【図6】本発明の実施例の超音波洗浄ノズルの説明図で
ある。
【図7】本発明の実施例の管路構成の説明図である。
【図8】本発明の実施例の制御系を示す説明図である。
【図9】本発明の実施例の動作説明図である。
【図10】本発明の実施例の動作説明図である。
【図11】本発明の実施例の動作説明図である。
【図12】本発明の実施例の動作説明図である。
【図13】本発明の実施例の動作説明図である。
【図14】本発明の実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体 4 洗車機走行用電動機 8 車高検出手段 18 車幅測定手段たる超音波センサー 19 トップノズル昇降駆動手段 30 送風機 31 サイドノズル 34 上面超音波ノズル昇降手段 49 上面超音波洗浄ノズル移動用電動機 46 超音波洗浄ノズル 52 側面超音波ノズル昇降手段 64 走行速度変更手段たるインバーター 68 側面超音波ノズル移動用エアシリンダー 73 上面洗剤ノズル 74 側面洗剤ノズル 75 制御手段たるマイクロコンピューター 81 水中ポンプ 85,86,90,96,97,104,105 電磁
弁 87 油膜・水垢取り用洗浄剤タンク 89,106 混合器 92 制泡剤を添加した洗浄剤タンク 94 ワックスタンク 101 プランジャーポンプ 107 超音波洗浄ノズル制御部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】上面超音波ノズル35は、図4(b)のよ
うに構成されている。46は超音波洗浄ノズルで、台車
47に固着され、ガイドレール48に沿って移動できる
ように形成されている。49は正転逆転可能な電動機
で、チェーン50を介して台車47を往復駆動する。5
1はロータリーエンコーダーで、電動機49の出力軸に
連結され、出力軸の回転方向を検出しながら単位角度回
転毎にパルス信号を出力して、超音波洗浄ノズル46の
位置を与えている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】第7図は、本発明の実施例の管路構成を示
す説明図である。81は水タンクで、水源より供給され
る水を貯え、自動車車体の洗浄に必要な水を洗車機に供
給する。水タンク81に貯えられた水は、水中ポンプ8
0により送水され、ホース82を経て洗車機本体1へ至
り、管路83,84および100に分岐される。管路8
3に分岐された水は、電磁弁85を介して上面洗剤ノズ
ル73および側面洗剤ノズル74,74へ至る。管路8
4に分岐された水は、電磁弁86を介して上面超音波ノ
ズル35および側面超音波ノズル53,53へ至る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】上面洗剤ノズル73および側面洗剤ノズル
74,74へ至る管路83には、油膜・水垢取り用洗浄
剤タンク87と連通した洗剤管路88が混合器89にお
いて接続され、管路83への通水に伴い油膜・水垢取り
用洗浄剤タンク87より洗浄剤を吸引して、洗剤水溶液
をノズル73および74,74より放出させる。90は
洗剤管路88に設けられる電磁弁、91は同じく液量調
節弁である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】管路100に分岐された水は、プランジャ
ーポンプ101によって圧力を高められ、管路102,
103に分岐されて、管路102を経て上面高圧洗浄ノ
ズル36へ至り、管路103を経て側面高圧洗浄ノズル
54,54に至る。104は管路102に設けられる電
磁弁、105は管路103に設けられる電磁弁である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】図10は、1復工程である油膜・水垢取り
用洗剤の散布工程を示す。洗車機は、図10(a)に示
す自動車後方位置から1復工程の洗車を開始する。1往
工程で用いた上面超音波ノズル35を最上位位置へ上昇
させ、プランジャーポンプ101を停止し、電磁弁10
4,105を閉じて、上面高圧ノズル36,側面高圧ノ
ズル54,54からの高圧洗浄水の噴射を停止する。そ
れと共に、電磁弁85を開けて上面洗剤ノズル73およ
び側面洗剤ノズル74,74から洗浄水を噴射させ、電
磁弁90を開け混合器89を通して洗剤タンク87の油
膜・水垢取り用洗浄剤を洗浄水と混合して散布する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】また、同様に、前記第2の洗車工程におい
て、1復工程と2往工程の間に適宜の待機時間をとり、
1復工程で散布した制泡剤を添加した洗浄剤が自動車車
体に充分作用できるようにし、洗浄剤の効果を高めるこ
ともできる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須山 光 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社内 (72)発明者 林部 正彦 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社内 (72)発明者 大屋 貴史 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社内 (72)発明者 高澤 和哉 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社内 (72)発明者 小島 弘行 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車に向けて高圧の洗浄水をスプレー
    して洗浄した後に、自動車に対し油膜・水垢取り用の洗
    浄剤を塗布し、この後洗浄水に超音波を照射した超音波
    洗浄水を前記高圧スプレーより低い水圧で自動車へ放出
    することを特徴とした洗車方法。
  2. 【請求項2】 自動車に向けて高圧の洗浄水をスプレー
    して洗浄した後に、超音波を照射した超音波洗浄水を前
    記高圧スプレーより低い水圧で自動車へ放出するものと
    し、前記超音波洗浄水は制泡剤を添加した洗浄剤の水溶
    液からなることを特徴とする洗車方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の洗車方法におい
    て、前記超音波洗浄水を放出した後にワックス水に超音
    波を照射した超音波ワックス水を自動車へ放出すること
    を特徴とした洗車方法。
  4. 【請求項4】 洗車機本体または自動車の移動に伴い自
    動車車体を洗浄する洗車機において、洗車機本体に、自
    動車に向けて高圧の洗浄水をスプレーする高圧ノズル
    と、自動車に対し油膜・水垢取り用の洗剤を混入させた
    洗浄水を散布する洗剤ノズルと、超音波振動子を設け洗
    浄水に超音波を照射した超音波洗浄水を放出する超音波
    ノズルと、高圧ノズルによるスプレー洗浄と洗剤ノズル
    による洗剤散布と超音波ノズルによる超音波洗浄とを順
    次与える制御手段とを備えたことを特徴とする洗車装
    置。
  5. 【請求項5】 洗車機本体または自動車の移動に伴い自
    動車車体を洗浄する洗車機において、洗車機本体に、自
    動車に向けて高圧の洗浄水をスプレーする高圧ノズル
    と、超音波振動子を設け洗浄水に超音波を照射した超音
    波洗浄水を放出する超音波ノズルと、該超音波ノズルへ
    送られる洗浄水に制泡剤を添加した洗浄剤を混入させる
    手段と、高圧ノズルによるスプレー洗浄と超音波ノズル
    からの前記洗浄剤水溶液による超音波洗浄とを順次与え
    る制御手段とを備えたことを特徴とする洗車装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の洗車装置におい
    て、前記超音波ノズルへ送られる洗浄水にワックス剤を
    混入させる手段を備え、前記制御手段では超音波ノズル
    による超音波洗浄の後に超音波ノズルから超音波照射を
    伴うワックス水を放出させるようにしたことを特徴とす
    る洗車装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100443201B1 (ko) * 2001-12-10 2004-08-09 주식회사 울쏘하이텍 비데의 노즐장치
JP2010083342A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 I Tac Giken Kk 無接触洗車方法
CN105457944A (zh) * 2015-12-15 2016-04-06 铜陵铜官府文化创意股份公司 用于不锈钢壁画油污的清洗方法
WO2019010483A1 (en) * 2017-07-07 2019-01-10 Plastic Omnium Advanced Innovation And Research STORAGE TANK FOR A SOLUTION AND METHOD FOR MEASURING A VALUE IN SUCH A RESERVOIR

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