JP3289200B2 - 混気洗浄装置 - Google Patents

混気洗浄装置

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JP3289200B2
JP3289200B2 JP19374693A JP19374693A JP3289200B2 JP 3289200 B2 JP3289200 B2 JP 3289200B2 JP 19374693 A JP19374693 A JP 19374693A JP 19374693 A JP19374693 A JP 19374693A JP 3289200 B2 JP3289200 B2 JP 3289200B2
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cleaning
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はノズル管から噴射した高
圧液体(圧液)の噴射流と気泡とを被洗浄物に衝突させ
て洗浄するようにした混気洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ノズル管の噴射口から噴射した
高圧液体の噴射流を被洗浄物に衝突させて洗浄する場
合、液体ポンプと、空気雰囲気中の被洗浄物に向けて空
気中に開口するノズル管と、該ノズル管を前記被洗浄物
に対し離反した位置に支持するノズル支持体とを備え、
前記ポンプから供給される高圧液体を前記ノズル管の噴
射口から空気雰囲気中の前記被洗浄物に向けて空気雰囲
気中で噴射し、この噴射流の空気雰囲気中での被洗浄物
との衝突により、該被洗浄物表面の汚れなどを除去する
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
洗浄方法は、空気雰囲気中でノズル管の噴射口から噴射
する高圧液体の噴射流を、空気雰囲気中の被洗浄物に衝
突させて洗浄するものであるから、噴射流が衝突する領
域のみが洗浄されることになり、従って、洗浄範囲が狭
く、全体として洗浄効率が悪い問題があった。
【0004】本発明は、以上の点に鑑み発明したもの
で、目的は、噴射流が衝突する領域よりも広い範囲に亘
って洗浄することができ、全体として洗浄効率を高める
ことができるようにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、請求項1記載の発明は、被洗浄物が浸漬され
る洗浄槽と、該洗浄槽の液中で開口すべき噴射口を有す
るノズル管と、該ノズル管に圧液を供給する液体ポンプ
とを備えた混気洗浄装置において、一端が前記噴射口の
外周りに配置され、他端が前記噴射口よりも上方の空中
に配置される空気導入用の筒体を備えており、該筒体内
に前記ノズル管が挿入されていることを特徴とする。
【0006】
【0007】また、請求項2記載の発明は、前記洗浄槽
は被洗浄物を保持するための保持体と、該保持体を液中
への浸漬位置と引上位置とに昇降させる昇降装置とを備
えることを特徴とする。
【0008】また、請求項3記載の発明は、前記洗浄槽
は、該洗浄槽の液面に浮遊する浮遊汚物を外部へ排出す
るための汚物排出手段を備えることを特徴とする。
【0009】
【0010】また、請求項4記載の発明は、前記洗浄槽
は、該洗浄槽内の液を加温するための加温手段を備える
ことを特徴とする。
【0011】また、請求項5記載の発明は、液体ポンプ
と、該液体ポンプが吐出した圧液を空中から液中に噴射
する噴射口を有するノズル管と、該ノズル管を支持する
ノズル支持機構とを備えた混気洗浄装置において、前記
ノズル支持機構は、前記噴射口から噴射された圧液が液
中に進入するとき、該圧液の噴射流周りの空気を巻込
み、該噴射流周りに気泡層が発生するように前記ノズル
管を支持するノズル支持体と、該ノズル支持体を前記液
中に浸漬される被洗浄物に対して接離させるためのブー
ムとを有することを特徴とする。
【0012】また、請求項6記載の発明は、前記ブーム
を動作させるための手段と、前記噴射口及び被洗浄物の
間の距離を検出する距離検出器と、該距離検出器が検出
した検出結果に基づいて前記手段に動作指示を与える指
示手段とを備えることを特徴とする。
【0013】また、請求項7記載の発明は、前記ノズル
管は、前記噴射口の外周りに配置され、前記噴射口と同
方向に開口された空気室を備えており、該空気室に連通
する空気通路を有していることを特徴とする。
【0014】また、請求項8記載の発明は、前記空気通
路はエアーポンプに連通していることを特徴とする。
【0015】また、請求項9記載の発明は、前記ノズル
支持機構は被洗浄物に移動可能に装着される移動台車を
備えることを特徴とする。
【0016】また、請求項10記載の発明は、液体ポン
プと、該液体ポンプが吐出した圧液を空中から液中に噴
射する噴射口を有するノズル管と、該ノズル管を支持す
るノズル支持機構とを備えた混気洗浄装置において、前
記ノズル支持機構は、前記噴射口から噴射された圧液が
液中に進入するとき、該圧液の噴射流周りの空気を巻込
み、該噴射流周りに気泡層が発生するように前記ノズル
管を支持するノズル支持体と、該ノズル支持体を前記液
中に浸漬される被洗浄物に対して接離させるための移動
機構とを備えており、前記液体ポンプ及び前記ノズル支
持機構は船台に装備されており、該船台は前記噴射口か
ら噴射される圧液の噴射反力に対抗する逆噴射ノズルを
有することを特徴とする。
【0017】
【0018】
【作用】請求項1記載の発明にあっては、被洗浄物を洗
浄槽に浸漬し、噴射流と気泡とを衝突させて洗浄するこ
とができるため、前記被洗浄物を噴射流が衝突する領域
よりも広範囲に洗浄でき、その洗浄効率を向上でき、し
かも、液中で圧液を噴射しつつ、この噴射流の周りに気
泡層を発生させることができるため、浸漬された被洗浄
物の側面下部とか、底面であっても有効に洗浄すること
ができる。また、噴射口を有するノズル管は、一端が前
記噴射口の外周りに配置され、他端が前記噴射口よりも
上方の空中に配置される空気導入用の筒体内に挿入され
ているため、ノズル管の全周囲から噴射口の全周囲へ空
気を供給しつつ該空気を噴射流の全周囲で巻込ませ、噴
射流の全周囲に気泡層を発生させ得る。この結果、気泡
の被洗浄物への衝突量及び衝突領域を広げることがで
き、混気洗浄効率をより一層向上できる。また、洗浄槽
の液中に圧液を噴射して気泡を発生させるようにしたか
ら、気泡が液面に上昇するとき、被洗浄物から除去され
た油分などの汚物を液面に上昇させることができ、従っ
て、空中での圧液の噴射による洗浄に比較して汚物の回
収処理が容易となる。
【0019】
【0020】また、小形で軽量の被洗浄物を洗浄する場
合には、前記噴射流の噴射力と前記気泡の液中での遊動
とにより前記被洗浄物周りの液を攪拌しながら被洗浄物
を液中で揺動させることができ、しかも、このように揺
動させながら被洗浄物に噴射流と無数の気泡とを衝突さ
せて洗浄することができ、洗浄効率をより一層向上でき
る。
【0021】また、請求項2記載の発明にあっては、昇
降装置を動作させることにより、被洗浄物の液中への浸
漬及び引上げを簡易に行うことができ、洗浄の作業性を
向上できる。
【0022】また、請求項3記載の発明にあっては、被
洗浄物から除去されて液面に浮遊した浮遊汚物を洗浄槽
から容易に排出でき、この浮遊汚物を液面から排出した
後で被洗浄物を液面に対し引上げることにより、洗浄後
の被洗浄物が、除去された汚物で汚れるのをなくし得
る。
【0023】
【0024】また、請求項4記載の発明にあっては、洗
浄液を加温でき、この加温液により浸漬した被洗浄物を
加温することができ、従って、この加温により、被洗浄
物の汚れを剥離し易くできるのであり、この剥離し易く
なった被洗浄物に前記噴射流及び気泡層の気泡を衝突さ
せて洗浄できるから、より一層洗浄効果を高めることが
できる。
【0025】また、請求項5記載の発明にあっては、被
洗浄物が船体のように移動する場合でも、前記ブームを
伸長させることにより、ノズル管から噴射する圧液の噴
射流と、該噴射流周りに発生する気泡層の気泡とを被洗
浄物に衝突させることができるため、前記船体のような
被洗浄物であっても効率よく洗浄できる。また、ノズル
支持体をブームが移動させるため、レール及び該レール
に載置される移動台車を用いる場合に比べて混気洗浄装
置の全体を小形にできる。
【0026】また、請求項6記載の発明にあっては、被
洗浄物が船体のように移動する場合であっても、指示手
段からの指示信号により前記移動機構を動作させて、前
記ノズル管を被洗浄物に対し適正位置に配置でき、前記
被洗浄物の高効率洗浄を有効に実行できる。
【0027】また、請求項7記載の発明にあっては、液
中で圧液を噴射しつつ、この噴射流の周りに気泡層を形
成でき、従って、被洗浄物が船体であっても、その側面
下部、特に船底でも有効に洗浄することができる。
【0028】また、請求項8記載の発明にあっては、空
気室に空気を確実に供給することができ、従って、ノズ
ル管の噴射口から液面までの距離が長い場合でも、前記
空気室に空気を確実に供給することができ、噴射流の周
りに気泡層を有効に形成することができる。
【0029】また、請求項9記載の発明にあっては、特
別の船台を用いなくとも、ノズル支持機構を被洗浄物に
移動可能に装着でき、従って、被洗浄物が大形の場合で
も、その浸漬部位を有効に、能率よく洗浄することがで
きる。
【0030】また、請求項10記載の発明にあっては、
船台を被洗浄物に対し液面に沿って移動させて前記被洗
浄物を洗浄することができるため、船など岸壁から離れ
た位置にある被洗浄物であっても、噴射流と気泡層の気
泡とを衝突させて有効に洗浄することができる。また、
洗浄作業時に船台が前記圧液の復動反力で被洗浄物に対
し離反するのを防止でき、前記ノズル管と被洗浄物との
間の適正な距離を維持することができる。
【0031】
【0032】
【実施例】図1に示した洗浄方法は、モータなどの駆動
装置1により駆動される液体ポンプ2と、該液体ポンプ
2に送液管4を介して連通し、液体ポンプ2が吐出した
圧液(以下高圧液体という)を噴射する噴射口3aを有
するノズル管3と、該ノズル管3を被洗浄物に対し離反
した位置に支持するノズル支持体5とを備えた洗浄装置
を用い、前記ノズル管3を空中(以下空気中という)に
開口させて、この空気中から被洗浄物Aが浸漬される液
中に向かって高圧液体を噴射するようにしたもので、前
記液体ポンプ2の駆動により前記噴射口3aから高圧液
体を前記液中に噴射させ、この噴射流Fが前記液中に進
入するとき、その噴射力により前記噴射流Fの周りから
空気中の空気を液中に巻込み、噴射流Fの外周りに気泡
層Bを形成し、前記噴射流Fと気泡層Bの気泡とを前記
液中に浸漬される前記被洗浄物Aに衝突させて、該被洗
浄物Aを洗浄するようにしたものである。
【0033】この洗浄方法によると、前記噴射流Fを衝
突させて、その衝突領域の汚れを除去できるだけでな
く、前記気泡が衝突して破裂するときの超音波により前
記噴射流Fが衝突しない部位の汚れをも除去することが
できる。従って、その洗浄範囲を広げらけるのであり、
しかも、高圧液体を液中に噴射して洗浄するものであり
ながら、前記噴射流F周りの気泡層Bにより、前記噴射
流Fの液中での圧力低下を小さくできるから、被洗浄物
Aに対し充分な衝撃力を加えることができ、唯単に空気
中で高圧液体を噴射して洗浄するものに比べて洗浄効果
を高くできるのである。
【0034】次に図2、図3に示した洗浄装置について
説明する。
【0035】この、洗浄装置は、機械加工部品、修理部
品などの被洗浄物Aを、水などの洗浄液を充填した洗浄
槽6に浸漬し、ノズル管3から高圧液体を噴射して前記
被洗浄物Aを洗浄するようにした洗浄装置であって、上
向き開口の前記洗浄槽6と、この洗浄槽6に浸漬する被
洗浄物Aに向けて開口する液体噴射口3aをもったノズ
ル管3と、モータなどの駆動装置1により駆動され、送
液管4を介して前記ノズル管3に高圧液体を供給する液
体ポンプ2と、前記ノズル管3を支持するノズル支持体
5とを備えている。
【0036】このノズル支持体5は、前記洗浄槽Aの一
側壁上端部から上方に向かって前記洗浄槽Aの中央側に
延びており、この支持体5の先端側に前記ノズル管3
を、噴射口3aが液面に向かって開口するように支持
し、噴射口3aを空気中に開口させている。
【0037】このノズル管3のノズル支持体5への支持
は、前記洗浄槽6の液中に向かって噴射する高圧液体が
前記空気中から液中に進入するとき、その噴射力により
前記噴射流Fの周りから空気中の空気を液中に巻込ん
で、この噴射流F周りに気泡層Bが形成され、かつ、前
記噴射流Fと気泡層Bの気泡とが前記被洗浄物Aに衝突
する位置に支持するのである。
【0038】また、前記洗浄槽6の他側壁には、上方に
向かって突出する立上壁7を設けて、この立上壁7に、
エアーシリンダから成る昇降装置8を支持し、この昇降
装置8におけるピストンロッド8aの中間部を逆U字状
に湾曲させて、該ピストンロッド8aの先端部に、前記
被洗浄物Aを洗浄槽6の液中に保持する網篭状の保持体
9をガイド体10を介して連結し、前記昇降装置8の作
動により前記保持体9を液中への浸漬位置と、液面に対
する引上位置とに昇降させるようにしている。
【0039】また、前記洗浄槽6は、図3に示したよう
に前記ノズル支持体5を取付けた側壁と隣接する対向側
壁間に、前記液面に沿って移動可能な掻出体11と、該
掻出体11を動作させるエアーシリンダ12とから成る
汚物排出手段13を設けており、前記エアーシリンダ1
2の動作により前記掻出体11を移動させて洗浄槽6の
液面に浮遊する浮遊汚物を前記液面に沿って前記洗浄槽
6のオーバーフロー部6aから回収タンクTに掻出すこ
とができるようにしている。
【0040】また、前記洗浄槽6の下方部には、図2に
示したように前記洗浄槽6に充填する水などの洗浄液を
加温する電気ヒータから成る加温手段14を設けて、こ
の加温手段14により前記洗浄液を所定の温度に加温で
きるようにしている。
【0041】また、前記ポンプ2は、主として往復動ポ
ンプから成り、その吸入口に接続される吸入管15の端
部を前記洗浄槽6の下部に開口させている。
【0042】次に以上のごとく構成した洗浄装置の作用
について説明する。
【0043】引上位置に停止している保持体9に被洗浄
物Aを載せ、昇降装置8を動作させて前記保持体9を洗
浄槽6の浸漬位置に下降させて前記被洗浄物Aを液中に
浸漬する。そして、液体ポンプ2から供給される高圧液
体をノズル管3の噴射口3aから前記被洗浄物Aに向け
て洗浄槽6の液中に噴射する。この噴射流Fが液中に進
入するとき、その噴射力により前記噴射流の周りから空
気中の空気を液中に巻込み、噴射流Fの周りに気泡層B
を形成することができる。このため、前記洗浄方法で説
明したように前記噴射流Fを衝突させて、その衝突領域
の汚れを除去できるだけでなく、前記気泡が衝突して破
裂するときの超音波により前記噴射流Fが衝突しない部
位の汚れをも除去することができ、従って、その洗浄範
囲を拡大でき、しかも、高圧液体を液中に噴射して洗浄
するものでありながら、前記噴射流周りの気泡層によ
り、前記噴射流の液中での圧力低下を小さくできて、被
洗浄物に対し充分な衝撃力を加えることができるから、
唯単に空気中で高圧液体を噴射して洗浄するものに比べ
て洗浄効率を高くできるのである。また、液中に巻込ん
だ気泡が上昇するとき、被洗浄物Aから除去された油分
などの汚物を上昇させることができ、この汚物を洗浄槽
6の上部から排出することにより、汚物回収処理を容易
にできるのである。
【0044】また、前記被洗浄物Aは、前記昇降装置8
を動作させることにより浸漬位置と、引上位置とに昇降
させることができるので、この被洗浄物Aの液中への浸
漬及び引上げを簡易に行うことができるし、また、前記
被洗浄物Aを液面に対し引上げるとき、前記汚物排出手
段13のエアーシリンダ12を動作させて掻出体11に
より洗浄槽6の液面に浮遊する浮遊汚物を前記液面に沿
って前記洗浄槽6のオーバーフロー部6aから回収タン
クTに掻出した後、前記昇降装置8を動作させて前記保
持体9を引上位置に引上げることにより、液中で洗浄し
た後の被洗浄物Aが、液面に浮遊する汚物で汚染される
のを防止できるのである。
【0045】また、前記洗浄槽6内の洗浄液は、前記加
温手段14により所定の温度に加温できるから、この加
温液により浸漬した被洗浄物Aを加温することにより、
被洗浄物Aの汚れをより一層剥離し易くでき、従って、
この剥離し易くなった被洗浄物Aに前記噴射流F及び気
泡層Bの気泡を衝突させて洗浄できるから、より一層洗
浄効率を高めることができるのである。
【0046】また、小形で軽量の被洗浄物Aを洗浄する
場合には、前記噴射流Fの噴射力と前記気泡の液中での
遊動とにより前記被洗浄物A周りの液を攪拌しながら被
洗浄物Aを液中で揺動させることができ、しかも、この
ように揺動させながら被洗浄物Aに噴射流Fと無数の気
泡とを衝突させて洗浄することができるから、その洗浄
効率を一層向上できる。
【0047】尚、図2、図3に示した実施例において、
洗浄槽6の液面に浮遊する浮遊汚物を外部に排出する手
段として、掻出体11とエアーシリンダ12とを用いた
が、その他、前記洗浄槽6の上部に液供給管を接続し、
この液供給管から前記洗浄槽6に液を供給してオーバー
フロー部6aからオーバーフローさせることにより浮遊
汚物を排出するようにしてもよいし、また、前記洗浄槽
6の上部に、エアーノズルを設け、このエアーノズルか
ら圧縮空気を噴射することにより、浮遊汚物を洗浄槽6
のオーバーフロー部6aから回収タンクTに排出させる
ようにしてもよい。
【0048】
【0049】図4に示したものは、ノズル支持体5とな
る洗浄槽6の一側壁上端部に、基端側と噴射口3aを有
する先端側とが相反する方向に向かって直角状に湾曲す
るノズル管3の基端部を取付けて、該ノズル管3の先端
側を液中に浸漬し、噴射口3aを液中で前記被洗浄物に
向かって開口させ、このノズル管3の噴射口3a周り
に、ノズル管3より大径で、空気通路17を介して空気
中に開口する空気室16を、前記噴射口3aから噴射す
る高圧液体の噴射方向前方が前記洗浄槽6の液域に対し
前記噴射口3aと同芯状に開口するように設けたもので
あり、図2に示したものと同じ機能の部品については符
号を同じとし、その説明を省略した。尚、前記空気室1
6及び空気通路17は、図4に記載されているように一
端が前記噴射口3aの外周りに配置され、他端が前記噴
射口3aよりも上方の空中に配置される空気導入用の筒
体からなり、該筒体内に前記ノズル管3が挿入されてい
る。
【0050】この実施例によると、前記ノズル管3の噴
射口3aから高圧液体を噴射するまでの間は、前記液中
に浸漬した空気室16内に洗浄槽6内の液が浸入するこ
とになるが、ノズル管3の噴射口3aから高圧液体を噴
射すると、その噴射力により空気室16内の液が噴射方
向に誘引されて空気室16内から排出されると共に、空
気通路17から空気室16内に空気中の空気が誘引さ
れ、この空気室16内の空気が更に前記噴射流Fの周り
に巻込まれ、噴射流Fの周りに気泡層Bを形成できる。
従って、この場合、前記ノズル管3の噴射口3aを液中
に浸漬させられるから、浸漬した被洗浄物Aの側面下
方、特に底面でも前記した高効率洗浄ができるのであ
る。
【0051】また、以上説明した洗浄装置は、洗浄槽6
に浸漬した被洗浄物Aを洗浄するものであるが、その
他、図5〜11に示すように前記洗浄槽6がなくて、例
えば海面やドック内に浮く船体などの海中への浸漬部を
洗浄するようにしてもよい。
【0052】図5に示したものは、モータなどの駆動装
置1により駆動される液体ポンプ2と、この液体ポンプ
2から吐出される高圧液体を噴射する噴射口3aをもっ
たノズル管3と、このノズル管3を前記被洗浄物が浸漬
される領域に対し支持するノズル支持機構Cとを備え、
前記ポンプ2及び駆動装置1と、油圧ポンプ18とを、
ドックにおける岸壁に支持し、また、前記ノズル支持機
構Cは、岸壁の側面に取付けたものである。
【0053】また、このノズル支持機構Cは、多数のリ
ンク部材を結合して伸縮可能としたブーム21及び該ブ
ーム21を前記船体の舷側に対し近接・離反方向に伸縮
動作させる油圧シリンダ22とを備え、この油圧シリン
ダ22を、送油管(図示せず)と電磁切換弁(図示せ
ず)とを介して前記油圧ポンプ18に連通させて成る移
動機構24と、前記ブーム21の先端部に設けるノズル
支持体、換言すれば架台25とを備え、この架台25に
前記ノズル管3を揺動可能に支持している。また、前記
ブーム21の先端部には、ノズル管3の噴射口3aと、
液中に浸漬されている被洗浄物との距離を検出する高周
波センサから成る反射形の距離検出器19を設ける一
方、前記ポンプ2を支持するフレーム側に、前記距離検
出器19の検出結果に基づいて前記移動機構24の電磁
切換弁に動作指示を与える指示手段20を設け、この指
示手段20から出力する作動信号により前記電磁切換弁
を作動させ、前記油圧シリンダ22のピストンロッドを
移動させるようにしている。
【0054】前記ノズル管3は、図2に示した装置と同
様、該ノズル管3の噴射口3aが空気中に開口し、前記
被洗浄物Aに向かって噴射する高圧液体が前記空気中か
ら液中に進入するとき、前記高圧液体の噴射流周りの空
気を巻込んで、この噴射流周りに気泡層を形成し、か
つ、前記噴射流と気泡層の気泡とが被洗浄物に衝突する
位置に揺動可能に支持している。また、前記架台25に
は、前記ノズル管3を揺動させるための油圧シリンダ2
6を設け、この油圧シリンダ26を前記油圧ポンプ18
に連通させて、該油圧シリンダ26を動作させることに
より、ノズル管3を揺動させ、前記噴射口3aの被洗浄
物Aとの距離を調節できるようにしている。
【0055】また、前記指示手段20は、演算処理部
(CPU)及びメモリ(RAM)を備えたコントローラ
から成り、このコントローラの入力部に入力器(図示せ
ず)を設け、この入力器により前記噴射口3aと被洗浄
物との距離を予め設定し、この設定値をメモリ(RA
M)に記憶する。従って、前記移動機構24を動作させ
るとき、前記距離検出器19からの検出信号を演算し、
前記メモリ(RAM)から前記入力器で設定し記憶した
設定値を随時読み出し、検出信号値と前記設定値とを前
記演算処理部(CPU)で比較し、前記設定値になった
とき、コントローラの出力部から前記電磁切換弁のソレ
ノイドに作動信号を出力し、この作動信号により電磁切
換弁を切換えて、前記移動機構24を動作を停止するよ
うにしている。
【0056】図5のように構成することにより、被洗浄
物Aが移動する船体であっても、前記移動機構24を動
作させてノズル管3を被洗浄物Aに対し所定位置に配置
させることができるので、このノズル管3から噴射する
高圧液体の噴射流と、該噴射流周りに形成する気泡層の
気泡とを被洗浄物に衝突させて効率よく汚れを除去でき
るのである。
【0057】尚、図5に示した実施例において、前記距
離検出器19と指示手段20とをなくし、前記ブーム2
1の先端部に、該ブーム21に対し前方に突出して、前
記被洗浄物に当接する距離検出杆を設けて、この距離検
出杆の先端が被洗浄物に当接するまで前記移動機構24
を動作させることにより、前記噴射口3aを被洗浄物に
対し所定位置に配置できるようにしてもよいし、また、
前記距離検出器19と指示手段20とのうち、指示手段
20をなくし、前記距離検出器19で検出した検出結果
を表示する表示器を設け、この表示器に示された検出距
離に基づいて前記移動機構24を移動させるようにして
もよい。
【0058】また、図6に示した洗浄装置は、図4に示
したものと同様、ノズル管3を液中に配置するようにし
て、船体の船底を洗浄するようにしたものであって、ド
ック底面にノズル支持機構Cを配置している。
【0059】このノズル支持機構Cは、左右に一対のガ
イド杆27を立設したベ−ス部材28と、前記各ガイド
杆27に上下移動可能に支持した昇降台29と、この昇
降台29を上下に昇降させる一対の油圧シリンダ30と
をもち、これら油圧シリンダ30を、送油管23と電磁
切換弁(図示せず)とを介して前記油圧ポンプ18に連
通させて成る移動機構24を備え、前記昇降台29に噴
射口3aが上方に向かって開口する一対のノズル管3を
揺動可能に支持し、これらノズル管3に、ノズル管3よ
り大径で、噴射口3aを取囲む有底筒状の空気室32を
上方に向かって開口するように取付け、この空気室32
内に前記噴射口3aを開口させる一方、前記空気室32
に空気導入口32aを設け、この空気導入口32aを空
気供給管から成る空気通路34を会してエアーポンプ3
1に連通させ、このエアーポンプ31により、前記各空
気室32に空気を強制的に供給するようにしたものであ
る。また、前記各ノズル管3は、その中間部を連結杆3
3により連結して、この連結杆33と前記昇降台39か
ら突出する立上杆との間に揺動用の油圧シリンダ26を
介装し、この油圧シリンダ26を前記油圧ポンプ18に
連通させて、該油圧シリンダ26を動作させることによ
り、前記各ノズル管3を左右に揺動させるようにしてい
る。
【0060】また、前記ベ−ス部材28には、船底まで
の距離を検出する高周波センサから成る反射形の距離検
出器19を設ける一方、前記ポンプ2を支持するフレ−
ム側に、前記距離検出器19の検出結果に基づいて前記
移動機構24の電磁切換弁に動作指示を与える指示手段
20を設けているが、この指示手段20による制御は図
5の場合と同様であるから説明を省略する。
【0061】図6のように構成することにより、図4の
ものと同様、液中で高圧液体を噴射でき、しかも、ノズ
ル管3の噴射口3aから海面までの距離が大きい場合で
も、前記噴射流の周りに気泡層Bを形成できて、噴射流
と気泡層とにより船体の船底を洗浄することができる。
【0062】また、図7、図8に示した洗浄装置は、エ
ンジンにより駆動される液体ポンプ2と、ノズル管3を
支持するノズル支持機構Cと油圧ポンプ35とを海面に
浮遊する船台36に装備し、この船台36を移動させ
て、船体における舷側の浸漬部を洗浄するようにしたも
のである。
【0063】この実施例における前記ノズル支持機構C
は、前記船台36に搭載する架台から成り、この架台の
一側部に前記ノズル管3を支持するのであり、また、こ
のノズル管3は、図5に示した装置と同様、前記高圧液
体の噴射流周りに気泡層を形成できる位置に揺動可能に
支持するのであつて、その詳細な説明は省略する。
【0064】また、前記船台36には、前記ノズル管3
の噴射口3aから噴射する高圧液体の噴射反力に対抗す
る逆噴射ノズル37を設けている。
【0065】この逆噴射ノズル37は、回転ポンプ、う
ず巻ポンプなどの液体ポンプから成り、この液体ポンプ
の吸入口に連通する吸入通路38を、前記船台36にお
ける進行方向と直交する一側壁に開口させ、前記液体ポ
ンプの吐出口に連通する吐出通路39を、前記船台36
における他側壁に開口させて、前記吸入通路38の入口
から吸込んだ海水を前記吐出通路39から噴射させ、こ
の噴射反力により前記船台36を前記船体方向に移行さ
せるようにしている。つまり、前記噴射口3aから船体
の舷側に向けて高圧液体を噴射すると、その噴射反力で
船台36が舷側から離反することになるから、前記逆噴
射ノズル37から液体を噴射し、その噴射反力により前
記船台36が離反するのを防止するのである。尚、前記
逆噴射ノズル37は、前記ノズル管3と同様のノズルを
用い、前記高圧ポンプ2などから供給される高圧液体を
噴射させるようにしてもよい。
【0066】また、図7において、26は前記ノズル管
3を揺動させるための油圧シリンダ、41は前記船台3
6の側壁に回転自由に支持して船台36と船体における
舷側との距離を所定距離に保持し、また、船台36を船
体の舷側に沿って走行させる際の摺動抵抗を小さくでき
るようにした主としてタイヤから成るガイド輪である。
【0067】図7、図8のように構成することにより、
船台36を、船体の舷側に沿って移動させて前記船体に
おける舷側の浸漬部を、噴射流と気泡層の気泡とを衝突
させて有効に洗浄することができるのである。
【0068】また、図9、図10に示した洗浄装置は、
モータにより駆動される液体ポンプ2と、ノズル管3を
支持するノズル支持機構Cと、油圧ポンプ18とを被洗
浄物となる船体に搭載し、この船体における舷側の浸漬
部を洗浄するようにしたもので、該船体における甲板の
端部には、舷側に沿ってレール42を敷設している。
【0069】この実施例における前記ノズル支持機構C
は、前記レール42上を移動する移動台車43と、この
移動台車43に昇降可能に吊下げられた昇降台44とを
備え、この昇降台44にブラケットを介して前記ノズル
管3を支持している。
【0070】前記移動台車43は、前記レール42上を
転動する左右一対の走行ローラ45と、これら走行ロー
ラ45を駆動する一対のモータ46と、吊下用ワイヤW
を巻装した巻取ドラム47と、この巻取ドラム47を駆
動するモータ48と、舷側に沿って遊動する一対の遊動
輪49とを備え、前記ワイヤWの端部を前記昇降台44
の上端部に結合している。
【0071】そして、前記各モータ46の駆動により前
記各ローラ45を回転し、移動台車43を前記レール4
2に沿って移動させ、前記モータ48の駆動により前記
巻取ドラム47を回転し、前記ワイヤWを巻取り、又は
巻戻しして前記昇降台44を昇降させ、前記ノズル管3
の海面に対する高さを調節するようにしている。
【0072】また、前記ノズル管3は、図5に示したも
のと同様、高圧液体の噴射流周りに気泡層を形成できる
位置に揺動可能に支持するのであって、その詳細な説明
は省略する。
【0073】また、前記昇降台44には、図5に示した
ものと同様、海面までの距離を検出する高周波センサか
ら成る反射形の距離検出器19を設ける一方、前記移動
台車43に、前記距離検出器19の検出結果に基づいて
前記モータ46に正転・逆転の取付指示を与える指示手
段20を設けている。この指示上端20による制御は、
図5の場合と同様であるから説明を省略する。
【0074】尚、図10において、26は前記ノズル管
3を揺動させるための油圧シリンダ、50は前記昇降台
44の背面側に遊動自由に支持したガイド輪である。
【0075】図9、図10のように構成することによ
り、図8、図9のように船台36を用いなくとも、ノズ
ル支持機構Cを、船体における舷側に沿って移動させる
ことができ、このノズル支持機構Cを移動させながら船
体における舷側の浸漬部を洗浄することができるのであ
る。
【0076】
【発明の効果】以上のごとく請求項1記載の発明によれ
ば、ノズル管の全周囲から噴射口の全周囲へ空気を供給
しつつ該空気を噴射流の全周囲で巻込ませ、噴射流の全
周囲に気泡層を発生させ得るため、気泡の被洗浄物への
衝突量及び衝突領域を広げることができ、混気洗浄効率
を向上できる。しかも、液中で圧液を噴射しつつ、この
噴射流の周りに気泡層を発生させることができるため、
浸漬された被洗浄物の側面下部とか、底面であっても有
効に洗浄することができる。
【0077】
【0078】また、小形で軽量の被洗浄物を洗浄する場
合には、前記噴射流の噴射力と前記気泡の液中での遊動
とにより前記被洗浄物周りの液を攪拌しながら被洗浄物
を液中で揺動させることができ、しかも、このように揺
動させながら被洗浄物に噴射流と無数の気泡とを衝突さ
せて洗浄することができ、従って、この場合、その洗浄
効率をより一層向上できる。
【0079】また、請求項2記載の発明によれば、昇降
装置を動作させることにより被洗浄物の液中への浸漬及
び引上げを簡易に行うことができ、洗浄作業性を向上で
きる。
【0080】また、請求項3記載の発明によれば、汚物
排出手段を動作させることにより被洗浄物から除去され
て液面に浮遊した浮遊汚物を洗浄槽から容易に排出で
き、この浮遊汚物を液面から排出した後で被洗浄物を液
面に対し引上げることにより洗浄後の被洗浄物が、除去
された汚物で汚染されるのをなくし得るのである。
【0081】
【0082】また、請求項4記載の発明によれば、加温
手段により洗浄液を加温でき、この加温液により浸漬し
た被洗浄物を加温することができ、従って、この加温に
より被洗浄物の汚れを剥離し易くできるのであり、この
剥離し易くなった被洗浄物に前記噴射流及び気泡層の気
泡を衝突させて洗浄できるから、より一層洗浄効率を高
めることができる。
【0083】また、請求項5記載の発明によれば、被洗
浄物が船体のように移動する場合でも、ブームを伸長さ
せることにより、ノズル管から噴射する圧液の噴射流
と、該噴射流周りに発生する気泡層の気泡とを被洗浄物
に衝突させることができ、船体のような被洗浄物であっ
ても効率よく洗浄できる。また、レール及び該レールに
載置される移動台車を用いる場合に比べて混気洗浄装置
の全体を小形にできる。
【0084】また、請求項6記載の発明によれば、被洗
浄物が船体のように移動する場合であっても、指示手段
からの指示信号により前記移動機構を動作させて、前記
ノズル管を被洗浄物に対し適正位置に配置でき、前記被
洗浄物の高効率洗浄を有効に実行できる。
【0085】また、請求項7記載の発明によれば、液中
で圧液を噴射しつつ、この噴射流の周りに気泡層を形成
できるため、被洗浄物が船体であっても、その側面下
部、特に船底でも有効に洗浄することができる。
【0086】また、請求項8記載の発明によれば、空気
室に空気を確実に供給することができ、従って、ノズル
管の噴射口から液面までの距離が長い場合でも、前記空
気室に空気を確実に供給することができ、噴射流の周り
に気泡層を有効に形成することができる。
【0087】また、請求項9記載の発明にあっては、特
別の船台を用いなくとも、ノズル支持機構を被洗浄物に
移動可能に装着でき、従って、被洗浄物が大形の場合で
も、その浸漬部位を有効に、能率よく洗浄することがで
きる。
【0088】また、請求項10記載の発明によれば、船
など岸壁から離れた位置にある被洗浄物であっても、噴
射流と気泡層の気泡とを衝突させて有効に洗浄すること
ができ、しかも、洗浄作業時に噴射された圧液の復動反
力で船台が被洗浄物に対し離反するのを防止でき、ノズ
ル管と被洗浄物との間の適正な距離を維持することがで
きる。
【0089】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明混気洗浄方法の説明図。
【図2】本発明混気洗浄装置の洗浄槽を用いた例を示す
概略断面図。
【図3】図2のXーX線断面図。
【図4】別の実施例を示す図2に対応した概略断面図。
【図5】本発明混気洗浄装置の洗浄槽を用いない例を示
す概略側面図。
【図6】別の実施例を示す概略側面図。
【図7】更に別の実施例を示す説明図。
【図8】図7の平面図。
【図9】更に別の実施例を示す説明図。
【図10】図9の側面図。
【符号の説明】
2 液体ポンプ 3 ノズル管 3a 噴射口 5 ノズル支持体 6 洗浄槽 8 昇降装置 9 保持体 13 汚物排出手段 14 加温手段 16 空気室 17 空気通路 19 距離検出器 20 指示手段 24 移動機構 31 エアーポンプ 32 空気室 34 空気通路 36 船台 37 逆噴射ノズル 43 移動台車 C ノズル支持機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−222760(JP,A) 特開 平2−274643(JP,A) 実開 平4−100991(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B08B 3/02 B63B 35/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物が浸漬される洗浄槽と、該洗浄
    槽の液中で開口すべき噴射口を有するノズル管と、該ノ
    ズル管に圧液を供給する液体ポンプとを備えた混気洗浄
    装置において、一端が前記噴射口の外周りに配置され、
    他端が前記噴射口よりも上方の空中に配置される空気導
    入用の筒体を備えており、該筒体内に前記ノズル管が挿
    入されていることを特徴とする混気洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄槽は被洗浄物を保持するための
    保持体と、該保持体を液中への浸漬位置と引上位置とに
    昇降させる昇降装置とを備える請求項1記載の混気洗浄
    装置。
  3. 【請求項3】 前記洗浄槽は、該洗浄槽の液面に浮遊す
    る浮遊汚物を外部へ排出するための汚物排出手段を備え
    る請求項1又は2記載の混気洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄槽は、該洗浄槽内の液を加温す
    るための加温手段を備える請求項1記載の混気洗浄装
    置。
  5. 【請求項5】 液体ポンプと、該液体ポンプが吐出した
    圧液を空中から液中に噴射する噴射口を有するノズル管
    と、該ノズル管を支持するノズル支持機構とを備えた混
    気洗浄装置において、前記ノズル支持機構は、前記噴射
    口から噴射された圧液が液中に進入するとき、該圧液の
    噴射流周りの空気を巻込み、該噴射流周りに気泡層が発
    生するように前記ノズル管を支持するノズル支持体と、
    該ノズル支持体を前記液中に浸漬される被洗浄物に対し
    て接離させるためのブームとを有することを特徴とする
    混気洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記ブームを動作させるための手段と、
    前記噴射口及び被洗浄物の間の距離を検出する距離検出
    器と、該距離検出器が検出した検出結果に基づいて前記
    手段に動作指示を与える指示手段とを備える請求項5記
    載の混気洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記ノズル管は、前記噴射口の外周りに
    配置され、前記噴射口と同方向に開口された空気室を備
    えており、該空気室に連通する空気通路を有している請
    求項5記載の混気洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記空気通路はエアーポンプに連通して
    いる請求項5記載の混気洗浄装置。
  9. 【請求項9】 前記ノズル支持機構は被洗浄物に移動可
    能に装着される移動台車を備える請求項5記載の混気洗
    浄装置。
  10. 【請求項10】 液体ポンプと、該液体ポンプが吐出し
    た圧液を空中から液中に噴射する噴射口を有するノズル
    管と、該ノズル管を支持するノズル支持機構とを備えた
    混気洗浄装置において、前記ノズル支持機構は、前記噴
    射口から噴射された圧液が液中に進入するとき、該圧液
    の噴射流周りの空気を巻込み、該噴射流周りに気泡層が
    発生するように前記ノズル管を支持するノズル支持体
    と、該ノズル支持体を前記液中に浸漬される被洗浄物に
    対して接離させるための移動機構とを備えており、前記
    液体ポンプ及び前記ノズル支持機構は船台に装備されて
    おり、該船台は前記噴射口から噴射される圧液の噴射反
    力に対抗する逆噴射ノズルを有することを特徴とする
    気洗浄装置。
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