JP6865402B2 - 洗浄方法及び洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、気体によって液体を微粒化する二流体ノズルを使用する洗浄方法及び洗浄装置に関するものである。
高圧洗浄装置は、車、又は外壁などの洗浄用に広く用いられている。高圧洗浄装置の例としては、例えば、特許文献1に記載された高圧洗浄装置がある。図6A及び図6Bに示すように、高圧洗浄機80は、洗浄機本体81と吐出装置91とを備えて構成されている。洗浄機本体81には、吸水口86と吐水口87とが設けられている。吸水口86は、不図示のホースを介して水道管又は貯水槽等に設けられた蛇口等と接続されることにより、洗浄機本体81の内部に対して水を取り込む役割を担っている。一方、吐水口87は、洗浄機本体81の内部に設けられた加圧ユニット88で加圧された高圧水を、洗浄機本体81から吐出する箇所である。この吐水口87は、不図示のホースを介して吐出装置91と接続されることとなる。
吐出装置91は、ガン92とノズル93とを組み合わせて構成される部材である。ガン92とノズル93とは、分割された状態で洗浄機本体81に収納できるようになっている。ガン92とノズル93とは、ガン92の先端部とノズル93の後端部とにそれぞれ形成された接続部を接続することで結合できるようになっている。
また、ガン92には、不図示のホースを介して吐水口87と接続するための導水口92aが形成されており、さらに、ガン92の内部には、導水口92aからノズル93へ高圧水を導く高圧水の導水経路内に不図示の開閉機構が備わっている。この開閉機構を開閉動作させることによって、ノズル93の先端からの高圧水の吐出を制御できるようになっている。
特許第6046333号公報
しかしながら、特許文献1に記載された前記従来の高圧洗浄機の構成は、加圧ユニットにて約9MPa以上の高圧に加圧された水をノズルに供給するために、ノズル先端から吐出される洗浄水は高圧である。そのため、洗浄水が被洗浄体に衝突した際に周辺に跳ね返った洗浄水が飛散するという問題を有している。
本発明は、上記従来の問題を解決するものであり、気体と液体とを供給した二流体ノズルを洗浄に用いることにより、洗浄時に周辺への洗浄水の飛散を抑制しつつ洗浄可能な洗浄方法及び洗浄装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の1つの態様にかかる洗浄方法は、
液体流路と気体流路とを有する噴霧装置本体部と、
前記噴霧装置本体部の先端に配置されて、前記液体流路の開口を覆いかつ平らな内側端面を有する内蓋部と、
前記噴霧装置本体部の先端に配置されて前記内蓋部を覆うとともに、前記気体流路の開口を覆いかつ前記内蓋部の前記内側端面に対向する平らな外側端面を持つ外側端部を有する外蓋部と、
前記内蓋部と前記外蓋部との間に配置され、前記内蓋部の前記内側端面と前記外蓋部の前記外側端面との間の円板状の外形の空間で構成され、前記気体流路を流れる気体流と前記液体流路を流れる液体流とを混合する気液混合部と、
前記内蓋部の前記内側端面の周方向の少なくとも1箇所に貫通して設けられて前記気液混合部と連通して、前記液体流路を流れる液体流を前記気液混合部に流入させる液体流入口と、
前記内蓋部と前記外蓋部との間の前記気液混合部の側部に前記気液混合部と連通して配置されて、前記液体流入口から前記気液混合部に流入する前記液体流に向かって、前記気体流路を流れる前記気体流を前記気液混合部に流入させる気体流入口と、
前記外蓋部の前記外側端面に貫通して設けられて前記気液混合部と連通し、前記気液混合部で前記気体流と前記液体流が混合して微粒化した液体を噴出する噴出口とを備える噴霧装置を使用して、前記気液混合部で前記気体流と前記液体流が混合して前記微粒化した液体を被洗浄体の表面に噴霧して前記被洗浄体の表面を洗浄する洗浄方法であって、
前記噴霧装置の前記噴霧装置本体部と前記被洗浄体の表面との距離を測長装置で測定し、前記被洗浄体の表面と前記噴霧装置との間の距離が、予め決められた洗浄距離以内にあるか否かを表示装置で表示し、
前記被洗浄体の表面と前記噴霧装置との間の前記距離が前記洗浄距離以内にあると前記表示装置で表示されたのち、前記噴霧装置から前記微粒化した液体を前記被洗浄体の表面に噴霧して前記被洗浄体の表面を洗浄する。
また、前記目的を達成するために、本発明の別の態様にかかる洗浄装置は、
液体流路と気体流路とを有する噴霧装置本体部と、
前記噴霧装置本体部の先端に配置されて、前記液体流路の開口を覆いかつ平らな内側端面を有する内蓋部と、
前記噴霧装置本体部の先端に配置されて前記内蓋部を覆うとともに、前記気体流路の開口を覆いかつ前記内蓋部の前記内側端面に対向する平らな外側端面を持つ外側端部を有する外蓋部と、
前記内蓋部と前記外蓋部との間に配置され、前記内蓋部の前記内側端面と前記外蓋部の前記外側端面との間の円板状の外形の空間で構成され、前記気体流路を流れる気体流と前記液体流路を流れる液体流とを混合する気液混合部と、
前記内蓋部の前記内側端面の周方向の少なくとも1箇所に貫通して設けられて前記気液混合部と連通して、前記液体流路を流れる液体流を前記気液混合部に流入させる液体流入口と、
前記内蓋部と前記外蓋部との間の前記気液混合部の側部に前記気液混合部と連通して配置されて、前記液体流入口から前記気液混合部に流入する前記液体流に向かって、前記気体流路を流れる前記気体流を前記気液混合部に流入させる気体流入口と、
前記外蓋部の前記外側端面に貫通して設けられて前記気液混合部と連通し、前記気液混合部で前記気体流と前記液体流が混合して微粒化した液体を噴出する噴出口とを備える噴霧装置を少なくとも二つ以上備え、
前記噴霧装置の前記噴霧装置本体部と前記被洗浄体の表面との距離を測定する測長装置と、前記被洗浄体の表面と前記噴霧装置との間の距離が、予め決められた洗浄距離以内にあるか否かを表示する表示装置をさらに備えて、
前記被洗浄体の表面と前記噴霧装置との間の前記距離が前記洗浄距離以内にあると前記表示装置で表示されるとき、前記噴霧装置から前記微粒化した液体を前記被洗浄体の表面に噴霧して前記被洗浄体の表面を洗浄する。
以上のように、本発明の前記態様にかかる洗浄装置及び洗浄方法によれば、気体と液体とを洗浄に用いることにより、気液混合部で液体と気体とが混合されて液体が微粒化し、微粒化した液体を噴出口から噴出することができる。この結果、気化が早くかつ濡れ等を感じない粒径の小さな液体を噴霧できて、洗浄時に周辺への洗浄水の飛散を抑制しつつ洗浄可能である。
本発明の実施の形態1における洗浄装置が有する噴霧装置の噴霧装置本体部近傍の断面図 図1Aの1B−1B線での断面図 本発明の実施の形態1における噴霧装置全体の概略構成図 本発明の実施の形態1における洗浄装置全体の概略構成図 本発明の実施の形態2における噴霧装置本体部を複数配置したときの概略断面図 図3Aの概略平面図 図3Bの変形例を示す概略平面図 図3Bの別の変形例を示す概略平面図 本発明の実施の形態3における洗浄装置と被洗浄体を示す概略図 本発明の実施の形態3における洗浄装置の応用例を示す概略図 従来の高圧洗浄機を示す概略図 従来の高圧洗浄機の断面を示す概略図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1Aは、本発明の実施の形態1における洗浄装置71が有する噴霧装置10の噴霧装置本体部10a近傍の切断断面図である。図1Bは、図1Aの1B−1B線での断面図である。以下に、この噴霧装置10の構成について図1Aを参照しながら説明する。
洗浄装置71は、少なくとも1個の噴霧装置10を備えている。
噴霧装置10は、噴霧装置本体部10aと、内蓋部13と、外蓋部14とを少なくとも備えている。内蓋部13と外蓋部14とで気液混合部15を構成している。噴霧装置10は、さらに、噴霧装置蓋固定部17を備えている。
噴霧装置本体部10aは、円柱状部材の中心部に軸方向沿いに配置された液体流路11と、液体流路11の周囲に間隔をおいて軸方向沿いに配置された円筒状の気体流路12とがそれぞれ形成されている。液体流路11と気体流路12とは、噴霧装置本体部10aの一部として中央部に位置する円筒部10bで区切られている。
円筒部10bの先端は、円筒部10b以外の噴霧装置本体部10aより先端側に少し突出し、その先端に内蓋部13が固定されている。
内蓋部13は、噴霧装置本体部10aの先端に配置され、液体流路11の開口を覆いかつ平らな内側端面13aを有する断面略C字形状をなしている。内蓋部13は、円筒部10bの端面と内蓋部13の内側端面13aの内面との間には、円板状の外形の第1隙間22が形成されている。内蓋部13の内側端面13aの外周部の1カ所には、内側端面13aを軸方向に貫通する液体流入口18が形成されている。すなわち、液体流入口18は、気液混合部15の外周壁面近傍の上流側平坦面である内蓋部13の内側端面13aに位置しており、液体流路11と気液混合部15とを連通させている。
外蓋部14は、噴霧装置本体部10aの先端に配置され、内蓋部13を覆うとともに、気体流路12の開口を覆いかつ内蓋部13の内側端面13aに対向する平らな外側端面14aを有する断面略Ω形状をなしている。外蓋部14は、内蓋部13との間の側部では、所定間隔の円筒状の外形の第2隙間23をあけて覆うとともに、内蓋部13との間の端部では、所定間隔の円板状の外形の空間の気液混合部15を隙間として形成しつつ内蓋部13を覆うように、噴霧装置本体部10aの端面と噴霧装置蓋固定部17との間に挟持されて固定されている。なお、噴霧装置蓋固定部17を無くして、外蓋部14が、直接、噴霧装置本体部10aの端面に固定されるようにしてもよい。
外蓋部14と内蓋部13との間において所定間隔の円板状の外形の気液混合部15を確実に形成するため、外蓋部14の外側端面14aの内面に円環状の凸部24を形成して、外蓋部14の内面と内蓋部13の内側端面13aとの間に強制的に隙間として気液混合部15が配置形成できるようにしている。円環状の凸部24は、外蓋部14の外側端面14aの内面に設ける代わりに、内蓋部13の内側端面13aの外面に設けても良い。このように構成される気液混合部15は、気体流路12を流れる気体流と液体流路11を流れる液体流とを混合するためのものである。
また、気液混合部15の側部において、円環状の凸部24の一部を径方向に切り欠いて、気体流路12と気液混合部15とを連通させる気体流入口19を形成している。よって、気体流入口19は、液体流入口18から流入する液体流の流入方向に対して、気体流入口19から流入する気体流の流入方向が交差するように配置されている。気体流入口19は、噴霧装置本体部10aの中心(中心軸27)に対して液体流入口18とは180度位相を異にした、液体流入口18に対向する位置に位置する。さらに、外蓋部14の外側端面14aの外面の中央には、円筒部が突出して固定され、軸方向に外側端面14a及び円筒部を貫通した噴出口16aを有する噴出部16を形成している。噴出口16aは、液体流路11と同一中心軸27上に配置されている。これに対して、液体流入口18は、この中心軸27から外れた位置に位置している。
よって、気液混合部15は、円環状の凸部24と内蓋部13と外蓋部14とで囲まれて形成されており、軸方向沿いに内蓋部13を貫通した液体流入口18と、軸方向とは交差する方向沿いに円環状の凸部24を切り欠いた気体流入口19と、軸方向沿いに外蓋部14を貫通した噴出口16aとに連通している。
このような構成において、噴霧装置10に供給された液体は、噴霧装置本体部10aに対して、図示しない液体供給口から装置先端側に液体流路11を流れて液体流となり、その液体流は、第1隙間22と液体流入口18とを通って、気液混合部15に供給される。また、噴霧装置10に供給された気体は、噴霧装置本体部10aに対して、図示しない気体供給口から装置先端側に気体流路12を流れて気体流となり、その気体流は、第2隙間23と気体流入口19とを通って、気液混合部15に供給される。
気液混合部15に対して気体流と液体流とが供給されると、気液混合部15内で互いに混合され、液体が微粒化された後に、外蓋部14に設けられた噴出部16の噴出口16aから、混合されて微粒化された液体を外側に噴出する。
以下、気液混合部15での微粒化の機構について、図1Bを参照しながら説明する。液体流路11を流れてきた液体流は、第1隙間22を通り、内蓋部13に設けられた液体流入口18を通り、図1Bに示すように、気液混合部15の円環状の凸部24の近傍より、液体流が噴出部16の方向へ供給される。
一方、液体流入口18から気液混合部15に供給された液体流に対して、液体流入口18の対向する位置に位置する気体流入口19を通って気液混合部15に供給された気体が、気液混合部15内で液体に衝突する。このように衝突することで、液体は円環状の凸部24に押し広げられ、薄い膜状になり円環状の凸部24の周方向に流れることにより、薄い膜状からさらに細かな液滴へと変化する。さらに、この液滴を含む気液混合流を、気液混合部15の円環状の凸部24に沿って、周回及び撹拌することで、液滴をさらに微粒化することができ、より粒径の小さな液体を噴出口16aから噴霧することが可能である。
より具体的には、気液混合部15は直径8.0mm、高さ2.0mmであり、噴出部16の噴出口16aは直径1.5mm、長さ2.0mm、液体流入口18は直径0.7mm、気体流入口19は矩形であり、幅1.0mm、高さ1.0mmの噴霧装置である。
この噴霧装置に対し、気体の例として圧縮空気を0.2MPa(ゲージ圧)の圧力で供給し、液体の例として水を0.15MPa(ゲージ圧)の圧力で供給した。この条件で微粒化した水のザウター平均粒径をレーザー回折法にて評価を行った。レーザー回折法の測定距離は噴霧装置の先端から300mmの位置であり、ザウター平均粒径は10μmとなった。また、気体の例として圧縮空気を0.2MPa(ゲージ圧)の圧力で供給し、液体の例として、前記と同様に水を0.15MPaで供給した。この条件で微粒化した水のザウター平均粒径を、同様にレーザー回折法にて評価を行った。レーザー回折法の測定距離は噴霧装置の先端から300mmの位置であり、この条件で微粒化した水のザウター平均粒径は10μmとなった。
図2Aは、噴霧装置本体部10aを含む噴霧装置10の全体を示す概略図である。図2Aにおいて、噴霧装置本体部10aには、液体流路配管51の一端と気体流路配管52の一端とが接続される。液体流路11は、先端側のみを図示しており、後端の図示しない液体供給口は液体流路配管51の一端に接続されている。気体流路12も、先端側のみを図示しており、後端の図示しない気体供給口は、気体流路配管52の一端に接続されている。
液体流路配管51の他端には、液槽(図示せず)に接続されたポンプ56が接続されている。ポンプ56は、一例として、常温で大気圧以上に加圧した液体、より具体的には水、を供給可能としている。
気体流路配管52の他端には、高圧気体発生器58が接続されている。高圧気体発生器58は、一例として、大気圧以上に加圧した気体、より具体的には圧縮空気、を供給可能としている。
液体流路配管51の途中には、一端から他端の間に順に流量制御器59と圧力制御器60とが順に配置されている。
また、気体流路配管52の途中には、一端から他端の間に順に流量制御器63と圧力制御器64とが配置されている。
さらに、流量制御器59と圧力制御器60とポンプ56と流量制御器63と圧力制御器64と高圧気体発生器58とに接続されて、液体流路配管51の流量及び圧力と気体流路配管52の流量及び圧力を同時に制御する制御部65が設置されている。すなわち、ポンプ56から液体流路配管51に供給される液体の流量が流量制御器59で検出されて制御部65に入力され、ポンプ56から液体流路配管51に供給される液体の圧力が圧力制御器60で検出されて制御部65に入力されるとともに、検出された流量及び圧力に基づいて制御部65によりポンプ56の駆動が制御される。同様に、高圧気体発生器58から第1気体流路配管52に供給される気体の流量が流量制御器63で検出されて制御部65に入力され、高圧気体発生器58から気体流路配管52に供給される気体の圧力が圧力制御器64で検出されて制御部65に入力されるとともに、検出された流量及び圧力に基づいて制御部65により高圧気体発生器58の駆動が制御される。実施の形態の噴霧及び洗浄動作は、この制御部65での制御の基に実施することができる。
洗浄動作開始時には、まず、大気圧以上に加圧した気体例えば圧縮空気を、高圧気体発生器58から気体流路配管52により噴霧装置本体部10aに供給するとともに、常温で大気圧以上に加圧した液体例えば水を、ポンプ56から液体流路配管51により噴霧装置本体部10aに供給する。この結果、噴霧装置本体部10aに供給された圧縮空気と水とが気液混合部15で混合され、噴出口16aから噴霧される微粒化した液体である水と気体である空気とにより、被洗浄体に対して噴霧することができて、被洗浄体の表面を洗浄することができる。
詳しくは、内蓋部13と外蓋部14との間に設けられた気液混合部15で、液体流入口18から流入する液体と気体流入口19から流入する気体とが向かい合って衝突するとともに、円環状凸部24に沿って周回及び撹拌して液体が微粒化し、微粒化した液体を噴出口16aから噴霧空間に噴出することができる。
したがって、噴出口16aから微細な液体を被洗浄体に対して噴霧しつつ被洗浄体に対する洗浄動作が行える。より具体的には、気化が早くかつ濡れ等を感じないような小さな粒径の例として10μm以下のザウター平均粒径の液体を噴霧しつつ洗浄動作が行える。よって、前記実施の形態によれば、気化が早くかつ濡れ等を感じない粒径の小さな液体による噴霧及び洗浄が可能となる。
なお、本実施形態では、液体を加圧するためにポンプ56を設置する例を示しているが、高圧気体発生器58によって発生する高圧気体を活用し、液体を加圧することもできる。
次に、本発明の実施の形態1にかかる洗浄方法において、洗浄効果を確かめる実験を行った。その実験結果について、以下に説明する。
本実験例では、洗浄効果を確認するための被洗浄体として、数日間雨ざらしにすることで表面に汚れが付着した鋼板を用いた。噴霧装置本体部10aに供給する気体の例として圧縮空気を、液体の例として水をそれぞれ使用し、圧縮空気の圧力を0.2MPa(ゲージ圧)、水の圧力を0.15MPa(ゲージ圧)とし、水の供給量は50ml/minとし、洗浄の効果を確認している。本実験条件においては、噴霧装置本体部10aから被洗浄体表面までの距離を概略5mm〜30mmの範囲で維持することで、被洗浄体表面が洗浄できることが確認できた。
以上より、供給された気体と液体とを気液混合部15で混合し、噴出口16aから噴霧される微粒化した液体である常温の水と気体である圧縮空気とにより、被洗浄体を洗浄できることがわかった。
図2Bは、本発明の実施の形態1における洗浄装置71全体の概略構成図である。
この実施の形態1にかかる洗浄装置71は、少なくとも1つの噴霧装置10を有して、被洗浄体74の表面に近接して配置された状態で噴霧を行って洗浄を行うことを想定している。その理由は、気体及び液体の供給圧力が比較的低いため、噴霧範囲79が小さいためである。
そこで、例えば、洗浄装置71をユーザが手で持って洗浄動作を行うとき、洗浄装置71を被洗浄体74の表面に対してどの程度まで近接する必要があるか、ユーザにはわかりにくい場合がある。このため、1つの例として、どの程度まで近接すればよいかを表示装置で表示することが考えられる。
このため、まず、洗浄装置71には、被洗浄体74の表面までの距離を測定する、レーザーを用いた測長装置、例えばレーザー距離計のような測長装置73が設置されている。測長装置73は制御部65と接続されている。
また、被洗浄体74の表面と噴霧装置10との間の距離Lが、予め決められた洗浄距離Lw以内にあるか否かを表示するLED又は液晶表示装置などの表示装置78を備えている。表示装置78は制御部65と接続されている。
よって、測長装置73で被洗浄体74の表面と噴霧装置10との間の距離Lを測定し、測定結果を制御部65に入力する。制御部65は、測定距離Lが洗浄距離Lw以内にあるとき、表示装置78に洗浄距離Lw以内にあることを表示する。例えば、測定距離Lが洗浄距離Lw以内ならば表示装置78で緑色を点灯し、それ以外の場合には表示装置78で赤色を点灯するようにしてもよい。又は、測定距離Lが洗浄距離Lw以内にあるか否かを、表示装置78において文字又は音声で表示してもよい。
このように構成すれば、ユーザは、被洗浄体74の表面と噴霧装置10との間の距離Lが、洗浄距離Lw以内にあるか否か、言い換えれば、有効な洗浄が行える状態か否かを明確に判断することが可能となり、洗浄作業をより効率的に行うことができる。
また、制御部65により、測定距離Lが洗浄距離Lw以内にある場合にのみ、噴霧装置10から、微粒化した液体を被洗浄体表面に噴霧可能となるようにポンプ56と高圧気体発生器58とを駆動制御するようにして、被洗浄体表面を洗浄することもできる。
さらに、上記構成において、制御部65によりポンプ56を駆動制御して、液体を間欠的に導入可能に構成することもできる。例えば、図2Aにおいて、制御部65によりポンプ56の駆動を停止すれば液体供給を停止することができる。よって、制御部65に間欠駆動情報としてポンプ56の駆動時間と駆動停止時間とを予め記憶させておき、記憶させた間欠駆動情報を基に、ポンプ56の駆動時間では、ポンプ56を駆動して液体と気体とで噴霧動作を行い、ポンプ56の駆動停止時間では、ポンプ56を駆動停止して気体のみの気体噴射動作を行うようにして、液体と気体とが混合された噴霧動作と、気体のみの噴出動作とが交互に実施することができる。
このような構成を使用して水を間欠的に供給した場合の洗浄効果を確認した。水を間欠的に供給することで、水を噴霧装置本体部10aに供給しないときは噴霧装置本体部10aからは空気のみが噴出されることとなり、噴出した空気で、洗浄時に被洗浄体に残留する水滴を除去するという効果が得られる。本実験においては、一例として、水を2秒間供給し、その後に水を1秒間だけ供給停止するという動作を繰り返すことで、水を間欠的に供給した。水を間欠的に供給することにより、洗浄時の被洗浄体の洗浄の程度を確認しながら洗浄動作を実施できるという効果があることがわかった。
なお、使用可能な範囲として、気体の圧力範囲は0.1〜0.5MPaであり、液体の圧力範囲は0.1〜0.5MPaであり、特許文献1に記載の9MPaなどの高圧よりもかなり低圧である。
前記実施の形態1にかかる洗浄装置及び洗浄方法によれば、気体及び液体を洗浄に用いて、気液混合部15で、液体流入口18から流入する液体と気体流入口19から流入する気体とが向かい合って衝突するとともに、円環状の凸部24に沿って周回及び撹拌して液体が微粒化し、微粒化した液体を噴出部16から噴出することができる。この結果、気化が早くかつ濡れ等を感じない粒径の小さな液体を噴霧できて、洗浄時に周辺への洗浄水の飛散を抑制しつつ洗浄することができる。
また、実施の形態1では、液体と気体の両方を加圧する際の圧力が0.15MPa(ゲージ圧)の気体及び0.2MPa(ゲージ圧)の液体のように比較的低圧であることから、洗浄時に周辺への洗浄水を飛散をより一層抑制しつつ洗浄することができるとともに、動作に必要な機器の大型化を抑制することができる。
(実施の形態2)
図3A及び図3Bは、本発明の実施の形態2における、噴霧装置10の噴霧装置本体部10aを六個、一列に配置して洗浄装置71aを構成するときの断面図及び平面図である。図3Aあるいは図3Bにおいて、六個の噴霧装置本体部10aは、細長い矩形の支持プレート70aによって一列に間隔をあけて固定保持されて洗浄装置71aを構成している。図3Aおける三角形の点線79は、各噴霧装置本体部10aからの噴霧範囲の概略をイメージしたものであり、隣接する噴霧装置本体部10aからそれぞれ噴霧された噴霧範囲は互いに重複する重複範囲79aを有するものとして、洗浄効果を高めるようにしている。逆に言えば、洗浄効果を高めるために、噴霧範囲79を重複範囲79aで互いに重複するように、隣接する噴霧装置10の間隔を狭く配置している。一例としては、洗浄効果をより高めるために、重複範囲79aとして少なくとも噴霧範囲の4分の1は、互いに重複するように構成することができる。
また、例えば3個の噴霧装置本体部10aが隣接して配置される場合、洗浄効果をより高めるために、隣接する3個の噴霧装置本体部10aのうち両端の噴霧装置本体部10aの噴霧範囲が互いに重複する範囲を有することもできる。
かかる構成によれば、噴霧装置本体部10aで同時に噴霧できる領域を、1個の噴霧装置本体部10aの場合よりも大きくすることが可能となり、よって、同時に洗浄できる範囲を拡大することができる。
なお、本実施の形態2において、噴霧装置本体部10aを複数配置する例として、六個配置する例を示したが、洗浄対象となる洗浄物などに応じて、配置する個数を2個以上の任意の数に選択できることは言うまでもない。さらに、本実施の形態2において、噴霧装置本体部10aを複数配置する例として、直線状に配置する例を示したが、対象となる洗浄物の形状又は構造などに応じて、図3C及び図3Dに示す変形例にかかる洗浄装置71c,71dのように、矩形又は正方形の支持プレート70c,70dに、複数個の噴霧装置本体部10aを行列状又は円周状に配置しても問題はなく、また、複数個の噴霧装置本体部10aを必ずしも対称的に配置する必要もない。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3における洗浄装置71により、被洗浄体74を洗浄する場合の構成を示す概略図である。洗浄装置71は、噴霧装置本体部10a(図示せず)と支持プレート70a(図示せず)から構成されている。例えば、洗浄装置71は、図3A〜図3Dのうちのいずれかで構成されてもよい。本実施の形態3において、洗浄装置71は、互いに直角なXYZの3方向にそれぞれ独立して移動可能な機構を有する移動装置72に設置されている。移動装置72は、例えば、洗浄装置71をX方向に移動可能なX方向移動装置72xと、洗浄装置71をY方向に同期して移動可能な一対のY方向移動装置72yと、洗浄装置71をZ方向に同期して移動可能な一対のZ方向移動装置72zとで構成することができ、制御部65で駆動制御される。
X方向移動装置72xは、例えば、正逆回転駆動可能なモータ81xと、モータ81xにより正逆回転される螺子軸82xと、螺子軸82xに螺合して進退可能な可動部83xとで構成される。各Z方向移動装置72zは、例えば、正逆回転駆動可能なモータ81zと、モータ81zにより正逆回転される螺子軸82zと、螺子軸82zに螺合して進退可能な可動部83zとで構成される。各Y方向移動装置72yは、例えば、X方向移動装置72xと同様に、正逆回転駆動可能なモータ81yと、モータ81yにより正逆回転される螺子軸82yと、螺子軸82yに螺合して進退可能な可動部83yとで構成される。
また、洗浄装置71には、被洗浄体74の表面までの距離を測定する、例えばレーザー距離計のような測長装置73が設置されている。
よって、測長装置73で被洗浄体74の表面と噴霧装置10との間の距離Lを測定し、測定結果を制御部65に入力する。制御部65は、測定距離Lが洗浄距離Lw以内にあるとき、移動装置72に対してはX方向移動装置72xのみを駆動して噴霧及び洗浄動作を行う。制御部65は、測定距離Lが洗浄距離Lw以内ではないとき、被洗浄体74の表面に接近するように各Y方向移動装置72y及び各Z方向移動装置72zを駆動して、測定距離Lが洗浄距離Lw以内に入るように駆動制御し、測定距離Lが洗浄距離Lw以内に入ると噴霧及び洗浄動作を行う。所定時間駆動しても測定距離Lが洗浄距離Lw以内に入らないときは、異常であるとしてすべての移動装置の駆動を停止する。
このように構成すれば、被洗浄体74の表面と噴霧装置10との間の距離Lが洗浄距離Lw以内にあるように自動的に調整しつつ洗浄が行え、洗浄作業がより一層効率的に行うことができる。
また、制御部65により、測定距離Lが洗浄距離Lw以内にある場合にのみ、噴霧装置10から、微粒化した液体を被洗浄体表面に噴霧可能となるようにポンプ56と高圧気体発生器58とを駆動制御するようにして、被洗浄体表面を洗浄することもできる。
かかる構成によれば、被洗浄体74の形状に対し、洗浄装置71が自動的に移動して最適な位置で洗浄することができる。さらに、被洗浄体74の形状によらず、洗浄装置71と被洗浄体74との距離を一定またはそれに準ずる距離に制御することができ、より安定な洗浄効果を得ることができる。
図5は、応用例として大型の被洗浄体74、例えば自家用車を自動で洗浄する場合の構成例を示したものである。上下方向沿いに起立した一対の支柱75に、移動装置72に設置された洗浄装置71を両側と上側との合計3つ配置しており、被洗浄体74に対し、3方向から洗浄可能な構成としている。一対の支柱75は、例えば、紙面貫通方向のY方向に移動可能なY方向移動装置72yが組み込まれているとする。なお、図5では、図4の移動装置72を3組配置しているが、説明を簡略化するため、図4と同一機能を有する装置には同一符号を付している。このため、一対の支柱75の近くの移動装置72では、Z方向移動装置72zは図5ではX方向に移動させる装置として機能し、X方向移動装置72xは図5ではZ方向に移動させる装置として機能する。
かかる構成によれば、自家用車のような大型の被洗浄体74を自動的に洗浄することが可能となる。
なお、前記様々な実施形態又は応用例のうちの任意の実施形態又は応用例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせ又は実施例同士の組み合わせ又は実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態又は実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明の前記態様にかかる洗浄方法及び洗浄装置は、気体と液体を洗浄に用いることにより、洗浄時に周辺への洗浄水の飛散を抑制しつつ洗浄可能な洗浄方法及び洗浄装置である。この洗浄方法及び洗浄装置は、車又は外壁の洗浄等に広く用いることができる。
10 噴霧装置
10a 噴霧装置本体部
11 液体流路
12 気体流路
13 内蓋部
13a 内側端面
14 外蓋部
14a 外側端面
15 気液混合部
16 噴出部
16a 噴出口
17 噴霧装置蓋固定部
19 気体流入口
51 液体流路配管
52 気体流路配管
56 ポンプ
58 高圧気体発生器
59 流量制御器
60 圧力制御器
63 流量制御器
64 圧力制御器
65 制御部
70a,70c,70d 支持プレート
71,71a,71c,71d 洗浄装置
72 移動装置
72x X方向移動装置
72y Y方向移動装置
72z Z方向移動装置
74 被洗浄体
81x,81y,81z モータ
82x,82y,82z 螺子軸
83x,83y,83z 可動部

Claims (11)

  1. 液体流路と気体流路とを有する噴霧装置本体部と、
    前記噴霧装置本体部の先端に配置されて、前記液体流路の開口を覆いかつ平らな内側端面を有する内蓋部と、
    前記噴霧装置本体部の先端に配置されて前記内蓋部を覆うとともに、前記気体流路の開口を覆いかつ前記内蓋部の前記内側端面に対向する平らな外側端面を持つ外側端部
    を有する外蓋部と、
    前記内蓋部と前記外蓋部との間に配置され、前記内蓋部の前記内側端面と前記外蓋部の前記外側端面との間の円板状の外形の空間で構成され、前記気体流路を流れる気体流と前記液体流路を流れる液体流とを混合する気液混合部と、
    前記内蓋部の前記内側端面の周方向の少なくとも1箇所に貫通して設けられて前記気液混合部と連通して、前記液体流路を流れる液体流を前記気液混合部に流入させる液体流入口と、
    前記内蓋部と前記外蓋部との間の前記気液混合部の側部に前記気液混合部と連通して配置されて、前記液体流入口から前記気液混合部に流入する前記液体流に向かって、前記気体流路を流れる前記気体流を前記気液混合部に流入させる気体流入口と、
    前記外蓋部の前記外側端面に貫通して設けられて前記気液混合部と連通し、前記気液混合部で前記気体流と前記液体流が混合して微粒化した液体を噴出する噴出口とを備える噴霧装置を使用して、前記気液混合部で前記気体流と前記液体流が混合して前記微粒化した液体を被洗浄体の表面に噴霧して前記被洗浄体の表面を洗浄する洗浄方法であって、
    前記噴霧装置の前記噴霧装置本体部と前記被洗浄体の表面との距離を測長装置で測定し、前記被洗浄体の表面と前記噴霧装置との間の距離が、予め決められた洗浄距離以内にあるか否かを表示装置で表示し、
    前記被洗浄体の表面と前記噴霧装置との間の前記距離が前記洗浄距離以内にあると前記表示装置で表示されたのち、前記噴霧装置から前記微粒化した液体を前記被洗浄体の表面に噴霧して前記被洗浄体の表面を洗浄する、洗浄方法。
  2. 前記洗浄距離は5mm〜30mmであり、
    前記被洗浄体の表面と前記噴霧装置との間の前記距離が前記洗浄距離である5mm〜30mmの範囲以内にあると前記表示装置で表示されたのち、前記噴霧装置から前記微粒化した液体を前記被洗浄体の表面に噴霧して前記被洗浄体の表面を洗浄する、請求項1に記載の洗浄方法。
  3. 前記噴霧装置を少なくとも二つ以上配置して、前記少なくとも二つ以上の噴霧装置の前記噴霧装置本体部から前記微粒化した液体を前記被洗浄体の表面に同時に噴霧して、噴霧範囲を互いに重複させた状態で前記被洗浄体の表面を洗浄する、請求項1又は2に記載の洗浄方法。
  4. 液体を前記噴霧装置に供給するとき前記液体を間欠的に供給することにより、前記液体を前記噴霧装置に供給して前記噴霧装置本体部から前記微粒化した液体を前記被洗浄体の表面に噴霧して前記被洗浄体の表面を洗浄する洗浄動作と、前記液体の前記噴霧装置に対する供給を停止して前記噴霧装置本体部から気体のみを前記被洗浄体の表面に噴射する気体噴射動作とを繰り返して行う、請求項1〜3のいずれか1つに記載の洗浄方法。
  5. 前記噴霧装置の前記噴霧装置本体部と前記被洗浄体の表面との距離を前記測長装置で測定した測定結果を前記表示装置で表示して、前記測定した距離を5mm〜30mmの範囲内に維持しつつ前記洗浄を行う、請求項1〜4のいずれか1つに記載の洗浄方法。
  6. 液体流路と気体流路とを有する噴霧装置本体部と、
    前記噴霧装置本体部の先端に配置されて、前記液体流路の開口を覆いかつ平らな内側端面を有する内蓋部と、
    前記噴霧装置本体部の先端に配置されて前記内蓋部を覆うとともに、前記気体流路の開口を覆いかつ前記内蓋部の前記内側端面に対向する平らな外側端面を持つ外側端部
    を有する外蓋部と、
    前記内蓋部と前記外蓋部との間に配置され、前記内蓋部の前記内側端面と前記外蓋部の前記外側端面との間の円板状の外形の空間で構成され、前記気体流路を流れる気体流と前記液体流路を流れる液体流とを混合する気液混合部と、
    前記内蓋部の前記内側端面の周方向の少なくとも1箇所に貫通して設けられて前記気液混合部と連通して、前記液体流路を流れる液体流を前記気液混合部に流入させる液体流入口と、
    前記内蓋部と前記外蓋部との間の前記気液混合部の側部に前記気液混合部と連通して配置されて、前記液体流入口から前記気液混合部に流入する前記液体流に向かって、前記気体流路を流れる前記気体流を前記気液混合部に流入させる気体流入口と、
    前記外蓋部の前記外側端面に貫通して設けられて前記気液混合部と連通し、前記気液混合部で前記気体流と前記液体流が混合して微粒化した液体を噴出する噴出口とを備える噴霧装置を少なくとも二つ以上備え、
    前記噴霧装置の前記噴霧装置本体部と前記被洗浄体の表面との距離を測定する測長装置と、前記被洗浄体の表面と前記噴霧装置との間の距離が、予め決められた洗浄距離以内にあるか否かを表示する表示装置をさらに備えて、
    前記被洗浄体の表面と前記噴霧装置との間の前記距離が前記洗浄距離以内にあると前記表示装置で表示されるとき、前記噴霧装置から前記微粒化した液体を前記被洗浄体の表面に噴霧して前記被洗浄体の表面を洗浄する洗浄装置。
  7. 前記洗浄距離は5mm〜30mmであり、
    前記被洗浄体の表面と前記噴霧装置との間の前記距離が前記洗浄距離である5mm〜30mmの範囲以内にあると前記表示装置で表示されるとき、前記噴霧装置から前記微粒化した液体を前記被洗浄体の表面に噴霧して前記被洗浄体の表面を洗浄する、請求項6に記載の洗浄装置。
  8. 前記噴霧装置を少なくとも二つ以上配置して、前記少なくとも二つ以上の噴霧装置の前記噴霧装置本体部から前記微粒化した液体を前記被洗浄体の表面に同時に噴霧して、噴霧範囲を互いに重複するように、隣接する前記噴霧装置の間隔を狭く配置する、請求項6又は7に記載の洗浄装置。
  9. 液体を前記噴霧装置に供給するとき前記液体を間欠的に供給することにより、前記液体を前記噴霧装置に供給して前記噴霧装置本体部から前記微粒化した液体を前記被洗浄体の表面に噴霧して前記被洗浄体の表面を洗浄する洗浄動作と、前記液体の前記噴霧装置に対する供給を停止して前記噴霧装置本体部から気体のみを前記被洗浄体の表面に噴射する気体噴射動作とを繰り返して行うように前記噴霧装置を制御する制御部をさらに備える、請求項6〜8のいずれか1つに記載の洗浄装置。
  10. 記測長装置からの測定結果を前記表示装置で表示する、請求項6〜9のいずれか1つに記載の洗浄装置。
  11. 記噴霧装置と前記被洗浄体との距離を可変させるように前記噴霧装置を前記被洗浄体に対して移動させる移動装置と、
    前記噴霧装置を前記被洗浄体に接近して前記測長装置で測定された前記距離が5mm〜30mmの範囲で維持されるように前記移動装置を駆動制御する制御部とを備える、請求項6〜8のいずれか1つに記載の洗浄装置。
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