JPH08216841A - 超音波洗浄ノズルを備えた洗車機 - Google Patents

超音波洗浄ノズルを備えた洗車機

Info

Publication number
JPH08216841A
JPH08216841A JP5192695A JP5192695A JPH08216841A JP H08216841 A JPH08216841 A JP H08216841A JP 5192695 A JP5192695 A JP 5192695A JP 5192695 A JP5192695 A JP 5192695A JP H08216841 A JPH08216841 A JP H08216841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
car
nozzle
ultrasonic cleaning
wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5192695A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Takeda
唱一 竹田
Kazuharu Aoyanagi
一春 青柳
Hikari Suyama
光 須山
Masahiko Hayashibe
正彦 林部
Takashi Oya
貴史 大屋
Kazuya Takazawa
和哉 高澤
Hiroyuki Kojima
弘行 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Electronics Co Ltd
MK Seiko Co Ltd
Original Assignee
Honda Electronics Co Ltd
MK Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Electronics Co Ltd, MK Seiko Co Ltd filed Critical Honda Electronics Co Ltd
Priority to JP5192695A priority Critical patent/JPH08216841A/ja
Publication of JPH08216841A publication Critical patent/JPH08216841A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波洗浄ノズルを車体に接近した所定位置
になるよう制御し、洗浄効果を高める。また、樹脂やゴ
ムの部分を検出し、超音波発生手段を停止して破損を防
ぐ。さらに、超音波発生手段停止後、距離・レベル検出
用超音波信号を送受信して、洗浄ノズルと車体との距離
を制御し、かつ被洗浄面が樹脂やゴムの部分でなくなっ
たときに、超音波洗浄を再開する。 【構成】 門型状の洗車機内に、超音波洗浄水を生成し
噴射する、超音波発生手段と反射波検出手段を備えた超
音波洗浄ノズルを備え、距離測定用信号送信から反射波
受信までの時間で距離を検出し、洗浄ノズルを車体に接
近した所定位置になるよう制御する。また、反射波レベ
ル低下時、超音波発生手段を停止する。さらに、超音波
発生手段停止後、距離・レベル検出用超音波信号を送受
信し、洗浄ノズルを車体に接近制御し、反射波レベル復
帰時、超音波洗浄を再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、門型に形成された洗車
機本体内に、散水ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備
えると共に、流水に超音波振動を与えて超音波洗浄水を
生成し噴射する超音波洗浄ノズルを備え、洗車機本体ま
たは自動車の走行に伴い、自動車車体に対して洗浄,乾
燥等の処理を順次施す洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の洗車機では、洗浄ブラシを
備え、散水ノズルより水を散布すると共に洗浄ブラシに
て自動車車体を擦ることにより、洗車を行っていた。し
かしながら、洗浄ブラシを用いる洗車では、自動車車体
にこびりついている細かい石を洗浄ブラシが擦ることに
より、自動車車体に細かな傷を残してしまうという問題
があった。
【0003】このため、洗浄ブラシを備えずに、流水に
超音波振動を与えて超音波洗浄水を生成し噴射する超音
波洗浄ノズルを備え、自動車車体を超音波洗浄水で洗浄
する洗車機が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、超音波洗浄
水により自動車車体を洗浄する場合には、洗浄効果を高
めるために、超音波洗浄ノズルを自動車車体に接近さ
せ、超音波信号の周波数等から定められる所定の位置に
なるよう制御する必要がある。このため洗車機に自動車
車体の形状を検出する車形検出装置を備え、検出した車
形に沿うように超音波洗浄ノズルを制御することが考え
られるが、超音波洗浄ノズルと自動車車体との接触を回
避するために安全に配慮すると、この方法では充分に接
近させて制御することができなかった。
【0005】また、超音波洗浄は洗浄物の材質によって
はできないものがある。例えば自動車車体のフロントバ
ンパーやリアバンパーに用いられている樹脂の部分や、
タイヤのゴムの部分などでは、洗浄面から超音波エネル
ギーを吸収してしまい、長時間にわたって照射を続ける
と、樹脂やゴムの溶出や変形などの恐れがある。また、
人体に対しても、同様の原因で障害を与える恐れがあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るために本発明は、門型に形成された洗車機本体内に、
散水ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備えると共に、
流水に超音波振動を与えて超音波洗浄水を生成し噴射す
る超音波洗浄ノズルを備え、洗車機本体または自動車の
走行に伴い、自動車車体の洗浄,乾燥等の処理を行う洗
車機において、超音波発生手段を備えた超音波洗浄ノズ
ルに、被洗浄物からの反射波を検出する手段を設け、超
音波発生手段から距離測定用信号を送信し、反射波を受
信するまでの時間から、超音波洗浄ノズルと自動車車体
との距離を検出し、超音波洗浄ノズルを自動車車体に接
近した所定位置になるよう制御する。
【0007】また、反射波のレベルが適宜に設定された
基準レベルより低いとき、超音波発生手段を停止させ
て、洗浄水に超音波を与えるのを停止する。
【0008】さらに、反射波のレベルが適宜に設定され
た基準レベルより低いとき、超音波発生手段を停止させ
て洗浄水に超音波を与えるのを停止した後、周期的に距
離検出用およびレベル検出用の超音波信号を送信し、反
射波を受信するまでの時間から超音波洗浄ノズルを車体
に接近制御すると共に、反射波のレベルが基準レベルよ
り高くなったとき、洗浄水に超音波信号を与え、超音波
洗浄水の生成を再開する。
【0009】
【作用】これにより、超音波洗浄ノズルを自動車車体に
充分接近した所定位置になるよう制御することができる
ので、超音波洗浄水による洗浄効果を高めることができ
る。
【0010】また、超音波洗浄ができない樹脂やゴムの
部分を検出し、超音波発生手段を停止できるので、自動
車車体の樹脂やゴムの部分を破損する恐れがない。ま
た、人体に影響を及ぼす恐れもない。
【0011】さらに、超音波洗浄水の生成を停止した後
でも、距離検出用およびレベル検出用の超音波信号を送
信して、超音波洗浄ノズルと自動車車体との距離を制御
でき、かつ、被洗浄面が超音波洗浄ができない樹脂やゴ
ムの部分ではなくなったときに、超音波洗浄水の生成を
再開して、超音波洗浄水による洗浄が行える。
【0012】
【実施例】以下、図面を基に、本発明の実施例について
説明する。図1は本発明の実施例の側面図、図2は本発
明の実施例の、走行系と車形検出手段を説明する正面図
である。図において、1は自動車車体を跨ぐように門型
状に形成した洗車機本体で、正転逆転可能な電動機4,
4により、車輪2,2を回転駆動して、レール3,3に
沿って往復走行する。
【0013】5は、洗車機走行位置を検出するロータリ
ーエンコーダーで、電動機4の出力軸に連結し、電動機
4の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパルス信
号を出力して洗車機本体1の走行位置を与えている。
【0014】6は、洗車機位置を検出する位置センサ−
で、洗車機本体1下部に設けられ、レール3敷設面に固
定された突起物であるドッグ7を感知してスイッチング
し、洗車機本体1の位置を与えている。ドッグ7は洗車
機本体の走行開始位置を与える。
【0015】8は車高を検出する車高検出手段で、洗車
機本体1の前部に備えている。9,9は台車で、洗車機
本体1両側に立設したガイドレール10,10に案内さ
れて昇降移動できるように形成されている。11は正転
逆転可能な電動機で、チェーン12を介して回転軸13
を回転駆動し、回転軸13の回転により台車9,9に固
着されたチェーン14,14が回転駆動されて、台車
9,9が昇降移動される。15はロータリーエンコーダ
ーで、回転軸13に連結され、回転軸の回転方向を検出
しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力して、台車
9,9の位置を与えている。
【0016】対向する位置に配設された投光器16a,
17aと受光器16b,17bは、台車9,9に備えら
れた光電スイッチで、洗車機本体1に対して前方に位置
する光電スイッチ16a,16bの取付位置が、後方に
位置する光電スイッチ17a,17bの取付位置より高
くなっている。洗車機本体1に対して前方に位置する光
電スイッチ16a,16bが車体を検知したら電動機1
1を正転駆動して台車9,9を上昇させ、逆に車体を非
検知したら電動機11を逆転駆動して台車9,9を下降
させ、一方後方に位置する光電スイッチ17a,17b
が車体を検知したら電動機11の駆動を停止して台車
9,9を保持させ、相対的に台車9,9を車体形状に沿
って昇降動作させている。
【0017】18,18は車幅測定手段を構成する超音
波センサーで、それぞれ横方向に向けて超音波信号を送
信し、自動車車体からの反射波を受信するまでに要する
時間から自動車との距離を測定する。
【0018】図3は、本発明の実施例の車体乾燥装置を
示す説明図である。19は車体上面を乾燥するトップノ
ズル20を車体形状に沿って昇降動作させるトップノズ
ル昇降駆動手段で、車高検出手段8の隣に配設してい
る。前記トップノズル20はその両側面より外方に向け
て延出したアーム21,21の両端に台車22,22を
備え、洗車機本体1両側に立設したガイドレール23,
23上を昇降移動できるように形成している。24は正
転逆転可能な電動機で、チェーン25を介して回転軸2
6を回転駆動する。回転軸26の回転により、台車2
2,22、およびトップノズル20の荷重と平衡するウ
エイト27,27に固着されたチェーン28,28が回
転駆動されて、台車22,22が昇降移動される。29
はロータリーエンコーダーで、回転軸26に連結され、
回転軸の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパル
ス信号を出力して、台車22,22の位置を与えてい
る。
【0019】30,30は高圧風を生成する送風機、3
1,31は洗車機本体1両側に配設したサイドノズル、
32,32,33,33は送風機30,30と各ノズル
20,31,31を連通するダクトで、トップノズル2
0およびサイドノズル31,31は送風機30,30よ
り供給された高圧風を車体上面および側面に向けて吹き
付けて車体面に付着した水滴を除去している。
【0020】図4は、本発明の実施例の上面超音波洗浄
ノズルを示す説明図である。図4(a)において、34
は車体上面を洗浄する上面洗浄ノズル35を車体形状に
沿って昇降動作させる上面洗浄ノズル昇降駆動手段で、
トップノズル昇降手段19の隣に配設している。上面洗
浄ノズル35はその両側面より外方に向けて延出したア
ーム37,37の両端に台車38,38を備え、洗車機
本体1両側に立設したガイドレール39,39上を昇降
移動できるように形成している。40は正転逆転可能な
電動機で、チェーン41を介して回転軸42を回転駆動
する。回転軸42の回転により、台車38,38、およ
び上面洗浄ノズル35の荷重と平衡するウエイト43,
43に固着されたチェーン44,44が回転駆動され
て、台車38,38が昇降移動される。45はロータリ
ーエンコーダーで、回転軸42に連結され、回転軸の回
転方向を検出しながら単位角度回転毎にパルス信号を出
力して、台車38,38の位置を与えている。
【0021】上面洗浄ノズル35は、図4(b)のよう
に構成されている。46は超音波洗浄ノズルで、台車4
7に固着され、ガイドレール48に沿って移動できるよ
うに形成されている。49は正転逆転可能な電動機で、
チェーン50を介して台車47を往復駆動する。51は
ロータリーエンコーダーで、電動機49の出力軸に連結
され、出力軸の回転方向を検出しながら単位回転毎にパ
ルス信号を出力して、超音波洗浄ノズルの位置を与えて
いる。
【0022】図4(c)は超音波洗浄ノズルの移動装置
を示している。超音波洗浄ノズル46は、平板に歯を付
けたラックであるノズルアーム70に取り付けられ、正
転逆転可能な電動機71の回転により、ノズルアーム7
0のラックと電動機71の回転軸に固着された歯車72
がかみ合うことにより、洗浄する自動車車体に接近離間
する方向に摺動する。73は電動機71の出力軸に連結
されたロータリーエンコーダーで、回転軸の回転方向を
検出しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力して、
超音波洗浄ノズル46の位置を与えている。
【0023】図5は、本発明の実施例の側面超音波洗浄
ノズルを示す説明図である。図5(a)において、52
は車体側面を洗浄する側面洗浄ノズル53,53を車体
形状に沿って昇降動作させる側面洗浄ノズル昇降駆動手
段で、上面洗浄ノズル昇降手段34の隣に配設してい
る。側面洗浄ノズル53,53はその側面より外方に向
けて延出したアーム55,55の端に台車56,56を
備え、洗車機本体1両側に立設したガイドレール57,
57上を昇降移動できるように形成している。58は正
転逆転可能な電動機で、チェーン59を介して回転軸6
0を回転駆動する。回転軸60の回転により、台車5
6,56、および側面洗浄ノズル53,53の荷重と平
衡するウエイト61,61に固着されたチェーン62が
回転駆動されて、台車56,56が昇降移動される。6
3はロータリーエンコーダーで、回転軸60に連結さ
れ、回転軸の回転方向を検出しながら単位角度回転毎に
パルス信号を出力して、台車56,56の位置を与えて
いる。図5(b)に示すように、側面洗浄ノズル53に
は、超音波洗浄ノズル46が、支持部材64に支持され
て備えられている。
【0024】65,65はアーム55,55内に備えら
れたエアシリンダーで、通常はアーム55,55を短縮
させて側面洗浄ノズル53,53を洗車機本体1側面に
位置させ、アーム55,55を伸長させると、側面洗浄
ノズル53,53を洗車機本体1の内方に移動させる。
【0025】図5(c)は超音波洗浄ノズルの移動装置
を示している。前述の上面洗浄ノズルと同様に、超音波
洗浄ノズル46は、平板に歯を付けたラックであるノズ
ルアーム72に取り付けられ、正転逆転可能な電動機7
3の回転により、ノズルアーム72のラックと電動機7
3の回転軸に固着された歯車74がかみ合うことによ
り、洗浄する自動車車体に接近離間する方向に摺動す
る。75は電動機73の出力軸に連結されたロータリー
エンコーダーで、回転軸の回転方向を検出しながら単位
角度回転毎にパルス信号を出力して、超音波洗浄ノズル
46の位置を与えている。
【0026】図6は実施例の超音波洗浄ノズルの構造を
示す説明図である。66はノズルケーシングで、内部を
空洞とし、一側面に水源からの入水口67を、底面に洗
浄水の吐出口68をそれぞれ開口している。また、ケー
シング66の吐出口68と対向する位置すなわちケーシ
ング66上部には、超音波振動子69が取り付けられ、
超音波発信機70により駆動される。超音波振動子69
は、入水口67よりケーシング66内に供給された洗浄
水に超音波信号を伝搬し、超音波洗浄水を生成して吐出
口68より噴射し、被洗浄面Sを洗浄する。ノズルケー
シング66の外周には、超音波受信機84が設けられ、
超音波振動子69で発生した超音波が被洗浄面Sに当た
って反射してくる反射波を受信する。
【0027】制御部71は、超音波発信機70から洗浄
水に超音波振動を与える超音波信号を送信すると共に、
周期的に距離測定用の信号を送信し、超音波受信機84
から反射波を受信するまでの時間を測定して、超音波洗
浄ノズルと被洗浄面との距離を計算し、エンコーダー7
5からのパルス信号を受信しながら電動機73を駆動さ
せ、超音波洗浄ノズル46が車体面から所定の距離にな
るよう、その位置を制御する。
【0028】また、制御部71は、超音波発信機70か
ら発生させた超音波が、被洗浄面Sに当たって反射して
くる反射波を超音波受信機84より受信し、反射レベル
が基準値よりも低いと判断すると、樹脂やゴムのような
超音波洗浄に不向きな材質であると判断して、超音波の
送信を停止させ、危険発生を事前に回避するように動作
する。なお、反射レベルの基準値は、樹脂,ゴム等の材
質で得られる最大の反射レベルL1を基準にL<L1の
範囲で設定されるので、これらの値は実験値を基に与え
られる。
【0029】さらに、制御部71は、超音波洗浄水の生
成を止めた後、超音波発信機70より周期的に距離検出
用およびレベル検出用の超音波信号を送信し、超音波受
信機84から反射波を受信するまでの時間を測定して、
超音波洗浄ノズルと被洗浄面との距離を計算し、エンコ
ーダー75からのパルス信号を受信しながら電動機73
を駆動させ、ノズルの位置を制御すると共に、反射レベ
ルが基準値よりも高かった場合、超音波洗浄水の生成を
再開して、超音波洗浄水による洗浄を行う。
【0030】図7は実施例の制御系を示すブロック図で
ある。76はマイクロコンピューターで、演算処理を行
うCPU77、プログラム及び各種データを記憶するメ
モリ78、及び入出力インターフェース79より成り、
入出力インターフェース79には、本体走行位置検出用
エンコーダー5、本体位置センサー6、車高検出手段昇
降用電動機11、車高検出手段位置検出用エンコーダー
15、車高検出用光電スイッチの投光器16a,17
a、受光器16b,17b、車幅検出用超音波センサー
18、トップノズル昇降用電動機24、トップノズル位
置検出用エンコーダー29、送風機30、上面洗浄ノズ
ル昇降用電動機40、上面洗浄ノズル位置検出用エンコ
ーダー45、超音波洗浄ノズル制御部71、上面超音波
洗浄ノズル移動用電動機49、上面超音波洗浄ノズル位
置検出用エンコーダー51、側面洗浄ノズル昇降用電動
機58、側面洗浄ノズル位置検出用エンコーダー63、
側面洗浄ノズル移動用エアシリンダー65が接続されて
いる。
【0031】54は洗車機走行速度可変手段を構成する
インバーターで、入出力インターフェース79に接続さ
れ、洗車機本体走行用電動機4に供給する電源の周波数
を変更して電動機4の回転数を変え、洗車機の走行速度
を適宜変更する。
【0032】図8は、実施例の超音波洗浄ノズルの移動
装置の制御系を示すブロック図である。80はマイクロ
コンピューターで、演算処理を行うCPU81、プログ
ラム及び各種データを記憶するメモリ82、及び入出力
インターフェース83より成り、入出力インターフェー
ス83には、超音波送受信機70、超音波洗浄ノズル移
動用電動機73、超音波洗浄ノズル位置検出用エンコー
ダー75が接続されている。
【0033】次に、実施例の動作について説明する。図
9は、往工程である超音波洗浄水による洗車工程を示
す。洗車機は、図9(a)に示す洗車開始位置より洗車
を開始し、図9(b)に示すように、低速で走行し、光
電スイッチ16a,16b,17a,17bで自動車車
体を検出しながら、矢印に示すように自動車車体に沿っ
て台車9を昇降させる。マイクロコンピューター76
は、洗車機の走行位置を検出するエンコーダー5と、台
車9の位置を検出するエンコーダー15のパルスを検出
してメモリ78に記憶し、自動車車体の高さ方向の形状
を測定する。また、車幅測定用超音波センサー18の検
出により、幅方向の形状を測定する。洗車機は台車9か
ら距離X離れた位置にある上面洗浄ノズル35を、記憶
した車高データに基づいて自動車車体に沿うように昇降
制御すると共に、上面洗浄ノズル35に備えられた超音
波洗浄ノズル46より超音波洗浄水を自動車車体に向け
て噴射し、洗車を行う。
【0034】上面洗浄ノズルによる洗浄と同時に、側面
洗浄ノズルによる洗浄も行う。洗車機は、台車9から距
離Y離れた位置にある側面洗浄ノズル53を、記憶した
車高データに基づいて、自動車車体側面をカバーできる
ように往復昇降制御すると共に、超音波センサー18に
より測定した車幅に応じて、アーム55を伸長させるエ
アシリンダー65を適宜作動させて、側面洗浄ノズルを
自動車車体に対し所定距離となるように接近させて制御
する。同時に側面洗浄ノズル53に備えられた超音波洗
浄ノズル46より超音波洗浄水を自動車車体に向けて噴
射し、洗車を行う。
【0035】図10は超音洗浄水による洗浄工程の動作
を説明する正面図で、上面洗浄ノズル35は、記憶され
た車形データに基づいて、ガイドレール39,39に沿
って昇降すると共に、超音波洗浄ノズル46を、車幅デ
ータに基づいて、車幅に応じて往復移動させながら、超
音波洗浄水を自動車Aに向けて噴射する。側面洗浄ノズ
ル53,53は、記憶された車高データに応じてガイド
レール57,57に沿って反復昇降すると共に、車幅デ
ータに応じてエアシリンダー65,65を伸長させてア
ーム55,55を自動車Aに向けて伸ばし、超音波洗浄
水を自動車Aに向けて噴射する。超音波洗浄水による洗
車は、超音波洗浄水が自動車車体に充分に作用するよう
に、洗車機本体を低速で走行させると共に、超音波洗浄
ノズルをゆっくりと移動させる。
【0036】図11は、この洗浄工程における超音波洗
浄ノズルの動作を示している。超音波洗浄ノズル46a
〜46eは、それぞれ洗浄水に超音波信号を与えると共
に、周期的に距離測定用の信号を送信し、車体Aからの
反射波を受信して、反射波が受信されるまでの時間か
ら、車体との距離を測定し、ノズルを車体に接近した所
定位置になるよう移動させる。また、反射波のレベルを
検出して、自動車車体下部の樹脂部分Pを検出し、樹脂
部分Pに超音波洗浄水を掛けないように、超音波ノズル
46a,46bでは、超音波信号の出力を停止し、流水
のみで洗車する。
【0037】このようにして上面超音波洗浄ノズルおよ
び側面超音波洗浄ノズルによる洗浄を行いながら洗車機
を走行させ、図9(c)に示すように自動車車体の後方
まで達したら、往工程である超音波洗浄水による洗車工
程を終了する。以上のように、洗浄ノズル35,53,
53は記憶した車形データおよび車幅データに基づいて
車体に接近させられ、さらに各超音波洗浄ノズル46は
それぞれに反射波に基づいて車体と適正距離にあるよう
微調整されるので、車体に対し常に適正な間隔をおいて
超音波洗浄水を作用させることができる。
【0038】図12は、復工程である乾燥工程を示す。
洗車機は、図12(a)に示す自動車後方位置より乾燥
工程を開始し、図12(b)に示すように、標準速で走
行し、台車9より距離Z離れたトップノズル20を、記
憶した車高データに基づいて自動車車体に沿わせて昇降
制御しながら走行すると共に、トップノズル20および
サイドノズル31より、送風機30から送られるエアー
を自動車車体に吹き付けて、付着した水を吹き飛ばすこ
とにより乾燥させ、図12(c)に示す洗車開始位置に
達したら停止して乾燥工程を終了し、洗車を終了する。
【0039】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、種
々の設計変更を行うことができる。例えば、実施例で
は、1往復洗車の洗車工程を示したが、洗車工程は適宜
変更できる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明は、超音波発生手段
を備えた超音波洗浄ノズルに、被洗浄物からの反射波を
検出する手段を設け、洗浄水に超音波振動を与えると共
に、距離検出用の信号を送信し、反射波を受信するまで
の時間から、超音波洗浄ノズルと自動車車体との距離を
検出し、超音波洗浄ノズルを自動車車体に接近した所定
位置になるよう制御するので、超音波エネルギーを少な
い減衰で効果的に車体面に作用させることができ、高い
洗浄効果を得ることができる。
【0041】また、反射波のレベルが適宜に設定された
基準レベルより低いとき、超音波発生手段を停止させる
ので、自動車車体の樹脂やゴムの部分を破損する恐れが
なく、人体に影響を及ぼす恐れもない。
【0042】さらに、超音波洗浄ノズルが車体から離れ
た場合も、反射レベルが低下し、超音波照射が停止され
ることになるので、無駄に超音波照射をする事がなく、
経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面説明図である。
【図2】本発明の実施例の走行系と車形検出手段の正面
説明図である。
【図3】本発明の実施例の車体乾燥装置の正面説明図で
ある。
【図4】本発明の実施例の上面洗浄ノズルの正面説明図
である。
【図5】本発明の実施例の側面洗浄ノズルの正面説明図
である。
【図6】本発明の実施例の超音波洗浄ノズルの説明図で
ある。
【図7】本発明の実施例の制御系を示す説明図である。
【図8】本発明の実施例の制御系を示す説明図である。
【図9】本発明の実施例の動作説明図である。
【図10】本発明の実施例の動作説明図である。
【図11】本発明の実施例の動作説明図である。
【図12】本発明の実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体 4 洗車機走行用電動機 8 車高検出手段 18 車幅測定手段たる超音波センサー 19 トップノズル昇降駆動手段 30 送風機 31 サイドノズル 34 上面洗浄ノズル昇降手段 49 上面超音波洗浄ノズル移動用電動機 46 超音波洗浄ノズル 73 超音波洗浄ノズル移動用電動機 52 側面洗浄ノズル昇降手段 65 側面洗浄ノズル移動用エアシリンダー 76 洗車機の制御手段たるマイクロコンピューター 80 超音波洗浄ノズルの制御手段たるマイクロコンピ
ューター
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】また、自動車車体のフロントバンパーやリ
アバンパーに用いられている樹脂の部分や、タイヤのゴ
ムの部分などでは、洗浄面から超音波エネルギーを吸収
してしまい、長時間にわたって照射を続けると、樹脂や
ゴムの溶出や変形などの恐れがある。また、人体に対し
ても、同様の原因で障害を与える恐れがある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、樹脂やゴムの部分を検出し、超音波
発生手段を停止できるので、自動車車体の樹脂やゴムの
部分を破損する恐れがない。また、人体に影響を及ぼす
恐れもない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】さらに、超音波洗浄水の生成を停止した後
でも、距離検出用およびレベル検出用の超音波信号を送
信して、超音波洗浄ノズルと自動車車体との距離を制御
でき、かつ、被洗浄面が樹脂やゴムの部分ではなくなっ
たときに、超音波洗浄水の生成を再開して、超音波洗浄
水による洗浄が行える。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】上面洗浄ノズル35は、図4(b)のよう
に構成されている。46は超音波洗浄ノズルで、台車4
7に固着され、ガイドレール48に沿って移動できるよ
うに形成されている。49は正転逆転可能な電動機で、
チェーン50を介して台車47を往復駆動する。51は
ロータリーエンコーダーで、電動機49の出力軸に連結
され、出力軸の回転方向を検出しながら単位角度回転毎
にパルス信号を出力して、超音波洗浄ノズルの位置を与
えている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】図4(c)は超音波洗浄ノズルの移動装置
を示している。超音波洗浄ノズル46は、平板に歯を付
けたラックであるノズルアーム72に取り付けられ、正
転逆転可能な電動機73の回転により、ノズルアーム7
2のラックと電動機73の回転軸に固着された歯車74
がかみ合うことにより、洗浄する自動車車体に接近離間
する方向に摺動する。75は電動機73の出力軸に連結
されたロータリーエンコーダーで、回転軸の回転方向を
検出しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力して、
超音波洗浄ノズル46の位置を与えている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】54は洗車機走行速度変更手段を構成する
インバーターで、入出力インターフェース79に接続さ
れ、洗車機本体走行用電動機4に供給する電源の周波数
を変更して電動機4の回転数を変え、洗車機の走行速度
を適宜変更する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】図8は、実施例の超音波洗浄ノズルの移動
装置の制御系を示すブロック図である。80はマイクロ
コンピューターで、演算処理を行うCPU81、プログ
ラム及び各種データを記憶するメモリ82、及び入出力
インターフェース83より成り、入出力インターフェー
ス83には、超音波洗浄ノズルの制御部71、超音波洗
浄ノズル移動用電動機73、超音波洗浄ノズル位置検出
用エンコーダー75が接続されている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須山 光 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社内 (72)発明者 林部 正彦 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社内 (72)発明者 大屋 貴史 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社内 (72)発明者 高澤 和哉 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社内 (72)発明者 小島 弘行 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門型に形成された洗車機本体内に、散水
    ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備えると共に、流水
    に超音波振動を与えて超音波洗浄水を生成し噴射する超
    音波洗浄ノズルを備え、洗車機本体または自動車の走行
    に伴い、自動車車体の洗浄,乾燥等の処理を行う洗車機
    において、超音波発生手段を備えた超音波洗浄ノズル
    に、被洗浄物からの反射波を検出する手段を設け、超音
    波発生手段から距離測定用信号を送信し、反射波を受信
    するまでの時間から、超音波洗浄ノズルと自動車車体と
    の距離を検出し、超音波洗浄ノズルを自動車車体に接近
    した所定位置になるよう制御することを特徴とする洗車
    機。
  2. 【請求項2】 門型に形成された洗車機本体内に、散水
    ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備えると共に、流水
    に超音波振動を与えて超音波洗浄水を生成し噴射する超
    音波洗浄ノズルを備え、洗車機本体または自動車の走行
    に伴い、自動車車体の洗浄,乾燥等の処理を行う洗車機
    において、超音波発生手段を備えた超音波洗浄ノズル
    に、被洗浄物からの反射波を検出する手段を設け、反射
    波のレベルが基準レベルより低いとき、超音波発生手段
    を停止させることを特徴とする洗車機。
  3. 【請求項3】 門型に形成された洗車機本体内に、散水
    ノズル,ブロア等の洗車処理装置を備えると共に、流水
    に超音波振動を与えて超音波洗浄水を生成し噴射する超
    音波洗浄ノズルを備え、洗車機本体または自動車の走行
    に伴い、自動車車体の洗浄,乾燥等の処理を行う洗車機
    において、超音波発生手段を備えた超音波洗浄ノズル
    に、被洗浄物からの反射波を検出する手段を設け、反射
    波のレベルが基準レベルより低いとき、超音波発生手段
    を停止させて超音波洗浄水の生成を止めた後、超音波発
    生手段より超音波信号を送信し、反射波を受信するまで
    の時間を検出して超音波洗浄ノズルの位置を制御すると
    共に、反射波のレベルを検出して、基準レベルより高い
    とき、超音波洗浄水の生成を再開し噴射することを特徴
    とする洗車機。
JP5192695A 1995-02-15 1995-02-15 超音波洗浄ノズルを備えた洗車機 Pending JPH08216841A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5192695A JPH08216841A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 超音波洗浄ノズルを備えた洗車機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5192695A JPH08216841A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 超音波洗浄ノズルを備えた洗車機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08216841A true JPH08216841A (ja) 1996-08-27

Family

ID=12900489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5192695A Pending JPH08216841A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 超音波洗浄ノズルを備えた洗車機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08216841A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109383462A (zh) * 2018-08-20 2019-02-26 吴英娜 超声波洗车系统及其商业模式

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109383462A (zh) * 2018-08-20 2019-02-26 吴英娜 超声波洗车系统及其商业模式

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08253109A (ja) 洗車機
JPH08216841A (ja) 超音波洗浄ノズルを備えた洗車機
JPH08207714A (ja) 超音波洗浄ノズルを備えた洗車機
JPH08324392A (ja) 超音波洗浄ノズルを備えた洗車機
JPH0476819B2 (ja)
JPH0924802A (ja) 超音波洗浄ノズルを備えた洗車機
JPH0939747A (ja) 洗浄ノズルを備えた洗車機
JPH0120098B2 (ja)
JPH05105040A (ja) 洗車機
JPH08230622A (ja) 洗車方法および装置
JP4900258B2 (ja) 洗車機
JPH092214A (ja) 超音波洗浄ノズルを備えた洗車機
JPH03258638A (ja) 自動スプレー式洗車機
JPH10226321A (ja) 洗車機の乾燥装置の制御方法
JPH02270659A (ja) 洗車装置における超音波検知装置の設置構造
JPH0238416B2 (ja) Senshaki
JPH02270660A (ja) 洗車装置における制御装置
JPH026664B2 (ja)
JPH0234812B2 (ja) Senshakinyorusenjohoho
JPH1016727A (ja) 門型洗車機における車体上面乾燥装置
JPH01282057A (ja) 自動車用洗機
JPH0958421A (ja) 洗車機の制御方法
JPH10315931A (ja) 洗車機
JPH0440222B2 (ja)
JP2630094B2 (ja) 洗車機