JPH10226321A - 洗車機の乾燥装置の制御方法 - Google Patents

洗車機の乾燥装置の制御方法

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JPH10226321A
JPH10226321A JP2988597A JP2988597A JPH10226321A JP H10226321 A JPH10226321 A JP H10226321A JP 2988597 A JP2988597 A JP 2988597A JP 2988597 A JP2988597 A JP 2988597A JP H10226321 A JPH10226321 A JP H10226321A
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JP
Japan
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vehicle
drying
rotation speed
motor
car washer
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JP2988597A
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Akira Igari
彰 井狩
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のフロントウインド部を十分に乾燥して
前方の視界を良好に確保するとともに、ブロワ装置から
発生する騒音を低減する。 【解決手段】 車両3を搬送しながら洗車機本体内で洗
車を行う洗車機の乾燥装置の制御方法であって、乾燥用
トップノズル24を車両3の上面形状に応じて昇降さ
せ、乾燥用トップノズル24で車両3のフロントウイン
ド部8を含む前半部分Fを乾燥している間は、ブロワ装
置を駆動するモータの回転数をインバータにより通常回
転数にし、車両3の後半部分Gを乾燥している間は、モ
ータの回転数をインバータにより通常回転数よりも低回
転に切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗車機の乾燥装置
の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗車機としては、例え
ば、図8に示すように、据置型の洗車機本体51に対し
て、車両52を搬送装置53で搬送させながら洗車を行
うものがある。上記洗車機本体51の内部には、車両5
2の表面を洗浄する複数の洗浄用ブラシ54,55,5
6と、車両52の表面にワックスを塗付するための複数
のワックス塗付用ブラシ57,58と、車両52の上面
に空気を吹き付けて乾燥させる昇降自在な乾燥用トップ
ノズル59と、車両52の側面に空気を吹き付けて乾燥
させる左右一対の乾燥用サイドノズル60と、上記乾燥
用トップノズル59に空気を供給するトップノズル用ブ
ロワ装置61と、上記乾燥用サイドノズル60に空気を
供給するサイドノズル用ブロワ装置62とが設けられて
いる。
【0003】上記トップノズル用ブロワ装置61は、乾
燥用トップノズル59へ風を送るための回転羽根63
(インペラ)と、この回転羽根63を回転駆動させるモ
ータ64とから構成されている。同様に、上記サイドノ
ズル用ブロワ装置62は、乾燥用サイドノズル60へ風
を送るための回転羽根65(インペラ)と、この回転羽
根65を回転駆動させるモータ66とから構成されてい
る。
【0004】これによると、車両52を搬送しながら、
複数の洗浄用ブラシ54,55,56で車両52の表面
を洗浄し、複数のワックス塗付用ブラシ57,58で車
両52の表面にワックスを塗付する。そして、各モータ
64,66を通常回転させてトップノズル用ブロワ装置
61とサイドノズル用ブロワ装置62とを駆動させ、乾
燥用トップノズル59を車両52の上面形状に応じて昇
降させることにより、乾燥用トップノズル59から車両
52の上面に空気が吹き付けられて車両52の上面が乾
燥されるとともに、乾燥用サイドノズル60から車両5
2の側面に空気が吹き付けられて車両52の側面が乾燥
される。このようにして車両52の表面を乾燥した後、
車両52を搬送装置53の下流端から洗車機本体51の
後方へ搬出していた。
【0005】しかしながら、乾燥工程時に発生する騒音
が問題となり、この騒音問題の対策として、昼間の洗車
においてはモータ64を通常回転させてトップノズル用
ブロワ装置61を駆動させ、騒音の際立つ夜間の洗車に
おいてはモータ64を通常回転数よりも低回転にしてト
ップノズル用ブロワ装置61を駆動させていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、トップノズル用ブロワ装置61から発生
する騒音は、夜間では低減されるが、昼間では依然高い
ままであり、有効な対策にはならなかった。さらに、夜
間の洗車においては、モータ64を低回転にしてトップ
ノズル用ブロワ装置61を駆動させているため、トップ
ノズル用ブロワ装置61から乾燥用トップノズル59へ
供給される空気の量が通常時よりも減少し、車両52の
上面全域において乾燥効率が低下してしまい、その結
果、水滴が車両52の上面全域にわたって残ってしまう
といった問題があった。特に、車両52の上面のフロン
トウインド部67に水滴が残ってしまうと、洗車終了
後、車両52を運転する際に、前方の視界が悪くなっ
た。
【0007】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、ブロワ装置から発生する騒音を低減することを目的
とし、請求項2記載の発明は、さらに、車両の前方の視
界を良好に保つことを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、車両と
洗車機本体とのいずれかを前後方向へ移動させながら洗
車を行う洗車機の乾燥装置の制御方法であって、上記乾
燥装置は、洗車機本体に設けられかつ車両の上面に空気
を吹き付けて乾燥させる乾燥用ノズルと、この乾燥用ノ
ズルに空気を供給するブロワ装置とで構成され、上記乾
燥用ノズルを車両の上面形状に応じて昇降させ、上記車
両の上面の所定部分を乾燥している間は、上記ブロワ装
置を駆動するモータの回転数を通常回転数にし、上記車
両の上面の所定部分以外を乾燥している間は、上記モー
タの回転数を通常回転数よりも低回転に切り換えること
を特徴としたものである。
【0009】これによると、乾燥用ノズルが車両の上面
形状に応じて昇降しながら車両の上面に空気を吹き付け
て乾燥させる。この際、車両の上面の所定部分を乾燥し
ている間は、上記ブロワ装置を駆動するモータの回転数
を通常回転数にし、上記所定部分以外を乾燥している間
は、上記モータの回転数を通常回転数よりも低回転に切
り換えるため、車両の上面の所定部分以外を乾燥する際
に発生する騒音を低減することができる。これにより、
昼夜を問わず、ブロワ装置から発生する騒音を低減する
ことができる。
【0010】請求項2記載の発明は、車両の上面のフロ
ントウインド部を乾燥している間は、モータの回転数を
通常回転数にすることを特徴としたものである。これに
よると、フロントウインド部を乾燥している間は、モー
タを通常回転数にしてブロワ装置を駆動しているため、
乾燥用ノズルから通常量の空気がフロントウインド部に
吹き付けられ、したがって、フロントウインド部の乾燥
効率は低下せず、フロントウインド部が十分に乾燥さ
れ、フロントウインド部に水滴が残るのを防止すること
ができ、前方の視界を良好に確保し得る。
【0011】請求項3記載の発明は、モータへの供給電
力の周波数をインバータで変えることにより、上記モー
タの回転数の切り換えを行うことを特徴としたものであ
る。請求項4記載の発明は、洗車機本体を据置型とし、
この洗車機本体に対して車両を搬送装置で搬送させなが
ら洗車を行うことを特徴としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図7に基づいて説明する。図6,図7に示すように、
1は、据置型の洗車機本体2と、車両3を前方から洗車
機本体2内を経て後方へ搬出する左右一対のローラコン
ベヤ4a,4b(搬送装置の一例)とで構成される洗車
機である。
【0013】上記洗車機本体2は正面視で門形状に形成
されており、この洗車機本体2の内部には、車両3の表
面に洗浄水を噴射させる洗浄水噴射アーチ(図示せず)
と、車両3の下部側面および車輪5a,5bの側面を洗
浄する左右一対の洗浄用ロッカーブラシ6a,6bと、
車両3の上面(すなわちボンネット部7とフロントウイ
ンド部8と天井部9とリヤウインド部10とトランク部
11)を洗浄する洗浄用トップブラシ12と、車両3の
側面および前後面を洗浄する洗浄用サイドブラシ13
a,13bと、車両3の表面にワックス剤を噴射するワ
ックス剤噴射アーチ(図示せず)と、車両3の上面にワ
ックスを塗付するためのワックス塗付用トップブラシ1
4と、車両3の側面にワックスを塗付するための左右一
対のワックス塗付用サイド兼ロッカーブラシ15a,1
5bと、車両3の表面を乾燥させる乾燥装置16とが設
けられている。
【0014】また、上記洗車機本体2の前端入口部の上
部には、洗車機本体2に搬入される車両3の上面の高さ
を検出する車高検出装置17が設けられ、この車高検出
装置17としてはソニックセンサが用いられている。ま
た、上記ローラコンベヤ4a,4bを駆動させるコンベ
ヤ駆動モータ18には、車両3の前端が上記車高検出装
置17で検出された時点からパルス信号を発信するパル
スエンコーダ19が連結されている。
【0015】図3に示すように、上記車高検出装置17
からの車高検出信号20とパルスエンコーダ19からの
パルス信号21は制御装置22へ入力され、上記パルス
信号21のカウント値に基づいて車高検出装置17を起
点とした車両3の搬送位置が算出され、さらに、検出さ
れた車高値と上記車両3の搬送位置とを対応させること
により、車両3の上面形状が検知され、上記制御装置2
2に記憶される。
【0016】尚、図1に示すように、車両3のフロント
ウインド部8の傾斜は、その開始部Aの高さから天井部
9の前端Bの高さまでの差Cと、上記開始部Aから天井
部9の前端Bまでの水平距離Dとに基づいて算出され
る。また、車両3のリヤウインド部10の傾斜も同様に
して算出される。
【0017】上記乾燥装置16は、洗車機本体2に昇降
自在に設けられかつ車両3の上面に空気を吹き付けて乾
燥させる乾燥用トップノズル24と、車両3の側面に空
気を吹き付けて乾燥させる左右一対の乾燥用サイドノズ
ル25a,25bと、上記乾燥用トップノズル24に空
気を供給する左右一対のトップノズル用ブロワ装置26
a,26bと、上記乾燥用サイドノズル25a,25b
に空気を供給する左右一対のサイドノズル用ブロワ装置
27a,27bとで構成されている。
【0018】図2に示すように、上記トップノズル用ブ
ロワ装置26a,26bはそれぞれ、乾燥用トップノズ
ル24へ風を送るための回転羽根28(インペラ)と、
この回転羽根28を回転駆動させるモータ29とから構
成されている。同様に、上記サイドノズル用ブロワ装置
27a,27bは、乾燥用サイドノズル25a,25b
へ風を送るための回転羽根30(インペラ)と、この回
転羽根30を回転駆動させるモータ31とから構成され
ている。
【0019】上記各モータ29,31には、電源32か
ら供給された供給電力の周波数を変えるインバータ3
3,34がそれぞれ接続されている。これにより、各イ
ンバータ33,34で供給電力の周波数を通常の周波数
にした場合には、上記各モータ29,31は通常回転数
で回転駆動し、供給電力の周波数を通常の周波数よりも
低周波数にした場合には、上記各モータ29,31は通
常回転数よりも低回転数で回転駆動する。このような周
波数の切り換えは、図3に示すように、上記制御装置2
2から各インバータ33,34へ送信される出力周波数
設定信号35により指示される。また、上記制御装置2
2は、車両3の上面形状に応じて、上記乾燥用トップノ
ズル24を昇降させる昇降駆動装置36を制御する。
【0020】以下、上記構成における作用を図4,図5
に示すフローチャートに基づいて説明する。図1に示す
ように、車両3を両ローラコンベヤ4a,4bの始端部
に乗り込ませて停止させた後、コンベヤ駆動モータ18
により上記ローラコンベヤ4a,4bが駆動して車両3
を洗車機本体2の内部へ搬入させる(ステップ1)。こ
の際、車両3が車高検出装置17の下方を通過するた
め、車高が検出され(ステップ2)、かつパルスエンコ
ーダ19から発信されるパルス信号21をカウントする
ことで車高検出装置17を起点とした車両3の搬送位置
が算出され(ステップ3)、さらに車高値と車両3の搬
送位置とを対応させて車両3の上面形状が検知され、制
御装置22に記憶される。
【0021】そして、車両3の搬送にともなって、両洗
浄用ロッカーブラシ6a,6bが車幅に応じて左右方向
に移動するとともに前後方向にチルトして車両3の下部
側面と車輪5a,5bの側面とを洗浄し、洗浄用トップ
ブラシ12が検知された車両3の上面形状に応じて昇降
しながら車両3の上面(すなわちボンネット部7とフロ
ントウインド部8と天井部9とリヤウインド部10とト
ランク部11)を洗浄し、両洗浄用サイドブラシ13
a,13bが車幅に応じて左右方向に移動するとともに
前後方向に移動して車両3の側面と前後面とを洗浄す
る。
【0022】そして、さらに車両3が搬送されると、ワ
ックス塗付用トップブラシ14が検知された車両3の上
面形状に応じて昇降しながら車両3の上面にワックスを
塗付し、両ワックス塗付用サイド兼ロッカーブラシ15
a,15bが車幅に応じて左右方向に移動して車両3の
側面にワックスを塗付する(ステップ4)。
【0023】さらに、各モータ29,31が駆動して各
回転羽根28,30を回転させるため、トップノズル用
ブロア装置26a,26bから乾燥用トップノズル24
へ乾燥用の空気が供給されるとともに、サイドノズル用
ブロア装置27a,27bから乾燥用サイドノズル25
a,25bへ乾燥用の空気が供給される。そして、算出
された車両3の搬送位置に基づいて、車両3の前端が乾
燥用トップノズル24の下方に達した際、記憶されてい
る車両3の上面形状に応じて昇降駆動装置36が制御さ
れ、これにより、乾燥用トップノズル24が車両3の上
面形状に応じて昇降しながら車両3の上面に空気を吹き
付けて乾燥させるとともに、両乾燥用サイドノズル25
a,25bが車両3の側面に空気を吹き付けて乾燥させ
る。
【0024】尚、上記車両3の上面を乾燥する際、車両
3の前半部分と後半部分とでモータ29の回転数を切り
換えて乾燥している。すなわち、先ず、制御装置22か
らインバータ33へ出力周波数設定信号35が送信さ
れ、インバータ33が供給電力の周波数を通常の周波数
に設定するため、モータ29が通常回転数で回転駆動
し、十分な乾燥に必要な量の空気がトップノズル用ブロ
ア装置26a,26bから乾燥用トップノズル24へ供
給される(ステップ5)。
【0025】この状態で、車両3の前端が乾燥用トップ
ノズル24の下方に達すると(ステップ6)、図1の
(a)で示すように乾燥用トップノズル24を上限位置
からボンネット部7の高さまで下降させ(ステップ
7)、ボンネット部7の上面を乾燥し(ステップ8)、
フロントウインド開始部Aが乾燥用トップノズル24の
下方に達すると(ステップ9)、乾燥用トップノズル2
4をフロントウインド部8の傾斜に沿って上昇させ、乾
燥用トップノズル24が天井部9の高さまで上昇する
と、乾燥用トップノズル24の上昇を停止させる(ステ
ップ10)。
【0026】その後、図1の(b)で示すように、さら
に車両3が一定距離搬送されて、天井部9の中央部分E
が乾燥用トップノズル24の下方に達すると(ステップ
11)、制御装置22からインバータ33へ出力周波数
設定信号35が送信され、インバータ33が供給電力の
周波数を低周波数に切り換えるため、モータ29が低回
転数で回転駆動する(ステップ12)。この状態で、車
両3がさらに搬送され、天井部9の後端が乾燥用トップ
ノズル24の下方に達すると、乾燥用トップノズル24
をリヤウインド部10の傾斜に沿って下降させ(ステッ
プ13)、乾燥用トップノズル24がトランク部11の
高さまで下降すると、乾燥用トップノズル24の下降を
停止させ、トランク部11の上面を乾燥する(ステップ
14)。そして、図1の(c)で示すように、車両3の
後端が乾燥用トップノズル24の下方に達すると(ステ
ップ15)、モータ29を停止し、乾燥工程を終了する
(ステップ16)。
【0027】このように、車両3の上面のうち、図1に
示すように、車両3の前端から天井部9の中央部分Eま
での範囲を、モータ29を通常回転数で回転駆動させて
乾燥するため、車両3の前半部分Fの乾燥効率は低下せ
ず、したがって、フロントウインド部8も十分に乾燥さ
れ、フロントウインド部8に水滴が残るのを防止するこ
とができ、前方の視界を良好に確保し得る。さらに、上
記天井部9の中央部分Eから車両3の後端までの範囲
を、モータ29を低回転数で回転駆動させて乾燥するた
め、車両3の後半部分Gを乾燥する際に発生する騒音を
低減することができる。これにより、昼夜を問わず、ト
ップノズル用ブロワ装置26a,26bから発生する騒
音を低減することができる。
【0028】尚、車両3のボンネット部7とフロントウ
インド部8と天井部9とリヤウインド部10とトランク
部11のうちのどの部分が乾燥用トップノズル24の下
方に達しているかは、検知されている車両3の搬送位置
と車両3の上面形状とに基づいて認識される。
【0029】また、乾燥工程終了後、車両3の後半部分
Gの表面に若干の水滴が残ってしまう場合があるが、前
方の視界には何ら影響はなく、両ローラコンベヤ4a,
4bの下流端から搬出された車両3を走行させることに
より、上記後半部分Gの水滴は自然に乾燥するため、問
題はない。
【0030】また、図4,図5に示したフローチャート
と同様な制御方法で、車両3の側面の乾燥においても、
車両3の前半部分Fを、モータ31を通常回転数で回転
駆動させて乾燥するため、十分な乾燥に必要な量の空気
がサイドノズル用ブロア装置27a,27bから乾燥用
サイドノズル25a,25bへ供給され、したがって、
車両3の前半部分Fの乾燥効率は低下せず、フロントド
ア38のサイドウインド部37も十分に乾燥され、フロ
ントドア38のサイドウインド部37に水滴が残るのを
防止することができ、フロントドア38のサイドウイン
ド部37からの視界を良好に確保し得る。さらに、車両
3の後半部分Gを、モータ31を低回転数で回転駆動さ
せて乾燥するため、車両3の後半部分Gを乾燥する際に
発生する騒音を低減することができる。これにより、昼
夜を問わず、サイドノズル用ブロワ装置27a,27b
から発生する騒音をも低減することができる。
【0031】上記実施の形態では、車両3の前半部分F
において各モータ29,31を通常回転数で回転駆動さ
せ、車両3の後半部分Gにおいて各モータ29,31を
低回転数で回転駆動させているが、フロントドア38の
サイドウインド部37に多少水滴が残っても前方の視界
の確保にはあまり影響ないため、サイドノズル用ブロワ
装置27a,27bのモータ31を車両3の前半部分F
と後半部分Gとにわたって全ての範囲で低回転数で回転
駆動させてもよい。これにより、騒音をより一層低下さ
せることができる。
【0032】上記実施の形態では、車両3の上面のう
ち、車両3の前端から天井部9の中央部分Eまでの範囲
を、モータ29を通常回転数で回転駆動させて乾燥し、
天井部9の中央部分Eから車両3の後端までの範囲を、
モータ29を低回転数で回転駆動させて乾燥している
が、フロントウインド部8の範囲のみを、モータ29を
通常回転数で回転駆動させて乾燥して前方の視界を確保
し、それ以外の範囲を、モータ29を低回転数で回転駆
動させて乾燥して騒音を低減してもよい。
【0033】上記実施の形態では、図2に示すように、
トップノズル用ブロワ装置26a,26bで乾燥用トッ
プノズル24に空気を供給し、サイドノズル用ブロワ装
置27a,27bで乾燥用サイドノズル25a,25b
に空気を供給しているが、共通のブロワ装置で乾燥用ト
ップノズル24と乾燥用サイドノズル25a,25bと
の両方に空気を供給してもよい。
【0034】上記実施の形態では、図7に示すように、
左右一対の洗浄用ロッカーブラシ6a,6bと左右一対
の洗浄用サイドブラシ13a,13bと左右一対のワッ
クス塗付用サイド兼ロッカーブラシ15a,15bとを
それぞれ、車幅に応じて左右方向へ移動自在にしている
が、左右いずれか一方の洗浄用ロッカーブラシ6aと洗
浄用サイドブラシ13aとワックス塗付用サイド兼ロッ
カーブラシ15aとをそれぞれ洗車機本体2に対して固
定してもよい。但し、この場合には、車両3の側面を固
定側の洗浄用ロッカーブラシ6aと洗浄用サイドブラシ
13aとワックス塗付用サイド兼ロッカーブラシ15a
とに最適に接触させるため、一方のローラコンベヤ4a
で車両3を上記固定された各ブラシ6a,13a,15
aに対して位置決めする必要がある。
【0035】上記実施の形態では、図6,図7に示すよ
うに、ワックス塗付用トップブラシ14とワックス塗付
用サイド兼ロッカーブラシ15a,15bとを備えた洗
車機本体2を挙げたが、これらブラシ14,15a,1
5bを備えていなくてもよい。
【0036】上記実施の形態では、洗車機本体2を据置
型として床に固定し、この洗車機本体2に対してローラ
コンベヤ4a,4bで車両3を搬送しながら洗車機本体
2の内部で洗車を行う形式の洗車機1を挙げたが、前後
方向へ往復移動自在な洗車機本体を用い、停止した車両
3に対して洗車機本体を前後方向へ往復移動させて洗車
を行う形式の洗車機であっても、同様な乾燥装置の制御
を行うことにより同様な効果が得られる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明によると、車両の上面の所定部分を乾燥
している間は、ブロワ装置を駆動するモータの回転数を
通常回転数にし、上記所定部分以外を乾燥している間
は、上記モータの回転数を通常回転数よりも低回転に切
り換えるため、車両の上面の所定部分以外を乾燥する際
に発生する騒音を低減することができる。これにより、
昼夜を問わず、ブロワ装置から発生する騒音を低減する
ことができる。
【0038】請求項2記載の発明によると、フロントウ
インド部を乾燥している間は、モータを通常回転数にし
てブロワ装置を駆動しているため、乾燥用ノズルから通
常量の空気がフロントウインド部に吹き付けられ、した
がって、フロントウインド部の乾燥効率は低下せず、フ
ロントウインド部が十分に乾燥され、フロントウインド
部に水滴が残るのを防止することができ、前方の視界を
良好に確保し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における洗車機の乾燥装置
の制御方法の説明図である。
【図2】同、洗車機の乾燥装置の構成を示す概略図であ
る。
【図3】同、洗車機の乾燥装置の制御に関するブロック
図である。
【図4】同、洗車機の乾燥装置の制御方法を説明するフ
ローチャートである。
【図5】同、洗車機の乾燥装置の制御方法を説明するフ
ローチャートである。
【図6】同、洗車機の内部構成を示す側面図である。
【図7】同、洗車機の内部構成を示す平面図である。
【図8】従来の洗車機の内部構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 洗車機 2 洗車機本体 3 車両 4a,4b ローラコンベヤ(搬送装置) 8 フロントウインド部 16 乾燥装置 24 乾燥用トップノズル 26a,26b トップノズル用ブロワ装置 29 モータ 33 インバータ F 車両の前半部分 G 車両の後半部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両と洗車機本体とのいずれかを前後方
    向へ移動させながら洗車を行う洗車機の乾燥装置の制御
    方法であって、上記乾燥装置は、洗車機本体に設けられ
    かつ車両の上面に空気を吹き付けて乾燥させる乾燥用ノ
    ズルと、この乾燥用ノズルに空気を供給するブロワ装置
    とで構成され、上記乾燥用ノズルを車両の上面形状に応
    じて昇降させ、上記車両の上面の所定部分を乾燥してい
    る間は、上記ブロワ装置を駆動するモータの回転数を通
    常回転数にし、上記車両の上面の所定部分以外を乾燥し
    ている間は、上記モータの回転数を通常回転数よりも低
    回転に切り換えることを特徴とする洗車機の乾燥装置の
    制御方法。
  2. 【請求項2】 車両の上面のフロントウインド部を乾燥
    している間は、モータの回転数を通常回転数にすること
    を特徴とする請求項1記載の洗車機の乾燥装置の制御方
    法。
  3. 【請求項3】 モータへの供給電力の周波数をインバー
    タで変えることにより、上記モータの回転数の切り換え
    を行うことを特徴とする請求項1記載の洗車機の乾燥装
    置の制御方法。
  4. 【請求項4】 洗車機本体を据置型とし、この洗車機本
    体に対して車両を搬送装置で搬送させながら洗車を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の洗車機の乾燥装置の制
    御方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008120359A (ja) * 2006-11-16 2008-05-29 Daifuku Co Ltd 洗車機による洗車方法および洗車機
JP2008120308A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Daifuku Co Ltd 洗車機
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JP2008149920A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Daifuku Co Ltd 洗車機における洗車方法および洗車機
CN108490830A (zh) * 2018-03-16 2018-09-04 合肥工业大学 一种基于机器视觉的自动洗车的控制装置及其控制方法

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