JP3587057B2 - 洗車機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両をブラッシング洗浄したのち乾燥させる洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の洗車機としては例えば図6,図7に示すように、ホームポジションP1と出限ポジションP2との間を移動経路52に沿って前後方向へ往復走行自在な洗車機本体53が備えられ、上記ホームポジションP1と出限ポジションP2との間には、洗浄する車両54を停止させる車両停止ポジションP3が形成されている。
【0003】
上記洗車機本体53は正面視で門型状に形成されており、洗車機本体53には、縦軸心56を中心にして回転自在な左右一対のロッカーブラシ57と、縦軸心58を中心にして回転自在な左右一対のサイドブラシ59と、昇降自在でかつ横軸心60を中心にして回転自在なトップブラシ61と、車両54の表面に洗浄水を噴射する洗浄水アーチ62,63と、車両54の表面に洗剤を噴射する洗剤アーチ64と、車両54の表面にワックスを噴射するワックスアーチ65,66と、車両54の側面に空気を噴射して乾燥させる左右一対のサイドノズル67と、車両54の上面に空気を噴射して乾燥させるトップノズル68とが設けられている。
【0004】
これによると、車両54を車両停止ポジションP3に停止させた後、洗車機本体53を前進走行させるとともに、ロッカーブラシ57とサイドブラシ59とトップブラシ61とをそれぞれ回転させ、さらに各アーチ62〜66から洗浄水と洗剤とワックスとを車両54へ噴射する。
【0005】
これにより、車両54の車輪69と側面下部とがロッカーブラシ57でブラッシング洗浄され、車両54の側面および前後面がサイドブラシ59でブラッシング洗浄され、車両54の上面がトップブラシ61でブラッシング洗浄される。この際、トップブラシ61は車両54の上面の高さに応じて昇降される。
【0006】
このようにして、図7に示すように、洗車機本体53がホームポジションP1から出限ポジションP2まで前進走行する間に、ブラッシング洗浄行程が実施され、車両54の表面がブラッシング洗浄される。
【0007】
そして、上記洗車機本体53が出限ポジションP2に達すると、各アーチ62〜66からの洗浄水と洗剤とワックスとの噴射が停止されるとともに、各ブラシ57,59,61の回転が停止され、さらに、トップブラシ61が上限位置まで上昇して退避し、ブラッシング洗浄行程が終了する。
【0008】
その後、洗車機本体53が出限ポジションP2からホームポジションP1まで戻り(後進)走行し、この間、車両54の表面を乾燥させる乾燥行程が実施される。すなわち、上記乾燥行程としては、サイドノズル67から空気を噴射して車両54の側面を乾燥させ、トップノズル68から空気を噴射して車両54の上面を乾燥させる。そして、洗車機本体53がホームポジションP1に戻ると、上記各ノズル67,68からの空気の噴射が停止され、乾燥行程が終了する。その後、車両54を車両停止ポジションP3から発進させることにより、一連の洗車が完了する。
【0009】
上記のような洗車機を寒冷地で使用する場合、トップブラシ61に付着した水分が乾燥行程中に凍って、上記トップブラシ61が上限位置において洗車機本体53の天井部70に氷結してしまうといった問題が発生した。
【0010】
このような問題を解決するために、トップブラシ61の回転を停止させてブラッシング洗浄行程を終了した後、乾燥行程を実施する直前の短時間の間だけトップブラシ61を回転させて、トップブラシ61の水切りを行っている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来形式では、乾燥行程を実施する直前の短時間の間だけトップブラシ61を回転させるため、トップブラシ61の水切りが不十分となり、トップブラシ61に残っていた水分が乾燥行程中に凍って、トップブラシ61が上限位置において洗車機本体53の天井部70に氷結してしまい、トップブラシ61が下降不能になったり、回転時にトップブラシ61が千切れてしまうといった不具合が生じた。
【0012】
これに対して、洗車機本体53の天井部70にヒーターを設け、ヒーターの熱でトップブラシ61の氷結を防止することが考えられるが、コストアップやヒーターの熱でトップブラシ61が熱変形するといった新たな問題が発生した。
【0013】
本発明は、ヒーター等の加熱装置を用いずに、トップブラシの氷結を防止することが可能な洗車機を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために本第1発明における洗車機は、洗車機本体に、回転しながら車両上面をブラッシング洗浄する昇降自在な洗浄用ブラシと、車両表面を乾燥させる乾燥用ノズルとが設けられ、上記洗車機本体と車両との少なくとも一方を他方に対して相対移動させながら洗車を行う洗車機であって、
気温検出装置を備え、
ブラッシング洗浄行程中に上記洗浄用ブラシを回転させ、
上記気温検出装置により検出された気温が一定値以下になると、乾燥行程中においても上記洗浄用ブラシを回転させるものである。
【0015】
これによると、洗車機本体と車両との少なくとも一方を他方に対して相対移動させながら、洗浄用ブラシを回転させるとともに車両上面の高さに応じて昇降させる。これにより、ブラッシング洗浄行程が実施され、上記洗浄用ブラシによって車両上面がブラッシング洗浄される。
【0016】
ブラッシング洗浄行程の後、乾燥行程が実施され、乾燥用ノズルから車両表面に向けて乾燥用空気が噴射されることにより、車両表面が乾燥される。この際、気温検出装置により検出された気温が一定値以下になると、乾燥行程中においても洗浄用ブラシを回転させておくため、洗浄用ブラシの水切りが十分に行え、ヒーター等の特別な加熱装置を用いることなく、低コストで洗浄用ブラシの凍結を防止することができ、洗浄用ブラシが上限位置において洗車機本体の天井部に氷結するといった不具合を防止することができる。
【0017】
また、気温検出装置により検出された気温が一定値よりも高い場合は、乾燥行程中において洗浄用ブラシの回転は停止される。このように、気温が一定値よりも高く、洗浄用ブラシの凍結の心配が無い場合には、乾燥行程中に洗浄用ブラシを回転させないため、乾燥行程中に無駄な電力を消費することはなく、省エネルギーに役立つ。
【0018】
本第2発明における洗車機は、洗車機本体に、回転しながら車両上面をブラッシング洗浄する昇降自在な洗浄用ブラシと、車両表面を乾燥させる乾燥用ノズルとが設けられ、上記洗車機本体と車両との少なくとも一方を他方に対して相対移動させながら洗車を行う洗車機であって、
ブラッシング洗浄行程中に上記洗浄用ブラシを回転させるとともに、乾燥行程中においても上記洗浄用ブラシを回転させ、
上記乾燥行程中における洗浄用ブラシの回転は、ブラッシング洗浄行程中の回転に対して逆回転し、かつブラッシング洗浄行程中の回転よりも低速で行われるものである
【0019】
これによると、ブラッシング洗浄行程の後、乾燥行程が実施され、乾燥用ノズルから車両表面に向けて乾燥用空気が噴射されることにより、車両表面が乾燥される。この乾燥行程中においても上記洗浄用ブラシを回転させておくことで、洗浄用ブラシの水切りが十分に行えるため、ヒーター等の特別な加熱装置を用いることなく、低コストで洗浄用ブラシの凍結を防止することができ、洗浄用ブラシが上限位置において洗車機本体の天井部に氷結するといった不具合を防止することができる。
【0020】
この際、乾燥行程中における洗浄用ブラシの回転をブラッシング洗浄行程中の回転に対して逆回転させることによって、洗浄用ブラシから飛散した水滴はその直後の乾燥用ノズルの通過時に乾燥されるため、乾燥行程中に洗浄用ブラシから飛散した水滴が車両の表面に残存することを防止し得る。
【0021】
また、乾燥行程中における洗浄用ブラシの回転をブラッシング洗浄行程中の回転よりも低速で行うため、万一、乾燥行程中において、洗浄用ブラシが背の高い車両の天井に取付けられたキャリア等の付属品に干渉しても、洗浄用ブラシとキャリヤ等の付属品とが受けるダメージを少なくすることができる。
【0022】
本第3発明における洗車機は、乾燥行程中における洗浄用ブラシの回転は、ブラッシング洗浄行程中の回転に対して逆回転し、かつブラッシング洗浄行程中の回転よりも低速で行われるものである。
【0023】
これによると、乾燥行程中における洗浄用ブラシの回転をブラッシング洗浄行程中の回転に対して逆回転させることによって、洗浄用ブラシから飛散した水滴はその直後の乾燥用ノズルの通過時に乾燥されるため、乾燥行程中に洗浄用ブラシから飛散した水滴が車両の表面に残存することを防止し得る。
【0024】
また、乾燥行程中における洗浄用ブラシの回転をブラッシング洗浄行程中の回転よりも低速で行うため、万一、乾燥行程中において、洗浄用ブラシが背の高い車両の天井に取付けられたキャリア等の付属品に干渉しても、洗浄用ブラシとキャリヤ等の付属品とが受けるダメージを少なくすることができる。
【0025】
本第4発明における洗車機は、洗車機本体は停止している車両に対して前後方向へ往復走行可能であり、
洗車機本体の往走行時にブラッシング洗浄行程が実施され、洗車機本体の復走行時に乾燥行程が実施されるものである。
【0026】
これによると、停止している車両に対して洗車機本体を往走行させながら、洗浄用ブラシを回転させるとともに車両上面の高さに応じて昇降させることにより、ブラッシング洗浄行程が実施される。
【0027】
上記ブラッシング洗浄行程の後、上記車両に対して洗車機本体を往走行させながら、乾燥用ノズルから車両表面に向けて乾燥用空気を噴射させることにより、乾燥行程が実施される。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図4に示すように、1は自走式の洗車機であって、ホームポジションP1と出限ポジションP2との間を移動経路2に沿って前後方向へ往復走行自在な洗車機本体3を備えている。上記ホームポジションP1と出限ポジションP2との間には、洗浄する車両4を停止させる車両停止ポジションP3が形成されている。
【0029】
図1〜図3に示すように、上記洗車機本体3は正面視で門型状に形成されており、この洗車機本体3には、縦軸心6を中心にして回転自在な左右一対のロッカーブラシ7と、縦軸心8を中心にして回転自在な左右一対のサイドブラシ9と、昇降自在でかつ横軸心10を中心にして回転自在なトップブラシ11(洗浄用ブラシの一例)と、車両4の表面に洗浄水を噴射する洗浄水アーチ12,13と、車両4の表面に洗剤を噴射する洗剤アーチ14と、車両4の表面にワックスを噴射するワックスアーチ15,16と、車両4の側面に空気を噴射して乾燥させる左右一対のサイドノズル17(乾燥用ノズルの一例)と、車両4の上面に空気を噴射して乾燥させるトップノズル18(乾燥用ノズルの一例)とが設けられている。
【0030】
尚、上記トップブラシ11は、布製であり、上下に揺動する左右一対の揺動アーム19の遊端部間に回転自在に支持されており、両揺動アーム19の揺動によって昇降する。また、上記トップブラシ11は、モータ等の回転駆動装置20によってA方向とB方向へ正逆回転される。ここで、図1に示すように、A方向は、トップブラシ11の正回転時の方向であり、トップブラシ11の下部の回転方向が洗車機本体3の前進走行方向と一致する方向である。また、B方向は、トップブラシ11の逆回転時の方向であり、トップブラシ11の下部の回転方向が洗車機本体3の後進走行方向と一致する方向である。また、トップブラシ11は上記乾燥用の各ノズル17,18よりも後方に位置している。
【0031】
上記洗車機本体3には、制御装置22と、操作パネル23と、車両4の上面の高さを検出する車高検出装置29と、気温を検出する気温検出装置24とが設けられている。また、図4に示すように、床側25には、上記ホームポジションP1に達した洗車機本体3を検出する第1検出装置26と、上記出限ポジションP2に達した洗車機本体3を検出する第2検出装置27とが設けられている。
【0032】
上記操作パネル23には、洗車機1を起動させる起動スイッチ28および停止命令や洗車モード等を入力する種々の操作スイッチ32が設けられている。また、図3に示すように、上記制御装置22は、上記操作パネル23の起動スイッチ28や操作スイッチ32からの入力信号と上記各検出装置24,26,27,29からの検出信号とに基づいて、トップブラシ11の回転駆動装置20とその他のブラシ7,9の回転駆動装置33と各ノズル17,18の作動装置34と各アーチ12〜16の作動装置35等を制御するものである。
【0033】
以下、上記構成における作用を説明する。
先ず、図1の実線で示すように、洗車機本体3がホームポジションP1に待機している状態で、車両4を車両停止ポジションP3に停止させる。その後、操作パネル23の起動スイッチ28を操作することにより、洗車が開始される。
【0034】
この際、気温検出装置24により検出された気温が一定値(例えば3℃)よりも高い場合は、トップブラシ11が氷結する心配はないと判断され、制御装置22によって通常の洗車が実施される。
【0035】
すなわち、図4に示すように、洗車機本体3をホームポジションP1から出限ポジションP2に向かって前進走行させるとともに、ロッカーブラシ7とサイドブラシ9とトップブラシ11とをそれぞれ回転させ、さらに各アーチ12〜16から洗浄水と洗剤とワックスとが車両4へ噴射させる。
【0036】
これにより、車両4の車輪30と側面下部とがロッカーブラシ7でブラッシング洗浄され、車両4の側面および前後面がサイドブラシ9でブラッシング洗浄され、車両4の上面がA方向へ正回転するトップブラシ11でブラッシング洗浄される。この際、制御装置22は、車高検出装置29で検出された車両4の上面の高さに応じて、トップブラシ11を昇降する。
【0037】
このようにして、洗車機本体3がホームポジションP1から出限ポジションP2まで前進走行する間に、ブラッシング洗浄行程が実施され、車両4の表面がブラッシング洗浄される。
【0038】
そして、上記洗車機本体3が出限ポジションP2に達すると、第2検出装置27が洗車機本体3を検出し、この検出に基づいて、制御装置22が、各アーチ12〜16からの洗浄水と洗剤とワックスとの噴射を停止するとともに、各ブラシ7,9,11の回転を停止し、さらに、トップブラシ11を上限位置まで上昇させて退避させ、ブラッシング洗浄行程を終了させる。
【0039】
その後、洗車機本体3を出限ポジションP2からホームポジションP1へ向けて戻り(後進)走行させ、この間、車両4の表面を乾燥させる乾燥行程を実施させる。すなわち、上記乾燥行程としては、サイドノズル17から空気を噴射して車両4の側面を乾燥させ、トップノズル18から空気を噴射して車両4の上面を乾燥させる。
【0040】
そして、洗車機本体3がホームポジションP1に戻ると、第1検出装置26が洗車機本体3を検出し、この検出に基づいて、制御装置22が、各ノズル17,18からの空気の噴射を停止させ、乾燥行程を終了させる。その後、車両4を車両停止ポジションP3から発進させることにより、一連の洗車が完了する。
【0041】
また、気温検出装置24により検出された気温が一定値以下の場合は、トップブラシ11の凍結を防止する必要があると判断され、制御装置22によって洗車中に氷結防止動作が追加される。
【0042】
すなわち、図4に示すように、洗車機本体3をホームポジションP1から出限ポジションP2に向かって前進走行させるとともに、ロッカーブラシ7とサイドブラシ9とトップブラシ11とをそれぞれ回転させ、さらに各アーチ12〜16から洗浄水と洗剤とワックスとが車両4へ噴射させる。
【0043】
これにより、車両4の車輪30と側面下部とがロッカーブラシ7でブラッシング洗浄され、車両4の側面および前後面がサイドブラシ9でブラッシング洗浄され、車両4の上面がトップブラシ11でブラッシング洗浄される。この際、制御装置22は、車高検出装置29で検出された車両4の上面の高さに応じて、トップブラシ11を昇降する。
【0044】
このようにして、洗車機本体3がホームポジションP1から出限ポジションP2まで前進走行する間に、ブラッシング洗浄行程が実施され、車両4の表面がブラッシング洗浄される。
【0045】
そして、上記洗車機本体3が出限ポジションP2に達すると、第2検出装置27が洗車機本体3を検出し、この検出に基づいて、制御装置22が、各アーチ12〜16からの洗浄水と洗剤とワックスとの噴射を停止するとともに、ロッカーブラシ7とサイドブラシ9との回転を停止し、さらに、図5の実線で示すように、トップブラシ11をブラッシング洗浄行程中よりも低速でB方向へ逆回転させながら上限位置まで上昇させて退避させ、ブラッシング洗浄行程を終了させる。
【0046】
その後、図5に示すように、洗車機本体3を出限ポジションP2からホームポジションP1へ向けて戻り(後進)走行させ、この間、上限位置に退避したトップブラシ11をB方向へ逆回転させながら、車両4の表面を乾燥させる乾燥行程を実施する。すなわち、上記乾燥行程としては、サイドノズル17から空気を噴射して車両4の側面を乾燥させ、トップノズル18から空気を噴射して車両4の上面を乾燥させる。
【0047】
そして、洗車機本体3がホームポジションP1に戻ると、第1検出装置26が洗車機本体3を検出し、この検出に基づいて、制御装置22が、各ノズル17,18からの空気の噴射を停止させるとともに、上記トップブラシ11の回転を停止させ、乾燥行程を終了させる。その後、車両4を車両停止ポジションP3から発進させることにより、一連の洗車が完了する。
【0048】
このように、図5に示すように、乾燥行程中においてもトップブラシ11を回転させておくことで、トップブラシ11の水切りが十分に行えるため、ヒーター等の特別な加熱装置を用いることなく、低コストでトップブラシ11の凍結を防止することができ、トップブラシ11が上限位置において洗車機本体3の天井部31に氷結するといった不具合を防止することができる。
【0049】
尚、図5の実線に示すように、乾燥行程中におけるトップブラシ11の回転方向を逆回転(すなわちB方向)にすることによって、トップブラシ11に付着した水滴は各ノズル17,18とは反対側である洗車機本体3の後側へ向かって飛散するため、洗車機本体3を後進させることにより、上記トップブラシ11から飛散した水滴はその直後の上記各ノズル17,18の通過時に乾燥される。これにより、乾燥行程中にトップブラシ11から飛散した水滴が車両4の表面に残存することを防止し得る。
【0050】
また、乾燥行程中におけるトップブラシ11の回転速度をブラッシング洗浄行程中におけるトップブラシ11の回転速度よりも低速にしているため、万一、乾燥行程中において、トップブラシ11が背の高い車両4の天井に設けられたキャリヤ等の付属品に干渉しても、トップブラシ11とキャリヤ等の付属品とが受けるダメージを少なくすることができる。
【0051】
尚、気温検出装置24により検出された気温が一定値よりも高い場合、トップブラシ11が氷結する心配はないと判断され、乾燥行程中におけるトップブラシ11の回転を停止しているため、乾燥行程中に無駄な電力を消費することはなく、省エネルギーに役立つ。また、一年の大部分の気温が一定値以下となるような寒冷地においては、気温検出装置24を用いず、常に乾燥行程中においてもトップブラシ11を逆回転させるように構成してもよい。
【0052】
上記実施の形態では、停止した車両4に対して洗車機本体3を前後方向へ往復走行させる形式の洗車機1を挙げたが、車両4をパレット(図示せず)上に載置し、このパレットと洗車機本体3とを共に前後反対方向へ往復走行させる形式の洗車機であってもよい。また、洗車機本体を床側25に据え付け固定し、車両4をローラコンベヤ等の搬送装置で搬送しながら洗車機本体内で洗車する形式の洗車機であってもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本第1発明によれば、気温検出装置により検出された気温が一定値以下になると、乾燥行程中においても洗浄用ブラシを回転させておくため、洗浄用ブラシの水切りが十分に行え、ヒーター等の特別な加熱装置を用いることなく、低コストで洗浄用ブラシの凍結を防止することができ、洗浄用ブラシが上限位置において洗車機本体の天井部に氷結するといった不具合を防止することができる。
【0054】
また、気温検出装置により検出された気温が一定値よりも高い場合は、乾燥行程中において洗浄用ブラシの回転は停止される。このように、気温が一定値よりも高く、洗浄用ブラシの凍結の心配が無い場合には、乾燥行程中に洗浄用ブラシを回転させないため、乾燥行程中に無駄な電力を消費することはなく、省エネルギーに役立つ。
【0055】
また、本第2発明によれば、乾燥行程中における洗浄用ブラシの回転をブラッシング洗浄行程中の回転に対して逆回転させることによって、洗浄用ブラシから飛散した水滴はその直後の乾燥用ノズルの通過時に乾燥されるため、乾燥行程中に洗浄用ブラシから飛散した水滴が車両の表面に残存することを防止し得る。
【0056】
また、乾燥行程中における洗浄用ブラシの回転をブラッシング洗浄行程中の回転よりも低速で行うため、万一、乾燥行程中において、洗浄用ブラシが背の高い車両の天井に取付けられたキャリア等の付属品に干渉しても、洗浄用ブラシとキャリヤ等の付属品とが受けるダメージを少なくすることができる。
【0057】
また、本第3発明によれば、乾燥行程中における洗浄用ブラシの回転をブラッシング洗浄行程中の回転に対して逆回転させることによって、洗浄用ブラシから飛散した水滴はその直後の乾燥用ノズルの通過時に乾燥されるため、乾燥行程中に洗浄用ブラシから飛散した水滴が車両の表面に残存することを防止し得る。
【0058】
また、乾燥行程中における洗浄用ブラシの回転をブラッシング洗浄行程中の回転よりも低速で行うため、万一、乾燥行程中において、洗浄用ブラシが背の高い車両の天井に取付けられたキャリア等の付属品に干渉しても、洗浄用ブラシとキャリヤ等の付属品とが受けるダメージを少なくすることができる。
【0059】
また、本第4発明によれば、停止している車両に対して洗車機本体を往走行させながら、洗浄用ブラシを回転させるとともに車両上面の高さに応じて昇降させることにより、ブラッシング洗浄行程が実施される。
【0060】
上記ブラッシング洗浄行程の後、上記車両に対して洗車機本体を往走行させながら、乾燥用ノズルから車両表面に向けて乾燥用空気を噴射させることにより、乾燥行程が実施される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における洗車機本体の構成を示す側面図である。
【図2】同、洗車機本体の正面図である。
【図3】同、洗車機の制御系のブロック図である。
【図4】同、洗車機のブラッシング洗浄行程時の動作を示す図である。
【図5】同、洗車機の乾燥行程時の動作を示す図である。
【図6】従来の洗車機本体の構成を示す側面図である。
【図7】従来の洗車機の動作を示す図である。
【符号の説明】
1 洗車機
3 洗車機本体
4 車両
11 トップブラシ(洗浄用ブラシ)
17 サイドノズル(乾燥用ノズル)
18 トップノズル(乾燥用ノズル)
24 気温検出装置

Claims (4)

  1. 洗車機本体に、回転しながら車両上面をブラッシング洗浄する昇降自在な洗浄用ブラシと、車両表面を乾燥させる乾燥用ノズルとが設けられ、上記洗車機本体と車両との少なくとも一方を他方に対して相対移動させながら洗車を行う洗車機であって、
    気温検出装置を備え、
    ブラッシング洗浄行程中に上記洗浄用ブラシを回転させ、
    上記気温検出装置により検出された気温が一定値以下になると、乾燥行程中においても上記洗浄用ブラシを回転させることを特徴とする洗車機。
  2. 洗車機本体に、回転しながら車両上面をブラッシング洗浄する昇降自在な洗浄用ブラシと、車両表面を乾燥させる乾燥用ノズルとが設けられ、上記洗車機本体と車両との少なくとも一方を他方に対して相対移動させながら洗車を行う洗車機であって、
    ブラッシング洗浄行程中に上記洗浄用ブラシを回転させるとともに、乾燥行程中においても上記洗浄用ブラシを回転させ、
    上記乾燥行程中における洗浄用ブラシの回転は、ブラッシング洗浄行程中の回転に対して逆回転し、かつブラッシング洗浄行程中の回転よりも低速で行われることを特徴とする洗車機。
  3. 乾燥行程中における洗浄用ブラシの回転は、ブラッシング洗浄行程中の回転に対して逆回転し、かつブラッシング洗浄行程中の回転よりも低速で行われることを特徴とする請求項1に記載の洗車機。
  4. 洗車機本体は停止している車両に対して前後方向へ往復走行可能であり、
    洗車機本体の往走行時にブラッシング洗浄行程が実施され、洗車機本体の復走行時に乾燥行程が実施されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の洗車機。
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