JP4583649B2 - 洗車機 - Google Patents

洗車機 Download PDF

Info

Publication number
JP4583649B2
JP4583649B2 JP2001115197A JP2001115197A JP4583649B2 JP 4583649 B2 JP4583649 B2 JP 4583649B2 JP 2001115197 A JP2001115197 A JP 2001115197A JP 2001115197 A JP2001115197 A JP 2001115197A JP 4583649 B2 JP4583649 B2 JP 4583649B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
protrusion
car wash
car
wash machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001115197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002308069A (ja
Inventor
雅彦 小池
栄治 荒木
憲偉智 近藤
正永 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MK Seiko Co Ltd
Original Assignee
MK Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MK Seiko Co Ltd filed Critical MK Seiko Co Ltd
Priority to JP2001115197A priority Critical patent/JP4583649B2/ja
Publication of JP2002308069A publication Critical patent/JP2002308069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4583649B2 publication Critical patent/JP4583649B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、自動車または洗車機本体の移動に伴い自動車の車体をブラッシング洗浄するタイプの洗車機であって、車体の側面および前後面に対して左右一対の側面ブラシを作用させてブラッシングするようにしたものに関し、特にミラー等の車体から局部的に突出するタイプの突起物がある自動車に対し、側面ブラシを有効に作用させて、できるだけ洗い残しが生じないようにブラッシング洗浄できる洗車機を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の自動車の車体をブラッシング洗浄するタイプの洗車機では、車体にミラー、アンテナ、キャリア等の突起物がある場合には、対応する突起物のキーを指定入力してから洗車を開始するようにして、突起物に対するブラッシングを回避するようにしていた。また、特許第2676273号公報に見られるように、突起物の指定入力をしなくとも自動車に備えられる突起物を自動的に検出して、その突起物に対するブラッシングを回避するようにした洗車機も知られている。
【0003】
このような従来の洗車機では、例えばワゴン車の後方にミラーが突出しているという指定入力もしくは検出結果があれば、車体後方に至ると全てのブラシが回避動作してしまい、ワゴン車の後面等に一切ブラシが当たることなく広い範囲の洗い残しが生じてしまう問題があった。すなわち、車体の前後面に対しては、主に左右一対の側面ブラシを開閉させてブラッシングを行うが、ミラーがあるとの指定入力もしくは検出結果があれば、そのミラーが左右のいずれにあっても関係なく側面ブラシを一切作用させることなく回避していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記のような問題に対処し、突起物がある車体面でもブラシが突起物に直接触れる危険のない部分であれば側面ブラシを作用させて、洗い残しの少ない洗車を可能にした洗車機を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、車体の前面または後面にミラー等の突起物があることを検出する突起物検出手段と、該検出手段で検出した突起物が車体の左右いずれの位置にあるかを検出する左右位置検出手段と、前記上面ブロワノズルの下方に設けられ車体を挟むようにして左右に発光部と受光部を配置するとともに、発光部と受光部とを上下に高さを変えて配置した光電スイッチとを備え、前記左右位置検出手段は、前記突起物検出手段で突起物が検出された位置で前記上面ブロワノズルを下降させ、前記光電スイッチの光信号が突起物で遮られたときの上面ブロワノズルの高さ位置に基づいて、突起物が左右いずれの位置にあるのかを判別することを特徴として、上記課題の解決をはかったものである。
【0006】
また、車体の前面または後面にミラー等の突起物があることを検出する突起物検出手段と、該検出手段で検出した突起物が車体の左右いずれの位置にあるかを検出する左右位置検出手段と、前記上面ブロワノズルにおいて左右方向に移動可能で、且つ移動位置が検知可能な物体検出センサを備え、前記左右位置検出手段は、前記突起物検出手段で突起物が検出された位置で前記上面ブロワノズルを下降させ、前記物体検出センサを左右方向に移動させて突起物を検出し、突起物の左右の位置を検出することを特徴として、上記課題の解決をはかったものである。
【0007】
ここで、左右位置検出手段で突起物が左側にあると検知した場合には、その車体の前面または後面に対し少なくとも右側の側面ブラシを作用させ、前記検出手段で突起物が右側にあると検知した場合には、その車体の前面または後面に対し少なくとも左側の側面ブラシを作用させるように制御する。
【0008】
また、左右位置検出手段で突起物が車体の中央部に突出するものであると検知した場合には、その車体の前面または後面に対しては所定範囲に限定して左右の側面ブラシを作用させるよう制御する
【0009】
尚、突起物検出手段は、車体側面からの車体形状を読み取って突起物の有無を検出し、その突起物の位置に応じて車体にミラー等の突起物があるとの認識を得るようにすれば良い。また、突起物検出手段は、洗車開始前の使用者の指定入力に応じて車体にミラー等の突起物があるとの認識を得るようにしても良い。
【0012】
【実施例】
以下、その実施例について図面を基に説明する。ここでは、洗車機本体が自動車を跨ぐように往復走行し、この洗車機本体の走行に伴い自動車車体をブラッシングし自動洗浄する門型洗車機に発明を実施した例について説明する。
【0013】
図1は実施例の基本構成を示す正面図、図2は同じく側面図で、洗車機本体1は門型に構成されて左右一対のレール2,2上を往復走行し、レール2,2間に停車される自動車を跨ぐように移動する。3,4a,4bは洗車機本体1に設けられるブラシで、3は水平に配置され車体に沿って昇降動作して車体上面に作用しブラッシングする上面ブラシ、4a,4bは本体1の走行方向と直交する方向に開閉動作することで車体の側面および前後面に作用しブラッシングする左右一対の側面ブラシである。5,6,6は洗車機本体1に設けられ車体面の乾燥をはかるブロワノズルで、5は車体に沿って昇降動作して車体上面に空気を噴射させる上面ブロワノズル、6,6は車体を挟んで左右一対に設けられ車体側面に空気を噴射させる側面ブロワノズルである。
【0014】
7は洗車機本体1のブラシ3,4a,4bよりも前方に位置して設けられ自動車の側方からの車体形状を読み取る車形検出装置で、突起物の認識手段としても機能するものであり、詳しくは後述する。8は本体1のブラシ3,4a,4bよりも前方に取りつけられる車体側面検出装置で、車体の左側面および右側面のそれぞれに向けて設けられる超音波センサ8a・8bからなり、そりぞれ超音波を車体側面へ向けて発信し車体面での反射波を受信して、発信から受信までの時間をカウントして自動車側面までの距離を検出する。9,9は洗車機本体1の走行用のモータで、車輪10を回転駆動させて本体1を走行させる。11は洗車機本体1が単位距離走行する毎にパルス出力するエンコーダで、この出力されるパルスをカウントすることで洗車機本体1の走行位置を検知することができる。
【0015】
図3は側面ブラシ4a,4bの構成を説明するもので、側面ブラシ4a,4bは、本体1後側上方に横架されたレール4Rに沿って走行するキャリア4Ca,4Cbより吊下され、キャリア4Ca,4Cbに固定されたモータ4M1a,4M1bにより正逆駆動により時計回りと反時計回りの両方に回転可能である。キャリア4Ca,4Cbは、側面ブラシ4a,4bそれぞれのレール上の移動範囲に応じて張設されたワイヤループ4La,4Lbと連結され、ループ4La,4Lbを送り操作するモータ4M2a,4M2bの正逆駆動により開閉操作される。4Ea,4Ebはキャリア4Ca,4Cbの開閉位置を検出するためのエンコーダであり、キャリア4Ca,4Cbは車体側面位置検出手段8a,8bで検出した左右それぞれの側面位置に応じて開閉させ、側面ブラシ4a,4bが車体面から所定範囲の距離にあるよう制御され、側面ブラシ4a,4bと車体面との距離が略一定に保たれる。
【0016】
こうした構成により、側面ブラシ4a,4bは、モータ4M1a,4M2bをそれぞれ個別に駆動することにより、左右別々(非対称)に動作させることができ、また左右の側面ブラシはそれぞれにレール4R一側端から他方のブラシと突き合わさる位置まで、レール4Rのほぼ全長にわたり移動することができる。レール4Rはその両端において本体1に軸支されて側面ブラシ4a,4bを前後に揺動可能に支持している。また、レール4Rには検出スイッチ4Sが設けられ、側面ブラシ4a,4bが閉じた状態で車体前後面に接触し前後に揺動すると、これに伴いレール4Rが揺動して検出スイッチ4Sがオンオフされるもので、これにより側面ブラシ4a,4bが車体前後面に接触したのを検出する。
【0017】
図4は車体上面に作用する上面ブラシ3および上面ブロワノズル5の構成を説明するもので、上面ブラシ3は、洗車機本体1両側において上下に昇降可能に設けられるキャリア3C,3Cにその両端を支持され、一方のキャリア3Cに固定されたモータ3M1により回転駆動される。キャリア3Cは、上下に張設されたループ3Lと連結され、このループ3Lを送り操作するモータ3M2の正逆駆動により昇降される。モータ3M2は、図示しない減速器を介してキャリア3C,3Cを昇降しモータを停止すればその位置に保持することができる。3Eはキャリア3Cの昇降位置を検出するためのエンコーダである。キャリア3C,3Cは車形検出装置7で検出した車形に応じて昇降させ、上面ブラシ3と車体面との距離が略一定となるよう調節される。
【0018】
上面ブロワノズル5は、図5にその正面からの構成を示すが、洗車機本体1両側において上下に昇降可能に設けられるキャリア5C,5Cにその両端を支持され、キャリア5Cは上下に張設されたループ5Lと連結され、このループ5Lを送り操作するモータ5Mの正逆駆動により昇降される。モータ5Mは、図示しない減速器を介してキャリア5C,5Cを昇降しモータを停止すればその位置に保持することができる。5Eはキャリア5Cの昇降位置を検出するためのエンコーダである。キャリア5C,5Cは車形検出装置7で検出した車形に応じて昇降させ、上面ブロワノズル5と車体面との距離が略一定となるよう調節される。
【0019】
図5に見られるように、キャリア5C,5Cには突起物の左右位置検出用に一対の光電スイッチ12が設けられる。光電スイッチ12は、発光素子12aと受光素子12bとの間に形成される光軸12cが水平に対し所定角度Aだけ傾いて設けられており、この傾いた光軸を突起物で遮蔽させ、その遮蔽されたときのキャリア5C,5Cの高さ位置に応じて突起物の左右位置を検出するものである。
この検出方法の詳細は後述する。
【0020】
図6は車形検出装置7の構成を説明するもので、車形検出装置7は、発光素子を上下に多数配列させた発光ユニット7Eと、発光ユニット7Eに対応して配列され発光ユニット7Eからの光信号を受信する受光ユニット7Rとを、自動車Aを両側から挾むように対向させている。この車形検出装置7は、洗車機本体1の走行に伴いエンコーダ11からパルス出力される毎に、発光ユニット7Eの発光素子を上下に順番に発光させ、これに伴う受光ユニット7Rでの受光状態をモニタして車形を検知するもので、車体により遮光された最も上方位置の発光・受光素子の位置を車体の輪郭データとして記憶し、また車体に局部的な凹凸等があればこれを突起物として記憶するなどの機能を有するもので、詳しくは後述する。
【0021】
図7は実施例の制御系のハードウェア構成を示すブロック図で、21はマイクロコンピュータを含む制御部、22は制御部21からの信号によりブラシ3,4a,4bや走行用モータ9,9を駆動する駆動部、23は洗車開始入力や回避すべき部分の指定入力を行う操作パネルである。制御部21は、操作パネル23における洗車開始入力があると駆動部22を介して洗車動作を実行し、洗車中には上面ブラシ3や側面ブラシ4a,4bの正逆回転や昇降・開閉動作などを適宜に与えるよう制御する。
【0022】
図8は実施例の制御系のソフトウェア構成を示すブロック図で、主に車形検出装置7や制御部21での処理により実現される機能を説明するものである。車形検出装置7において、7aは受光ユニット7Rからの出力を基に自動車Aの車形を読み取る車形読取部、7bは車形読取部7aで読み取った車形に基づき突起物の有無を検出しその位置を記憶する突起物検出部である。
【0023】
車形検出装置7では、洗車機本体1の走行に伴いエンコーダ11からパルス出力される毎に、発光ユニット7Eの発光素子を上下に順番に発光させ、車形読取部7aで、受光ユニット7Rでの受光状態をモニタして車体により遮光された最も上方位置の発光・受光素子の位置を検知し、これを車体上面高さとして記憶し自動車Aの側方からの輪郭を読み取っていく。突起物検出部7bでは、車形読取部7aで読み取った車形(車体の輪郭)に所定条件を超える局部的に顕著な起伏が認められると突起物有りと判断し、そのときの走行位置をエンコーダ11からパルス出力をカウントして求め突起物位置として記憶(突起物の前後の位置を記憶)する。
【0024】
車形読取部7aでは、車体上面の高さの変化から車体前端、前後のウィンドウ部、後端等の特徴部分を特定し、これにより自動車の前面部、ボンネット部、ルーフ部、トランク部、後面部等の場所を特定する機能を有し、また特定したボンネット部やトランク部の有無や距離に応じ、読み取った自動車の車種(乗用車、バン型車、RV、ワゴン、軽自動車etc.)を特定する機能をも有する。突起物検出部7bでは、その検出した突起物が車形読取部7aで特定される自動車の前面部、ボンネット部、ルーフ部、トランク部、後面部等のうちどの部分にあるかに応じて、その突起物が何であるかを識別し記憶する。例えば、車体前面に上方への突起があればサイドポールが有り、ボンネット部に突起があればフェンダーミラーが有り、ルーフ部に突起物があればタクシー灯またはルーフキャリアが有り、車体後面上部に後方への突起があれば後部ミラーが有ると判断される。
【0025】
車体側面検出装置8において、8Lは超音波センサ8aにより左側の車体側面位置を検出し記憶する左側面検出部、8Rは超音波センサ8bにより右側の車体側面位置を検出し記憶する右側面検出部である。両側面検出部8L・8Rでは、洗車機本体1の走行に伴いエンコーダ11からパルス出力される毎に、それぞれ車体側面へ向けて超音波信号を出力し、その反射波が受信されるまでの時間をカウントして各車体側面までの距離を検知し、これを順次に記憶していく。
【0026】
制御部21において、21aは上面ブラシ3の昇降に伴いエンコーダ3Eから出力されるパルス信号をカウントして上面ブラシ3の昇降位置を検出する昇降位置検出部、21bは左側面ブラシ4aの開閉に伴いエンコーダ4Eaから出力されるパルス信号をカウントして左上面ブラシ4aの開閉位置を検出する開閉位置検出部、21cは右側面ブラシ4bの開閉に伴いエンコーダ4Ebから出力されるパルス信号をカウントして左上面ブラシ4bの開閉位置を検出する開閉位置検出部、21dは上面ブロワノズル5の昇降に伴いエンコーダ5Eから出力されるパルス信号をカウントして上面ブロワノズル5の昇降位置を検出する昇降位置検出部、21eは洗車機本体1の走行に伴いエンコーダ11から出力されるパルス信号をカウントして洗車機本体1の走行位置を検出する走行位置検出部である。
【0027】
制御部21は、上記のような洗車機各部の位置を検出する手段の他に、その洗車機各部の位置制御の対象となる自動車各部の位置を検出する手段を備えている。すなわち、21fは車形読取部7aからの車形データを走行位置検出部21eで与える走行位置に基づいて読み出し上面ブラシ3や上面ブロワノズル5を作用させる車体部の上面位置を与える車体上面位置検出部、21gは突起物検出部7bからの突起物データを読み出して走行位置検出部21eで与える走行位置に応じて突起物位置を与える突起物位置検出部、21hは走行位置検出部21eで与える走行位置に基づいて左側面位置検出部8Lから左側面までの距離を読み出し左側の側面ブラシ4aを作用させる車体部の側面位置を検出する左側面位置検出部、21iは走行位置検出部21eで与える走行位置に基づいて右側面位置検出部8Rから右側面までの距離を読み出し右側の側面ブラシ4bを作用させる車体部の側面位置を検出する右側面位置検出部、21jは後述する突起物の左右位置検出動作(図9参照)に際し光電スイッチ12で突起物を検知したときの上面ブロワノズルの昇降位置に応じて突起物の左右位置を検出する左右位置検出部である。
【0028】
21kは洗車制御部で、前記した各位置検出部21a〜21jで与える位置に基づいて各ブラシ3・4a・4b,ブロワノズル5および走行用モータ9・9等を駆動制御するもので、以下の各駆動制御部21m〜21rを含んでいる。21mは上面ブラシ制御部で、昇降位置検出部21aで与える昇降位置と上面位置検出部21fで与える上面位置とに基づいてモータ3M1・3M2を駆動し上面ブラシ3の制御をする。21nは左側面ブラシ制御部で、開閉位置検出部21bで与える開閉位置と左側面位置検出部21hで与える左側面位置とに基づいてモータ4M1a・4M2aを駆動し側面ブラシ4aの制御をする。21pは右側面ブラシ制御部で、開閉位置検出部21cで与える開閉位置と右側面位置検出部21iで与える右側面位置とに基づいてモータ4M1b・4M2bを駆動し側面ブラシ4bの制御をする。21qは上面ブロワノズル制御部で、昇降位置検出部21dで与える昇降位置と上面位置検出部21fで与える上面位置とに基づいてモータ5Mを駆動し上面ブロワノズル5の制御をする。21rは走行制御部で、各部の動作に連係してモータ9・9を駆動し洗車装置機1の走行を制御する。
【0029】
図9は左右位置検出部21jにおける突起物の左右位置の検出方法を説明するものである。突起物検出部7bで突起物が検出され、その突起物が例えば後部ミラーのように左右に偏って位置する突起物であると判断される場合に、洗車制御部21kでは、上面ブロワノズル5がその突起物位置に相当する位置に達すると洗車機本体1の走行を停止もしくは徐行させ、光電スイッチ12の光軸が突起物で遮断される高さまで上面ブロワノズル5を突起物に向けて下降させる。ここで、左右位置検出部21jでは、突起物で光電スイッチ12の光軸が遮断されると、そのときの昇降位置検出部21dで与える上面ブロワノズルの昇降位置を読み取って、突起物の左右位置を判別する。
【0030】
すなわち、この実施例では、図5に見られるように、左側の発光素子12aの方が低い位置にあり、右側の受光素子12bが高い位置にあるので、突起物が左側にある時は高さ範囲H1で光軸12cが遮断され、突起物が中間位置にある時は高さ範囲H2で光軸12cが遮断され、突起物が右側にある時は高さ範囲H3で光軸12cが遮断されることになる。そして、実際に光軸12cが遮断されたときの高さ位置が、H1〜H3のどの高さ範囲に含まれるかで突起物が左側か中間か右側かを検出するものである。なお、検出対象となる突起物は、例えば後部ミラーであれば車体ルーフ部の高さに応じた高さにあるなど、取り付けられる車体面の高さに応じた位置となるため、前記高さ範囲H1〜H3は車形読取部8aで与えられる突起物付近の車体の高さに応じて設定される。
【0031】
このように、車体に後部ミラーのように左右に偏って位置する突起物があると判定され、左右位置検出部21jによってその左右位置が検出されると、その検出位置に基づいて車体面のブラッシングが行われる。こうした場合の動作例を示したのが図10であり、ここでは後部ミラーを備えた自動車の車体後面をブラッシングする例を示している。以下、この図を基に実施例の動作を説明する。
【0032】
図10(a)において、後部ミラーMが車体後面の左側にあると判断される場合は、左側の側面ブラシ4aは洗車機本体1の後面に至っても中央寄りへ閉じることがなく、ブラシ4aがミラーMに触れることのないところまで開閉位置が保持されて、車体後面へのブラッシングを回避する。一方の右側の側面ブラシ4bは洗車機本体1の後面に至ると中央部まで閉じて、ミラーMのない車体後面の右半分に対してブラッシングを行う。これにより車体後面の右半分だけブラッシングされる。
【0033】
図10(b)において、後部ミラーMが車体後面の中央部にあると判断される場合は、左右の側面ブラシ4a・4bが洗車機本体1の後面に至るとそれぞれ所定距離(車体後面の幅寸法の1/4程度)中央寄りに移動し、この後にその所定距離移動した位置のままミラーMに触れることのない車体後面から離れたところまで開閉位置が保持される。これにより、車体後面の左右所定距離だけブラッシングされる。
【0034】
図10(c)において、後部ミラーMが車体後部の右側にあると判断される場合は、左側の側面ブラシ4aは洗車機本体1の後面に至ると中央部まで閉じて、ミラーMのない車体後面の左半分に対してブラッシングを行う。一方の右側の側面ブラシ4bは洗車機本体1の後面に至っても中央寄りへ閉じることがなく、ブラシ4bがミラーMに触れることのないところまで開閉位置が保持されて、車体後面へのブラッシングを回避する。これにより、車体後面の左半分だけブラッシングされる。
【0035】
この第1の実施例は以上のように構成され、車体に後部ミラーのように左右に偏って位置する突起物があると判定されと、その突起物が左側・中央・右側のいずれにあるかを検知し、その検知結果に応じて車体後面の突起物のない部分に対してブラッシングするよう動作するので、突起物に対するブラッシングを回避しながら車体後面全体のうち少なくとも半分に対してはブラッシングでき、洗い残しを半減させることができる。
【0036】
図11は上記第1の実施例の光電スイッチ12に代えて物体検出センサ31を設けた例を示すものである。物体検出センサ31としては、例えば光や超音波を発信しその反射波に基づいて近くに物体が有るか否かを検知する反射式の光電センサまたは超音波センサを採用することができる。物体検出センサ31は、上面ブロワノズル5に一側に形成される水平なレール31Rに沿ってスライドが可能で、ループ31Lを介しモータ31Lによって水平に移動される。31Eは物体検出センサ31の移動に伴いパルス出力するエンコーダで、そのパルス信号をカウントすることで物体検出センサ31の水平位置を検知することができる。
【0037】
ここで、突起物が検出されており、その突起物が例えば後部ミラーのように左右に偏って位置する突起物であると判断される場合には、第1の実施例と同様に、上面ブロワノズル5がその突起物位置に相当する位置に達すると洗車機本体1の走行を停止もしくは徐行させ、物体検出センサ31で突起物の検知が可能な高さまで上面ブロワノズル5を突起物に向けて下降させる。そして、この下降させた状態で物体検出センサ31を水平に走行させ、走行に伴い物体検出センサ31で突起物を検出すると、その時のセンサ31の水平位置をカウントして突起物の左右方向の位置を検知するものである。
【0038】
図12は実施例の制御系のソフトウェア構成を示すブロック図で、図11の構成を第1の実施例に適用した場合の機能を説明するものである。この図に表れる構成の大部分は図8と同じであるので、冗長を避けて相違する部分だけについて説明する。すなわち、21xは左右位置検出部であり、物体検出センサ31とエンコーダ31Eからの信号に応じて突起物の左右方向(幅方向)の位置を検出するものである。
【0039】
突起物検出部7bで突起物が検出され、その突起物が例えば後部ミラーのように左右に偏って位置する突起物であると判断される場合に、洗車制御部21kでは、上面ブロワノズル5がその突起物位置に相当する位置に達すると洗車機本体1の走行を停止もしくは徐行させ、物体検出センサ31で突起物の検知が可能な高さまで上面ブロワノズル5を突起物に向けて下降させ、この下降させた位置で物体検出センサ31を水平に走行させる。ここで、左右位置検出部21xでは、物体検出センサ31の走行に伴いエンコーダ31Eからのパルス信号をカウントし、同センサ31で突起物を検出するとパルス信号のカウント値を突起物の左右方向(幅方向)の位置として記憶する。
【0040】
このように、車体に後部ミラーのように左右に偏って位置する突起物があると判定され、左右位置検出部21xによってその左右位置が検出されると、その検出位置に基づいて車体面のブラッシングが行われる。こうした場合の動作例を示したのが図13であり、ここでは後部ミラーを備えた自動車の車体後面をブラッシングする例を示している。以下、この図を基に実施例の動作を説明する。
【0041】
後部ミラーMが車体後面にあると判断され左右位置検出部21xでミラーMの左右位置Aが検出されると、その左右位置Aに応じ側面ブラシ4a・4bがミラーMへ直接触れることのない所定距離だけ左右へ膨らませて回避範囲Bを設定する。そして、左右の側面ブラシ4a・4bが洗車機本体1の後面に至るとそれぞれ中央寄りに移動し、回避範囲Bに達すると移動を停止しそのままミラーMに触れることのない車体後面から離れたところまで開閉位置が保持される。これにより、車体後面の回避範囲Bを除く部分だけがブラッシングされる。
【0042】
この第2の実施例は以上のように構成され、車体に後部ミラーのように自動車に応じて左右不特定に位置するような突起物があると判定されと、その突起物の左右位置を検知し、その検知結果に応じて突起物だけを避けるようにブラッシング動作するので、突起物に対するブラッシングを回避しながら突起物以外の部分に対してはブラッシングでき、洗い残しを大幅に減少させることができる。この実施例では第1の実施例に比べると、突起物の左右位置をより正確に検出できるので洗い残しをより少なくブラッシングさせることができ、この反面、突起物の左右位置の検出のために物体検出センサを左右に走査させる動作を必要とするため、検出に時間を要する傾向がある。
【0043】
図14・図15は第3の実施例たる洗車機を示すものである。第1の実施例では、車形検出装置7や車体側面検出装置8によって、予め車体面位置を検出しこの車体面位置に合わせてブラシの位置制御を行うようにして洗車する方式の洗車機を示したが、第3の実施例では、車体との接触による重量や負荷のバランスによってブラシを車体に追従させる古くから実用されている方式の洗車機を示している。すなわち、上面ブラシ3'は揺動アームにより昇降可能とされ車体との接触による重量バランスで昇降し車体上面に追従するものであり、側面ブラシ4a・4bは構造自体は図3と同じであるが、車体面との接触による負荷を検知(モータ4M1の回転負荷またはブラシ4の傾動を検知)して開閉動作し車体側面に追従するものである。
【0044】
また、この実施例では第1の実施例の光電スイッチ12に代えて洗車機本体1の両側に設置された光電スイッチ群33を突起物の左右位置検出用に設けている。光電スイッチ群33は、光電スイッチ12と同様に光軸を所定角度だけ上下に傾けた光電スイッチを上下に高さを変えて複数(本例では5個)配列させたもので、自動車の突起物のうち特に後部ミラーMの取付高さをカバーするように位置設定されている。ここで、自動車に後部ミラーMがある場合に、その後部ミラーMを光電スイッチ群33で検出させ、後部ミラーMで遮光された光電スイッチの高さ位置に応じて後部ミラーMの左右方向の位置を検知するものである。34は洗車機本体1のブラシ3',4a,4bよりも前方に位置して設けられる車体検出装置で、車体の前端および後端の検出および車体上面位置の高さ区分(普通車かワゴン車かといった車種区分、およびボンネットかルーフかといった部位区分)を識別するため光電スイッチを必要数配置したものである。なお、この車体検出装置34は例えば特許第3081564号公報等で公知とされているものである。
【0045】
図16は第3の実施例のハードウェア構成を示すブロック図で、35はマイクロコンピュータを含む制御部、36は制御部35からの信号によりブラシ3',4a,4bや走行用モータ9,9を駆動する駆動部、37は洗車開始入力や回避すべき部分の指定入力を行う操作パネルである。制御部35は、操作パネル37における洗車開始入力があると駆動部36を介して洗車動作を実行し、洗車中には上面ブラシ3や側面ブラシ4a,4bの正逆回転や昇降・開閉動作などを適宜に与えるよう制御する。操作パネル37には、入力キーの一つとして、車体後面にミラーが設けられている場合に、その後部ミーを破損しないよう指定入力するための後部ミラーキー38が設けられている。
【0046】
図17は第3の実施例のソフトウェア構成の要部を示すブロック図で、35bは左側面ブラシ4aの開閉に伴いエンコーダ4Eaから出力されるパルス信号をカウントして左上面ブラシ4aの開閉位置を検出する開閉位置検出部、35cは右側面ブラシ4bの開閉に伴いエンコーダ4Ebから出力されるパルス信号をカウントして左上面ブラシ4bの開閉位置を検出する開閉位置検出部、35eは洗車機本体1の走行に伴いエンコーダ11から出力されるパルス信号をカウントして洗車機本体1の走行位置を検出する走行位置検出部、35tは洗車機本体1の走行に伴い車体検出装置34で車体検出に転じたか否かを監視し車体の前端および後端を検出する端部位置検出部、35uは車体検出装置34での車体検出に基づいて車体のボンネット部、ルーフ部、トランク部といった部位とその高さを検出す車体部位検出部、35yは車体部位検出部35uから得る車体ルーフ部の高さと光電スイッチ群33からの信号とに応じて後部ミラーの左右方向(幅方向)の位置を検出する左右位置検出部である。
【0047】
35kは洗車制御部で、前記した各検出部で与える位置等に基づいて各ブラシ3'・4a・4bや走行用モータ9・9を駆動制御するもので、モータ4M1a・4M2aを駆動し側面ブラシ4aの制御をする左側面ブラシ制御部35n、モータ4M1b・4M2bを駆動し側面ブラシ4bの制御をする右側面ブラシ制御部35p、各部の動作に連係してモータ9・9を駆動し洗車装置機1の走行を制御する走行制御部35rを含む。
【0048】
操作パネル23において後部ミラーキー38が押されて洗車開始された場合には、車体に後部ミラーが設けられているとの認識に基づき、洗車制御部35kでは、洗車機本体1の走行に伴い光電スイッチ群33が車体後端近くの後部ミラーの位置に相当する位置に達すると、光電スイッチ群33を検出動作させる。ここで、左右位置検出部35yでは、まず車体部位検出部35uから車体ルーフ部の高さを確認し、続いて光電スイッチ群33の複数の光電スイッチのうちどれが後部ミラーを検知するかをモニタし、この双方の情報に基づいて後部ミラーが車体の右側にあるのか左側にあるのかを検出する。
【0049】
このミラーの位置の判定について説明すると、図15において、後部ミラーは自動車のルーフ部の高さHに比例した高さに設定されるため、光電スイッチ群33の中からルーフ部の高さに応じて基準となる光電スイッチ(ルーフ高さHの自動車の後面中央部にミラーがあるとき、そのミラーで遮光される高さにある光電スイッチ)を決め、この基準とした光電スイッチより上側の光電スイッチでミラーを検出すれば車体の左側にミラーがあり、逆に基準の光電スイッチより下側の光電スイッチでミラーを検出すれば車体の右側にミラーがある、といったように判断する。
【0050】
なお、この実施例では、ルーフ部の高さやルーフとミラーとの位置関係に誤差を含み、第1・第2の実施例よりは低い精度での検出しかできないので、ミラーMが左側に偏って位置すると認められるときは図10(a)と同様な動作をし、右側に偏って位置するときは図10(c)と同様な動作をし、いずれに偏って位置するか判断不能なら従来のように側面ブラシによる車体後面のブラッシングを回避する、といった動作として完全を確保している。
【0051】
この第3の実施例は以上のように構成され、車体に後部ミラーMがあると判定されと、その突起物が左側・右側のいずれにあるかを検知し、その検知結果に応じて車体後面の突起物のない部分に対してブラッシングするよう動作するので、突起物に対するブラッシングを回避しながら車体後面全体のうち半分に対してブラッシングできるようになり、洗い残しを半減させることができる。なお、この実施例では検出対象が後部ミラーに限定され、位置検出の精度も高くないという問題があるが、その反面で、構成が簡単であり、しかも左右位置を検出するために第1・第2の実施例のように洗車機本体1の走行を停止するような動作は不要となり、スムーズでスピーディな洗車ができる利点がある。
【0052】
なお、上記した実施例はいずれも洗車機本体が走行する門型洗車機について説明したが、自動車の方をコンベアで移動させて洗車を行う据置型の洗車機にも適用できることは言うまでもない。また、上記実施例では突起物として後部ミラーがある場合の動作について説明したが、第1および第2の実施例では、後部ミラー以外にも車体前面部にあるサイドポールなどの車体端部に左右偏って位置する突起部に対して有効である。
【0053】
【発明の効果】
この発明は以上のように構成されるものであり、車体の前面または後面に突起物がある場合に、その突起物の左右位置を洗車機側で検出して、突起物から離れた突起物にブラシが直接触れる危険のない部分に対して側面ブラシを作用させ、従来に比べて洗い残しが少ない洗車ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の基本構成を示す正面図である。
【図2】実施例の基本構成を示す側面図である。
【図3】実施例の側面ブラシ4a,4bの構成説明図である。
【図4】実施例の上面ブラシ3および上面ブロワノズル5の構成説明図である。
【図5】実施例の上面ブロワノズル5の正面説明図である。
【図6】実施例の車形検出装置7の構成説明図である。
【図7】実施例の制御系のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図8】第1の実施例の制御系のソフトウェア構成を示すブロック図である。
【図9】第1の実施例の左右位置検出部21jにおける左右位置検出方法の説明図である。
【図10】実施例における動作例の説明図である。
【図11】第2の実施例の上面ブロワノズル5の構成説明図である。
【図12】第2の実施例の制御系のソフトウェア構成を示すブロック図である。
【図13】第2の実施例における動作例の説明図である。
【図14】実施例の基本構成を示す側面図である。
【図15】第3の実施例の左右位置検出方法の説明図である。
【図16】第3の実施例のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図17】第3の実施例のソフトウェア構成の要部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体
3・3' 上面ブラシ
4a・4b 側面ブラシ
5 上面ブロワノズル
7 車形検出装置
7a 車形読取部
7b 突起物検出部
9・9 洗車機本体の走行用モータ
12 突起物の左右位置検出用の光電スイッチ
21 制御部
21j 第1の実施例の左右位置検出部
21k 洗車制御部
21x 第2の実施例の左右位置検出部
22 駆動部
23 操作パネル
31 物体検出センサ
33 光電スイッチ群
34 車体検出装置
35 制御部
35y 第3の実施例の左右位置検出部
36 駆動部
37 操作パネル
38 後部ミラーキー

Claims (6)

  1. 自動車または洗車機本体の移動に伴い自動車の車体をブラッシング洗浄する洗車機であって、車体の側面および前後面をブラッシングする左右一対の側面ブラシと、自動車上面に沿って昇降し洗浄後の車体面の乾燥をはかる上面ブロワノズルを備えた洗車機において、
    車体の前面または後面にミラー等の突起物があることを検出する突起物検出手段と、該検出手段で検出した突起物が車体の左右いずれの位置にあるかを検出する左右位置検出手段と、前記上面ブロワノズルの下方に設けられ車体を挟むようにして左右に発光部と受光部を配置するとともに、発光部と受光部とを上下に高さを変えて配置した光電スイッチとを備え、
    前記左右位置検出手段は、前記突起物検出手段で突起物が検出された位置で前記上面ブロワノズルを下降させ、前記光電スイッチの光信号が突起物で遮られたときの上面ブロワノズルの高さ位置に基づいて、突起物が左右いずれの位置にあるのかを判別することを特徴とする洗車機。
  2. 自動車または洗車機本体の移動に伴い自動車の車体をブラッシング洗浄する洗車機であって、車体の側面および前後面をブラッシングする左右一対の側面ブラシと、自動車上面に沿って昇降し洗浄後の車体面の乾燥をはかる上面ブロワノズルを備えた洗車機において、
    車体の前面または後面にミラー等の突起物があることを検出する突起物検出手段と、該検出手段で検出した突起物が車体の左右いずれの位置にあるかを検出する左右位置検出手段と、前記上面ブロワノズルにおいて左右方向に移動可能で、且つ移動位置が検知可能な物体検出センサを備え、
    前記左右位置検出手段は、前記突起物検出手段で突起物が検出された位置で前記上面ブロワノズルを下降させ、前記物体検出センサを左右方向に移動させて突起物を検出し、突起物の左右の位置を検出することを特徴とする洗車機。
  3. 請求項1又は2記載の洗車機において、前記左右位置検出手段で突起物が左側にあると検知した場合には、その車体の前面または後面に対し少なくとも右側の側面ブラシを作用させ、前記検出手段で突起物が右側にあると検知した場合には、その車体の前面または後面に対し少なくとも左側の側面ブラシを作用させるように制御する制御部を備えたことを特徴とする洗車機。
  4. 請求項1又は2記載の洗車機において、前記左右位置検出手段で突起物が車体の中央部に突出するものであると検知した場合には、その車体の前面または後面に対しては所定範囲に限定して左右の側面ブラシを作用させるよう制御する制御部を備えたことを特徴とする洗車機。
  5. 請求項1又は2記載の洗車機において、前記突起物検出手段は、車体側面からの車体形状を読み取って突起物の有無を検出し、その突起物の位置に応じて車体にミラー等の突起物があるとの認識を得るようにしたことを特徴とする洗車機。
  6. 請求項1又は2記載の洗車機において、前記突起物検出手段は、洗車開始前の使用者の指定入力に応じて車体にミラー等の突起物があるとの認識を得るようにしたことを特徴とする洗車機。
JP2001115197A 2001-04-13 2001-04-13 洗車機 Expired - Fee Related JP4583649B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001115197A JP4583649B2 (ja) 2001-04-13 2001-04-13 洗車機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001115197A JP4583649B2 (ja) 2001-04-13 2001-04-13 洗車機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002308069A JP2002308069A (ja) 2002-10-23
JP4583649B2 true JP4583649B2 (ja) 2010-11-17

Family

ID=18966134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001115197A Expired - Fee Related JP4583649B2 (ja) 2001-04-13 2001-04-13 洗車機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4583649B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6002516B2 (ja) * 2012-09-19 2016-10-05 エムケー精工株式会社 車形検出装置及び同装置を備えた洗車機
JP6085449B2 (ja) * 2012-10-26 2017-02-22 エムケー精工株式会社 車体検出装置及びそれを備えた洗車機

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2597904B2 (ja) * 1989-02-27 1997-04-09 エムケー精工株式会社 洗車機
JP2952802B2 (ja) * 1993-12-10 1999-09-27 竹内鉄工株式会社 洗車機
JPH09193755A (ja) * 1996-01-23 1997-07-29 Takeuchi Iron Works Corp 車両の車体表面処理装置
JP3850119B2 (ja) * 1997-10-30 2006-11-29 エムケー精工株式会社 洗車機
JP4006104B2 (ja) * 1998-04-02 2007-11-14 エムケー精工株式会社 洗車機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002308069A (ja) 2002-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4583649B2 (ja) 洗車機
JP2012096598A (ja) 洗車機
JP3349634B2 (ja) 門型洗車機
JP2011057106A (ja) 洗車方法及び洗車機
JPH07165025A (ja) 洗車機
JP4007566B2 (ja) 洗車機
JP5148407B2 (ja) 洗車機
JPH02303960A (ja) 車両の上面乾燥装置
JP4006104B2 (ja) 洗車機
JPH08324392A (ja) 超音波洗浄ノズルを備えた洗車機
JP4424736B2 (ja) 洗車方法及び洗車機
JP4641910B2 (ja) 洗車機
JPH0924802A (ja) 超音波洗浄ノズルを備えた洗車機
JP5839965B2 (ja) 洗車方法及び洗車機
JP5586307B2 (ja) 洗車機
JP3850119B2 (ja) 洗車機
JPH1016727A (ja) 門型洗車機における車体上面乾燥装置
JP2000127914A (ja) 洗車機
JP3641527B2 (ja) 洗車機における車体上面のブラッシング方法および装置
JP5756680B2 (ja) 洗車機における洗車方法
JP4124920B2 (ja) 洗車機
JP3662368B2 (ja) 車形検出装置および同装置を備えた洗車機
JP4245760B2 (ja) 洗車機
JPH092214A (ja) 超音波洗浄ノズルを備えた洗車機
JP3488755B2 (ja) 洗車機における車形検出方法および洗車方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100830

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4583649

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees