JP4006104B2 - 洗車機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、門型に形成された洗車機本体内に、自動車に対して洗車作業を施す洗車処理装置を備え、洗車機本体と自動車とを相対移動させて洗車を行う洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1に、従来のこの種の洗車機の、側面洗浄ブラシを開閉させる機構を示す。101は洗車機本体で、地面に敷設されたレール102・102上を、洗車機本体101内に備えられた図示しない走行用モータで車輪を回転させて往復走行し、レール102・102間に停車された自動車の車体をブラッシング洗浄する。
【0003】
103・103は側面洗浄ブラシで、洗車機本体101上方に横架されたレール104上を走行するキャリア105・105より吊り下げられ、キャリア105・105の走行に伴い開閉動作すると共に、キャリア105・105に支持された正逆回転可能なモータ106・106により回転駆動される。107・107は側面洗浄ブラシ103・103を閉じる方向に付勢するウェイト、108はループ109を介して側面洗浄ブラシ103・103を開く方向に作動するエアーシリンダで、キャリア105・105は止片110・110においてループ109と連動し、エアーシリンダ108の作動により側面洗浄ブラシ103・103が開き、エアーシリンダ108の作動を解くとウェイト107・107の付勢により側面洗浄ブラシ103・103が閉じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような洗車機では、側面洗浄ブラシは左右同時に開閉制御されるので、例えば自動車の右側前席の運転者が自動車の左前端を把握するために、自動車の左側面前端に備えられた棒状のサイドポールを、側面洗浄ブラシが引っかけて破損させないようにするため、サイドポール部分で左側の側面洗浄ブラシを回避させるときでも、同時に右側の側面洗浄ブラシが自動車の右側面前端部分を回避してしまうので、洗い残しの部分が生じるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような問題を解決するために本発明は、門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機において、左右一対もしくは複数対の側面洗浄ブラシと、前記側面洗浄ブラシを個々に開閉制御する制御手段と、前記側面洗浄ブラシの個々の開閉を手動で行うよう操作する操作手段と、前記操作手段の操作に応じ、前記制御手段により、前記側面洗浄ブラシを個々に開閉制御する手段を備える。
【0006】
また、本発明は、この洗車機において、前記側面洗浄ブラシのうち、少なくとも一対の側面洗浄ブラシを、同一のレールに沿って移動し開閉されるものとする。
【0007】
また、本発明は、これらの洗車機において、前記操作手段のうち、左側の側面洗浄ブラシを操作する手段には、自動車のどちらの側面が左側に該当するのかが、また、右側の側面洗浄ブラシを操作する手段には、自動車のどちらの側面が右側に該当するのかが、それぞれ明示されているものとする。
【0008】
また、本発明は、門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機において、左右一対もしくは複数対の側面洗浄ブラシと、前記側面洗浄ブラシを個々に開閉制御する制御手段と、前記側面洗浄ブラシによる洗浄に障害となる、自動車の突起物を検出する突起物検出手段と、前記左右の側面洗浄ブラシのうち、前記突起物検出手段で検出した突起物のある側を洗浄する側面洗浄ブラシのみ、前記突起物部分で側面洗浄ブラシを回避制御させる手段を持つ。
【0009】
また、本発明は、この洗車機において、前記突起物を、自動車の前端面あるいは後端面の、左あるいは右端面に備えられた棒状のサイドポールとする。
【0010】
また、本発明は、この洗車機において、前記突起物を、自動車の前端面あるいは後端面の、左あるいは右側寄りに備えられたミラーとする。
【0011】
また、本発明は、門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機において、左右一対もしくは複数対の側面洗浄ブラシと、前記側面洗浄ブラシを個々に開閉制御する制御手段と、自動車の側面位置を検出する側面位置検出手段と、自動車の前面あるいは後面の洗浄を行う際、対となった前記側面洗浄ブラシのうち、左右どちらか一方の側面洗浄ブラシを回避させるとき、前記側面位置検出手段により検出した自動車の側面位置に基づいて、他方の側面洗浄ブラシの開閉位置を制御する手段を備える。
【0012】
【作用】
これにより、作業者が洗車機の操作パネルを操作して、左右一対の側面洗浄ブラシのうち、右側のみ、左側のみを開閉制御させることができ、右側の側面洗浄ブラシは自動車に接触しブラッシング洗浄をしながら、左側の側面洗浄ブラシが自動車の車体から離れて自動車の車体に接触せずに回避するといった洗車が行え、左右どちらか一方のみの側面洗浄ブラシを回避制御させるだけで済み、洗い残しの少ないきめ細かい洗車が行える。
【0013】
また、自動車の前面あるいは後面を洗浄するとき、左側の前面あるいは後面に突出したミラーがあるときなど、手動による操作で左側の側面洗浄ブラシを開ききって自動車の車体に接触しないようにし、右側の側面洗浄ブラシを自動車の中央部を超えて左側まで移動するようにし、左側のミラーに接触しないように手動による操作で開閉制御するといったように、前面あるいは後面を安全で洗い残し無く洗浄することができる。
【0014】
また、操作手段である操作パネルの手動操作キーには、左右どちらの側面洗浄ブラシを操作すれば、自動車の左右どちら側を洗浄する側面洗浄ブラシが開閉制御されるかが明示されるので、作業者が開閉制御したい側と反対側の側面洗浄ブラシを誤って開閉制御させ、側面洗浄ブラシを回避させたい自動車の突起物等に側面洗浄ブラシが接触して破損させたり、側面洗浄ブラシを回避させる必要のない側の側面洗浄ブラシを回避させて、不要の洗い残し部分が生じることを防ぐことができる。
【0015】
また、サイドポールやミラーのような、側面洗浄ブラシによる洗浄に障害となる、自動車から突出した突起物を自動認識し、右側の側面洗浄ブラシのみ、左側の側面洗浄ブラシのみの側面洗浄ブラシの回避が行え、洗い残しのない安全な洗車が行える。
【0016】
また、自動車の前面あるいは後面を洗浄する際に、サイドポールやミラーのような、側面洗浄ブラシによる洗浄に障害となる、自動車から突出した突起物に対し、右側の側面洗浄ブラシのみ、あるいは左側の側面洗浄ブラシのみというように、一方の側面洗浄ブラシのみを回避させるとき、回避させない側の側面洗浄ブラシを、自動車の側面位置を基にして、突起物部分のみを回避させた位置まで開閉制御して洗浄でき、洗い残しのない安全な洗車が行える。
【0017】
【実施例】
以下、図面を基に、本発明の実施例について説明する。図2は本発明の実施例の側面図、図3は本発明の実施例の走行系および突起物検出手段でもある車形検出手段を示す正面図、図4は本発明の実施例の上面洗浄ブラシの構成を示す正面図、図5は本発明の実施例の側面洗浄ブラシの構成を示す正面図、図6は本発明の実施例の上面乾燥ノズルおよび側面乾燥ノズルの構成を示す正面図である。図において、1は自動車車体を跨ぐように門型状に形成した洗車機本体で、正転逆転可能なモータ4,4により、車輪2,2を回転駆動して、レール3,3に沿って往復走行する。
【0018】
5は、洗車機走行位置を検出するロータリーエンコーダーで、モータ4の出力軸に連結し、モータ4の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力して洗車機本体1の走行位置を与えている。
【0019】
6は、洗車機位置を検出する位置センサーで、洗車機本体1下部に設けられ、レール3敷設面に固定された突起物であるドッグ7を感知してスイッチングし、洗車機本体1の位置を与えている。ドッグ7は洗車機本体の走行開始位置を与える。
【0020】
8は車体上面に沿って上下する上面洗浄ブラシ、9,9は車体側面に沿って開閉する側面洗浄ブラシ、10,11は散水ノズル、12は上面乾燥ノズル、13は側面乾燥ノズルで、洗車機本体1の往復走行に伴って、車体の洗浄,乾燥等の処理を行う洗車処理装置を構成する。
【0021】
14は上下方向に多数並べられたLED群、15は受光器、16は鏡面状の反射板で、自動車を側面から見た車形を検出するために用いられる。LED群14は、一つずつ順次点灯,消灯制御され、反射板16に向けて水平方向に光を照射する。反射板16で反射した光は、受光器15で受光される。これにより、LED群14より発光される光が自動車車体により遮られているときは、受光器15は受光せず、自動車車体に遮られていないときは受光するので、結果として自動車車体の有無を検出することが可能となる。
【0022】
反射板16は、LED群14より照射される光を1つの受光器15に向けて反射させるために、図3(b)に示すように、その形状を焦点距離Rの凹面鏡の一部であるように形成され、その曲面は、次式で示される。
【数1】
Figure 0004006104
この反射板16は、細長い短冊状の透明なプラスチック板に反射シートを貼着し、適当な曲率に形成された枠材に接着するといった簡単な構成で得られることが、本発明者の試作の結果確認できた。
【0023】
17a,17bは反射式光電スイッチで、自動車を上面から見た車形を検出するために用いられる。反射式光電スイッチ17a,17bは、それぞれに投光部と受光部を備えており、一方の光電スイッチ17aが洗車機の前方内側に、他方の光電スイッチ17bが洗車機の後方外側になるように、台車18に固着される。台車18には、スプロケット19,19に懸介されたチェーン20が固着される。21は台車18を移動するモータで、モータ21の回転軸には、一方のスプロケット19が固着され、台車18はモータ21の回転によって、ガイドレール22に案内されて左右方向に移動する。23はロータリーエンコーダで、モータ21の出力軸に固着され、単位角度回転毎にパルス信号を出力し、台車18の移動位置を与える。
【0024】
上面洗浄ブラシ8は、回転軸24の両端を台車25,25に回転自在に保持され、正転逆転可能なモータ26により回転駆動される。台車25,25は、洗車機本体1両側に立設したガイドレール27,27上を昇降移動できるように形成される。28は正転逆転可能なモータで、チェーン29を介して回転軸30を回転駆動する。回転軸30の回転により、台車25,25、および上面洗浄ブラシ8と荷重の平衡するウエイト31,31に固着されたチェーン32,32が回転駆動されて、台車25,25が昇降移動される。33はロータリーエンコーダーで、回転軸30に連結され、回転軸の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力して、台車25,25の位置を与える。
【0025】
側面洗浄ブラシ9,9は、自動車車体の車幅方向に移動できるように台車34,34によって保持され、側面洗浄ブラシ回転用モータ35,35により回転駆動される。台車34には、スプロケット36,36に懸介されたチェーン37が固着される。38は台車34を移動するモータで、モータ38の回転軸には、一方のスプロケット36が固着され、台車34はモータ38の回転によって、ガイドレール39に案内されて左右方向に移動する。40はロータリーエンコーダで、モータ38の出力軸に固着され、単位角度回転毎にパルス信号を出力し、台車34の位置を与える。
【0026】
上面乾燥ノズル12はその両側面より外方に向けて延出したアーム41,41の両端に台車42,42を備え、洗車機本体1両側に立設したガイドレール43,43上を昇降移動できるように形成している。44は正転逆転可能なモータで、チェーン45を介して回転軸46を回転駆動する。回転軸46の回転により、台車42,42、および上面乾燥ノズル12の荷重と平衡するウエイト47,47に固着されたチェーン48,48が回転駆動されて、台車42,42が昇降移動される。49はロータリーエンコーダーで、回転軸46に連結され、回転軸の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力して、台車42,42の位置を与えている。
【0027】
50,50は高圧風を生成する送風機、13,13は洗車機本体1両側に配設した側面乾燥ノズル、51,51,52,52は送風機50,50と各ノズル12,13,13を連通するダクトで、上面乾燥ノズル12および側面乾燥ノズル13,13は送風機50,50より供給された高圧風を車体上面および側面に向けて吹き付けて車体面に付着した水滴を除去している。
【0028】
55は上面洗浄ノズルで、自動車に向けて高圧水を噴射して洗浄を行う。上面洗浄ノズル55は、上面乾燥ノズル12に固着され、高圧水を噴射するときには、検出された車形に合わせて、ロータリーエンコーダー49で台車42,42の位置を確認しながらモータ44を回転駆動することにより昇降制御される。
【0029】
56は洗車機本体1前面に備えられる操作パネルで、洗車料金の受付や洗車コース,洗車速度の選択、突起物の有無等の洗車方法の指定、洗車開始の指示、洗車時間の長短の設定等の洗車機の操作を行う。
【0030】
図7は、操作パネル56の説明図である。操作パネル56には、洗車機の操作ガイドなどを表示するLCD表示器57、洗車コースを選択するコースキー58、洗浄する自動車車体に取り付けられた突起物等の回避動作を指定する突起物キー59、洗車中に上面洗浄ブラシ,上面乾燥ノズルの回避動作を手動で操作する手段であるトップ上下キー60、洗車中に側面洗浄ブラシの回避動作を手動で操作する手段であるサイド開閉キー63、洗車の開始を指示するスタートキー61、洗車を中止するストップキー62、各種データを入力するテンキー64、洗車料金として公知のプリペイドカードを受け付けるカードリーダーライター65、コインを投入するコインメック66、電源の入切や管理モード,運転モードを切り換えるキースイッチ67を備えている。
【0031】
管理モードでは、作業者が洗車機にシステムデータなどの各種データを入力したり、洗車機各部の動作を確認したり、洗車台数の集計の表示を行ったりする。運転モードでは、作業者あるいは洗車を希望する顧客が洗車の受け付け操作や洗車を行う。テンキー64は管理モードのみで受け付けるものとし、通常は運転モードにして運用する。
【0032】
図8は、側面洗浄ブラシの回避動作を手動で操作する操作手段であるサイド開閉キー63の説明図で、サイド開閉キー63には、洗車機が左右の側面洗浄ブラシで自動車の側面を洗浄している絵が、洗車機本体1前面に備えられた操作パネル56にあるサイド開閉キー63を操作する作業者にわかりやすいように、正面から見ているように描かれており、絵中の洗車機の中央には仕切り線が引かれ、左側に「左」とかかれた左側面洗浄ブラシ開閉キーが、右側に「右」とかかれた右側面洗浄ブラシ開閉キーが備えられている。
【0033】
図9は実施例の制御系を示すブロック図である。68はマイクロコンピュータで、演算処理を行うCPU69、プログラム及び各種データを記憶するメモリ70、及び入出力インターフェース71,71より成り、入出力インターフェース71,71には、走行位置検出用ロータリーエンコーダー5,位置センサー6、散水ノズル10,11、上面洗浄ノズル55、側面からの車形検出用LED群14、受光器15、上面からの車形検出用反射式光電スイッチ17a,17a,17b,17b、ロータリーエンコーダー23,23、上面洗浄ブラシ位置検出用ロータリーエンコーダー33、側面洗浄ブラシ位置検出用ロータリーエンコーダー40,40、上面乾燥ノズル位置検出用ロータリーエンコーダー49が接続されている。72は洗車機走行用モータ4,4の回転数を制御するインバーターで、入出力インターフェース71に接続され、洗車機走行用モータ4,4に供給する電源の周波数を変更して、モータ4,4の回転数を変え、洗車機の走行速度を適宜変更する。
【0034】
73,73は、上面からの車形を検出するための反射式光電スイッチを移動させるモータ21,21の回転数を制御するインバーターで、入出力インターフェース71に接続され、反射式光電スイッチ移動用モータ21,21に供給する電源の周波数を変更して、モータ21,21の回転数を変え、反射式光電スイッチの移動速度を適宜変更する。74は上面洗浄ブラシの回転数を制御するインバーターで、入出力インターフェース71に接続され、上面洗浄ブラシ回転用モータ26に供給する電源の周波数を変更してモータ26の回転数を変え、上面洗浄ブラシ8の回転数を適宜変更する。75は上面洗浄ブラシの昇降速度を制御するインバーターで、入出力インターフェース71に接続され、上面洗浄ブラシ昇降用モータ28に供給する電源の周波数を変更してモータ28の回転数を変え、上面洗浄ブラシ8の昇降速度を適宜変更する。76,76は側面洗浄ブラシの回転数を制御するインバーターで、入出力インターフェース71に接続され、側面洗浄ブラシ回転用モータ35,35に供給する電源の周波数を変更してモータ35,35回転数を変え、側面洗浄ブラシ9,9の回転数を適宜変更する。77,77は側面洗浄ブラシの開閉速度を制御するインバーターで、入出力インターフェース71に接続され、側面洗浄ブラシ開閉用モータ38,38に供給する電源の周波数を変更してモータ38,38の回転数を変え、側面洗浄ブラシ9,9の開閉速度を適宜変更する。78は上面乾燥ノズルの昇降速度を制御するインバーターで、入出力インターフェース71に接続され、上面乾燥ノズル昇降用モータ44に供給する電源の周波数を変更してモータ44の回転数を変え、上面乾燥ノズル12の昇降速度を適宜変更する。79,79は送風機の回転数を制御するインバーターで、入出力インターフェース71に接続され、送風機50,50に供給する電源の周波数を変更して送風機50,50の回転数を変え、送風機から送られる高圧風の強さを変える。
【0035】
80は画像処理部で、受光器15で受光される車体検出用LED群14の一つ一つのLEDの検出,非検出の状態を、走行位置検出用ロータリーエンコーダ5の入力で示される洗車機本体1の走行位置に対応づけて記憶し、画像データを作成するとともに画像処理を行う。
【0036】
次に、図10,図11,図12を基に、実施例の側面からみた車形を検出する動作について説明する。図10(a)に示すように、洗車機本体1が洗車開始位置にあるとき、自動車Aが所定の停止位置に停止する。洗車を開始し、洗車機は車体検出用LED群14を構成するLEDを順次点滅させるとともに、受光器15で受光の有無を検出し、自動車A車体を検出する。洗車機本体1が図10(b)に示す位置に達したとき、LED群14のLEDのうち、Laより下のLEDの光は、自動車Aの車体によって遮光され、反射板16に達せず、受光器15で受光されない。この受光器15でのLEDからの受光の有無は、この位置における車体の検出状態として画像処理部80に記憶される。洗車を続行し、洗車機本体1が図10(c)に示す位置に達したとき、LED群14のLEDのうち、Lbより下のLEDの光は、自動車Aの車体によって遮光され、反射板16に達せず、受光器15で受光されない。この受光器15でのLEDからの受光の有無も、この位置における車体の検出状態として画像処理部80に記憶される。このようにして、洗車機本体1の走行に伴いLED群14からの光が自動車によって遮られるか否かを順次画像処理部80に記憶して、自動車の車体を2値化画像データとして検出する。
【0037】
このような方法によって、図11(a)に示すような車体画像データが検出される。この検出された車体画像データは、図12(a)に示すように、横軸を単位距離毎に区切り、縦軸を上下方向に並べたLED単位に区切った画素で構成される画面に、LEDから照射される光が投光したら0、遮光したら1という2値データから構成される画像データとして表されている。この画像データを解析処理することにより、自動車車体の形状が検出される。
【0038】
自動車車体の輪郭は、画像データに論理フィルターをかけて検出し、これによりフロント位置,ボンネット部とフロントガラスの境界といった基準点が検出される。画像データに論理フィルターをかけることは、図12(b)に示すように、検出の対象となる画素とそれに隣接する8個の画素を一組とした9画素のパターンを検出することにより行われる。すなわち、検出する対象の画素をD4に合わせ、隣接するD0,D1,D2,D3,D5,D6,D7,D8の画素が0であるか1であるかを検出する8近傍処理により行われる。自動車車体の輪郭画像データは、車体画像データに論理フィルターをかけ、画素の値が1となる画素と、画素の値が0となる画素の境界を検出することにより行われる。すなわち画素の値が1となる画素D4に対し、画素D0,D1,D2,D3,D5,D6,D7のいずれの方向に画素が連結しているかを検出し、輪郭線を検出する。このようにして輪郭線を追っていき、図12(b)のような輪郭画像を得る。この輪郭画像データを基に、自動車車体の車長方向ΔLの距離の間の高さ方向の変化ΔHを計算して、その傾斜の変化から、フロント位置a,ボンネット部とフロントガラスの境界b,フロントガラスと屋根部の境界c,屋根部とリアガラスの境界d,リアガラスとトランク部の境界e,リア位置fといったポイントを検出する。ワゴン車のようにボンネットのない自動車の場合は、ボンネット部とフロントガラスの境界は検出できないので、所定高さを越えた時点でボンネット部とフロントガラスの境界が検出されなかった場合は、ワゴン車と判断し、ボンネット部とフロントガラスの境界の検出は放棄し、フロントガラスと屋根部の境界の検出に移るようにする。
【0039】
図13に、検出された側面から見た車形を基に、上面洗浄ブラシを制御する例を示す。図13(a)に示すように、洗車機は、洗車を開始し車体検出用LED群14のLEDを順次点滅させるとともに受光器15で受光の有無を検出して自動車A車体を検出し、ロータリーエンコーダーで検出される洗車機の走行位置に対応させて車体の有無を2値化された車体画像データとして画像処理部51に記憶する。画像処理部51では、同時に論理フィルターをかけて作成された輪郭画像データを解析することにより、車体の前端面、ボンネットとフロントガラスの境界点、フロントガラスと屋根部の境界点、といった基準点を順次抽出する。
【0040】
上面洗浄ブラシ8は、車体検出用LED群14より距離Z離れた位置にあるので、洗車機は上面洗浄ブラシ8を、画像処理部80で順次解析した自動車A車体の車形に合わせて昇降制御する。このようにして、図13(b),(c)のように、洗車機の走行にともない車体を検出して記憶した車形の画像データを順次解析しながら、上面洗浄ブラシ8の制御を行う。
【0041】
次に、図14,図15を基に、実施例の上面からみた車形を検出する動作について説明する。反射式光電スイッチ17a,17bによる自動車車体Aの検出は、洗車機本体1の走行に伴って行われる。自動車車体Aの検出は、光電スイッチ17aが自動車車体Aを検出、17bが自動車車体Aを被検出となるよう、モータ21を駆動して台車18の位置を移動させて行い、光電スイッチ17a,17bとも自動車車体Aを被検出の場合は洗車機の中央方向へ台車18を移動し、光電スイッチ17a,17bとも自動車車体Aを検出の場合は洗車機の外側方向に台車18を移動し、光電スイッチ17aが自動車車体Aを検出、17bが自動車車体Aを被検出の場合は台車18をその位置で保持する。台車18の位置は、モータ21の出力軸に固着されたロータリーエンコーダ23のパルス出力をカウントして検出する。洗車機は、洗車機本体1の走行距離をロータリーエンコーダ5のパルス出力をカウントして検出すると共に、走行距離と、その走行距離に対応する台車18の位置を、マイクロコンピュータ68のメモリ70に順次記憶し、車体形状を検出する。上面から見た車形を検出することは、自動車の側面位置を検出することにもなる。洗車機本体の走行速度は走行用モータ4,4を駆動するインバーター72により適宜に変更でき、また、台車18の移動速度はモータ21,21を駆動するインバーター73,73により適宜に変更できるので、車体前端面,後端面のように台車18の移動距離が大きくなるときには、走行速度を落とすこともできるし、走行を停止させることもできるし、また、台車18の移動を速くしてもよい。また、前端面,後端面の検出時に、ミラー等の突起物を検出したときには、洗車機を一旦後進あるいは前進させることにより、前端面,後端面からの突起物もその位置を検出できる。
【0042】
図15に示すように、反射式光電スイッチは、その検出距離を、反射式光電スイッチの取り付け高さから洗車機接地面までの距離Uよりも短い距離Vに調整される。これにより、洗車機接地面と自動車車体Aとが正確に識別可能となる。
【0043】
図16に、検出された上面からみた車形を基に、側面洗浄ブラシを制御する例を示す。前述のように、洗車機は洗車機本体1の走行に伴って、車形検出手段により自動車A車体の検出を行う。洗車機は、車形検出手段により検出された車形データに基づいて、台車18から距離W離れた位置にある側面洗浄ブラシ9,9の自動車A車体への接触制御を行う。側面洗浄ブラシ9,9は、台車18,18より距離X離れた位置にあるので、洗車機は側面洗浄ブラシ9,9を、メモリ70に記憶した自動車A車体の車形に合わせて順次開閉制御する。側面洗浄ブラシ9,9は車形検出手段で検出した車体側面より所定距離離して移動させ、側面洗浄ブラシ9,9と自動車車体Aの接触圧を適宜に保つよう制御する。
【0044】
このようにして、側面からみた車形および上面からみた車形を検出することにより、自動車の車形が検出できるのと同時に、サイドポールやミラーといった、自動車から突出した突起物も検出できる。
【0045】
次に、実施例の動作について説明する。まず、図17に示すように、左側面前端に、棒状の突起物であるサイドポールSPを備えた自動車Aを、車形検出手段により自動的に突起物を検出して洗車を行う例について説明する。自動車Aを所定の位置に停止させ、作業者が操作パネル56を操作し、洗車コース等を選択した後、スタートキーを押して洗車を開始させる。洗車機は走行を開始し、前述したように、車形検出手段で車形を検出しながら洗車処理装置を作動させて洗車を行う。車形検出手段は、自動車の左側前端面に備えられた棒状の突起物であるサイドポールSPを検出する。このときの洗車機による自動車前面の洗浄は、図18(a)に示すように、側面洗浄ブラシ9,9を閉じて前進し、自動車Aの前端面まで前進した後、図18(b)に示すように、左側の側面洗浄ブラシ9をサイドポールSPに接触しない程度に開き、右側の側面洗浄ブラシ9は開ききって自動車A前面のブラッシング洗浄を行う。次いで、図18(c)に示すように、洗車機が一旦後進し、サイドポールSPに左側の側面洗浄ブラシ9が引っかからない位置まで後退したら、図18(d)に示すように、左側の側面洗浄ブラシ9を開ききり、サイドポールSPに側面洗浄ブラシ9が接触しないように回避制御する。次いで、図18(e)に示すように、洗車機が再度前進し、自動車A前部側面で側面洗浄ブラシ9,9を閉じ、自動車A側面のブラッシング洗浄を行う。
【0046】
ところで、左側面前端の突起物であるサイドポールSPを備えた自動車Aの前面を洗浄するとき、左側の側面洗浄ブラシのみを開いて使わずに回避させ、右側の側面洗浄ブラシを開閉制御して洗車を行うこともできる。図23に示すように、洗車機は走行を開始し、上面からみた車形を検出して自動車の側面位置を検出し、図23(a)に示すように、左側の側面洗浄ブラシ9を開き、右側の側面洗浄ブラシを、検出した自動車Aの左側面から距離q離れた位置まで閉じて自動車Aの前端面まで前進した後、図23(b)に示すように、右側の側面洗浄ブラシ9を開ききって自動車A前面のブラッシング洗浄を行う。次いで、図23(c)に示すように、洗車機が再度前進し、自動車A前部側面で側面洗浄ブラシ9,9を閉じ、自動車A側面のブラッシング洗浄を行う。
【0047】
次に、図19に示すように、左側面前端に突出したミラーFMを、後面左部に突出したミラーRMをそれぞれ備えたワゴン車Aを、車形検出手段により自動的に突起物を検出して洗車を行う例について説明する。左側面前端に突出したミラーFMに側面洗浄ブラシ9が接触しないように回避制御するには、前述のサイドポールに側面洗浄ブラシが接触しないように回避制御するのと同様の制御を行う。洗車機の走行に伴い、側面のブラッシング洗浄を行った後、後面の洗浄に移る。後面の洗浄では、左側の側面洗浄ブラシ9を後面左部に備えられたミラーRMに接触しない程度の位置まで閉じ、右側の側面洗浄ブラシ9を自動車Aの中央部より左側の、ミラーRMに接触しない程度の位置まで閉じてブラッシング洗浄する。
【0048】
次に、図20に示すように、ドアミラーDMをたたんで側面洗浄ブラシ9を接触させてブラッシング洗浄する例を示す。図20(a)に示すように、1往工程でたたんだドアミラーDMに接触してブラッシング洗浄した側面洗浄ブラシ9が、図20(b)に示すように、1復工程でたたんだドアミラーDMに接触してブラッシング洗浄するとき、回転する側面洗浄ブラシ9が右側のドアミラーを起こすことがある。このとき、洗車機は車形検出手段でドアミラーDMが自動車の側面から突出していることを検出できるので、図20(c)に示すように、右側の側面洗浄ブラシ9がドアミラーDM付近で回避制御され、左側の側面洗浄ブラシ9はたたまれたドアミラー9に接触してブラッシング洗浄し、これにより、洗い残しの少ない洗車を安全に行うことができる。
【0049】
次に、突起物を手動操作で回避制御する例を説明する。図21に示すように、自動車A左側前端部に備えられたサインポールSPを、車形検出手段による突起物の検出ではなく手動操作により洗浄するとき、図21(a)に示すように、左側の側面洗浄ブラシ9をサイド開閉キー63の「左」キーを操作することにより開ききり、右側の側面洗浄ブラシは自動車A中央部付近まで閉じたまま洗車を開始し、自動車前端部まで走行する。次いで、図20(b)に示すように、右側の側面洗浄ブラシ9を、サイド開閉キー63の「右」キーを操作して一旦開く。次いで、図20(c)に示すように、サイド開閉キー63の「右」キーを再び操作して右側の側面洗浄ブラシ9をサイドポールSPに接触しない程度に閉じる。左右の側面洗浄ブラシが同一のレールに沿って移動し開閉されるので、右側の側面洗浄ブラシは中央部を越え左側まで移動してブラッシング洗浄できる。次いで、サイド開閉キー63の「右」キーを再び操作して右側の側面洗浄ブラシ9を開ききって自動車A前面の洗浄を終了し、この後自動車A側面の洗浄に移る。
【0050】
次に、図22に示すように、右側面後部付近に備えられた棒状の突起物であるアンテナを手動操作により回避する場合は、図22(a)に示すように、自動車Aの側面をブラッシング洗浄してきた側面洗浄ブラシ9が、図22(b)に示すようにアンテナATに接触しない程度の位置まで接近したとき、サイド開閉キー63の「右」キーを操作して、右側の側面洗浄ブラシ9のみを開き、図22(c)に示すように、側面洗浄ブラシ9がアンテナATに接触しない程度の位置まで離れたとき、再びサイド開閉キーの63「右」キーを操作して、側面洗浄ブラシ9を自動車Aに接触させてブラッシング洗浄し、洗車を続行する。サイド開閉キー63には、「左」,「右」どちらのキーが洗車中の自動車のどちら側に該当するのかが明示されているので、サイド開閉キー63を押す作業者が間違えることなく操作することができる。
【0051】
なお、本発明は、前記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、種々の設計変更が可能である。例えば、側面洗浄ブラシは、自動車の側面下部を洗浄する下部側面洗浄ブラシでも、同様にして片側ずつの制御を行うよう構成することができる。また、実施例では、自動車の側面位置は、洗車機の上方に備えられた反射式光電スイッチにより検出したが、洗車機の内側面から自動車に向けるように超音波センサーを備え、超音波センサーにより自動車の側面位置を検出することもできる。
【0052】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、左右に対に備えられた側面洗浄ブラシを個々に開閉制御する制御手段と、この側面洗浄ブラシを個々に手動で開閉する操作手段と、この操作手段の操作に応じて、制御手段により、側面洗浄ブラシを個々に開閉制御する手段を備を備えるので、右側の洗浄ブラシは自動車に接触しブラッシング洗浄をしながら、左側の側面洗浄ブラシが自動車の車体から離れて自動車の車体に接触せずに回避するといった洗車が行え、左右どちらか一方のみのブラシを回避制御させるだけで済み、洗い残しの少ないきめ細かい洗車が行える。
【0053】
また、対になった左右の側面洗浄ブラシを同一のレールに沿って移動し開閉することにより、手動操作で片側の側面洗浄ブラシを開ききっておき、反対側の側面洗浄ブラシを自動車の中央部分を超えて逆側まで移動するといった操作ができ、自動車の前面あるいは後面を洗浄するとき、左側の前面あるいは後面に突出したミラーあるときなどでも、前面あるいは後面を洗い残し無く洗浄することができる。
【0054】
また、操作手段である操作パネルの手動操作キーには、左右どちらのキーを操作すれば、自動車の左右どちら側を洗浄する側面洗浄ブラシが開閉制御されるかが明示されるので、作業者が開閉制御したい側と反対側の側面洗浄ブラシを誤って開閉制御させることにより、自動車の突起物等を破損させたり、不要の洗い残し部分が生じることを防ぐことができる。
【0055】
また、本発明は、側面洗浄ブラシによる洗浄に障害となる、自動車の突起物を検出する突起物検出手段と、この突起物検出手段で検出した突起物のある側を洗浄する側面洗浄ブラシのみを、突起物部分で回避制御させる手段を持つので、サイドポールやドアミラーのような、側面洗浄ブラシによる洗浄に障害となる、自動車の突起物を自動認識し、右側の側面洗浄ブラシのみ、左側の側面洗浄ブラシのみというように、側面洗浄ブラシを回避させる必要のある側の側面洗浄ブラシのみを回避させ、安全で洗い残しのない洗車を行うことができる。
【0056】
また、本発明は、自動車の前面あるいは後面の洗浄を行う際、対となった側面洗浄ブラシのうち、左右どちらか一方の側面洗浄ブラシを回避させるとき、側面位置検出手段により検出した自動車の側面位置に基づいて、他方の側面洗浄ブラシの開閉位置を制御する手段を持つので、サイドポールやミラーのような、側面洗浄ブラシによる洗浄に障害となる、自動車から突出した突起物に対し、一方の側面洗浄ブラシのみを回避させるとき、回避させない側の側面洗浄ブラシを、自動車の側面位置を基にして、突起物部分のみを回避させた位置まで開閉制御し、突起物に接近させて洗浄でき、洗い残しのない洗車を安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の洗車機の側面洗浄ブラシの構成を示す説明図である。
【図2】本発明の実施例の側面説明図である。
【図3】本発明の実施例の走行系および車形検出手段を示す正面図である。
【図4】本発明の実施例の上面洗浄ブラシの構成を示す正面図である。
【図5】本発明の実施例の側面洗浄ブラシの構成を示す正面図である。
【図6】本発明の実施例の上面乾燥ノズルおよび側面乾燥ノズルの構成を示す正面図である。
【図7】本発明の実施例の操作パネルの説明図である。
【図8】本発明の実施例の操作手段を示す説明図である。
【図9】本発明の実施例の制御系を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施例の動作説明図である。
【図11】本発明の実施例の動作説明図である。
【図12】本発明の実施例の動作説明図である。
【図13】本発明の実施例の動作説明図である。
【図14】本発明の実施例の動作説明図である。
【図15】本発明の実施例の動作説明図である。
【図16】本発明の実施例の動作説明図である。
【図17】本発明の実施例の動作説明図である。
【図18】本発明の実施例の動作説明図である。
【図19】本発明の実施例の動作説明図である。
【図20】本発明の実施例の動作説明図である。
【図21】本発明の実施例の動作説明図である。
【図22】本発明の実施例の動作説明図である。
【図23】本発明の実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体
4 洗車機走行用モータ
5 洗車機走行位置検出用ロータリーエンコーダ
8 上面洗浄ブラシ
9 側面洗浄ブラシ
10 上面散水ノズル
11 側面散水ノズル
12 上面乾燥ノズル
13 側面乾燥ノズル
14 車形検出用LED群
15 受光器
16 反射板
18 車形検出用台車
21 車形検出用台車移動用モータ
23 車形検出用台車位置検出用ロータリーエンコーダ
28 上面洗浄ブラシ昇降用モータ
33 上面洗浄ブラシ昇降位置検出用ロータリーエンコーダ
34 側面洗浄ブラシ移動用台車
38 側面洗浄ブラシ移動用モータ
40 側面洗浄ブラシ移動位置検出用ロータリーエンコーダ
44 上面乾燥ノズル昇降用モータ
49 上面乾燥ノズル昇降位置検出用ロータリーエンコーダ
56 操作パネル
63 操作手段であるサイド開閉キー
68 マイクロコンピュータ
70 メモリ
72 洗車機本体走行用モータに電源を供給するインバーター
73 車形検出用台車移動用モータに電源を供給するインバーター
75 上面洗浄ブラシ昇降用モータに電源を供給するインバーター
77 側面洗浄ブラシ開閉用モータに電源を供給するインバーター
78 上面乾燥ノズル昇降用モータに電源を供給するインバーター
80 画像処理部

Claims (7)

  1. 門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機において、左右一対もしくは複数対の側面洗浄ブラシと、前記側面洗浄ブラシを個々に開閉制御する制御手段と、前記側面洗浄ブラシの個々の開閉を手動で行うよう操作する操作手段と、前記操作手段の操作に応じ、前記制御手段により、前記側面洗浄ブラシを個々に開閉制御する手段を備えたことを特徴とする洗車機。
  2. 請求項1に記載の洗車機において、前記側面洗浄ブラシのうち、少なくとも一対の側面洗浄ブラシは、同一のレールに沿って移動し開閉されることを特徴とする洗車機。
  3. 請求項1乃至2いずれかに記載の洗車機において、前記操作手段のうち、左側の側面洗浄ブラシを操作する手段には、自動車のどちらの側面が左側に該当するのかが、また、右側の側面洗浄ブラシを操作する手段には、自動車のどちらの側面が右側に該当するのかが、それぞれ明示されていることを特徴とする洗車機。
  4. 門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機において、左右一対もしくは複数対の側面洗浄ブラシと、前記側面洗浄ブラシを個々に開閉制御する制御手段と、前記側面洗浄ブラシによる洗浄に障害となる、自動車の突起物を検出する突起物検出手段と、前記左右の側面洗浄ブラシのうち、前記突起物検出手段で検出した突起物のある側を洗浄する側面洗浄ブラシのみ、前記突起物部分で側面洗浄ブラシを回避制御させる手段を持つことを特徴とする洗車機。
  5. 請求項4に記載の洗車機において、前記突起物が、自動車の前端面あるいは後端面の、左あるいは右端面に備えられた棒状のサイドポールであることを特徴とする洗車機。
  6. 請求項4に記載の洗車機において、前記突起物が、自動車の前端面あるいは後端面の、左あるいは右側寄りに備えられたミラーであることを特徴とする洗車機。
  7. 門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機において、左右一対もしくは複数対の側面洗浄ブラシと、前記側面洗浄ブラシを個々に開閉制御する制御手段と、自動車の側面位置を検出する側面位置検出手段と、自動車の前面あるいは後面の洗浄を行う際、対となった前記側面洗浄ブラシのうち、左右どちらか一方の側面洗浄ブラシを回避させるとき、前記側面位置検出手段により検出した自動車の側面位置に基づいて、他方の側面洗浄ブラシの開閉位置を制御する手段を備えたことを特徴とする洗車機。
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