JP4047451B2 - 洗車機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、門型に形成された洗車機本体内に、自動車に対して洗車作業を施す洗車処理装置を備え、洗車機本体と自動車とを相対移動させて洗車を行う洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の洗車機では、洗車を行う自動車の大小による、洗浄水や洗剤,ワックス等の消費量の違いや、自動車の車体形状や突起物を考慮して洗浄ブラシを制御したときの、洗い残し部分の発生等を考慮して、例えば一般的な乗用車と、ワゴン車等の大型車,ジープタイプの自動車,軽自動車というように、洗車を行う自動車の車種に応じて、同じ内容の洗車コースの洗車を行うときの洗車料金を分けて設定する場合がある。
【0003】
このようなとき、例えば洗車機の操作パネルに、「乗用車ワックス洗車」,「ワゴン車ワックス洗車」のように、洗車コースを車種別に選択できるように操作スイッチを備え、洗車の受付時に、利用者が車種に応じた洗車コースの料金を支払い、洗車コースを選択し、洗車を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような洗車機では、例えば利用者が、乗用車に比べて高い洗車料金が設定されているワゴン車の洗車を行うとき、乗用車の洗車料金しか支払わずに、乗用車の洗車コースを選択して洗車を行うなど、適正な料金を支払わずに洗車を行うという問題がある。洗車機は、安全で洗い残しの少ない洗車を行うために、洗車を行う自動車の車形を検出しながら、自動車の車形に適した洗車を行うので、このように洗車を行う自動車と異なった車種の洗車コースを選択したとしても、洗車が行われてしまう。また、近年のように自動車の形状が多様になってくると、利用者には、洗車を行う自動車がどの車種に該当するのか判断しづらく、洗車機が判断する車種と違った車種を指定してしまう場合もある。
【0005】
このような問題を解決するには、洗車が終了した時点で、洗車機が判断した自動車の車種に合った洗車料金を徴収するようにすればよいが、その場合、利用者が洗車料金を支払わずに帰ってしまい、洗車料金が徴収できないといった問題が生じる。また、洗車料金をプリペイドカードで支払う場合、洗車の受付時にカードが投入されてから、洗車コースを選択できるようにするのが一般的であるが、洗車終了後に洗車料金を減額してカードを返却した場合、利用者が、洗車前にカードを投入したことを忘れてしまい、減額されたカードを取り忘れて帰ってしまうといった問題が生じる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような問題を解決するために本発明は、門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機であって、同一内容の洗車コースの洗車料金が自動車の車種により区分され、該当する洗車コースと車種を選択し、この洗車コースの洗車料金を前払いしてから洗車を行う洗車機において、洗車中の自動車の車形を検出する車形検出手段と、該車形検出手段により検出された車形に基づいて洗車中の自動車の車種を判別する車種判別手段と、該車種判別手段により判別された車種が、前払いされた洗車料金より高い洗車料金を必要とする車種である場合、選択した洗車コースの内容を完全には行わない手段を備えた。
【0007】
また、本発明は、門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機であって、同一内容の洗車コースの洗車料金が自動車の車種により区分され、該当する洗車コースと車種を選択し、この洗車コースの洗車料金を前払いしてから洗車を行う洗車機において、洗車中の自動車の車形を検出する車形検出手段と、該車形検出手段により検出された車形に基づいて洗車中の自動車の車種を判別する車種判別手段と、該車種判別手段により判別された車種が、前払いされた洗車料金より高い洗車料金を必要とする車種である場合、前払いされた洗車料金以下で洗車が行える洗車コースで洗車を行う手段を備えた。
【0008】
また、本発明は、門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機であって、同一内容の洗車コースの洗車料金が自動車の車種により区分され、該当する洗車コースと車種を選択し、この洗車コースの洗車料金を前払いしてから洗車を行う洗車機において、洗車中の自動車の車形を検出する車形検出手段と、該車形検出手段により検出された車形に基づいて洗車中の自動車の車種を判別する車種判別手段と、該車種判別手段により判別された車種が、前払いされた洗車料金より安い洗車料金となる車種である場合、差額分の洗車料金を返却する手段を備えた。
【0009】
また、本発明は、門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機であって、同一内容の洗車コースの洗車料金が自動車の車種により区分され、該当する洗車コースと車種を選択し、この洗車コースの洗車料金を前払いしてから洗車を行う洗車機において、洗車中の自動車の車形を検出する車形検出手段と、該車形検出手段により検出された車形に基づいて洗車中の自動車の車種を判別する車種判別手段と、該車種判別手段により判別された車種が、前払いされた洗車料金より安い洗車料金となる車種である場合、前払いされた洗車料金以下で洗車が行える、より高い洗車料金を必要とする洗車コースの内容の洗車を行う手段を備えた。
【0016】
【作用】
これにより、利用者が洗車料金を前払いしたとき選択した車種と、洗車中に洗車機が車形を検出して判断した車種が異なり、洗車機が判断した車種に必要な洗車料金よりも安い料金で洗車しようとしても、例えば乾燥工程を省略するなどの不完全な洗車を行ったり、利用者が選択した洗車コースよりも安い料金で洗車が行える洗車コースの内容で洗車を行うなどして、洗車機の運用者に損失が生じないようにすることができる。
【0018】
また、洗車料金を前払いしたときに選択した車種が、洗車機が車形を検出して判断した車種に必要な洗車料金よりも高い料金であるとき、差額分の洗車料金を利用者に返却したり、利用者が選択した洗車コースよりも高い料金が必要な洗車コースの内容で洗車を行うなどして、洗車機の利用者に損失が生じないようにすることができる。
【0022】
【実施例】
以下、図面を基に、本発明の実施例について説明する。図1は本発明の実施例の側面図、図2は本発明の実施例の走行系および車形検出手段を示す正面図、図3は本発明の実施例の上面洗浄ブラシの構成を示す正面図、図4は本発明の実施例の側面洗浄ブラシの構成を示す正面図、図5は本発明の実施例の上面乾燥ノズルおよび側面乾燥ノズルの構成を示す正面図である。図において、1は自動車車体を跨ぐように門型状に形成した洗車機本体で、正転逆転可能なモータ4,4により、車輪2,2を回転駆動して、レール3,3に沿って往復走行する。
【0023】
5は、洗車機走行位置を検出するロータリーエンコーダーで、モータ4の出力軸に連結し、モータ4の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力して洗車機本体1の走行位置を与えている。
【0024】
6は、洗車機位置を検出する位置センサーで、洗車機本体1下部に設けられ、レール3敷設面に固定された突起物であるドッグ7を感知してスイッチングし、洗車機本体1の位置を与えている。ドッグ7は洗車機本体の走行開始位置を与える。
【0025】
8は車体上面に沿って上下する上面洗浄ブラシ、9は車体側面に沿って開閉する側面洗浄ブラシ、10,11は散水ノズル、12は上面乾燥ノズル、13は側面乾燥ノズルで、洗車機本体1の往復走行に伴って、車体の洗浄,乾燥等の処理を行う洗車処理装置を構成する。
【0026】
14は上下方向に多数並べられたLED群、15は受光器、16は鏡面状の反射板で、自動車を側面から見た車形を検出するために用いられる。LED群14は、一つずつ順次点灯,消灯制御され、反射板16に向けて水平方向に光を照射する。反射板16で反射した光は、受光器15で受光される。これにより、LED群14より発光される光が自動車車体により遮られているときは、受光器15は受光せず、自動車車体に遮られていないときは受光するので、結果として自動車車体の有無を検出することが可能となる。
【0027】
反射板16は、LED群14より照射される光を1つの受光器15に向けて反射させるために、図2(b)に示すように、その形状を焦点距離Rの凹面鏡の一部であるように形成され、その曲面は、次式で示される。
【数1】
Figure 0004047451
この反射板16は、細長い短冊状の透明なプラスチック板に反射シートを貼着し、適当な曲率に形成された枠材に接着するといった簡単な構成で得られることが、本発明者の試作の結果確認できた。
【0028】
17a,17bは反射式光電スイッチで、自動車を上面から見た車形を検出するために用いられる。反射式光電スイッチ17a,17bは、それぞれに投光部と受光部を備えており、一方の光電スイッチ17aが洗車機の前方内側に、他方の光電スイッチ17bが洗車機の後方外側になるように、台車18に固着される。台車18には、スプロケット19,19に懸介されたチェーン20が固着される。21は台車18を移動するモータで、モータ21の回転軸には、一方のスプロケット19が固着され、台車18はモータ21の回転によって、ガイドレール22に案内されて左右方向に移動する。23はロータリーエンコーダで、モータ21の出力軸に固着され、単位角度回転毎にパルス信号を出力し、台車18の移動位置を与える。
【0029】
上面洗浄ブラシ8は、回転軸24の両端を台車25,25に回転自在に保持され、正転逆転可能なモータ26により回転駆動される。台車25,25は、洗車機本体1両側に立設したガイドレール27,27上を昇降移動できるように形成される。28は正転逆転可能なモータで、チェーン29を介して回転軸30を回転駆動する。回転軸30の回転により、台車25,25、および上面洗浄ブラシ8と荷重の平衡するウエイト31,31に固着されたチェーン32,32が回転駆動されて、台車25,25が昇降移動される。33はロータリーエンコーダーで、回転軸30に連結され、回転軸の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力して、台車25,25の位置を与える。
【0030】
側面洗浄ブラシ9,9は、自動車車体の車幅方向に移動できるように台車34,34によって保持され、側面洗浄ブラシ回転用モータ35,35により回転駆動される。台車34には、スプロケット36,36に懸介されたチェーン37が固着される。38は台車34を移動するモータで、モータ38の回転軸には、一方のスプロケット36が固着され、台車34はモータ38の回転によって、ガイドレール39に案内されて左右方向に移動する。40はロータリーエンコーダで、モータ38の出力軸に固着され、単位角度回転毎にパルス信号を出力し、台車34の位置を与える。
【0031】
上面乾燥ノズル12はその両側面より外方に向けて延出したアーム41,41の両端に台車42,42を備え、洗車機本体1両側に立設したガイドレール43,43上を昇降移動できるように形成している。44は正転逆転可能なモータで、チェーン45を介して回転軸46を回転駆動する。回転軸46の回転により、台車42,42、および上面乾燥ノズル12の荷重と平衡するウエイト47,47に固着されたチェーン48,48が回転駆動されて、台車42,42が昇降移動される。49はロータリーエンコーダーで、回転軸46に連結され、回転軸の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力して、台車42,42の位置を与えている。
【0032】
50,50は高圧風を生成する送風機、13,13は洗車機本体1両側に配設した側面乾燥ノズル、51,51,52,52は送風機50,50と各ノズル12,13,13を連通するダクトで、上面乾燥ノズル12および側面乾燥ノズル13,13は送風機50,50より供給された高圧風を車体上面および側面に向けて吹き付けて車体面に付着した水滴を除去している。
【0033】
55は上面洗浄ノズルで、自動車に向けて高圧水を噴射して洗浄を行う。上面洗浄ノズル55は、上面乾燥ノズル12に固着され、高圧水を噴射するときには、検出された車形に合わせて、ロータリーエンコーダー49で台車42,42の位置を確認しながらモータ44を回転駆動することにより昇降制御される。
【0034】
56は洗車機本体1前面に備えられる操作パネルで、洗車料金の受付や洗車コース、突起物の有無等の洗車方法の指定、洗車開始の指示、洗車料金の設定、異常停止理由の確認、洗車履歴の参照等の洗車機の操作を行う。
【0035】
図6は、本発明の実施例の上面乾燥ノズルの傾動手段を示す説明図である。図において、53は第1エアシリンダ、54は第2エアシリンダで、それぞれのロット部53a,54aを反対側に向けて連結し、二段シリンダを構成している。一方のロット部53aは上面乾燥ノズル12の側面に、他方のロット部54aは支持軸41に固着した作動板81にそれぞれ連結され、通常第1エアシリンダ53のロット部53aを短縮するとともに、第2エアシリンダ54のロット部54aを伸長して、上面乾燥ノズル12の高圧風の吹き出し方向を鉛直下方に向け、作動時各エアシリンダ53,54のロット部53a,54aを伸長して上面乾燥ノズル12の高圧風の吹き出し方向をフレーム1前方斜め下向きに、各エアシリンダ53,54のロット部53a,54aを短縮して上面乾燥ノズル12の高圧風の吹き出し方向をフレーム1後方斜め下向きにそれぞれ変更できるように形成されている。
【0036】
図7は、操作パネル56の説明図である。操作パネル56には、洗車機の操作ガイドなどを表示するLCD表示器57、洗車コースを選択するコースキー58、洗浄する自動車車体に取り付けられた突起物等の回避動作を指定する突起物キー59、洗車中にブラシ,ノズルの回避動作を手動で行う手動操作キー60、洗車の開始を指定するスタートキー61、洗車を中止するストップキー62、洗車料金の設定等の各種データを入力するテンキー64、洗車料金として公知のプリペイドカードを受け付けるカードリーダーライター65、コインを投入するコインメック66、コインの返却を行う返却口63、電源の入切や管理モード,運転モードを切り換えるキースイッチ67を備えている。82はスピーカーで、洗車機の利用者に、洗車に関する案内を音声等で報知する。
【0037】
管理モードでは、作業者が洗車機にシステムデータや洗車料金の設定などの各種データを入力したり、洗車機各部の動作を確認したり、洗車台数の集計の表示を行ったり、異常停止理由の表示や、洗車した自動車のデータの履歴の表示を行う。運転モードでは、洗車を希望する顧客が洗車の受け付け操作や洗車を行う。テンキー64は管理モードのみで受け付けるものとし、通常は運転モードにして運用する。
【0038】
図8は実施例の制御系を示すブロック図である。68はマイクロコンピュータで、演算処理を行うCPU69、プログラム及び各種データを記憶するメモリ70、及び入出力インターフェース71,71より成り、入出力インターフェース71,71には、走行位置検出用ロータリーエンコーダー5,位置センサー6、散水ノズル10,11、上面洗浄ノズル55、側面からの車形検出用LED群14、受光器15、上面からの車形検出用反射式光電スイッチ17a,17a,17b,17b、ロータリーエンコーダー23,23、上面洗浄ブラシ位置検出用ロータリーエンコーダー33、側面洗浄ブラシ位置検出用ロータリーエンコーダー40,40、上面乾燥ノズル位置検出用ロータリーエンコーダー49、上面乾燥ノズル傾動用エアシリンダ53,54、操作パネル56が接続されている。
【0039】
72は洗車機走行用モータ4,4の回転数を制御するインバーターで、入出力インターフェース71に接続され、洗車機走行用モータ4,4に供給する電源の周波数を変更して、モータ4,4の回転数を変え、洗車機の走行速度を適宜変更する。
【0040】
73,73は、上面からの車形を検出するための反射式光電スイッチを移動させるモータ21,21の回転数を制御するインバーターで、入出力インターフェース71に接続され、反射式光電スイッチ移動用モータ21,21に供給する電源の周波数を変更して、モータ21,21の回転数を変え、反射式光電スイッチの移動速度を適宜変更する。
【0041】
74は上面洗浄ブラシの回転数を制御するインバーターで、入出力インターフェース71に接続され、上面洗浄ブラシ回転用モータ26に供給する電源の周波数を変更してモータ26の回転数を変え、上面洗浄ブラシ8の回転数を適宜変更する。
【0042】
75は上面洗浄ブラシの昇降速度を制御するインバーターで、入出力インターフェース71に接続され、上面洗浄ブラシ昇降用モータ28に供給する電源の周波数を変更してモータ28の回転数を変え、上面洗浄ブラシ8の昇降速度を適宜変更する。
【0043】
76,76は側面洗浄ブラシの回転数を制御するインバーターで、入出力インターフェース71に接続され、側面洗浄ブラシ回転用モータ35,35に供給する電源の周波数を変更してモータ35,35回転数を変え、側面洗浄ブラシ9,9の回転数を適宜変更する。
【0044】
77,77は側面洗浄ブラシの開閉速度を制御するインバーターで、入出力インターフェース71に接続され、側面洗浄ブラシ開閉用モータ38,38に供給する電源の周波数を変更してモータ38,38の回転数を変え、側面洗浄ブラシ9,9の開閉速度を適宜変更する。
【0045】
78は上面乾燥ノズルの昇降速度を制御するインバーターで、入出力インターフェース71に接続され、上面乾燥ノズル昇降用モータ44に供給する電源の周波数を変更してモータ44の回転数を変え、上面乾燥ノズル12の昇降速度を適宜変更する。
【0046】
79,79は送風機の回転数を制御するインバーターで、入出力インターフェース71に接続され、送風機50,50に供給する電源の周波数を変更して送風機50,50の回転数を変え、送風機から送られる高圧風の強さを変える。
【0047】
80は画像処理部で、受光器15で受光される車体検出用LED群14の一つ一つのLEDの検出,非検出の状態を、走行位置検出用ロータリーエンコーダ5の入力で示される洗車機本体1の走行位置に対応づけて記憶し、画像データを作成するとともに画像処理を行う。
【0048】
画像処理部80で処理されたデータは、車形データとして、CPU69によりデータ圧縮処理され、洗車コース等のその他の洗車に関するデータとともに、メモリ70に記憶される。
【0049】
次に、図9,図10,図11を基に、実施例の側面からみた車形を検出する動作について説明する。図9(a)に示すように、洗車機本体1が洗車開始位置にあるとき、自動車Aが所定の停止位置に停止する。洗車を開始し、洗車機は車体検出用LED群14を構成するLEDを順次点滅させるとともに、受光器15で受光の有無を検出し、自動車A車体を検出する。洗車機本体1が図9(b)に示す位置に達したとき、LED群14のLEDのうち、Laより下のLEDの光は、自動車Aの車体によって遮光され、反射板16に達せず、受光器15で受光されない。この受光器15でのLEDからの受光の有無は、この位置における車体の検出状態として画像処理部80に記憶される。洗車を続行し、洗車機本体1が図9(c)に示す位置に達したとき、LED群14のLEDのうち、Lbより下のLEDの光は、自動車Aの車体によって遮光され、反射板16に達せず、受光器15で受光されない。この受光器15でのLEDからの受光の有無も、この位置における車体の検出状態として画像処理部80に記憶される。このようにして、洗車機本体1の走行に伴いLED群14からの光が自動車によって遮られるか否かを順次画像処理部80に記憶して、自動車の車体を2値化画像データとして検出する。
【0050】
このような方法によって、図10(a)に示すような車体画像データが検出される。この検出された車体画像データは、図11(a)に示すように、横軸を単位距離毎に区切り、縦軸を上下方向に並べたLED単位に区切った画素で構成される画面に、LEDから照射される光が投光したら0、遮光したら1という2値データから構成される画像データとして表されている。この画像データを解析処理することにより、自動車車体の形状が検出される。
【0051】
自動車車体の輪郭は、画像データに論理フィルターをかけて検出し、これによりフロント位置,ボンネット部とフロントガラスの境界といった基準点が検出される。画像データに論理フィルターをかけることは、図11(b)に示すように、検出の対象となる画素とそれに隣接する8個の画素を一組とした9画素のパターンを検出することにより行われる。すなわち、検出する対象の画素をD4に合わせ、隣接するD0,D1,D2,D3,D5,D6,D7,D8の画素が0であるか1であるかを検出する8近傍処理により行われる。自動車車体の輪郭画像データは、車体画像データに論理フィルターをかけ、画素の値が1となる画素と、画素の値が0となる画素の境界を検出することにより行われる。すなわち画素の値が1となる画素D4に対し、画素D0,D1,D2,D3,D5,D6,D7のいずれの方向に画素が連結しているかを検出し、輪郭線を検出する。このようにして輪郭線を追っていき、図11(b)のような輪郭画像を得る。この輪郭画像データを基に、自動車車体の車長方向ΔLの距離の間の高さ方向の変化ΔHを計算して、その傾斜の変化から、フロント位置a,ボンネット部とフロントガラスの境界b,フロントガラスと屋根部の境界c,屋根部とリアガラスの境界d,リアガラスとトランク部の境界e,リア位置fといったポイントを検出する。ワゴン車のようにボンネットのない自動車の場合は、ボンネット部とフロントガラスの境界は検出できないので、所定高さを越えた時点でボンネット部とフロントガラスの境界が検出されなかった場合は、ワゴン車と判断し、ボンネット部とフロントガラスの境界の検出は放棄し、フロントガラスと屋根部の境界の検出に移るようにする。
【0052】
図12に、検出された側面から見た車形を基に、上面洗浄ブラシを制御する例を示す。図12(a)に示すように、洗車機は、洗車を開始し車体検出用LED群14のLEDを順次点滅させるとともに受光器15で受光の有無を検出して自動車A車体を検出し、ロータリーエンコーダーで検出される洗車機の走行位置に対応させて車体の有無を2値化された車体画像データとして画像処理部51に記憶する。画像処理部51では、同時に論理フィルターをかけて作成された輪郭画像データを解析することにより、車体の前端面、ボンネットとフロントガラスの境界点、フロントガラスと屋根部の境界点、といった基準点を順次抽出する。
【0053】
上面洗浄ブラシ8は、車体検出用LED群14より距離Z離れた位置にあるので、洗車機は上面洗浄ブラシ8を、画像処理部80で順次解析した自動車A車体の車形に合わせて昇降制御する。このようにして、図12(b),(c)のように、洗車機の走行にともない車体を検出して記憶した車形の画像データを順次解析しながら、上面洗浄ブラシ8の制御を行う。
【0054】
次に、図13,図14を基に、実施例の上面からみた車形を検出する動作について説明する。反射式光電スイッチ17a,17bによる自動車車体Aの検出は、洗車機本体1の走行に伴って行われる。自動車車体Aの検出は、光電スイッチ17aが自動車車体Aを検出、17bが自動車車体Aを被検出となるよう、モータ21を駆動して台車18の位置を移動させて行い、光電スイッチ17a,17bとも自動車車体Aを被検出の場合は洗車機の中央方向へ台車18を移動し、光電スイッチ17a,17bとも自動車車体Aを検出の場合は洗車機の外側方向に台車18を移動し、光電スイッチ17aが自動車車体Aを検出、17bが自動車車体Aを被検出の場合は台車18をその位置で保持する。台車18の位置は、モータ21の出力軸に固着されたロータリーエンコーダ23のパルス出力をカウントして検出する。洗車機は、洗車機本体1の走行距離をロータリーエンコーダ5のパルス出力をカウントして検出すると共に、走行距離と、その走行距離に対応する台車18の位置を、マイクロコンピュータ68のメモリ70に順次記憶し、車体形状を検出する。洗車機本体の走行速度は走行用モータ4,4を駆動するインバーター72により適宜に変更できるので、車体前端面,後端面のように台車18の移動距離が大きくなるときには、走行速度を落とすこともできるし、走行を停止させてもよい。また、前端面,後端面の検出時に、ミラー等の突起物を検出したときには、洗車機を一旦後進あるいは前進させることにより、前端面,後端面からの突起物もその位置を検出できる。
【0055】
図14に示すように、反射式光電スイッチは、その検出距離を、反射式光電スイッチの取り付け高さから洗車機接地面までの距離Uよりも短い距離Vに調整される。これにより、洗車機接地面と自動車車体Aとが正確に識別可能となる。
【0056】
図15に、検出された上面からみた車形を基に、側面洗浄ブラシを制御する例を示す。前述のように、洗車機は洗車機本体1の走行に伴って、車形検出手段により自動車A車体の検出を行う。洗車機は、車形検出手段により検出された車形データに基づいて、台車18から距離W離れた位置にある側面洗浄ブラシ9,9の自動車A車体への接触制御を行う。側面洗浄ブラシ9,9は、台車18,18より距離X離れた位置にあるので、洗車機は側面洗浄ブラシ9,9を、メモリ70に記憶した自動車A車体の車形に合わせて順次開閉制御する。側面洗浄ブラシ9,9は車形検出手段で検出した車体側面より所定距離離して移動させ、側面洗浄ブラシ9,9と自動車車体Aの接触圧を適宜に保つよう制御する。
【0057】
検出された上面から見た車形は、車形データとして、CPU69によりデータ圧縮処理され、洗車コース等のその他の洗車に関するデータとともに、メモリ70に記憶される。
【0058】
次に、実施例の動作について説明する。まず、作業者が、洗車機本体1に備えられた操作パネル56のキースイッチ67を「管理」に切り換える。LCD表示器57には、図16(a)に示すメニューが表示される。作業者は、テンキー64の「3」キーを押して、料金登録の項目を選択する。LCD表示器57には、図16(b)に示す洗車料金の入力画面が表示される。作業者は、テンキー64を操作して、例えば1コースの乗用車の水洗車を500円,2コースのワゴン車の水洗車を600円,3コースの乗用車の洗剤洗車を600円,4コースのワゴン車の洗剤洗車を700円,5コースの乗用車のワックス洗車を700円,6コースのワゴン車のワックス洗車を800円というように、各洗車コースの洗車料金を登録する。洗車料金を入力したら、キースイッチ67を「洗車」に切り替え、洗車の受け付けを待つ待機状態とする。LCD表示器57には、図17に示すように、洗車料金の案内が表示される。
【0059】
水洗車は、洗車機の1往復の走行で洗車を行うもので、1往工程で各散水ノズルから水を散布しながら、各洗浄ブラシで自動車をブラッシング洗浄し、1復工程で各乾燥ノズルから自動車に高圧風を吹き付けて乾燥を行う。洗剤洗車は、洗車機の1往復の走行で洗車を行うもので、1往工程で各散水ノズルから洗剤水を散布しながら、各洗浄ブラシで自動車をブラッシング洗浄し、1復工程で各乾燥ノズルから自動車に高圧風を吹き付けて乾燥を行う。ワックス洗車は、洗車機の2往復の走行で洗車を行うもので、1往工程で各散水ノズルから洗剤水を散布しながら、各洗浄ブラシでブラッシング洗浄し、1復工程で各散水ノズルから水を散布して、自動車に付着した洗剤を洗い流しながら、各洗浄ブラシで自動車をブラッシング洗浄し、2往工程で各散水ノズルからワックス水を散布しながら、各洗浄ブラシで自動車をブラッシング洗浄してワックスを掛け、2復工程で各乾燥ノズルから自動車に高圧風を吹き付けて乾燥を行う。それぞれの洗車コースは、洗車する自動車の種類により、別の洗車料金を徴収するために、乗用車コースとワゴン車コースに分けられている。
【0060】
例として、ワゴン車の利用者が、ワックス洗車を行うとき、700円を投入し、乗用車のワックス洗車コースを選択し、スタートキーを押して洗車を開始した場合を説明する。洗車機は、図18(a)に示すように、1往工程で、車形を検出しながら走行し、洗剤を散布しながら各洗浄ブラシを検出した車形に応じて制御して自動車をブラッシング洗浄する。図18(b)に示すように、1往工程が終了すると、洗車機は、選択された洗車コースや突起物の有無の指定等と、検出した自動車の車形をメモリに記憶する。この際、車形データを、ハフマン符号による符号化等の、公知のデータ圧縮技術を用いて圧縮し、元データよりデータサイズを小さくして記憶する。
【0061】
車形を検出した結果、ワゴン車であると判断されると、洗車の受け付け時に、利用者により乗用車の洗車コースが選択され、乗用車の洗車料金しか支払われていないので、洗車機は洗車を一時停止し、操作パネルのLCD表示器に、図19のように追加料金の請求の表示を行い、スピーカーから「料金不足です。追加料金をお支払いください。」と音声で案内し、追加料金の投入待ちとなる。不足分の100円が投入されると、洗車機は洗車を再開し、図18(c)に示すように、1復工程の洗車を行う。
【0062】
また、追加料金を徴収する方法とは別の方法として、洗車を一時停止することなく続行し、通常通り1復工程で水を散布しながらブラッシング洗浄し、2往工程でワックスを散布しながらブラッシングしてワックスを掛け、最後の2復工程で、操作パネルのLCD表示器に、図20のように乾燥工程を行わない旨を表示し、スピーカーから「料金不足のため、乾燥工程は行いません。」と音声で案内し、送風機を止めて、乾燥ノズルから自動車に高圧風を吹き付けることなく走行して洗車を終了し、完全な洗車を行わず、拭き取り作業を利用者に行わせる。
【0063】
さらに、別の方法として、1復工程で、操作パネルのLCD表示器に、図21に示すように洗車コースの変更を行う旨を表示し、スピーカーから「料金不足のため、洗車コースを変更します。」と音声で案内し、送風機を起動して各乾燥ノズルから自動車に高圧風を吹き付けて乾燥を行い、料金に不足の生じない600円で洗車を行える洗剤洗車に切り替えて洗車を行う。
【0064】
追加料金を徴収したり、不完全な洗車を行ったり、洗車コースの変更を行ったりしたとき、利用者から、例えば「ワックス洗車を指定したのに洗剤洗車が行われた」というように抗議を受けたときには、運用者は、洗車機に記憶されている洗車コースや車形等のデータを参照して、利用者に対応することができる。運用者は、操作パネルのキースイッチ67を操作して「管理」に切り替え、LCD表示器57に表示される図16(a)の操作メニューから、テンキー64の「0」キーを押して洗車履歴の項目を選択する。
【0065】
洗車履歴は、洗車機に記憶された洗車データを、新しい洗車から古い洗車へと順番に表示する。図22(a)に示すように、はじめに選択した洗車コース、突起物の有無等、入金額、洗車機が検出した車形の区分、実際に洗車したコースが表示される。次に、運用者がテンキー64の「→」キーを押すと、図22(b)に示すように、側面から見た車形のデータが表示される。さらに、運用者がテンキー64の「→」キーを押すと、図22(c)に示すように、上面から見た車形のデータが表示される。これにより、運用者が利用者に対して、利用者が乗用車のコースを選択し、乗用車の洗車料金を支払ったが、実際はワゴン車であり、ワゴン車の洗車料金が必要であったこと、そのため乗用車の洗車料金で洗車が可能であった洗剤洗車を行ったこと、を説明でき、トラブルが生じないようにできる。なお、運用者がテンキー64の「→」キーを押すことにより、これより一つ前の洗車のデータが同様にして表示される。
【0066】
次に、別の洗車の例として、乗用車の利用者が、洗剤洗車を行うとき、700円を投入し、洗剤洗車のワゴンコースを選択し、スタートキーを押して洗車を開始した場合を説明する。洗車機は、1往工程で、車形を検出しながら走行し、洗剤を散布しながら各洗浄ブラシを検出した車形に応じて制御して自動車をブラッシング洗浄する。1往工程が終了すると、洗車機は、前述と同様に、選択された洗車コースや突起物の有無の指定等と、検出した自動車の車形をメモりに記憶する。
【0067】
車形を検出した結果、乗用車であると判断されると、洗車の受け付け時に、利用者によりワゴンコースが選択され、ワゴン車の洗車料金が支払われているので、洗車機は、操作パネルのLCD表示器に、図23のように差額分の料金が返却される旨を表示し、スピーカーから「おつりを受け取ってください。」と音声で案内し、返却口63に差額分の100円を返却する。
【0068】
差額分を返却する方法と別の方法として、支払われた洗車料金の範囲内で洗車を行える、より高い洗車料金が必要となるワックス洗車に切り替えることもできる。この場合、洗車機は、操作パネルのLCD表示器に、図24のように洗車料金が余計に支払われている旨を表示し、スピーカーから「料金が余りましので、洗車コースを変更します。」と音声で案内し、1復工程で水を散布して洗剤を洗い流しながらブラッシング洗浄を行い、2往工程でワックスを散布しながらブラッシングしてワックスを掛け、2復工程で各乾燥ノズルから自動車に高圧風を吹き付けて乾燥を行い、洗車を終了する。
【0069】
次に、洗車中に、洗車機が異常停止した場合を、1コースの乗用車の水洗車で、突起物の指定等を行わずに洗車を開始し、1往工程の途中で、突起物に上面洗浄ブラシが引っ掛かって異常停止したときを例に説明する。洗車機は、選択された洗車コース、突起物の指定の有無、異常停止の理由等を記憶するとともに、異常停止した時点までに検出した車形データを、データ圧縮した上で記憶する。異常停止の状況を解析するときは、運用者は、操作パネルのキースイッチ67を操作して「管理」に切り替え、LCD表示器57に表示される図16(a)の操作メニューから、テンキー64の「9」キーを押して異常停止理由の項目を選択する。
【0070】
異常停止理由は、洗車機に記憶された異常停止時のデータを、新しい異常停止時のデータから、古い異常停止時のデータへと、順番に表示する。まず、図25(a)に示すように、選択された洗車コース、突起物の指定の有無、入金額、異常停止理由が表示される。次に、運用者がテンキー64の「→」キーを押すと、図25(b)に示すように、側面から見た車形のデータが表示される。さらに、運用者がテンキー64の「→」キーを押すと、図25(c)に示すように、上面から見た車形のデータが表示される。これにより、運用者は、洗車機が異常停止した原因を解析することができ、例えば、この場合、突起物の指定が特にされておらず、一般的なキャリアよりも丈の高いキャリアが装備されていたため、上面洗浄ブラシの上昇制御が間に合わず、キャリアに上面洗浄ブラシが引っ掛かったものと推定できる。
【0071】
なお、前記の実施例では、洗車料金を現金で支払う場合について説明したが、洗車料金をプリペイドカードで支払う場合でも、同様の処理が行える。まず、洗車の受付時に、プリペイドカードを投入し、洗車コース等を選択した後、スタートキーを押たとき、洗車料金分を減額してプリペイドカードを返却して、洗車を開始する。洗車中に料金不足になった時には、洗車を一時中断し、プリペイドカードが投入されるのを待ち、プリペイドカードが投入されたら、不足分を減額して返却し、洗車を再開する。また、料金を取りすぎて差額分を返却するときは、洗車を一時中断し、プリペイドカードが投入されるのを待ち、プリペイドカードが投入されたら、差額分を増額して返却し、洗車を再開する。
【0072】
また、前記の実施例では、洗車料金を乗用車とワゴン車とで区分したが、例えばキャリア等の突起物キーが押されたとき、洗浄ブラシ等の洗車処理装置が突起物部分を回避するために洗い残しが生じる分を考慮して、洗車料金を安くするなど、洗車料金の区分は適宜に設定できる。このように、本発明は、特許請求の範囲を逸脱することなく、種々の設計変更が可能である。
【0073】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、洗車を行う自動車の車種により洗車料金を区分するとき、実際の車種に適した本来の洗車料金よりも安い料金で洗車しようとしても、乾燥工程を省略するなどように不完全な洗車を行ったり、利用者が選択した洗車コースよりも安い料金で洗車が行える洗車コースの内容で洗車を行うなどして、洗車機の運用者に損失が生じないようにすることができる。また、実際の車種に適した本来の洗車料金よりも高い料金を前払いしたとき、差額分の洗車料金を利用者に返却したり、利用者が選択した洗車コースよりも高い料金が必要な洗車コースの内容で洗車を行うなどして、洗車機の利用者に損失が生じないようにすることができる。このように、洗車を行う自動車の車種により洗車料金を区分するとき、利用者が洗車料金を前払いしたとき選択した車種と、洗車中に洗車機が車形を検出して判断した車種が異なった場合でも、適切な洗車を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面説明図である。
【図2】本発明の実施例の走行系および車形検出手段を示す正面図である。
【図3】本発明の実施例の上面洗浄ブラシの構成を示す正面図である。
【図4】本発明の実施例の側面洗浄ブラシの構成を示す正面図である。
【図5】本発明の実施例の上面乾燥ノズルおよび側面乾燥ノズルの構成を示す正面図である。
【図6】本発明の実施例の上面乾燥ノズルの構成を示す正面図である。
【図7】本発明の実施例の操作パネルの説明図である。
【図8】本発明の実施例の制御系を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施例の動作説明図である。
【図10】本発明の実施例の動作説明図である。
【図11】本発明の実施例の動作説明図である。
【図12】本発明の実施例の動作説明図である。
【図13】本発明の実施例の動作説明図である。
【図14】本発明の実施例の動作説明図である。
【図15】本発明の実施例の動作説明図である。
【図16】本発明の実施例の動作説明図である。
【図17】本発明の実施例の動作説明図である。
【図18】本発明の実施例の動作説明図である。
【図19】本発明の実施例の動作説明図である。
【図20】本発明の実施例の動作説明図である。
【図21】本発明の実施例の動作説明図である。
【図22】本発明の実施例の動作説明図である。
【図23】本発明の実施例の動作説明図である。
【図24】本発明の実施例の動作説明図である。
【図25】本発明の実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体
4 洗車機走行用モータ
5 洗車機走行位置検出用ロータリーエンコーダ
8 上面洗浄ブラシ
9 側面洗浄ブラシ
10 散水ノズル
11 散水ノズル
12 上面乾燥ノズル
13 側面乾燥ノズル
14 車形検出用LED群
15 受光器
16 反射板
18 車形検出用台車
21 車形検出用台車移動用モータ
23 車形検出用台車位置検出用ロータリーエンコーダ
28 上面洗浄ブラシ昇降用モータ
33 上面洗浄ブラシ昇降位置検出用ロータリーエンコーダ
34 側面洗浄ブラシ移動用台車
38 側面洗浄ブラシ移動用モータ
40 側面洗浄ブラシ移動位置検出用ロータリーエンコーダ
44 上面乾燥ノズル昇降用モータ
49 上面乾燥ノズル昇降位置検出用ロータリーエンコーダ
56 操作パネル
68 マイクロコンピュータ
69 CPU
70 メモリ
72 洗車機本体走行用モータに電源を供給するインバーター
73 車形検出用台車移動用モータに電源を供給するインバーター
75 上面洗浄ブラシ昇降用モータに電源を供給するインバーター
77 側面洗浄ブラシ開閉用モータに電源を供給するインバーター
78 上面乾燥ノズル昇降用モータに電源を供給するインバーター
80 画像処理部

Claims (4)

  1. 門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機であって、同一内容の洗車コースの洗車料金が自動車の車種により区分され、該当する洗車コースと車種を選択し、この洗車コースの洗車料金を前払いしてから洗車を行う洗車機において、
    洗車中の自動車の車形を検出する車形検出手段と、該車形検出手段により検出された車形に基づいて洗車中の自動車の車種を判別する車種判別手段と、該車種判別手段により判別された車種が、前払いされた洗車料金より高い洗車料金を必要とする車種である場合、選択した洗車コースの内容を完全には行わない手段を備えたことを特徴とする洗車機。
  2. 門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機であって、同一内容の洗車コースの洗車料金が自動車の車種により区分され、該当する洗車コースと車種を選択し、この洗車コースの洗車料金を前払いしてから洗車を行う洗車機において、
    洗車中の自動車の車形を検出する車形検出手段と、該車形検出手段により検出された車形に基づいて洗車中の自動車の車種を判別する車種判別手段と、該車種判別手段により判別された車種が、前払いされた洗車料金より高い洗車料金を必要とする車種である場合、前払いされた洗車料金以下で洗車が行える洗車コースで洗車を行う手段を備えたことを特徴とする洗車機。
  3. 門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機であって、同一内容の洗車コースの洗車料金が自動車の車種により区分され、該当する洗車コースと車種を選択し、この洗車コースの洗車料金を前払いしてから洗車を行う洗車機において、
    洗車中の自動車の車形を検出する車形検出手段と、該車形検出手段により検出された車形に基づいて洗車中の自動車の車種を判別する車種判別手段と、該車種判別手段により判別された車種が、前払いされた洗車料金より安い洗車料金となる車種である場合、差額分の洗車料金を返却する手段を備えたことを特徴とする洗車機。
  4. 門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機であって、同一内容の洗車コースの洗車料金が自動車の車種により区分され、該当する洗車コースと車種を選択し、この洗車コースの洗車料金を前払いしてから洗車を行う洗車機において、
    洗車中の自動車の車形を検出する車形検出手段と、該車形検出手段により検出された車形に基づいて洗車中の自動車の車種を判別する車種判別手段と、該車種判別手段により判別された車種が、前払いされた洗車料金より安い洗車料金となる車種である場合、前払いされた洗車料金以下で洗車が行える、より高い洗車料金を必要とする洗車コースの内容の洗車を行う手段を備えたことを特徴とする洗車機。
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