JP4249972B2 - 洗車機 - Google Patents

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    • B60S3/06Vehicle cleaning apparatus not integral with vehicles for exteriors of land vehicles with rotary bodies contacting the vehicle

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば給油所に設置される洗車機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の洗車機の操作部を構成する操作パネルは、押釦スイッチとディジタル表示器(セグメント表示器)等の組み合わせで構成されることが主流であり、このような操作パネルには、たとえば洗車機の自動洗車データを入力する押釦スイッチとして、洗車コース選択スイッチ、被洗浄車両の車種別に特殊な装備品が取付けてあることを入力する車種/装備品入力スイッチ、洗車コースおよび車種/装備品設定の確認スイッチ、洗車コースおよび車種/装備品設定の訂正スイッチなどが設けられ、またプリペイドカード点数またはコイン投入金額を表示するディジタル表示器が設けられる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また上記ディジタル表示器には、他に、洗車終了までの残り時間、洗車機に異常が発生したときにその異常内容を知らせるエラーコードなどが表示される。
上記操作パネルは、洗車を開始する前にサービスステーション(ガソリンスタンド)の作業員または被洗浄車両の運転者(ユーザー)に操作されて自動洗車データが入力され、これら自動洗車データに基づいて洗車が実行される。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−311880号公報(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の操作パネルは、押釦スイッチの数が多く、またディジタル表示器はセグメント表示(記号表示)であるために、操作する作業者またはユーザーにとって非常にわかりずらかった。
【0006】
またディジタル表示器にエラーコードが表示されても、異常内容を確認するためマニュアルを参照するなどに時間がかかり、異常発生時に迅速に対処することは難しかった。
【0007】
また近年、セルフのサービスステーション(ガソリンスタンド)や洗車場が増加していく中で、洗車機の操作性が重要視されてきている。
そこで、本発明は、操作性を改善でき、誰でも使いやすい洗車機を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、実行可能な複数の洗車処理の中から一つの洗車処理を選択し、この選択された洗車処理に基づいて、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら前記被洗浄車両に対して洗車を行う洗車機であって、
前記洗車処理の操作画面が少なくとも表示される液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの表面に配置されたタッチパネルから構成され、前記操作画面に基づいてタッチパネルを操作することにより、前記洗車機本体による自動洗車に必要な情報を操作入力する操作手段を設け、前記操作手段の表面を覆う覆い手段を設け、前記操作手段により入力された前記情報に基づいて通常の洗車処理を実行し、また洗車機本体に異常が発生したとき、これを検知して前記液晶表示パネルに異常発生の表示とその時の操作に必要な押釦の画像の表示を実行し、前記押釦の画像への入力に基づいて、前記液晶表示パネルに、この異常の状態、原因、異常に対処するためのチェック項目、確認場所表示画面として3Dの図面で表示される確認位置を表示させる制御装置を設け、
前記制御装置は、前記洗車機本体による洗車動作を開始して一定時間後に、前記覆い手段を動作させて、前記操作手段の表面を前記覆い手段により覆わせることを特徴とするものである。
【0009】
上記構成によれば、液晶表示パネルに複数の洗車処理の中から一つの洗車処理を選択可能な画面が少なくとも表示され、この液晶表示パネルに表示された画面に基づいてタッチパネルが操作されることにより、洗車処理の情報を含む自動洗車に必要な情報が入力され、この情報に基づいて被洗浄車両と洗車機本体は相対移動され、被洗浄車両が洗車される。
【0019】
上記構成によれば、洗車機本体に異常が発生したとき、この異常の状態、原因、異常に対処するためのチェック項目、確認場所表示画面として3Dの図面で表示される確認位置が前記押釦の画像への入力に基づいて表示されることにより、異常が発生しても異常の詳細な状況がわかりやすく表示され、異常の復旧に迅速に対処することができる。また、洗車動作が開始されると一定時間後に、覆い手段が動作されて操作手段の表面が覆われることにより、洗車動作により発生する水しぶきにより操作手段が濡れて異常が発生することが防止される。
【0022】
また請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明であって、前記操作手段の近傍に被洗浄車両が位置していることを検出する車両検出手段を設け、前記制御装置は、前記車両検出手段により前記被洗浄車両が検出されると、前記覆い手段を動作させて、前記操作手段の表面を開放させることを特徴とするものである。
【0023】
上記構成によれば、車両検出手段により操作手段近傍に被洗浄車両が検出されると、覆い手段が外れて操作手段の表面が開放されることにより、自動洗車に必要なデータの入力が可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施の形態における洗車機の側面図、図2は同洗車機の正面図、図3と図4は同洗車機内の機器の配置図である。図示する洗車機は、ドライブスルータイプの洗車機(前方から洗車機本体内へ進入した被洗浄車両を洗車終了後に後方へ通り抜け退場させる方式のセルフ洗車機)としている。
【0025】
図1〜図4において、1は被洗浄車両である車両2を跨ぎ、車両2の前後方向に走行する門型の洗車機本体であり、洗車機本体1は、車両2の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体1Aと、車両2の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体1Bに分離され、前部本体1Aと後部本体1Bはそれぞれ複数個の輪体3を介して床面4に敷設された一対のレール5の上をそれぞれ別個に走行可能とされ、実行可能な複数の洗車コース(洗車処理の一例)の中から選択された一つの洗車コースに基づいて、車両2を跨いで相対移動しながら車両2に対して洗車を行うように構成されている。また前部本体1Aと後部本体1Bは、ワイヤ(索体)6により接近・離間自在に接続されている。また前部本体1Aの後端の両側には、後述するアーチを取り付けるためのパネル9が突設され、また前部本体1Aの正面上部に、車両2の車高および車両2の存在を検出する超音波センサからなる車高・車両検出センサ10が設けられている。
【0026】
上記パネル9を含む前部本体1A内には、上記車両2の洗浄手段として、前面より順に、前端部上方に配置され、高圧水を車両2の上方から車両2へ噴射する高圧水スプレーノズル11と、洗浄水(リンス)を車両2の上面と両側面へ噴射する第1洗浄水(プレリンス)アーチ12と、洗車機本体1の走行方向と直角な左右方向に出退自在で車両2のタイヤおよび下部側面を洗浄する左右一対のロッカーブラシ13と、上下方向に移動自在で被洗浄車両2の上面を洗浄するトップブラシ14と、通常の洗剤を車両2の上面へ噴射する第1洗剤(前洗剤)アーチ15と、洗浄水(リンス)を車両2の上面と両側面へ噴射する第2洗浄水(ファイナルリンス)アーチ16と、ワックス液(下地ワックス)を車両2の上面と両側面へ噴霧する第1ワックスアーチ17と、前記左右方向に横行自在で車両2の前後面および両側面を洗浄する一対のサイドブラシ18と、後部車体1Bの近くに配置され、高発泡洗剤を車両2の上面へ噴霧する高発泡洗剤アーチ19と、撥水コート液を車両2の上面と両側面へ噴霧する撥水コートアーチ20と、通常の洗剤を車両2の上面と両側面へ噴射する第2洗剤(後洗剤)アーチ21と、ワックス液(仕上げワックス)を車両2の上面と両側面へ噴霧する第2ワックスアーチ22が設けられている。上記ロッカーブラシ13とトップブラシ14とサイドブラシ18によりブラッシング手段が構成され、高圧水スプレーノズル11と第1洗浄水アーチ12と第1洗剤アーチ15と第2洗浄水アーチ16と第1ワックスアーチ17と高発泡洗剤アーチ19と撥水コートアーチ20と第2洗剤アーチ21と第2ワックスアーチ22によりスプレー装置が構成されている。
【0027】
また前部本体1Aの前端部に、前方に突出させて、操作パネルなどが配列された操作ボックス23が設けられ、さらに車両2の運転者に車両2の進入および停止を報知する手段として、緑色ランプからなる進入信号灯24と赤色ランプからなる停止信号灯25が設けられている。また前部本体1A内で前方下部には、前部本体1Aへ進入した車両2を検出する光電センサからなる前部本体車両検出センサ(車両検出手段の一例)26が設けられ、また前部本体1Aの下端には、前部本体1がホームポジション(走行開始位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる前部本体HP検出センサ27と前部本体1Aがエンドポジション(走行終了位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる前部本体EP検出センサ28が設けられている。またサイドブラシ18には、サイドブラシ18が車両2に接触して傾いたことにより動作して車両2を検出するリミットスイッチからなる車体検出センサ29(図9)が設けられている。また図4に示すように、前部本体1Aと後部本体1B間に、給電およびデータの授受に使用される配線を支持するアーム30が設けられている。
【0028】
また後部本体1B内には、車両2の乾燥手段として、上下方向に移動自在で被洗浄車両2の上面を乾燥するトップノズル31と、前記左右方向に横行自在で車両2の両側面を乾燥する左右一対のサイドノズル32が設けられ、さらに両ノズル31,32に同時に連通して風を供給する左右一対のブロワ装置33が設けられている。また後部本体1Bの下端には、後部本体1Bがホームポジション(走行開始位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる後部本体HP検出センサ34と後部本体1Bがエンドポジション(走行終了位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる後部本体EP検出センサ35が設けられ、さらに後部本体1Bの後端には、車両2の後端を検出する光電センサからなる後端検出センサ36が設けられている。
【0029】
また図4に示すように、前部本体1Aと後部本体1Bとの閉限(接近)・開限(離間)を検出する検出手段として、後部本体1Bの前端から前部本体1Aに向けて一対の被検出体37Aが突出され、前部本体1Aにこれら一対の被検出体37Aを支持案内する案内レール37Bが設けられ、前部本体1Aの前端に一方の被検出体37Aの先端の進入により動作するリミットスイッチからなる減速用の閉限減速検出センサ38と停止用の閉限停止検出センサ39が設けられ、また前部本体1Aの後端に他方の被検出体37Aの先端の後退により動作するリミットスイッチからなる減速用の開限減速検出センサ49と停止用の開限停止検出センサ50が設けられている。
【0030】
また前部本体1Aと後部本体1B間における物や人の存在を検出する挟まれ検出手段として、複数のセット(図3では2セット)の透過型光電センサ(透過型光電検出手段の一例)からなる挟まれ検出センサ40(投光器40A,受光器40B)が設けられている。この挟まれ検出センサ40の投光器40Aは後部本体1Bに,挟まれ検出センサ40の受光器40Bは前部本体1Aに設けられている。
【0031】
また図1に示すように、走行レール5の先端前方に、車両2の洗車位置への進入をコントロールする遮断機41と、車両2の存在を検出するとともに車両2の車高が洗車機本体1の制限高さ以下であるかどうかを検出する進入センサ42が設けられ、また走行レール5の後端後方には車両2の運転者へ洗車終了による退場(洗車位置からの脱出)を促す出口信号灯43が設けられている。
【0032】
また前部本体1Aには、前部本体1Aの輪体3の回転軸に連結され、輪体3を駆動することにより前部本体1Aを走行させる前部本体走行駆動装置(走行モータを含む)45(図9)と、輪体3の回転を検出する前部本体エンコーダ46(図9)が設けられ、また同様に後部本体1Bには、後部本体1Bの輪体3の回転軸に連結され、輪体3を駆動することにより後部本体1Bを走行させる後部本体走行駆動装置(走行モータを含む)47(図9)と、輪体3の回転を検出する後部本体エンコーダ48(図9)が設けられている。上記前部本体走行駆動装置45と後部本体走行駆動装置47は、それぞれ走行モータとこの走行モータ用インバータから構成され、インバータは後述する前進指令、後進指令に応じて走行モータを駆動して本体1A,1Bを所定速度で前進または後進させ、後述する減速指令に応じて走行速度を減速させる。なお、インバータは前進指令と後進指令をともに入力していないときは走行を停止させる。
【0033】
上記操作ボックス23には、図5に示すように、雨よけカバー51が天井部から正面(車両2に対向する面)に向けて取り付けられ、正面上部には、洗車料金の払い込み装置として、プリペイドカード・リーダライタ52、紙幣投入機53、コイン投入機54、返却レバー55が設けられ、また下方部に釣銭の返却口56が設けられている。
【0034】
また正面中央部左側に、洗車機本体1による自動洗車に必要な情報を操作入力する操作手段として操作パネル58が設けられている。この操作パネル58は、複数の洗車コースの中から一つの洗車コースを選択可能な画面が少なくとも表示される液晶表示パネル59(図9)とこの液晶表示パネル59の表面に設置されたタッチパネル60(図9)から構成され、またこの操作パネル58の表面を自動で閉じ、また開放するスライドカバー(覆い手段の一例)62が設けられている。
【0035】
また操作ボックス23の前方側面に正面に向けて操作ボックス23に手が届かないときに操作し、前部本体1Aを前方へ移動させる押釦スイッチからなる前方移動ボタン64が設けられ、また操作ボックス23の後方側面に正面に向けて操作ボックス23に手が届かないときに操作し、前部本体1Aを後方へ移動させる押釦スイッチからなる後方移動ボタン65が設けられ、さらに操作ボックス23の下端には、操作パネル58の近傍に車両2が位置していることを検出する反射型光電スイッチからなる車両前進検出センサ(車両検出手段の一例)66が設けられている。また操作ボックス23の前方側面には異常発生時の報知手段としてブザー67が設けられている。
【0036】
上記液晶表示パネル59に表示される画面について説明する。
[操作画面]
上記液晶表示パネル59に順に表示される操作画面を図6に示す。
【0037】
液晶表示パネル59には、待機中は図6(a)に示すように、「いらっしゃいませ、画面に触れて操作してください」と表示され、指で接触する画像が表示された待受画面が表示されており、画面に触れると(タッチパネル60に触れると)、図6(b)に示す洗車コース選択画面(洗車処理の選択画面の一例)が表示される。なお、前記待受画面に、キャンペーンや宣伝(PR)の画像を表示させることもでき、販売促進に寄与させることもできる。
【0038】
この洗車コース選択画面を含めて以後続けて表示される画面の上部には、操作段階の画面aが表示される。すなわち操作段階として、「カード・料金を入れる、コースを選ぶ」、「装備品を選ぶ」、「スタート確認」、「洗車スタート」と表示され、操作段階に応じて背面の色が変化することで操作段階が表示される。
【0039】
図6(b)に示すように、洗車コース選択画面として、段階の画面aの下方位置に、支払い画面bが表示される。すなわち、プリペイドカード・リーダライタ52へ投入されたプリペイドカードの残高、または紙幣投入機53へ投入された紙幣の金額、またはコイン投入機54へ投入されたコインの金額を表示する投入金額の画像と、プリペイドカードを追加するときに操作するボタンの画像と、プリペイドカードを返却するときに操作するボタンの画像、紙幣投入機53において1000円札が使用不可であることを示す画像、コイン投入機54において500円硬貨が使用不可であることを示す画像が表示される。そして、この支払い画面bの下方位置に、洗車コースを選択する選択画面cが表示される。すなわち複数(図では6つ)の洗車コースの画像が表示され、一つの洗車コースを選択するようになっており、各洗車コースの画像は、洗車コースの名称と金額および選択されたときに点灯するランプの画像から構成されている。洗車コースが選択され、投入金額が洗車コースの金額となると、図6(c)に示す、車両2に装備されている装備品を入力する装備品選択画面が表示される。
【0040】
図6(c)に示すように装備品選択画面には、操作段階の画面aと、洗車コース選択画面により選択された洗車コースおよび選択しなおすために前の洗車コース選択画面に戻すため操作ボタンからなる画面dが表示され、その下方位置に、車両2に装備されている装備品を入力する入力画面eが表示されている。この入力画面eは、車両の画像と複数(図では4つ)の装備品の画像からなり、各装備品の画像は、装備品の名称と選択されたときに点灯するランプの画像から構成されている。さらにこの入力画面eの下方位置に、領収書発行を求めるランプ付き操作ボタンの画像と決定を入力する操作ボタンの画像からなる画面fが表示されている。この画面fの決定を入力する操作ボタンが操作されると、図6(d)に示す、洗車開始を入力する確認画面(スタート操作画面の一例)が表示される。
【0041】
図6(d)に示すように確認画面には、操作段階の画面aと、「カード・つり銭の取り忘れはありませんか?なければ、スタートボタンを押してください。」が表示されたメッセージ画面gと、洗車スタートを入力するスタート操作ボタンの画像からなる画面hが表示されている。画面hのスタート操作ボタンが操作されると、図6(e)に示す操作完了画面が表示される。
【0042】
図6(e)に示すように操作完了画面には、操作段階の画面aと、「操作が完了しました。まもなく洗車が始まります。窓を閉め終わってから、エンジンを止めてください。」が表示されたメッセージ画面iが表示される。
[センサ入力確認画面]
上記液晶表示パネル59に表示される、洗車機本体1に設置されたセンサの入力状態とセンサの設置位置を表示するセンサ入力確認画面を図7に示す。
【0043】
たとえば図6(a)に示す待受画面に設けられている隠し操作ボタン位置を操作すると、あるいは操作ボックス27の裏面に「切位置−運転位置−点検位置」の3つの切換位置を有するキースイッチからなる切換スイッチを設けてこの切換スイッチを点検位置に操作すると、図7(a)に示す入力確認画面が表示される。この入力確認画面には、センサを特定するデバイスナンバー(DIのナンバー)毎に、時間を遡って過去の入力履歴のデータが表示され(動作しているときは斜線で示されている)、また次のセンサ配置図の表示を選択する操作ボタンの画像と、元の待受画面に戻る操作ボタンの画像が表示されている。
【0044】
前記センサ配置図の操作ボタンが操作されると、図7(b)に示すセンサ配置画面が表示される。このセンサ配置画面には、3次元で洗車機本体1のどの位置にセンサが取り付けられているかを示す画面が表示され、また元の入力確認画面に戻る操作ボタンが表示されている。
[異常発生画面]
上記液晶表示パネル59に表示される、洗車機本体1に異常が発生したとき、この異常の状態、原因、確認位置を表示する異常発生画面を図8に示す。
【0045】
洗車機本体1に異常が発生すると、図8(a)に示す異常通報画面が表示される。異常通報画面には、異常発生のメッセージと、異常内容と実行している洗車コースのデータからなる画面jと、この画面jの下方位置に設けられた操作画面kが表示され、操作画面kには、発生した異常の詳細を求める「詳細」操作ボタンの画像と、発生した異常の原因を求める「原因」操作ボタンの画像と、発生した異常の確認場所を求める「確認場所表示」操作ボタンの画像と、異常発生時に鳴動するブザー67を停止するブザー停止操作ボタンの画像と、異常発生解除を入力する異常解除ボタンの画像が表示される。
【0046】
前記「詳細」操作ボタンが操作されると、図8(b)に示す異常詳細画面が表示される。異常詳細画面には、上記異常内容、洗車コースに加えて、どの位置での異常か、実行していた洗車動作のデータ(どのステップか)、前部本体1Aと後部本体1Bの走行位置のデータ(走行パルスのデータ)が表示され、元の入力確認画面に戻る操作ボタンの画像が表示される。
【0047】
また「原因」操作ボタンが操作されると、図8(c)に示す異常原因画面が表示される。異常原因画面には、上記具体的な異常内容とこの異常内容に対処するチェック項目が表示され、元の異常通報画面に戻る操作ボタンの画像と、発生した異常の確認場所を求める「確認場所表示」操作ボタンの画像が表示される。
【0048】
また「確認場所表示」操作ボタンが操作されると、図8(d)に示す確認場所表示画面が表示される。確認場所表示画面には、3Dで確認位置の図面が表示され、元の異常通報画面に戻る操作ボタンの画像が表示される。
【0049】
上記構成の洗車機の制御構成図を図9に示す。
前部本体1Aに内蔵されたマイクロコンピュータからなる制御装置71が設けられ、この制御装置71に、操作ボックス23の機器と上記各センサからなるセンサ系72と各駆動装置からなる駆動系73が接続されている。
【0050】
前記センサ系72は、車高・車両検出センサ10、前部本体車両検出センサ26、前部本体HPセンサ27、前部本体EPセンサ28、車体検出センサ29、後部本体HPセンサ34、後部本体EPセンサ35、後端検出センサ36、減速検出センサ38、接近検出センサ39、挟まれ検出センサ40、進入センサ42、前部本体エンコーダ46、および後部本体エンコーダ48からなり、また前記駆動系73は、進入信号灯24、停止信号灯25、遮断機41、出口信号灯43、前部本体走行駆動装置45、後部本体走行駆動装置47、ロッカーブラシ13、トップブラシ14、サイドブラシ18、前記スプレー装置、トップノズル31、サイドノズル32、およびブロワ装置33からなる。
【0051】
制御装置71は、図9に示すように、
上記センサ系72の各センサの検出信号および後述する洗車前制御部86から入力される洗車コース、洗車機前進指令信号、洗車機後進指令信号に応じて上記駆動系、たとえばロッカーブラシ13、トップブラシ14、サイドブラシ18を駆動して通常の洗車動作を実行し、また異常の発生を検知して、上記図8に示す異常発生画面の制御を行い、上記操作ボックス23のブザー67の鳴動を行うなどの機能を有する洗車シーケンス部81と、
タッチパネル60に接続され、タッチされたタッチパネル60の座標(操作された位置)を検出する操作確認部82と、
液晶表示パネル59に接続され、液晶表示パネル59の画面を形成する画像信号を出力する画像表示制御部83と、
液晶表示パネル59に表示される画面のデータ、すなわち図6(a)に示す待受画面、図6(b)に示す洗車コース選択画面、図6(c)に示す装備品選択画面、図6(d)に示す確認画面、図6(e)に示す操作完了画面、図7(a)に示す入力確認画面、図7(b)に示すセンサ配置画面、図8(a)に示す異常通報画面、図8(b)に示す異常詳細画面、図8(c)に示す異常原因画面、図8(d)に示す確認場所表示画面のデータが予め格納された画面記憶部84と、
プリペイドカード・リーダライタ52、紙幣投入機53、およびコイン投入機54に接続され、これら機器により投入された金額を表示し、後述する洗車コースに応じて料金の支払いを確認し、釣銭の返却などを実行する料金確認部85と、
洗車シーケンス部81と操作確認部82と画像表示制御部83と料金確認部85に接続され、上記センサ系72の各センサの検出信号と、車両前進検出センサ66の検出信号と、前方移動ボタン64の操作信号と、後方移動ボタン65の操作信号が入力され、スライドカバー62の開閉を実行する洗車前制御部86と、発生する異常の内容データと異常内容に対処するチェック項目のデータと異常の確認場所の画像データが予め記憶されたメンテナンスデータ記憶部87と
から構成されている。
【0052】
前記洗車前制御部86の動作を、操作ボックス23の操作および操作ボックス23の機器の動作とともに図10および図11のフローチャートにしたがって説明する。なお、スライドカバー62は閉となっているものとする。また洗車前制御部86は、前方移動ボタン64の操作信号を入力すると入力している間、洗車シーケンス部81へ洗車機前進指令信号を出力し、後方移動ボタン65の操作信号を入力すると入力している間、洗車シーケンス部81へ洗車機後進指令信号を出力する。
【0053】
まず、車両2が乗り入れられ、車両前進検出センサ66の車両検出信号および前部本体車両検出センサ26の車両検出信号をともに入力すると(ステップ−1)、スライドカバー62へ開指令を出力してスライドカバーを開け(ステップ−2)、画像表示制御部83へ図6(a)に示す待受画面の表示指令を出力し、待受画面を表示させる(ステップ−3)。これにより、画像表示制御部83により画面記憶部84に記憶されているデータに基づいて待受画面が表示される。
【0054】
そして、車両2の運転者によりタッチパネル60が操作されて、操作確認部82よりタッチパネル60のタッチ信号(タッチされた座標のデータ)を入力しているかどうかを確認する(ステップ−4)。
【0055】
このタッチ信号により画面中央部のタッチ信号を確認すると(ステップ−5)、画像表示制御部83へ図6(b)に示す洗車コース選択画面を出力し、洗車コース選択画面を表示させる(ステップ−6)。これにより、画像表示制御部83により洗車コース選択画面が表示される。
【0056】
車両2の運転者は、選択する洗車コースの画像に表示されている洗車料金(洗車コース選択画面に表示されている)に基づいて、プリペイドカード・リーダライタ52へプリペイドカードを投入し、または紙幣投入機53へ紙幣を投入し、またはコイン投入機54へコインを投入する。これら投入により操作確認部82より投入された金額が表示される。
【0057】
続いて車両2の運転者によりタッチパネル60が操作され、操作確認部82より入力したタッチパネル60のタッチ信号により洗車コースの画像のタッチ信号を確認すると(ステップ−7)、このタッチ信号に基づいて洗車コースを確定し(ステップ−8)、確定された洗車コースの画像のランプ部を点灯する指令を画像表示制御部83へ出力し(ステップ−9)、料金確認部85へ確定された洗車コースの料金を出力する(ステップ−10)。これにより、画像表示制御部83により洗車コース選択画面上の確定された洗車コースのランプの画像が点灯される。
【0058】
そして、料金確認部85において、プリペイドカード・リーダライタ52へ投入され読み取られたプリペイドカードの残金、または紙幣投入機53に投入された料金、またはコイン投入機54に投入された料金により洗車コースの料金の支払いが確認され、プリペイドカード・リーダライタ52への残金の書込みが指令され、コイン投入機54へのお釣の支払い指令が出力されて、支払い終了信号を入力すると(ステップ−11)、画像表示制御部83へ図6(c)に示す装備品選択画面の表示指令信号を出力する(ステップ−12)。
【0059】
なお、操作確認部82より入力したタッチパネル60のタッチ信号により「プリペイドカードを追加するときに操作するボタン」の画像の操作を確認すると、プリペイドカードの追加信号を料金確認部85へ出力し、料金確認部85はプリペイドカードの残金を確保してプリペイドカード・リーダライタ52へ残金を0とする書込みを指令し、また「プリペイドカードを返却するときに操作するボタン」の画像の操作を確認すると、プリペイドカードの返却信号を料金確認部85へ出力し、料金確認部85はプリペイドカード・リーダライタ52へプリペイドカードの返却指令を出力する。
【0060】
また料金確認部85より、紙幣投入機53で1000円札が使用不可である信号を入力すると、画像表示制御部83へ1000円札が使用不可であることを示す画面の表示を指令し、また料金確認部85より、コイン投入機54で500円硬貨が使用不可である信号を入力すると、画像表示制御部83へ500円硬貨が使用不可であることを示す画面の表示を指令する。画像表示制御部83により、1000円札が使用不可であることを示す画面、500円硬貨が使用不可であることを示す画面が表示される。
【0061】
上記装備品選択画面の表示指令信号に応答して、画像表示制御部83により装備品選択画面が表示され、車両2の運転者によりタッチパネル60が操作され、操作確認部82より入力したタッチパネル60のタッチ信号により装備品の画像のタッチ信号を確認すると(ステップ−13)、このタッチ信号に基づいて装備品の取り付けを確認し(ステップ−14)、確認された装備品の画像のランプ部を点灯する指令を画像表示制御部83へ出力する(ステップ−15)。これにより、画像表示制御部83により装備品選択画面上の選択された装備品のランプの画像が点灯される。
【0062】
続いて車両2の運転者によりタッチパネル60が操作され、操作確認部82より入力したタッチパネル60のタッチ信号により「決定を入力する操作ボタン」の画像部のタッチ信号を確認すると(ステップ−16)、このタッチ信号により装備品を確定し(ステップ−17)、画像表示制御部83へ図6(d)に示すように確認画面の表示指令信号を出力する(ステップ−18)。
【0063】
なお、操作確認部82より入力したタッチパネル60のタッチ信号により領収書発行を求める操作ボタンの画像のタッチ信号を確認すると、選択された洗車コースの金額データを含む領収書発行信号を、領収書を発行可能な装置、たとえばサービスステーションのコンピュータへ出力する。
【0064】
上記確認画面の表示指令信号に応答して画像表示制御部83により確認画面が表示され、車両2の運転者によりタッチパネル60が操作され、操作確認部82より入力したタッチパネル60のタッチ信号によりスタート操作ボタンの画像のタッチ信号を確認すると(ステップ−19)、このタッチ信号によりタイマーをスタートし(ステップ−20)、上記確定した洗車コースと装備品からなる洗車機コース信号を洗車シーケンス制御部81へ出力し(ステップ−21)、画像表示制御部83へ図6(e)に示す操作完了画面の表示指令信号を出力する(ステップ−22)。これにより画像表示制御部83により操作完了画面が表示される。
【0065】
そして、前記タイマーにより予め設定された時間がカウントされると、すなわち洗車機本体1による洗車動作が開始されると一定時間後に(ステップ−23)、スライドカバー62へ閉指令を出力してスライドカバーを閉じ(ステップ−24)、画像表示制御部83へ画面表示終了信号を出力し(ステップ−25)、終了する。画像表示制御部83は画面表示終了信号に基づいて画面を消去する。
【0066】
上記ステップ−4において、画面中央部ではなく、タッチパネル60の隠しエリアのタッチ信号(タッチパネルの座標)を確認すると、画像表示制御部83へ図7(a)に示す入力確認画面の表示信号を出力し(ステップ−26)、続いて画像表示制御部83へ上記センサ系72の各センサの検出信号および車両前進検出センサ66の検出信号のデータを出力して入力確認画面を表示させる(ステップ−27)。
【0067】
これにより、画像表示制御部83により入力確認画面が表示され、運転者によりタッチパネル60が操作され、操作確認部82より入力したタッチパネル60のタッチ信号により「次のセンサ配置図の表示を選択する操作ボタン」の画像のタッチ信号を確認すると(ステップ−28)、画像表示制御部83へ図7(b)に示すセンサ配置画面の表示信号を出力する(ステップ−29)。
【0068】
ステップ−28において、「次のセンサ配置図の表示を選択する操作ボタン」の画像のタッチ信号を入力してなく、操作確認部82より入力したタッチパネル60のタッチ信号により「元の待受画面に戻る操作ボタン」の画像のタッチ信号を確認すると(ステップ−30)、ステップ−3へ戻って画像表示制御部83へ図6(a)に示す待受画面の表示指令を出力し、待受画面を表示させる。
【0069】
上記センサ配置画面の表示信号に応答して、画像表示制御部83によりセンサ配置画面が表示され、運転者によりタッチパネル60が操作され、操作確認部82より入力したタッチパネル60のタッチ信号により「元の待受画面に戻る操作ボタン」の画像のタッチ信号を確認すると(ステップ−31)、ステップ−26へ戻って、画像表示制御部83へ図7(a)に示す入力確認画面の表示信号を出力し、元の入力確認画面を表示される。
【0070】
このように、操作の手順にしたがって、順に画面が展開されて、そのときに操作するだけの操作ボタンの画像が表示され、運転者の操作に応じて次の画面が表示される。またセンサ入力確認画面が任意に表示される。
【0071】
次に上記制御装置71の洗車シーケンス制御部81による前部本体1Aと後部本体1Bとブラシ13,14,18と乾燥用ノズル31,32の動作の一例を、図12,図13のフローチャートおよび図14,図15に示す動作説明図に基づいて説明する。なお、前部本体1Aと後部本体1BはホームポジションHPに停止し、操作ボックス23を使用して洗車に必要な洗車モードが設定され、図14(a)に示すように、開放された遮断機41を通って車両2が進入してきているものとする(このとき、進入信号灯24は点灯している)。また一対のサイドブラシ18は閉じた状態になっているものとする。また選択される洗車コースおよびブラシ13,14,18の駆動に合わせて駆動されるスプレー装置の説明は省略している。また前部本体HPセンサ27の検出信号によりリセットされ前部本体エンコーダ46のパルス信号をカウントすることにより前部本体1Aのホームポジション(HP)からの走行距離Hを検出し、また後部本体HPセンサ34の検出信号によりリセットされ後部本体エンコーダ48のパルス信号をカウントすることにより後部本体1Bのホームポジション(HP)からの走行距離Hを検出し、また前部本体1Aと後部本体1Bとの間の距離が予め設定された一定距離L以上となったかどうかを検出しているものとする。また洗車シーケンス制御部81は、洗車前制御部86より前記洗車機前進指令信号を入力している間、前部本体1Aの走行駆動装置45へ前進指令を出力して前部本体1Aを前進させ、また前記洗車機後進指令信号を入力している間、前部本体1Aの走行駆動装置45へ後進指令を出力して前部本体1Aを後進させる。
【0072】
まず、車高・車両検出センサ10により車両2が洗車位置まで進入してきたことを確認すると(ステップ−1)、停止信号灯25を点灯し、進入信号灯24を消灯して車両2の停止を報知する(ステップ−2)。続いて操作ボックス23により洗車に必要な洗車モードが設定され、前記洗車モード信号を確認すると(ステップ−3)、遮断機41へ閉指令を出力し(ステップ−4)、次にブラシ13,14,18の回転指令信号を出力し(ステップ−5)、続いてロッカーブラシ11による洗車指令信号を出力し(ステップ−6)、前部本体1Aの走行駆動装置45へ前進指令を出力する(ステップ−7)。
【0073】
これにより停止信号灯25の点灯により車両2が停止位置へ停止され、前記回転指令信号に応答してブラシ13,14,18が回転駆動され、図14(b)に示すように、遮断機41が閉じられて次の車両2の進入が阻止され、前部本体1Aの前進が開始され、ロッカーブラシ11による車両2のタイヤと側面下部の洗浄が実行される。
【0074】
さらに前部本体1Aが、設定離間距離{一定距離;前部本体1Aと後部本体1B間の最大離間距離を設定している}L移動すると(ステップ−8)、後部本体1Bの走行駆動装置47へ前進指令を出力する(ステップ−9)。これにより前部本体1Aと後部本体1B間に最大の離間距離Lが設けられた状態で、後部本体1Bがともに前進を開始する。
【0075】
続いて図14(c)に示すように、サイドブラシ18が車両2の前面に接触して傾いたことにより動作する車体検出センサ29の検出信号を入力すると(ステップ−10)、前進指令をオフとし、すなわち前部本体1Aと後部本体1Bの停止指令を出力し(ステップ−11)、続いて前部本体1Aの走行駆動装置45へ後進指令を出力し(ステップ−12)、車体検出センサ29の信号がオフとなると(ステップ−13)、前部本体1Aの走行駆動装置45へ後進指令をオフとし、すなわち前部本体1Aの停止指令を出力し(ステップ−14)、サイドブラシ18の開指令を出力する(ステップ−15)。
【0076】
これにより前部本体1Aと後部本体1Bは前進した後、車体検出センサ29の信号により停止し、続いて前部本体1Aが後進し、図14(d)に示すようにサイドブラシ18が接触した状態となったときに停止し、サイドブラシ18により車両2の前面が洗浄される。
【0077】
続いてトップブラシ14が車両2の先端に位置するように、前部本体1Aの走行駆動装置45へ後進指令を出力し(ステップ−16)、トップブラシ14の下降指令を出力する(ステップ−17)。
【0078】
これにより、前部本体1Aが後進し、トップブラシ14が車両2に向けて下降する。
そして前部本体1Aの走行距離Hにより車両2の先端位置にトップブラシ14が位置したことを確認すると(ステップ−18)、前部本体1Aの走行駆動装置45へ停止指令を出力する(ステップ−19)。
【0079】
これにより図14(e)に示すように、前部本体1Aが、トップブラシ14が車両2の先端に位置した状態で停止する。このときサイドブラシ18は開状態にあり、前部本体1Aと後部本体1Bとの距離は前部本体1Aが後進した距離だけ縮まっている。
【0080】
続いて、トップブラシ14とサイドブラシ18へ洗車指令信号を出力し(ステップ−20)、前部本体1Aの走行駆動装置45へ前進指令を出力する(ステップ−21)。
【0081】
これにより図14(f)に示すように、トップブラシ14とサイドブラシ18により車両2の上面および両側面の洗浄を実行しながら前部本体1Aは前進を開始する。さらに前部本体1Aが、前進して設定離間距離L離れると(ステップ−22)、後部本体1Bの走行駆動装置47へ前進指令を出力する(ステップ−23)。
【0082】
これにより図14(g)に示すように、後部本体1Bの移動が開始される。
続いて、乾燥用ノズル31,32のブロワ装置33へ送風指令を出力し(ステップ−24)、乾燥用ノズル31,32へ駆動指令を出力する(ステップ−25)。
【0083】
これにより図14(h)、図15(i)に示すように、トップノズル31は車両2の先端まで下降し、乾燥用ノズル31,32による車両2の上面と両側面の乾燥が開始される。このとき、ブラシ13,14,18による車両2の洗浄が実行されており、ブラシ13,14,18と乾燥用ノズル31,32との距離は設定離間距離(最大離間距離)Lとされている。
【0084】
続いて、サイドブラシ18が車両2の背面まで移動し、背面へ回って車両2の背面の洗浄が終了すると(ステップ−26)、前部本体1Aの走行駆動装置45へ停止指令を出力し(ステップ−27)、各ブラシ13,14,18へ駆動停止指令を出力する(ステップ−28)。
【0085】
これにより図15(j)に示すように、サイドブラシ18が車両2の背面に位置する状態で前部本体1Aが停止し、各ブラシ13,14,18の駆動が停止される。また図15(l)に示すように、乾燥用ノズル31,32による車両2の乾燥が実行されながら、後部本体1Bは前進を続ける。
【0086】
続いて減速検出センサ38の動作を確認すると(後部本体1Bが前部本体1Aへ接近すると)(ステップ−29)、前部本体1Aの走行駆動装置45へ前進指令を出力する(ステップ−30)。
【0087】
これにより、前部本体1Aと後部本体1Bはともに前進を続ける。
そして、前部本体EP検出センサ28の動作により前部本体1Aが、エンドポジション(走行終了位置)に到達したことを確認すると(ステップ−31)、前部本体1Aの走行駆動装置45への前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(ステップ−32)、後部本体EP検出センサ35の動作により後部本体1Bが、エンドポジション(走行終了位置)に到達したことを確認すると(ステップ−33)、後部本体1Bの走行駆動装置47への前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(ステップ−34)、乾燥用ノズル31,32およびブロワ装置33へ駆動停止指令を出力する(ステップ−35)。
【0088】
これにより図15(m)に示すように、前部本体1Aと後部本体1Bがともにエンドポジションへ停止し、各乾燥用ノズル31,32およびブロワ装置33の駆動が停止される。
【0089】
続いて出口信号灯43へ点灯指令を出力する(ステップ−36)。
これにより出口信号灯43が点灯し、図15(n)に示すように、車両2の運転者は車両2を退場させる。
【0090】
続いて車両2の退出を確認すると(ステップ−37)、出口信号灯43へ消灯指令を出力し(ステップ−38)、前部本体1Aの走行駆動装置45および後部本体1Bの走行駆動装置47へ後進指令を出力し(ステップ−39)、前部本体HP検出センサ27の動作により前部本体1Aが、ホームポジションに到達したことを確認すると(ステップ−40)、前部本体1Aの走行駆動装置45への後進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(ステップ−41)、後部本体HP検出センサ34の動作により後部本体1Bが、ホームポジションに到達したことを確認すると(ステップ−42)、後部本体1Bの走行駆動装置47への後進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力する(ステップ−43)。上記車両2の退出の確認は、たとえば車両2の車輪が移動したことを検出するセンサ等の動作により確認される。
【0091】
これにより図15(o)に示すように、前部本体1Aと後部本体1Bがともにホームポジションへ戻る。
続いて、進入センサ42により遮断機41の前に車両2が停止しており、その車高が洗車機本体1(前部本体1A,後部本体1B)へ進入可能な許容高さ以下であることを確認し(ステップ−44)、遮断機41へ開指令を出力し(ステップ−45)、進入表示灯24を点灯し(ステップ−46)、次の洗車に備える。
【0092】
これにより図15(p)に示すように、遮断機41が開かれ、次の車両2の進入が許可される。
またステップ−44において車両2の車高が許容できない高さのとき、停止表示灯25を点滅させて洗車できないことを報知する(ステップ−47)。この報知は車両2が進入センサ42により検出されている間続行される。
【0093】
なお、異常、たとえばトップブラシ14に発生すると、また挟まれ検出センサ40により物または人が検出されるとき、前部本体1Aと後部本体1Bの走行は停止され、各ブラシ13,14,18の駆動が停止され、各乾燥用ノズル31,32およびブロワ装置33が停止され、洗車機全ての動作が停止される。
【0094】
このように、前部本体1Aと後部本体1Bがそれぞれ別個に走行駆動され、図14(h)、図15(i)、図15(j)に示すように、洗浄中の洗浄手段と乾燥中の乾燥手段との距離を最大距離(設定離間距離)に離間することができ、よって洗浄中の水しぶきにより、乾燥が阻害されることを防止でき、乾燥の仕上がりを常に良好とすることができる。
【0095】
次に上記制御装置71の洗車シーケンス制御部81による異常発見時の異常画面の表示を図16のフローチャートにしたがって説明する。
洗車機本体1に異常、たとえばトップブラシ14の駆動装置(モータ等)に異常が発生したことを検出すると(ステップ−1)、ブザー67を鳴動させ(ステップ−2)、画像表示制御部83へ図8(a)に示す異常通報画面の表示指令を出力し(ステップ−3)、続いて画像表示制御部83へ異常内容と、実行している洗車コースのデータを出力する(ステップ−4)。これにより、画像表示制御部83により異常通報画面が表示される。なお、この異常通報画面が表示されている状態で、運転者またサービスステーションの作業員によりタッチパネル60が操作され、操作確認部82より入力したタッチパネル60のタッチ信号によりブザー停止操作ボタンの画像のタッチ信号を確認すると、ブザー67の鳴動を停止させる。
【0096】
そして、運転者またサービスステーションの作業員によりタッチパネル60が操作され、操作確認部82より入力したタッチパネル60のタッチ信号により「詳細」操作ボタンの画像のタッチ信号を確認すると(ステップ−5)、画像表示制御部83へ図8(b)に示す異常詳細画面の表示信号を出力し(ステップ−6)、続いて画像表示制御部83へ異常内容、洗車コースに加えて、どの位置での異常か、実行していた洗車動作のデータ(どのステップか)、前部本体1Aと後部本体1Bの走行位置(ホームホジションからの走行距離H,Hに相当するパルス数)のデータを出力する(ステップ−7)。これにより画像表示制御部83により異常詳細画面が表示される。この異常詳細画面が表示されている状態で、運転者またサービスステーションの作業員によりタッチパネル60が操作され、操作確認部82より入力したタッチパネル60のタッチ信号により「元の異常通報画面に戻る操作ボタン」のタッチ信号を確認すると(ステップ−8)、ステップ−3へ戻り、元の異常通報画面を表示させる。
【0097】
また上記ステップ−4に続いて、運転者またサービスステーションの作業員によりタッチパネル60が操作され、操作確認部82より入力したタッチパネル60のタッチ信号により発生した「原因」操作ボタンの画像のタッチ信号を確認すると(ステップ−9)、画像表示制御部83へ図8(c)に示す異常原因画面の表示指令を出力し(ステップ−10)、続いてメンテナンスデータ記憶部87を検索して画像表示制御部83へ具体的な異常内容とこの異常内容に対処するチェック項目のデータを出力する(ステップ−11)。これにより画像表示制御部83により異常原因画面が表示される。この異常原因画面が表示されている状態で、運転者またサービスステーションの作業員によりタッチパネル60が操作され、操作確認部82より入力したタッチパネル60のタッチ信号により「元の異常通報画面に戻る操作ボタン」のタッチ信号を確認すると(ステップ−12)、ステップ−3へ戻り、元の異常通報画面を表示させる。
【0098】
また異常原因画面が表示されている状態で、運転者またサービスステーションの作業員によりタッチパネル60が操作され、操作確認部82より入力したタッチパネル60のタッチ信号により「確認場所表示」操作ボタンの画像のタッチ信号を確認すると(ステップ−13)、あるいは上記ステップ−4に続いて、運転者またサービスステーションの作業員によりタッチパネル60が操作され、操作確認部82より入力したタッチパネル60のタッチ信号により「確認場所表示」操作ボタンの画像のタッチ信号を確認すると(ステップ−14)、画像表示制御部83へ図8(d)に示す確認場所表示画面の表示指令を出力し(ステップ−15)、続いてメンテナンスデータ記憶部87を検索して画像表示制御部83へ確認位置の図面のデータを出力する(ステップ−16)。これにより画像表示制御部83により確認場所表示画面が表示される。この確認場所表示画面が表示されている状態で、運転者またサービスステーションの作業員によりタッチパネル60が操作され、操作確認部82より入力したタッチパネル60のタッチ信号により「元の異常通報画面に戻る操作ボタン」のタッチ信号を確認すると(ステップ−17)、ステップ−3へ戻り、元の異常通報画面を表示させる。
【0099】
上記ステップ−4に続いて(異常通報画面が表示されている状態で)、運転者またサービスステーションの作業員によりタッチパネル60が操作され、操作確認部82より入力したタッチパネル60のタッチ信号により異常解除ボタンの画像のタッチ信号を確認すると(ステップ−18)、異常が回復されているかを確認し(ステップ−19)、確認すると画像表示制御部83へ図6(a)に示す待受画面の表示指令を出力し、待受画面を表示させ(ステップ−20)、終了する。画像表示制御部83により元の待受画面が表示される。異常が回復されていない場合、異常通報画面が表示されている状態が維持される。
【0100】
このように、異常が発生すると、異常通報画面が表示され、続いて選択により、異常詳細画面または異常原因画面または確認場所表示画面が表示される。
また制御装置71は、上記構成による機能に加えて、次の機能を有している。「洗車を実行した車両2の台数の表示」
洗車を実行する毎に、車両2の台数に1を加算するとともに、洗車日時を記憶し、所定の時刻毎に台数の統計をとり、表やグラフで液晶表示パネル59に表示する機能。
「異常履歴の表示」
発生した異常の履歴を上記洗車シーケンス制御部81において記憶し、液晶表示パネル59に異常の履歴を一括、表またはグラフで表示する機能。これにより、どの異常が多く発生しているかを確認できる。
「点検操作の表示」
点検操作の項目とその内容を予め記憶し、点検操作の項目の一覧を液晶表示パネル59に表示し、タッチパネル60のタッチ信号により選択された点検操作の項目の内容を液晶表示パネル59に表示する機能。これにより、点検操作をマニュアルを見ながら行う必要がなくなり、作業効率が改善される。
「状態確認機能の表示」
制御装置71からの出力の状態、操作ボックス23からの出力の状態、制御装置71に設定されているデータを液晶表示パネル59に表示する機能。これにより、制御装置71を構成する基板のLED(発光ダイオード)や設定用ディップスイッチの設定状態を確認する必要がなくなり、作業効率が改善される。
【0101】
以上の本実施の形態によれば、車両2と洗車機本体1は相対移動しながら、前部本体1Aに設けた洗浄手段による車両2の洗浄と、後部本体1Bに設けた乾燥手段による車両2の乾燥が、離れて実行されることにより、洗浄の際に発生する水しぶきにより乾燥の仕上がりが悪くなることを防止できる。
【0102】
また本実施の形態によれば、液晶表示パネル59に複数の洗車コース(洗車処理)の中から一つの洗車コースを選択可能な画面が少なくとも表示され、この液晶表示パネル59に表示された画面に基づいてタッチパネル60が操作されることにより、洗車処理の情報を含む自動洗車に必要な情報を、画面にしたがって入力でき、よって洗車機の操作性を改善でき、誰でも使いやすい洗車機を提供することができる。
【0103】
また本実施の形態によれば、図6に示すように、液晶表示パネル59の各操作画面にはそのときの操作に必要な操作ボタン(押釦)の画像が表示されることにより、操作がわかりやすくなり、誰でも操作で迷うことがなくなることから操作性を改善することができる。また条件によって操作ボタンが必要ない場合、画面にこのような必要でない操作ボタンの画像を表示しないようにすることができる。
【0104】
また本実施の形態によれば、図6に示すように、操作ボタン(押釦)位置の操作により操作ボタンのランプが点灯するように色が変化することにより、すなわち押釦の画像全体あるいは一部の色が変化して操作が表現されることにより、操作ボタン(押釦)の操作が受け付けられたことを確認できる。
【0105】
また本実施の形態によれば、操作画面として順に表示される洗車コース選択画面(洗車処理の選択画面)、被洗浄車両に装備されている装備品を入力する装備品選択画面、洗車開始を入力する確認画面(スタート操作画面)にしたがって操作することにより、必要な自動洗車のデータが入力され、洗車をスタートすることができ、よって誰でも簡単に洗車機の操作を行うことができる。
【0106】
また本実施の形態によれば、各センサの入力状態が表示されることにより、制御装置71を構成する入力基板のLED(発光ダイオード)をマニュアルでその位置を確認しながら見る手間をかけることなく、センサにより検出されている洗車機の状態を確認でき、またセンサの設置位置が表示されることにより、センサがどこに設置されているかをマニュアルを見ることなく確認でき、作業効率を改善することができる。また各センサの入力状態とセンサの設置位置がともに表示されることにより、洗車機の状態・状況を容易に迅速に把握することができる。
【0107】
また本実施の形態によれば、洗車機本体1に異常が発生したとき、この異常の状態、原因、対処方法、確認位置が表示されることにより、異常が発生しても異常の詳細な状況がわかりやすく表示され、マニュアルを見ることなく、異常の復旧に迅速に対処することができる。
【0108】
また本実施の形態によれば、洗車動作が開始されるとタイマーに設定された一定時間後に、スライドカバー62は動作されて操作パネル58の表面が覆われることにより、洗車動作により発生する水しぶきにより操作パネル58が濡れて異常が発生することを防止できる。
【0109】
また本実施の形態によれば、車両前進検出センサ66および前部本体車両検出センサ26による車両2の検出に基づいて、すなわち操作ボックス23近傍に被洗浄車両2が検出されると、スライドカバー62が外れて操作パネル58の表面が開放されることにより、自動洗車に必要なデータの入力を可能にすることができる。また上記2つのセンサ66,26がともに車両2を検出していることを条件としてスライドカバー62を開放していることにより、いわゆる「いたずら」によりスライドカバー62が開放されてしまうことを回避することができる。
【0110】
また本実施の形態によれば、操作ボックス23を洗車機本体1(前部本体1A)に取り付けていることにより、遮断器41の外方に操作パネルを配置した場合と比較して洗車機全体の設置スペースを削減することができ、スペースを効率的に使用することができる。
【0111】
また本実施の形態によれば、図6に示す操作画面に、操作段階の画面aが表示されることにより、操作手順をわかりやすくすることができ、また現在どのような操作を行っているかを運転者に報知することができる。
【0112】
また本実施の形態によれば、図6(b)の洗車コース選択画面において、洗車コースの画像に金額(洗車料金)を表示させることにより、洗車コースの洗車料金を改定するとき、シールなどで表示料金を変更する必要がなくなり、洗車コース選択画面における洗車料金の設定の変更のみで自動的に洗車料金を切り換えることができる。
【0113】
なお、本実施の形態では、操作ボタン(押釦)位置の操作により押釦の画像全体あるいは一部の色が変化することの一例として、操作ボタンのランプが点灯するように色を変化させているが、操作ボタン(押釦)の画像全体を変化させてもよい。
【0114】
また本実施の形態では、液晶表示パネル59に、洗車機本体1に設置されたセンサの入力状態とセンサの設置位置をともに表示できるようにしているが、洗車機本体1に設置されたセンサの入力状態またはセンサの設置位置の一方を表示するようにすることもできる。
【0115】
また本実施の形態では、液晶表示パネル59に、洗車機本体1に異常が発生したとき、この異常の状態、原因、対処方法、確認位置を表示できるようにしているが、洗車機本体1に異常が発生したとき、この異常の状態、原因、確認位置の少なくとも一つを表示するようにすることもできる。
【0116】
また本実施の形態では、洗車機本体1(前部本体1Aと後部本体1B)のみを移動させ、洗車機本体1と車両2を相対移動させて車両2の洗車を行っているが、前部本体1Aと後部本体1Bを接近・離間させながら移動させるとともに、ローラコンベヤ(車両移動手段)を用いて車両2を前後に移動させ、相対移動するようにすることもできる。また洗車機は、洗車機本体1を前部本体1Aと後部本体1Bに分離して独立して走行可能なタイプとしているが、洗車機は、分離していない公知の一体型のタイプであってもよく、また洗車機本体1を固定し、車両2をローラコンベヤなどの移動手段で移動させながら洗車を行う連続洗車機のタイプであってもよい。
【0117】
また本実施の形態では、操作ボックス23を洗車機本体1(前部本体1A)に取り付けているが、遮断機41の手前であってその前に停止した車両2から運転者が操作可能な位置に配置してもよい。また洗車機が連続洗車機のタイプのとき、操作ボックス23を、洗車機本体1に取り付けずに、ローラコンベヤなどの移動手段上に停止した車両2から運転者が操作可能な位置に配置してもよい。
【0118】
また本実施の形態では、一定走行(距離)である設定離間距離Lを最大離間距離としているが、最大離間距離に限ることはなく、前部本体1Aと後部本体1Bを接続するワイヤ6の長さの範囲で設定することができる。
【0119】
また本実施の形態では、前部本体1Aと後部本体1Bを接近・離間自在に接続する索体としてワイヤ6を使用しているが、ワイヤに限ることなく、チェーンなど他の索体を使用してもよい。
【0120】
また本実施の形態では、上記減速検出センサ38と接近検出センサ39にリミットスイッチを使用して構成しているが、接近検出手段を超音波センサや近接センサや光電センサなどにより構成することもできる。
【0121】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、洗車処理の情報を含む自動洗車に必要な情報を、画面にしたがって入力でき、よって洗車機の操作性を改善でき、誰でも使いやすい洗車機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における洗車機の概略側面図である。
【図2】同洗車機の正面図である。
【図3】同洗車機の本体の機器配置図である。
【図4】同洗車機の本体の機器配置図である。
【図5】同洗車機の操作ボックスの正面図である。
【図6】同洗車機の操作ボックスの操作パネルに表示される画面図である。
【図7】同洗車機の操作ボックスの操作パネルに表示される画面図である。
【図8】同洗車機の操作ボックスの操作パネルに表示される画面図である。
【図9】同洗車機の制御構成図である。
【図10】同洗車機の制御装置の洗車前制御部の動作を示すフローチャートである。
【図11】同洗車機の制御装置の洗車前制御部の動作を示すフローチャートである。
【図12】同洗車機の制御装置の洗車シーケンス制御部の動作手順を順に示すフローチャートである。
【図13】同洗車機の制御装置の洗車シーケンス制御部の動作手順を順に示すフローチャートである。
【図14】同洗車機の制御方法の手順を順に示す説明図である。
【図15】同洗車機の制御方法の手順を順に示す説明図である。
【図16】同洗車機の制御装置の洗車シーケンス制御部の異常検出時の動作手順を順に示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 洗車機本体
1A 前部本体
1B 後部本体
2 被洗浄車両
5 走行レール
10 車高・車両検出センサ
13 ロッカーブラシ
14 トップブラシ
18 サイドブラシ
23 操作ボックス
26 前部本体車両検出センサ
31 トップノズル
32 サイドノズル
45 前部本体走行駆動装置
46 前部本体エンコーダ
47 後部本体走行駆動装置
48 後部本体エンコーダ
58 操作パネル
59 液晶表示パネル
60 タッチパネル
62 スライドカバー
66 車両前進検出センサ
71 制御装置

Claims (2)

  1. 実行可能な複数の洗車処理の中から一つの洗車処理を選択し、この選択された洗車処理に基づいて、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら前記被洗浄車両に対して洗車を行う洗車機であって、
    前記洗車処理の操作画面が少なくとも表示される液晶表示パネルと、この液晶表示パネルの表面に配置されたタッチパネルから構成され、前記操作画面に基づいてタッチパネルを操作することにより、前記洗車機本体による自動洗車に必要な情報を操作入力する操作手段を設け、
    前記操作手段の表面を覆う覆い手段を設け、
    前記操作手段により入力された前記情報に基づいて通常の洗車処理を実行し、また洗車機本体に異常が発生したとき、これを検知して前記液晶表示パネルに異常発生の表示とその時の操作に必要な押釦の画像の表示を実行し、前記押釦の画像への入力に基づいて、前記液晶表示パネルに、この異常の状態、原因、異常に対処するためのチェック項目、確認場所表示画面として3Dの図面で表示される確認位置を表示させる制御装置を設け、
    前記制御装置は、前記洗車機本体による洗車動作を開始して一定時間後に、前記覆い手段を動作させて、前記操作手段の表面を前記覆い手段により覆わせること
    を特徴とする洗車機。
  2. 前記操作手段の近傍に被洗浄車両が位置していることを検出する車両検出手段を設け、
    前記制御装置は、前記車両検出手段により前記被洗浄車両が検出されると、前記覆い手段を動作させて、前記操作手段の表面を開放させること
    を特徴とする請求項1に記載の洗車機。
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