JP3891089B2 - 洗車機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば給油所に設置され、洗車に使用される洗車機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、洗車機は、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら、被洗浄車両に対して洗車を行うものであり、門型の走行可能な洗車機本体に、洗浄水や洗剤を噴霧しながら被洗浄車両をブラッシングする洗浄手段と、エアを被洗浄車両に吹き付けて乾燥する乾燥手段を備え、洗車機本体が被洗浄車両を跨いて往復走行しながら前記洗浄手段と乾燥手段を駆動することにより被洗浄車両の洗車を実行することが一般的である。
【0003】
このような洗車機では、洗浄手段と乾燥手段を同時に駆動すると、洗浄手段による洗浄時に発生する水しぶき(車両のブラッシング、および洗浄水や洗剤の噴霧により発生する水しぶき)の影響を受けて乾燥手段による乾燥性能が低下し、また乾燥手段により発生する風の影響を受けて洗浄手段による洗浄性能が低下するという問題があり、洗浄手段と乾燥手段との間に距離をとることとしている。このため洗車機本体が大型化して設置スペース等の問題が新たに発生することから、洗浄手段と乾燥手段との間に、比較的硬質で乾燥手段からの送風により折れ曲がることがない昇降自在なシャッターを設けることが試みられている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−29009号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、洗車機本体が被洗浄車両を跨いて走行するとき、シャッターが被洗浄車両に接触してしまわないように昇降させるため、洗車機本体に、シャッターの昇降駆動装置やセンサを別途設ける必要があり、コスト的にも好ましくなかった。
【0006】
そこで、本発明は、このようなシャッターを使用せずに、洗浄手段と乾燥手段を同時に駆動しても洗車の仕上がりが低下することを防止でき、また洗車能力の低下を防ぐことができる洗車機を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して洗車を行う洗車機であって、
前記洗車機本体を、前記被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体と、前記被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体に分離し、前記前部本体と後部本体をそれぞれ別個に走行可能とし、前記前部本体と後部本体との間に存在する物または人を検出する挟まれ検出手段を設け、この挟まれ検出手段の動作に応じて前記前部本体と後部本体の走行を制御することを特徴とするものである。
【0008】
上記構成によれば、被洗浄車両と洗車機本体は相対移動しながら、前部本体に設けた洗浄手段による被洗浄車両の洗浄と、後部本体に設けた乾燥手段による被洗浄車両の乾燥が、離れて実行され、よって洗浄手段と乾燥手段を同時に駆動しても、乾燥手段が洗浄の際に発生する水しぶきの影響を受けることがなくなり、また洗浄手段が乾燥手段の送風の影響を受けることがなくなることから、洗車の仕上がりが悪くなることが防止され、また離れて移動する前部本体と後部本体の間に物または人の存在が挟まれ検出手段により検出されると、この検出に応じて前部本体と後部本体の走行が制御される。
【0009】
また請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明であって、前記前部本体と後部本体が接近しているかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段により前記前部本体と後部本体とが接近していると判定され、かつ前記挟まれ検出手段により物または人が検出されると、前記前部本体と後部本体の走行を停止させる制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
上記構成によれば、前部本体と後部本体が接近しているときに、離れて移動する前部本体と後部本体の間に物または人の存在が挟まれ検出手段により検出されると、この検出に応じて前部本体と後部本体の走行が停止される。このように、前部本体と後部本体が接近していないときは、前部本体と後部本体の間に物または人が挟まれる恐れはないことから、挟まれ検出手段により物または人の存在が検出されても走行は停止されず、洗車動作の中断が回避される。
【0011】
また請求項3に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明であって、前記判定手段は、前記前部本体と後部本体との間の距離が予め設定された一定距離以下となっているかどうかを判定し、前記制御手段は、前記判定手段により前記前部本体と後部本体との間の距離が予め設定された一定距離以下で、前記前部本体と後部本体とが接近していると判定され、かつ前記挟まれ検出手段により物または人が検出されると、前記前部本体と後部本体の走行を停止させることを特徴とするものである。
【0012】
上記構成によれば、前部本体と後部本体が接近しており、かつ前部本体と後部本体間の距離が一定距離以下のときに、前記挟まれ検出手段により物または人が検出されると、前記前部本体と後部本体の走行が停止され、人が前部本体と後部本体間に挟まれる危険が回避される。このように、前部本体と後部本体が接近していても、前部本体と後部本体間の距離が一定距離より離れていると、前部本体と後部本体との間に物または人が挟まれる恐れは少ないことから、挟まれ検出手段により物または人の存在が検出されても走行は停止されず、洗車動作の中断が回避される。
【0013】
また請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明であって、前記挟まれ検出手段を透過型光電検出手段により構成したことを特徴とするものである。
【0014】
上記構成によれば、挟まれ検出手段が透過型光電検出手段により構成されることにより、最も感度よく物または人が検出される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施の形態における洗車機の側面図、図2は同洗車機の正面図、図3と図4は同洗車機内の機器の配置図である。図示する洗車機は、ドライブスルータイプの洗車機(前方から洗車機本体内へ進入した被洗浄車両を洗車終了後に後方へ通り抜け退場させる方式のセルフ洗車機)としている。
【0016】
図1〜図4において、1は被洗浄車両である車両2を跨ぎ、車両2の前後方向に走行する門型の洗車機本体であり、洗車機本体1は、車両2の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体1Aと、車両2の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体1Bに分離され、それぞれ複数個の輪体3を介して床面4に敷設された一対のレール5の上をそれぞれ別個に走行可能とされている。また前部本体1Aと後部本体1Bは、ワイヤ(索体)6により接近・離間自在に接続されている。また前部本体1Aの後端の両側には、後述するアーチを取り付けるためのパネル9が突設され、また前部本体1Aの正面上部に、車両2の存在および車両2の車高を検出する超音波センサからなる車両検出センサ10が設けられている。
【0017】
上記パネル9を含む前部本体1A内には、上記車両2の洗浄手段として、前面より順に、前端部上方に配置され、高圧水を車両2の上方から車両2へ噴射する高圧水スプレーノズル11と、洗浄水(リンス)を車両2の上面と両側面へ噴射する第1洗浄水(プレリンス)アーチ12と、洗車機本体1の走行方向と直角な左右方向に出退自在で車両2のタイヤおよび下部側面を洗浄する左右一対のロッカーブラシ13と、上下方向に移動自在で被洗浄車両2の上面を洗浄するトップブラシ14と、通常の洗剤を車両2の上面へ噴射する第1洗剤(前洗剤)アーチ15と、洗浄水(リンス)を車両2の上面と両側面へ噴射する第2洗浄水(ファイナルリンス)アーチ16と、ワックス液(下地ワックス)を車両2の上面と両側面へ噴霧する第1ワックスアーチ17と、左右方向に横行自在で車両2の前後面および両側面を洗浄する一対のサイドブラシ18と、後部車体1Bの近くに配置され、高発泡洗剤を車両2の上面へ噴霧する高発泡洗剤アーチ19と、撥水コート液を車両2の上面と両側面へ噴霧する撥水コートアーチ20と、通常の洗剤を車両2の上面と両側面へ噴射する第2洗剤(後洗剤)アーチ21と、ワックス液(仕上げワックス)を車両2の上面と両側面へ噴霧する第2ワックスアーチ22が設けられている。上記ロッカーブラシ13とトップブラシ14とサイドブラシ18によりブラッシング手段が構成され、高圧水スプレーノズル11と第1洗浄水アーチ12と第1洗剤アーチ15と第2洗浄水アーチ16と第1ワックスアーチ17と高発泡洗剤アーチ19と撥水コートアーチ20と第2洗剤アーチ21と第2ワックスアーチ22によりスプレー装置が構成されている。
【0018】
また前部本体1Aの前端部に、前方に突出させて、起動、停止指令や洗車モードなどを入力する操作スイッチなどが配列された操作ボックス23が設けられ、さらに車両2の運転者に車両2の進入および停止を報知する手段として、緑色ランプからなる進入信号灯24と赤色ランプからなる停止信号灯25が設けられている。また前部本体1Aの下端には、前部本体1がホームポジション(走行開始位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる前部本体HP検出センサ27と前部本体1Aがエンドポジション(走行終了位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる前部本体EP検出センサ28が設けられている。またサイドブラシ18には、サイドブラシ18が車両2に接触して傾いたことにより動作して車両2を検出するリミットスイッチからなる車体検出センサ29(図5)が設けられている。また図4に示すように、前部本体1Aと後部本体1B間に、給電およびデータの授受に使用される配線を支持するアーム30が設けられている。
【0019】
また後部本体1B内には、車両2の乾燥手段として、上下方向に移動自在で被洗浄車両2の上面を乾燥するトップノズル31と、左右方向に横行自在で車両2の両側面を乾燥する左右一対のサイドノズル32が設けられ、さらに両ノズル31,32に同時に連通して風を供給する左右一対のブロワ装置33が設けられている。また後部本体1Bの下端には、後部本体1Bがホームポジション(走行開始位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる後部本体HP検出センサ34と後部本体1Bがエンドポジション(走行終了位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる後部本体EP検出センサ35が設けられ、さらに後部本体1Bの後端には、車両2の後端を検出する光電センサからなる後端検出センサ36が設けられている。
【0020】
また図4に示すように、前部本体1Aと後部本体1Bとの閉限・開限を検出する検出手段として、後部本体1Bの前端から前部本体1Aに向けて一対の被検出体37Aが突出され、前部本体1Aにこれら一対の被検出体37Aを支持案内する案内レール37Bが設けられ、前部本体1Aの前端に一方の被検出体37Aの先端の進入により動作するリミットスイッチからなる減速用の閉限減速検出センサ38と停止用の閉限停止検出センサ39が設けられ、また前部本体1Aの後端に他方の被検出体37Aの先端の後退により動作するリミットスイッチからなる減速用の開限減速検出センサ49と停止用の開限停止検出センサ50が設けられている。
【0021】
また前部本体1Aと後部本体1B間における物や人の存在を検出する挟まれ検出手段として、複数のセット(図3では2セット)の透過型光電センサ(透過型光電検出手段の一例)からなる挟まれ検出センサ40(投光器40A,受光器40B)が設けられている。この挟まれ検出センサ40の投光器40Aは後部本体1Bに,挟まれ検出センサ40の受光器40Bは前部本体1Aに設けられている。
【0022】
また図1に示すように、走行レール5の先端前方に、車両2の洗車位置への進入をコントロールする遮断機41と、車両2を検出するとともに車高が洗車機本体1の制限高さ以下の車両2であるかどうかを検出する進入センサ42が設けられ、また走行レール5の後端後方には車両2の運転者へ洗車終了による退場(洗車位置からの脱出)を促す出口信号灯43が設けられている。
【0023】
また前部本体1Aには、前部本体1Aの輪体3の回転軸に連結され、輪体3を駆動することにより前部本体1Aを走行させる前部本体走行駆動装置(走行モータを含む)45(図5)と、輪体3の回転を検出する前部本体エンコーダ46(図5)が設けられ、また同様に後部本体1Bには、後部本体1Bの輪体3の回転軸に連結され、輪体3を駆動することにより後部本体1Bを走行させる後部本体走行駆動装置(走行モータを含む)47(図5)と、輪体3の回転を検出する後部本体エンコーダ48(図5)が設けられている。上記前部本体走行駆動装置45と後部本体走行駆動装置48は、それぞれ走行モータとこの走行モータ用インバータから構成され、インバータは後述する前進指令、後進指令に応じて走行モータを駆動して本体1A,1Bを所定速度で前進または後進させ、後述する減速指令に応じて走行速度を減速させる。なお、前進指令と後進指令をともに入力していないときは停止させる。
【0024】
上記構成の洗車機の制御構成図を図5に示す。
前部本体1Aに内蔵されたマイクロコンピュータからなる制御装置(制御手段の一例)51が設けられ、この制御装置51は、洗車機全体の動作を統括するとともに、進入信号灯24と停止信号灯25と遮断機41と出口信号灯43を駆動するシーケンス制御部52と、後述するシーケンス制御部52から指令される、前部本体1Aの前進指令,後進指令、後部本体1Bの前進指令,後進指令に応じて前部本体走行駆動装置45と後部本体走行駆動装置47を駆動して前部本体1Aと後部本体1Bの走行を制御する走行制御部53と、後述するシーケンス制御部52から指令されるブラシの駆動指令に応じてロッカーブラシ13とトップブラシ14とサイドブラシ18とスプレー装置を駆動する洗浄制御部54と、後述するシーケンス制御部52から指令されるノズル等の駆動指令に応じてトップノズル31とサイドノズル32とブロワ装置33を駆動する乾燥制御部55から構成されている。前記洗浄制御部54は、後述する車両2の形状のデータと前部本体1AのHP位置からの走行距離Hのデータに基づいてトップブラシ14を車両2の形状に合わせて昇降する機能と、ロッカーブラシ13とサイドブラシ18を車両2に所定の接触圧で接触させる機能と、選択される洗車のモードやコースおよびブラシ13,14,18の駆動に合わせてスプレー装置を駆動する機能を有している。また乾燥制御部55は、後述する車両2の形状のデータと後部本体1BのHP位置からの走行距離Hのデータに基づいてトップノズル31を車両2の形状に合わせて昇降する機能を有している。
【0025】
前記制御装置51のシーケンス部52に、操作ボックス23からの起動、停止などの操作信号と、車両検出センサ10、前部本体HPセンサ27、前部本体EPセンサ28、車体検出センサ29、後部本体HPセンサ34、後部本体EPセンサ35、後端検出センサ36、閉限減速検出センサ38、および進入センサ42の検出信号が入力され、また制御装置51の走行制御部52に、前部本体HPセンサ27、前部本体EPセンサ28、後部本体HPセンサ34、後部本体EPセンサ35、閉限減速検出センサ38、閉限停止検出センサ39、挟まれ検出センサ40、開限減速検出センサ49、および開限停止検出センサ50の検出信号と、前部本体エンコーダ46、および後部本体エンコーダ48のパルス信号が入力されている。
【0026】
上記制御装置51の走行制御部52の動作を、図6のブロック図に基づいて説明する。
図6において、61は前部本体HPセンサ27の検出信号によりリセットされ前部本体エンコーダ46のパルス信号をカウントすることにより前部本体1Aのホームポジション(HP)からの走行距離Hを検出する前部本体走行距離検出部、62は後部本体HPセンサ34の検出信号によりリセットされ後部本体エンコーダ48のパルス信号をカウントすることにより後部本体1Bのホームポジション(HP)からの走行距離Hを検出する後部本体走行距離検出部であり、これら検出部61,62により検出される走行距離H,Hに基づいて、前部本体1Aと後部本体1Bとの間の距離が縮まっていること、すなわち前部本体1Aと後部本体1Bが接近していることを判定する収縮判定部63と、前部本体1Aと後部本体1Bとの間の距離が予め設定された一定距離α以下となったことを判定する接近判定部64と、前部本体1Aと後部本体1Bとの間の距離が予め設定された一定距離(設定離間距離)L以上となったことを検出する離間距離検出部65が設けられている。また離間距離検出部65により一定距離L以上となったことが検出されると、離間距離L検出信号がシーケンス制御部52へ出力される。また検出部61,62により検出される走行距離H,Hのデータがシーケンス制御部52へ出力され、検出部61により検出される前部本体1のHP位置からの走行距離Hのデータが洗浄制御部53へ出力され、検出部62により検出される後部本体1BのHP位置からの走行距離Hのデータが乾燥制御部55へ出力される。
【0027】
また異常停止インターロック信号として、収縮判定部63が動作し、かつ接近判定部64が動作し、かつ挟まれ検出センサ40が動作しているとき、すなわち前部本体1Aと後部本体1Bとの間の距離が縮まっており、かつ前部本体1Aと後部本体1Bとの間の距離が一定距離α以下に縮まっている場合に、挟まれ検出センサ40により物または人が検出されるとき、または閉限停止検出センサ39の検出信号がオンのとき(前部本体1Aと後部本体1Bが限界まで接近しているとき)、または開限停止検出センサ50の検出信号がオンのとき(前部本体1Aと後部本体1Bが限界まで距離が離れているとき)、オンとなる異常停止信号eが形成されている。またこの異常停止信号eはシーケンス制御部52へ出力される。
【0028】
またシーケンス制御部52より、前部本体前進指令が入力され、かつ前部本体EPセンサ28の検出信号がオフ、すなわちエンドポジションEPに前部本体1Aが到達してなく、かつ異常停止信号eがオフのときに、前部本体走行駆動装置45へ前進指令が出力され、また前部本体後進指令が入力され、かつ前部本体HPセンサ27の検出信号がオフ、すなわちホームポジションHPに前部本体1Aが到達してなく、かつ異常停止信号eがオフのときに、前部本体走行駆動装置45へ後進指令が出力される。また閉限減速検出センサ38の検出信号のとき、または開限減速検出センサ49の検出信号のとき、減速信号が前部本体走行駆動装置45へ出力される。
【0029】
またシーケンス制御部52より、後部本体前進指令が入力され、かつ後部本体EPセンサ35の検出信号がオフ、すなわちエンドポジションEPに後部本体1Bが到達してなく、かつ異常停止信号eがオフのときに、後部本体走行駆動装置47へ前進指令が出力され、また後部本体後進指令が入力され、かつ後部本体HPセンサ34の検出信号がオフ、すなわちホームポジションHPに後部本体1Bが到達してなく、かつ異常停止信号eがオフのときに、後部本体走行駆動装置47へ後進指令が出力される。また閉限減速検出センサ38の検出信号のとき、または開限減速検出センサ49の検出信号のとき、減速信号が後部本体走行駆動装置47へ出力される。
【0030】
上記収縮判定部63と接近判定部64により、前部本体走行距離検出部61と後部本体走行距離検出部62により検出されている走行距離H,Hに基づいて、前部本体1Aと後部本体1Bとの間の距離が予め設定された一定距離α以下で、かつ前部本体1Aと後部本体1Bが接近しているかどうかを判定する判定手段が構成されている。
【0031】
このように走行制御部53の動作により、シーケンス制御部52から指令される、前部本体1Aの前進指令,後進指令、後部本体1Bの前進指令,後進指令に応じて前部本体走行駆動装置45と後部本体走行駆動装置47が駆動され前部本体1Aと後部本体1Bの走行が制御されるとともに、上記異常停止信号eがオンとなると、これら指令はオフとなり前部本体1Aと後部本体1Bの走行が停止される。すなわち、前部本体1Aと後部本体1Bとの間の距離が縮まっており、かつ前部本体1Aと後部本体1Bとの間の距離が一定距離α以下に縮まっている場合に、挟まれ検出センサ40の動作を確認し、挟まれ検出センサ40により物または人が検出されると、あるいは前部本体1Aと後部本体1Bが最接近すると、あるいは前部本体1Aと後部本体1Bが限界まで離れると、前部本体1Aと後部本体1Bの走行が停止される。
【0032】
上記制御装置51のシーケンス制御部51は、走行制御部53より入力した検出部61により検出される前部本体1Aの走行距離Hのデータと車両検出センサ10により検出される車両2の車高のデータにより車両2の形状を認識するとともに、車両2の先端位置を前部本体1Aの走行距離Hのデータと検出部61により検出される走行距離Hのデータより認識し、また認識した車両2の形状のデータ(前部本体1Aの走行距離Hのデータ−車両2の車高のデータ)を洗浄制御部54と乾燥制御部55へ出力している。
【0033】
この制御装置51のシーケンス制御部51による前部本体1Aと後部本体1Bとブラシ13,14,18と乾燥用ノズル31,32の動作を、図7,図8のフローチャートおよび図9,図10に示す動作説明図に基づいて説明する。なお、前部本体1Aと後部本体1BはホームポジションHPに停止し、操作ボックス23により洗車に必要な洗車モードが設定され、図9(a)に示すように、開放された遮断機41を通って車両2が進入してきているものとする(このとき、進入信号灯24は点灯している)。また一対のサイドブラシ18は閉じた状態になっているものとする。また選択される洗車のモードやコースおよびブラシ13,14,18の駆動に合わせて駆動されるスプレー装置の駆動の説明は省略している。
【0034】
まず、車両検出センサ10により車両2が洗車位置まで進入してきたことを確認すると(ステップ−1)、停止信号灯25を点灯し、進入信号灯24を消灯して車両2の停止を報知する(ステップ−2)。続いて操作ボックス23により洗車に必要な洗車モードが設定され、洗車モードを確認すると(ステップ−3)、遮断機41へ閉指令を出力し(ステップ−4)、次に洗浄制御部54へブラシ13,14,18の回転指令信号を出力し(ステップ−5)、続いてロッカーブラシ11による洗車指令信号を出力し(ステップ−6)、走行制御部53へ前部本体1Aの前進指令を出力する(ステップ−7)。
【0035】
これにより停止信号灯25の点灯により車両2が停止位置へ停止され、洗浄制御部54により、前記回転指令信号に応答してブラシ13,14,18が回転駆動され、図9(b)に示すように、遮断機41が閉じられて次の車両2の進入が阻止され、走行制御部53により前部本体1Aの前進が開始され、洗浄制御部54によりロッカーブラシ11による車両2のタイヤと側面下部の洗浄が実行される。
【0036】
さらに前部本体1Aが、設定離間距離{一定走行(距離)の一例;前部本体1Aと後部本体1B間の最大離間距離を設定している}L移動して、走行制御部53より離間距離L検出信号を入力すると(ステップ−8)、走行制御部53へ後部本体1Bの前進指令を出力する(ステップ−9)。これにより走行制御部53により前部本体1Aと後部本体1B間に最大の離間距離Lが設けられた状態で、後部本体1Bがともに前進を開始する。
【0037】
続いて図9(c)に示すように、サイドブラシ18が車両2の前面に接触して傾いたことにより動作する車体検出センサ29の検出信号を入力すると(ステップ−10)、走行制御部53へ出力している前進指令をオフとし、すなわち前部本体1Aと後部本体1Bの停止指令を出力し(ステップ−11)、続いて前部本体1Aの後進指令を出力し(ステップ−12)、車体検出センサ29の信号がオフとなると(ステップ−13)、前部本体1Aの後進指令をオフとし、すなわち前部本体1Aの停止指令を出力し(ステップ−14)、洗浄制御部53へサイドブラシ18の開指令を出力する(ステップ−15)。
【0038】
これにより前部本体1Aと後部本体1Bは前進した後、車体検出センサ29の信号により停止し、続いて前部本体1Aが後進し、図9(d)に示すようにサイドブラシ18が接触した状態となったときに停止し、サイドブラシ18により車両2の前面が洗浄される。
【0039】
続いてトップブラシ14が車両2の先端に位置するように、走行制御部53へ前部本体1Aの後進指令を出力し(ステップ−16)、洗浄制御部54へトップブラシ14の下降指令を出力する(ステップ−17)。
【0040】
これにより、前部本体1Aが後進し、トップブラシ14が車両2に向けて下降する。
そして前部本体1Aの走行距離Hにより車両2の先端位置にトップブラシ14が位置したことを確認すると(ステップ−18)、走行制御部53へ前部本体1Aの停止指令を出力する(ステップ−19)。
【0041】
これにより図9(e)に示すように、前部本体1Aが、トップブラシ14が車両2の先端に位置した状態で停止する。このときサイドブラシ18は開状態にあり、前部本体1Aと後部本体1Bとの距離は前部本体1Aが後進した距離だけ縮まっている。
【0042】
続いて、洗浄制御部54へトップブラシ14とサイドブラシ18の洗車指令信号を出力し(ステップ−20)、走行制御部52へ前部本体1Aの前進指令を出力する(ステップ−21)。
【0043】
これにより図9(f)に示すように、トップブラシ14とサイドブラシ18により車両2の上面および両側面の洗浄を実行しながら前部本体1Aは前進を開始する。さらに前部本体1Aが、前進して設定離間距離L離れて、走行制御部53より離間距離L検出信号を入力すると(ステップ−22)、走行制御部53へ後部本体1Bの前進指令を出力する(ステップ−23)。
【0044】
これにより図9(g)に示すように、後部本体1Bの移動が開始される。
続いて、乾燥制御部55へ乾燥用ノズル31,32のブロワ装置33の送風指令を出力し(ステップ−24)、乾燥制御部55へ乾燥用ノズル31,32の駆動指令を出力する(ステップ−25)。
【0045】
これにより図9(h)、図10(i)に示すように、トップノズル31は車両2の先端まで下降し、乾燥用ノズル31,32による車両2の上面と両側面の乾燥が開始される。このとき、ブラシ13,14,18による車両2の洗浄が実行されており、ブラシ13,14,18と乾燥用ノズル31,32との距離は設定離間距離(最大離間距離)Lとされている。
【0046】
続いて、サイドブラシ18が車両2の背面まで移動し、背面へ回って車両2の背面の洗浄が終了すると(ステップ−26)、走行制御部53へ前部本体1Aの停止指令を出力し(ステップ−27)、洗浄制御部54へ各ブラシ13,14,18へ駆動停止指令を出力する(ステップ−28)。
【0047】
これにより図10(j)に示すように、サイドブラシ18が車両2の背面に位置する状態で前部本体1Aが停止し、各ブラシ13,14,18の駆動が停止される。また図10(l)に示すように、乾燥用ノズル31,32による車両2の乾燥が実行されながら、後部本体1Bは前進を続ける。
【0048】
続いて閉限減速検出センサ38の動作を確認すると(後部本体1Bが前部本体1Aへ接近すると)(ステップ−29)、走行制御部53へ前部本体1Aの前進指令を出力する(ステップ−30)。
【0049】
これにより、前部本体1Aと後部本体1Bはともに前進を続ける。
そして、前部本体EP検出センサ28の動作により前部本体1Aが、エンドポジション(走行終了位置)に到達したことを確認すると(ステップ−31)、走行制御部53へ出力していた前部本体1Aの前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(ステップ−32)、後部本体EP検出センサ35の動作により後部本体1Bが、エンドポジション(走行終了位置)に到達したことを確認すると(ステップ−33)、走行制御部53へ出力していた後部本体1Bの前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(ステップ−34)、乾燥制御部55へ乾燥用ノズル31,32およびブロワ装置33の駆動停止指令を出力する(ステップ−35)。
【0050】
これにより図10(m)に示すように、前部本体1Aと後部本体1Bがともにエンドポジションへ停止し、各乾燥用ノズル31,32およびブロワ装置33の駆動が停止される。
【0051】
続いて出口信号灯43へ点灯指令を出力する(ステップ−36)。
これにより出口信号灯43が点灯し、図10(n)に示すように、車両2の運転者は車両2を退場させる。
【0052】
続いて車両2の退出を確認すると(ステップ−37)、出口信号灯43へ消灯指令を出力し(ステップ−38)、走行制御部53へ前部本体1Aおよび後部本体1Bの後進指令を出力し(ステップ−39)、前部本体HP検出センサ27の動作により前部本体1Aが、ホームポジションに到達したことを確認すると(ステップ−40)、走行制御部53へ出力していた前部本体1Aの後進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(ステップ−41)、後部本体HP検出センサ34の動作により後部本体1Bが、ホームポジションに到達したことを確認すると(ステップ−42)、走行制御部53へ出力していた後部本体1Bの後進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力する(ステップ−43)。上記車両2の退出の確認は、たとえば車両2の車輪が移動したことを検出するセンサ等の動作により確認される。
【0053】
これにより図10(o)に示すように、前部本体1Aと後部本体1Bがともにホームポジションへ戻る。
続いて、進入センサ42により遮断機41の前に車両2が停止しており、その車高が洗車機本体1(前部本体1A,後部本体1B)へ進入可能な許容高さ以下であることを確認し(ステップ−44)、遮断機41へ開指令を出力し(ステップ−45)、進入表示灯24を点灯し(ステップ−46)、次の洗車に備える。
【0054】
これにより図10(p)に示すように、遮断機41が開かれ、次の車両2の進入が許可される。
またステップ−44において車両2の車高が許容できない高さのとき、停止表示灯25を点滅させて洗車できないことを報知する(ステップ−47)。この報知は車両2が進入センサ42により検出されている間続行される。
【0055】
なお、走行制御部53より上記異常停止信号eを入力すると、洗浄制御部54と乾燥制御部55へ動作停止指令が出力され、洗車機全ての動作が停止される。
このように、前部本体1Aと後部本体1Bがそれぞれ別個に走行駆動され、図9(h)、図10(i)、図10(j)に示すように、洗浄中の洗浄手段と乾燥中の乾燥手段との距離を最大距離(設定離間距離)Lに離間することができ、よって洗浄中の水しぶきにより、乾燥が阻害されることを防止でき、乾燥の仕上がりを常に良好とすることができ、また乾燥中の送風により洗浄が阻害されることを防止でき、洗浄を常に良好とすることができる。
【0056】
以上の本実施の形態によれば、車両2と洗車機本体1は相対移動しながら、前部本体1Aに設けた洗浄手段による車両2の洗浄と、後部本体1Bに設けた乾燥手段による車両2の乾燥が、離れて実行されることにより、洗浄手段と乾燥手段を同時に駆動しても、乾燥手段が洗浄の際に発生する水しぶきの影響を受けることがなくなり、また洗浄手段が乾燥手段の送風の影響を受けるがなくなることから、洗車の仕上がりが悪くなることを防止できる。また洗浄手段と乾燥手段を同時に駆動することにより、1往路で洗車を終了することができ、洗車時間を短縮でき、洗車効率を向上させることができる。
【0057】
また本実施の形態によれば、前部本体1Aと後部本体1Bとの間の距離が縮まっており(接近しており)、かつ前部本体1Aと後部本体1Bとの間の距離が一定距離α以下に縮まっている場合に、挟まれ検出センサ40の動作を確認し、挟まれ検出センサ40により物または人が検出されると、前部本体1Aと後部本体1Bの走行が停止されることにより、前部本体1Aと後部本体1Bとの間の距離が縮まっていないときは、前部本体1Aと後部本体1Bとの間に物または人が挟まれる恐れはないことから、挟まれ検出センサ40により物または人の存在が検出されても走行動作は停止されず、よって洗車動作の中断を回避することができ、洗車能力の低下を防止することができる。さらに前部本体1Aと後部本体1Bとの間の距離が縮まっていても、前部本体1Aと後部本体1Bとの距離が一定距離αより離れていると、前部本体1Aと後部本体1Bとの間に物または人が挟まれる恐れは少ないことから、挟まれ検出センサ40により物または人の存在を検出しても走行は停止されず、よって洗車動作の中断を回避することができ、洗車能力の低下を防止することができる。
【0058】
また前部本体1Aと後部本体1Bとの間の距離が一定距離α以下に縮まってから、挟まれ検出センサ40を構成する光電センサにより前部本体1Aと後部本体1Bとの間の物または人を検出すればよいことから、光電センサは光軸のズレの影響や水しぶきなどの影響で誤検出を発生する恐れが少なくなり、光電センサに汎用タイプを使用でき、コストを低減することができる。なお、光電センサにより長い距離で物または人の存在を検出する際には、光軸のブレにより誤動作が発生しやすくなり、また水しぶきあるいは冬季に使用する温水の湯気により誤検出が発生しやすくなり、光電センサに高感度、高出力タイプを用いることが必要となるが、これら高感度、高出力タイプの光電センサは高額であり、また他のセンサへの影響を与える恐れがある。
【0059】
また本実施の形態によれば、挟まれ検出センサ40が非接触式の透過型光電検出手段により構成されることにより、接触式の検出手段の場合と比較して感度よく検出時間が短く、前部本体1Aと後部本体1Bとの間に物や人が挟まれる危険を少なくすることができる。
【0060】
また本実施の形態によれば、前部本体1Aと後部本体1Bが接近し、閉限減速検出センサ38が動作すると、走行中の前部本体1A,後部本体1Bは減速し、閉限停止検出センサ39が動作すると、走行中の前部本体1A,後部本体1Bが停止されることにより、前部本体1Aと後部本体1Bの接触を回避することができる。また前部本体1Aと後部本体1Bが離れて、開限減速検出センサ49が動作すると、走行中の前部本体1A,後部本体1Bは減速し、開限停止検出センサ50が動作すると、走行中の前部本体1A,後部本体1Bが停止されることにより、前部本体1Aと後部本体1Bが完全に離れてしまい、アーム30やワイヤ6が破損し、前部本体1Aと後部本体1Bの制御を続行できなくなる恐れを回避することができる。
【0061】
また本実施の形態によれば、操作ボックス23を洗車機本体1(前部本体1A)に取り付けていることにより、遮断器41の外方に操作ボックスを配置した場合と比較して洗車機全体の設置スペースを削減することができ、スペースを効率的に使用することができる。
【0062】
なお、本実施の形態では、前部本体1Aと後部本体1Bとの間の距離が縮まっており、かつ前部本体1Aと後部本体1Bとの間の距離が一定距離α以下に縮まっている場合に、挟まれ検出センサ40の動作を確認しているが、前部本体1Aと後部本体1Bとの間の距離が縮まっているとき、すなわち前部本体1Aと後部本体1Bが接近しているときに、挟まれ検出センサ40の動作を確認し物または人が検出されると、前部本体1Aと後部本体1Bの走行を停止するようにしてもよい。
【0063】
また本実施の形態では、判定手段は、前部本体エンコーダ46のパルスをカウントする前部本体走行距離検出部61と後部本体エンコーダ48のパルスをカウントする後部本体走行距離検出部62により検出されている走行距離H,Hに基づいて上記判定を実行しているが、このようなエンコーダ46,48、走行距離検出部61,62より検出される走行距離に限ることはなく、前部本体1Aと後部本体1Bとの間の距離を超音波センサなどの他の距離センサで測定し、あるいは前部本体1Aまたは後部本体1Bの一方に他方の後部本体1Bまたは前部本体1Aを検出する、検出距離の異なる近接センサや反射型光電センサを複数設け、これら近接センサや光電センサのオン・オフを確認することにより、予め設定された一定距離α以下で、かつ前部本体1Aと後部本体1Bが接近しているかどうかを判定するようにしてもよい。
【0064】
また本実施の形態では、洗車機本体1(前部本体1Aと後部本体1B)のみを移動させ、洗車機本体1と車両2を相対移動させて車両2の洗車を行っているが、前部本体1Aと後部本体1Bを接近・離間させながら移動させるとともに、ローラコンベヤ(車両移動手段)を用いて車両2を前後に移動させ、相対移動するようにすることもできる。
【0065】
また本実施の形態では、挟まれ検出手段を非接触式の透過型光電検出手段により構成しているが、接触式のリミットスイッチや圧力スイッチなどにより構成することも可能である。
【0066】
また本実施の形態では、操作ボックス23を洗車機本体1(前部本体1A)に取り付けているが、遮断機41位置にリモート操作ボックスあるいはパネルとして配置することも可能である。
【0067】
また本実施の形態では、一定走行(距離)である設定離間距離Lを最大離間距離としているが、最大離間距離に限ることはなく、前部本体1Aと後部本体1Bを接続するワイヤ6の長さの範囲で設定することができる。
【0068】
また本実施の形態では、前部本体1Aと後部本体1Bを接近・離間自在に接続する索体としてワイヤ6を使用しているが、ワイヤに限ることなく、チェーンなど他の索体を使用してもよい。
【0069】
また本実施の形態では、上記閉限減速検出センサ38と閉限停止検出センサ39と開限減速検出センサ49と開限停止検出センサ50にリミットスイッチを使用して構成しているが、超音波センサや近接センサや光電センサなどにより構成することもできる。
【0070】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、離れて移動する前部本体と後部本体の間に物または人の存在が挟まれ検出手段により検出されると、この検出に応じて前部本体と後部本体の走行が制御されることにより、前部本体と後部本体の間に物や人が挟まれる恐れを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における洗車機の概略側面図である。
【図2】同洗車機の正面図である。
【図3】同洗車機の本体の機器配置図である。
【図4】同洗車機の本体の機器配置図である。
【図5】同洗車機の制御構成図である。
【図6】同洗車機の制御装置の走行制御部のブロック図である。
【図7】同洗車機の制御方法の手順を順に示すフローチャートである。
【図8】同洗車機の制御方法の手順を順に示すフローチャートである。
【図9】同洗車機の制御方法の手順を順に示す説明図である。
【図10】同洗車機の制御方法の手順を順に示す説明図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体
1A 前部本体
1B 後部本体
2 被洗浄車両
5 走行レール
10 車両検出センサ
13 ロッカーブラシ
14 トップブラシ
18 サイドブラシ
23 操作ボックス
27 前部本体HP検出センサ
28 前部本体EP検出センサ
29 車体検知センサ
31 トップノズル
32 サイドノズル
34 後部本体HP検出センサ
35 後部本体EP検出センサ
36 後端検出センサ
38 閉限減速検出センサ
39 閉限停止検出センサ
40 挟まれ検出センサ
41 遮断機
43 出口信号灯
45 前部本体走行駆動装置
46 前部本体エンコーダ
47 後部本体走行駆動装置
48 後部本体エンコーダ
49 開限減速検出センサ
50 開限停止検出センサ
51 制御装置

Claims (4)

  1. 被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して洗車を行う洗車機であって、
    前記洗車機本体を、前記被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体と、前記被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体に分離し、前記前部本体と後部本体をそれぞれ別個に走行可能とし、
    前記前部本体と後部本体との間に存在する物または人を検出する挟まれ検出手段を設け、
    この挟まれ検出手段の動作に応じて前記前部本体と後部本体の走行を制御すること
    を特徴とする洗車機。
  2. 前記前部本体と後部本体が接近しているかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記前部本体と後部本体とが接近していると判定され、かつ前記挟まれ検出手段により物または人が検出されると、前記前部本体と後部本体の走行を停止させる制御手段
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の洗車機。
  3. 前記判定手段は、前記前部本体と後部本体との間の距離が予め設定された一定距離以下となっているかどうかを判定し、
    前記制御手段は、前記判定手段により前記前部本体と後部本体との間の距離が予め設定された一定距離以下で、前記前部本体と後部本体とが接近していると判定され、かつ前記挟まれ検出手段により物または人が検出されると、前記前部本体と後部本体の走行を停止させること
    を特徴とする請求項2に記載の洗車機。
  4. 前記挟まれ検出手段を透過型光電検出手段により構成したこと
    を特徴とする請求項1〜請求項3に記載の洗車機。
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