JP4285408B2 - 洗車機 - Google Patents

洗車機 Download PDF

Info

Publication number
JP4285408B2
JP4285408B2 JP2005011001A JP2005011001A JP4285408B2 JP 4285408 B2 JP4285408 B2 JP 4285408B2 JP 2005011001 A JP2005011001 A JP 2005011001A JP 2005011001 A JP2005011001 A JP 2005011001A JP 4285408 B2 JP4285408 B2 JP 4285408B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
vehicle
cleaned
car wash
drying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005011001A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006199080A (ja
Inventor
正樹 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP2005011001A priority Critical patent/JP4285408B2/ja
Publication of JP2006199080A publication Critical patent/JP2006199080A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4285408B2 publication Critical patent/JP4285408B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S3/00Vehicle cleaning apparatus not integral with vehicles
    • B60S3/04Vehicle cleaning apparatus not integral with vehicles for exteriors of land vehicles
    • B60S3/06Vehicle cleaning apparatus not integral with vehicles for exteriors of land vehicles with rotary bodies contacting the vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S3/00Vehicle cleaning apparatus not integral with vehicles
    • B60S3/002Vehicle drying apparatus
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S3/00Vehicle cleaning apparatus not integral with vehicles
    • B60S3/04Vehicle cleaning apparatus not integral with vehicles for exteriors of land vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

本発明は、たとえば給油所に設置され、洗車に使用される洗車機に関するものである。
従来の洗車機が、例えば特許文献1に開示されている。
この洗車機は、被洗浄車両に対して洗車機本体を相対移動させながら、被洗浄車両に対して洗車を行うものであり、その際に、洗車機本体を、被洗浄車両の洗浄を被洗浄車両の表面に洗浄水を噴射しながらブラッシングすることにより行う洗浄手段を備えた前部本体と、被洗浄車両の乾燥を被洗浄車両の表面へ風を吹き付けることにより行う乾燥手段を備えた後部本体に分離し、前部本体と後部本体をそれぞれ別個に走行可能として構成されている。なお、前部本体と後部本体との離間距離は制限されている。
この構成によれば、たとえば被洗浄車両を所定位置に停止させ、この被洗浄車両に対して前部本体と後部本体を移動させて、洗浄手段により洗浄水を噴射しながらブラッシングすることによって被洗浄車両の洗浄を行い、乾燥手段により被洗浄車両に対して風を吹きかけることによって被洗浄車両の乾燥を行う。このとき、洗浄中の洗浄手段と乾燥中の乾燥手段との距離を最大に離間することができ、よって洗浄中の洗浄水の水しぶきにより、乾燥が阻害されることを防止でき、乾燥状態を良好にすることができる。
特開2002−302020号公報
しかし、上記した従来の構成によると、洗浄中の前部本体と乾燥中の後部本体との離間距離は制限されており、前部本体の洗浄手段からの洗浄水の水しぶきが、乾燥中の被洗浄車両に付着するため、乾燥効果が低くなるという問題がある。
そこで本発明は、前部本体と後部本体とを離間する設定距離を適宜変更することを可能とし、乾燥効果を向上させることができる洗車機を提供することを目的としたものである。
前記した目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の発明は、洗車機本体を被洗浄車両に対して相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して洗浄および乾燥を行う洗車機であって、前記洗車機本体を、前記被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を有し、前記被洗浄車両に対して相対移動自在な前部本体と、前記被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を有し、前記前部本体とは別個に前記被洗浄車両に対して相対移動自在な後部本体とから形成し、前記洗浄を行いながら前記乾燥を行う洗車コースごとに、前記前部本体の洗浄動作による水飛沫が前記後部本体の乾燥動作の仕上がりに影響を与えない距離が、前記前部本体と前記後部本体とを離間する設定距離として予め設定され、前記洗車コースが選択されると、この選択された洗車コースにより前記予め設定された設定距離を求め、前記洗車コースに基づいて前記前部本体と後部本体を前記被洗浄車両に対して相対移動させ、前記洗浄を行いながら前記乾燥を行うとき、前記前部本体と後部本体を前記求めた設定距離だけ離間することを特徴としたものである。
上記構成によれば、選択された洗車コースに基づいて前部本体と後部本体を被洗浄車両に対して相対移動させ、被洗浄車両に対して洗浄を行いながら乾燥を行うとき、前部本体と後部本体を、前記選択された洗車コースにより求める設定距離だけ離間させる。すなわち、前部本体からの水飛沫の影響を受けることのない距離だけ離間させる。
また、請求項2に記載の発明は、洗車機本体を被洗浄車両に対して相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して洗浄および乾燥を行う洗車機であって、前記洗車機本体を、前記被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を有し、前記被洗浄車両に対して相対移動自在な前部本体と、前記被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を有し、前記前部本体とは別個に前記被洗浄車両に対して相対移動自在な後部本体とから形成し、前記前部本体に、前記被洗浄車両の車種を判別する車形検知手段を備え、前記被洗浄車両の車種ごとに、前記前部本体の洗浄動作による水飛沫が前記後部本体の乾燥動作の仕上がりに影響を与えない距離が、前記前部本体と前記後部本体とを離間する設定距離として予め設定され、前記洗浄を行いながら前記乾燥を行うとき、前記前部本体を前記被洗浄車両に対して相対移動させ、前記車形検知手段により前記被洗浄車両の車種が判別されると、この車種により前記予め設定された設定距離を求め、前記相対移動している前部本体と、相対移動する後部本体を前記求めた設定距離だけ離間することを特徴としたものである。
上記構成によれば、前部本体と後部本体を被洗浄車両に対して相対移動させ、被洗浄車両に対して洗浄を行いながら乾燥を行うとき、前部本体と後部本体を、車形検知手段により判別される被洗浄車両の車種により求められる設定距離だけ離間させる。すなわち、前部本体からの水飛沫の影響を受けることのない距離だけ離間させる。
そして、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明であって、前記前部本体または後部本体に、風向きと風量を計測する風速計を備え、前記風向きにおける風量ごとに、前記設定距離を補正する補正距離あるいは補正係数が予め設定され、前記風速計により計測される風向きと風量により、前記洗車コースごとまたは車種ごとに設定されている前記設定距離を前記補正距離あるいは補正係数で補正し、前記洗浄を行いながら前記乾燥を行うとき、前記前部本体と後部本体を前記補正された設定距離だけ離間することを特徴としたものである。
上記構成によれば、前部本体と後部本体を被洗浄車両に対して相対移動させ、被洗浄車両に対して洗浄を行いながら乾燥を行うとき、前部本体と後部本体を、風速計により計測される風向きと風量により求められる補正距離あるいは補正係数により補正された設定距離だけ離間させる。すなわち、風向きと風量により前部本体からの水飛沫の影響を受けることのない距離だけ離間させる。
さらに、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明であって、前記後部本体が相対移動を開始する際に、前記洗車コースごとまたは車種ごとに設定されている前記設定距離だけ前記前部本体と離間され、前記前部本体と前記後部本体が、前記前部本体と前記後部本体の走行終了位置に同時に到達するよう前記後部本体の相対移動速度が設定されることを特徴としたものである。
上記構成によれば、前部本体と後部本体を被洗浄車両に対して相対移動させ、被洗浄車両に対して洗浄を行いながら乾燥を行うとき、前記後部本体が相対移動を開始する際に、後部本体は設定距離だけ前記前部本体と離間され、その後、後部本体の相対移動速度が設定されて、前部本体と後部本体とは走行終了位置に同時に到達される。すなわち、前部本体による被洗浄車両の洗浄と後部本体による被洗浄車両の乾燥は同時に完了される。
さらに、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の発明であって、前記設定距離は、任意に設定変更可能とされていることを特徴としたものである。
上記構成によれば、洗浄を行いながら乾燥を行う洗車コースごと、または被洗浄車両の車種ごとに設定されている前部本体と後部本体とを離間する設定距離が、任意に設定変更可能とされる。
しかも、請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の発明であって、前記前部本体に、前記洗浄手段として、前記被洗浄車両の前後面と側面の洗浄を行う一対の側部洗浄回転ブラシを備え、前記洗浄を行いながら前記乾燥を行うとき、前記前部本体を前記被洗浄車両に対して相対移動させ、前記側部洗浄回転ブラシが前記被洗浄車両の前部の一定距離近傍に位置すると前記側部洗浄回転ブラシを回転させることを特徴としたものである。
上記構成によれば、被洗浄車両の前部における近傍に側部洗浄回転ブラシを位置させた後、側部洗浄回転ブラシを回転させているため、側部洗浄回転ブラシの回転による水飛沫の飛散が軽減され、後部本体の内側などに水飛沫が付着することが防止される。また、側部洗浄回転ブラシが被洗浄車両の前部における近傍に位置するまで、側部洗浄回転ブラシの回転を停止させているため、電気使用量が削減される。
本発明の洗車機は、前部本体と後部本体を被洗浄車両に対して相対移動させ、被洗浄車両に対して洗浄を行いながら乾燥を行うとき、洗車コースごとに設定されている前部本体と後部本体とを離間する設定距離に基づいて、前部本体と後部本体を離間させることにより、後部本体において実行されている乾燥動作の仕上がりが、前部本体において実行されている洗浄動作による水飛沫の影響を受けることが防止され、被洗浄車両に対する乾燥効果を向上させることができる。
以下に、本発明の実施の形態における洗車機について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態の洗車機は、洗車機本体を、被洗浄車両(以下、車両という)に対して相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して洗浄および乾燥を行う。なお、本実施の形態における各動作説明においては、車両に乗用車系(セダン系)が使用されている。
図1〜図3において、被洗浄車両である車両2を跨ぎ、車両2の前後方向に走行する門型の洗車機本体1は、車両2の洗浄を行う洗浄手段、および車両2の表面にワックスと撥水性ポリマーの皮膜を形成する表面保護手段を備えた前部本体1Aと、車両2の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体1Bに分離して形成され、それぞれ複数個の輪体3を介して床面4に敷設された一対のレール5の上をそれぞれ別個に走行可能とされている。
上記前部本体1A内には、車両2の洗浄手段として、前面より順に、車両2に対して洗浄水(リンス)を噴霧するプレリンスアーチ8と、車両2に対して洗剤を噴霧する洗剤アーチ9と、洗車機本体1の走行方向と直角な左右方向に出退自在で車両2のタイヤおよび下部側面を洗浄する左右一対のロッカーブラシ10と、上下方向に移動自在で被洗浄車両2の上面を洗浄するトップブラシ11と、車両2に対して洗浄水(リンス)を噴霧するファイナルリンスアーチ12と、左右方向に横行自在で車両2の前後面および両側面を洗浄する一対のサイドブラシ(側部洗浄回転ブラシの一例)13が設けられている。
また前部本体1A内には、車両2の表面保護手段として、サイドブラシ13の後方に順に、車両2の表面に撥水性ポリマー液を噴霧して撥水性ポリマー皮膜(撥水コート)を形成する撥水性ポリマーアーチ14と、車両2の表面にワックス液を噴霧してワックス保護皮膜を形成するワックスアーチ15が設けられている。また撥水性ポリマーアーチ14とワックスアーチ15は、洗浄水のみを噴霧できるように構成され、洗浄手段としても使用される。
また、前部本体1Aには、様々な液剤が貯えられている複数の貯液タンク(図示せず)内から液剤ポンプ71(図4)により、電磁式の開閉弁72(図4)などを介して前記各アーチ8,9,12,14,15へ洗浄水(リンス)と液剤を供給する水パネル(図示せず)が設けられており、貯水タンク(図示せず)内から水中ポンプ73(図4)により、前記各アーチ8,9,12,14,15へ水が供給されている。
また、前部本体1Aの前方両側部には、車両2の車種(形状)を判別する車形検知センサ(エリアセンサともいう)(車形検知手段の一例)16が設けられており、前部車体1AがホームポジションHP(走行開始位置)から約2m(所定パルス数)移動した位置で車両2の車種の判別を行っている。なお、車種の判別を行う位置であるホームポジションHPからの距離(パルス数)は、適宜、設定変更可能となっている。
また、前部本体1Aの正面上部には、車両2を検出する超音波センサからなる車高センサ(車両検出手段)17が設けられ、さらに前端部に車両2の運転者に車両2の停止位置を案内するストップ案内板18が設けられている。ストップ案内板18は洗車が開始されるときに正面側部内に収納される。
また、前部本体1Aの下端には、前部本体1がホームポジションHPにあることを検知する第1リミットスイッチ19と前部本体1AがエンドポジションEP(走行終了位置)にあることを検知する第2リミットスイッチ20が設けられている。
上記後部本体1B内には、車両2の乾燥手段として、上下方向に移動自在で被洗浄車両2の上面を乾燥するトップノズル21と、左右方向に横行自在で車両2の両側面を乾燥する左右一対のサイドノズル22が設けられ、さらに両ノズル21,22に同時に連通して風を供給する左右一対のブロワ装置(図示せず)が設けられている。
また後部本体1Bの下端には、後部本体1BがホームポジションHP(走行開始位置)にあることを検知する第3リミットスイッチ23と後部本体1Bがエンドポジション(走行終了位置)にあることを検知する第4リミットスイッチ24が設けられている。
また、前部本体1Aの上部における後部本体1B側で前後方向と直交する方向である幅方向の中央部には、風向きと風量(風速)を計測する風車型風速計(風速計の一例)31が設けられている。
また図3に示すように、前部本体1Aと後部本体1Bとの接近を検出する接近検出手段として、後部本体1Bの前端から前部本体1Aの後端に向けて被検出体32が突出され、前部本体1Aの後端にこの被検出体32の先端の接近により動作する減速用の第5リミットスイッチ33と停止用の第6リミットスイッチ34が設けられている。また前部本体1Aと後部本体1B間における物や人の存在を検出するために(挟まれを検出するために)、複数のセット(図3では2セット)の光電センサ35(投光器35A,受光器35B)が設けられている。
また図1に示すように、走行レール5の先端前方に、車両2の洗車位置への進入をコントロールする遮断機41と、起動、停止指令や洗車コースなどを入力する操作スイッチなどが配列されたリモートパネル42が設けられ、また走行レール5の後端後方には車両2の運転者へ洗車終了による退場(洗車位置からの脱出)を促す出口信号灯43と、退場による車両2の通過を検出する光電スイッチからなる退場検出センサ44が設けられている。
また前部本体1Aには、前部本体1Aの輪体3に連結され、輪体3を駆動することにより前部本体1Aを走行させる前部本体走行駆動装置(走行モータを含む)53A(図4)が設けられ、後部本体1Bには、後部本体1Bの輪体3に連結され、輪体3を駆動することにより後部本体1Bを走行させる後部本体走行駆動装置(走行モータを含む)53B(図4)が設けられており、これら前部本体走行駆動装置(走行モータを含む)53Aと後部本体走行駆動装置(走行モータを含む)53Bにより前部本体1Aと後部本体1Bは、それぞれ独立して走行可能とされている。また前部本体走行駆動装置53Aに前部エンコーダ37(図4)が連結され、後部本体走行駆動装置53Bに後部エンコーダ38(図4)が連結されている。
上記構成の洗車機の制御ブロック図を図4に示す。
図示するように、洗車機本体1は、前部本体1Aに内蔵されたマイクロコンピュータからなる制御装置51と、この制御装置51に接続される、車形検知センサ16、車高センサ17、リミットスイッチ19,20,23,24,33,34、光電センサ35、前部エンコーダ37、後部エンコーダ38などからなるセンサ系52と、各ブラシ10,11,13、各乾燥用ノズル21,22、ストップ案内板18、前部本体走行駆動装置53A、後部本体走行駆動装置53B、液剤ポンプ71,開閉弁72,水中ポンプ73などからなる駆動系54と、風車型風速計31、遮断機41、リモートパネル42および出口信号灯43から構成されている。
制御装置51は、リモートパネル42により設定される洗車コースパターンおよび起動、停止などの操作信号、センサ系52からの検出信号、風車型風速計31からの風量および風向きを入力して記憶し、これら操作信号、検出信号に応じて、駆動系54、遮断機41、および出口信号灯43を制御して洗車機本体1全体の動作を制御し、洗車コースパターンに基づく洗車動作を実行している。
また、制御装置51は、前部本体1AがホームポジションHPにあることを検知する第1リミットスイッチ19の動作によりリセットされ、前部本体1Aの前進により前部エンコーダ37から出力されるパルスを加算し、後進により減算して前部本体1AのホームポジションHPからの移動位置を求める前部移動カウンタ(図示せず)を有するとともに、後部本体1BがホームポジションHPにあることを検知する第3リミットスイッチ23の動作によりリセットされ、後部本体1Bの前進により後部エンコーダ38から出力されるパルスを加算し、後進により減算して後部本体1BのホームポジションHPからの移動位置を求める後部移動カウンタ(図示せず)を有している。
前記洗車コースパターンには、例えば、水洗い洗車、シャンプー洗車,ワックス洗車,撥水コート洗車がある。
水洗い洗車コースが選択されると、往路において、車両2に対してプレリンスアーチ8,ファイナルリンスアーチ12,撥水性ポリマーアーチ14から洗浄水(リンス)が噴霧され、ロッカーブラシ10,トップブラシ11,サイドブラシ13により車両2の洗浄が行われる。
またシャンプー洗車が選択されると、往路において、車両2に対してプレリンスアーチ8,ファイナルリンスアーチ12,撥水性ポリマーアーチ14,ワックスアーチ15から洗浄水(リンス)が噴霧され、洗剤アーチ9から洗剤が噴霧され、ロッカーブラシ10,トップブラシ11,サイドブラシ13により車両2の洗浄が行われ、そしてノズル21,22により乾燥が行われる。
またワックス洗車が選択されると、往路において、車両2に対してプレリンスアーチ8,ファイナルリンスアーチ12から洗浄水(リンス)が噴霧され、洗剤アーチ9から洗剤が噴霧され、ワックスアーチ15からワックス液が噴霧され、ロッカーブラシ10,トップブラシ11,サイドブラシ13により車両2の洗浄が行われ、そしてノズル21,22により乾燥が行われる。
また撥水コート洗車が選択されると、往路において、車両2に対してプレリンスアーチ8,ファイナルリンスアーチ12から洗浄水(リンス)が噴霧され、洗剤アーチ9から洗剤が噴霧され、撥水性ポリマーアーチ14から撥水性ポリマー液が噴霧され、ワックスアーチ15からワックス液が噴霧され、ロッカーブラシ10,トップブラシ11,サイドブラシ13により車両2の洗浄が行われ、そしてノズル21,22により乾燥が行われる。
また制御装置51には、図6(a)に示すように各洗車コースによりそれぞれ後部本体1Bを移動させる際、前部本体1Aと後部本体1Bとを離間する距離である設定距離が設定され、あるいは図6(c)に示すように、車形検知センサ16により判別される車両2の各車種によりそれぞれ前記設定距離が設定される。
各洗車コースによるとき、各洗車コースにより前部本体1Aにおいて実行される洗浄動作による水飛沫が後部本体1Bにおいて実行される乾燥動作の仕上がりに影響を与えないように、図6(a)に示すように、水洗い洗車が選択された場合、設定距離は第1設定距離とされ、シャンプー洗車,ワックス洗車,撥水コート洗車が選択された場合、設定距離は第2設定距離とされる。なお、各設定距離の距離関係は、第1設定距離<第2設定距離とされる。また、各設定距離は、任意に設定変更可能とされている。
また各車種によるとき、各車種により前部本体1Aにおいて実行される洗浄動作による水飛沫が後部本体1Bにおいて実行される乾燥動作の仕上がりに影響を与えないように、図6(c)に示すように、乗用車系と判別された場合、設定距離は第1設定距離とされ、ジープ系と判別された場合、設定距離は第2設定距離とされ、ワンボックス系と判別された場合、設定距離は第3設定距離とされる。なお、各設定距離の距離関係は、第1設定距離<第2設定距離<第3設定距離とされる。また、各設定距離は、任意に設定変更可能とされている。
さらに制御装置51には、風車型風速計31により計測された風向きと風量ごとに補正係数がそれぞれ設定されている。なお、図5に示すように、風が車両2の入口側から出口側の方向に吹いている場合を風向きAとし、風が前部本体1Aの斜め側方から後部本体1Bの斜め側方へ吹いている場合を風向きB,Cとし、上記風向きA,B,Cのいずれにも当てはまることがなく、例えば風が車両2の出口側から入口側の方向に吹いている場合などは、その他とする。また、風車型風速計31により測定された風量の測定値をαとし、所定の値に設定された風量の下限値をβとし、所定の値に設定された風量の上限値をγとする。なお、下限値βおよび上限値γは、任意に変更可能とされている。
ここで、図6(b)に示すように、全ての風向きにおいて測定値αが下限値β以下の場合(α≦β)、すなわちほぼ無風状態の場合、上記設定距離に乗算する変数である補正係数は第1補正係数とされ、風向きがA,B,Cのいずれかで測定値αが下限値βより大きく、上限値γより小さい場合(β<α<γ)、すなわち弱風の場合、もしくは風向きがB,Cのいずれかで測定値αが上限値γ以上の場合(γ≦α)、すなわち強風の場合、補正係数は第2補正係数とされ、風向きがAで測定値αが上限値γ以上の場合(γ≦α)、補正係数は第3補正係数とされ、風向きがその他に分類され測定値αが下限値βより大きく、上限値γより小さい場合(β<α<γ)、もしくは風向きがその他に分類され測定値αが上限値γ以上の場合(γ≦α)、補正係数は第4補正係数とされる。なお、風車型風速計31により計測された風向きと風量により設定された補正係数が、洗車コースあるいは車種により設定された設定距離に乗算されて、実際の設定距離(補正設定距離)とされる。また、各補正係数は、第4補正係数<第1補正係数<第2補正係数<第3補正係数とされており、第1補正係数は1.0に設定され、他の補正係数は任意に変更可能とされる。よって、第4補正係数は1.0未満に設定されることから、第4補正係数が設定されると、洗車コースあるいは車種により設定された設定距離は短くなり、また第2補正係数と第3補正係数は1.0より大きく設定されることから、第2補正係数または第3補正係数が設定されると、洗車コースあるいは車種により設定された設定距離は長くなる。
[第1動作]
以下に、上記した実施の形態における第1動作の作用、すなわちリモートパネル42により選択された洗車コースに基づいて前部本体1Aと後部本体1Bとの間に設定距離が設定される場合の動作を説明する。
上記洗車コースのうち、例えば、シャンプー洗車が選択され、風車型風速計31により計測された風向きと風量により第2補正係数が設定されている場合の、制御装置51による前部本体1A、後部本体1B、ブラシ10,11,13、乾燥用ノズル21,22の動作を、図5,図6,図7,図8に示す動作説明図、および図9,図10のフローチャートに基づいて説明する。なお、前部本体1Aと後部本体1BはそれぞれホームポジションHPに停止しており、リモートパネル42により洗車コース(シャンプー洗車)が設定され、図7(a)に示すように、開放された遮断機41を通って車両2がストップ案内板18位置(停止位置)まで進入し停止するものとされる。また一対のサイドブラシ13は開いた状態になっているものとする。
まず、洗車コースの入力が確認されると(実施の形態ではシャンプー洗車)(ステップ−1)、風車型風速計31により風量および風向きが計測され(ステップ−2)、確認した洗車コース(シャンプー洗車)と計測された風量および風向きにより、設定距離が第2補正係数で乗算された第2設定距離(以下、補正第2設定距離という)L2に設定される(ステップ−3)。
続いて、車高センサ17により車両2が洗車位置に停止したことを確認すると(ステップ−4)、制御装置51は遮断機41へ閉指令を出力し(ステップ−5)、次にロッカーブラシ10およびトップブラシ11へ回転指令を出力し(ステップ−6)、サイドブラシ13へ閉指令を出力し(ステップ−7)、ストップ案内板18へ収納指令を出力し(ステップ−8)、ブラシ10,11に洗車指令を出力し(ステップ−9)、前部本体走行駆動装置53Aへ前進指令を出力する(ステップ−10)。続いて、液剤ポンプ71と水中ポンプ73へ駆動指令を出力し(ステップ−11)、各アーチ8,9,12,14,15の各開閉弁72へ開指令を出力する(ステップ−12)。
これにより、遮断機41が閉じられて次の車両2の進入が阻止され、前部本体走行駆動装置53Aにより前部本体1Aの前進が開始され、各アーチ8,9,12,14,15より車両2に対して洗浄水および洗剤が噴霧され、ロッカーブラシ10による車両2のタイヤと側面下部の洗浄、およびトップブラシ11による車両2の上面の洗浄が行われる。なお、トップブラシ11は、車形検知センサ16により車両2の車種(形状)が判別されるため、車形状に沿って昇降される。
続いて、図7(b)に示すように、制御装置51は、前部本体1Aが約2m前進して前部本体1Aと後部本体1Bとの間隔を十分にとり、サイドブラシ13を車両2の前部における近傍に位置させた後、すなわち前部移動カウンタによりカウントされたパルス数により、前部本体1AがホームポジションHPから所定距離(所定パルス数)移動した後(ステップ−13)、サイドブラシ13へ回転指令を出力し(ステップ−14)、サイドブラシ13に洗車指令を出力する(ステップ−15)。このとき、制御装置51は引き続き、前部本体1Aの全部本体走行駆動装置53Aへ前進指令を出力し、液剤ポンプ71と水中ポンプ73へ駆動指令を出力し、各アーチ8,9,12,14,15の各開閉弁72へ開指令を出力する。
これにより、前部本体1Aを前進させつつ、サイドブラシ13による車両2の前面と両側面の洗浄が行われる。また、図9に示すように、車両2の前部における近傍にサイドブラシ13を位置させた後、サイドブラシ13を回転させているため、サイドブラシ13の回転による水飛沫の飛散が軽減され、後部本体1Bの内側やトップノズル21などに水飛沫が付着することが防止される。また、サイドブラシ13が車両2の前部における近傍に位置するまで、サイドブラシ13の回転を停止させているため、電気使用量が削減される。
続いて、図7(c)に示すように、制御装置51は、前部移動カウンタによりカウントされたパルス数により、前部本体1AがホームポジションHPから補正第2設定距離L2移動したことを確認すると、すなわちホームポジションHPから補正第2設定パルス数移動したことを確認すると(ステップ−16)、後部本体1Bの後部本体走行駆動装置53Bへ前進指令を出力し(ステップ−17)、乾燥用ノズルのブロワ装置(図示せず)へ送風指令を出力し(ステップ−18)、トップノズル21へ駆動指令を出力する(ステップ−19)。なお、制御装置51は引き続き、前部本体1Aの前部本体走行駆動装置53Aへ前進指令を出力し、各ブラシ10,11,13へ洗車指令を出力し、液剤ポンプ71と水中ポンプ73へ駆動指令を出力し、各アーチ8,9,12,14,15の各開閉弁72へ開指令を出力する。
これにより、後部本体1Bは走行を開始し、前部本体1Aとの間隔は補正第2設定距離L2に維持される。また各ブラシ10,11,13により車両2の上面および両側面の洗浄が行われるとともに、トップノズル21およびサイドノズル22により、車両2の上面および両側面の乾燥が行われる。なお、トップノズル21は、トップブラシ11を追従するように、車形状に沿って昇降される。
続いて、図7(d)に示すように、制御装置51は引き続き、前部本体走行駆動装置53Aおよび後部本体走行駆動装置53Bへ前進指令を出力し、各ブラシ10,11,13へ洗車指令を出力し、乾燥用ノズルのブロワ装置へ送風指令を出力し、トップノズル21へ駆動指令を出力し、液剤ポンプ71と水中ポンプ73へ駆動指令を出力し、各アーチ8,9,12,14,15の各開閉弁72へ開指令を出力する。
これにより、前部本体1Aと後部本体1Bはそれぞれ、補正第2設定距離L2離れた状態で前進されるとともに、各ブラシ10,11,13により車両2の上面および両側面の洗浄が継続して行われ、トップノズル21およびサイドノズル22により、車両2の上面および両側面の乾燥が継続して行われる。
続いて、図7(e)に示すように、制御装置51は、サイドブラシ13が車両2の背面へ回って車両2の背面の洗浄が終了すると(ステップ−20)、前部本体1Aの前部本体走行駆動装置53Aへ停止指令を出力し(ステップ−21)、各ブラシ10,11,13へ駆動停止指令を出力し(ステップ−22)、液剤ポンプ71と水中ポンプ73へ駆動停止指令を出力し(ステップ−23)、各アーチ8,9,12,14,15の各開閉弁72へ閉指令を出力する(ステップ−24)。このとき、制御装置51は引き続き、後部本体走行制御装置53Bへ前進指令を出力するとともに、乾燥用ノズルのブロワ装置へ送風指令を出力し、トップノズル21へ駆動指令を出力する。
これにより、サイドブラシ13が車両2の背面に位置する状態で前部本体1Aが停止し、各ブラシ10,11,13の駆動が停止されるとともに、トップノズル21およびサイドノズル22により、車両2の上面および両側面の乾燥が継続して行われる。このように洗浄が終了すると、前部本体1Aと後部本体1Bとの間隔は次第に短くなる。
続いて、図8(f)に示すように、前部本体走行駆動装置53Aへ停止指令を出力してから所定時間経過後、制御装置51は、前部本体走行駆動装置53Aへ再度前進指令を出力する(ステップ−25)。このとき、制御装置51は引き続き、後部本体走行制御装置53Bへ前進指令を出力するとともに、乾燥用ノズルのブロワ装置へ送風指令を出力し、ノズル21,22へ駆動指令を出力する。
これにより、各ブラシ10,11,13の駆動が停止された状態で前部本体1Aを再度前進させるとともに、各ノズル21,22により車両2の上面および両側面の乾燥を行いながら後部本体1Bが前進される。
続いて、図8(g)に示すように、制御装置51は、第2リミットスイッチ20により、前部本体1AがエンドポジションEPに到達したことを確認すると(ステップ−26)、前部本体走行駆動装置53Aへ出力していた前部本体1Aの前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力する(ステップ−27)。このとき、制御装置51は引き続き、後部走行駆動装置53Bへ前進指令を出力するとともに、ブロワ装置へ送風指令を出力し、トップノズル21へ駆動指令を出力する。
これにより、前部本体1AはエンドポジションEPに停止され、各ノズル21,22により車両2の上面および両側面の乾燥を行いながら後部本体1Bが前進される。
続いて、図8(h)に示すように、第4リミットスイッチ24により、後部本体1BがエンドポジションEPに到達したことを確認すると(ステップ−28)、制御装置51は、後部本体走行駆動装置53Bへ出力していた後部本体1Bの前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(ステップ−29)、続いてトップノズル21,サイドノズル22およびブロワ装置へ駆動停止指令を出力する(ステップ−30)。
これにより、後部本体1BをエンドポジションEPに停止させるとともに、トップノズル21,サイドノズル22およびブロワ装置の駆動を停止させる。
なお、エンドポジションEPを検出する後部本体1Bの第4リミットスイッチ24の動作確認の前に、接近検出手段である減速用の第5リミットスイッチ33の動作を確認すると、後部本体1Bの走行駆動装置53Bへ減速指令を出力し、停止用の第6リミットスイッチ34の動作を確認すると、後部本体1Bの走行駆動装置53Bへ停止指令を出力する。
続いて、図8(i)に示すように、制御装置51は、出口信号灯43へ点灯指令信号を出力する(ステップ−31)。これにより、出口信号灯43が点灯し、車両2の運転者は車両2を退場させる。
続いて、退場検出センサ44により、車両2の退出を確認すると(ステップ−32)、制御装置51は出口信号灯43へ消灯指令を出力し(ステップ−33)、前部本体走行駆動装置53Aおよび後部本体走行駆動装置53Bへ後進指令を出力する(ステップ−34)。
これにより、前部本体1Aおよび後部本体1BをホームポジションHPへ後進させる。
続いて、図8(j)に示すように、第1リミットスイッチ19により、前部本体1AがホームポジションHPに到達したことを確認すると(ステップ−35)、制御装置51は、前部本体走行駆動装置53Aへ出力していた前部本体1Aの後進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力するとともに(ステップ−36)、第3リミットスイッチ23により、後部本体1BがホームポジションHPに到達したことを確認すると(ステップ−37)、後部本体走行駆動装置53Bへ出力していた後部本体1Bの後進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力する(ステップ−38)。
これにより、前部本体1Aと後部本体1Bはともに、ホームポジションHPへ戻る。
なお、ホームポジションHPを検出する前部本体1Aの第1リミットスイッチ19の動作確認の前に、接近検出手段である減速用の第5リミットスイッチ33の動作を確認すると、前部本体1Aの走行駆動装置53Aへ減速指令を出力し、停止用の第6リミットスイッチ34の動作を確認すると、前部本体1Aの走行駆動装置53Aへ停止指令を出力する。
続いて、遮断機41へ開指令を出力し(ステップ−39)、次の洗車に備える。これにより、遮断機41が開かれ、次の車両2の進入が許可される。
なお、光電センサ35が動作すると、すなわち前部本体1Aと後部本体1Bとの間に物体あるいは人が存在すると、前部本体1Aおよび後部本体1Bの走行駆動装置53A,53Bへ停止指令を出力する。これにより物体あるいは人が前部本体1Aと後部本体1Bとの間に挟まれることが防止される。
また、走行用モータの異常停止や故障などに基づいて、制御装置51より異常停止信号を入力すると、前部本体走行駆動装置53A,後部本体走行駆動装置53B,各ブラシ10,11,13,各ノズル21,22へ動作停止指令が出力され、洗車機全ての動作が停止される。
このように、第1動作における実施の形態によれば、前部本体1Aと後部本体1Bとの離間距離が制限されることなく、前部本体1AをホームポジションHPから洗車コースと計測された風量および風向きにより設定された補正第2設定距離L2移動させた後、すなわち前部本体1Aを補正第2設定パルス数移動させた後、後部本体1BをホームポジションHPから移動させることにより、前部本体1Aからの水飛沫の影響を受けることのない距離離間した状態で、後部本体1Bによる乾燥作業が行われるため、車両2に対する乾燥効果を向上させることができる。
また、第1動作における実施の形態によれば、前部本体1Aによる車両2の洗浄終了前に後部本体1Bを前進させて、前部本体1Aと後部本体1Bとの間隔を補正第2設定距離L2離間した状態で、すなわち前部本体1Aからの水飛沫の影響を受けることのない距離離間した状態で、前部本体1Aによる洗浄作業と後部本体1Bによる乾燥作業が同時に行われるため、洗車時間を短縮することができる。
また、第1動作における実施の形態によれば、車両2の前部における近傍にサイドブラシ13を位置させた後、サイドブラシ13を回転させているため、サイドブラシ13の回転による水飛沫の飛散が軽減され、後部本体1Bの内側やトップノズル21などに水飛沫が付着することが防止されるため、車両2に対する乾燥効果を向上させることができる。また、サイドブラシ13が車両2の前部における近傍に位置するまで、サイドブラシ13の回転を停止させているため、電気使用量を削減することができる。
[第2動作]
以下に、上記した実施の形態における第2動作の作用、すなわち車形検知センサ16を使用して車両2の車種を判別し、この判別した車種に基づいて前部本体1Aと後部本体1Bとの間に、上記設定距離が設定される場合の動作を説明する。なお、この設定距離は後部本体1Bが走行を開始するときに使用され、以後、前部本体1Aと後部本体1Bは、エンドポジションEPに同時に到達するよう走行制御される。
以下、車形検知センサ16で、例えば乗用車系と判別されたことにより第1設定距離が設定され、風車型風速計31により計測された風向きと風量により第1補正係数が設定されている場合の、制御装置51による前部本体1A、後部本体1B、ブラシ10,11,13、乾燥用ノズル21,22の動作を、図12,図13に示す動作説明図、および図14のフローチャートに基づいて説明する。なお、前部本体1Aと後部本体1BはそれぞれホームポジションHPに停止しており、リモートパネル42により洗車コース(シャンプー洗車)が設定され、図12(a)に示すように、開放された遮断機41を通って車両2がストップ案内板18位置(停止位置)まで進入し停止するものとされる。また一対のサイドブラシ13は開いた状態になっているものとする。なお、図13(i)〜図13(j)に関しては、図8(i)〜図8(j)と同一の動作であるため説明を省略する。
まず、風車型風速計31により風量および風向きが計測され(ステップ−1)、計測された風量および風向きにより、補正係数{実施の形態における第2動作では第1補正係数(所定の補正距離の一例)}が設定される。
そして、洗車コースが確認され(ステップ−2)、車高センサ17により車両2が洗車位置に停止したことを確認すると(ステップ−3)、制御装置51は、遮断機41へ閉指令を出力し(ステップ−4)、次にロッカーブラシ10およびトップブラシ11へ回転指令を出力し(ステップ−5)、サイドブラシ13へ閉指令を出力し(ステップ−6)、ストップ案内板18へ収納指令を出力し(ステップ−7)、ブラシ10,11に洗車指令を出力し(ステップ−8)、前部本体走行駆動装置53Aへ前進指令を出力する(ステップ−9)。続いて、液剤ポンプ71と水中ポンプ73へ駆動指令を出力し(ステップ−10)、各アーチ8,9,12,14,15の各開閉弁72へ開指令を出力する(ステップ−11)。
これにより、遮断機41が閉じられて次の車両2の進入が阻止され、前部本体走行駆動装置53Aにより前部本体1Aの前進が開始され、各アーチ8,9,12,14,15により車両2に対して洗浄水および洗剤が噴霧され、ロッカーブラシ10による車両2のタイヤと側面下部の洗浄、およびトップブラシ11による車両2の上面の洗浄が行われる。なお、トップブラシ11は、車形検知センサ16により車両2の車種(形状)が判別されるため、車形状に沿って昇降される。
続いて、図12(b)に示すように、制御装置51は、前部本体1Aが約2m前進して前部本体1Aと後部本体1Bとの間隔を十分にとり、サイドブラシ13を車両2の前部における近傍に位置させた後、すなわち前部移動カウンタによりカウントされたパルス数により、前部本体1AがホームポジションHPから所定距離(所定パルス数)移動した後(ステップ−12)、サイドブラシ13へ回転指令を出力し(ステップ−13)、サイドブラシ11に洗車指令を出力する(ステップ−14)。このとき、車形検知センサ16により車両2の車種が判別されて設定距離が設定され(実施の形態では乗用車系と判別されて第1設定距離とされ)(ステップ−15)、計測された風量および風向きにより補正係数が求められ(実施の形態では第1補正係数が求められ)、設定距離にこの求めた補正係数が乗算され、補正された第1設定距離(以下、第1設定距離という)が設定される(ステップ−16)。なお、制御装置51は引き続き、前部本体1Aの全部本体走行駆動装置53Aへ前進指令を出力し、液剤ポンプ71と水中ポンプ73へ駆動指令を出力し、各アーチ8,9,12,14,15の各開閉弁72に開指令を出力する。
これにより、前部本体1Aを前進させつつ、サイドブラシ13による車両2の前面と両側面の洗浄が行われる。また、図8に示すように、車両2の前部における近傍にサイドブラシ13を位置させた後、サイドブラシ13を回転させているため、サイドブラシ13の回転による水飛沫の飛散が軽減され、後部本体1Bの内側やトップノズル21などに水飛沫が付着することが防止される。また、サイドブラシ13が車両2の前部における近傍に位置するまで、サイドブラシ13の回転を停止させているため、電気使用量が削減される。
また、確認した車種(乗用車系)と計測された風量および風向きにより、設定距離が第1設定距離に設定されるため、前部本体1Aと後部本体1Bが同時にエンドポジションEPに到達するよう、前部本体1Aの速度が算出される。図15に示すように、この時点において、後部本体1Bの移動開始時点での前部本体1Aの位置からエンドポジションEPにおける前部本体1Aの位置までの距離D1,ホームポジションHPにおける後部本体1Bの位置からエンドポジションEPにおける後部本体1Bの位置までの距離D2,前部本体1Aの速度S1が既知であるため、上記距離D1と上記速度S1により、前部本体1Aが上記距離D1を移動するために要する時間T1が算出され、したがって上記時間T1と上記距離D2により、前部本体1Aと同時にエンドポジションEPに到達し得る後部本体1Bの速度S2(相対移動速度)が算出される(ステップ−17)。
続いて、図12(c)に示すように、制御装置51は、前部移動カウンタによりカウントされたパルス数により、前部本体1Aが第1設定距離前進すると、すなわち第1設定パルス数移動すると(ステップ−18)、後部本体1Bへ前進指令を出力するとともに(ステップ−19)、乾燥用ノズルのブロワ装置(図示せず)へ送風指令を出力し(ステップ−20)、トップノズル21へ駆動指令を出力する(ステップ−21)。なお、制御装置51は引き続き、前部本体1Aの前部本体走行駆動装置53Aへ前進指令を出力し、各ブラシ11,12,13へ洗車指令を出力し、液剤ポンプ71と水中ポンプ73へ駆動指令を出力し、各アーチ8,9,12,14,15の各開閉弁72に開指令を出力する。
これにより、各ブラシ10,11,13により車両2の上面および両側面の洗浄が行われるとともに、後部本体1Bは速度S2で前進されて、トップノズル21およびサイドノズル22により車両2の上面および両側面の乾燥が行われる。なお、トップノズル21は、トップブラシ11を追従するように車形状に沿って昇降される。
続いて、図12(d),図12(e)に示すように、制御装置51は引き続き、前部本体走行駆動装置53Aおよび後部本体走行駆動装置53Bへ前進指令を出力し、各ブラシ10,11,13へ洗車指令を出力し、乾燥用ノズルのブロワ装置へ送風指令を出力し、トップノズル21へ駆動指令を出力して、液剤ポンプ71と水中ポンプ73へ駆動指令を出力し、各アーチ8,9,12,14,15の各開閉弁72に開指令を出力する。
これにより、前部本体1Aと後部本体1Bは、第1設定距離離れた状態で前進されるとともに、各ブラシ10,11,13により車両2の上面および両側面の洗浄が継続して行われ、トップノズル21およびサイドノズル22により、車両2の上面および両側面の乾燥が継続して行われる。
続いて、図13(f)に示すように、制御装置51は、サイドブラシ13が車両2の背面へ回って車両2の背面の洗浄が終了すると(ステップ−22)、前部本体1Aの前部本体走行駆動装置53Aおよび後部本体1Bの後部本体走行駆動装置53Bへ停止指令を出力し(ステップ−23)、各ブラシ10,11,13へ駆動停止指令を出力し(ステップ−24)、液剤ポンプ71と水中ポンプ73へ駆動停止指令を出力し(ステップ−25)、各アーチ8,9,12,14,15の各開閉弁72へ閉指令を出力する(ステップ−26)。このとき、制御装置51は引き続き、乾燥用ノズルのブロワ装置へ送風指令を出力し、トップノズル21へ駆動指令を出力する。
これにより、前部本体1Aと後部本体1Bとは、前部本体1Aからの水飛沫の影響を受けることのない距離離間した状態で停止され、各ブラシ10,11,13による車両2の洗浄が終了するとともに、トップノズル21およびサイドノズル22により、車両2の上面および両側面の乾燥が継続して行われる。
続いて、図13(g)に示すように、前部本体走行駆動装置53Aおよび後部本体走行駆動装置53Bへ停止指令を出力してから所定時間経過後、制御装置51は、前部本体走行駆動装置53Aおよび後部本体走行駆動装置53Bへ再度前進指令を出力する(ステップ−27)。このとき、制御装置51は、乾燥用ノズルのブロワ装置へ送風指令を出力し、トップノズル21へ駆動指令を出力する。
これにより、前部本体1Aは、各ブラシ10,11,13の駆動が停止された状態で再度前進するとともに、トップノズル21およびサイドノズル22により、車両2の上面および両側面の乾燥が継続して行われる。
続いて、図13(h)に示すように、第2リミットスイッチ20により、前部本体1AがエンドポジションEPに到達したことを確認すると(図11のステップ−26)、制御装置51は、前部本体走行駆動装置53Aへ出力していた前部本体1Aの前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力するとともに(図11のステップ−27)、第4リミットスイッチ24により、後部本体1BがエンドポジションEPに到達したことを確認すると(図11のステップ−28)、制御装置51は、後部本体走行駆動装置53Bへ出力していた後部本体1Bの前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(図11のステップ−29)、続いてトップノズル21,サイドノズル22およびブロワ装置へ駆動停止指令を出力する(図11のステップ−30)。
これにより、各ノズル21,22により車両2の上面および両側面の乾燥が行われた後、前部本体1Aおよび後部本体1Bは、同時にエンドポジションEPに停止される。
このように、第2動作における実施の形態によれば、前部本体1Aと後部本体1Bとの離間距離が制限されることなく、前部本体1AをホームポジションHPから車種と計測された風量および風向きにより設定された第1設定距離移動させた後、すなわち前部本体1Aを第1設定パルス数移動させた後、後部本体1BをホームポジションHPから移動させることにより、前部本体1Aからの水飛沫の影響を受けることのない距離離間した状態で、後部本体1Bによる乾燥作業が行われるため、車両2に対する乾燥効果を向上させることができる。
また、第2動作における実施の形態によれば、前部本体1Aによる車両2の洗浄終了前に後部本体1Bを前進させて、前部本体1Aと後部本体1Bとの間隔を第1設定距離離間した状態で、すなわち前部本体1Aからの水飛沫の影響を受けることのない距離離間した状態で、前部本体1Aによる洗浄作業と後部本体1Bによる乾燥作業が同時に行われるとともに、前部本体1Aと後部本体1BとをエンドポジションEPに同時に到達させているため、すなわち前部本体1Aによる車両2の洗浄作業と後部本体1Bによる車両2の乾燥作業を同時に完了させているため、洗車時間を大幅に短縮することができる。
また、第2動作における実施の形態によれば、車両2の前部における近傍にサイドブラシ13を位置させた後、サイドブラシ13を回転させているため、サイドブラシ13の回転による水飛沫の飛散が軽減され、後部本体1Bの内側やトップノズル21などに水飛沫が付着することが防止されるため、車両2に対する乾燥効果を向上させることができる。また、サイドブラシ13が車両2の前部における近傍に位置するまで、サイドブラシ13の回転を停止させているため、電気使用量を削減することができる。
以上のように実施の形態によれば、風向きにおける風量ごとに設定されている補正係数と、洗車コースごとおよび車種ごとに設定されている前部本体1Aと後部本体1Bとを離間する設定距離により求められた補正設定距離Lに基づいて、前部本体1Aと後部本体1Bを車両2に対して相対移動させ、車両2に対して洗浄を行いながら乾燥を行うとき、後部本体1Bを、前部本体1Aからの水飛沫の影響を受けることのない距離離間することにより、車両2に対する乾燥効果を向上させることができるとともに、必要以上に離間させないことにより、洗車時間を短縮することができる。
なお、上記実施の形態では、前部本体1A内の左右両側に設けられているサイドブラシ13は、鉛直方向において上部から下部まで1本で形成されていたが、図16に示すように、車両2(乗用車系)の車高とほぼ同じ高さに形成されている下部サイドブラシ62と、車両2より上方部分に形成されている上部サイドブラシ63から形成されているサイドブラシ61であってもよい。
ここで、上記サイドブラシ61を備える洗車機本体であった場合、車両2の前部における近傍にサイドブラシ61を位置させた後、上部サイドブラシ63を停止させ、下部サイドブラシ62のみ回転させているため、下部サイドブラシ62の回転による水飛沫の飛散が軽減され、後部本体1Bの内側やトップノズル21などに水飛沫が付着することが防止されるため、車両2に対する乾燥効果を向上させることができる。また、下部サイドブラシ62が車両2の前部における近傍に位置するまで、下部サイドブラシ62の回転を停止させているため、電気使用量を削減することができる。
また、上記実施の形態では、前部本体1Aが有する車形検知センサ16により、車両2の車種(形状)を判別する洗車機本体1であったが、リモートパネル42に備えられた車形選択ボタン(車のタイプを選択するボタン)により、車両2の車種(形状)を判別する洗車機本体1であってもよい。
また、上記実施の形態では、風車型風速計31が、前部本体1Aの上部における後部本体1B側で前後方向と直交する方向である幅方向の中央部に設けられていたが、後部本体1Bの上部における前部本体1A側で前後方向と直交する方向である幅方向の中央部に設けてもよい。
また、上記実施の形態では、前部本体1AがホームポジションHPから設定距離前進した後、後部本体1BをホームポジションHPから移動させていたが、前部本体1Aを移動させる時間(設定時間)を設定し、前部本体1AがホームポジションHPから設定時間前進した後、後部本体1BをホームポジションHPから前進させてもよい。
また、上記実施の形態では、第2動作において、車前部本体1Aと後部本体1Bは、エンドポジションEPに同時に到達するよう走行制御されていたが、第1動作においても、前部本体1Aと後部本体1Bを、エンドポジションEPに同時に到達するよう走行制御することも可能である。また第2動作においても、第1動作と同様に、洗浄が終了するまで、車前部本体1Aと後部本体1Bとの設定距離を維持するように走行制御をすることもできる。
また、上記実施の形態では、風向きにおける風量ごとに補正係数が設定されていたが、風向きにおける風量ごとに補正距離を設定し、洗車コースごとおよび車種ごとに設定されている設定距離を補正してもよい。
また、上記実施の形態では、第1動作においては、洗車コースごとに設定された設定距離と、風向きにおける風量ごとに設定された補正係数により、補正係数が乗算された設定距離が算出され、また第2動作においては、車種ごとに設定された設定距離と、風向きにおける風量ごとに設定された補正係数により、補正係数が乗算された設定距離が算出されていたが、いずれの動作においても、風向きにおける風量ごとに設定された補正係数を考慮することなく、設定距離だけに基づいて前部本体1Aおよび後部本体1Bを移動させてもよい。
本発明の実施の形態における洗車機の概略側面図である。 同洗車機の正面図である。 同洗車機の機器配置図である。 同洗車機の制御系のブロック図である。 同洗車機に対する風向きを示す図である。 同洗車機の設定距離および補正係数を示す図表であり、(a)は洗車コースごとに設定されている設定距離を示す図表、(b)は各風向きにおける風量ごとに設定されている補正係数を示す図表、(c)は車種ごとに設定されている設定距離を示す図表である。 同洗車機の制御方法(第1動作)の手順を示す説明図である。 同洗車機の制御方法(第1動作)の手順を示す説明図である。 同洗車機のサイドブラシの動作を示す説明図である。 同洗車機の制御方法(第1動作)の手順を示すフローチャートである。 同洗車機の制御方法(第1動作)の手順を示すフローチャートである。 同洗車機の制御方法(第2動作)の手順を示す説明図である。 同洗車機の制御方法(第2動作)の手順を示す説明図である。 同洗車機の制御方法(第2動作)の手順を示すフローチャートである。 同後部本体を移動させる際の、前部本体と後部本体の位置関係を示す説明図である。 同他のサイドブラシを備えた洗車機の概略側面図である。
符号の説明
1 洗車機本体
1A 前部本体
1B 後部本体
2 車両(被洗浄車両)
13 サイドブラシ(側部洗浄回転ブラシ)
14 車形検知センサ(車形検知手段)
20 風車型風速計(風速計)

Claims (6)

  1. 洗車機本体を被洗浄車両に対して相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して洗浄および乾燥を行う洗車機であって、
    前記洗車機本体を、前記被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を有し、前記被洗浄車両に対して相対移動自在な前部本体と、前記被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を有し、前記前部本体とは別個に前記被洗浄車両に対して相対移動自在な後部本体とから形成し、
    前記洗浄を行いながら前記乾燥を行う洗車コースごとに、前記前部本体の洗浄動作による水飛沫が前記後部本体の乾燥動作の仕上がりに影響を与えない距離が、前記前部本体と前記後部本体とを離間する設定距離として予め設定され、前記洗車コースが選択されると、この選択された洗車コースにより前記予め設定された設定距離を求め、前記洗車コースに基づいて前記前部本体と後部本体を前記被洗浄車両に対して相対移動させ、前記洗浄を行いながら前記乾燥を行うとき、前記前部本体と後部本体を前記求めた設定距離だけ離間すること
    を特徴とする洗車機。
  2. 洗車機本体を被洗浄車両に対して相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して洗浄および乾燥を行う洗車機であって、
    前記洗車機本体を、前記被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を有し、前記被洗浄車両に対して相対移動自在な前部本体と、前記被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を有し、前記前部本体とは別個に前記被洗浄車両に対して相対移動自在な後部本体とから形成し、
    前記前部本体に、前記被洗浄車両の車種を判別する車形検知手段を備え、
    前記被洗浄車両の車種ごとに、前記前部本体の洗浄動作による水飛沫が前記後部本体の乾燥動作の仕上がりに影響を与えない距離が、前記前部本体と前記後部本体とを離間する設定距離として予め設定され、前記洗浄を行いながら前記乾燥を行うとき、前記前部本体を前記被洗浄車両に対して相対移動させ、前記車形検知手段により前記被洗浄車両の車種が判別されると、この車種により前記予め設定された設定距離を求め、前記相対移動している前部本体と、相対移動する後部本体を前記求めた設定距離だけ離間すること
    を特徴とする洗車機。
  3. 前記前部本体または後部本体に、風向きと風量を計測する風速計を備え、
    前記風向きにおける風量ごとに、前記設定距離を補正する補正距離あるいは補正係数が予め設定され、前記風速計により計測される風向きと風量により、前記補正距離あるいは補正係数で補正し、前記洗浄を行いながら前記乾燥を行うとき、前記前部本体と後部本体を前記補正された設定距離だけ離間すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗車機。
  4. 前記後部本体が相対移動を開始する際に、前記洗車コースごとまたは車種ごとに設定されている前記設定距離だけ前記前部本体と離間され、
    前記前部本体と前記後部本体が、前記前部本体と前記後部本体の走行終了位置に同時に到達するよう前記後部本体の相対移動速度が設定されること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の洗車機。
  5. 前記設定距離は、任意に設定変更可能とされていること
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の洗車機。
  6. 前記前部本体に、前記洗浄手段として、前記被洗浄車両の前後面と側面の洗浄を行う一対の側部洗浄回転ブラシを備え、
    前記洗浄を行いながら前記乾燥を行うとき、前記前部本体を前記被洗浄車両に対して相対移動させ、前記側部洗浄回転ブラシが前記被洗浄車両の前部の一定距離近傍に位置すると前記側部洗浄回転ブラシを回転させること
    を特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の洗車機。
JP2005011001A 2005-01-19 2005-01-19 洗車機 Active JP4285408B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005011001A JP4285408B2 (ja) 2005-01-19 2005-01-19 洗車機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005011001A JP4285408B2 (ja) 2005-01-19 2005-01-19 洗車機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006199080A JP2006199080A (ja) 2006-08-03
JP4285408B2 true JP4285408B2 (ja) 2009-06-24

Family

ID=36957471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005011001A Active JP4285408B2 (ja) 2005-01-19 2005-01-19 洗車機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4285408B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5206721B2 (ja) * 2010-03-29 2013-06-12 株式会社ダイフク 洗車機
JP6620717B2 (ja) * 2016-01-07 2019-12-18 株式会社ダイフク 洗車機及び洗車方法
JP7336111B2 (ja) 2020-10-01 2023-08-31 タケウチテクノ株式会社 洗車機
JP7030293B2 (ja) * 2020-10-01 2022-03-07 タケウチテクノ株式会社 洗車機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006199080A (ja) 2006-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3750553B2 (ja) 洗車機
JP5747829B2 (ja) 洗車機
JP5974707B2 (ja) 洗車機およびサイド送風ノズル駆動方法
JP4285408B2 (ja) 洗車機
JP4400476B2 (ja) 洗車機
JP5018673B2 (ja) 洗車機
JP3991834B2 (ja) 洗車方法
JP5609727B2 (ja) 洗車機
JP3832925B2 (ja) 洗車装置
JP2009073300A (ja) 洗車設備
JP6301163B2 (ja) 洗車機
JP3876754B2 (ja) 洗車機
JP3933048B2 (ja) 洗車機
JP3574637B2 (ja) 門型洗車機
JP3954926B2 (ja) 洗車装置
JP5239902B2 (ja) 洗車機
JP3722051B2 (ja) 洗車機
JP4281645B2 (ja) 洗車機
JP3891089B2 (ja) 洗車機
JP4380474B2 (ja) 洗車機の洗車方法
JP5482686B2 (ja) 洗車機
JP6853641B2 (ja) 車体下部洗浄装置
JP3811462B2 (ja) 洗車機
JP4246443B2 (ja) 洗車方法
JP3891107B2 (ja) 洗車機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061215

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080430

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090303

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090316

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4285408

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140403

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250