JP3876754B2 - 洗車機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば給油所に設置され、洗車に使用されるドライブスルータイプの洗車機(前方から洗車機本体内へ進入した被洗浄車両を洗車終了後に後方へ通り抜け退場させる方式の洗車機)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の洗車機として、例えば図15に示すように、据置型の洗車機本体71と、車両72を前方から洗車機本体71内を経て後方へ搬出するローラコンベヤ73により構成される洗車機がある。
【0003】
上記洗車機本体71の前部には洗浄部74が形成され、後部には乾燥部75が形成されている。上記洗浄部74には、車両(被洗浄車両)72の表面を洗浄するために、ロッカーブラシ76、トップブラシ77、サイドブラシ78、洗浄水や洗剤を車両72の表面へ噴霧するスプレー装置(図示せず)などが設けられている。また、上記乾燥部75には、車両72の表面に空気を吹き付けて乾燥させるために、乾燥用トップノズル79、乾燥用サイドノズル80などが設けられている。さらに、上記乾燥用トップノズル79の手前側には、フッ素コーティング剤を車両72の表面に噴射するコーティング剤噴射ノズル81が複数設けられている。
【0004】
上記構成によると、ローラコンベヤ73により車両72が洗車機本体71内に搬入されると、各ブラシ76,77,78が作動されスプレー装置より洗浄水や洗剤が噴霧されて車両72の表面が洗浄され、さらに車両72が下流側へ搬送されるのにともなって、フッ素コーティング剤がコーティング剤噴射ノズル81より車両72の表面に噴射され、その後、乾燥用トップノズル79と乾燥用サイドノズル80が作動されて車両72の表面が乾燥され、車両72はローラコンベヤ73の下流端から洗車機本体71の後方へ搬出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記ブラシ76,77,78と乾燥用ノズル79,80間の距離が短く、さらにブラシ76,77,78により車両(被洗浄車両)72の表面の洗浄が実行されている途中においても乾燥用ノズル79,80において乾燥が実行されているために、上記各ブラシ76,77,78による車両72のブラッシング、および洗浄水や洗剤の噴霧により発生する水しぶき(水飛び)が乾燥部75に達し、乾燥を良好に行うことができないという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、乾燥を良好に行うことができる洗車機を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本第1発明では、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら、上記被洗浄車両に対して洗車を行う洗車機であって、
上記洗車機本体は、被洗浄車両を洗浄する洗浄手段を備えた前部本体と、被洗浄車両を乾燥する乾燥手段を備えた後部本体とに分離され、
上記前部本体と後部本体とはそれぞれ走行装置によって個別に走行可能に構成され、
上記前部本体と後部本体との前後間隔が予め設定された所定間隔まで開閉されたことを検出する検出手段が設けられ、
上記前部本体と後部本体とが上記所定間隔を維持した状態で同方向へ走行する際、上記検出手段によって前部本体と後部本体との前後間隔の変化が検出されると、前部本体と後部本体との少なくとも一方の走行速度を変えて上記前後間隔を補正する制御手段が設けられているものである。
【0008】
これによると、洗車過程において、前部本体と後部本体との少なくともいずれか一方を走行させることにより、前部本体と後部本体との前後間隔を拡縮することが可能となる。したがって、前部本体と後部本体との前後間隔を十分に拡大した状態で洗車を行うことによって、前部本体の洗浄手段による被洗浄車両の洗浄と後部本体の乾燥手段による被洗浄車両の乾燥とが離れた状態で実行される。これにより、洗浄時に発生する水飛沫によって乾燥の仕上がりが悪くなるといった不具合が防止される。
【0009】
また、前部本体と後部本体との前後間隔を所定間隔に維持した状態で前部本体と後部本体とを同方向へ走行させながら洗車を行う際、前部本体と後部本体との走行速度の誤差等によって前部本体と後部本体との前後間隔が上記所定間隔から変化した(ずれた)場合、この前後間隔の変化(ずれ)を検出手段が検出し、この検出に基づいて、制御手段が前部本体と後部本体との少なくとも一方の走行速度を変えて上記前後間隔を補正する。これにより、前部本体と後部本体との前後間隔が所定間隔に維持され、上記前後間隔が不用意に変化して(ずれて)洗車に支障を来すといった不具合を防止することができる。
【0010】
また、本第2発明では、所定間隔として、閉側の所定間隔と開側の所定間隔とが設定され、
検出手段は、前部本体と後部本体との前後間隔が最小となる閉限間隔まで閉じたことを検出する閉限検出装置と、上記前後間隔が閉限間隔よりも大きな閉側の所定間隔に達したことを検出する閉側間隔検出装置と、上記前後間隔が最大となる開限間隔まで開いたことを検出する開限検出装置と、上記前後間隔が開限間隔よりも小さな開側の所定間隔に達したことを検出する開側間隔検出装置とで構成され、
上記前部本体と後部本体との前後間隔を上記閉側の所定間隔に維持した状態で前部本体と後部本体とを同方向へ走行させる場合、前部本体と後部本体との前後間隔の変化を上記閉限検出装置と閉側間隔検出装置とで検出し、
上記前部本体と後部本体との前後間隔を上記開側の所定間隔に維持した状態で前部本体と後部本体とを同方向へ走行させる場合、前部本体と後部本体との前後間隔の変化を上記開限検出装置と開側間隔検出装置とで検出するものである。
【0011】
これによると、前部本体と後部本体との前後間隔を閉側の所定間隔に維持した状態で前部本体と後部本体とを同方向へ走行させる際、前部本体と後部本体との走行速度の誤差等によって前部本体と後部本体との前後間隔が上記閉側の所定間隔から変化した(ずれた)場合、この前後間隔の変化(ずれ)を閉限検出装置と閉側間隔検出装置とが検出し、この検出に基づいて、制御手段が前部本体と後部本体との少なくとも一方の走行速度を変えて上記前後間隔を補正する。これにより、前部本体と後部本体との前後間隔が閉側の所定間隔に維持される。
【0012】
また、前部本体と後部本体との前後間隔を開側の所定間隔に維持した状態で前部本体と後部本体とを同方向へ走行させる際、前部本体と後部本体との走行速度の誤差等によって前部本体と後部本体との前後間隔が上記開側の所定間隔から変化した(ずれた)場合、この前後間隔の変化(ずれ)を開限検出装置と開側間隔検出装置とが検出し、この検出に基づいて、制御手段が前部本体と後部本体との少なくとも一方の走行速度を変えて上記前後間隔を補正する。これにより、前部本体と後部本体との前後間隔が開側の所定間隔に維持される。
【0013】
また、本第3発明では、閉限検出装置は、閉限用リミットスイッチと、この閉限用リミットスイッチによって検出される閉限用被検出体とで構成され、
閉側間隔検出装置は、閉側間隔用リミットスイッチと、この閉側間隔用リミットスイッチによって検出される閉側間隔用被検出体とで構成され、
開限検出装置は、開限用リミットスイッチと、この開限用リミットスイッチによって検出される開限用被検出体とで構成され、
開側間隔検出装置は、開側間隔用リミットスイッチと、この開側間隔用リミットスイッチによって検出される開側間隔用被検出体とで構成され、
上記各リミットスイッチは前部本体と後部本体とのいずれか一方に設けられ、上記各被検出体は他方に設けられているものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における第1の実施の形態を図1〜図14に基づいて説明する。図1〜図3に示すように、1は、被洗浄車両2に対して洗車機本体3を前後方向へ走行させて洗車を行う洗車機である。上記洗車機本体3は、上記車両2を跨ぐ門型に形成され、車両2を洗浄する洗浄手段を備えた前部本体3aと、車両2を乾燥する乾燥手段を備えた後部本体3bとに分離され、それぞれ複数の輪体4を介して床レール5上を個別に走行可能とされている。
【0015】
上記前部本体3a内には、上記洗浄手段として、前面より順に、左右方向に出退自在で車両2のタイヤおよび下部側面を洗浄する左右一対のロッカーブラシ11と、上下方向へ移動自在で車両2の上面を洗浄するトップブラシ12と、左右方向に横行自在で車両2の前後面および両側面を洗浄する左右一対のサイドブラシ13と、車両2に洗浄水を噴射する洗浄水スプレー装置40(図5参照)と、車両2にワックスを噴射するワックススプレー装置41(図5参照)と、輪体4を回転駆動させて前部本体3aを走行させる前部走行モータ14(走行装置の一例)とが設けられている。また、前部本体3aの正面上部には、車両2の高さ(車高)を検出する車高センサ15(超音波センサ等)が設けられている。さらに、前部本体3aの下端には、前部本体3aが前部ホームポジションHPa(走行開始位置)にあることを検知する前部HPリミットスイッチ17と、前部本体3aがオポジットポジションOP(走行終了位置)にあることを検知するOPリミットスイッチ18とが設けられている。また、サイドブラシ13には、サイドブラシ13が車両2に接触して傾くことにより動作して車両2を検出する車体検知リミットスイッチ19(図5参照)が設けられている。尚、前部本体3aには、上記前部走行モータ14の回転数に応じたパルスを発生する前部のパルスエンコーダ47aと、上記パルスの数をカウントする前部のカウンタ48a(図5参照)とが設けられている。尚、上記パルスエンコーダ47aとカウンタ48aとによって、上記前部走行モータ14の回転数を検出する前部回転数検出装置が構成されている。また、上記前部のカウンタ48aは、前部本体3aが前部ホームポジションHPaに戻った際、0にリセットされる。
【0016】
上記後部本体3b内には、上記乾燥手段として、上下方向へ移動自在で車両2の上面を乾燥するトップノズル21と、車両2の両側面を乾燥する左右一対のサイドノズル22と、上記各ノズル21,22に風を供給するブロワ(図示せず)と、輪体4を回転駆動させて後部本体3bを走行させる後部走行モータ25(走行装置の一例)とが設けられている。また、後部本体3bの下端には、後部本体3bが後部ホームポジションHPb(走行開始位置)にあることを検知する後部HPリミットスイッチ23が設けられている。尚、後部本体3bには、上記後部走行モータ25の回転数に応じたパルスを発生する後部のパルスエンコーダ47bと、上記パルスの数をカウントする後部のカウンタ48b(図5参照)とが設けられている。尚、上記パルスエンコーダ47bとカウンタ48bとによって、上記後部走行モータ25の回転数を検出する後部回転数検出装置が構成されている。また、上記後部のカウンタ48bは、後部本体3bが後部ホームポジションHPbに戻った際、0にリセットされる。
【0017】
また、上記前部本体3aには、前部本体3aと後部本体3bとの間に生じる空間の左右両側を覆う左右一対のサイドカバー7a,7b(覆い体の一例)が取付けられている。
【0018】
図6に示すように、上記洗車機本体3には、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が最小となる閉限間隔Amin(図3の仮想線参照)まで閉じたことを検出する閉限検出装置28と、上記前後間隔が上記閉限間隔Aminよりも大きな閉側の所定間隔A(図3の実線参照)に達したことを検出する閉側間隔検出装置29と、上記前後間隔が最大となる開限間隔Bmax(図4の仮想線参照)まで開いたことを検出する開限検出装置30と、上記前後間隔が開限間隔Bmaxよりも小さな開側の所定間隔B(図4の実線参照)に達したことを検出する開側間隔検出装置31とが設けられている。尚、上記各間隔の大小関係は以下の通りである。
Amin<A<B<Bmax
図6,図7(b)に示すように、上記閉限検出装置28は、閉限用リミットスイッチ28aと、この閉限用リミットスイッチ28aのオン・オフを切換える閉限用ドッグ28b(閉限用被検出体の一例)とで構成されている。また、図6,図7(a)に示すように、上記閉側間隔検出装置29は、閉側間隔用リミットスイッチ29aと、この閉側間隔用リミットスイッチ29aのオン・オフを切換える閉側間隔用ドッグ29b(閉側間隔用被検出体の一例)とで構成されている。
【0019】
また、図6,図10(a)に示すように、上記開限検出装置30は、開限用リミットスイッチ30aと、この開限用リミットスイッチ30aのオン・オフを切換える開限用ドッグ30b(開限用被検出体の一例)とで構成されている。さらに、図6,図10(b)に示すように、上記開側間隔検出装置31は、開側間隔用リミットスイッチ31aと、この開側間隔用リミットスイッチ31aのオン・オフを切換える開側間隔用ドッグ31b(開側間隔用被検出体の一例)とで構成されている。
【0020】
また、図4,図6,図7に示すように、上記閉限用リミットスイッチ28aと閉側間隔用リミットスイッチ29aとは、後部本体3bの上端の左右一側後部に設けられた取付ブラケット33に、上下および前後に振り分けられて取付けられている。すなわち、上記閉側間隔用リミットスイッチ29aは閉限用リミットスイッチ28aよりも上方かつ前方に位置している。また、上記閉限用ドッグ28bと閉側間隔用ドッグ29bとは、一方のサイドカバー7aの上端後部に設けられた取付ブラケット34に、上下および前後に振り分けられて取付けられている。すなわち、上記閉側間隔用ドッグ29bは閉限用ドッグ28bよりも上方に位置している。
【0021】
図4,図6,図10に示すように、上記開限用リミットスイッチ30aと開側間隔用リミットスイッチ31aとは、後部本体3bの上端の左右他側前部に設けられた取付ブラケット35に、上下および前後に振り分けられて取付けられている。すなわち、上記開側間隔用リミットスイッチ31aは開限用リミットスイッチ30aよりも下方かつ前方に位置している。また、上記開限用ドッグ30bと開側間隔用ドッグ31bとは、他方のサイドカバー7bの上端後部に設けられた取付ブラケット36に、上下および前後に振り分けられて取付けられている。すなわち、上記開側間隔用ドッグ31bは開限用ドッグ30bよりも下方に位置している。
【0022】
尚、図3の仮想線で示すように、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が閉限間隔Aminになった場合、図8に示すように、閉限用リミットスイッチ28aが閉限用ドッグ28bに当接してオンになっているとともに、閉側間隔用リミットスイッチ29aが閉側間隔用ドッグ29bに当接してオンになっている。また、図3の実線で示すように、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が閉側の所定間隔Aになった場合、図7に示すように、閉限用リミットスイッチ28aが閉限用ドッグ28bから後方へ離間してオフになっているとともに、閉側間隔用リミットスイッチ29aが閉側間隔用ドッグ29bに当接してオンになっている。尚、上記閉限間隔Amin又は閉側の所定間隔Aの場合、開限用リミットスイッチ30aと開側間隔用リミットスイッチ31aとは共にオフになっている。
【0023】
また、図4の仮想線で示すように、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が開限間隔Bmaxになった場合、図11に示すように、開限用リミットスイッチ30aが開限用ドッグ30bに当接してオンになっているとともに、開側間隔用リミットスイッチ31aが開側間隔用ドッグ31bに当接してオンになっている。さらに、図4の実線で示すように、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が開側の所定間隔Bになった場合、図10に示すように、開限用リミットスイッチ30aが開限用ドッグ30bから前方へ離間してオフになっているとともに、開側間隔用リミットスイッチ31aが開側間隔用ドッグ31bに当接してオンになっている。尚、上記開限間隔Bmax又は開側の所定間隔Bの場合、閉限用リミットスイッチ28aと閉側間隔用リミットスイッチ29aとは共にオフとなっている。
【0024】
また、図1に示すように、上記前部本体3aと後部本体3bとは左右一対の間隔規制用ワイヤ37によって連結されている。万一、前部本体3aと後部本体3bとの間の前後間隔が上記開限間隔Bmax(図4の仮想線参照)を越えた場合、上記両間隔規制用ワイヤ37が緊張して、上記前後間隔を最終的に規制するものである。また、図3に示すように、前部本体3aの上部後端と後部本体3bの上部前端とにはそれぞれストッパ体38a,38bが設けられている。このうち前部のストッパ体38aはゴム等の弾性部材製であり、万一、前部本体3aと後部本体3bとの間の前後間隔が閉限間隔Amin(図3の仮想線参照)よりも縮小した場合、前後両ストッパ体38a,38bが互いに当接して、前部本体3aと後部本体3bとの衝突を防止するものである。
【0025】
また、図1に示すように、床レール5の先端前方に、起動、停止指令や洗車モードなどを入力する操作スイッチなどが配列されたリモートパネル42が設けられている。
【0026】
上記構成の洗車機1の制御ブロック図を図5に示す。
図示するように、前部本体3aには、マイクロコンピュータからなる制御装置43(制御手段の一例)が内蔵されている。この制御装置43には、上記リモートパネル42と、車高センサ15やカウンタ48a,48bや各リミットスイッチ17,18,19,23,24,28a,29a,30a,31a等から成るセンサ系44と、走行モータ14,25や各ブラシ11〜13と各乾燥用ノズル21,22等から成る駆動系45とが接続されている。尚、上記制御装置43には、上記前部のカウンタ48aによってカウントされたパルスの数に基づいて前部本体3aの位置を算出する前部位置算出部50aと、後部のカウンタ48bによってカウントされたパルスの数に基づいて後部本体3bの位置を算出する後部位置算出部50bと、上記算出された前部本体3aの位置と後部本体3bの位置との差に基づいて前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔を求める間隔算出部51とが具備されている。
【0027】
また、制御装置43はリモートパネル42からの起動、停止などの操作信号、センサ系44からの検出信号を入力して記憶し、これら操作信号、検出信号に応じて、駆動系45を制御して洗車機本体3全体の動作を制御し、洗車動作を実行している。
【0028】
以下、上記構成における作用を説明する。
洗車時、制御装置43による前部本体3aと後部本体3bとブラシ11〜13と乾燥用ノズル21,22の動作を、図13,図14に示す動作説明図に基づいて説明する。なお、図1に示すように、前部本体3aと後部本体3bとはそれぞれ前部ホームポジションHPaと後部ホームポジションHPbとに停止し、リモートパネル42により洗車に必要な洗車モードが設定され、車両2が前部本体3aの前方の停止位置まで進入して停止したものとする。この際、図13(a)に示すように、前部本体3aと後部本体3bとはそれぞれ前部ホームポジションHPaと後部ホームポジションHPbとに待機しており、前部HPリミットスイッチ17と後部HPリミットスイッチ23とがそれぞれホームポジションHPa,HPbを検知してオンとなっている。
【0029】
そして、まず、車高センサ15により車両2が上記停止位置に停止したことが確認されると、各ブラシ11,12,13が回転し、続いて、図13(b)に示すように、一対のサイドブラシ13が閉じた状態で、前部走行モータ14が駆動して前部本体3aが前進する。そして、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が開側の所定間隔Bにまで拡大すると、後部走行モータ25が駆動して後部本体3bが前進し、上記開側の所定間隔Bを維持した状態で上記前部本体3aと後部本体3bとが共に前進する。
【0030】
この際、前後各パルスエンコーダ47a,47bからのパルス数に基づいて前後各位置算出部50a,50bにより上記前部本体3aと後部本体3bとのそれぞれの位置が算出され、さらに、間隔算出部51によって前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が求められる。制御装置43は、このようにして求められた前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記開側の所定間隔Bとなるように、前部走行モータ14と後部走行モータ25の回転速度を調節する。尚、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記開側の所定間隔Bに維持されている場合、図10(b)に示すように開側間隔用リミットスイッチ31aが開側間隔用ドッグ31bに当接してオンになるとともに、図10(a)に示すように開限用リミットスイッチ30aが開限用ドッグ30bから前方へ離間した状態でオフとなっている。
【0031】
しかしながら、前部本体3aの輪体4や後部本体3bの輪体4が床レール5に対してスリップした場合、前部本体3aや後部本体3bの走行速度に誤差が生じることがある。これにより、前後各位置算出部50a,50bで算出される前部本体3aと後部本体3bの位置と、実際の前部本体3aと後部本体3bの位置とに差異が生じてしまい、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記開側の所定間隔Bからずれて(変化して)しまうことがある。
【0032】
例えば、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記開側の所定間隔B(図4参照)よりも拡大した場合、図11(b)に示すように開側間隔用リミットスイッチ31aがオンの状態で、さらに、図11(a)に示すように開限用リミットスイッチ30aが開限用ドッグ30bに当接してオフからオンに切換わるため、上記両リミットスイッチ30a,31aが共にオンとなる。これにより、制御装置43は、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記開側の所定間隔Bよりも拡大していると判断し、前部走行モータ14の回転速度を低減して前部本体3aの走行速度を減速させるか、或いは、後部走行モータ25の回転速度を増加して後部本体3bの走行速度を増速させる。これにより、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が縮まって上記開側の所定間隔Bとなる。
【0033】
また、反対に、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記開側の所定間隔B(図4参照)よりも縮小した場合、図12(a)に示すように開限用リミットスイッチ30aがオフの状態で、さらに、図12(b)に示すように開側間隔用リミットスイッチ31aが開側間隔用ドッグ31bから前方離間してオンからオフに切換わるため、上記両リミットスイッチ30a,31aが共にオフとなる。これにより、制御装置43は、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記開側の所定間隔Bよりも縮小していると判断し、前部走行モータ14の回転速度を増加して前部本体3aの走行速度を増速させるか、或いは、後部走行モータ25の回転速度を低下して後部本体3bの走行速度を減速させる。これにより、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が拡大して上記開側の所定間隔Bとなる。したがって、前部本体3aの輪体4や後部本体3bの輪体4が床レール5に対してスリップした場合であっても、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔を開側の所定間隔Bに維持することができる。
【0034】
そして、図10に示すように、開限用リミットスイッチ30aがオフ、開側間隔用リミットスイッチ31aがオンになった時点で、前部走行モータ14又は後部走行モータ25の回転速度を元の速度(所定速度)に戻し、上記両走行モータ14,25の回転速度を同じにする。
【0035】
その後、図13(c)に示すように、サイドブラシ13が車両2の前面に接触して傾くことにより、車体検知リミットスイッチ19がオンに切替り、これにより、前部本体3aと後部本体3bとが上記開側の所定間隔Bを維持した状態で共に停止する。その後、前部本体3aのみが後進し、図13(d)に示すように、傾斜していたサイドブラシ13が鉛直姿勢に戻ることによって、上記車体検知リミットスイッチ19がオフに切替り、これにより、前部本体3aが停止し、この状態で、サイドブラシ13が車両2の前面を洗浄する。
【0036】
その後、図13(e)に示すように、前部本体3aが後進するとともに、トップブラシ12が下降して車両2の先端に位置する。尚、この時、サイドブラシ13は開状態にあり、前部本体3aと後部本体3bとの距離は前部本体3aが後進した距離だけ縮まっている。
【0037】
次に、図13(f)に示すように、ロッカーブラシ11とトップブラシ12とサイドブラシ13とが車両2の上面および両側面を洗浄しながら、前部本体3aが前進する。そして、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が開側の所定間隔Bにまで拡大すると、後部本体3bが前進し、図13(g)に示すように、上記開側の所定間隔Bを維持した状態で上記前部本体3aと後部本体3bとが共に前進する。
【0038】
この際、上記図13(b)の場合と同様に、前部本体3aの輪体4や後部本体3bの輪体4が床レール5に対してスリップして、前部本体3aや後部本体3bの走行速度に誤差が生じた場合、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記開側の所定間隔Bからずれて(変化して)しまうことがある。すなわち、図11に示すように、開限用リミットスイッチ30aと開側間隔用リミットスイッチ31aとが共にオンとなった場合、制御装置43は、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記開側の所定間隔B(図4の実線参照)よりも拡大していると判断して、前部走行モータ14の回転速度を低減して前部本体3aの走行速度を減速させるか、或いは、後部走行モータ25の回転速度を増加して後部本体3bの走行速度を増速させる。これにより、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が縮まって上記開側の所定間隔Bとなる。また、図12に示すように、上記両リミットスイッチ30a,31aが共にオフとなった場合、制御装置43は、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記開側の所定間隔Bよりも縮小していると判断して、前部走行モータ14の回転速度を増加して前部本体3aの走行速度を増速させるか、或いは、後部走行モータ25の回転速度を低下して後部本体3bの走行速度を減速させる。これにより、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が拡大して上記開側の所定間隔Bとなる。
【0039】
そして、図10に示すように、開限用リミットスイッチ30aがオフ、開側間隔用リミットスイッチ31aがオンになった時点で、前部走行モータ14又は後部走行モータ25の回転速度を元の速度(所定速度)に戻し、上記両走行モータ14,25の回転速度を同じにする。
【0040】
この状態で、図13(h),図14(i)に示すように、トップノズル21が車両2の先端まで下降し、乾燥用の各ノズル21,22が車両2の上面と両側面を乾燥させる。このとき、各ブラシ11,12,13による車両2の洗浄が実行されており、各ブラシ11,12,13と乾燥用の各ノズル21,22との距離は上記開側の所定間隔Bとされている。
【0041】
その後、図14(j)に示すように、サイドブラシ13が車両2の背面へ回って車両2の背面の洗浄が終了すると、各ブラシ11,12,13が停止され、引き続き、上記開側の所定間隔Bを維持した状態で前部本体3aと後部本体3bとが前進する。
【0042】
そして、図14(k)に示すように、前部本体3aがオポジットポジションOPに到達してOPリミットスイッチ18(図1参照)がオンに切替ると(或いは、上記車両2の背面の洗浄時の位置より前部本体3aが一定距離前進すると)、前部本体3aが停止する。
【0043】
その後、図14(l)に示すように、上記オポジットポジションOPに停止している前部本体3aに対して後部本体3bが接近し、先ず、図9に示すように閉限用リミットスイッチ28aと閉側間隔用リミットスイッチ29aとが共にオフの状態から、前部本体3aと後部本体3bとの間隔が閉側の所定間隔Aまで短縮されて、図7に示すように閉限用リミットスイッチ28aがオフの状態で、閉側間隔用リミットスイッチ29aがオンに切換わり、後部本体3bが減速される。さらに、前部本体3aと後部本体3bとの間隔が閉限間隔Aminまで短縮されて、閉側間隔用リミットスイッチ29aがオンの状態で、閉限用リミットスイッチ28aがオンに切換わり、後部本体3bが停止する。これにより、図14(m)に示すように、前部本体3aと後部本体3bとが閉限間隔Aminをあけた状態でオポジットポジションOPに停止し、乾燥用の各ノズル21,22およびブロワ装置が停止される。
【0044】
その後、図14(n)に示すように、車両2の運転者は車両2を走行させて退場させる。その後、図14(o)(p)に示すように、前部本体3aと後部本体3bとが共に後進し、前部本体3aが前部ホームポジションHPaに復帰して前部HPリミットスイッチ17(図1参照)がオンに切替り、これにより、前部走行モータ14が停止して、前部本体3aが前部ホームポジションHPaに停止するとともに、後部本体3bも後部ホームポジションHPbに復帰して後部HPリミットスイッチ23(図1参照)がオンに切替り、これにより、後部走行モータ25が停止して、後部本体3bが後部ホームポジションHPbに停止する。その後、次の車両2の進入が許可され、同様な洗車が繰り返される。
【0045】
上記説明のように、前部本体3aと後部本体3bがそれぞれ別個に走行駆動され、図13(h),図14(i),図14(j)に示すように、洗浄中の洗浄手段と乾燥中の乾燥手段との距離を開側の所定間隔Bに拡大することができるため、洗浄中の水しぶきにより、乾燥が阻害されることを防止でき、乾燥の仕上がりを常に良好とすることができる。
【0046】
また、両サイドカバー7a,7bにより前部本体3aと後部本体3bとの隙間から外側方へ水しぶきが飛散することを防止でき、また前部本体3aと後部本体3bが一体で動作しているように見せることができる。
【0047】
次に、第2の実施の形態を図15に基づいて説明する。
すなわち、第2の実施の形態における洗車方法は、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔を閉側の所定間隔Aに維持した状態で、▲1▼前部本体3aと後部本体3bとを前進させながら各ブラシ11,12,13で車両2を洗浄し(洗浄行程)、▲2▼次に、前部本体3aと後部本体3bとを後進させながら車両2にワックスを噴射し(ワックス行程)、▲3▼次に、前部本体3aと後部本体3bとを前進させながら各ノズル21,22で車両2を乾燥し(乾燥行程)、▲4▼その後、前部本体3aと後部本体3bとを後進させてホームポジションHPa,HPbへ復帰させるものである。
【0048】
上記洗車方法の詳細を以下に説明する。
先ず、図1に示すように、前部本体3aと後部本体3bとはそれぞれ前部および後部ホームポジションHPa,HPbに停止し、リモートパネル42により洗車に必要な洗車モードが設定され、車両2が前部本体3aの前方の停止位置まで進入して停止したものとする。この際、図15(a)に示すように、前部本体3aと後部本体3bとはそれぞれ前部および後部ホームポジションHPa,HPbに待機しており、前部HPリミットスイッチ17と後部HPリミットスイッチ23とがそれぞれホームポジションHPa,HPbを検知してオンとなっている。
【0049】
そして、まず、車高センサ15により車両2が上記停止位置に停止したことが確認されると、各ブラシ11,12,13が回転するとともに、洗浄水スプレー装置40から洗浄水が噴射され、続いて、図15(b)に示すように、前部走行モータ14が駆動して前部本体3aが前進し、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が閉側の所定間隔Aになると、後部走行モータ25が駆動して後部本体3bが前進し、上記閉側の所定間隔Aを維持した状態で上記前部本体3aと後部本体3bとが共に前進する。
【0050】
このように、閉側の所定間隔Aを維持した状態で上記前部本体3aと後部本体3bとが共に前進しながら、洗浄水が車両2に噴射され、ロッカーブラシ11が車両2のタイヤと側面下部とを洗浄し、サイドブラシ13が車両2の前後両面と両側面とを洗浄し、トップブラシ12が車両2の上面を洗浄する。
【0051】
この際、前後各パルスエンコーダ47a,47bからのパルス数に基づいて前後各位置算出部50a,50bにより上記前部本体3aと後部本体3bとのそれぞれの位置が算出され、さらに、間隔算出部51によって前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が求められる。制御装置43は、このようにして求められた前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記閉側の所定間隔Aとなるように、前部走行モータ14と後部走行モータ25の回転速度を調節する。尚、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記閉側の所定間隔Aに維持されている場合、図7(a)に示すように閉側間隔用リミットスイッチ29aが閉側間隔用ドッグ29bに当接してオンになるとともに、図7(b)に示すように閉限用リミットスイッチ28aが閉限用ドッグ28bから後方へ離間した状態でオフとなっている。
【0052】
しかしながら、前部本体3aの輪体4や後部本体3bの輪体4が床レール5に対してスリップした場合、前部本体3aや後部本体3bの走行速度に誤差が生じ、これにより、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記閉側の所定間隔Aからずれて(変化して)しまうことがある。
【0053】
例えば、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記閉側の所定間隔Aよりも縮小した場合、図8(a)に示すように閉側間隔用リミットスイッチ29aがオンの状態で、さらに、図8(b)に示すように閉限用リミットスイッチ28aが閉限用ドッグ28bに当接してオフからオンに切換わるため、上記両リミットスイッチ28a,29aが共にオンとなる。これにより、制御装置43は、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記閉側の所定間隔Aよりも縮小していると判断し、前部走行モータ14の回転速度を増加して前部本体3aの走行速度を増速させるか、或いは、後部走行モータ25の回転速度を低減して後部本体3bの走行速度を減速させる。これにより、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が拡大して上記閉側の所定間隔Aとなる。
【0054】
また、反対に、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記閉側の所定間隔Aよりも拡大した場合、図9(b)に示すように閉限用リミットスイッチ28aがオフの状態で、さらに、図9(a)に示すように閉側間隔用リミットスイッチ29aが閉側間隔用ドッグ29bから後方へ離間してオンからオフに切換わるため、上記両リミットスイッチ28a,29aが共にオフとなる。これにより、制御装置43は、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記閉側の所定間隔Aよりも拡大していると判断し、前部走行モータ14の回転速度を低減して前部本体3aの走行速度を減速させるか、或いは、後部走行モータ25の回転速度を増加して後部本体3bの走行速度を増速させる。これにより、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が縮まって上記閉側の所定間隔Aとなる。したがって、前部本体3aの輪体4や後部本体3bの輪体4が床レール5に対してスリップした場合であっても、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔を閉側の所定間隔Aに維持することができる。
【0055】
そして、図7に示すように、閉限用リミットスイッチ28aがオフ、閉側間隔用リミットスイッチ29aがオンになった時点で、前部走行モータ14又は後部走行モータ25の回転速度を元の速度(所定速度)に戻し、上記両走行モータ14,25の回転速度を同じにする。
【0056】
そして、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔を閉側の所定間隔Aに維持した状態で、図15(c)に示すように、前部本体3aがオポジットポジションOPに到達してOPリミットスイッチ18(図1参照)がオンに切替ると、前部本体3aと後部本体3bとが共に一旦停止し、各ブラシ11,12,13が回転した状態で、洗浄水スプレー装置40からの洗浄水の噴射が停止され、ワックススプレー装置41からワックスが噴射される。そして、前部走行モータ14と後部走行モータ25とが逆転し、上記前部本体3aと後部本体3bとが閉側の所定間隔Aを維持した状態で後進する。
【0057】
このように、閉側の所定間隔Aを維持した状態で上記前部本体3aと後部本体3bとが共に後進しながら、ワックスがワックススプレー装置41から車両2に噴射されて、各ブラシ11,12,13でブラッシングされる。
【0058】
この際、前部本体3aの輪体4や後部本体3bの輪体4のスリップ等によって、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記閉側の所定間隔Aよりも縮小した場合、図8(a)に示すように閉側間隔用リミットスイッチ29aがオンの状態で、さらに、図8(b)に示すように閉限用リミットスイッチ28aが閉限用ドッグ28bに当接してオフからオンに切換わるため、上記両リミットスイッチ28a,29aが共にオンとなる。これにより、制御装置43は、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記閉側の所定間隔Aよりも縮小していると判断し、前部走行モータ14の回転速度を低減して前部本体3aの走行速度を減速させるか、或いは、後部走行モータ25の回転速度を増加して後部本体3bの走行速度を増速させる。これにより、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が拡大して上記閉側の所定間隔Aとなる。
【0059】
また、反対に、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記閉側の所定間隔Aよりも拡大した場合、図9(b)に示すように閉限用リミットスイッチ28aがオフの状態で、さらに、図9(a)に示すように閉側間隔用リミットスイッチ29aが閉側間隔用ドッグ29bから後方へ離間してオンからオフに切換わるため、上記両リミットスイッチ28a,29aが共にオフとなる。これにより、制御装置43は、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が上記閉側の所定間隔Aよりも拡大していると判断し、前部走行モータ14の回転速度を増加して前部本体3aの走行速度を増速させるか、或いは、後部走行モータ25の回転速度を低減して後部本体3bの走行速度を減速させる。これにより、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔が縮まって上記閉側の所定間隔Aとなる。したがって、前部本体3aの輪体4や後部本体3bの輪体4が床レール5に対してスリップした場合であっても、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔を閉側の所定間隔Aに維持することができる。
【0060】
そして、図7に示すように、閉限用リミットスイッチ28aがオフ、閉側間隔用リミットスイッチ29aがオンになった時点で、前部走行モータ14又は後部走行モータ25の回転速度を元の速度(所定速度)に戻し、上記両走行モータ14,25の回転速度を同じにする。
【0061】
そして、図15(d)に示すように、前部本体3aと後部本体3bとがそれぞれ前部および後部ホームポジションHPa,HPbに到達して前部および後部HPリミットスイッチ17,23(図1参照)がオンに切替ると、前部本体3aと後部本体3bとが共に一旦停止し、各ブラシ11,12,13が停止され、ワックススプレー装置41からのワックスの噴射が停止され、ブロワが作動して、各乾燥用ノズル21,22から空気が噴射される。
【0062】
この状態で、図15(e)に示すように、上記前部本体3aと後部本体3bとが閉側の所定間隔Aを維持した状態で前進しながら、トップノズル21が車両2の上面を乾燥し、サイドノズル22が車両2の両側面を乾燥する。
【0063】
そして、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔を閉側の所定間隔Aに維持した状態で、図15(f)に示すように、前部本体3aがオポジットポジションOPに到達してOPリミットスイッチ18(図1参照)がオンに切替ると、前部本体3aと後部本体3bとが共に停止するとともに、ブロワが停止して、各乾燥用ノズル21,22からの空気の噴射が停止される。
【0064】
その後、図15(g)に示すように、車両2の運転者は車両2を走行させて退場させる。その後、図15(h)に示すように、前部本体3aと後部本体3bとが共に後進し、前部本体3aが前部ホームポジションHPaに復帰して前部HPリミットスイッチ17(図1参照)がオンに切替り、これにより、前部走行モータ14が停止して、前部本体3aが前部ホームポジションHPaに停止するとともに、後部本体3bも後部ホームポジションHPbに復帰して後部HPリミットスイッチ23(図1参照)がオンに切替り、これにより、後部走行モータ25が停止して、後部本体3bが後部ホームポジションHPbに停止する。その後、次の車両2の進入が許可され、同様な洗車が繰り返される。
【0065】
上記第2の実施の形態では、前部本体3aと後部本体3bとの前後間隔を閉側の所定間隔Aに維持した状態で洗車を行っているが、開側の所定間隔Bに維持した状態で洗車を行ってもよい。
【0066】
上記第1および第2の実施の形態では、地上に停止した車両2に対して前部本体3aと後部本体3bとを前後進させながら洗車を行っているが、ローラコンベヤ等の搬送装置を用いて車両2を搬送しながら、前部本体3aと後部本体3bとを前後進させて洗車を行ってもよい。
【0067】
【発明の効果】
以上のように本第1発明によると、前部本体と後部本体との前後間隔を十分に拡大した状態で洗車を行うことによって、前部本体の洗浄手段による被洗浄車両の洗浄と後部本体の乾燥手段による被洗浄車両の乾燥とが離れた状態で実行されるため、洗浄時に発生する水飛沫によって乾燥の仕上がりが悪くなるといった不具合が防止される。
【0068】
また、前部本体と後部本体との前後間隔を所定間隔に維持した状態で前部本体と後部本体とを同方向へ走行させながら洗車を行う際、上記前後間隔が不用意に変化して(ずれて)洗車に支障を来すといった不具合を防止することができる。
【0069】
また、本第2発明によると、前部本体と後部本体との前後間隔を閉側の所定間隔に維持した状態で前部本体と後部本体とを同方向へ走行させる際、前部本体と後部本体との走行速度の誤差等によって前部本体と後部本体との前後間隔が上記閉側の所定間隔から変化した(ずれた)場合、この前後間隔の変化(ずれ)を閉限検出装置と閉側間隔検出装置とが検出し、この検出に基づいて、制御手段が前部本体と後部本体との少なくとも一方の走行速度を変えて上記前後間隔を補正する。これにより、前部本体と後部本体との前後間隔が閉側の所定間隔に維持される。
【0070】
また、前部本体と後部本体との前後間隔を開側の所定間隔に維持した状態で前部本体と後部本体とを同方向へ走行させる際、前部本体と後部本体との走行速度の誤差等によって前部本体と後部本体との前後間隔が上記開側の所定間隔から変化した(ずれた)場合、この前後間隔の変化(ずれ)を開限検出装置と開側間隔検出装置とが検出し、この検出に基づいて、制御手段が前部本体と後部本体との少なくとも一方の走行速度を変えて上記前後間隔を補正する。これにより、前部本体と後部本体との前後間隔が開側の所定間隔に維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における洗車機の側面図である。
【図2】同、洗車機の正面図である。
【図3】同、洗車機の平面図であり、前部本体と後部本体との前後間隔を閉側の所定間隔にした状態を示す。
【図4】同、洗車機の平面図であり、前部本体と後部本体との前後間隔を開側の所定間隔にした状態を示す。
【図5】同、洗車機の制御系のブロック図である。
【図6】図3におけるX−X矢視図である。
【図7】同、洗車機の閉側間隔検出装置と閉限検出装置との平面図であり、(a)は図6におけるW−W矢視図に相当し、(b)は図6におけるX−X矢視図に相当し、前部本体と後部本体との前後間隔が閉側の所定間隔になった状態を示す。
【図8】同、洗車機の閉側間隔検出装置と閉限検出装置との平面図であり、前部本体と後部本体との前後間隔が閉側の所定間隔よりも縮小した状態を示す。
【図9】同、洗車機の閉側間隔検出装置と閉限検出装置との平面図であり、前部本体と後部本体との前後間隔が閉側の所定間隔よりも拡大した状態を示す。
【図10】同、洗車機の開側間隔検出装置と開限検出装置との平面図であり、(a)は図6におけるY−Y矢視図に相当し、(b)は図6におけるZ−Z矢視図に相当し、前部本体と後部本体との前後間隔が開側の所定間隔になった状態を示す。
【図11】同、洗車機の開側間隔検出装置と開限検出装置との平面図であり、前部本体と後部本体との前後間隔が開側の所定間隔よりも拡大した状態を示す。
【図12】同、洗車機の開側間隔検出装置と開限検出装置との平面図であり、前部本体と後部本体との前後間隔が開側の所定間隔よりも縮小した状態を示す。
【図13】同、洗車機で洗車を実施する際の洗車機本体の動作を順に示す側面図である。
【図14】同、洗車機で洗車を実施する際の洗車機本体の動作を順に示す側面図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態における洗車機で洗車を実施する際の洗車機本体の動作を順に示す側面図である。
【図16】従来の洗車機の図である。
【符号の説明】
1 洗車機
2 被洗浄車両
3 洗車機本体
3a 前部本体
3b 後部本体
11〜13 ブラシ(洗浄手段)
14 前部走行モータ(走行装置)
21,22 ノズル(乾燥手段)
25 後部走行モータ(走行装置)
28 閉限検出装置
28a 閉限用リミットスイッチ
28b 閉限用ドッグ(閉限用被検出体)
29 閉側間隔検出装置
29a 閉側間隔用リミットスイッチ
29b 閉側間隔用ドッグ(閉側間隔用被検出体)
30 開限検出装置
30a 開限用リミットスイッチ
30b 開限用ドッグ(開限用被検出体)
31 開側間隔検出装置
31a 開側間隔用リミットスイッチ
31b 開側間隔用ドッグ(開側間隔用被検出体)
43 制御装置(制御手段)
Amin 閉限間隔
A 閉側の所定間隔
Bmax 開限間隔
B 開側の所定間隔
Claims (3)
- 被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら、上記被洗浄車両に対して洗車を行う洗車機であって、
上記洗車機本体は、被洗浄車両を洗浄する洗浄手段を備えた前部本体と、被洗浄車両を乾燥する乾燥手段を備えた後部本体とに分離され、
上記前部本体と後部本体とはそれぞれ走行装置によって個別に走行可能に構成され、
上記前部本体と後部本体との前後間隔が予め設定された所定間隔まで開閉されたことを検出する検出手段が設けられ、
上記前部本体と後部本体とが上記所定間隔を維持した状態で同方向へ走行する際、上記検出手段によって前部本体と後部本体との前後間隔の変化が検出されると、前部本体と後部本体との少なくとも一方の走行速度を変えて上記前後間隔を補正する制御手段が設けられていることを特徴とする洗車機。 - 所定間隔として、閉側の所定間隔と開側の所定間隔とが設定され、
検出手段は、前部本体と後部本体との前後間隔が最小となる閉限間隔まで閉じたことを検出する閉限検出装置と、上記前後間隔が閉限間隔よりも大きな閉側の所定間隔に達したことを検出する閉側間隔検出装置と、上記前後間隔が最大となる開限間隔まで開いたことを検出する開限検出装置と、上記前後間隔が開限間隔よりも小さな開側の所定間隔に達したことを検出する開側間隔検出装置とで構成され、
上記前部本体と後部本体との前後間隔を上記閉側の所定間隔に維持した状態で前部本体と後部本体とを同方向へ走行させる場合、前部本体と後部本体との前後間隔の変化を上記閉限検出装置と閉側間隔検出装置とで検出し、
上記前部本体と後部本体との前後間隔を上記開側の所定間隔に維持した状態で前部本体と後部本体とを同方向へ走行させる場合、前部本体と後部本体との前後間隔の変化を上記開限検出装置と開側間隔検出装置とで検出することを特徴とする請求項1記載の洗車機。 - 閉限検出装置は、閉限用リミットスイッチと、この閉限用リミットスイッチによって検出される閉限用被検出体とで構成され、
閉側間隔検出装置は、閉側間隔用リミットスイッチと、この閉側間隔用リミットスイッチによって検出される閉側間隔用被検出体とで構成され、
開限検出装置は、開限用リミットスイッチと、この開限用リミットスイッチによって検出される開限用被検出体とで構成され、
開側間隔検出装置は、開側間隔用リミットスイッチと、この開側間隔用リミットスイッチによって検出される開側間隔用被検出体とで構成され、
上記各リミットスイッチは前部本体と後部本体とのいずれか一方に設けられ、上記各被検出体は他方に設けられていることを特徴とする請求項2記載の洗車機。
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