JP4281645B2 - 洗車機 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば給油所に設置され、洗車に使用される洗車機に関するものである。
従来の上記洗車機が、例えば特許文献1が開示されている。
この洗車機は、被洗浄車両に対して洗車機本体を相対移動させながら、被洗浄車両に対して洗車を行うものであり、その際に、洗車機本体を、被洗浄車両の洗浄を被洗浄車両の表面に洗浄水を噴射しながらブラッシングすることにより行う洗浄手段を備えた前部本体と、被洗浄車両の乾燥を被洗浄車両の表面へ風を吹き付けることにより行う乾燥手段を備えた後部本体に分離し、前部本体と後部本体をそれぞれ別個に走行可能として構成されている。
この構成によれば、たとえば被洗浄車両を所定位置に停止させ、この被洗浄車両に対して前部本体と後部本体を移動させて、洗浄手段により洗浄水を噴射しながらブラッシングすることによって被洗浄車両の洗浄を行い、乾燥手段により被洗浄車両に対して風を吹きかけることによって被洗浄車両の乾燥を行う。このとき、洗浄中の洗浄手段と乾燥中の乾燥手段との距離を最大に離間することができ、よって洗浄中の洗浄水の水しぶきにより、乾燥が阻害されることを防止でき、乾燥状態を良好にすることができる。
特開2002−302020号公報
しかし、上記した従来の構成によると、洗浄中の前部本体の洗浄手段と乾燥中の後部本体の乾燥手段とが離れる距離が限られており、前部本体の洗浄手段からの洗浄水の水しぶきが被洗浄車両に付着する恐れがある。
そこで本発明は、前部本体からの水しぶきが被洗浄車両に付着することを防止することができ、乾燥の仕上がりを改善することができる洗車機を提供することを目的としたものである。
前記した目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の発明は、被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体と、前記被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体とから形成される洗車機本体を、被洗浄車両に対して相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して洗浄および乾燥を行う洗車機であって、前記後部本体に、前記乾燥手段として、前記被洗浄車両の上面の乾燥を行う上部乾燥装置を上下方向に移動自在に備え、前記前部本体と前記後部本体が走行開始位置から所定位置まで移動したとき、前記上部乾燥装置から風を噴き出すとともに、前記前部本体と前記後部本体をそれぞれ、互いに離れる方向に移動させることを特徴としたものである。
上記構成によれば、所定位置まで移動した後、風を噴き出す上部乾燥装置を作動させるとともに、前部本体と後部本体をそれぞれ、互いに離れる方向に移動させることにより、被洗浄車両に付着している水滴を風で吹き飛ばしつつ、被洗浄車両の洗浄を行う前部本体と被洗浄車両の乾燥を行う後部本体との間隔が離される。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記後部本体の前記上部乾燥装置は、最初に移動するとき、所定の高所位置に位置され、前記後部本体が前記前部本体と離れる方向に移動するとき、所定の低所位置に移動されることを特徴としたものである。
上記構成によれば、後部本体の上部乾燥装置は、後部本体の走行開始位置から前部本体と後部本体をそれぞれ、互いに離れる方向に移動する位置に移動するまで、所定の高所位置に位置されており、後部本体が前部本体と離れる方向に移動するとき、所定の低所位置に移動される。
そして、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記前部本体に、前記洗浄手段として、前記被洗浄車両の上面の洗浄を行う上部洗浄装置を上下方向に移動自在に備え、前記前部本体と前記後部本体が走行開始位置から所定位置まで移動するとき、前記上部洗浄装置を前記被洗浄車両の上面に沿って上下動させて前記被洗浄車両の上面を洗浄し、前記前部本体と前記後部本体がそれぞれ離れる方向に移動するとき、前記上部乾燥装置を前記上部洗浄装置の位置より所定距離上方の位置に移動させることを特徴としたものである。
上記構成によれば、前部本体と後部本体がそれぞれ離れる方向に移動するとき、風を噴き出している上部乾燥装置を、上部洗浄装置の位置より所定距離上方の位置に移動させることにより、前部本体の上部洗浄装置からの洗浄水の水しぶきを遮断するエアーカーテンが効果的に生成される。
さらに、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明であって、前記前部本体と前記後部本体がそれぞれ、互いに離れる方向に移動する際、前記前部本体が所定距離離れるまで、前記後部本体を前記前部本体と前記後部本体とが離れる位置で待機させることを特徴としたものである。
上記構成によれば、前部本体が所定距離離れるまで後部本体を前部本体と後部本体とが離れる位置で待機させるとともに、上部乾燥装置から風を噴き出すことにより、前部本体と後部本体との間隔を離しつつ、被洗浄車両の上方にエアーカーテンが生成される。
しかも、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明であって、前記前部本体と前記後部本体がそれぞれ、互いに離れる方向に移動する際、前記後部本体を、所定時間の間、前記前部本体と前記後部本体とが離れる位置で待機させることを特徴としたものである。
上記構成によれば、前部本体が後部本体から離れる方向に移動しているとき、後部本体を、所定時間の間、前部本体と後部本体とが離れる位置で待機させるとともに、上部乾燥装置から風を噴き出すことにより、前部本体と後部本体との間隔を離しつつ、被洗浄車両の上方にエアーカーテンが生成される。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の発明であって、前記前部本体と前記後部本体の走行開始位置から所定距離前進した位置を、前記前部本体と前記後部本体とが離れる位置とすることを特徴としたものである。
上記構成によれば、前部本体と後部本体は、前部本体と後部本体の走行開始位置から所定距離前進した位置に到達した後、互いに離れる方向に移動する。
そして、請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の発明であって、前記後部本体は、前記前部本体と前記後部本体とが離れる位置から所定位置まで移動したとき、進行方向を反転して移動することを特徴としたものである。
上記構成によれば、後部本体は、前部本体と後部本体とが離れる位置から所定位置まで、上部乾燥装置により被洗浄車両に付着している水滴を吹き飛ばしつつ移動したとき、進行方向が反転され、すなわち再度前進されることにより、乾燥手段によって、被洗浄車両の上面および両側面に対してさらなる乾燥が行われる。
さらに、請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の発明であって、前記前部本体の前面部分に、前記被洗浄車両の前端および後端を検出する車両検出センサを備え、前記前部本体と前記後部本体の走行開始位置から所定距離前進した位置を、前記前部本体と前記後部本体の第1予定分離位置とし、前記車両検出センサにより検出された前記被洗浄車両の後端から後進方向へ所定距離離れた位置を、前記前部本体と前記後部本体の第2予定分離位置とし、前記第1予定分離位置と前記第2予定分離位置とを比較し、前記被洗浄車両の後端から近くに位置する予定分離位置を、前記前部本体と前記後部本体とが離れる位置とすることを特徴としたものである。
上記構成によれば、第1予定分離位置と第2予定分離位置とを比較し、被洗浄車両の後端から近くに位置する予定分離位置を、前部本体と後部本体とが離れる位置とすることにより、後部本体、すなわち上部乾燥装置は確実に被洗浄車両の中央部付近に位置される。
本発明の洗車機は、所定位置まで移動した後、風を噴き出す上部乾燥装置を作動させるとともに、前部本体と後部本体をそれぞれ、互いに離れる方向に移動させることにより、被洗浄車両に付着している水滴を風で吹き飛ばしつつ、被洗浄車両の洗浄を行う前部本体と被洗浄車両の乾燥を行う後部本体との間隔が離れるため、乾燥効率を向上させることができる。
また、所定の高所位置から所定の低所位置に移動される上部乾燥装置から風を噴き出すことにより、被洗浄車両の上方にエアーカーテンが生成されることとなるため、前部本体における上部洗浄装置などからの水しぶきが後部本体側の被洗浄車両に余計に付着することを防止することができる。
以下に、本発明の実施の形態における洗車機について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態の洗車機は、被洗浄車両(以下、車両という)の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体と、車両の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体とから形成される洗車機本体を、車両に対して相対移動させながら、車両に対して洗浄および乾燥を行う。
図1〜図3において、被洗浄車両である車両2を跨ぎ、車両2の前後方向に走行する門型の洗車機本体1は、車両2の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体1Aと、車両2の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体1Bに分離され、それぞれ複数個の輪体3を介して床面4に敷設された一対のレール5の上をそれぞれ別個に走行可能とされている。
上記前部本体1A内には、車両2の洗浄手段として、前面より順に、洗車機本体1の走行方向と直角な左右方向に出退自在で車両2のタイヤおよび下部側面を洗浄する左右一対のロッカーブラシ11と、上下方向に移動自在で被洗浄車両2の上面を洗浄するトップブラシ(上部洗浄装置の一例)12と、左右方向に横行自在で車両2の前後面および両側面を洗浄する一対のサイドブラシ13が設けられ、さらに車両2に対して洗浄水(リンス)、あるいは洗剤等を噴霧するスプレー装置(図示せず)が設けられている。また前部本体1Aの正面上部に、車両2を検出する超音波センサからなる車高センサ(車両検出手段)15が設けられ、さらに前端部に車両2の運転者に車両2の停止位置を案内するストップ案内板16が設けられている。ストップ案内板16は洗車が開始されるときに正面側部内に収納される。また前部本体1Aの下端には、前部本体1がホームポジションHP(走行開始位置)にあることを検知する第1リミットスイッチ17と前部本体1AがエンドポジションEP(走行終了位置)にあることを検知する第2リミットスイッチ18が設けられている。またサイドブラシ13には、サイドブラシ13が車両2に接触して傾いたことにより動作して車両2を検出する車体検知リミットスイッチ19(図4)が設けられている。
また後部本体1B内には、車両2の乾燥手段として、上下方向に移動自在で被洗浄車両2の上面を乾燥するトップノズル(上部乾燥装置の一例)21と、左右方向に横行自在で車両2の両側面を乾燥する左右一対のサイドノズル22が設けられ、さらに両ノズル21,22に同時に連通して風を供給する左右一対のブロワ装置(図示せず)が設けられている。また後部本体1Bの下端には、後部本体1BがホームポジションHP(走行開始位置)にあることを検知する第3リミットスイッチ23と後部本体1Bがエンドポジション(走行終了位置)にあることを検知する第4リミットスイッチ24が設けられている。
また図3に示すように、前部本体1Aと後部本体1Bとの接近を検出する接近検出手段として、後部本体1Bの前端から前部本体1Aの後端に向けて被検出体32が突出され、前部本体1Aの後端にこの被検出体32の先端の接近により動作する減速用の第5リミットスイッチ33と停止用の第6リミットスイッチ34が設けられている。また前部本体1Aと後部本体1B間における物や人の存在を検出するために(挟まれを検出するために)、複数のセット(図3では2セット)の光電センサ35(投光器35A,受光器35B)が設けられている。
また図1に示すように、走行レール5の先端前方に、車両2の洗車位置への進入をコントロールする遮断機41と、起動、停止指令や洗車モードなどを入力する操作スイッチなどが配列されたリモートパネル42が設けられ、また走行レール5の後端後方には車両2の運転者へ洗車終了による退場(洗車位置からの脱出)を促す出口信号灯43と、退場による車両2の通過を検出する光電スイッチからなる退場検出センサ44が設けられている。
また前部本体1Aには、前部本体1Aの輪体3に連結され、輪体3を駆動することにより前部本体1Aを走行させる前部本体走行駆動装置(走行モータを含む)53A(図4)が設けられ、後部本体1Bには、後部本体1Bの輪体3に連結され、輪体3を駆動することにより後部本体1Bを走行させる後部本体走行駆動装置(走行モータを含む)53B(図4)が設けられており、これら前部本体走行駆動装置(走行モータを含む)53Aと後部本体走行駆動装置(走行モータを含む)53Bにより前部本体1Aと後部本体1Bは、それぞれ独立して走行可能とされている。また前部本体走行駆動装置53Aに前部エンコーダ37(図4)が連結され、後部本体走行駆動装置53Bに後部エンコーダ38(図4)が連結されている。
上記構成の洗車機の制御ブロック図を図4に示す。
図示するように、洗車機本体1は、前部本体1Aに内蔵されたマイクロコンピュータからなる制御装置51と、この制御装置51に接続される、リモートパネル42、車高センサ15やリミットスイッチ17,18,23,24,33,34や光電センサ35や前部エンコーダ37、後部エンコーダ38などからなるセンサ系52、前部本体走行駆動装置53A、後部本体走行駆動装置53B、各ブラシ11,12,13と各乾燥用ノズル21,22とストップ案内板16などからなる駆動系54、遮断機41、および出口信号灯43から構成されている。
制御装置51は、リモートパネル42からの起動、停止などの操作信号、センサ系52からの検出信号を入力して記憶し、これら操作信号、検出信号に応じて、駆動系54、遮断機41、および出口信号灯43を制御して洗車機本体1全体の動作を制御し、洗車動作を実行している。
また制御装置51は、前部本体1AがホームポジションHPにあることを検知する第1リミットスイッチ17の動作によりリセットされ、前部本体1Aの前進により前部エンコーダ37から出力されるパルスを加算し、後進により減算して前部本体1AのホームポジションHPからの移動位置を求める前部移動カウンタ(図示せず)を有するとともに、後部本体1BがホームポジションHPにあることを検知する第3リミットスイッチ23の動作によりリセットされ、後部本体1Bの前進により後部エンコーダ38から出力されるパルスを加算し、後進により減算して後部本体1BのホームポジションHPからの移動位置を求める後部移動カウンタ(図示せず)を有している。
さらに制御装置51は、車高センサ15の車高検出データと前部移動カウンタにより検出される前部本体1AのホームポジションHPからの移動位置とにより、被洗浄車両2の形状を認識している。
[第1動作]
以下に、上記した実施の形態における作用、すなわち、制御装置51による前部本体1Aと後部本体1Bとブラシ11,12,13と乾燥用ノズル21,22の動作を、図5に示す動作説明図および図6,図7のフローチャートに基づいて説明する。
なお、前部本体1Aと後部本体1BはそれぞれホームポジションHPに停止し、リモートパネル42により洗車に必要な洗車モードが設定され、図5(a)に示すように、開放された遮断機41を通って車両2がストップ案内板16位置(停止位置)まで進入し停止するものとされ、トップノズル21は、最初に移動するとき、上限位置(所定の高所位置の一例)に位置されているものとする。また一対のサイドブラシ13は閉じた状態になっているものとし、選択される洗車のモードやコースおよびブラシ11,12,13の駆動に合わせて駆動されるスプレー装置の駆動の説明は省略している。
まず、洗車モードが確認され(ステップ−1)、車高センサ15により車両2が洗車位置に停止したことを確認すると(ステップ−2)、制御装置51は遮断機41へ閉指令信号を出力し(ステップ−3)、次にブラシ11,12,13へ回転指令信号を出力し(ステップ−4)、ストップ案内板16へ収納指令信号を出力する(ステップ−5)。続いて、各ブラシ11,12,13に洗車指令信号を出力し(ステップ−6)、前部本体走行駆動装置53Aおよび後部本体走行駆動装置53Bへ前進指令信号を出力する(ステップ−7)。
これにより、図5(b)に示すように、遮断機41が閉じられて次の車両2の進入が阻止され、前部本体走行駆動装置53Aおよび後部本体走行駆動装置53Bにより前部本体1Aおよび後部本体1Bの前進が開始され、ロッカーブラシ11による車両2のタイヤと側面下部の洗浄、トップブラシ12による車両2の上面の洗浄、およびサイドブラシ13による車両2の前面と両側面の洗浄が実行される。このとき、被洗浄車両2の形状の認識によりトップブラシ12は被洗浄車両2の上面に沿って昇降される。
続いて、図5(c)に示すように、制御装置51は、後部移動カウンタによりカウントされたパルス数により、後部本体1Bのトップノズル21がホームポジションHPから所定距離前進した位置(所定位置;例えば車両2のルーフの中央部付近)まで移動すると、すなわちホームポジションHPから所定パルス数移動すると(ステップ−8)、後部本体走行駆動装置53Bへ出力している後部本体1Bの前進指令信号をオフとし、すなわち後部本体1Bに停止指令信号を出力し(ステップ−9)、後部本体1Bへ後進指令信号を出力し(ステップ−10)、続いて乾燥用ノズルのブロワ装置(図示せず)へ送風指令信号を出力するとともに(ステップ−11)、トップノズル21へ駆動指令信号を出力して、被洗浄車両2の形状の認識により被洗浄車両2の所定距離上方にトップノズル21を位置させ、被洗浄車両2の形状に追従させる(ステップ−12)。なお、前部本体走行駆動装置53Aには、制御装置51から引き続き前進指令信号が出力され、また各ブラシ11,12,13には、制御装置51から引き続き洗車指令信号が出力される。
これにより、図5(c),図5(d)に示すように、上限位置に位置されていたトップノズル21を、風を下方へ噴き出しながら被洗浄車両2の形状に基いた位置に移動させるとともに、前部本体1Aと後部本体1Bをそれぞれ、互いに離れる方向に移動させることにより、車両2に付着している水滴を風で吹き飛ばしつつ、車両2の洗浄を行う前部本体1Aと車両2の乾燥を行う後部本体1Bとの間隔が離れ、車両2に対して乾燥が行われることとなる。またトップノズル21により車両2の上方にエアーカーテンが生成されることとなる。なお、前部本体1Aと後部本体1Bをそれぞれ、互いに離れる方向に移動する位置を、前部本体1Aと後部本体1Bの分離位置という。
続いて、図5(e)に示すように、後部移動カウンタによりカウントされたパルス数により、後部本体1Bが車両2の前端部付近(リターンポジションRP)まで移動すると、すなわち後部本体1BがリターンポジションRPにより設定された所定パルス数の位置まで戻ると(ステップ−13)、制御装置51は後部本体走行駆動装置53Bへ出力している後部本体1Bの後進指令信号をオフとし、すなわち後部本体1Bの停止指令信号を出力し(ステップ−14)、後部本体1Bへ前進指令信号を出力する(ステップ−15)。なお、制御装置51は、引き続きブロワ装置へ送風指令信号を出力するとともに、トップノズル21へ駆動指令信号を出力している。
これにより、後部車体1BがリターンポジションRPに到達した際、分離位置から車形状に沿って移動したトップノズル21は車両2の先端に位置され、また後部本体1BはリターンポジションRPで進行方向が反転され、すなわち再度前進されることにより、各乾燥用ノズル21,22によって、車両2の上面および両側面に対してさらなる乾燥が行われる。
続いて、図5(f)に示すように、制御装置51は、引き続き前部走行駆動装置53Aおよび後部本体走行駆動装置53Bへ前進指令信号を出力して、前部本体1Aおよび後部本体1Bを前進させる。そして、サイドブラシ13が車両2の背面へ回って車両2の背面の洗浄が終了すると(ステップ−16)、前部本体1Aの前部本体走行駆動装置53Aへ停止指令信号を出力し(ステップ−17)、各ブラシ11,12,13へ駆動停止指令信号を出力する(ステップ−18)。
これにより、サイドブラシ13が車両2の背面に位置する状態で前部本体1Aが停止し、各ブラシ11,12,13の駆動が停止される。また、トップノズル21およびサイドノズル22による車両2の乾燥が実行されながら、後部本体1Bは前進を続ける。
続いて減速用の第5リミットスイッチ33の動作を確認すると(後部本体1Bが前部本体1Aへ接近すると)(ステップ−19)、前部本体1Aの前部本体走行駆動装置53Aへ前進指令信号を出力する(ステップ−20)。
これにより、図5(g)に示すように、前部本体1Aと後部本体1Bはともに前進を続ける。
続いて、第2リミットスイッチ18により、前部本体1AがエンドポジションEPに到達したことを確認すると(ステップ−21)、制御装置51は、前部本体走行駆動装置53Aへ出力していた前部本体1Aの前進指令信号をオフとし、すなわち停止指令を出力する(ステップ−22)。なお、制御装置51は、引き続きブロワ装置へ送風指令信号を出力し、トップノズル21へ駆動指令信号を出力して、トップノズル21を車形状に沿って移動させるとともに、サイドノズル22へ駆動指令信号を出力する。
これにより、前部本体1AはエンドポジションEPに停止され、後部本体1Bは引き続きトップノズル21およびサイドノズル22により、車両2の上面および両側面の乾燥を継続する。
続いて、図5(h)に示すように、第4リミットスイッチ24により、後部本体1BがエンドポジションEPに到達したことを確認すると(ステップ−23)、制御装置51は、後部本体走行駆動装置53Bへ出力していた後部本体1Bの前進指令信号をオフとし、すなわち停止指令信号を出力し(ステップ−24)、続いてトップノズル21,サイドノズル22およびブロワ装置へ駆動停止指令信号を出力する(ステップ−25)。
これにより、後部本体1BをエンドポジションEPに停止させるとともに、トップノズル21,サイドノズル22およびブロワ装置の駆動を停止させる。
なお、エンドポジションEPを検出する後部本体1Bの第4リミットスイッチ24の動作確認の前に、接近検出手段である減速用の第5リミットスイッチ33の動作を確認すると、後部本体1Bの走行駆動装置53Bへ減速指令を出力し、停止用の第6リミットスイッチ34の動作を確認すると、後部本体1Bの走行駆動装置53Bへ停止指令を出力する。
続いて、図5(i)に示すように、制御装置51は、出口信号灯43へ点灯指令信号を出力する(ステップ−26)。これにより、出口信号灯43が点灯し、車両2の運転者は車両2を退場させる。
続いて、退場検出センサ44により、車両2の退出を確認すると(ステップ−27)、制御装置51は出口信号灯43へ消灯指令信号を出力し(ステップ−28)、前部本体走行駆動装置53Aおよび後部本体走行駆動装置53Bへ後進指令を出力する(ステップ−29)。
これにより、前部本体1Aおよび後部本体1BをホームポジションHPへ後進させる。
続いて、図5(j)に示すように、第1リミットスイッチ17により、前部本体1AがホームポジションHPに到達したことを確認すると(ステップ−30)、制御装置51は、前部本体走行駆動装置53Aへ出力していた前部本体1Aの後進指令信号をオフとし、すなわち停止指令信号を出力するとともに(ステップ−31)、第3リミットスイッチ23により、後部本体1BがホームポジションHPに到達したことを確認すると(ステップ−32)、後部本体走行駆動装置53Bへ出力していた後部本体1Bの後進指令信号をオフとし、すなわち停止指令信号を出力する(ステップ−33)。
これにより、前部本体1Aと後部本体1Bは、ともにホームポジションHPへ戻る。
なお、ホームポジションHPを検出する前部本体1Aの第1リミットスイッチ17の動作確認の前に、接近検出手段である減速用の第5リミットスイッチ33の動作を確認すると、前部本体1Aの走行駆動装置53Aへ減速指令を出力し、停止用の第6リミットスイッチ34の動作を確認すると、前部本体1Aの走行駆動装置53Aへ停止指令を出力する。
続いて、遮断機41へ開指令を出力し(ステップ−34)、次の洗車に備える。これにより、遮断機41が開かれ、次の車両2の進入が許可される。
なお、光電センサ35が動作すると、すなわち前部本体1Aと後部本体1Bとの間に物体あるいは人が存在すると、前部本体1Aおよび後部本体1Bの走行駆動装置53A,53Bへ停止指令を出力する。これにより物体あるいは人が前部本体1Aと後部本体1Bとの間に挟まれることが防止される。
また、走行用モータの異常停止や故障などに基づいて、制御装置51より異常停止信号を入力すると、前部本体走行駆動装置53A,後部本体走行駆動装置53B,各ブラシ11,12,13,各ノズル21,22へ動作停止指令信号が出力され、洗車機全ての動作が停止される。
以上のように第1動作における実施の形態によれば、所定の高所位置に位置されていたトップノズル21を、風を下方へ噴き出しながら所定の低所位置に移動させるとともに、前部本体1Aと後部本体1Bをそれぞれ、互いに離れる方向に移動させることにより、車両2に付着している水滴を風で吹き飛ばしつつ、車両2の洗浄を行う前部本体1Aと車両2の乾燥を行う後部本体1Bとの間隔が離れるため、乾燥効率を向上させることができる。
また、所定の高所位置から所定の低所位置に移動されるトップノズル21から風を噴き出すことにより、車両2の上方にエアーカーテンが生成されることとなるため、前部本体1Aにおけるトップブラシ12などからの水しぶきが後部本体1B側の車両2に余計に付着することを防止することができる。
[第2動作]
上記第1動作では、図5(c),図5(d),図5(e)に示すように、ホームポジションHPから所定パルス数移動した後に後部本体1Bを後進させる際、トップノズル21へ駆動指令信号を出力して、トップノズル21を車両2の上面に近接する場所に位置させ、車形状に沿って移動させた後、トップノズル21を車両2の先端に位置させていたが、第2動作では、後部車体1Bを後進させる際のトップノズル21の経路を変更している。
第2動作を図8の動作説明図に基づいて説明する。各機器への指令信号は制御装置51より出力される。なお、図8(a)〜図8(b),図8(f)〜図8(j)の動作は、第1動作の図5(a)〜図5(b),図5(f)〜図5(j)の動作と同じであるため説明を省略する。
図8(c)に示すように、制御装置51は、後部移動カウンタによりカウントされたパルス数により、後部本体1Bのトップノズル21がホームポジションHPから所定距離前進した位置(所定位置;例えば車両2のルーフの中央部付近)まで移動すると、すなわちホームポジションHPから所定パルス数移動すると、後部本体走行駆動装置53Bへ出力している後部本体1Bの前進指令信号をオフとし、すなわち後部本体1Bに停止指令信号を出力し、続いて乾燥用ノズルのブロワ装置(図示せず)へ送風指令信号を出力する。そして、車形状に沿って昇降されているトップブラシ12の高さ位置を認識し、この高さ位置に所定距離Xを加算した高さ位置を求め、前記高さ位置へ下降するために必要な下降時間を求めて、前記下降時間の間、トップノズル21へ下降指令信号(駆動指令信号)が出力され、トップブラシ12より所定距離X上方に位置するよう下降される。なお、上記所定距離Xは任意に設定変更が可能である。また、前部本体走行駆動装置53Aには、制御装置51から引き続き前進指令信号が出力され、また各ブラシ11,12,13には、制御装置51から引き続き洗車指令信号が出力される。
このとき、停止している後部本体1Bには停止指令信号が出力されており、前部本体1Aと後部本体1Bが互いに離れる方向に移動する際、後部本体1Bを、前部本体1Aが所定距離離れるまで、すなわち前部移動カウンタによりカウントされたパルス数が所定パルス数増加するまで、前部本体1Aと後部本体1Bとが離れる位置である分離位置で待機させる。
これにより、前部本体1Aを後部本体1Bから離れる方向に移動、すなわち前部本体1Bを前進させ、前部本体1Aが所定距離離れるまで後部本体1Bを分離位置で待機させるとともに、下方へ風を噴き出しているトップノズル21を、トップブラシ12の位置より所定距離X上方の位置に移動させることにより、前部本体1Aと後部本体1Bとの間隔を離しつつ、トップブラシ12から洗浄水の水しぶきを遮断するエアーカーテンが効果的に生成されることとなる。
続いて、図8(d)に示すように、制御装置51は、引き続き前部本体走行駆動装置53Aに前進指令信号を出力し、各ブラシ11,12,13に洗車指令信号を出力する。続いて制御装置51は、前部本体1Aが、前部本体1Aと後部本体1Bとが離れる位置(以下、分離位置という)から所定距離離れた(前進した)後、分離位置で待機(停止)している後部本体1Bの後部本体走行駆動装置53Bへ後進指令信号を出力する。
これにより、前部本体1Aが分離位置から所定距離離れた後、トップブラシ12の位置より所定距離X上方の固定位置にあるトップノズル21を有する後部本体1Bを後進させることにより、車両2に付着している水滴を風で吹き飛ばしつつ、前部本体1Aと後部本体1Bとの間隔が離れ、また車両2の上方にエアーカーテンが生成されることとなる。
続いて、図8(e)に示すように、後部移動カウンタによりカウントされたパルス数により、後部本体1Bが車両2の前端部付近(リターンポジションRP)まで移動すると、すなわち後部本体1BがリターンポジションRPにより設定された所定パルス数の位置まて戻ると、制御装置51は後部本体走行駆動装置53Bへ出力している後部本体1Bの後進指令信号をオフとし、すなわち後部本体1Bの停止指令信号を出力し、後部本体1Bへ前進指令信号を出力する。続いて制御装置51は、トップノズル21へ駆動指令信号を出力する。なお、制御装置51は、引き続きブロワ装置へ送風指令信号を出力している。
これにより、後部車体1BがリターンポジションRPに到達した際、トップノズル21は車両2の先端に位置され、以後、車形状に沿って移動される。
以上のように第2動作における実施の形態によれば、前部本体1Aを後部本体1Bから離れる方向に移動、すなわち前部本体1Bを前進させ、前部本体1Aが所定距離離れるまで後部本体1Bを分離位置で待機させるとともに、下方へ風を噴き出しているトップノズル21をトップブラシ12の位置より所定距離X上方の位置に移動させ、前部本体1Aが所定距離離れた後、後部本体1Bを後進させることにより、車両2に付着している水滴を風で吹き飛ばしつつ、車両2の洗浄を行う前部本体1Aと車両2の乾燥を行う後部本体1Bとの間隔が離れるため、乾燥効率を向上させることができる。
また、トップブラシ12の位置より所定距離X上方の位置に移動させているトップノズル21から風を噴き出すことにより、車両2の上方にエアーカーテンが生成されることとなるため、前部本体1Aにおけるトップブラシ12などからの水しぶきが後部本体1B側の車両2に余計に付着することを防止することができる。なお、第2動作では、上記分離位置で、トップノズル21を、トップブラシ12の位置より所定距離X上方の位置に移動させているが、単に、上限より所定距離下降させた被洗浄車両2のルーフに接触しない位置(所定の低所位置の一例)に移動させるようにしてもよい。
なお、実施の形態では、前部本体1Aと後部本体1Bとの分離位置からの後部本体1Bの移動(後進)を、前部本体1Aが所定パルス数移動した後としていたが、後部本体1Bを、所定時間の間、分離位置で待機させた後に移動させてもよい。
また、実施の形態では、前部本体1Aと後部本体1Bとの分離位置を、ホームポジションHPから所定パルス数移動した後としていたが、図9に示すような以下の方法で上記分離位置を設定、すなわちトップノズル21が車両2のルーフの中央部付近に位置するよう設定してもよい。このとき、前部本体1Aの前面部分には、車両2の前端および後端を検出する車両検出センサ61(光電管)が設けられており、車両2は、車両2の前端が車両検出センサ61で検出され、ストップ案内板16で停止指示されることにより停止されている。
ここで、図9(a)に示すように、ホームポジションHPにおける後部本体1Bのトップノズル21からホームポジションHPにおける車両検出センサ61までの距離をα、距離αを移動するための走行パルス数をα´、ホームポジションHPにおける後部本体1Bのトップノズル21が所定パルス数移動後に到達する位置である第1予定分離位置Mに移動する距離(すなわち、ホームポジションHPにおける後部本体1Bのトップノズル21から第1予定分離位置Mまでの距離)をβ、距離βを移動するための走行パルス数をβ´とする。
まず、図9(b)に示すように、洗車機本体1(前部本体1Aと後部本体1B)はホームポジションHPから所定パルス数前進中、車両検出センサ61により車両2の後端を検出する。そして、車両検出センサ61により検出された車両2の後端から後進方向へ所定距離γ離れた位置を、第2予定分離位置Nとして設定する。
ここで、所定距離γを移動するための走行パルス数をγ´、ホームポジションHPにおける車両検出センサ61から車両2の後端が検出された位置までの距離をZ、距離Zを移動するための走行パルス数をZ´とすると、ホームポジションHPにおけるトップノズル21の位置から第2予定分離位置Nまでの距離は、(α+Z)−γとなる。なお、距離{(α+Z)−γ}を移動するための走行パルス数は{(α+Z)−γ}´とする。
このとき、制御装置51は、ホームポジションHPからの走行パルス数に基づいて第1予定分離位置Mと第2予定分離位置Nを比較し、車両2の後端から近くに位置する予定分離位置を前部本体1Aと後部本体1Bとの分離位置とし、すなわち走行パルス数β´と走行パルス数{(α+Z)−γ}´を比較し、大きな値を有する走行パルス数を選択して、前部本体1Aと後部本体1Bとの分離位置を設定し、所望の予定分離位置でトップノズル21を有する後部本体2を停止させ、その予定分離位置に基づいて前部本体1Aと後部本体1Bの分離を行う。
これにより、後部本体1B、すなわちトップノズル21を確実に車両2のルーフの中央部付近に位置させることができるため、車両2の上方にエアーカーテンを確実に生成することができ、また車両2のドアミラーを含めた車両2の中央部から前方部を後進方向と前進方向の2方向から2度の乾燥させることができる。
また、例えば第1予定分離位置Mが車両2の後端よりも後方となった場合、前部本体1Aのサイドブラシ13が車両2の後端に回り込んだ時点で、前部本体1Aと後部本体1Bの分離を行うようにする。
これにより、車長が異なる様々な種類の車両2に対して、車両2のルーフの上方にトップノズル21を位置させることができ、また車両2の全長に亘って2度の乾燥を行うことを防止することができる。
また、実施の形態では、後進させた後部本体1Bを再度前進させる位置(リターンポジションRP)を、後部本体1Bの後進指令信号を出力してから所定パルス数移動後の位置としていたが、以下の方法でリターンポジションRPを設定してもよい。
ここで、前部車体1Aの前方における車両2の停車位置付近にタイヤ検知センサ(図示せず)が設けられている。
洗車開始前において、タイヤ検知センサとホームポジションHPにおける後部本体1Bのトップノズル21との距離(位置関係)を距離Aとし、タイヤ検知センサから車両2の先端設定位置までの距離を距離Bとする。なお、距離Aは、タイヤ検知センサとホームポジションHPにおける後部本体1Bのトップノズル21との距離(位置関係)となるため固定の値となり、また距離Bは、様々な車種の平均的な長さより若干長くなるよう設定されており、任意に設定変更可能となっている。
このとき、予定リターンポジション位置は、上記距離Aから距離Bを減算することにより算出されるため、距離(A−B)が予定リターンポジションRPとして設定される。このとき、後部本体1Bが後進し、後部移動カウンタによりカウントされるパルス数が、距離(A−B)に相当するパルス数となると、後部本体1Bはリターンすることとなる。
また、実施の形態では、後進させた後部本体1Bを再度前進させる位置(リターンポジションRP)を、後部本体1Bの後進指令信号を出力してから所定パルス数移動後の位置としていたが、車体検知リミットスイッチ19により検出されるサイドブラシ13が車両2に接触して傾いたときの後部移動カウンタによりカウントされるパルス数を記憶し、この記憶したパルス数(サイドブラシ13の傾斜位置)を、リターンポジションRPとしてもよい。
また、実施の形態では、洗車機本体1(前部本体1Aと後部本体1B)のみを移動させることで、車両2に対して相対移動させて車両2の洗車を行う形式が示されているが、これは前部本体1Aと後部本体1Bを移動させるとともに、ローラコンベヤ(車両移動手段)を用いて車両2を移動させ、相対移動するようにした形式などであってもよい。
また、実施の形態では、接近検出手段を、被検出体32と減速用の第5リミットスイッチ33と停止用の第6リミットスイッチ34により構成しているが、接近検出手段を超音波センサや近接センサや光電センサなどにより構成することもできる。
本発明の実施の形態における洗車機の概略側面図である。 同洗車機の正面図である。 同洗車機の機器配置図である。 同洗車機の制御系のブロック図である。 同洗車機の制御方法(第1動作)の手順を示す説明図である。 同洗車機の制御方法(第1動作)の手順を示すフローチャートである。 同洗車機の制御方法(第1動作)の手順を示すフローチャートである。 同洗車機の制御方法(第2動作)の手順を示す説明図である。 同洗車機の他の分離方法を示す説明図であり、(a)は前部本体と後部本体の第1予定分離位置の位置関係を示す図、(b)は前部本体と後部本体の第2予定分離位置の位置関係を示す図である。
符号の説明
1 洗車機本体
1A 前部本体
1B 後部本体
2 車両(被洗浄車両)
12 トップブラシ(上部洗浄装置)
21 トップノズル(上部乾燥装置)
61 車両検出センサ

Claims (8)

  1. 被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体と、前記被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体とから形成される洗車機本体を、被洗浄車両に対して相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して洗浄および乾燥を行う洗車機であって、
    前記後部本体に、前記乾燥手段として、前記被洗浄車両の上面の乾燥を行う上部乾燥装置を上下方向に移動自在に備え、
    前記前部本体と前記後部本体が走行開始位置から所定位置まで移動したとき、前記上部乾燥装置から風を噴き出すとともに、前記前部本体と前記後部本体をそれぞれ、互いに離れる方向に移動させること
    を特徴とする洗車機。
  2. 前記後部本体の前記上部乾燥装置は、最初に移動するとき、所定の高所位置に位置され、前記後部本体が前記前部本体と離れる方向に移動するとき、所定の低所位置に移動されること
    を特徴とする請求項1に記載の洗車機。
  3. 前記前部本体に、前記洗浄手段として、前記被洗浄車両の上面の洗浄を行う上部洗浄装置を上下方向に移動自在に備え、
    前記前部本体と前記後部本体が走行開始位置から所定位置まで移動するとき、前記上部洗浄装置を前記被洗浄車両の上面に沿って上下動させて前記被洗浄車両の上面を洗浄し、
    前記前部本体と前記後部本体がそれぞれ離れる方向に移動するとき、前記上部乾燥装置を前記上部洗浄装置の位置より所定距離上方の位置に移動させること
    を特徴とする請求項1に記載の洗車機。
  4. 前記前部本体と前記後部本体がそれぞれ、互いに離れる方向に移動する際、前記前部本体が所定距離離れるまで、前記後部本体を前記前部本体と前記後部本体とが離れる位置で待機させること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の洗車機。
  5. 前記前部本体と前記後部本体がそれぞれ、互いに離れる方向に移動する際、前記後部本体を、所定時間の間、前記前部本体と前記後部本体とが離れる位置で待機させること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の洗車機。
  6. 前記前部本体と前記後部本体の走行開始位置から所定距離前進した位置を、前記前部本体と前記後部本体とが離れる位置とすること
    を特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の洗車機。
  7. 前記後部本体は、前記前部本体と前記後部本体とが離れる位置から所定位置まで移動したとき、進行方向を反転して移動すること
    を特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の洗車機。
  8. 前記前部本体の前面部分に、前記被洗浄車両の前端および後端を検出する車両検出センサを備え、
    前記前部本体と前記後部本体の走行開始位置から所定距離前進した位置を、前記前部本体と前記後部本体の第1予定分離位置とし、
    前記車両検出センサにより検出された前記被洗浄車両の後端から後進方向へ所定距離離れた位置を、前記前部本体と前記後部本体の第2予定分離位置とし、
    前記第1予定分離位置と前記第2予定分離位置とを比較し、前記被洗浄車両の後端から近くに位置する予定分離位置を、前記前部本体と前記後部本体とが離れる位置とすること
    を特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の洗車機。
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