JP5018673B2 - 洗車機 - Google Patents

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Description

本発明は、洗車機、特に洗車機本体走行時の障害物検知に関するものである。
洗車機本体走行時に障害物の検知を行う従来の洗車機の一例が特許文献1に開示されている。
この洗車機は、被洗浄車両(自動車)を跨ぐように移動して車体を自動洗浄するドライブスルータイプの洗車機(前方から洗車機本体内へ進入した被洗浄車両を洗車終了後に後方へ通り抜け退出させる方式の洗車機)であり、洗車機本体の後面には、洗車機本体の後方への移動方向に対し一定範囲内に接近した被洗浄車両等の物体を非接触で検出する物体検出器が配置されている。この物体検出器は、照射した赤外光の反射波を検知して物体検出する、いわゆる光エリアセンサからなり、洗車機後方の所定範囲にある物体を検出し、これにより、洗車機本体が後方へ移動する際にその進行方向に退出する車両や人等がいないか確認できる。
また洗車機本体には、洗車機の移動位置を検出するエンコーダと、洗車機の移動範囲近くに固定設置され洗車機の接近に伴い前記物体検出器が通常検出状態で検出する物体(固定物体)の位置(前記エンコーダで与えられる洗車機の移動位置)を記憶する記憶部と、前記物体検出器が物体を検出したときの物体の位置(前記洗車機の移動位置)と前記記憶部で与える固定物体の位置とを比較し、物体検出器が検出した物体が、通常検出状態で検出する固定物体かその他の接触の危険がある物体かどうかを判別し、その他の接触の危険がある物体と判別したとき、洗車機の移動を緊急停止する制御部が備えられている。
ドライブスルータイプの洗車機は、洗車機本体を前方へ移動しながら、被洗浄車両に対して洗車を行い、洗車が終了すると、被洗浄車両の退出を確認して、次の洗車のために(原点復帰のために)洗車機本体を後方へ移動する。このとき、物体検出器が物体を検出すると、記憶部に記憶した通常検出状態で検出する固定物体の位置と、物体検出器が検出したときの物体の位置とを比較して、物体検出器が検出した物体が、通常検出状態で検出する固定物体かその他の接触の危険がある物体かどうかを判別し、その他の接触の危険がある物体と判別したとき、洗車機の移動を緊急停止して物体との接触を防止している。また固定物体と判別するとき、後方への移動を続行する。
特開平11−20627号公報
しかし、従来の洗車機では、光エリアセンサからなる物体検出器を使用しているために、車体が黒のように低反射率の色で塗装された被洗浄車両の場合、停止していても反射する光の量が少ないために被洗浄車両の検知が困難であった。また被洗浄車両のテールランプに光エリアセンサからの光が照射された場合、テールランプは光を多重反射しまた吸収し、照射された光が戻ってこないために、被洗浄車両の検知が困難であった。このようなとき、洗車機本体が後方へ移動していると、被洗浄車両に接触する恐れがあった。
また記憶部に、物体検出器により通常検出状態で検出される物体の位置(エンコーダで与える移動位置)を予め学習して設定しなければならないために、検出される恐れがある備品等を設置する毎に、洗車機本体を後方へ移動させて備品等の位置を学習し記憶部へその位置を設定しなければならず、手間がかかるという問題があった。
上記光エリアセンサの使用に伴う不具合を解消するために、物体検出器として、反射方式の超音波センサを使用することが考えられる。しかし、超音波センサを使用する場合でも、やはり記憶部に通常検出状態で検出する物体の位置を学習して記憶しておく必要があり、手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、予め通常検出状態で検出する物体の位置を学習する必要がなく、障害物、特に停止している被洗浄車両を確実に検知でき、洗車機本体が障害物(被洗浄車両等)へ接触することを確実に防止できる洗車機を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、洗車機本体を一定経路に沿って前方へ移動させながら、被洗浄車両に対して洗車を行い、洗車が終了すると前記洗車機本体の後方から前記被洗浄車両を退出させる洗車機であって、前記洗車機本体の後端部に、前記洗車機本体の移動エリアの床面へ向かって、後方斜め下方へ光を照射し、前記床面からの反射光を検知することにより、前記床面までの距離を測定する距離検出手段を設け、前記洗車機本体を前記一定経路に沿って後方へ移動させるとき、前記距離検出手段により測定される距離に変化が生じると、または距離の検出ができないと、前記洗車機本体の移動を停止することを特徴とするものである。
上記構成によれば、洗車機本体の後端部に、洗車機本体の移動エリアの床面までの距離を検出する距離検出手段を設け、洗車機本体を後方へ移動させるとき、距離検出手段により測定される距離に変化が生じると、または距離の検出ができないと、洗車機本体が停止される。これにより、前記床面に、障害物があるとき、洗車機本体の移動が停止され、障害物、特に停止している被洗浄車両へ洗車機本体の接触が防止される。このように、距離検出手段により常に床面までの距離を検出していることにより、従来のごとく、洗車機本体を一旦移動させて通常状態で検出されてしまう物体の移動位置を予め学習しておく必要がなくなり、学習させる手間を省くことができる。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記距離検出手段を、前記洗車機本体の後方の面において前記被洗浄車両の退出方向側に設置したことを特徴とするものである。
被洗浄車両の退出経路がカーブしている場合、被洗浄車両がそのカーブに沿って姿勢を変えて停止している場合が想定される。そこで、カーブの向きと逆の洗車機本体の後面位置に、距離検出手段を設置してしまうと、カーブに沿って姿勢を変えて停止している被洗浄車両を検出できない。
上記構成によれば、被洗浄車両の退出方向側の洗車機本体後面位置に、距離検出手段を設置したことにより、被洗浄車両の退出方向側に姿勢を変えて停止している被洗浄車両が確実に検出される。
また請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明であって、前記距離検出手段は、レーザー光を照射し、前記床面を構成するコンクリートまたはアスファルトから反射してくる反射光を半導体位置検出素子により受光し、その受光位置により前記床面までの距離を測定する光センサで構成したことを特徴とするものである。
上記構成によれば、床面がコンクリートまたはアスファルトの場合、表面の凹凸の特性によりレーザー光は反射され、半導体位置検出素子で受光され、受光位置が検出され、その受光位置により、床面までの距離が求められる。
本発明の洗車機は、洗車機本体を後方へ移動させるとき、距離検出手段により測定される距離に変化が生じると、または距離の検出ができないと、洗車機本体の移動が停止されることにより、前記床面に、障害物があるとき、洗車機本体の移動が停止され、障害物、特に停止している被洗浄車両へ洗車機本体の接触が防止することができ、また距離検出手段により常に床面までの距離を検出していることにより、従来のごとく、予め通常状態で検出されてしまう物体を予め学習しておく必要がなくなり、学習させる手間を省くことができる、という効果を有している。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施の形態における洗車機の側面図、図2は同洗車機の正面図、図3は同洗車機の平面図である。図示する洗車機は、ドライブスルータイプの洗車機(前方から洗車機本体内へ進入した被洗浄車両を洗車終了後に後方へ通り抜け退場させる方式のセルフ洗車機)としている。
図1〜図3において、1は被洗浄車両である車両2を跨ぎ、車両2の前後方向に走行する門型の洗車機本体であり、洗車機本体1を車両2の前後方向に移動させながら、車両2に対して洗車を行う洗車機が構成されている。洗車機本体1は、車両2の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体1Aと、車両2の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体1Bに分離され、前部本体1Aと後部本体1Bはそれぞれ複数個の輪体3を介して床面4に敷設された一対の走行レール(一定経路の一例)5の上をそれぞれ別個に走行可能とされ、実行可能な複数の洗車コース(洗車処理の一例)の中から選択された一つの洗車コースに基づいて、車両2を跨いで移動しながら車両2に対して洗車を行うように構成されている。また前部本体1Aと後部本体1Bは、ワイヤ(索体)6により接近・離間自在に接続されている。また前部本体1Aの後端の両側には、後述するアーチを取り付けるためのパネル9が突設されている。また床面4は、コンクリート(またはアスファルト)により構成されている。
上記パネル9を含む前部本体1A内には、洗浄手段として、車両2をブラッシングするブラッシング装置11(図5)と、洗浄水あるいは洗剤あるいはコーティング剤を車両2に噴霧するスプレー装置12(図5)が備えられている。
またブラッシング装置11として、図1〜図3に示すように、洗車機本体1の走行方向(前後方向)と直角な方向(以下、左右方向と称す)に出退自在で車両2のタイヤおよび下部側面を洗浄する左右一対のロッカーブラシ13と、上下方向に移動自在で車両2の上面を洗浄するトップブラシ14と、前記左右方向に横行自在で車両2の前後面および両側面を洗浄する左右一対のサイドブラシ15が設けられている。
また前記スプレー装置12として、図示しないが、洗浄水(リンス)を車両2の上面と両側面へ噴射する洗浄水アーチ、通常の洗剤を車両2の上面へ噴射する洗剤(前洗剤)アーチ、ワックス液を車両2の上面と両側面へ噴霧するワックスアーチなどが設けられ、一部が前記パネル9に取り付けられている。
また前部本体1Aの前端部に、前方に突出させて、洗車機本体1による自動洗車に必要な情報を操作入力する操作パネルなどが配列された操作ボックス21が設けられ、さらに車両2の運転者に車両2の進入および停止を報知する手段として、緑色ランプからなる進入信号灯22と赤色ランプからなる停止信号灯23が設けられている。
また前部本体1Aの下端には、前部本体1がホームポジション(HP;走行開始位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる前部本体HP検出センサ24と前部本体1Aがエンドポジション(EP;走行終了位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる前部本体EP検出センサ25が設けられ、また前部本体1Aの前端部には、垂直に1列に配置された複数の透過型光電センサからなる車高センサ26が設けられている。
また前部本体1Aには、前部本体1Aの輪体3の回転軸に連結され、輪体3を駆動することにより前部本体1Aを走行させる前部本体走行駆動装置(走行モータを含む)28(図5)と、輪体3の回転を検出する前部本体エンコーダ29(図5)が設けられている。
また前部本体1Aの前面右側には、マイクロコンピュータからなる制御装置(制御手段)30が内蔵されている。
また後部本体1Bには、乾燥手段として、空気を噴出して車両2を乾燥する乾燥装置35(図5)が備えられている。
前記乾燥装置35として、図1〜図3に示すように、上下方向に移動自在で車両2の上面を乾燥するトップノズル36と、左右方向に横行自在で車両2の両側面を乾燥する左右一対のサイドノズル37が設けられ、さらに両ノズル36,37に同時に連通して風を供給する左右一対のブロワ装置38が設けられている。
また後部本体1Bの下端には、後部本体1Bがホームポジション(HP;走行開始位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる後部本体HP検出センサ39と後部本体1Bがエンドポジション(EP;走行終了位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる後部本体EP検出センサ40が設けられ、さらに後部本体1Bの後端には、車両2の後端を検出する透過型光電センサからなる後端検出センサ41が設けられている。
また後部本体1Bの後端部には(後面には)、その車両2の退出方向側に距離検出器42が設けられている。図4(b)に示すように、車両2の退出経路43が右にカーブしていると、距離検出器42は後面の移動方向右側に設けられる。なお、距離検出器42は、車両2の退出経路43が左にカーブしていることとき、後面の移動方向左側に設けられる。
この距離検出器42は、レーザー光を照射し、床面4を構成するコンクリート(またはアスファルト)の凹凸から反射してくる反射光を検出可能な半導体位置検出素子(PSD;Position Sensitive Light Detector)を使用した光センサで構成され、洗車機本体1の移動エリア内で、且つ車両2の退出経路43を形成する床面4に向かって後方斜め下方へレーザー光を照射し、その反射光を半導体位置検出素子で受光し、その受光位置により、前記床面4までの距離Lを測定している。後部本体1Bおよび前部本体1Aを後方へ移動させているとき、この距離検出器42により測定される距離Lに変化が生じたとき、すなわち床面4上の障害物(反射率が低くてもよい)の存在により距離Lが短くなったとき、または距離の検出ができないとき、すなわち車両2のメッキ処理部でレーザー光が鏡面反射したとき、あるいは車両2のテールランプにレーザー光が照射されレーザー光が多重反射され、また吸収されたとき、後部本体1Bおよび前部本体1Aの走行が停止される(詳細は後述する)。
また後部本体1Bには、後部本体1Bの輪体3の回転軸に連結され、輪体3を駆動することにより後部本体1Bを走行させる後部本体走行駆動装置(走行モータを含む)45(図5)と、輪体3の回転を検出する後部本体エンコーダ46(図5)が設けられている。
また車両2の洗車開始時の停止位置は、ホームポジションHPに位置している状態の前部本体1Aの前方に、車両2の前輪2Aが洗車開始時に停止する位置として配置され、この停止位置の床面4に、車両2が入車したことを車両2の前輪2Aの検出により検出する光電センサからなるタイヤ検出センサ(停止検出手段の一例)48が設けられている。
また図1に示すように、走行レール5の先端前方に、車両2の洗車位置への進入をコントロールする遮断機51と、車両2の車高が洗車機本体1の制限高さ以下であるかどうかを検出する進入センサ52が設けられ、また走行レール5の後端後方には車両2の運転者へ洗車終了による退場(洗車位置からの脱出)を促す出口信号灯53が設けられている。
上記構成の洗車機の制御構成図を図5に示す。
図示するように、前記制御装置30と、制御装置30に接続される、前部本体HP検出センサ24、前部本体EP検出センサ25、車高センサ26、前部本体エンコーダ29、後部本体HP検出センサ39、後部本体EP検出センサ40、後端検出センサ41、距離検出器42、後部本体エンコーダ46、タイヤ検出センサ48、および進入センサ52からなるセンサ系32、前部本体走行駆動装置28、後部本体走行駆動装置45、ブラッシング装置11(各ブラシ13,14,15)、スプレー装置12、および乾燥装置35(ノズル36,37、ブロワ装置38)からなる駆動系33、操作ボックス21、進入信号灯22、停止信号灯23、遮断機51、および出口信号灯53から構成されている。
制御装置30は操作ボックス21からの起動、停止などの操作信号、センサ系32からの検出信号を入力して記憶し、これら操作信号、検出信号に応じて、駆動系33、進入信号灯22、停止信号灯23、遮断機51、および出口信号灯53を制御して洗車機本体1全体の動作を制御し、洗車機本体1を走行レール5に沿って前方へ移動させながら、車両2に対して洗車を行い、洗車が終了すると洗車機本体1の後方から車両2を退出させ、洗車機本体1を走行レール5に沿って後方へ移動させてホームポジションHPへ戻す動作を実行している。
詳細には制御装置30は次の制御を行う。
(1)前部本体エンコーダ29から出力されるパルス信号をカウントすることにより、前部本体1AのHPからの走行位置(距離)を演算する。
(2)後部本体エンコーダ46から出力されるパルス信号をカウントすることにより、後部本体1BのHPからの走行位置(距離)を演算する。
(3)後方への走行(後進)中、前部本体HP検出センサ24の動作により前部本体1AがHPにあることを確認すると、後方への走行(後進)を終了し、また前方への走行(前進)中、前部本体EP検出センサ25の動作により前部本体1AがEPにあることを確認すると、前方への走行(前進)を終了する。
(4)後方への走行(後進)中、後部本体HP検出センサ39の動作により後部本体1BがHPにあることを確認すると、後方への走行(後進)を終了し、また前方への走行(前進)中、後部本体EP検出センサ40の動作により後部本体1BがEPにあることを確認すると、前方への走行(前進)を終了する。
(5)前部本体1Aが前進されると、車高センサ26により検出される車両2の車高と、検出した時点の前記前部本体1Aの走行位置(距離)を連続して記憶することにより、車両2の車体形状を求める。
(6)洗車開始前の動作;進入センサ52により車両2が検出されると、タイヤ検出センサ48により車両2が存在しているかどうかを確認し、車両2が存在していないと、進入信号灯22を点灯し、遮断機51を開く。そして、車両2が進入し、タイヤ検出センサ48が動作すると、停止信号灯23を点灯し、進入信号灯22を消灯し、遮断機51を閉じる。これにより、車両2は洗車開始位置に停止され、次の車両2の進入が阻止される。
(7)操作ボックス21により設定される洗車条件(洗車コース、車両タイプ、装備品の設定)、および起動の操作信号において、洗車を開始する。
(8)洗車動作;洗車動作は、設定された洗車コースに基づいて実行される。たとえば「水洗いコース」と「ワックスコース」が設定された場合について説明する。
「水洗いコース」
前部走行駆動装置28を駆動して前部本体1Aを前進させ、求める前部本体1Aの走行位置(距離)と車両形状に基づいて、ブラッシング装置11とスプレー装置12を駆動して、車両2を洗浄する。前部本体1Aが前進し、後部本体1Bとの間に一定の距離が開くと、後部走行駆動装置45を駆動して後部本体1Bを前進させ、求める後部本体1Bの走行位置(距離)と車両形状に基づいて、乾燥装置35を駆動して、車両2を乾燥する。そして前部本体1AがEPに到着すると、前進を停止し、ブラッシング装置11とスプレー装置12を停止して、車両2の洗浄を終了する。また後部本体1BがEPに到着すると、前進を停止し、乾燥装置35を停止して、車両2の乾燥を終了する。
「ワックスコース」
1回目の前部本体1Aおよび後部本体1Bの前進時には(第1往路においては)、前部本体1Aの走行位置(距離)と車両形状に基づいて、ブラッシング装置11とスプレー装置12を駆動して、車両2を洗浄し、前部本体1AがEPに到着すると、前進を停止し、ブラッシング装置11とスプレー装置12を停止して、車両2の洗浄を終了する(後部本体1Bは前部本体1Aに追従する)。続いて1回目の前部本体1Aおよび後部本体1Bの後進時には(第1復路においては)、後部本体1Bの走行位置(距離)と車両形状に基づいて、乾燥装置35を駆動して、車両2を乾燥し、後部本体1BがHPに到着すると、前進を停止し、乾燥装置35を停止して、車両2の乾燥を終了する(前部本体1Aは後部本体1Bに追従する)。そして、2回目の前部本体1Aおよび後部本体1Bの前進時には(第2往路においては)、前部本体1Aの走行位置(距離)と車両形状に基づいて、スプレー装置12を駆動して、ワックスを車両2に塗布し、前部本体1Aが前進し、後部本体1Bとの間に一定の距離が開くと、後部本体1Bの走行位置(距離)と車両形状に基づいて、乾燥装置35を駆動して、車両2を乾燥する。前部本体1AがEPに到着すると、前進を停止し、スプレー装置12を停止して、車両2へのワックスの塗布を終了し、また後部本体1BがEPに到着すると、前進を停止し、乾燥装置35を停止して、車両2の乾燥を終了する。
他にも、第1往路、第1復路および第2往路において車両2を洗浄し、第2復路および第3往路においてワックスを塗布し、乾燥を行う洗車コース等があり、いずれの洗車コースにおいても、一度の前進、あるいは数度の往復後の前進の後で、洗車動作は終了される。
(9)洗車が終了すると、出口信号灯53を点灯し、車両2の退出を促す。これに応じて車両2の退出が開始され、後端検出センサ41がオフとなり、車両2の退出を確認すると、後部走行駆動装置45を駆動して後部本体1Bを後進させ、同時に前部走行駆動装置28を駆動して前部本体1Aを後進させる。この後進中に、後述する障害物の有無の検出を行う。そして、後部本体HP検出センサ39の動作により後部本体1BがHPに到着したことを確認すると、後部走行駆動装置45を停止して後部本体1Bの後方への走行(後進)を終了し、前部本体HP検出センサ24の動作により前部本体1AがHPにあることを確認すると、前部走行駆動装置28を停止して前部本体1Aの後方への走行(後進)を終了する。
[後進中の障害物の検出]
制御装置30による後進中の障害物の検出動作を図6に示すフローチャートに従って説明する。
後部本体1Bが後進を開始すると(ステップ−1)、フラグFをリセットし(F=0)(ステップ−2)、距離検出器42の信号の取り込みを開始し(ステップ−3)、検出される床面4までの距離Lを確認する(ステップ−4)。距離Lを確認できない場合、後部走行駆動装置45を停止して後部本体1Bの後方への走行(後進)を停止し(ステップ−5)、前部走行駆動装置28を停止して前部本体1Aの後方への走行(後進)を停止し(ステップ−6)、フラグFをセットする(F=1)(ステップ−7)。そして、ステップ−3へ戻り、距離検出器42の信号を取り込む。
ステップ−4において距離Lが確認されると、この距離Lは床面4の凹凸により変化するので、床面4の凹凸に基づく距離の変化分αより短くなったどうか(変化したかどうか)を確認し(ステップ−8)、変化したことが確認されると、上記ステップ−5〜ステップ−7を実行する。
上記ステップ−8において、距離Lが正常に検出されていると、フラグFを確認し(ステップ−9)、フラグFがセットされていないと(F=0)、後部本体HP検出センサ39の動作により後部本体1BがHPにあるかどうかを確認し(ステップ−10)、確認できないと、ステップ−3へ戻り距離検出器42の信号を取り込み、確認すると、後進中の障害物の検出を終了する。
またステップ−9において、フラグFがセットされていると(F=1)、後部走行駆動装置45を駆動して後部本体1Bの後方への走行(後進)を再開し(ステップ−11)、前部走行駆動装置28を駆動して前部本体1Aの後方への走行(後進)を再開し(ステップ−12)、フラグFをリセットとし(F=0)(ステップ−13)、ステップ−10を実行する。
このような検出動作による作用は次の通りである。
・後部本体1Bの後進が開始されると、後部本体1BがHPに戻るまで、距離検出器42により検出される床面4までの距離Lが監視(確認)される。
・監視中、距離検出器42の検出信号を確認できないとき、すなわち車両2のメッキ処理部でレーザー光が鏡面反射したとき、あるいは車両2のテールランプにレーザー光が照射されレーザー光が多重反射され、また吸収されたとき、車両2の退出経路43に車両2が存在すると判断し、後部本体1Bおよび前部本体1Aの走行を停止する。これにより、車両2への後部本体1Bの衝突が回避される。
・監視中、距離検出器42により検出される床面4までの距離Lが、床面4の凹凸に基づく距離の変化分αより短くなったとき、すなわち床面4上の障害物の存在により距離Lが短くなったとき(車両2の車体が反射率が低い黒色に塗装された場合であっても距離Lは短くなる)、障害物が車両2の退出経路43に存在すると判断し、後部本体1Bおよび前部本体1Aの走行を停止する。これにより、障害物への後部本体1Bの衝突が回避される。
・後部本体1Bおよび前部本体1Aが停止された状態で、距離検出器42により検出される床面4までの距離Lが正常に戻ると、すなわち車両2の退出経路43より障害物(車両2等)が除去され、検出されなくなると、後部本体1Bおよび前部本体1Aの後進が再開される。
以上のように本実施の形態によれば、後部本体1B(洗車機本体1)の車両2の退出方向側後面に、車両2の退出経路43を形成する床面4までの距離を検出する距離検出器42を設け、後部本体1Bおよび前部本体1Aを後方へ移動させるとき、距離検出器42により測定される距離Lに変化が生じると、または距離Lの検出ができないと、床面4に障害物(物体)あると判断することにより、車体が黒色に塗装された車両2であっても、メッキ処理された車両2であっても、またレーザー光が車両2のテールランプに照射された場合であっても、床面4に障害物(物体)有りと判断でき、後部本体1Bおよび前部本体1Aの走行が停止されることにより、床面4の障害物、特に停止している車両2へ後部本体1B(洗車機本体1)の接触を防止できる。
このように、後部本体1Bおよび前部本体1Aを後方へ移動させるとき、距離検出器42により常に床面4までの距離Lを検出していることにより、従来のごとく、洗車機本体1を一旦走行させて通常状態で検出されてしまう物体の走行位置を予め学習しておく必要がなくなり、学習させる手間を省くことができる。
また本実施の形態によれば、退出経路43のカーブの向きと一致する車両2の退出方向側の後部本体1B(洗車機本体1)の後面位置に、距離検出器42を設置したことにより、図4(b)に示すように、カーブに沿って姿勢を変えて停止している車両2を確実に検出することができる。
なお、本実施の形態では、車両2の退出方向側後部本体1Bに距離検出器42を1台のみ設置しているが、さらに後部本体1Bの車両2の退出方向側とは他方側にも、洗車機本体1の移動エリア内の床面4に向かって後方斜め下方へレーザー光を照射する距離検出器42を設置してもよい。このとき、カーブに沿って姿勢を変えて停止している車両2のみでなく、洗車機本体1の移動エリアの左右のいずれかに障害物があっても検出することができる。
また本実施の形態では、洗車機本体1を前部本体1Aと後部本体1Bに分離し、それぞれ走行自在としているが、洗車機本体1は分離されていない一体型であってもよい。また洗車機本体1のみを移動させているが、洗車機本体1の移動に加えて、ローラコンベヤ(車両移動手段)などを用いて車両2を洗車機本体1の移動方向とは逆方向へ移動させるようにしてもよい。
本発明の実施の形態における洗車機の概略側面図である。 同洗車機の正面図である。 同洗車機の平面図である。 同洗車機の距離検出器を説明する図であり、(a)は距離検出器の設置図、(b)は距離検出器の検出図である。 同洗車機の制御構成図である。 同洗車機の制御装置による障害物検出時の手順を順に示すフローチャートである。
符号の説明
1 洗車機本体
1A 前部本体
1B 後部本体
2 被洗浄車両
5 走行レール
11 ブラッシング装置
12 スプレー装置
21 操作ボックス
26 車高センサ
28 前部本体走行駆動装置
29 前部本体エンコーダ
30 制御装置
35 乾燥装置
41 後端検出センサ
42 距離検出器
43 退出経路
45 後部本体走行駆動装置
46 後部本体エンコーダ

Claims (3)

  1. 洗車機本体を一定経路に沿って前方へ移動させながら、被洗浄車両に対して洗車を行い、洗車が終了すると前記洗車機本体の後方から前記被洗浄車両を退出させる洗車機であって、
    前記洗車機本体の後端部に、前記洗車機本体の移動エリアの床面へ向かって、後方斜め下方へ光を照射し、前記床面からの反射光を検知することにより、前記床面までの距離を測定する距離検出手段を設け、
    前記洗車機本体を前記一定経路に沿って後方へ移動させるとき、前記距離検出手段により測定される距離に変化が生じると、または距離の検出ができないと、前記洗車機本体の移動を停止すること
    を特徴とする洗車機。
  2. 前記距離検出手段を、前記洗車機本体の後方の面において前記被洗浄車両の退出方向側に設置したこと
    を特徴とする請求項1に記載の洗車機。
  3. 前記距離検出手段は、レーザー光を照射し、前記床面を構成するコンクリートまたはアスファルトから反射してくる反射光を半導体位置検出素子により受光し、その受光位置により前記床面までの距離を測定する光センサで構成したこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗車機。
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