JP4968108B2 - 洗車設備 - Google Patents

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Description

本発明は、洗車対象の車両と洗車機本体を相対移動させて前記車両の洗車を行う洗車設備、特にセルフ洗車を行う洗車設備に関するものである。
従来のセルフ洗車を行う洗車設備の一例が、特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載の洗車設備は、床面に敷設されたレールに支持案内されて往復移動自在な洗車機本体と、洗車対象となる車両の進入経路の側方に配設される操作装置と、車両の進入経路の延長上に、車両を往復移動させるコンベヤ装置を備え、洗車機本体の内部に、車両をブラッシングするブラシ装置と、車両を乾燥する乾燥装置と、洗車に使用される水(洗剤)を噴射するスプレー装置などからなる洗車装置が配設されている。また、洗車機本体と操作装置にそれぞれ、案内をアナウンスするスピーカが設けられ、運転者により車両が洗車開始位置へ移動されると、『エンジンを止めて下さい。』の案内を運転者に対してアナウンスしている。
上記洗車設備では、車両の洗車開始前に、車両の運転者により操作装置が操作され、洗車コースや車両の装備品が設定され、その後運転者が車両を洗車開始位置へ移動させる。そして車両と洗車機本体の相対移動により車両の洗車が実行され、車両の洗車が終了すると、運転者が車両を退場させている。このようなセルフ洗車において、車両を洗車開始位置へ移動させた際に、運転者に対してエンジンを停止してくれるよう指示(案内をアナウンス)している。
また洗車機本体を洗車対象の車両の前後方向に移動させてセルフ洗車を行う洗車設備であって、車両の移動を検知して洗車機本体の洗車動作を緊急停止させる洗車設備の一例が、特許文献2に開示されている。
特許文献2に開示される洗車設備は、床面に敷設されたレールに支持案内され、レールに沿って往復移動自在な洗車機本体と、洗車対象となる車両の進入経路の側方に配設される操作装置と、洗車機本体および操作装置に接続された洗車機本体の制御手段を備え、車両の洗車開始位置に、車両の車輪を検出すると、制御手段に検知信号を出力する踏板が設けられている。
上記洗車設備では、運転者が操作装置より洗車コースや車両の装備品を選択した後、運転者により車両が洗車開始位置に停車されると、洗車開始位置に設けられた踏板が車両の車輪に踏まれ、踏板より制御手段へ車両の検知信号が出力される。この検知信号により制御手段が洗車機本体の洗車動作を実行させ、車両の洗車が実行されている。また車両の洗車中に、車両の車輪が踏板から遊離すると、すなわち車両が走行し、踏板が車両の車輪を検知できなくなると、制御手段への検知信号の出力を停止し、これにより制御手段が洗車機本体による洗車動作を緊急停止している。
特開2001‐206204号公報 特開平7‐81531号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の洗車設備では、洗車機本体のスピーカより車両の運転者に対して、『エンジンを止めて下さい。』の案内をアナウンスし、エンジンの停止を指示していても、エンジンを停止するかどうかは運転者に任されている。したがって、例えば夏の暑い時期や、逆に冬の寒い時期に、車両に搭載されているエアコンを駆動させるため、エンジン、またはアクセサリー電源がオンの状態のまま、車両の洗車が開始されることがあり、運転者の誤操作、または意図しない操作により、洗車中に車両が走行したり、車両の装備品が駆動したりして、意図しない車両(駆動中の装備品)と洗車機本体(駆動中の洗車装置等)との接触が発生し、互いの接触部が破損する恐れがあった。
また、上記特許文献2に記載の洗車設備では、車両の洗車中に、車両の走行が確認されると、洗車機本体が緊急停止されているが、運転者の誤操作、または意図しない操作により、車両が走行することまでは何ら対策がされておらず、車両と洗車機本体とが接触し、互いの接触部が破損する恐れを回避できなかった。
さらには近年、雨を検知する雨滴検知装置を有し、水滴を検知すると自動で駆動されるワイパーを備えた車両が確認されている。このような車両が洗車対象となると、アクセサリー電源がオンの状態であれば、車両の洗車に使用される水(洗剤)を雨と誤検知し、これによりワイパーが作動され、駆動中のワイパーと車両のフロントガラスを洗車中のトップブラシ等の洗車装置とが接触し、ワイパーおよびトップブラシ等の洗車装置が破損する恐れがあった。
そこで、本発明は、洗車対象の車両の装備品へ電力を供給する装備品電源が作動状態であることを検知し、意図しない車両と洗車機本体との接触を防止し、互いの接触部が破損することを防止できる洗車設備を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の発明は、ETC車載器が配設された洗車対象の車両と洗車機本体を相対移動しながら前記車両の洗車を行う洗車設備であって、前記車両の洗車が開始される前記車両の洗車開始位置が設定され、前記洗車機本体、または前記洗車開始位置付近に、前記洗車開始位置に停車された前記車両に設けられた装備品へ電力を供給する装備品電源が作動状態であることを検知するための前記車両の状態検知手段を設け、前記洗車機本体に、前記状態検知手段と接続され、前記洗車機本体による前記車両の洗車動作を制御する制御手段を設け、前記状態検知手段は、前記車両に配設されるETC車載器と通信可能な通信手段を備え、この通信手段が前記ETC車載器と通信状態にあるとき、その検出信号を前記制御手段に出力し、前記制御手段は、前記状態検知手段より検出信号が出力されている間、前記装備品電源が作動状態であると認識して、前記洗車機本体による洗車動作を開始しないことを特徴とするものである。
上記構成によれば、状態検知手段に備える、車両に配設されるETC車載器と通信可能な通信手段が、前記ETC車載器と通信状態にあるとき、検出信号が、状態検知手段より制御手段に出力され、制御手段は車両の装備品電源が作動状態にあることを認識し、状態検知手段より検出信号が出力されている間、洗車機本体による洗車動作を開始しない。よって、車両が洗車開始位置に停車された後、前記車両の装備品電源が作動状態にあるとき、前記車両の洗車が開始されず、運転者の誤操作、または意図しない操作による前記車両と洗車機本体の接触が防止される。
また請求項2記載の発明は、上記請求項1に記載の発明であって、前記制御手段は、前記車両の洗車が開始された後、前記状態検知手段より検出信号が出力されると、前記洗車機本体による洗車動作を緊急停止することを特徴とするものである。
上記構成によれば、車両の洗車が開始された後、状態検知手段により前記車両の装備品電源が作動状態であることが検知されると、制御手段は洗車機本体による洗車動作を緊急停止する。すなわち前記車両の洗車中に前記車両の装備品電源が作動状態になると、前記車両の洗車が中断され、よって運転者の誤操作、または意図しない操作による前記車両と洗車機本体の接触が防止される。
また請求項3記載の発明は、上記請求項2に記載の発明であって、前記制御手段は、前記洗車機本体による洗車動作を緊急停止した後、前記状態検知手段より検出信号が出力されなくなると、前記洗車機本体による洗車動作を再開することを特徴とするものである。
上記構成によれば、洗車機本体による洗車動作を緊急停止した後、状態検知手段により車両の装備品電源が作動状態であることが検知されなくなると、前記制御手段は前記洗車機本体による洗車動作を再開する。すなわち前記車両の洗車が中断された状態にあっても、前記車両の装備品電源が停止状態になると、前記車両の洗車が再開される。
本発明の洗車設備によれば、状態検知手段に備える、車両に配設されるETC車載器と通信可能な通信手段が、前記ETC車載器と通信状態にあるとき、検出信号が、状態検知手段より制御手段に出力され、制御手段は、車両の装備品電源が作動状態にあることを認識し、状態検知手段より検出信号が出力されている間、洗車機本体による洗車動作を開始しないことにより、前記車両の装備品電源が作動状態にあるために発生する、運転者の誤操作、または意図しない操作による前記車両と洗車機本体の接触を防止でき、互いの接触部が破損することを防止できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1,図2に示すように、1は、床面に敷設された左右一対のレール2に支持案内されて前後方向Aに往復移動自在な洗車機本体であり、その往復移動は走行駆動装置3により行われる。また、洗車機本体1は、正面視において門型をしており、洗車対象の車両4の洗車装置として、その内部に、車両4の上面をブラッシングするトップブラシ、車両4の前後面および側面をブラッシングするサイドブラシ、および車両4の下部をブラッシングするロッカーブラシからなるブラシ装置5と、空気を噴出して車両4を乾燥する乾燥装置6と、洗車に使用される水、あるいは洗剤、あるいはワックス液を車両4に噴霧するスプレー装置7を備えている。
またレール2に沿って配置された被検出体(図示せず)を検出することにより、洗車機本体1がレール2の始端位置のホームポジションHP(原点)に位置することを検出するリミットスイッチからなるホームポジション検出スイッチ8と、洗車機本体1がレール2の終端位置のエンドポジションEP(終点)に位置することを検出するリミットスイッチからなるエンドポジション検出スイッチ9が配設されている。
またレール2に沿ってその内側には、洗車機本体1内を貫く左右一対の駆動ローラコンベヤ12が敷設され、一対のローラコンベヤ12の間隔を車両4の左右の前輪4Aの間隔とし、各ローラコンベヤ12の幅を、車両4の前輪4Aの幅に余裕を持たせた幅としている。このローラコンベヤ12の正逆駆動は作動装置13により行われる。また一方のローラコンベヤ12に、車両4が所定の洗車開始時の車両停止位置(洗車開始位置の一例)SPに載ったことを、前記車両4の前輪4Aの検出により判断する車載検出スイッチ14が設けられている。
このローラコンベヤ12の前端部の前方には、車両4の進入を阻止する遮断器22が設けられ、さらに遮断器22の前側上方に、遮断器22の前の進入通路(移動径路の一例)Sへの車両4の進入を検出する超音波センサからなる車両検出センサ23が設けられ、進入通路Sに面してその側方に操作装置(操作手段の一例)25が設けられている。この操作装置25は、床面に固定された支持脚26と、この支持脚26の上端に設けられ、車両4の運転者に操作されるリモートパネル27と、車両4の運転者に対し案内をアナウンスする第1スピーカ28により構成されている。
このリモートパネル27は車両4の運転席より操作できるように進入通路Sに対向しており、運転者により操作されるスイッチ群44と、車両4の洗車に掛かる料金と釣り銭の受け渡しを行う料金ボックス45、およびカードより車両4の洗車に掛かる料金を収受するカード識別器46が設けられている。
上記洗車機本体1の前面上方の中央部には、車両4の車高を検出する超音波センサからなる車高検出センサ16が設けられ、また内部上方位置には、車両4の運転者に対し案内をアナウンスする第2スピーカ17が設けられている。また前記レール2の始端位置の後方には、車両4の運転席から視認可能な位置に、退場誘導灯18が設けられ、この退場誘導灯18に従い洗車機本体1の後方を退場する車両4の通路に、車両4の通過を検出する一対の光電スイッチからなる車両退場検出スイッチ19が設けられている。
また洗車機本体1の左方前面には、車両4内の運転者に対して進入および待機を指示する信号機30がアーム31を介して車両進入方向の手前側に突出した状態で取り付けられている。このアーム31の一端は洗車機本体1にボルト,ナット(図示せず)を介して連結され、アーム31の他端部は上向きに曲げられ、上記信号機30はアーム31の他端にボルト,ナット(図示せず)を介して取り付けられている。この信号機30には、『進入して下さい』というメッセージが表示される進入回転灯(青色ランプ)32と、『お待ち下さい』というメッセージが表示される待機回転灯(赤色ランプ)33が設けられている。またアーム31の途中には、斜め前方に向けた停止回転灯(赤色ランプ)34と『赤ランプ点灯まで前進してください』が印字されたプレートを配置した停止パネル35が取り付けられている。
ここで上記車両4には、有料道路を利用する際に、無線通信により車両4と料金所のゲートシステムの間で必要な情報を交換し料金の収受を行い、料金所で車両4を停車することなく通過できるシステムに利用されるETC車載器39が配設されており、車両4のフロントガラスに設けられたアンテナ39aを介して暗号化した車両情報および個人情報が送信可能となっている。
また車両4には、車両4を走行可能にするエンジンのキースイッチが配設されており、このキースイッチには、順に車両4を停止するオフポジションと、車両4の装備品に電力を供給するアクセサリー電源を作動状態にし、始動されたエンジンを維持するオンポジションと、エンジンを始動するスタートポジションが設けられている。なお、オンポジションにおいて、車両4のエンジンが始動されていなくても、アクセサリー電源は、ETC車載器39、前後ワイパー、ウインドウ、サイドミラーおよびフェンダーポール等の装備品へ電力を供給し、各装備品が待機状態とされている。
上記洗車機本体1の前面側部には、図1,図2に示すように、制御ボックス37が設けられている。この制御ボックス37には、リモートパネル27より入力される操作信号に基づいて洗車設備全体を制御する制御装置(制御手段の一例)41と、車両4に配設されるETC車載器39のアンテナ39aと通信可能なアンテナ(通信手段の一例)38に接続され、ETC車載器39と通信状態にあるとき、制御装置41に通信可能信号(検出信号の一例)を出力するETC通信装置(状態検知手段の一例)40が配置されている。また、アンテナ38は、洗車機本体1の前面上方に配設されており、車両停止位置SPに停車された車両4のETC車載器39と良好に通信を行える位置に配設されている。
上記制御装置41には、洗車機本体1に設けられ、洗車機本体1による車両4の洗車動作を制御するために用いられる多様な情報を検知する複数のセンサ群43が接続されている。また図3に示すように、洗車機本体1に設けた各ポジション検出スイッチ8,9、車高検出センサ16、ETC通信装置40およびセンサ群43と、操作装置25に設けたスイッチ群44、料金ボックス45およびカード識別器46と、ローラコンベヤ12に設けた車載検出スイッチ14と、車両検出センサ23と、車両退場検出スイッチ19より各検出信号と操作信号が入力される。制御装置41は、これらの各検出信号と操作信号に基づいて、洗車機本体1に設けた走行駆動装置3、第2スピーカ17、進入回転灯32、待機回転灯33、停止回転灯34、ブラシ装置5、乾燥装置6およびスプレー装置7と、操作装置25に設けた料金ボックス45、カード識別機46および第1スピーカ28と、ローラコンベヤ12に設けた作動装置13と、退場誘導灯18、遮断機22へ制御信号を出力し、車両4の洗車動作の制御およびその他洗車設備全体の制御を行っている。
以下、本発明の要部である、ETC通信機40の検出信号に基づいた制御装置41による洗車機本体1の制御について詳細に説明する。
車両4が運転者により車両停止位置SPに停車されると、制御装置41は、図4に示すように、ETC通信装置40へETC車載器39との通信命令を出力する。ETC通信装置40は、制御装置41より通信命令が入力されると、アンテナ38,39aを介してETC車載器39との通信を開始する。ここでETC車載器39よりアンテナ39a,38を介して返信があれば、ETC通信装置40は、制御装置41へ通信可能信号を出力する。
制御装置41は、ETC通信装置40より通信可能信号が入力され、車両4のキースイッチがオンポジションにあることを検知すると、洗車機本体1の走行駆動装置3、ブラシ装置5、乾燥装置6およびスプレー装置7へ現状にて待機する制御信号を出力し、洗車を開始せず、さらに第2スピーカ17へ車両4の洗車が開始されないこと、およびエンジンキーをオフポジションに設定することの案内を運転者に対してアナウンスさせる制御信号を出力する。なお、ETC車載器39より返信がなければ、ETC通信装置40より制御装置41に通信可能信号が入力されず、制御装置41が車両4のキースイッチがオフポジションにあると認識し、運転者に選択された洗車コースに基づいて車両4の洗車が開始される。
また第2スピーカ17より車両4の洗車が開始されないこと、およびエンジンキーをオフポジションに設定することの案内がアナウンスされている間、およびこの案内のアナウンス後に、制御装置41はETC通信装置40へETC車載器39との通信命令を出力している。よってETC通信装置40がアンテナ38,39aを介してETC車載器39との通信を実行し、ETC車載器39との通信が不可能となれば、制御装置41へ通信可能信号の出力を停止する。制御装置41は通信可能信号の出力が停止されると、走行駆動装置3、ブラシ装置5、乾燥装置6およびスプレー装置7へ洗車コースに基づいた車両4の洗車を開始する制御信号を出力し、洗車動作を開始するとともに、第2スピーカ17へ車両4の洗車を開始することの案内を運転者に対してアナウンスさせる制御信号を出力する。
また洗車機本体1による車両4の洗車が開始され、洗車機本体1による車両4の洗車が終了するまでの間、制御装置41はETC通信装置40へETC車載器39との通信命令を出力している。よってETC通信装置40がアンテナ38,39aを介してETC車載器39との通信を実行し、ETC車載器39との通信が可能となれば、制御装置41へ通信可能信号を出力している。制御装置41は通信可能信号が出力されると、走行駆動装置3、ブラシ装置5、乾燥装置6およびスプレー装置7へ、車両4の洗車を緊急停止する制御信号を出力するとともに、第2スピーカ17へ車両4の洗車が中断されたこと、およびエンジンキーをオフポジションに設定することの案内を運転者に対してアナウンスさせる制御信号を出力する。
また第2スピーカ17より車両4の洗車が中断されたこと、およびエンジンキーをオフポジションに設定することの案内がアナウンスされている間、およびこの案内のアナウンス後に、制御装置41はETC通信装置40へETC車載器39との通信命令を出力している。よってETC通信装置40がアンテナ38,39aを介してETC車載器39との通信を実行し、ETC車載器39との通信が不可能となれば、制御装置41へ通信可能信号の出力を停止する。制御装置41は通信可能信号の出力が停止されると、走行駆動装置3、ブラシ装置5、乾燥装置6およびスプレー装置7へ、洗車コースに基づいた車両4の洗車を再開する制御信号を出力し、洗車動作を再開するとともに、第2スピーカ17へ車両4の洗車を再開することの案内を運転者に対してアナウンスさせる制御信号を出力する。
以下、車両4の洗車時における、制御装置41による洗車機本体1の動作を、図5および図6のフローチャートにしたがって説明する。
洗車開始前において、図1に実線で示すように、洗車機本体1はホームポジションHPに待機させており、遮断器22を閉じた状態としている。まず、車両検出センサ23により洗車を行う車両4を検出すると(ステップ‐1)、『アンテナを下げラジオを消して下さい。』の案内を第1スピーカ28よりアナウンスし(ステップ‐2)、続けて『ドアミラーをたたんで下さい。』の案内を第1スピーカ28よりアナウンスし(ステップ‐3)、続けて『カードまたは料金を入れて下さい。』の案内を第1スピーカ28よりアナウンスする(ステップ‐4)。
運転者は、このアナウンスによりアンテナを下げ、ドアミラーをたたんだ後、硬貨あるいはカードにより料金を支払う。次に、料金ボックス45あるいはカード識別器46より料金あるいはカードの挿入が確認されると(ステップ‐5)、『洗車コースボタンを押して下さい。』の案内を第1スピーカ28よりアナウンスする(ステップ‐6)。
運転者は、この案内によりリモートパネル27のスイッチ群44より洗車コースを選択する。次にスイッチ群44の選択操作信号を確認すると(ステップ‐7)、このコースにより前記料金の過不足を判断し(ステップ‐8)、不足していると、『料金不足です。料金を追加して下さい。』の案内を第1スピーカ28よりアナウンスし(ステップ‐9)、料金を超えている場合には、硬貨によるとき、料金ボックス45よりお釣りを支払わせ、カードのとき、カード識別機46よりカードを返却させる(ステップ‐10)。
次に、『装備品があれば該当するボタンを押して下さい。なければ確認ボタンを押して下さい。』の案内を第1スピーカ28よりアナウンスし(ステップ‐11)、運転者は、この案内によりスイッチ群44より装備品があれば該当するボタンを押し、なければ確認ボタンを押す。次に装備品の該当ボタンの操作信号を確認すると(ステップ‐12)、『ほかの装備品がなければ確認ボタンを押して下さい。』の案内を第1スピーカ28よりアナウンスし、(ステップ‐13)、確認ボタンの操作信号を確認すると(ステップ‐14)、車載検出スイッチ14がオフかどうかを確認し(ローラコンベヤ12上の車両4の有無を確認し)(ステップ‐15)、オフのとき、遮断器22を開駆動し(ステップ‐16)、進入回転灯(青色ランプ)32を点灯し、待機回転灯(赤色ランプ)33を消灯し(ステップ‐17)、『赤い停止回転灯が点灯するまでゆっくり前進して下さい。』の案内を第1スピーカ28よりアナウンスする(ステップ‐18)。
その後車両4の運転者は、進入回転灯(青色ランプ)32の点灯を確認し、遮断器22が開くと、車両4を前進させてローラコンベヤ12上へ乗り入れる。次に車載検出スイッチ14がオンかどうかを確認し(ステップ‐19)、車載検出スイッチ14がオンとなると、停止回転灯(赤色ランプ)34を点灯する(ステップ‐20)。
上記ステップ‐20にて、停止回転灯34を点灯すると、『車を止めて下さい。ギヤをパーキングにしサイドブレーキを強くかけて下さい。』の案内を第2スピーカ17よりアナウンスし(ステップ‐21)、遮断器22を閉駆動し(ステップ‐22)、進入回転灯(青色ランプ)32を消灯し、待機回転灯(赤色ランプ)33を点灯する(ステップ‐23)。車両4の運転者は、停止回転灯34が点灯すると車両4を停止させる。これにより、洗車開始時の車両停止位置SPへ車両4が停止される。
次に第2スピーカ17により、『窓を閉め終わってから、エンジンを止めて下さい。まもなく洗車が始まります。』の案内をアナウンスするとともに(ステップ‐24)、ETC通信装置40へ通信命令を出力し、ETC車載器39より返信があるかを確認する(ステップ‐25)。ETC車載器39より返信がなく、ETC通信装置40より通信可能信号が出力されなければ、洗車機本体1の走行駆動装置3を前方に駆動し(ステップ‐26)、ローラコンベヤ12の作動装置13を後方に作動させる(ステップ‐27)。
また上記ステップ‐25において、ETC車載器39より返信があり、ETC通信装置40より通信可能信号が入力されると、洗車機本体1による洗車動作を開始しない(走行駆動装置3、ブラシ装置5、乾燥装置6およびスプレー装置7へ、現状にて待機する制御信号を出力する)(ステップ‐28)とともに、『洗車を開始できません。お車のキーを抜いて下さい(オフポジションに設定して下さい)。』の案内を第2スピーカ17より運転者に対してアナウンスし(ステップ‐29)、ETC通信装置40へ通信命令を出力し、ETC車載器39より返信があるかを確認する(ステップ‐30)。これにより、運転者が車両4のキーをオフポジションに設定し、ETC通信装置40とETC車載器39との間の通信が不可能となり、ETC通信装置40より通信可能信号が入力されなくなれば、『お車の洗車を開始します。』の案内を第2スピーカ17より運転者に対してアナウンスし(ステップ‐31)、上記ステップ‐26より実行する。
上記ステップ‐27において、洗車機本体1はレール2に支持案内されてホームポジションHPから前方へ走行移動し、ブラシ装置5、乾燥装置6およびスプレー装置7により所定の洗車工程を行う(ステップ‐32)。このとき、ローラコンベヤ12は洗車機本体1と逆方向に作動され、車両4は洗車機本体1と逆方向に移動する(相対移動する)ため、洗車の際、洗車機本体1の移動距離を短縮して洗車し得る。
そして、エンドポジション検出スイッチ9が動作し、洗車機本体1がエンドポジションEPに到達したことを確認すると(ステップ‐33)、洗車機本体1の走行駆動装置3を後方に駆動し(ステップ‐34)、ローラコンベヤ12の作動装置13を前方に作動させる(ステップ‐35)。これにより、洗車機本体1はレール2に支持案内されてエンドポジションEPから後方へ走行移動し、乾燥装置により所定の乾燥工程を行う(ステップ‐36)。このとき、ローラコンベヤ12は洗車機本体1と逆方向に作動されることから、車両4は逆方向の前方に移動する。その後、洗車機本体1がホームポジションHPに戻ると(ステップ‐37)、洗車機本体1の走行駆動装置3を停止する(ステップ‐38)。
続いて洗車機本体1の走行駆動装置3を停止すると、『洗車終了しました。お車をゆっくり退出して下さい。』の案内を第2スピーカ17よりアナウンスする(ステップ‐39)。これにより、洗車機本体1はホームポジションHPで停止し、運転者は車両4を前進させ、ローラコンベヤ12より下ろして退場させる。車両4の移動(退場)により車両退場検出スイッチ19がオンとなると(ステップ−40)、退場誘導灯18を消灯し(ステップ−41)、終了する。
上記ステップ‐32〜ステップ‐38の間、ETC通信装置40へ通信命令を出力しており、これらステップを実行中に、ETC通信装置40より通信可能信号が入力されると(ステップ‐42)、洗車機本体1による洗車動作を緊急停止する(ステップ‐43)とともに、『洗車を中断しました。お車のキーを抜いて下さい(オフポジションに設定して下さい)。』の案内を第2スピーカ17より運転者に対してアナウンスし(ステップ‐44)、ETC通信装置40へ通信命令を出力し、ETC車載器39より返信があるかを確認する(ステップ‐45)。これにより、運転者が車両4のキーをオフポジションに設定し、ETC通信装置40とETC車載器39との間の通信が不可能となり、ETC通信装置40より通信可能信号が入力されなくなれば、『お車の洗車を再開します。』の案内を第2スピーカ17より運転者に対してアナウンスし(ステップ‐46)、上記ステップを再開する。
以上のように本実施の形態によれば、洗車機本体1による洗車動作を制御する制御装置41は、ETC通信装置40により車両4に設けられた装備品へ電力を供給するアクセサリー電源が作動状態であることが検知されている間、洗車機本体1による洗車動作を開始しないことにより、車両4が車両停止位置SPに停車された後、車両4のアクセサリー電源が作動状態にあるために発生する、運転者の誤操作、または意図しない操作による車両4と洗車機本体1の接触を防止でき、互いの接触部が破損することを防止できる。
また本実施の形態によれば、車両4の洗車が開始された後、ETC通信装置40により車両4のアクセサリー電源が作動状態であることが検知されると、制御装置41は洗車機本体1による洗車動作を緊急停止することにより、車両4の洗車中に車両4のアクセサリー電源が作動状態になったことにより発生する、運転者の誤操作、または意図しない操作による車両4と洗車機本体1の接触を防止できる。
また本実施の形態によれば、洗車機本体1による洗車動作を緊急停止した後、ETC通信装置40がETC車載器39と通信が不可能になると、制御装置41は、車両4のアクセサリー電源が作動状態にないと認識し、緊急停止した洗車機本体1による洗車動作を再開することにより、洗車機本体1が緊急停止された状態にあっても、車両4の装備品電源がオフ状態になると、車両4の洗車を再開することができる。
なお、本実施の形態では、ローラコンベヤ12を設け、作動装置13を駆動して車両4を移動させ、車両4の洗車を行っているが、車両4をローラコンベヤ12のない車両停止位置SPに停車させ、車両4を移動させない形式の洗車設備においても、車両4の洗車を実行できる。よってローラコンベヤ12が不要となり、さらにローラコンベヤ12を設置するピットを設ける工事が不要となり、コストを大幅に低減することができる。
また本実施の形態では、洗車機本体1を前後方向Aへ移動させて車両4の洗車を実行しているが、洗車機本体1を固定し、ローラコンベヤ12でのみ車両4を移動させる形式とすることもでき、洗車機本体1の走行駆動装置3を不要とすることができる。
また本実施の形態では、ETC通信装置40のアンテナ38を洗車機本体1の前面上方に設け、アンテナ38を介してETC通信装置40と車両4のETC車載器39の間で通信を行っているが、アンテナ38の設置位置は、ETC通信装置40が車両4のETC車載器39と通信可能な位置ならよく、例えば、車両4の車両停車位置SPの付近で、車両4の進入の妨げにならない進入経路Sの側方に設置してもよい。
また本実施の形態では、ETC通信装置40が洗車機本体1前面側部に設けられた制御ボックス37内に配置されているが、ETC通信装置40の配置位置は、アンテナ39と制御装置41に接続可能な位置ならよく、例えば、車両4の車両停車位置SPの付近で、車両4の進入の妨げにならない進入経路Sの側方に設置してもよい。
本発明の実施の形態における洗車設備の側面図である。 同洗車設備の平面図である。 同洗車設備の制御構成図である。 同洗車設備の通信制御構成図である。 同洗車設備の動作を制御するフローチャートである。 同洗車設備の動作を制御するフローチャートである。
符号の説明
A 前後方向
S 進入通路
HP ホームポジション
EP エンドポジション
SP 車両停止位置
1 洗車機本体
4 車両
12 ローラコンベヤ
17 第2スピーカ
23 車両検出センサ
37 制御ボックス
38 アンテナ
39 ETC車載器
40 ETC通信装置
41 制御装置

Claims (3)

  1. ETC車載器が配設された洗車対象の車両と洗車機本体を相対移動しながら前記車両の洗車を行う洗車設備であって、
    前記車両の洗車が開始される前記車両の洗車開始位置が設定され、
    前記洗車機本体、または前記洗車開始位置付近に、前記洗車開始位置に停車された前記車両に設けられた装備品へ電力を供給する装備品電源が作動状態であることを検知するための前記車両の状態検知手段を設け、
    前記洗車機本体に、前記状態検知手段と接続され、前記洗車機本体による前記車両の洗車動作を制御する制御手段を設け、
    前記状態検知手段は、前記車両に配設されるETC車載器と通信可能な通信手段を備え、この通信手段が前記ETC車載器と通信状態にあるとき、その検出信号を前記制御手段に出力し、
    前記制御手段は、前記状態検知手段より検出信号が出力されている間、前記装備品電源が作動状態であると認識して、前記洗車機本体による洗車動作を開始しないこと
    を特徴とする洗車設備。
  2. 前記制御手段は、前記車両の洗車が開始された後、前記状態検知手段より検出信号が出力されると、前記洗車機本体による洗車動作を緊急停止すること
    を特徴とする請求項1に記載の洗車設備。
  3. 前記制御手段は、前記洗車機本体による洗車動作を緊急停止した後、前記状態検知手段より検出信号が出力されなくなると、前記洗車機本体による洗車動作を再開すること
    を特徴とする請求項2に記載の洗車設備。
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