JP3644336B2 - 洗車設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させて前記被洗浄車両の洗浄を行う洗車設備、特にセルフ洗車を行う洗車設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
セルフ洗車とは、洗車開始前、被洗浄車両の運転者が自ら洗車位置への被洗浄車両の進入(移動)と洗車設備の操作を行い、洗車終了後、運転者が自ら被洗浄車両を退場させることをいっている。
【0003】
このようなセルフ洗車を行う洗車設備(洗車装置)において、上記運転者が自ら操作を行う操作装置の一例が、特開平7−215177号公報に開示されている。
【0004】
この操作装置は、洗車装置への進入径路の側方に設置されており、床面に固定された四角柱状の支持脚と、この支持脚の上端に設けられた操作箱とにより構成されている。この操作箱の操作面は前記進入径路に対向しており、洗車コースなどの洗車条件を設定するための設定ボタンや料金支払い用硬貨投入孔、会員カード挿入口などが設けられている。また支持脚には、運転者に対して、「進入して下さい」というメッセージと「お待ち下さい」というメッセージを音声で知らせるスピーカが内蔵されている。
【0005】
この操作装置により、運転者は自ら洗車コースなどの設定を行うことができ、また目視だけでなく、耳からも指示を受けることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記洗車装置において、スピーカからのメッセージは音量に強弱がなく、また一度に何回も繰り返すことがないので、運転者の注意を喚起する効果が低く、内容が精度よく伝達されない恐れがあった。
【0007】
また運転者がメッセージの指示通りに車両を進入(移動)させないとき、洗車機本体と被洗浄車両の相対位置が規定された位置とは異なり、良好に洗車されない恐れもあった。
【0008】
そこで、本発明は、セルフ洗車を行う洗車設備であって、運転者への指示のアナウンスに際して、運転者の注意を強く喚起できる洗車設備を提供することを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させて前記被洗浄車両の洗浄を行う洗車設備であって、
前記被洗浄車両の移動径路に面する操作面を有する操作装置を設け、前記洗車機本体と前記操作装置の少なくとも一方に、音声発生手段を設け、前記音声発生手段を、アナウンス内容毎に音量を設定可能な構成としたことを特徴とするものである。
【0010】
上記構成によれば、アナウンス内容毎に音量の強弱を付けることが可能となり、重要な内容を被洗浄車両の運転者へ伝達するとき音量を高めることにより、指示内容を強調して伝達することができ、運転者は、必要な情報が目視のみでなく耳から精度良く受け入れられる。
【0011】
さらに請求項2記載の発明は、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させて前記被洗浄車両の洗浄を行う洗車設備であって、
前記被洗浄車両の移動径路に面する操作面を有する操作装置を設け、前記洗車機本体と前記操作装置の少なくとも一方に、音声発生手段を設け、前記音声発生手段を、アナウンス内容毎に繰り返し回数を設定可能な構成としたことを特徴とするものである。
【0012】
上記構成によれば、アナウンス内容毎に繰り返し回数に段階を付けることが可能となり、重要な内容を被洗浄車両の運転者へ伝達するとき繰り返し回数を増すことにより、指示内容を強調して伝達することができ、運転者は、必要な情報が目視のみでなく耳から精度良く受け入れられる。
【0013】
また請求項3記載の発明は、上記請求項1または請求項2に記載の発明であって、アナウンス内容が、運転者への被洗浄車両の移動に関する指示のときに、音量を高め、あるいは繰り返すことを特徴とするものである。
【0014】
上記構成によれば、車両の移動の指示が強調して伝達されることにより、運転者はメッセージの指示通りに車両を進入(移動)させる。よって、洗車機本体と被洗浄車両の相対位置が規定された位置となり、良好な洗車が行われる。
【0015】
また請求項4記載の発明は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明であって、アナウンス内容と、アナウンス内容毎の音量あるいは繰り返し回数を、操作装置において設定可能としたことを特徴とするものである。
【0016】
上記構成によれば、アナウンス内容と、アナウンス内容毎の音量あるいは繰り返し回数が操作装置により設定される。よって、洗車設備が設置された環境や被洗浄車両の運転者の反応に応じて作業員が判断して、アナウンス内容、アナウンス内容毎の音量あるいは繰り返し回数を変更できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[実施の形態1]
図1,図2において、1は、床面に敷設された左右一対の外側レール2に支持案内されて前後方向Aに往復移動自在な洗車機本体であり、その往復移動は走行駆動装置3により行われる。また、洗車機本体1は、正面視において門型をしており、その内部には車両4を洗浄するトップブラシやサイドブラシ、送風し車両4を乾燥するサイドノズルやトップノズルなどからなる洗車装置(図示せず)が配設され、さらに外側レール2に沿って配置された被検出体(図示せず)を検出することにより、洗車機本体1が最奥部のホームポジションHP(原点)に位置することを検出するリミットスイッチからなるホームポジション検出スイッチ5と、走行端のエンドポジションEP(終点)に位置することを検出するリミットスイッチからなるエンドポジション検出スイッチ6が配設されている。
【0018】
7は、床面上に外側レール2に沿ってその内側に、洗車機本体1内を貫いてその左右方向の中心に敷設された左右一対の駆動ローラコンベヤであり、ローラコンベヤ7の左右方向の間隔を車両4の左右の車輪4Aの(左右)間隔としている。各ローラコンベヤ7の左右方向の幅は、車輪4Aの幅に余裕を持たせた幅としている。ローラコンベヤ7の正逆駆動は作動装置8により行われる。また一方のローラコンベヤ7の所定の洗車開始時の車両停止位置に車両4が載ったことを前輪4Aの検出により検出する車載検出スイッチ9が設けられている。
【0019】
また洗車機本体1の前面上方の中央部には、被洗浄車両4の車高を検出する超音波センサからなる車高検出センサ(車高検出手段の一例)10が設けられ、また洗車機本体1の内部上方位置に、車両4に対してアナウンスするスピーカ(音声発生手段の一例)12が設けられている。
【0020】
また洗車機本体1の後方には、車両4の運転席から視認可能な位置に、退場誘導灯14が設けられ、また洗車機本体1の後方の退場する車両4の通路には、車両4の通過を検出する一対の光電スイッチからなる車両退場検出スイッチ15が設けられている。
【0021】
また、ローラコンベヤ7の前端部外方には、車両4の進入を阻止する遮断器17が設けられ、さらに遮断器17の前側上方に、遮断器17の前の進入通路(移動径路の一例)Sへの車両4の進入を検出する超音波センサからなる車両検出センサ18が設けられ、進入通路Sに面してその側方に操作装置19が設けられている。
【0022】
この操作装置19は、図3に示すように、床面に固定された四角柱状の支持脚21と、この支持脚の上端に設けられたリモートパネル(操作箱)22とにより構成されている。このリモートパネル22の操作面23は進入径路Sに対向しており、この操作面23には、洗車スタートスイッチ、洗車ストップスイッチ、洗車コース選択スイッチ、洗車条件を設定するための設定スイッチなどのスイッチ群24や硬貨投入孔を備えた料金ボックス25、会員カード挿入口を備えたカード識別器26などが設けられている。さらに、支持脚21には、運転者にメッセージを音声で知らせるスピーカ(音声発生手段の一例)33が内蔵されている。
【0023】
また図1,図4,図5に示すように、洗車機本体1の右方前面には、被洗浄車両4内の運転者に対して進入および待機を指示する信号器27がアーム28を介して車両進入方向の手前側に突出した状態で取付けられている。このアーム28の一端は洗車機本体1にボルト,ナット(図示せず)を介して連結され、アーム28の他端部は上向きに曲げられ、上記信号器27はアーム28の他端にボルト,ナット(図示せず)を介して取付けられている。この信号器27の前面上部には「進入して下さい」というメッセージが表示され、進入回転灯(青色ランプ)29が設けられ、信号器27の前面下部には「お待ち下さい」というメッセージが表示され、待機回転灯(赤色ランプ)30が設けられている。
【0024】
またアーム28の途中には、斜め前方に向けた停止回転灯(赤色ランプ)37と『赤ランプ点灯まで前進してください』が印字されたプレート38を上下に配置した停止パネル39が取り付けられている。図4において、40は洗車機本体1に内蔵されたマイクロコンピュータからなる制御装置(制御手段の一例)41(図1)の保守用の扉である。
【0025】
また、図6に示すように、洗車設備の走行駆動制御系は、洗車機本体1に設けた、洗車設備の制御装置41、操作装置19のスイッチ群24と料金ボックス25とカード識別器26、各ポジション検出スイッチ5,6、車高検出センサ10、走行駆動装置3、スピーカ12,33、進入回転灯(青色ランプ)29、待機回転灯(赤色ランプ)30、および停止回転灯(赤色ランプ)37と、ローラコンベヤ7に設けた車載検出スイッチ9および作動装置8と、車両検出センサ18、車両退場検出スイッチ15、遮断器17、退場誘導灯14から構成され、制御装置41にこれら機器が接続されている。制御装置41は、スイッチ群24からの起動、停止などの操作信号、各ポジション検出スイッチ5,6、車載検出スイッチ9、車両検出センサ18、車高検出センサ10、車両退場検出スイッチ15の検出信号などを入力して、操作信号に応じて、走行駆動装置3、スピーカ12,33、作動装置8、遮断器17、退場誘導灯14、進入回転灯(青色ランプ)29、待機回転灯(赤色ランプ)30、および停止回転灯(赤色ランプ)37を制御して、洗車設備全体の動作を制御している。
【0026】
制御装置41による、洗車機本体1のスピーカ12と操作装置19のスピーカ33よりアナウンスされるメッセージの一覧を表1に示す。スピーカ12,33はアナウンス内容毎に音量を設定可能な構成となっている。このアナウンス内容毎の音量の設定は操作装置19のスイッチ群24により行うことができる(たとえば、表1のメッセージのデータナンバーを指定して、強あるいは弱を設定する)。またアナウンスされるアナウンス内容(メッセージ)の変更も操作装置19により行うようにすることも可能である。
【0027】
【表1】
Figure 0003644336
表1に示すように、被洗浄車両4の走行/停止に関する指示、および異常時の警告について、音量を大きく(強く)して、被洗浄車両4の運転者へ伝達している。
【0028】
以下、制御装置41による洗車機本体1とローラコンベヤ7の移動動作を図7および図8のフローチャートにしたがって説明する。
洗車開始前においては、図1に示すように、上記洗車機本体1は最奥部のホームポジションHPに待機させており、また遮断器17は閉じた状態とされ、待機回転灯(赤色ランプ)30を点灯させている。
【0029】
まず、車両検出センサ18により洗車を行う車両4を検出すると(ステップ−1)、操作装置19のスピーカ33により、『アンテナを下げラジオを消して下さい。』を音量“強”でアナウンスを行い(ステップ−2)、続けて『ドアミラーをたたんで下さい。』を音量“強”でアナウンスを行い(ステップ−3)、続けて『カードまたは料金を入れて下さい。』を音量“弱”でアナウンスを行う(ステップ−4)。
【0030】
運転者は、このアナウンスによりアンテナを下げ、ドアミラーをたたんだ後、硬貨あるいはカードにより料金を支払う。
次に、料金ボックス25あるいはカード識別器26より料金あるいはカードの挿入が確認されると(ステップ−5)、スピーカ33により『洗車コースボタンを押して下さい。』を音量“弱”でアナウンスを行う(ステップ−6)。
【0031】
運転者は、このアナウンスによりスイッチ群24により洗車コースを選択する。次にスイッチ群24の選択操作信号を確認すると(ステップ−7)、このコースにより前記料金の過不足を判断し(ステップ−8)、不足していると、『料金不足です。料金を追加して下さい。』を音量“弱”でアナウンスを行い(ステップ−9)、料金を超えている場合には、硬貨によるとき、料金ボックス25によりお釣りを支払わせ、カードのとき、カード識別機26によりカードを返却させ(ステップ−10)、『カードをお取り下さい。』を音量“弱”でアナウンスを行う(ステップ−11)。
【0032】
次に、『お車のタイプを選んで下さい。』を音量“弱”でアナウンスを行う(ステップ−12)。
運転者は、このアナウンスによりスイッチ群24により車両のタイプを選択する。
【0033】
次に車両のタイプの選択操作信号を確認すると(ステップ−13)、スピーカ33により『装備品があれば該当するボタンを押して下さい。なければ確認ボタンを押して下さい。』を音量“弱”でアナウンスを行う(ステップ−14)。
【0034】
運転者は、このアナウンスによりスイッチ群24により装備品があれば該当するボタンを押し、なければ確認ボタンを押す。
次に装備品の該当ボタンの操作信号を確認すると(ステップ−15)、スピーカ33により『ほかの装備品がなければ確認ボタンを押して下さい。』を音量“弱”でアナウンスを行う(ステップ−16)。
【0035】
運転者は、このアナウンスによりスイッチ群24により装備品があれば該当するボタンを押し、なければ確認ボタンを押す。
次に、確認ボタンの操作信号を確認すると(ステップ−17)、車載検出スイッチ9がオフがどうかを確認し(ローラコンベヤ7上の車両4の有無を確認し)(ステップ−18)、オフのとき、遮断器17を開駆動し(ステップ−19)、進入回転灯(青色ランプ)29を点灯し、待機回転灯(赤色ランプ)30を消灯し(ステップ−20)、スピーカ33により、『赤い停止回転灯が点灯するまでゆっくり前進して下さい。』を音量“強”でアナウンスを行う(ステップ−21)。
【0036】
車両4の運転者は、進入回転灯(青色ランプ)29の点灯を確認し、遮断器17が開くと、車両4を前進させてローラコンベヤ7上へ乗り入れる。
次に車載検出スイッチ9がオンかどうかを確認し(ステップ−22)、車載検出スイッチ9がオンとなると、停止回転灯(赤色ランプ)37を点灯し(ステップ−23)、洗車機本体1のスピーカ12により、『車を止めて下さい。ギヤをパーキングにしサイドブレーキを強くかけて下さい。』を音量“強”でアナウンスを行う(ステップ−24)。そして、遮断器17を閉駆動し(ステップ−25)、進入回転灯(青色ランプ)29を消灯し、待機回転灯(赤色ランプ)30を点灯する(ステップ−26)。
【0037】
車両4の運転者は、停止回転灯(赤色ランプ)37が点灯すると車両4を停止させる。これにより、洗車開始時の車両停止位置へ車両4が停止される。
次に、スピーカ12により、『窓を閉め終わってから、エンジンを止めて下さい。まもなく洗車が始まります。』を音量“強”でアナウンスを行う(ステップ−27)。
【0038】
車両4の運転者は、このアナウンスにより窓を閉めて洗車の開始を待つ。
次に、洗車機本体1の走行駆動装置3を前方に駆動し(ステップ−28)、ローラコンベヤ7の作動装置8を後方に作動させる(ステップ−29)。これにより、洗車機本体1は外側レール2に支持案内されてホームポジションHPから前方へ走行移動し、洗車装置により所定の洗車工程を行う(ステップ−30)。このとき、ローラコンベヤ7は洗車機本体1と逆方向に作動されることから、車両4は洗車機本体1と逆方向に移動する(相対移動する)。以て、洗車の際、洗車機本体1の移動距離を短縮して洗車し得る。
【0039】
そして、エンドポジションスイッチ6が動作し、図1に示すように、洗車機本体1が走行端のエンドポジションEPに到達したことを確認すると(ステップ−31)、洗車機本体1の走行駆動装置3を後方に駆動し(ステップ−32)、ローラコンベヤ7の作動装置8を前方に作動させる(ステップ−33)。これにより、洗車機本体1は外側レール2に支持案内されてエンドポジションEPから後方へ走行移動し、洗車装置により所定の洗車工程を行う(ステップ−34)。このとき、ローラコンベヤ7は洗車機本体1と逆方向に作動されることから、車両4は逆方向の前方に移動する。
【0040】
その後、洗車機本体1がホームポジションHPに戻ると(ステップ−35)、洗車機本体1の走行駆動装置3を停止し(ステップ−36)、退場誘導灯14を点灯すし(ステップ−37)、スピーカ12により、『洗車終了しました。お車をゆっくり排出して下さい。』を音量“強”でアナウンスを行う(ステップ−38)。
【0041】
これにより、洗車機本体1はホームポジションHPで停止し、運転者は車両4を前進させてローラコンベヤ7より下ろし、退場させる。
車両4の移動(退場)により車両退場検出スイッチ15がオンとなると(ステップ−39)、退場誘導灯14を消灯し(ステップ−40)、終了する。
【0042】
なお、洗車機本体1あるいはローラコンベヤ7に異常が発生すると、洗車機本体1およびローラコンベヤ7を停止し、スピーカ12により、『異常停止です。そのままじばらくお待ち下さい。』を音量“強”でアナウンスを行う。
【0043】
このように、洗車機本体1と車両4を互いに逆方向に移動させて、洗車することにより、洗車機本体1の移動距離を短縮して洗車することができ、洗車設備の設置スペースを縮小することができる。
【0044】
また、アナウンス内容毎に音量の強弱を付け、車両4の移動に関する重要な内容を被洗浄車両の運転者へ伝達するとき音量を高めることにより、強調して伝達することができ、運転者は、必要な情報が目視のみでなく耳から精度良く受け入れることができ、よって運転者の運転(車両の移動)に依存する、洗車機本体1と車両4の相対位置関係を精度良く維持することができ、安全で良好な洗車を実行することができる。
【0045】
またアナウンス内容とアナウンス内容毎の音量が操作装置19により設定できることにより、洗車設備が設置された環境や被洗浄車両4の運転者の反応に応じて作業員が判断して、アナウンス内容、アナウンス内容毎の音量を変更することができる。
【0046】
なお、本実施の形態1では、アナウンス内容毎の音量を強/弱の2段階で設定しているが、より細かく段階的に、たとえば5段階(レベル1〜レベル5)で設定するようにすることもできる。
[実施の形態2]
図9,図10に示すように、洗車機本体1に、ホームポジション検出スイッチ5Aに加えて、HPより所定距離前方の洗車開始ポジション(洗車原点)を検出するリミットスイッチからなる洗車ポジション検出スイッチ5Bを設け、洗車機本体1に、被洗浄車両4の所定位置(図9では洗車機本体1内の前方位置)への進入を検出するために、洗車機本体1の内部前方位置に光電スイッチからなる2個の車両進入検出スイッチ(車両進入検出手段の一例)11A,11Bを設けている。第1車両進入検出スイッチ11Aは、全てのタイプの車両4の先端の進入を検出し、第1車両進入検出スイッチ11Aの上方に配置される第2車両進入検出スイッチ11Bは、第1車両進入検出スイッチ11Aとともにワンボックスタイプの車両4の先端の進入を検出を検出する。
【0047】
また実施の形態1の操作装置19に代えて、洗車機本体1の左側部から前方にアーム51を突設し、このアーム51の先端に、操作装置(リモートパネル)52を設けている。
【0048】
この操作装置52のローラコンベヤ7を向いた面(車両4の側面に面する面)には、上記実施の形態1の操作装置19と同様に、スイッチ群24、料金ボックス25、カード識別機26が配設されている。この面は門型洗車機本体1の内部面と面一としている。また図11に示すように、操作装置52の前面には、実施の形態1と同様に、信号器27がアーム28を介して取付けられ、さらに操作装置52の後面からアーム28を突出させて、このアーム28の先端に、実施の形態1と同様に、斜め前方に向けた停止回転灯(赤色ランプ)37と『赤ランプまで前進してください』が印字されたプレート38を上下に配置した停止パネル39が取り付けられている。
【0049】
また操作装置52の前後にはそれぞれ、『手が届かないとき押してください』と印字されたプレート55と、操作押しボタンスイッチ56が取り付けられ、移動方向を示す三角形状の矢印57が印字された移動操作パネル58,59がローラコンベヤ7に向けて取り付けられている。
【0050】
また洗車機本体1が後述する洗車機本体1の洗車待機位置に在り、被洗浄車両4の前輪4Aが車載検出スイッチ9により検出されているとき(所定の洗車開始時の停止位置に停止しているとき)、前輪4A中心位置と操作装置52の前後中心位置との距離Mが、普通乗用車の前輪中心位置と運転席の中心位置との距離と略一致し、かつ前記扉40が操作装置52に当接しないようにアーム51の長さを設定している。よって、乗用車タイプの車両4の車輪(前輪)4Aが車載検出スイッチ9に検知される位置(車両停止位置)に在るとき、運転席の窓に対向して操作装置52の操作面が位置する。
【0051】
また、図12に示すように、洗車設備の走行駆動制御系は、洗車機本体1に設けた、洗車設備の制御装置41、操作装置52のスイッチ群24、料金ボックス25、カード識別機26と、移動操作パネル58,59の操作押しボタンスイッチ56、各ポジション検出スイッチ5A,5B,6、車高検出センサ10、車両進入検出スイッチ11A,11B、走行駆動装置3、スピーカ12、進入回転灯(青色ランプ)29、待機回転灯(赤色ランプ)30、および停止回転灯(赤色ランプ)37と、ローラコンベヤ7に設けた車載検出スイッチ9および作動装置8と、車両検出センサ18、車両退場検出スイッチ15、遮断器17、退場誘導灯14から構成され、制御装置41にこれら機器が接続されている。制御装置41は、操作装置52からの起動、停止などの操作信号、各ポジション検出スイッチ5A,5B,6、車載検出スイッチ9、車両検出センサ18、車高検出センサ10、車両進入検出スイッチ11A,11B、車両退場検出スイッチ15の検出信号などを入力して、操作信号に応じて、走行駆動装置3、スピーカ12、作動装置8、遮断器17、退場誘導灯14、進入回転灯(青色ランプ)29、待機回転灯(赤色ランプ)30、および停止回転灯(赤色ランプ)37を制御して、洗車設備全体の動作を制御している。
【0052】
制御装置41による、洗車機本体1のスピーカ12よりアナウンスされるメッセージの一覧を表2に示す。スピーカ12は、アナウンス内容毎に繰り返し回数を設定可能な構成としている。このアナウンス内容毎の繰り返し回数の設定は操作装置52のスイッチ群24により行うことができる(たとえば、表2のメッセージのデータナンバーを指定して、繰り返し回数を設定する)。またアナウンスされるアナウンス内容(メッセージ)の変更も操作装置52により行うようにすることも可能である。
【0053】
【表2】
Figure 0003644336
表2に示すように、被洗浄車両4の走行/停止に関する指示、および異常時の警告について、繰り返し回数を多く(大きく)して、被洗浄車両4の運転者へ伝達している。
【0054】
以下、制御装置41による洗車機本体1とローラコンベヤ7の移動動作を図13〜図15のフローチャートにしたがって説明する。
洗車開始前においては、図9に示すように、上記洗車待機位置まで洗車機本体1を最奥部のホームポジションHPより前進させて待機させている。また遮断器17は閉じた状態とされ、待機回転灯(赤色ランプ)30を点灯させている。
【0055】
まず、車両検出センサ18により洗車を行う車両4を検出すると(ステップ−1)、車載検出スイッチ9がオフがどうかを確認し(ローラコンベヤ7上の車両4の有無を確認し)(ステップ−2)、オフのとき、遮断器17を開駆動し(ステップ−3)、進入回転灯(青色ランプ)29を点灯し、待機回転灯(赤色ランプ)30を消灯する(ステップ−4)。
【0056】
続いてスピーカ12により、『赤い停止回転灯が点灯するまでゆっくり前進して下さい。』を繰り返し回数“5”でアナウンスを行う(ステップ−5)。
車両4の運転者は、進入回転灯(青色ランプ)29の点灯を確認し、遮断器17が開くと、車両4を前進させてローラコンベヤ7上へ乗り入れる。
【0057】
車両4がローラコンベヤ7上へ乗り入れられ、第1車両進入検出スイッチ11Aがオンとなり洗車機本体1内への車両4の進入を確認すると(ステップ−6)、第2車両進入検出スイッチ11Bの検出信号と車高検出センサ10の車高データにより車両4が普通乗用車タイプの車両かワンボックスタイプの車両かミニバンタイプの車両かを判断する(ステップ−7)。車両4の進入が検出されるとき、ワンボックスタイプあるいはミニバンタイプの車両の場合、天井部あるいはその近傍の車高が検出され、普通乗用車タイプの車両の場合、フロント部の車高が検出されるため、車高データにより、ワンボックスタイプあるいはミニバンタイプの車両と普通乗用車タイプの車両が区別され、ワンボックスタイプの車両4のときのみ、第1車両進入検出スイッチ11Aとともに第2車両進入検出スイッチ11Bがオンとなることにより、ワンボックスタイプの車両とミニバンタイプの車両を区別できる。
【0058】
この判断された車両4のタイプが普通乗用車タイプ(あるいはミニバンタイプ)であると確認すると(ステップ−8)、車載検出スイッチ9がオンかどうかを確認する(ステップ−9)。車載検出スイッチ9がオンとなると、停止回転灯(赤色ランプ)37を点灯し(ステップ−10)、スピーカ12により、『車を止めて下さい。ギヤをパーキングにしサイドブレーキを強くかけて下さい。』を繰り返し回数“3”でアナウンスを行う(ステップ−11)。そして、遮断器17を閉駆動し(ステップ−12)、進入回転灯(青色ランプ)29を消灯し、待機回転灯(赤色ランプ)30を点灯する(ステップ−13)。
【0059】
車両4の運転者は、停止回転灯(赤色ランプ)37が点灯すると車両4を停止させる。これにより、洗車開始時の車両停止位置へ車両4が停止される。
次にスピーカ12により、『カードまたは料金を入れて下さい。』を繰り返し回数“1”でアナウンスを行う(ステップ−14)。
【0060】
このとき、普通乗用車タイプ(あるいはミニバンタイプ)の車両4が標準より小型車の場合、前輪と運転席の窓との距離が標準より短く、運転席の窓より後方の位置に操作装置52が位置するときがある。このとき、運転者は窓を開けて、左側移動操作パネル58の操作押しボタンスイッチ56を操作する。
【0061】
この左側移動操作パネル58の操作押しボタンスイッチ56の操作信号を確認すると(ステップ−15)、一定時間、走行駆動装置3を後方に駆動する(洗車機本体1を後方へ移動させる駆動信号を出力する)(ステップ−16)。これにより、洗車機本体1を後方へ移動し、運転席の窓に操作装置52の操作面が対向する。
【0062】
また普通乗用車タイプ(あるいはミニバンタイプ)の車両4が標準より大型車の場合、前輪と運転席の窓との距離が標準より長く、窓より前方の位置に操作装置52が位置するときがある。このとき、運転者は窓を開けて、右側移動操作パネル59の操作押しボタンスイッチ56を操作する。
【0063】
この右側移動操作パネル59の操作押しボタンスイッチ56の操作信号を確認すると(ステップ−17)、一定時間、走行駆動装置3を前方に駆動する(洗車機本体1を前方へ移動させる駆動信号を出力する)(ステップ−18)。これにより、洗車機本体1を前方へ移動し、運転席の窓に操作装置52の操作面が対向する。
【0064】
次に実施の形態1と同様に、スピーカ12から繰り返し回数“1”で操作装置52に対するアナウンスを行い、ドアミラー,アンテナに対するアナウンスを行う(ステップ−19)。詳細な説明は省略する。運転者は、操作装置52のスイッチ群24などを操作し洗車条件などを入力し、最後に確認ボタンを操作する。なお、上記ステップにより、車載検出スイッチ9がオンのときだけ、左右の移動操作パネル58,59の操作押しボタンスイッチ56の操作を行うことができる。
【0065】
この確認ボタンの操作信号を確認すると(ステップ−20)、スピーカ12により、『窓を閉め終わってから、エンジンを止めて下さい。まもなく洗車が始まります。』を繰り返し回数“3”でアナウンスを行う(ステップ−21)。
【0066】
車両4の運転者は、このアナウンスにより窓を閉めて洗車の開始を待つ。
洗車機本体1の走行駆動装置3を後方に駆動する(ステップ−22)。これにより洗車機本体1が後方へ移動する。洗車ポジション検出スイッチ5Bが動作することにより、洗車開始の洗車ポジションまで後退したかを確認する(ステップ−23)。
【0067】
上記ステップ−8において、車両4がワンボックスタイプの車両であると確認すると、停止回転灯(赤色ランプ)37を点灯し(ステップ−24)、遮断器9を閉駆動し(ステップ−25)、進入回転灯(青色ランプ)29を消灯し、待機回転灯(赤色ランプ)30を点灯する(ステップ−26)。続いて、タイマーを駆動し(ステップ−27)、スピーカ12により『操作ボックスが移動します。そのままお待ち下さい。』を繰り返し回数“3”でアナウンスを行う(ステップ−28)。
【0068】
車両4の運転者は、停止回転灯(赤色ランプ)37の点灯とこのアナウンスにより車両4を停止させる。
次にタイマーがタイムアップすると(ステップ−29)、洗車機本体1の走行駆動装置3を後方に駆動し(ステップ−30)、ホームポジション検出スイッチ5Aが動作し、最奥部のホームポジションHPまで後退したことを確認すると(ステップ−31)、洗車機本体1の走行駆動装置3を停止し(ステップ−32)、停止回転灯(赤色ランプ)37を消灯する(ステップ−33)。
【0069】
これにより、ワンボックスタイプの車両4と判断されたとき、すなわち車両進入検出スイッチ11により検出された時点で、洗車機本体1がレール2に支持案内されてホームポジションHPまで移動する。
【0070】
次に、スピーカ12により『もう一度、赤い停止回転灯が点灯するまでゆっくり前進して下さい。』を繰り返し回数“5”でアナウンスを行う(ステップ−34)。
【0071】
車両4の運転者は、このアナウンスにより車両4を再びゆっくり前進させる。次に、車載検出スイッチ9がオンかどうかを確認する(ステップ−35)。車載検出スイッチ9がオンとなると、停止回転灯(赤色ランプ)37を点灯し(ステップ−36)、スピーカ12により、『車を止めて下さい。ギヤをパーキングにしサイドブレーキを強くかけて下さい。』を繰り返し回数“3”でアナウンスを行う(ステップ−37)。
【0072】
車両4の運転者は、停止回転灯(赤色ランプ)37が点灯すると車両4を停止させる。これにより、洗車開始時の車両停止位置へ車両4が停止され、ワンボックスタイプの車両4の運転席の窓の位置に操作装置52の操作面が位置する。
【0073】
次に実施の形態1と同様に、スピーカ12から繰り返し回数“1”で操作装置52に対するアナウンスを行い、ドアミラー,アンテナに対するアナウンスを行う(ステップ−38)。詳細な説明は省略する。運転者は、操作装置52のスイッチ群24などを操作し洗車条件などを入力し、最後に確認ボタンを操作する。
【0074】
この確認ボタンの操作信号が入力されたを確認すると(ステップ−39)。スピーカ12により、『窓を閉め終わってから、エンジンを止めて下さい。まもなく洗車が始まります。』を繰り返し回数“3”でアナウンスを行う(ステップ−40)。
【0075】
上記ステップ−23あるいはステップ−40の終了により、洗車機本体1の走行駆動装置3を前方に駆動し(ステップ−41)、ローラコンベヤ7の作動装置8を後方に作動させる(ステップ−42)。これにより、洗車機本体1は外側レール2に支持案内されてホームポジションHPから前方へ走行移動し、洗車装置により所定の洗車工程を行う(ステップ−43)。このとき、ローラコンベヤ7は洗車機本体1と逆方向に作動されることから、車両4は洗車機本体1と逆方向に移動する(相対移動する)。以て、洗車の際、洗車機本体1の移動距離を短縮して洗車し得る。
【0076】
そして、エンドポジションスイッチ6が動作し、洗車機本体1が走行端のエンドポジションEPに到達したことを確認すると(ステップ−44)、洗車機本体1の走行駆動装置3を後方に駆動し(ステップ−45)、ローラコンベヤ7の作動装置8を前方に作動させる(ステップ−46)。これにより、洗車機本体1は外側レール2に支持案内されてエンドポジションEPから後方へ走行移動し、洗車装置により所定の洗車工程を行う(ステップ−47)。このとき、ローラコンベヤ7は洗車機本体1と逆方向に作動されることから、車両4は逆方向の前方に移動する。
【0077】
その後、洗車機本体1がホームポジションHPに戻ると(ステップ−48)、洗車機本体1の走行駆動装置3を停止し(ステップ−49)、退場誘導灯11を点灯し(ステップ−50)、スピーカ12により、『洗車終了しました。お車をゆっくり排出して下さい。』を繰り返し回数“3”でアナウンスを行う(ステップ−51)。
【0078】
これにより、洗車機本体1はホームポジションHPで停止し、運転者は車両4を前進させてローラコンベヤ7より下ろし、退場させる。
車両4の移動(退場)により車両退場検出スイッチ15がオンとなると(ステップ−52)、退場誘導灯14を消灯し(ステップ−53)、一定時間、洗車機本体1の走行駆動装置3を前方に駆動し、上記洗車待機位置にまで洗車機本体1を前進させて待機させ(ステップ−54)、終了する。
【0079】
このように、洗車機本体1と車両4を互いに逆方向に移動させて、洗車することにより、洗車機本体1の移動距離を短縮して洗車することができ、洗車設備の設置スペースを縮小することができる。
【0080】
また、アナウンス内容毎に繰り返し回数に変化を付け、車両4の移動に関する重要な内容を被洗浄車両の運転者へ伝達するとき繰り返し回数を多くすることにより、強調して伝達することができ、運転者は、必要な情報が目視のみでなく耳から精度良く受け入れることができ、よって運転者の運転に依存する、洗車機本体1と車両4の相対位置関係を精度良く維持することができ、安全で良好な洗車を実行することができる。
【0081】
またアナウンス内容とアナウンス内容毎の繰り返し回数が操作装置52により設定できることにより、洗車設備が設置された環境や被洗浄車両4の運転者の反応に応じて作業員が判断し、アナウンス内容、アナウンス内容毎の繰り返し回数を変更することができる。
【0082】
なお、実施の形態2では、操作装置52の前後方向への移動入力手段を、2個の操作押しボタンスイッチ56により構成しているが、3つのポジション、すなわち後方向移動−停止−前方向移動のポジションを有する1個のスイッチにより構成することもできる。
【0083】
また、本実施の形態1では音声発生手段の音量に強弱を付け、実施の形態2では音声発生手段の繰り返し回数に変化を付けているが、一方に限ることはなく、いずれかの機能を使用するようにすればよく、また音量および繰り返し回数ともに変化させるようにしてもよい。このとき、運転者に対してさらに精度良く内容を伝達することができる。
【0084】
また本実施の形態1,2では、ローラコンベヤ7を作動装置8により、洗車機本体1とは別個に駆動しているが、ローラコンベヤ7を洗車機本体1の走行駆動装置3の駆動力、あるいは洗車機本体1の移動力の伝達により駆動するようにしてもよい。これにより、洗車機本体1とローラコンベヤ7の移動にさらに同期がとれ、制御が簡単になり、またローラコンベヤ7の作動装置を不要とすることができる。
【0085】
また本実施の形態1,2では、ローラコンベヤ7により車両4を移動させているが、車両4を移動させない洗車設備においても、操作装置52を洗車機本体1に取り付け、この操作装置52の前後に移動操作パネル58,59を設け、セルフ洗車を行うようにすることもできる。このとき、洗車設備の設置スペースは広くなるが、ローラコンベヤ7が不要となり、さらにこのローラコンベヤ7を設置するピットを設けるなどの工事が不要となり、洗車設備のコストを大幅に低減することができる。
【0086】
また本実施の形態1,2では、洗車機本体1を移動させているが、洗車機本体1を固定し、ローラコンベヤ7にのみ車両4を移動させる形式とすることもできる。この洗車機本体1を移動させない洗車設備では、実施の形態1と同様に操作装置19を進入通路S(移動径路)に面して設け、セルフ洗車を行うようにする。
【0087】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、セルフ洗車を行う洗車設備において、アナウンスの音量に強弱をつけることにより、重要な伝達内容を、確実に精度良く伝達できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における洗車設備の側面図である。
【図2】同洗車設備の平面図である。
【図3】同洗車設備の操作装置の正面図である。
【図4】同洗車設備の移動操作パネルの平面図である。
【図5】同洗車設備の移動操作パネルの正面図である。
【図6】同洗車設備の走行制御構成図である。
【図7】同洗車設備の制御装置の動作を制御するフローチャートである。
【図8】同洗車設備の制御装置の動作を制御するフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態2における洗車設備の側面図である。
【図10】同洗車設備の平面図である。
【図11】同洗車設備の操作装置と移動操作パネルの平面図である。
【図12】同洗車設備の走行制御構成図である。
【図13】同洗車設備の制御装置の動作を制御するフローチャートである。
【図14】同洗車設備の制御装置の動作を制御するフローチャートである。
【図15】同洗車設備の制御装置の動作を制御するフローチャートである。
【符号の説明】
1 洗車機本体
2 レール
3 走行駆動装置
4 被洗浄車両
4A 車輪
5,5A ホームポジション検出スイッチ
5B 洗車ポジション検出スイッチ
6 エンドポジション検出スイッチ
7 駆動ローラコンベヤ
8 作動装置
9 車載検出スイッチ
10 車高検出センサ
11A,11B 車両進入検出スイッチ
12,33 スピーカ
14 退場誘導灯
15 車両退場検出スイッチ
17 遮断器
18 車両検出センサ
19 操作装置
21 支柱脚
22 リモートパネル(操作箱)
23 操作面
24 スイッチ群
25 料金ボックス
26 カード識別器
27 信号器
29 進入回転灯
30 待機回転灯
37 停止回転灯
41 制御装置
58,59 移動操作パネル

Claims (4)

  1. 被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させて前記被洗浄車両の洗浄を行う洗車設備であって、
    前記被洗浄車両の移動径路に面する操作面を有する操作装置を設け、
    前記洗車機本体と前記操作装置の少なくとも一方に、音声発生手段を設け、
    前記音声発生手段を、アナウンス内容毎に音量を設定可能な構成としたこと
    を特徴とする洗車設備。
  2. 被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させて前記被洗浄車両の洗浄を行う洗車設備であって、
    前記被洗浄車両の移動径路に面する操作面を有する操作装置を設け、
    前記洗車機本体と前記操作装置の少なくとも一方に、音声発生手段を設け、
    前記音声発生手段を、アナウンス内容毎に繰り返し回数を設定可能な構成としたこと
    を特徴とする洗車設備。
  3. アナウンス内容が、運転者への被洗浄車両の移動に関する指示のときに、音量を高め、あるいは繰り返すこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗車設備。
  4. アナウンス内容と、アナウンス内容毎の音量あるいは繰り返し回数を、操作装置において設定可能としたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の洗車設備。
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