JP3258983B2 - ホームドア全地上制御装置 - Google Patents

ホームドア全地上制御装置

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JP3258983B2
JP3258983B2 JP18013299A JP18013299A JP3258983B2 JP 3258983 B2 JP3258983 B2 JP 3258983B2 JP 18013299 A JP18013299 A JP 18013299A JP 18013299 A JP18013299 A JP 18013299A JP 3258983 B2 JP3258983 B2 JP 3258983B2
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正人 横田
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば鉄道車両
などにおける駅のプラットホームに設けられたホームド
アの開閉制御を行うホームドア制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ホームドアは、プラットホーム上の乗客
が、車両が走行する軌道に近寄ることなく、また軌道へ
の転落を防止して安全性を向上するために設けられる。
このホームドアは、停止中の車両の車両ドアの開閉に対
応して開閉動作され、乗客の乗降を可能にし、乗降時以
外は、閉じられている。典型的な先行技術は、たとえば
特開平7−108922に開示される。先行技術では、
車両ドアの開閉に対応してホームドアの開閉制御を行う
ために、車両に設けられた車掌が手動操作する車掌スイ
ッチの操作によって車両ドアが開閉制御される。この車
掌スイッチの出力は、車両に設けられた車上子と駅の固
定位置に設けられた地上子との間で無線信号の情報の送
受信を行うトランスポンダを介して、ホームドアを開ま
たは閉動作する指令信号として、伝送され、車両ドアに
連動してホームドアが開閉制御される。
【0003】また、ホームドアの全閉信号が車両に送ら
れ、車両の駆動回路を制御することができる。
【0004】この先行技術では、車両には、その車両の
車両ドアとプラットホームのホームドアとを対応して開
閉動作するための構成を設けなければならない。したが
って共通のプラットホームを用いるすべての既存車両に
車両ドアに関連する情報伝送のための構成を設けて改造
する必要があり、手間とコストがかかるという問題があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、車両
に改変を加えることなく、駅のプラットホームに設けら
れるホームドアの開閉動作を、車両の車両ドアに対応し
て行うことができるようにしたホームドア制御装置を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の駅のホ
ームに、ホームドアがホームドア駆動手段によって開閉
可能に設けられ、ホームドアは、予め定める停止位置の
付近で停止した車両の車両ドアの位置に対向して配置さ
れ、車両には、手動操作される開閉スイッチと、再開閉
スイッチと、車両ドア制御手段であって、開閉スイッチ
の出力に応答し、車両のいずれか一方の側部の複数のす
べての車両ドアを駆動手段によって開閉させ、再開閉ス
イッチの出力に応答し、全閉状態ではない車両ドアだけ
を再開閉する車両ドア制御手段とが設けられるホームド
ア制御装置において、 (a)駅の固定位置に設けられる検出手段であって、 (a1)駅の固定位置に設けられ、各車両ドアDT毎に
設けられ、車両ドアDTの全閉時に相互に当接する端部
を、全閉および全開状態で撮像する撮像領域17を有す
るITVカメラと、 (a2)駅に設けられ、各ITVカメラの出力に応答
し、各ITVカメラの出力を画像処理して車両1が停止
したかどうかを検出し、各車両ドアDT毎に、全閉状態
から開動作を開始したかを検出し、また全開状態から閉
動作を開始したかを検出する画像処理手段13とを含む
検出手段と、 (b)駅に設けられ、検出手段の出力に応答し、車両が
前記予め定める停止位置付近に停止したことが検出され
た後、各車両ドアDTの開動作の開始が検出されること
によって、その開動作が検出された車両ドアDTに対応
するホームドアTHの開動作をホームドア駆動手段によ
って開始し、車両ドアDTの閉動作の開始が検出される
ことによって、その閉動作が検出された車両ドアDTに
対応するホームドアTHの閉動作をホームドア駆動手段
によって開始して、ホームドアを開閉させるホームドア
制御手段19とを含むことを特徴とするホームドア制御
装置である。
【0007】本発明に従えば、車両が駅のプラットホー
ムの予め定める停止位置の付近で停止したとき、検出手
段によって、車両ドアの開閉状態または開閉動作が検出
される。この検出手段は、固定位置に設けられ、たとえ
ば駅のプラットホームの天井に、または柱などに固定さ
れる。停止中の車両の車両ドアが開く動作をしたとき、
ホームドア制御手段は、ホームドア駆動手段によってホ
ームドアを開く。停止中の車両の車両ドアが閉じる動作
をしたときホームドア制御手段はホームドア駆動手段に
よってホームドアを閉じる。こうして開閉される車両ド
アに対向するホームドアの開閉制御が行われる。
【0008】検出手段は、たとえば後述のようにITV
カメラを含み、車両ドアなどの画像処理の演算によって
車両ドアの開閉を検出する。こうして車両側にはホーム
ドアの開閉制御のための構成の改変を全く、またはほと
んど、行うことなしに、ホームドアの開閉制御を行うこ
とが簡便に、可能になる。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】本発明に従えば、車掌スイッチなどの開閉
スイッチのほかに、再開閉スイッチが設けられる。再開
閉スイッチは、開閉スイッチの操作によって車両ドアを
閉じたとき、たとえば乗客が或る車両ドアに挟まれて、
その車両ドアが完全に閉じない状態であるとき、すなわ
ち全閉状態ではないとき、車掌は、再開閉スイッチを操
作する。これによって車両ドア制御手段は、すでに全閉
状態となっている車両ドアを閉じたままに保ち、乗客が
挟まれている全閉状態ではない前記或る車両ドアだけが
開かれる。その後、再開閉スイッチを再び操作すること
によって、一旦開いたドアを、閉じるように駆動するこ
とができる。このような車両では、複数の車両ドアの一
部が全閉状態であり、残余の車両ドアが開いている状態
となっているときがあったとき、検出手段は、これらの
複数の各車両ドアの開閉状態を個別的に検出し、全閉状
態となっている車両ドアに対応するホームドアを全閉状
態とし、また全閉状態ではない少なくともわずかに開い
た車両ドアに対応するホームドアを、開いた状態に保
つ。こうして安全性が向上される。
【0015】
【0016】
【0017】また本発明は、すべての各ホームドアの全
閉状態を検出するホームドア全閉検出手段と、ホームド
ア全閉検出手段の出力を、車両の軌道を介して伝送する
伝送手段と、車両に設けられ、伝送手段を介するホーム
ドア全閉検出手段の出力に応答し、すべての各ホームド
アの全閉状態が検出されたときのみ、車両の走行駆動を
可能にする自動列車制御装置とを含むことを特徴とす
る。
【0018】本発明に従えば、車両側とプラットホーム
側との間で情報を授受することができる伝送手段が設け
られ、これによって図16〜図20のようにたとえば自
動列車制御装置(略称ATC)では、車両が走行する軌
道であるレールを、予め定める長さに区分して電気的に
絶縁し、個別的な軌道回路を構成し、各軌道回路に車両
の停止または車両走行の制限速度を表す予め定める周波
数を有する電流から成る信号を、固定位置に設けられた
送信手段によって送信して伝送し、車両の受信器でその
信号を受信して車両の停止または速度の制御を行う。
【0019】本発明はまた、図20のように自動列車停
止装置(略称ATS)における伝送手段に関連しても実
施されることができる。この自動列車停止装置では、各
軌道回路に停止信号を送信して伝送し、この停止信号を
車両の受信器によって受信し、起電回路を遮断し、車両
への電力供給を停止させることができる。本発明では、
このような伝送手段を兼用することができ、ホームドア
全閉検出手段によって、プラットホームに設けられてい
る全ての各ホームドアの全閉状態が検出されたとき初め
て、車両の走行駆動が許容される。これによって安全性
がさらに確保される。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の前提となる全体
の構成を示す簡略化した図である。鉄道車両1は、レー
ルである軌道2を走行する。この車両1は、先頭車両お
よび付随車両とから成る編成車両である。車両1の車体
3の一方の側部には、複数組の対を成すいわば両開きの
車両ドアDT1,DT2,DT3,…(総括的に参照符
DTで示す)が設けられる。これらの対を成す車両ドア
DTは、図1の左右に離反、近接して開閉動作する。車
両1には、車掌によって手動操作される開閉スイッチで
ある車掌スイッチ4が設けられ、この車掌スイッチ4の
出力は処理回路5に与えられ、これによって複数組のす
べての車両ドアDTが一斉に開閉動作される。さらに処
理回路5は、車輪6を駆動するモータを含む走行駆動手
段を駆動する力行回路7に接続され、すべての車両ドア
DTが全閉状態となっているとき、初めて、力行回路7
によって車両1の走行駆動を可能にし、これによって安
全性が確保される。
【0021】図2(1)は、図1の切断面線II−II
から見た簡略化した一部の断面図である。駅8のプラッ
トホーム9には、複数組の対を成すホームドアDH1,
DH2,DH3,…(総括的に参照符DHで示す)が図
1の左右に離反、接近して開閉可能に設けられる。これ
らのホームドアDHは、プラットホーム9に立設固定さ
れた柵10に収納可能である。図1では、車両1の車両
ドアDTは全閉状態であり、ホームドアDHもまた全閉
状態である。駅8のプラットホーム9の天井11には、
単一の工業用ITVカメラ12が固定される。ITVカ
メラ12は複数組の車両ドアDTのうち、1つの車両ド
アDT1を撮像する。ITVカメラ12の出力は、画像
処理手段13に与えられて画像処理され、これによって
車両ドアDT1の開閉状態が検出される。
【0022】図2(2)は、本発明の他の前提となる構
成における図1の切断面線II−IIから見た簡略化し
た断面図である。この図2(2)の実施の形態は、図2
(1)の構成に類似するけれども、この構成では、プラ
ットホーム9に立設された柱14に固定されている鴨居
15において、ITVカメラ12が固定される。そのほ
かの構成は前述の構成と同様である。
【0023】ITVカメラ12は、車両ドアDT1のみ
の開閉状態または開閉動作を撮像領域17内で検出する
けれども、すべての車両ドアDTは、一斉に開閉動作を
行うので、ITVカメラ12の出力はすべての車両ドア
DTの開閉状態を表すことになる。
【0024】図3は、ITVカメラ12によって撮像さ
れる車両ドアDT1の一部の拡大した正面図である。図
3(1)は左右の対を成す車両ドアDT1が近接して当
接し、全閉状態を示し、図3(2)は車両ドアDT1が
離間して全開した状態を示す。各車両ドアDT1の全閉
時に相互に当接する端部には、黒色などの弾発性を有す
る緩衝部材16が固定されており、この緩衝部材16
は、車両ドアDT1のそのほかの部分の色とは異なる。
ITVカメラ12は、車両1が図1に示されるように予
め定める停止位置の付近で停止した状態において、前述
のように、車両ドアDT1を、予め定める撮像領域17
内で撮像する。画像処理回路13は、車両ドアDT1の
緩衝部材16を識別して検出し、図1および図3(1)
に示される全閉状態であるか、または緩衝部材16がわ
ずかでも離間した開状態であるかを検出する。
【0025】図4は、車両ドアDTの電気的構成を示す
ブロック図である。処理回路5は、たとえばマイクロコ
ンピュータなどによって実現され、車掌スイッチ4の出
力に応答して、各車両ドアDT毎の車両ドア駆動手段T
M1,TM2,TM3,…(総括的に参照符TMで示
す)によって車両ドアDTを開閉駆動する。
【0026】再び図1を参照して、ホームドアDHは、
ホームドア駆動手段HM1,HM2,HM3,…(総括
的に参照符HMで示す)によって開閉駆動される。各ホ
ームドア駆動手段HMは、個別制御回路18によって制
御される。これらの個別制御回路18は、ホームドア制
御回路19によって制御される。個別制御回路18は、
ホームドア制御回路19からのホームドアDHの開閉を
制御する信号に応答し、ホームドア駆動手段HMによっ
てホームドアDHを開閉駆動させる。
【0027】図5は図1〜図4の構成における動作を説
明するためのタイムチャートであり、図6はホームドア
制御回路19の動作を説明するためのフローチャートで
ある。車両1が図5(1)のように走行し、時刻t1に
おいて前記予め定める位置の付近で停止する。ホームド
ア制御回路19は、図6のステップa1からステップa
2に移り、車両1が停止したかどうかを判断する。車両
1が停止したことは、図5(2)に示されるように、I
TVカメラ12の画像信号に応答する画像処理回路13
によって検出され、そのことを表す信号がホームドア制
御回路19に与えられる。
【0028】車両ドアDTは、車掌スイッチ4の操作に
よって、図5(3)に示されるように、時刻t2におい
て車両ドア駆動手段TM(前述の図4参照)によって開
かれる。車両ドアDT1が全閉状態から少しでも開く開
状態を開始したかどうかが、画像処理回路13の働きに
よって検出され、そのことを表す図5(4)に示される
検出信号が、ホームドア制御回路19に、与えられる。
これによってホームドア制御回路19は、図6のステッ
プa3からステップa4に移り、個別制御回路18によ
るホームドア駆動手段HMによって、すべてのホームド
アDHを、図5(5)に示されるように時刻t3以降に
おいて開く。このようにして車両ドアDT1の全閉状態
から開動作の開始が検出されることによって、ホームド
アTHの開動作が開始される。
【0029】時刻t4において車両1の車掌スイッチ4
が操作されることによって、車両ドアDTが図5(3)
の時刻t5において図3(2)の全開状態から閉動作の
開始が行われる。このことが、画像処理回路13の働き
によって検出され、この閉動作の開始を表す検出信号
が、図5(4)に示されるようにして、画像処理回路1
3から発生されてホームドア制御回路19に与えられ
る。ホームドア制御回路19は、図6のステップa6に
おいて車両ドアDT1が閉動作を開始したことを表す信
号に応答し、次のステップa7において、すべてのホー
ムドアDHを閉じる動作を、図5(5)の時刻t5にお
いて行う。こうしてステップa5では、一連の動作を終
了する。
【0030】
【0031】図6のステップa2において、車両1が停
止したかどうかは、ITVカメラ12によって検出され
る車両ドアDT1の図3(1)に示される黒色の緩衝部
材16が、予め定める時間だけ静止したことを検出する
ことによって、行われる。車両1の停止は、他の構成を
有する手段によって、検出されてもよい。車両ドアDT
1が全閉状態から開動作が開始されたかどうかを、前述
の図6のステップa3において判断するために、画像処
理回路13では、ITVカメラ12の出力に応答し、車
両ドアDT1の黒色の緩衝部材16が、図1および図3
(1)の左右に離れ始めたことを検出し、このとき、車
両ドアDT1の開動作が開始されたものと判断する。ま
たステップa6において車両ドアDT1が全開状態から
閉動作を開始したかどうかを判断するために、画像処理
回路13は、図3(2)に示されるように、車両ドアD
T1の黒色の緩衝部材16が、前述の開動作と逆方向で
ある相互の近接方向の移動の動作の開始が行われたかど
うかを検出し、緩衝部材16が相互の近接方向に移動し
始めたとき、車両ドアDT1の閉動作が開始したものと
判断する。
【0032】図7は、本発明の前提となる構成の一部の
断面図である。図7(1)および図7(2)は、前述の
図2(1)および図2(2)にそれぞれ対応し、そのほ
かの構成は、前述の構成に類似する。注目すべきはこの
構成では、車両1の車体3の側面上部に、プラットホー
ム9に対向した臨む表示手段である1または複数の車側
灯21が固定される。この車側灯21は、図1において
も、示されている。車側灯21の点灯または消灯してい
る表示状態は、その車側灯21を撮像する図1に示され
ているITVカメラ12aと、そのITVカメラ12a
からの画像信号を処理する前述の画像処理回路13によ
って検出される。車側灯21は、車両1の複数のすべて
の各車両ドアDTが全閉状態であるとき、消灯し、全閉
状態でないとき、すなわちいずれか1つの車両ドアDT
がわずかでも開いているとき、点灯する。この車側灯2
1は、車両ドアDTが閉状態でない(開途中)では点
灯、閉状態で消灯する。
【0033】図8は、図7に示される構成における車両
1における電気的構成を示すブロック図である。この図
8に示される構成は、前述の図4の構成に類似する。編
成列車を構成する複数の各車体3a毎に、車側灯21が
設けられ、その各車体3aに備えられる車両ドアDTの
開閉状態に対応して、車側灯21が前述のように消灯/
点灯する。各車体3aにおける複数の各車両ドアDT
が、全閉状態であることを検出するために、全閉検出手
段23が設けられる。これらの各車両ドアDT毎の全閉
検出手段23の出力は、処理回路5に与えられ、処理回
路5は、車側灯21を制御する。図8における車体3a
毎の各構成要素DT,TM,23は、複数の各車体毎に
設けられる。
【0034】図9は、図7および図8に示される構成に
おける処理回路5の車側灯21に関連する動作を説明す
るためのフローチャートである。ステップb1からステ
ップb2に移り、各車体3aにおける車両ドアDTの開
閉状態が、全閉検出手段23によって検出され、全閉状
態であることが検出されると、ステップb2からステッ
プb3に移り、処理回路5は、その車体3aに備えられ
ている車側灯21を、消灯する。1つの車体3aに備え
られる複数の車両ドアDTのうちの少なくとも1つが全
閉状態ではないことが、全閉検出手段23によって検出
されるとき、ステップb2からステップb5に移り、車
側灯21を点灯する。こうしてステップb4では一連の
動作を終了する。
【0035】図10は、図7〜図9に示される本発明の
前提となる構成において、ホームドア制御回路19の動
作を説明するためのフローチャートである。ステップc
1からステップc2に移り、ITVカメラ12aが車側
灯21を撮像し、画像処理回路13は、ITVカメラ1
2aからの画像信号を画像処理し、車側灯21の点灯状
態を検出する車側灯21が、ステップc2において点灯
しているものと判断されると、このことを表す信号がホ
ームドア制御回路19に与えられる。これによってステ
ップc3では、ホームドア制御回路19は、すべてのホ
ームドアDHの開動作を開始する。したがって車両1の
車両ドアDTのうちの1つでも、全閉状態ではないと
き、すべてのホームドアDHが開いたままに保たれる。
これによってプラットホームにおける乗客の安全性が確
保される。
【0036】ステップc2において、車側灯21が消灯
していることが、画像処理回路13の働きによって検出
されたとき、ホームドア制御回路19は、ステップc5
において複数のすべてのホームドアDHが閉動作となる
ことを開始する。こうして車両1の複数のすべての車両
ドアDTが全閉状態となったとき、すべてのホームドア
DHが閉じられる。こうして安全性が確保される。図7
〜図10の実施の形態におけるその他の構成と動作は、
前述の図1〜図6に示される実施の形態と同様である。
【0037】図11は、本発明の実施の一形態の構成を
示す図である。この実施の形態は、前述の構成に類似
し、対応する部分には同一の参照符を付す。特にこの実
施の形態では、車両1の複数の各車両ドアDT毎に、I
TVカメラ121,122,123,…(総括的に参照
符12で示す)が設けられる。さらに車両1には、車掌
によって手動操作される車掌スイッチ4のほかに、再開
閉スイッチ24が設けられる。
【0038】図12は、図11に示される実施の形態に
おける車両1の電気的構成を示すブロック図である。図
12に示される電気的構成は、前述の図8の構成に類似
する。再開閉スイッチ24の出力は、処理回路5に与え
られる。
【0039】図13は、図11および図12に示される
実施の形態における処理回路5の一部の動作を説明する
ためのフローチャートである。ステップd1からステッ
プd2に移り、車掌が車掌スイッチ4を操作し、複数の
すべての各車両ドアDTを閉じるための操作が行われた
かどうかが判断される。車掌スイッチ4の操作によっ
て、車両ドアDTが閉じられる操作が行われたとき、ス
テップd3では、車両ドア駆動手段TMによってすべて
の車両ドアDTを閉じる動作を行う。
【0040】ステップd4において、すべての車両ドア
DTが全閉状態であるかどうかが判断され、全閉状態で
ないとき、次のステップd5に移る。車両DTが全閉で
ないということは、乗客が、いずれか1つの車両ドアD
Tに挟まれていることを表す。ステップd5では、車掌
が、再開閉スイッチ24を操作したかどうが判断され
る。再開閉スイッチ24を車掌が操作したものと判断さ
れたとき、ステップd6では、処理回路5は、各車両ド
アDT毎の全閉検出手段23の出力に応答し、全閉状態
とはなっていない車両ドアDTのみ、開動作を行い、全
閉状態になっている車両ドアDTを、全閉状態に保つ。
車掌が、一旦、再開閉スイッチ24を操作して、全閉状
態でない車両ドアDTを開動作させた後、車掌が再び、
再開閉スイッチ24を操作することによって、開いてい
た車両ドアのみが、全閉状態になるように、ドア駆動手
段TMによって駆動される。こうしてすべての車両ドア
DTが全閉状態になると、ステップd7において、一連
の動作を終了する。
【0041】図14は、図11〜図13に示される本発
明の実施の一形態における複数の各車両ドアDT毎に設
けられたITVカメラ12に関連する電気的構成を示す
ブロック図である。この図14に示される電気的構成
は、前述の図1に示される電気的構成に類似するけれど
も、複数のITVカメラ12からの画像信号は、画像処
理回路13に与えられる。画像処理回路13は、各IT
Vカメラ12からの画像信号を、順次的に画像処理し、
車両1が停止したかどうか、車両1が予め定める停止位
置に停止した状態において、車両ドアDTのITVカメ
ラ12による検出によって、車両1の車種を検出するこ
とができる。ITVカメラ12によって撮像される車両
ドアDTの位置によって、車両1の車種毎に異なる寸法
形状に対応して、その車種を検出することができる。さ
らにITVカメラ12は、各車両ドアDTの開閉動作を
検出する。
【0042】図15は、図14に示される処理回路19
の動作を説明するためのフローチャートである。ステッ
プe1からステップe2に移り、ITVカメラ12の出
力を画像処理回路13で画像処理することによって、車
両1が停止したかどうかが判断される。車両1が予め定
める停止位置で停止したことが判断されると、次のステ
ップe3では、各車両ドアDTの位置を検出し、これに
基づいてステップe4では、車両1の車種を検出するこ
とができる。ステップe5では、複数の各ITVカメラ
12に個別的に対応する車両ドアDTが開動作を開始し
たかどうかが判断され、開動作を開始したことが判断さ
れると、ステップe6では、その開動作を開始した車両
ドアDTに対応するホームドアDHが開動作を、ホーム
ドア駆動手段HMによって開始する。また各車両ドアD
Tが閉動作を開始したことが、ステップe8によって判
断されると、次のステップe9では、その閉動作を開始
した車両ドアに対向した対応のホームドアDHが閉動作
を開始する。このようにして、車両DTに個別的に対応
したホームドアDHを、車両ドアDTの開閉動作に応じ
て、制御することできるようになる。したがって再開閉
スイッチ24によって一時的に開かれるたとえば1つの
車両ドアDTに対応して、その開かれる車両ドアDTに
臨むホームドアDHのみが開閉制御される。残余の車両
ドアDTおよびホームドアDHは全閉状態に保たれたま
まであり、安全性が確保される。
【0043】図16は、本発明の実施の他の形態の構成
を示す図である。この実施の形態は、前述の実施の形態
に類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。注目
すべきはこの実施の形態では、自動列車制御装置ATC
28が設けられる。レールである軌道2は、予め定める
長さに電気的に絶縁されて区分され、複数の軌道回路2
7が構成される。各軌道回路27には、地上設備である
ATC制御装置26から、車両1の停止または制限速度
を表す所定周波数を有する制御信号が、与えられる。こ
の制御信号は、電流である。制御信号は、軌道回路27
から伝送され、車両1に設けられた受信器29によって
受信される。車両1に設けられたATC制御装置30
は、受信器29の出力に応答し、力行回路7を制御し
て、車両1の走行駆動のためのモータなどの動作を停止
し、または制限速度を設定して、その制限速度で走行す
るように制御する。
【0044】この実施の形態ではさらに、駅構内の軌道
回路27とホームドアDHへの開閉動作とを、ホームド
ア制御回路19によってインタフェースし、すべての各
ホームドアDHが全閉であるときのみ、車両1の走行を
可能にし、そうでないとき、ライン31を介してATC
制御装置26に停止信号を与え、こうしてインタロック
が形成される。
【0045】図17は、図16の実施の形態における車
両1に設けられた電気的構成を示すブロック図である。
この図17に示される電気的構成は、前述の実施の形態
に類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。この
実施の形態では、前述のように自動列車制御装置ATC
28の受信器29で受信された制御信号は、車両1に搭
載された車上設備であるATC制御装置30に与えら
れ、これによって力行回路7の走行、停止の制御が行わ
れる。
【0046】図18は、図16および図17に示される
ATC制御装置30の動作を説明するためのフローチャ
ートである。ステップf1からステップf2に移り、受
信器29によって車両1の停止または走行のための制御
信号を受信する。ステップf3においてホームドア制御
回路19からの停止信号が、地上設備であるATC制御
装置26を介して軌道回路27に与えられ、この停止信
号が受信器29からATC制御装置30に与えられたこ
とが判断されると、ステップf4では、ATC制御装置
30は、力行回路7によるモータなどを含む走行駆動手
段による走行を禁止し、車両1の停止を保つ。
【0047】ステップf6において、ホームドア制御回
路19から走行信号が発生されてATC制御装置26に
与えられ、このことがATC制御装置30で判断される
と、次のステップf7では、ATC制御装置30は力行
回路7によって、走行可能状態となる。
【0048】図19は、図16〜図18に示される実施
の形態におけるホームドア制御回路19の一部の動作を
説明するためのフローチャートである。ステップg1か
らステップg2に移り、画像処理回路13の出力に応答
し、ITVカメラ12による画像信号の画像処理結果に
基づき、車両1が、予め定める停止位置に停止している
かどうかが判断される。車両1が停止しているとき、ス
テップg3では、車両ドアDTが、全閉状態から開動作
を開始したかどうかが判断される。車両DTが全閉状態
ではなく、少しでも開かれたとき、ステップg3からス
テップg4に移り、ホームドア制御回路19は、すべて
のホームドアDHを開動作する。次のステップg5で
は、ライン31を介してATC制御装置26に、車両1
が停止した状態を保つべきであることを表す停止信号を
与え、これによって車両1に、軌道回路27および受信
器29を介して伝送される。
【0049】車両ドアDTが閉じられていることが、ス
テップg7において、ITVカメラ12の画像処理結果
によって閉じられていることが判断されると、次のステ
ップg8に移る。ステップg8では、すべてのホームド
アDHを、開いた状態から閉動作し、または閉じた状態
にあるとき、その閉じた状態を保つ。ステップg9で
は、ホームドア制御回路19はライン31を介して、車
両1が走行可能であること表す走行信号、ATC制御装
置26に与え、これによってこの走行信号が軌道回路2
7および受信器29を介して伝送され、ATC制御装置
30によって力行回路7の働きによって走行可能状態と
される。
【0050】図16〜図19の実施の形態におけるその
ほかの構成と動作は、前述の実施の形態と同様である。
ITVカメラ12は、図16〜図19の実施の形態でも
また、各車両ドアDT毎に、前述の図11〜図15の実
施の形態と同様に設けられる。
【0051】本発明の実施のさらに他の形態では、図1
6〜図19の実施の形態における自動列車制御装置AT
C28に代えて、自動列車停止装置ATSが用いられ
る。この自動列車停止装置ATSを用いる実施の形態
は、前述の図16〜図19の実施の形態に類似する。自
動列車停止装置ATSの適用路線では、車両1の停止検
出装置による車両1の出発検出と、車両1の起電回路と
をインタフェースする。自動列車停止装置ATSでは、
ポイント検出による車両の停止を制御する。本発明の実
施の形態では、駅構内で、車両1の発車を制限する機能
を付加する。このために、すべての各ホームドアDH
が、全閉状態にならないうちに、車両1が走行して出発
したとき、起電回路を遮断し、車両1への電力供給を停
止し、車両1を停止させる。この自動列車停止装置AT
Sを有する実施の形態は、前述の図16〜図19の実施
の形態に類似し、これらの図面を参照して、本件実施の
形態を説明する。自動列車停止装置ATSを用いる実施
の形態では、図16におけるATC制御装置26,30
に代えて、ATS制御装置が用いられる。
【0052】図20は、自動列車停止装置ATSが用い
られる上述の実施例における図16のATC制御装置3
0に代えてATS制御装置の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。ステップh1からステップh2に移
り、受信器29によってホームドア制御回路19からの
停止信号または走行信号が受信したかどうかが判断さ
れ、停止信号を受信したことが判断されると、ステップ
h3からステップh4に移る。ステップh4では、車両
1が走行を開始して出発が検出されたかどうかが判断さ
れる。出発検出は、力行回路7への電力の供給などによ
って検出することができる。出発検出が行われたとき、
ステップh5では、車両1の起電回路を遮断し、電力の
供給を遮断する。
【0053】ステップh7において、車両1側で、AT
S制御装置30が、ホームドア制御回路19からの走行
信号を受信したことが判断されると、次のステップh8
に移る。ステップh8では、力行回路7による車両1の
走行可能状態とされる。そのほかの構成と動作は、前述
の図16〜図19の実施の形態に類似する。
【0054】車両ドアDTおよびホームドアDHは、前
述の両開きドアの代りに、単一枚の片開きドアであって
もよく、そのほかの開閉動作をする構成であってもよ
い。
【0055】
【発明の効果】以上のように請求項1の本発明によれ
ば、車両に構成の改変を施すことなく、駅の固定位置に
設けられた検出手段によって、車両ドアの開閉状態を検
出し、駅に設けられたホームドア制御手段によってホー
ムドア駆動手段がホームドアを、車両ドアの開閉状態に
対応して開閉させることができる。こうして車両の数お
よび種類が多いときであっても、また共通のプラットホ
ームが用いられる車両が所属する鉄道会社が異なるとき
であっても、本発明を容易に実施し、ホームドアの制御
を行い、乗客の安全性を確保することが可能になる。
【0056】
【0057】
【0058】本発明によれば、たとえば車掌などによっ
て操作される開閉スイッチによって車両ドアの開閉を行
わせ、乗客が挟まった車両ドアがあるとき、再開閉スイ
ッチが操作され、これによって全閉状態ではない車両だ
けが再開閉制御され、したがってこのような構成におい
て、検出手段は、複数の各車両ドアの開閉状態を個別的
に検出して、各車両ドアに個別的に対応したホームドア
を、ホームドア制御手段がホームドア駆動手段によって
開閉動作するので、安全性が向上され、たとえば乗客が
挟まった車両ドアに対応するホームドアが開かれた状態
とされ、上述のように安全性が確保される。
【0059】本発明によれば、検出手段は駅の固定位置
に各車両ドア毎に設けられたITVカメラを含む。この
ITVカメラからの画像信号を転画像処理することによ
って、車両の車両ドアの開閉動作の開始を、検出するこ
とができる。したがって車両の構成に改変を施すことな
く、本発明を実施してホームドアの開閉制御を行うこと
ができ、本発明を簡便に実施することができる。
【0060】請求項2の本発明によれば、たとえば自動
列車制御装置(ATC)または自動列車停止装置(AT
S)などにおける伝送手段を用いてホームドアの全閉状
態が検出されたときのみ、車両の走行駆動が許容され、
したがってホームドアが全閉状態とされない限り、車両
は停止したままであり、これによってプラットホームの
乗客の安全性が確保される。このような伝送手段は、既
存の上述の自動列車制御装置または自動列車停止装置な
どの構成において用いられているものであって、本発明
ではこのような伝送手段をそのまま用いることができ、
構成が簡略化されるとともに、本発明の実施が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提となる全体の構成を示す簡略化し
た図である。
【図2】図2(1)は、図1の切断面線II−IIから
見た簡略化した一部の断面図であり、図2(2)は、本
発明の他の前提となる構成における図1の切断面線II
−IIから見た簡略化した断面図である。
【図3】ITVカメラ12によって撮像される車両ドア
DT1の一部の拡大した正面図である。図3(1)は左
右の対を成す車両ドアDT1が近接して当接し、全閉状
態を示し、図3(2)は車両ドアDT1が離間して全開
した状態を示す。
【図4】車両ドアDTの電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図5】図1〜図4の構成における動作を説明するため
のタイムチャートである。
【図6】ホームドア制御回路19の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図7】本発明の他の前提となる構成の一部の断面図で
ある。
【図8】図7に示される構成における車両1における電
気的構成を示すブロック図である。
【図9】図7および図8に示される構成における処理回
路5の車側灯21に関連する動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図10】図7〜図9に示される本発明の前提となる構
成において、ホームドア制御回路19の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図11】本発明の実施の一形態の構成を示す図であ
る。
【図12】図11に示される実施の形態における車両1
の電気的構成を示すブロック図である。
【図13】図11および図12に示される実施の形態に
おける処理回路5の一部の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図14】図11〜図13に示される本発明の実施の一
形態における複数の各車両ドアDT毎に設けられたIT
Vカメラ12に関連する電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図15】図14に示されるホームドア制御回路19の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】本発明の実施の他の形態の構成を示す図であ
る。
【図17】図16の実施の形態における車両1に設けら
れた電気的構成を示すブロック図である。
【図18】図16および図17に示されるATC制御装
置30の動作を説明するためのフローチャートである。
【図19】図16〜図18に示される実施の形態におけ
るホームドア制御回路19の一部の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図20】自動列車停止装置ATSが用いられる上述の
実施例における図16の車両1に設けられたATC制御
装置30に代えてATS制御装置の動作を説明するため
のフローチャートである。
【符号の説明】
1 鉄道車両 2 軌道 4 車掌スイッチ 5 処理回路 9 プラットホーム 12,12a,121,122,123,… ITVカ
メラ 13 画像処理回路 19 ホームドア制御回路 21 車側灯 23 全閉検出手段 24 再開閉スイッチ 26,30 ATC制御装置 27 軌道回路 28 自動列車制御装置ATC 29 受信器 DT1,DT2,DT3,… 車両ドア DH1,DH2,DH3,… ホームドア TM1,TM2,TM3,… 車両ドア駆動手段 HM1,HM2,HM3,… ホームドア駆動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61B 1/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の駅のホームに、ホームドアがホー
    ムドア駆動手段によって開閉可能に設けられ、 ホームドアは、予め定める停止位置の付近で停止した車
    両の車両ドアの位置に対向して配置され、 車両には、 手動操作される開閉スイッチと、 再開閉スイッチと、 車両ドア制御手段であって、開閉スイッチの出力に応答
    し、車両のいずれか一方の側部の複数のすべての車両ド
    アを駆動手段によって開閉させ、再開閉スイッチの出力
    に応答し、全閉状態ではない車両ドアだけを再開閉する
    車両ドア制御手段とが設けられるホームドア制御装置に
    おいて、 (a)駅の固定位置に設けられる検出手段であって、 (a1)駅の固定位置に設けられ、各車両ドアDT毎に
    設けられ、車両ドアDTの全閉時に相互に当接する端部
    を、全閉および全開状態で撮像する撮像領域17を有す
    るITVカメラと、 (a2)駅に設けられ、各ITVカメラの出力に応答
    し、各ITVカメラの出力を画像処理して車両1が停止
    したかどうかを検出し、各車両ドアDT毎に、全閉状態
    から開動作を開始したかを検出し、また全開状態から閉
    動作を開始したかを検出する画像処理手段13とを含む
    検出手段と、 (b)駅に設けられ、検出手段の出力に応答し、車両が
    前記予め定める停止位置付近に停止したことが検出され
    た後、各車両ドアDTの開動作の開始が検出されること
    によって、その開動作が検出された車両ドアDTに対応
    するホームドアTHの開動作をホームドア駆動手段によ
    って開始し、車両ドアDTの閉動作の開始が検出される
    ことによって、その閉動作が検出された車両ドアDTに
    対応するホームドアTHの閉動作をホームドア駆動手段
    によって開始して、ホームドアを開閉させるホームドア
    制御手段19とを含むことを特徴とするホームドア制御
    装置。
  2. 【請求項2】 すべての各ホームドアの全閉状態を検出
    するホームドア全閉検出手段と、 ホームドア全閉検出手段の出力を、車両の軌道を介して
    伝送する伝送手段と、 車両に設けられ、伝送手段を介するホームドア全閉検出
    手段の出力に応答し、すべての各ホームドアの全閉状態
    が検出されたときのみ、車両の走行駆動を可能にする自
    動列車制御装置とを含むことを特徴とする請求項1記載
    のホームドア制御装置。
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