JP5506537B2 - 走行体に備えられた車側灯の検出方法、及びこの検出方法を用いて可動柵に備えられたドアの開閉を行う可動柵制御装置。 - Google Patents

走行体に備えられた車側灯の検出方法、及びこの検出方法を用いて可動柵に備えられたドアの開閉を行う可動柵制御装置。 Download PDF

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Description

本発明は、列車などの走行体に備えられた車側灯の点灯状況を画像処理手法により検出する方法、及びこの検出方法を用いて可動柵に備えられたドアの開閉を行う可動柵制御装置に関する。
近年、新幹線や在来線の列車や地下鉄などにおいては、ホームからの転落や列車との接触事故防止などを目的とした安全対策の一つとして可動柵が備えられるようになってきている。
図1に示すように、可動柵は、駅ホームの端部に停車又は通過する列車と駅ホーム上の乗客とを隔離するように設けられた隔壁であり、停車した列車の扉に対応する位置には、乗客が昇降するためのドアが設けられている。このドアの開閉は、通常、自動列車運転装置 (ATO) からの情報を基に行われるが、乗務員が操作することもある。
しかしながら、上記の可動柵システムを駅に設置する場合、可動柵自体の設置費用のみならず、ATOの新設、ATOなどから発信される情報の管理システム等、設備設置には莫大な費用が掛かることが懸念される。
そこで、列車の外側壁に備えられた車側灯(車側表示灯)の点灯状況を基に、可動柵のドアの開閉を行う技術が開発されている(特許文献1などを参照)。
特許文献1は、車両の到着時にホームドア装置側に設置された画像入力装置により入力される車両の映像から車両側面に設置してある車側灯の点灯状態を判別し、車側灯点灯時にはホームドア装置のドアを開き、車側等消灯時にはホームドア装置のドアを閉めるホームドア装置を開示する。
この特許文献1の画像入力装置を採用した上で、この画像入力装置から得られた列車の車側灯の点灯状態を可動柵の開閉に用いることで、簡便な方法で且つ設置費用を抑えた可動柵システムの敷設が可能となる。
特開2004−203320号公報
列車の外側壁に備えられた車側灯は、機器の動作が正常であるかどうかの確認のために表示される灯火のことである。この車側灯には、旅客用車両が自動扉を開閉する際、扉が閉まっていない間に赤色灯を点灯し続ける「戸閉表示灯」がある。加えて、車側灯には、電気関係のエラー、空調装置(冷房など)の故障、車内からの非常警報装置発報等の目的で点灯する「非常灯」もある。非常灯の発光色は、燈、黄、緑が多く、白や青なども使用される。戸閉表示灯と非常灯との配置位置に明確な決まりはないが、多くの場合は、両灯とも近接する位置に配備される。
上記の説明から明らかなように、車側灯には、2種類の色を発するものがあり、単に点灯状況を検知するのみであれば、「戸閉表示灯」と「非常灯」との区別を行うことは困難である。
翻って特許文献1の技術は、画像入力装置として、撮影装置もしくは受光センサを採用しているものの、撮影装置、受光センサが「カラー情報」を取得できるとの開示はない。また、カラー情報を取得できたとしても、得られたカラー情報を如何様に判定することで、「戸閉表示灯」の点灯状況を認識するかといった事項の開示はない。
したがって、特許文献1の技術を用いた場合、「戸閉表示灯」、「非常灯」が混在点灯する状況下で、列車の扉の開閉状態を正しく認識し、可動柵のドアの開閉を正確に行えるか否かは甚だ不明である。すなわち、特許文献1の技術を実際の現場(駅ホームに設置された可動柵)に適用しようとしても、遭遇する様々な状況に確実に対応し得ず、正確な可動柵のドア開閉が行えない可能性が高い。
そこで、本発明は、上記問題点を鑑み、列車などの走行体に備えられた車側灯の点灯状況を画像処理手法により正確に検出する方法を提供すると共に、この検出方法を用いることで、可動柵のドアの開閉を正確に行えるような可動柵制御装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明に係る走行体に備えられた車側灯の検出方法は、画像処理を用いて走行体の外側壁に備えられた車側灯の点灯状態を検出する検出方法であって、前記車側灯を含む走行体の画像を撮像する撮像工程と、前記撮像工程で得られた画像から、所定閾値以上の輝度を有する高輝度領域を抽出する高輝度領域抽出工程と、前記高輝度領域抽出工程で得られた高輝度領域をラベリングするラベリング工程と、前記ラベリング工程によりラベリングされた前記高輝度領域に対して色識別を行う色識別工程と、前記色識別工程の結果に基づいて、前記高輝度領域が「戸閉表示灯」及び「非常灯」のいずれを示す領域であるかを識別すると共に、「戸閉表示灯」を示す高輝度領域の数を判定する車側灯判定工程と、を有していることを特徴とする。
ここで、前記色識別工程は、前記高輝度領域のRGB輝度データを所定の表色系データへと変換し、当該表色系データを基にして色識別を行うものであって、
前記車側灯判定工程は、前記色識別の結果に基づいて、前記高輝度領域が「戸閉表示灯」及び「非常灯」のいずれを示す領域であるかを識別してもよい。
また、本発明に係る可動柵制御装置は、可動柵が設置されたホームへ列車が到着した際に、画像センサにより前記列車の車側灯を撮像し、撮像された画像から車側灯の点灯状態を判別し、車側灯の点灯状態に応じて前記可動柵の開閉を制御する可動柵制御装置であって、上述の車側灯の検出方法を行うことで、点灯している「戸閉表示灯」の数を判定する車側灯判定部と、前記点灯している「戸閉表示灯」の数を基に、可動柵のドアに対する開閉指令を発するドア開閉判定部と、を有することを特徴とする。
ここで、前記撮像手段は、列車が停車するホーム上に備えられ、前記列車に編成された各車両が備える車側灯を、列車編成における2車両以上にわたって同一画面内に撮像するように構成されていてもよい。
また、前記ドア開閉判定部は、少なくとも2車両分以上の点灯している「戸閉表示灯」の数を基に、可動柵のドアに対する開閉指令を発するようにしてもよい。
なお、本発明に係る走行体に備えられた車側灯の検出方法の最も好ましい形態は、画像処理を用いて走行体の外側壁に備えられた車側灯の点灯状態を検出する検出方法であって、前記車側灯を含む走行体の画像を撮像する撮像工程と、前記撮像工程で得られた画像から、所定閾値以上の輝度を有する高輝度領域を抽出する高輝度領域抽出工程と、前記高輝度領域抽出工程で得られた高輝度領域をラベリングするラベリング工程と、前記ラベリング工程によりラベリングされた前記高輝度領域に対して色識別を行う色識別工程と、前記色識別工程の結果に基づいて、前記高輝度領域が「戸閉表示灯」及び「非常灯」のいずれを示す領域であるかを識別すると共に、「戸閉表示灯」を示す高輝度領域の数を判定する車側灯判定工程と、を有していて、前記色識別工程は、前記高輝度領域のRGB輝度データを所定の表色系データへと変換し、当該表色系データを基にして色識別を行うものであって、前記車側灯判定工程は、前記色識別の結果に基づいて、前記高輝度領域が「戸閉表示灯」及び「非常灯」のいずれを示す領域であるかを識別することを特徴とする。
本発明に係る走行体に備えられた車側灯の検出方法を用いることで、列車などの走行体に備えられた車側灯の点灯状況(点灯色、点灯数など)を正確に検出することができるようになる。加えて、本発明に係る可動柵制御装置によれば、走行体に備えられた車側灯の点灯状況を基に、可動柵のドアの開閉を確実に行えるようになる。
画像センサが備えられた駅ホームを示す斜視図である。 走行体に備えられた車側灯の検出装置と可動柵とで構成されるシステムの概略図である。 車側灯を含む走行体の撮像画像を示す図である。 車側灯の点灯状況を検出するための画像処理を説明するための図である。 車側灯の点灯状況の遷移とそれに伴う可動柵ドアの開閉を示した図である(非常灯OFF)。 車側灯の検出処理、及び可動柵ドアの開閉処理を示したフローチャートである。 車側灯の点灯状況の遷移とそれに伴う可動柵ドアの開閉を示した図である(非常灯ON)。 車側灯の点灯状況の遷移とそれに伴う可動柵ドアの開閉を示した図である(非常灯OFF、戸閉表示灯ON維持)。 車側灯の点灯状況の遷移とそれに伴う可動柵ドアの開閉を示した図である(非常灯ON、戸閉表示灯ON維持)。
以下、本発明の実施形態を図を基に説明する。
本発明の実施形態における可動柵1は、新幹線や在来線、地下鉄などの駅ホームに設置されており、ここでは、走行体として軌道上を走行する列車を想定し、駅ホームに停車した列車に設けられた車側灯の点灯状況を検知し、その検知結果を基に可動柵1のドアを開閉する実施形態を示す。
図1は、可動柵1が設置される駅ホーム2の状況を示したものである。
この駅ホーム2には、駅ホーム2からの転落や走行体である列車3との接触事故防止などを目的とした安全対策の一つとして可動柵1(ホーム可動柵、ホームドア等)が備えられている。可動柵1は、駅ホーム2に停車又は駅ホーム2を通過する列車3と、駅ホーム2上の乗客とを隔離するように設けられた隔壁であり、停車した列車3の扉に対応する位置には、乗客が乗降するためのドア4が設けられている。
このドア4の開閉は、本発明に係る可動柵制御装置5が検出した「列車の車側灯の点灯状況」を基に行われる。この車側灯には、列車3が扉を開閉する際、扉が閉まっていない間に赤色灯を点灯し続ける「戸閉表示灯6」がある。加えて、車側灯には、電気関係のエラー、空調装置(冷房など)の故障、列車3内からの非常警報装置発報等の目的で点灯する「非常灯7」もある。
可動柵制御装置5は、列車3の車側灯を撮像する画像センサ8と、この画像センサ8で撮像された画像から車側灯の点灯状態を判別する車側灯判定部9とを有している。さらに、可動柵制御装置5は、車側灯判定部9が判定した「点灯している戸閉表示灯6の数」や「点灯している非常灯7の数」を基に、可動柵1のドア4に対する開閉指令を発するドア開閉判定部10を有している。
以下、各構成の詳細について説明する。
なお、説明において、可動柵1に備えられた開閉可能な扉のことを「ドア」と表記し、列車3に備えられた乗り降り用の扉のことを「扉」と表記する。
図1,図2に示す如く、可動柵制御装置5に備えられた画像センサ8は、RGBのそれぞれを撮像可能な3つのCCDやカラーCCD等を搭載したカメラ(カラービデオカメラ等)で構成されている。
この画像センサ8は、駅ホーム2の先頭側であって、駅ホーム2に設置された屋根の下などにに設置されている。画像センサ8には、CCD上に像を結ぶための撮像レンズが取り付けられている。画像センサ8の取り付け位置・角度や撮像レンズの画角を調整することで、停止している列車3の先頭車両から後方の数輌分を撮像可能となっている。好ましくは、画像センサ8に、時刻や天候に応じて露出量を最適化する自動露出機構が備わる。
この画像センサ8は、駅ホーム2の先頭側に限らず、駅ホーム2の数カ所に複数個設置して、列車一編成分の車側を先頭車両から最後尾の車両まで撮像してもよい。
ところで、本発明の可動柵制御装置5は、画像センサ8が設置された位置よりも列車3の進行方向の手前側において、列車3の進入を検出するための走行体センサ11を有している。
走行体センサ11は、超音波センサ、赤外線センサなどのように、センサの前方の対象物の存否を検出するものであって、この走行体センサ11からの信号(列車進入の信号)を基に、画像センサ8を作動させるようにすることで、列車以外の進入を検出し誤検知を行う可能性が大幅に低くなる。
走行体センサ11として、超音波や赤外線を用いたドップラセンサを用いることで、列車3の進入のみならず、進入してきた列車3の停止(列車速度=0)を知ることができ、この走行体センサ11による停止検知を基に、上記した画像センサ8による撮像を行うとよい。
図3には、画像センサ8で撮像されたフレーム画像の一例が示されている。このフレーム画像には、ホーム、可動柵1、列車側方、及び背景が写し出されている。このような撮像画像は、車側灯判定部9(画像処理部)に取り込まれる。
車側灯判定部9内には、フレームメモリが備えられており、所定時間間隔(例えば、1/30又は1/15秒)で取り込まれる2次元のフレーム画像(例えば、640ピクセル×480ピクセル)が蓄積される。このフレームメモリに蓄積された2次元のフレーム画像に対して、後述する「車側灯の検出処理」が実施され、車側灯の点灯状態、すなわち、戸閉表示灯6の点灯数や非常灯7の点灯数が判定される。
車側灯判定部9が判定した車側灯の点灯状態、好ましくは、少なくとも2車両分以上の点灯状況を基に、ドア開閉判定部10では、「可動柵1のドア4を開けてもよいか」、「可動柵1のドア4を閉めてもよいか」、「ドア4の状態をそのままで維持するか」等の判定を行う。このドア開閉判定に基づいて、可動柵1へドア4の開閉指示を発する。
なお、車側灯判定部9及びドア開閉判定部10は、パソコン上で実行されるソフトウエア、又はDSP等で構成されるハードウエアから構成される。
次に、図3、図4を基に、車側灯判定部9で行われる「車側灯の検出処理」について、詳説する。
図3に示されるフレーム画像において、太実線で囲まれたROIで示される領域は(以下、ROIという)、フレーム画像内で車側灯が存在する領域である。車側灯の位置は入線する列車3の種類ごとに異なるが、概ね車側面における窓又は扉の上部に設置されているので、入線する全ての列車の車側灯を含むようにROIのフレーム画像内における位置を予め設定しておくことができる。このROIの位置は、フレーム画像内のピクセル座標として、予め車側灯判定部9に設定される。
車側灯判定部9は、図4(a)に示すように、撮像工程で撮像されたフレーム領域から、処理領域としてROIを切り出す。このROIには、車側灯である「戸閉表示灯6」及び「非常灯7」を含む車側面の一部と、車両上部の一部が写しだされている。ここでは、全ての「戸閉表示灯6」及び「非常灯7」が点灯していると仮定して、以下の説明を行う。
車側灯判定部9は、図4(b)に示すように、切り出したROIの各ピクセルが示すRGB輝度値(RGB値)を所定の閾値と比較して、当該閾値以上のRGB輝度値を示すピクセルを高輝度領域として抽出し、その他のピクセルのRGB輝度値を0とする(高輝度領域抽出工程)。図4(b)では、2つの戸閉表示灯6と2つの非常灯7が抽出されている。
次に、車側灯判定部9は、図4(c)に示すように、抽出した高輝度領域に対してラベリング処理を行い、高輝度領域それぞれにラベル番号を割り当てる。本実施形態の場合は、各領域に1〜4の番号が割り当てられ、2つの戸閉表示灯6と2つの非常灯7のそれぞれを分離可能な状態にする(ラベリング工程)。
さらに、車側灯判定部9は、ラベリングを施した高輝度領域内の各ピクセル値(RGB輝度値)を、所定の表色系に変換した上で、色空間上にマッピングして、各高輝度領域の色を識別する(色識別工程)。
この色識別工程において、例えば、表色系上の色度差から戸閉表示灯6と非常灯7の色を識別してもよい。また、戸閉表示灯6の色領域を事前に求めておき、得られた車側灯の色空間上の位置が戸閉表示灯6の色領域から色差が閾値以上離れていれば、非常灯7とみなすようにしてもよい。さらに、非常灯7の色領域も事前に求めておき、得られた車側灯の色空間上の位置が、戸閉表示灯6と非常灯7のどちらとの間で色差が小さいかによって、戸閉表示灯6と非常灯7の色を識別してもよい。
このように、RGB輝度値を、所定の表色系に変換する理由は以下の通りである。
すなわち、RGB表色系では、色情報と輝度情報が混ざった形で表現されるので、正確な色認識が困難であることが多い。それ故、本実施形態では、色情報と輝度情報が分離された表色系(色空間)に変換する。
色差を表現するのに適した表色系(色空間)として、L***表色系及びL***表色系の2つがよく知られている。また、L***表色系に類似の表色系として、YCbCr表色系やYPbPr表色系が近年よく用いられている。
画像センサ8から得られたRGB値から色情報と輝度情報が分離された表色系への変換は、数式で定まっており、一義的に変換が可能であり、パソコン上で実行されるソフトウエアにより実現できる。なお、DSP等を用いたデジタル信号処理を行うことで、画像取得のフレームレートを落とさずに表色系の変換処理を実行できる。近年のデジタル画像センサには、内部に表色系の変換回路を設けたものがある。このようなデジタル画像センサを使えば、別途表色系の変換をする必要がなく、可動柵制御装置5への負荷が少なくてすむ。
なお、RGB輝度値の変換や色空間でのマッピングに関しては、高輝度領域の全てのピクセルを基に計算を行ってもよいが、例えば、高輝度領域の物理的な中央位置のRGB輝度値を代表値として用いてもよいし、高輝度領域全体のRGB輝度値の平均値、最も高いRGB輝度値を代表値として用いてもよい。
以上述べた色識別工程により得られた情報は、車側灯判定部9に送られる。
車側灯判定部9では、予め戸閉表示灯6と非常灯7の色を登録しておき、マッピングの結果と比較すれば、各高輝度領域について戸閉表示灯6であるか非常灯7であるかの判別ができる(車側灯判定工程)。
例えば、戸閉表示灯6は赤色であり、非常灯7は緑色であることを、予め車側灯判定部9に登録しておけば、マッピングの結果、ラベリングにおいて、番号1と番号3を与えられた高輝度領域が赤色を示していれば、番号1と番号3の高輝度領域が戸閉表示灯6に対応していると判別する。ラベリングにおいて、番号2と番号4を与えられた高輝度領域が緑色を示していれば、番号2と番号4の高輝度領域が非常灯7に対応していると判別することができ、点灯している戸閉表示灯6と非常灯7の数も判定することができる。
図4(d)は、ラベリングを施した高輝度領域に対して色識別をした後に、各高輝度領域が対応する車側灯の種類を判別した結果を示している。この図によれば、戸閉表示灯6が2つ点灯し(番号1と番号3)、非常灯7が2つ点灯(番号2と番号4)していることとなる。
次に、車側灯判定部9で判定された情報(戸閉表示灯6や非常灯7の点灯状況)は、ドア開閉判定部10へと送られる。
次に、図5,図7に基づいて、ドア開閉判定部10で行われる「ドア開閉の判定処理」における判定について述べる。
図5(a)〜図5(c)はそれぞれ、車側灯判定工程までの画像処理を終えたROIを表しており、「ドア開閉の判定処理」に用いられる。図5のROIは、4つの戸閉表示灯6と4つの非常灯7を含んでおり、列車編成の内4輌分を示している。すなわち、1車両には、1つの戸閉表示灯6と1つの非常灯7が設置されているとする。
図5(a)は、列車3がホーム入線し、停止した直後のROIを表しており、車側灯が全く点灯していない、つまり、戸閉表示灯6も非常灯7も点灯していない状態を示している。戸閉表示灯6が点灯していないことから、列車3の扉が未だ開いていないと判断できるため、可動柵1のドア4はまだ開かずに、閉じた状態を保持するべきと判定する。
図5(b)は、列車3が停止した後、図5(a)の状態を経て、列車3の扉が開かれた後のROIを表しており、網掛け部分の4つの車側灯が点灯している状態を示している。このとき、上述の車側灯の検出処理における色識別により、点灯している4つの車側灯は、全て戸閉表示灯6であると識別できるので、4つの戸閉表示灯6が点灯し、4輌分全ての扉が開いていると判断でき、可動柵1のドア4を開くべきと判定する。
図5(c)は、図5(b)の状態を経て列車3の扉が閉じられた後で、図5(a)と同様に、戸閉表示灯6が点灯しておらず非常灯7も点灯していない状態を表している。しかし、図5(b)に表す状態を経て図5(c)に表す状態になると、4つの戸閉表示灯6が消灯して4輌分全ての扉が閉じたと判断し、可動柵1のドア4を閉じるべきと判定する。
また、図7(a)は、列車3がホーム2に入線し、停止した直後のROIを表しており、網掛け部分の車側灯が1つだけ点灯している状態を示している。このとき、上述の車側灯の検出処理における色識別により、点灯している1つの車側灯は、非常灯7であると識別できるので、4つの戸閉表示灯6が点灯しておらず4輌分全ての扉が閉じていると判断できる。これによって、可動柵1のドア4はまだ開かずに、閉じた状態を保持するべきと判定する。
図7(b)は、列車3が停止した後、図7(a)の状態を経て、列車3の扉が開かれた後のROIを表しており、5つの車側灯が点灯している状態を示している。このとき、上述の車側灯の検出処理における色識別により、点灯している5つの車側灯のうち、4つは戸閉表示灯6であり、残りの1つは非常灯7であると識別できるので、4つの戸閉表示灯6が点灯し、4輌分全ての扉が開いていると判断できる。これによって、可動柵1のドア4を開くべきと判定する。
図7(c)は、図7(b)の状態を経て列車3の扉が閉じられた後で、図7(a)と同様に、車側灯が1つだけ点灯している状態を示している。このとき、上述の車側灯の検出処理における色識別により、点灯している1つの車側灯は、非常灯7であると識別できるので、4つの戸閉表示灯6が点灯しておらず4輌分全ての扉が閉じていると判断できる。これによって、4輌分全ての扉が閉じたと判断し、可動柵1のドア4を閉じるべきと判定する。
次に、図5及び図6のフローチャートに基づいて、本発明の可動柵制御装置5の動作の詳細を説明する。
まず、可動柵制御装置5は、走行体センサ11等を用いて、列車3のホームへの入線と列車3の停止を検知する(S1)。
列車3の停止を検知すると、可動柵制御装置5の画像センサ8は、車両4輌分の車側灯を収めた2次元のフレーム画像を撮像し、ROIを切り出す(S2)。
次に、可動柵制御装置5は、上述の車側灯の検出処理における高輝度領域抽出工程によって、切り出したROIにおいて、図5(a)に示すように高輝度領域を抽出する(S3)。
続いて、可動柵制御装置5は、抽出された高輝度領域の数を判定し、車側灯が点灯しているか否かを判断する(S4)。
ステップS4において、ROIが図5(a)に示す状態であれば、可動柵制御装置5は、車側灯が点灯していないと判断し、可動柵1のドア4を閉状態に保つ(S5)。
列車3の扉が開き、ステップS4において、ROIが図5(b)に示す状態であれば、可動柵制御装置5は、車側灯が点灯していると判断し、上述の車側灯の検出処理におけるラベリング工程を行う(S6)。
さらに、可動柵制御装置5は、ステップS6でラベル番号を付した高輝度領域に、上述の車側灯の検出処理における色識別工程を施して、点灯している車側灯の色を識別する(S7)。
ステップS7で車側灯の色を識別した後、可動柵制御装置5は、ラベル番号を付した高輝度領域が戸閉表示灯6に対応するものであるか、非常灯7に対応するものであるかを判定し、さらに戸閉表示灯6及び非常灯7の点灯数を判定する(S8)。
ステップS8で得られた戸閉表示灯6の点灯数と列車3の車両数とを比較する(S9)。戸閉表示灯6の数が列車3の車両数以上であればステップS10に移行し、戸閉表示灯6の点灯数が列車3の車両数未満であればステップS11に移行する。
ROIが図5(b)に示す状態であれば、点灯している車側灯の数と車両数は等しく4であるので、ステップS9で、可動柵制御装置5は、戸閉表示灯6の数が列車3の車両数以上であると判断する。この判断に基づいて、可動柵制御装置5は、可動柵1のドア4を開き(S10)、ステップS2に戻って本フローの動作を繰り返す。
ステップS9の判断で、戸閉表示灯6の点灯数が列車3の車両数未満であれば、可動柵制御装置5は、戸閉表示灯6の点灯数が閾値以下であるか否かを判断する(S11)。閾値として、例えば0を設定してもよいし、1以上の数を設定してもよい。
ステップS11の判断で、ROIが図5(c)に示す状態であり、戸閉表示灯6の点灯数が閾値以下であれば、ステップS5に移行して、可動柵制御装置5は、可動柵1のドア4を閉じる。
また、ステップS11の判断で、戸閉表示灯6の点灯数が閾値より大きければ、ステップS12に移行して、可動柵制御装置5は、可動柵1のドア4の現在の開閉状態を維持し(S12)、ステップS2にループする。
ステップS5の動作によって可動柵1のドア4が閉じられた状態で、列車3の在線の有無を検知(ホームからの進出の有無を検知)し(S13)、列車3が進出したら一連の動作フローを終了する。
可動柵制御装置5は、上述の動作フローのループ部分(S2から、S10,S12,又はS13に亘るループ部分)を、例えば、1/30又は1/15秒の所定時間間隔で繰り返す。
図6に示す可動柵制御装置5の動作フローを、図7〜図9に示す車側灯の状態に適用した場合について説明する。
まず、図7の場合について説明する。列車3がホームへ入線した後に、列車3の停止を検知すると(S1)、可動柵制御装置5は、車側灯を含むフレーム画像を撮像し、ROIを切り出す(S2)。続いて、可動柵制御装置5は、切り出したROIにおいて、高輝度領域を抽出する(S3)。
このときのROIが、列車3の扉が未だ開かれていない状態であって、図7(a)に示すように非常灯7が1つ点灯している状態を表していれば、可動柵制御装置5は、車側灯が点灯していると判断する(S4)。この判断の結果、ステップS6〜ステップS8の処理を経て、戸閉表示灯6の点灯数と列車3の車両数とを比較する(S9)。図7(a)の状態であれば、戸閉表示灯6の点灯数は0、列車3の車両数は4であるので、ステップS11に移行する。ステップS11では、改めて戸閉表示灯6の点灯数が閾値以下であるか否かを判断する(S11)。今、戸閉表示灯6の点灯数が0であるので、ステップS5に移行して可動柵1のドア4を閉状態とする(S5)。
この後、在線検知(進出検知)ステップ(S13)を経てステップS2にループして、車側灯を含むフレーム画像を新たに撮像し、ROIを切り出す(S2)と共に、切り出したROIにおいて、高輝度領域を抽出する(S3)。このときのROIが、列車3の扉が開かれた状態であって、図7(b)に示すように非常灯7が1つ、戸閉表示灯6が4つ点灯している状態を表していれば、可動柵制御装置5は、車側灯が点灯していると判断する(S4)。この判断の結果、ステップS6〜ステップS8の処理を経て、戸閉表示灯6の点灯数と列車3の車両数とを比較する(S9)。図7(b)の状態であれば、戸閉表示灯6の点灯数は4、列車3の車両数は4であるので、ステップS10に移行する。ステップS10において、可動柵制御装置5は、可動柵1のドア4を開く(S10)。
この後、さらにステップS2にループして、車側灯を含むフレーム画像を新たに撮像し、ROIを切り出す(S2)と共に、切り出したROIにおいて、高輝度領域を抽出する(S3)。このときのROIが、列車3の扉が閉じられた状態であって、図7(c)に示すように非常灯7が1つ点灯している状態を表していれば、可動柵制御装置5は、車側灯が点灯していると判断する(S4)。この判断の結果、ステップS6〜ステップS8の処理を経て、戸閉表示灯6の点灯数と列車3の車両数とを比較する(S9)。図7(c)の状態であれば、戸閉表示灯6の点灯数は0、列車3の車両数は4であるので、ステップS11に移行する。ステップS11で、改めて戸閉表示灯6の点灯数が閾値以下であるか否かを判断する(S11)。今、戸閉表示灯6の点灯数が0であるので、ステップS5に移行して開いていた可動柵1のドア4を閉じる(S5)。
上述の動作によって、可動柵制御装置5は、列車3の扉が閉じられた後に可動柵1のドア4を閉じることができるので、列車乗客の乗降中に可動柵1のドア4を閉めてしまうことはない。また、上述の動作によって、戸閉表示灯6の点灯と非常灯7の点灯を区別して認識することができるので、可動柵制御装置5は、非常灯7が点灯していても、適切に可動柵1のドア4を開閉することができる。
次に、図8の場合について説明する。図8は、列車3の扉が、不完全に閉じられた場合を表している。図8(a)及び図8(b)は、それぞれ、図6のフローチャートと共に説明した図5(a)及び図5(b)と同様であるので、図8(a)及び図8(b)に関する可動柵制御装置5の動作も、上述の図6を用いて説明した動作と同様である。
ここでは、図8(c)について説明する。図8(c)は、左から2両目の車両の扉が不完全に閉じられているため、戸閉表示灯6が点灯していることを示している。図8(c)に示すように、ROIが、戸閉表示灯6が1つ点灯している状態を表していれば、可動柵制御装置5は、車側灯が点灯していると判断する(S4)。この判断の結果、可動柵制御装置5は、ステップS6〜ステップS8の処理を経て、戸閉表示灯6の点灯数と列車3の車両数とを比較する(S9)。図8(c)の状態であれば、戸閉表示灯6の点灯数は1、列車3の車両数は4であるので、可動柵制御装置5の動作は、ステップS11に移行する。ステップS11で、可動柵制御装置5は、改めて戸閉表示灯6の点灯数が閾値以下であるか否かを判断する(S11)。閾値が0であった場合、可動柵制御装置5は、ステップS12に移行して、現在開かれている可動柵1のドア4を、開状態で維持する(S12)。一方、閾値が1以上であった場合、ステップS5に移行して、可動柵1のドア4を閉じる(S5)。
図8(c)の状態で可動柵1のドア4を閉じるべきかどうかは、本制御の運用方法によって異なり、すべての列車3側の扉が閉じるまで可動柵1のドア4を開けておく場合と、1両程度完全には閉じきっていなくても、列車全体としては扉が閉じていると判断して可動柵1のドア4を閉じる場合がある。本手法では、ステップS11の閾値の設定のみで、上記どちらの場合にも対応できる。
次に、図9の場合について説明する。図9は、図8において、左から1両目の車両に電気系統などの不具合が発生し、非常灯7が点灯している場合を表している。
列車3がホームへ入線した後に、可動柵制御装置5は、ステップS1からステップS3の動作を行う。このときのROIが、列車3の扉が未だ開かれていない状態であって、図9(a)に示すように非常灯7が1つ点灯している状態を表していれば、可動柵制御装置5は、車側灯が点灯していると判断する(S4)。この判断の結果、ステップS6〜ステップS8の処理を経て、非常灯7を除いた戸閉表示灯6の点灯数と列車3の車両数とを比較する(S9)。図9(a)の状態であれば、戸閉表示灯6の点灯数は0、列車3の車両数は4であるので、ステップS11に移行する。ステップS11では、改めて戸閉表示灯6の点灯数が0であるか否かを判断する(S11)。今、戸閉表示灯6の点灯数が0であるので、ステップS5に移行して可動柵1のドア4を閉状態とする(S5)。
この後、ステップS13を経てステップS2にループし、可動柵制御装置5は、ステップS1からステップS3の動作を行う。このときのROIが、列車3の扉が開かれた状態であって、図9(b)に示すように非常灯7が1つ、戸閉表示灯6が4つ点灯している状態を表していれば、可動柵制御装置5は、車側灯が点灯していると判断する(S4)。この判断の結果、ステップS6〜ステップS8の処理を経て、非常灯7を除いた戸閉表示灯6の点灯数と列車3の車両数とを比較する(S9)。図9(b)の状態であれば、戸閉表示灯6の点灯数は4、列車3の車両数は4であるので、ステップS10に移行する。ステップS10において、可動柵制御装置5は、可動柵1のドア4を開く(S10)。
この後、さらにステップS2にループして、可動柵制御装置5は、ステップS1からステップS3の動作を行う。このときのROIが、列車3の扉が不完全に閉じられた状態であって、図9(c)に示すように、戸閉表示灯6が1つ、非常灯7が1つ点灯している状態を表していれば、可動柵制御装置5は、車側灯が点灯していると判断する(S4)。図9(c)は、左から2両目の車両の扉が不完全に閉じられているため、戸閉表示灯6が点灯し、非常灯7も点灯し続けていることを示している。ステップS4での判断の結果、ステップS6〜ステップS8の処理を経て、非常灯7を除いた戸閉表示灯6の点灯数と列車3の車両数とを比較する(S9)。図9(c)の状態であれば、戸閉表示灯6の点灯数は1、列車3の車両数は4であるので、ステップS11に移行する。ステップS11で、改めて戸閉表示灯6の点灯数が閾値以下であるか否かを判断する(S11)。閾値が0であれば、ステップS12に移行して、現在開かれている可動柵1のドア4を、開状態で維持する(S12)。一方、閾値が1以上であれば、ステップS5に移行して、可動柵1のドア4を閉じる(S5)。
以上の動作によって、可動柵制御装置5は、戸閉表示灯6の点灯と非常灯7の点灯を区別して認識することができるので、非常灯7が点灯していても、適切に可動柵1のドア4を開閉することができる。
ところで、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
なお、戸閉表示灯6と非常灯7を区別する方法として、点灯している車側灯のRGB色を判別し、その色の差に基づいて戸閉表示灯6と非常灯7を区別してもよいし、1枚の画像内に複数の車側灯が映っている場合、画像内のピクセルの位置情報によって車側灯を分離し、おのおのの車側灯に対して、戸閉表示灯6か非常灯7かを区別してもよい。
また、非常灯7が点灯していることを認識した場合、可動柵制御装置5が、駅係員や乗務員に非常灯7の点灯を知らせるような構成を有することは好ましい。
上述の実施の形態では、フレーム画像からROIを切り取って、戸閉表示灯6と非常灯7を識別したが、ROIを切り取らずに、フレーム画像全体に上述の「車側灯の検出処理」を施して戸閉表示灯6と非常灯7を識別してもよい。
また、フレーム画像内で、所定の閾値より輝度の高い領域が存在する場合、当該領域の輝度値について前フレームとの差分を取り、その差分がある閾値を超えているときに、当該領域を車側灯の領域として抽出し、輝度値の差分が閾値を超えた最初のフレーム画像を取得したタイミングを車側灯の点灯タイミングを検知することもできる。言うまでもなく、フレーム画像からROIを切り取って、上記と同様に輝度値と閾値の差分を取ることでも、車側灯の領域を抽出し、車側灯の点灯タイミングを検知することができる。
1 可動柵
2 駅ホーム
3 列車
4 ドア
5 可動柵制御装置
6 戸閉表示灯
7 非常灯
8 画像センサ
9 車側灯判定部
10 ドア開閉判定部
11 走行体センサ

Claims (4)

  1. 画像処理を用いて走行体の外側壁に備えられた車側灯の点灯状態を検出する検出方法であって、
    前記車側灯を含む走行体の画像を撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程で得られた画像から、所定閾値以上の輝度を有する高輝度領域を抽出する高輝度領域抽出工程と、
    前記高輝度領域抽出工程で得られた高輝度領域をラベリングするラベリング工程と、
    前記ラベリング工程によりラベリングされた前記高輝度領域に対して色識別を行う色識別工程と、
    前記色識別工程の結果に基づいて、前記高輝度領域が「戸閉表示灯」及び「非常灯」のいずれを示す領域であるかを識別すると共に、「戸閉表示灯」を示す高輝度領域の数を判定する車側灯判定工程と、
    を有していて、
    前記色識別工程は、前記高輝度領域のRGB輝度データを所定の表色系データへと変換し、当該表色系データを基にして色識別を行うものであって、
    前記車側灯判定工程は、前記色識別の結果に基づいて、前記高輝度領域が「戸閉表示灯」及び「非常灯」のいずれを示す領域であるかを識別する
    ことを特徴とする走行体に備えられた車側灯の検出方法。
  2. 可動柵が設置されたホームへ列車が到着した際に、画像センサにより前記列車の車側灯を撮像し、撮像された画像から車側灯の点灯状態を判別し、車側灯の点灯状態に応じて前記可動柵の開閉を制御する可動柵制御装置であって、
    請求項に記載の車側灯の検出方法を行うことで、点灯している「戸閉表示灯」の数を判定する車側灯判定部と、
    前記点灯している「戸閉表示灯」の数を基に、可動柵のドアに対する開閉指令を発するドア開閉判定部と、
    を有することを特徴とする可動柵制御装置。
  3. 前記撮像手段は、列車が停車するホーム上に備えられ、
    前記列車に編成された各車両が備える車側灯を、列車編成における2車両以上にわたって同一画面内に撮像するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の可動柵制御装置。
  4. 前記ドア開閉判定部は、少なくとも2車両分以上の点灯している「戸閉表示灯」の数を基に、可動柵のドアに対する開閉指令を発することを特徴とする請求項に記載の可動柵制御装置。
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