JP4301198B2 - 洗車機 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば給油所に設置され、洗車に使用される洗車機に関するものである。
従来、洗車機は、被洗浄車両に対して洗車機本体を相対移動させながら、被洗浄車両に対して洗車を行うものであり、その際に、洗車機本体を、被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体と、被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体に分離し、前部本体と後部本体をそれぞれ別個に走行可能として構成している。
このような従来構成によれば、被洗浄車両に対して洗車機本体を相対移動しながら、前部本体に設けた洗浄手段による被洗浄車両の洗浄と、後部本体に設けた乾燥手段による被洗浄車両の乾燥が、離れて実行され、よって洗浄手段と乾燥手段を同時に駆動しても、乾燥手段が洗浄の際に発生する水しぶきの影響を受けることがなくなり、また洗浄手段が乾燥手段の送風の影響を受けることがなくなることから、洗車の仕上がりが悪くなることが防止されることになる(たとえば、特許文献1参照)。
特開2002−302020号公報
上記した従来構成によると、前部本体と後部本体とに分離して各別に走行させる形式であることから、重量も分割されて前部本体、後部本体ともに軽量化されることになる。その際に前部本体は、洗浄手段を構成する各ブラシの配置バランスや液剤タンクの下部配設などにより重心が下部となって、その走行は安定して行えるが、後部本体は、乾燥手段のブロワ装置などが上部に設けられて重心が上部となることから、走行開始のときの慣性力や走行停止したときの惰性力によって倒れ状になったりする。これを防止するためには、後部本体を大型、重量化しなければならず、軽量、安価化に支障を来すことになる。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、簡単な構造付加によって、軽量、安価化を維持しながらも倒れ防止を可能とし得るとともに、脱線防止をも可能とし得る洗車機を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の洗車機は、被洗浄車両に対して洗車機本体を相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して洗車を行う洗車機であって、前記洗車機本体を、前記被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体と、前記被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体とに分離し、前部本体と後部本体とを、それぞれ、前後に振り分けた駆動輪体と従動輪体とを介して床側の左右複数のレールに支持案内させるとともに、駆動輪体に連動した走行駆動装置を設けて、それぞれ別個に走行可能とし、前記後部本体には、駆動輪体を中にして従動輪体とは反対側の位置に、レールに対して隙間を置いて上方から対向する補助輪体を設けたことを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、被洗浄車両に対して洗車機本体を相対移動しながら、前部本体に設けた洗浄手段による被洗浄車両の洗浄と、後部本体に設けた乾燥手段による被洗浄車両の乾燥とを離れて実行し得、これによって洗浄手段と乾燥手段を同時に駆動しても、乾燥手段は洗浄の際に発生する水しぶきの影響を受けることがなくなり、また洗浄手段は乾燥手段の送風の影響を受けることがなくなる。
また、後部本体が、走行を開始したときに慣性力によって前後方向へ倒れ状となり、あるいは走行してきた後部本体を停止したときに惰性力によって前後方向へ倒れ状となるが、これらの場合、後部本体が前後方向へ少し傾き状(倒れかかり状)となったときに、補助輪体がレールに上方から当接して支えることになり、それ以上の倒れを防止し得る。その際に倒れ力が大きいとき、補助輪体がレール上を転動して、後部本体を少し走行させながら支えることになる。さらに後部本体の走行時において、レールに対して補助輪体が、隙間を置いて嵌合状態(ガイド状態)にあることから、この後部本体が左右方向に振られたとき、補助輪体が、対向しているレール面に対して当接することになって、それ以上に大きく振られることを阻止し得る。
そして本発明の請求項2記載の洗車機は、被洗浄車両に対して洗車機本体を相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して洗車を行う洗車機であって、前記洗車機本体を、前記被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体と、前記被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体とに分離し、前部本体と後部本体とを、それぞれ、前後に振り分けた駆動輪体と従動輪体とを介して床側の左右複数のレールに支持案内させるとともに、駆動輪体に連動した走行駆動装置を設けて、それぞれ別個に走行可能とし、後部本体の前端側には上向きの被受け面を形成し、前部本体の後端側には、後部本体に前部本体が接近したときに前記被受け面に隙間を置いて上方から対向する突出体を設けたことを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、被洗浄車両に対して洗車機本体を相対移動しながら、前部本体に設けた洗浄手段による被洗浄車両の洗浄と、後部本体に設けた乾燥手段による被洗浄車両の乾燥とを離れて実行し得、これによって洗浄手段と乾燥手段を同時に駆動しても、乾燥手段は洗浄の際に発生する水しぶきの影響を受けることがなくなり、また洗浄手段は乾燥手段の送風の影響を受けることがなくなる。
そして、前部本体と後部本体とがホームポジション(走行開始位置)に停止して、後部本体に前部本体が接近しているとき、被受け面に対して突出体が隙間を置いて上方から対向している。このような状態において、ホームポジションに停止している後部本体は、前進を開始したときに慣性力によって後方へ倒れ状となり、あるいは後進してきた後部本体をホームポジションに停止したときに惰性力によって後方へ倒れ状となるが、これらの場合、後部本体が後方へ少し傾き状(倒れかかり状)となったときに、後部本体の前部が浮き上り状となることで隙間を吸収し、これにより被受け面が突出体に下方から当接して、後部本体を前部本体で支えることになり、後部本体のそれ以上の倒れを防止し得る。
また本発明の請求項3記載の洗車機は、上記した請求項1または2記載の構成において、後部本体には、従動輪体と補助輪体との外方位置それぞれに、レールに対して隙間を置いて上方から対向するスクレーパーを設けたことを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、後部本体の走行時において、たとえばレール上にホースなどの異物があったとき、この異物にスクレーパーが先行して接触してレール上を押し移動させることになり、以て従動輪体や補助輪体(駆動輪体)による異物の挟み込みを防止し得る。
さらに本発明の請求項4記載の洗車機は、上記した請求項1または3記載の構成において、レールを断面山型状に、駆動輪体と従動輪体とをV溝状に形成し、補助輪体はレールの左右傾斜面に対向する左右一対の遊転ローラからなることを特徴としたものである。
したがって請求項4の発明によると、後部本体が前後方向へ少し傾き状(倒れかかり状)となったときに、遊転ローラがレールの左右傾斜面に上方から当接して支えることになり、それ以上の倒れを防止し得る。また後部本体の走行時において左右方向に振られたとき、いずれかの遊転ローラが、対向している左右傾斜面に対して当接することになって、それ以上に大きく振られることを阻止し得る。
上記した本発明の請求項1によると、被洗浄車両に対して洗車機本体を相対移動しながら、前部本体に設けた洗浄手段による被洗浄車両の洗浄と、後部本体に設けた乾燥手段による被洗浄車両の乾燥とを離れて実行でき、これによって、洗浄手段と乾燥手段を同時に駆動しても、乾燥手段による乾燥は、洗浄の際に発生する水しぶきの影響を受けて阻害されることを防止でき、また洗浄手段による洗浄が、乾燥手段の送風の影響を受けて阻害されることを防止でき、以て洗車の仕上がりが悪くなることが防止できて、常に良好な洗浄を行うことができる。
また、後部本体が、走行を開始したときに慣性力によって前後方向へ倒れ状となり、あるいは走行してきた後部本体を停止したときに惰性力によって前後方向へ倒れ状となるが、これらの場合、後部本体が前後方向へ少し傾き状(倒れかかり状)となったときに、補助輪体がレールに上方から当接して支えることになり、それ以上の倒れを防止できる。その際に倒れ力が大きいとき、補助輪体がレール上を転動して、後部本体を少し走行させながら支えることができる。さらに後部本体の走行時において、レールに対して補助輪体が、隙間を置いて嵌合状態(ガイド状態)にあることから、この後部本体が左右方向に振られたとき、補助輪体が、対向しているレール面に対して当接することになって、それ以上に大きく振られることを阻止でき、以て後部本体が脱線することを防止できて、常に安定した走行を行うことができる。
このように後部本体は、補助輪体を設けたところの簡単な構造付加によって、軽量、安価化を維持しながらも、補助輪体の支え作用によって倒れ防止を可能にできるとともに、補助輪体のガイド作用によって脱線防止を可能にできる。
また上記した本発明の請求項2によると、被洗浄車両に対して洗車機本体を相対移動しながら、前部本体に設けた洗浄手段による被洗浄車両の洗浄と、後部本体に設けた乾燥手段による被洗浄車両の乾燥とを離れて実行でき、これによって、洗浄手段と乾燥手段を同時に駆動しても、乾燥手段による乾燥は、洗浄の際に発生する水しぶきの影響を受けて阻害されることを防止でき、また洗浄手段による洗浄が、乾燥手段の送風の影響を受けて阻害されることを防止でき、以て洗車の仕上がりが悪くなることが防止できて、常に良好な洗浄を行うことができる。
そして、前部本体と後部本体とがホームポジション(走行開始位置)に停止して、後部本体に前部本体が接近しているとき、被受け面に対して突出体が隙間を置いて上方から対向している。このような状態において、ホームポジションに停止している後部本体は、前進を開始したときに慣性力によって後方へ倒れ状となり、あるいは後進してきた後部本体をホームポジションに停止したときに惰性力によって後方へ倒れ状となるが、これらの場合、後部本体が後方へ少し傾き状(倒れかかり状)となったときに、後部本体の前部が浮き上り状となることで隙間を吸収し、これにより被受け面が突出体に下方から当接して、後部本体を前部本体で支えることになり、後部本体のそれ以上の倒れを防止できる。
このように後部本体は、後部本体に形成した被受け面に隙間を置いて上方から対向する突出体を前部本体に設けたところの簡単な構成付加によって、軽量、安価化を維持しながらも、被受け面が突出体に下方から当接することによる支え作用によって倒れ防止を可能にできる。
また上記した本発明の請求項3によると、後部本体の走行時において、たとえばレール上にホースなどの異物があったとき、この異物にスクレーパーが先行して接触してレール上を押し移動させることになり、以て従動輪体や補助輪体(駆動輪体)による異物の挟み込みを防止できて、常に安定した走行を行うことができる。
さらに上記した本発明の請求項4によると、後部本体が前後方向へ少し傾き状(倒れかかり状)となったときに、遊転ローラがレールの左右傾斜面に上方から当接して支えることになり、それ以上の倒れを防止できる。また後部本体の走行時において左右方向に振られたとき、いずれかの遊転ローラが、対向している左右傾斜面に対して当接することになって、それ以上に大きく振られることを阻止でき、以て後部本体が脱線することを防止できて、常に安定した走行を行うことができる。
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1を図1〜図9に基づいて説明する。
なお、図示する洗車機は、ドライブスルータイプの洗車機(前方から洗車機本体内へ進入した被洗浄車両を洗車終了後に後方へ通り抜け退場させる方式のセルフ洗車機)としている。
図1〜図4において、10は被洗浄車両である車両1を跨ぎ、車両1の前後方向に走行する門型の洗車機本体であり、洗車機本体10は、車両1の洗浄を行う洗浄手段(後述する。)を備えた前部本体11と、車両1の乾燥を行う乾燥手段(後述する。)を備えた後部本体41に分離されている。
前部本体11と後部本体41との下部左右には、それぞれ、前後に振り分けて駆動輪体12,42と従動輪体13,43とが設けられ、これら駆動輪体12,42と従動輪体13,43とを介して、床2側の床面2a上に敷設された左右一対(左右複数)のレール3に支持案内されるように構成されている。なお、前部本体11では前側に駆動輪体12が位置され、後部本体41では後側に駆動輪体42が位置されている。
ここでレール3は、上部に左右傾斜面3aを有する断面山型状に形成されている。また駆動輪体12,42と従動輪体13,43とは、左右傾斜面3aに嵌合するV溝部12a,42a、13a,43aを形成したV型ローラ状に構成されている。そして前部本体11と後部本体41には、それぞれ、駆動輪体12,42に連動した走行駆動装置14,44が設けられ、以てそれぞれ別個に走行可能とされている。ここで走行駆動装置14,44は、減速機付きで正逆駆動自在なモータなどからなり、チェーン形式の巻き掛け伝動装置15,45を介して駆動輪体12,42に連動連結されている。
後部本体41には、駆動輪体42を中にして従動輪体43とは反対側の位置、つまり後側の外方の位置に、レール3に対して隙間を置いて上方から対向する補助輪体が設けられている。すなわち、後部本体41の下部後端からは後側外方へ枠状部材46が連設されている。そして枠状部材46の後端下部にはローラベース47が連結され、このローラベース47のローラ軸部分は左右二又状であって、それぞれ遊転ローラ(補助輪体の一例)48が設けられ、以て左右一対の遊転ローラ48は、レール3の左右傾斜面3aに対して隙間Sを置いて斜め上方から対向するように構成されている。
後部本体41には、従動輪体43と遊転ローラ(補助輪体)48との外方位置それぞれに、レール3に対して隙間を置いて上方から対向するスクレーパーが設けられている。すなわち、後部本体41の下部前端面からは前部スクレーパー49が垂設され、また枠状部材46の後端面からは後部スクレーパー50が垂設されている。これらスクレーパー49,50は、その下面が上方への凹入部に形成され、以てスクレーパー49,50は、凹入面49a,50aと前記左右傾斜面3aとの間に、上記遊転ローラ48の隙間Sよりも大きい隙間SSを置いて上方から対向されている。
前部本体11の後端の両側には、後述するアーチを取り付けるためのパネル16が突設され、また前部本体11の前側上部には、車両1の存在および車両1の車高を検出する超音波センサからなる車両検出センサ17が設けられている。
上記パネル16を含む前部本体11内には、上記車両1の洗浄手段20の一例として、前面より順に、前端部上方に配置され、高圧水を車両1の上方から車両1へ噴射する高圧水スプレーノズル21と、洗浄水(リンス)を車両1の上面と両側面へ噴射する第1洗浄水(プレリンス)アーチ22と、洗車機本体10の走行方向と直角な左右方向に出退自在で車両1のタイヤおよび下部側面を洗浄する左右一対のロッカーブラシ23と、上下方向に移動自在で車両1の上面を洗浄するトップブラシ24と、通常の洗剤を車両1の上面へ噴射する第1洗剤(前洗剤)アーチ25と、洗浄水(リンス)を車両1の上面と両側面へ噴射する第2洗浄水(ファイナルリンス)アーチ26と、ワックス液(下地ワックス)を車両1の上面と両側面へ噴霧する第1ワックスアーチ27と、左右方向に横行自在で車両1の前後面および両側面を洗浄する一対のサイドブラシ28と、後部本体41の近くに配置され、高発泡洗剤を車両1の上面へ噴霧する高発泡洗剤アーチ29と、撥水コート液を車両1の上面と両側面へ噴霧する撥水コートアーチ30と、通常の洗剤を車両1の上面と両側面へ噴射する第2洗剤(後洗剤)アーチ31と、ワックス液(仕上げワックス)を車両1の上面と両側面へ噴霧する第2ワックスアーチ32とが設けられている。
上記ロッカーブラシ23とトップブラシ24とサイドブラシ28によりブラッシング手段が構成され、高圧水スプレーノズル21と第1洗浄水アーチ22と第1洗剤アーチ25と第2洗浄水アーチ26と第1ワックスアーチ27と高発泡洗剤アーチ29と撥水コートアーチ30と第2洗剤アーチ31と第2ワックスアーチ32によりスプレー装置が構成されている。
また前部本体11の前面側部分には、起動、停止指令や洗車モードなどを入力する操作スイッチなどが配列された操作ボックス33が設けられ、さらに車両1の運転者に車両1の進入および停止を報知する手段として、緑色ランプからなる進入信号灯34と赤色ランプからなる停止信号灯35が設けられている。
また前部本体11の下端には、前部本体11がホームポジション(走行開始位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる前部本体HP検出センサ36と、前部本体11がエンドポジション(走行終了位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる前部本体EP検出センサ37が設けられている。
またサイドブラシ18には、サイドブラシ18が車両2に接触して傾いたことにより動作して車両2を検出するリミットスイッチからなる車体検出センサ(図示せず。)が設けられている。また、前部本体11の前面前方部分には、車両1の幅が適正であるか否かや、車両1が所定の位置に停車しているか否かを検出する車幅検出センサ38が設けられている。
上記後部本体41内には、車両1の乾燥手段55の一例として、上下方向に移動自在で車両1の上面を乾燥するトップノズル56と、左右方向に横行自在で車両1の両側面を乾燥する左右一対のサイドノズル57が設けられ、さらに両ノズル56,57に同時に連通して風を供給する左右一対のブロワ装置58が、上部の両側に設けられている。
また後部本体41の下端には、後部本体41がホームポジション(走行開始位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる後部本体HP検出センサ60が設けられ、さらに後部本体41の後端には、車両1の後端を検出する光電センサからなる後端検出センサ61が設けられている。また後部本体41の前後外方位置には、人の操作によって後部本体41の走行を緊急停止させる停止操作手段62,63が設けられ、これら停止操作手段62,63はバー操作形式とされている。
前部本体11と後部本体41の間には、これら前部本体11と後部本体41間における物や人の存在を検出する挟まれ検出手段として、2セット(複数セット)の透過型光電センサからなる挟まれ検出センサ65が設けられている。この挟まれ検出センサ65は、後部本体41に設けられた投光器65Aと,前部本体11に設けられた受光器65Bとにより構成されている。
さらに前部本体11と後部本体41の間には、エンドポジション(走行終了位置)にある前部本体11に後部本体41が接近したことを検出して、この後部本体41をエンドポジション(走行終了位置)に停止させる後部本体停止手段70が設けられている。この後部本体停止手段70は、前部本体11の後端から後方へ連設された被検出体71と、後部本体41の前部に設けられ、被検出体71を検出可能な検出センサ72とにより構成されている。なお後部本体41の前面側下部には、前部本体11または後部本体41が暴走状に走行したときに前部本体11の後面側下部に当接自在なストッパ体66が突設されている。
また、レール3の先端前方に、車両1の洗車位置への進入をコントロールする遮断機5と、車両1を検出するとともに車高が洗車機本体10の制限高さ以下の車両1であるかどうかを検出する進入センサ6が設けられ、またレール3の後端後方には車両1の運転者へ洗車終了による退場(洗車位置からの脱出)を促す出口信号灯7が設けられている。
前部本体11内にはマイクロコンピュータからなる制御手段(図示せず。)が設けられている。この制御手段は、洗車機全体の動作を統括するとともに、進入信号灯34と停止信号灯35と遮断機5と出口信号灯7とを駆動するシーケンス制御部と、シーケンス制御部から指令される、前部本体11の前進指令,後進指令、後部本体41の前進指令,後進指令に応じてそれぞれの走行駆動装置14,44を駆動して前部本体11と後部本体41の走行を制御する走行制御部と、シーケンス制御部から指令されるブラシの駆動指令に応じてロッカーブラシ23とトップブラシ24とサイドブラシ28とスプレー装置とを駆動する洗浄制御部と、シーケンス制御部から指令されるノズルなどの駆動指令に応じてトップノズル56とサイドノズル57とブロワ装置58とを駆動する乾燥制御部から構成されている。
さらに前部本体11内の中間部や下部には、液剤タンクや高圧ポンプ(いずれも図示せず。)が設けられている。
以下に、上記した実施の形態1における作用、すなわち、制御手段のシーケンス制御部による前部本体11と後部本体41とブラシ23,24,28と乾燥用のノズル56,57の動作を、図6、図7のフローチャートおよび図8、図9に示す動作説明図に基づいて説明する。
なお、前部本体11と後部本体41はホームポジションHPに停止し、操作ボックス33により洗車に必要な洗車モードが設定され、図8(a)に示すように、開放された遮断機5を通って車両1が進入してきているものとする(このとき、進入信号灯34は点灯している)。また選択される洗車のモードやコースおよびブラシ23,24,28の駆動に合わせて駆動されるスプレー装置の駆動の説明は省略している。
まず車幅検出センサ38により、洗車位置まで進入してきた車両1の幅が適正でありかつ車両1が所定の位置に停車していることを確認する(ステップ−1)。そして、車両検出センサ17により車両1が洗車位置まで進入してきたことを確認すると(ステップ−2)、停止信号灯35を点灯し、進入信号灯34を消灯して車両1の停止を報知する(ステップ−3)。続いて操作ボックス33により洗車に必要な洗車モードが設定され、洗車モードを確認すると(ステップ−4)、遮断機5へ閉指令を出力し(ステップ−5)、次に洗浄制御部へブラシ23,24,28の回転指令信号を出力し(ステップ−6)、続いてロッカーブラシ23による洗車指令信号を出力し(ステップ−7)、走行制御部へ前部本体11の前進指令を出力する(ステップ−8)。
これにより、停止信号灯35の点灯により車両1が停止位置へ停止され、洗浄制御部により、前記回転指令信号に応答してブラシ23,24,28が回転駆動され、図8(b)に示すように、遮断機5が閉じられて次の車両1の進入が阻止され、走行制御部により前部本体11の前進が開始され、洗浄制御部によりロッカーブラシ23による車両1のタイヤと側面下部の洗浄が実行される。
続いて図8(c)に示すように、サイドブラシ28が閉じた状態で、車両1の前面に接触して傾いたことにより動作する車体検出センサの検出信号を入力すると(ステップ−9)、走行制御部へ出力している前進指令をオフとし、すなわち前部本体11の停止指令を出力し(ステップ−10)、続いて前部本体11の後進指令を出力し(ステップ−11)、車体検出センサの信号がオフとなると(ステップ−12)、前部本体11の後進指令をオフとし、すなわち前部本体11の停止指令を出力し(ステップ−13)、洗浄制御部へサイドブラシ28の開指令を出力する(ステップ−14)。
これにより、前部本体11は前進した後、車体検出センサの信号により停止し、続いて前部本体11が後進し、図8(d)に示すようにサイドブラシ28が車両1の前面に対し適した面圧で接触した状態となったときに停止し、サイドブラシ28により車両1の前面が洗浄される。
続いてトップブラシ24が車両1の先端に位置するように、走行制御部へ前部本体11の後進指令を出力し(ステップ−15)、洗浄制御部へトップブラシ24の下降指令を出力する(ステップ−16)。これにより、前部本体11が後進し、トップブラシ24が車両1に向けて下降する。
そして前部本体11の走行距離により車両1の先端位置にトップブラシ24が位置したことを確認すると(ステップ−17)、走行制御部へ前部本体11の停止指令を出力する(ステップ−18)。これにより図8(e)に示すように、前部本体11が、トップブラシ24が車両1の先端に位置した状態で停止する。このときサイドブラシ28は開状態にあり、前部本体11と後部本体41との距離は前部本体11が後進した距離だけ縮まっている。
続いて、洗浄制御部へトップブラシ24とサイドブラシ28の洗車指令信号を出力し(ステップ−19)、走行制御部へ前部本体11の前進指令を出力する(ステップ−20)。これにより、トップブラシ24とサイドブラシ28により車両1の上面および両側面の洗浄を実行しながら前部本体11は前進を開始する。
さらに前部本体11が前進して、図8(f)に示すように、設定離間距離(最大離間距離)Lに離れて、走行制御部より離間距離検出信号を入力すると(ステップ−21)、走行制御部へ後部本体41の前進指令を出力する(ステップ−22)。これにより図8(g)に示すように、後部本体41の移動が開始される。これにより走行制御部により前部本体11と後部本体41間に最大の設定離間距離Lが設けられた状態で、前部本体11と後部本体41がともに前進することになり、このとき、ブラシ23,24,28による車両1の洗浄が実行されており、以てブラシ23,24,28とノズル56,57との距離は設定離間距離(最大離間距離)Lとされている。
続いて、乾燥制御部へ乾燥用のノズル56,57のブロワ装置58の送風指令を出力し(ステップ−23)、乾燥制御部へノズル56,57の駆動指令を出力する(ステップ−24)。これにより図8(h)に示すように、トップノズル56は車両1の先端まで下降し、乾燥用のノズル56,57による車両1の上面と両側面の乾燥が開始される。
この後において、図9(i)に示すように、サイドブラシ28が車両1の背面まで移動し、背面へ回って車両1の背面の洗浄が終了すると(ステップ−25)、洗浄制御部へ各ブラシ23,24,28へ駆動停止指令を出力し(ステップ−26)、これにより各ブラシ13,14,18の駆動が停止される。
そして図9(j)に示すように、前部本体11が前進したのち、前部本体EP検出センサ37の動作により前部本体11が、エンドポジション(走行終了位置)に到達したことを確認すると(ステップ−27)、走行制御部へ出力していた前部本体11の前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(ステップ−28)、これにより図9(k)に示すように、エンドポジションに位置する状態で前部本体11が停止される。このとき、乾燥用のノズル56,57による車両1の乾燥が実行されながら、後部本体41は前進を続ける。
続いて後部本体41がエンドポジション(走行終了位置)に到達したことを後部本体停止手段70の動作により確認すると(ステップ−29)、走行制御部へ出力していた後部本体41の前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(ステップ−30)、乾燥制御部へ乾燥用のノズル56,57およびブロワ装置58の駆動停止指令を出力する(ステップ−31)。これにより図9(l)に示すように、前部本体11と後部本体41がともにエンドポジションへ停止し、各ノズル56,57およびブロワ装置58の駆動が停止される。
続いて出口信号灯7へ点灯指令を出力する(ステップ−32)。これにより出口信号灯7が点灯し、図9(m)に示すように、車両1の運転者は車両1を退場させる。続いて車両1の退出を確認すると(ステップ−33)、出口信号灯7へ消灯指令を出力し(ステップ−34)、走行制御部へ前部本体11および後部本体41の後進指令を出力する(ステップ−35)。
そして、前部本体HP検出センサ36の動作により前部本体11が、ホームポジションに到達したことを確認すると(ステップ−36)、走行制御部へ出力していた前部本体11の後進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(ステップ−37)、後部本体HP検出センサ60の動作により後部本体41が、ホームポジションに到達したことを確認すると(ステップ−38)、走行制御部へ出力していた後部本体41の後進指令をオフとし、停止指令を出力する(ステップ−39)。上記車両1の退出の確認は、たとえば車両1の車輪が移動したことを検出するセンサ等の動作により確認される。これにより図9(n)に示すように、前部本体11と後部本体41がともにホームポジションへ戻る。
続いて、進入センサ6により遮断機5の前に車両1が停止しており、その車高が洗車機本体10(前部本体11,後部本体41)へ進入可能な許容高さ以下であることを確認し(ステップ−40)、遮断機5へ開指令を出力し(ステップ−41)、進入表示灯34を点灯し(ステップ−42)、次の洗車に備える。これにより図9(o)に示すように、遮断機5が開かれ、次の車両1の進入が許可される。
またステップ−42において車両1の車高が許容できない高さのとき、停止表示灯35を点滅させて洗車できないことを報知する(ステップ−43)。この報知は車両1が進入センサ6により検出されている間続行される。また、ステップ−1において、洗車位置まで進入してきた車両1の幅が許容できない幅でありかつ車両1が許容できない位置に停車したとき、同様に洗車できないことが報知される。
なお、走行用モータの異常停止や故障などに基づいて、走行制御部より異常停止信号を入力すると、洗浄制御部と乾燥制御部へ動作停止指令が出力され、洗車機全ての動作が停止される。
このように、前部本体11と後部本体41をそれぞれ別個に走行駆動し、図8(h)、図9(i)、図9(j)に示すように、洗浄中の洗浄手段20と乾燥中の乾燥手段55との距離を最大距離(設定離間距離)Lに離間することができ、すなわち、前部本体11に設けた洗浄手段20による車両1の洗浄と、後部本体41に設けた乾燥手段55による車両1の乾燥を、離れて実行することができる。
これによって、洗浄手段20と乾燥手段55を同時に駆動しても、乾燥手段55による乾燥が、洗浄の際に発生する水しぶきの影響を受けて阻害されることを防止でき、また洗浄手段20による洗浄が、乾燥手段55の送風の影響を受けて阻害されることを防止できることから、洗車の仕上がりが悪くなることを防止できて、常に良好な洗浄を行うことができる。また洗浄手段20と乾燥手段55を同時に駆動することにより、1往路で洗車を終了することができ、洗車時間を短縮できて、洗車効率を向上させることができる。
上述したような後部本体41の走行時において、たとえばレール3上にホースなどの異物があったとき、この異物にスクレーパー49,50が先行して接触してレール3上を押し移動させることになり、以て従動輪体43や遊転ローラ48(駆動輪体42)による異物の挟み込みを防止して、常に安定した走行を行える。
また後部本体41の走行時において、レール3の左右傾斜面3aに対して両遊転ローラ48が、隙間Sを置いて嵌合状態(ガイド状態)にあることから、この後部本体41が左右方向に振られたとき、いずれかの遊転ローラ48が、対向している左右傾斜面3aに対して当接することになって、それ以上に大きく振られることを阻止し得、以て後部本体41が脱線することを防止して、常に安定した走行を行える。
また、後部本体41は、乾燥手段55のブロワ装置58などが上部に設けられて重心が上部であることから、ホームポジションに停止している後部本体41を前進させるときに慣性力によって後方へ倒れ状となり、あるいは後進してきた後部本体41をホームポジションに停止したときに惰性力によって後方へ倒れ状となるが、これらの場合、図5の仮想線の状態から、後部本体41が後方へ少し傾き状(倒れかかり状)となったときに、図5の実線に示すように、遊転ローラ48がレール3の左右傾斜面3aに上方から当接して支えることになり、それ以上の倒れを防止し得る。その際に倒れ力が大きいとき、遊転ローラ48が左右傾斜面3a上を転動して、後部本体41を少し後進させながら支えることになる。
なお、このようなとき後部スクレーパー50は、その隙間SSが遊転ローラ48の隙間Sよりも大きいことから左右傾斜面3aに接触せず、損傷などしないことになる。
このように後部本体41は、遊転ローラ48を設けたところの簡単な構成付加によって、軽量、安価化を維持しながらも、遊転ローラ48の支え作用によって倒れ防止を可能とし得るとともに、遊転ローラ48のガイド作用によって脱線防止を可能とし得る。
なお、エンドポジションに停止している後部本体41を後進させるときに慣性力によって前方へ倒れ状となり、あるいは前進してきた後部本体41をエンドポジションに停止したときに惰性力によって前方へ倒れ状となるが、これらの場合、後部本体41は前部本体11に接近した位置であることから、最悪の場合には前部本体11により受け止められることになる。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2を、図10〜図15に基づいて説明する。
この実施の形態2は、前述した実施の形態1と同様に、車両(被洗浄車両)1に対して洗車機本体10を相対移動させながら、車両1に対して洗車を行う洗車機であって、洗車機本体10を、車両1の洗浄を行う洗浄手段20を備えた前部本体11と、車両1の乾燥を行う乾燥手段55を備えた後部本体41とに分離し、前部本体11と後部本体41とを、それぞれ、前後に振り分けた駆動輪体12,42と従動輪体13,43とを介して床2側の左右複数のレール3に支持案内させるとともに、駆動輪体12,42に連動した走行駆動装置14,44を設けて、それぞれ別個に走行可能としている。
そして実施の形態2では、後部本体41の前端側には上向きの被受け面を形成し、前部本体11の後端側には、後部本体41に前部本体11が接近したときに前記被受け面に隙間を置いて上方から対向する突出体を設けている。
すなわち図10、図12、図13に示すように、洗車機本体10における左右方向の一側、たとえば左側において、後部本体41の前端側には、上方開放の段形状によって上向きの被受け面81が形成されている。そして、前部本体11の後端側には、C型レール状の突出体(バー)82が後方へと連設され、この突出体82の下面によって受け面83が形成されている。ここで突出体82の基端にはプレート84が溶接により一体化され、このプレート84を前部本体11の後面に当接させた状態で連結具(ボルト・ナットなど)85により連結することで、突出体82は水平状で後方へと突設されることになる。そして後部本体41に前部本体11が接近したときに、前記突出体82の受け面83が前記被受け面81に所定高さの隙間Hを置いて上方から対向するように構成されている。
また図11、図14、図15に示すように、洗車機本体10における前部本体11と後部本体41の間には、エンドポジション(走行終了位置)にある前部本体11に後部本体41が接近したことを検出して、この後部本体41をエンドポジションに停止させる後部本体停止手段90が設けられている。この後部本体停止手段90は、洗車機本体10における左右方向の一側、たとえば右側に配設されるもので、後部本体41の前端側に形成した上向き面91上に配設した操作体92と、前部本体11の後端側から後方へ連設された支持体95と、この支持体95に設けられたリミットスイッチ(検出体)98とにより構成されている。
ここで上向き面91は、上方開放の段形状によって後部本体41の前端側に形成され、操作体92は、長さ方向の長孔93と連結具(ボルト・ナットなど)94とにより、長さ方向に位置調整自在として上向き面91上に固定されている。そして操作体92の上面は、遊端(前端)が下方へ傾斜した導入面92aに形成されるとともに、導入面92aに連続して水平状の操作面92bが形成されている。
また支持体95は門型レール状であって、その基端にはプレート96が溶接により一体化され、このプレート96を前部本体11の後面に当接させた状態で連結具(ボルト・ナットなど)97により連結することで、支持体95は水平状で後方へと突設されることになる。前記リミットスイッチ98は、支持体95にカバーされた状態で支持体95内に設けられるとともに、その検出部98aが支持体95の下方に突出されている。そしてリミットスイッチ98は、前部本体11に後部本体41が接近したときに、その検出部98aが導入面92aから操作面92bへと当接作用するように構成されている。
以下に、上記した実施の形態2における作用を、図7や図9の一部も参考にしながら説明する。
図9(j)に示すように、前部本体11が前進したのち、前部本体EP検出センサ37の動作により前部本体11が、エンドポジション(走行終了位置)に到達したことを確認すると(ステップ−27)、走行制御部へ出力していた前部本体11の前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(ステップ−28)、これにより図9(k)に示すように、エンドポジションに位置する状態で前部本体11が停止される。このとき、乾燥用のノズル56,57による車両1の乾燥が実行されながら、後部本体41は前進を続ける。
続いて後部本体41がエンドポジション(走行終了位置)に到達したことを後部本体停止手段90の動作により確認すると(ステップ−29)、走行制御部へ出力していた後部本体41の前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(ステップ−30)、乾燥制御部へ乾燥用のノズル56,57およびブロワ装置58の駆動停止指令を出力する(ステップ−31)。
すなわち、停止されている前部本体11に前進を続けていた後部本体41が接近すると、まず図15の仮想線に示すように、リミットスイッチ98における検出部98aの下方に導入面92aが入り込み、そして図14や図15の実線に示すように、検出部98aに操作面92bが当接作用して、この検出部98aを検出動させる。これにより、後部本体41がエンドポジション(走行終了位置)に到達したことを確認することになって後部本体41の前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し、図9(l)に示すように、前部本体11と後部本体41がともにエンドポジションへ停止し、各ノズル56,57およびブロワ装置58の駆動が停止される。
なお、停止指令を出力したのち、後部本体41は惰性力によって前進移動状となるが、この場合、検出部98aが操作面92b上を滑動して、検出部98aの検出動は維持される。そして、ストッパ体66が前部本体11に当接する前に停止し得る。
また、前部本体11と後部本体41とがホームポジション(走行開始位置)に停止して、後部本体41に前部本体11が接近しているとき、図10、図12の仮想線に示すように、後部本体41側の被受け面81に対して、前部本体11側の突出体82が隙間Hを置いて上方から対向している。このような状態において後部本体41は、乾燥手段55のブロワ装置58などが上部に設けられて重心が上部であることから、ホームポジションに停止している後部本体41を前進させるときに慣性力によって後方へ倒れ状(前部が浮き上り状)となり、あるいは後進してきた後部本体41をホームポジションに停止したときに惰性力によって後方へ倒れ状となる。
しかし、これらの場合、図13の仮想線の状態から、後部本体41が後方へ少し傾き状(倒れかかり状)となったときに、図13の実線に示すように、後部本体41の前部が浮き上り状となることで隙間Hを吸収し、これにより被受け面81が突出体82の受け面83に下方から当接して、後部本体41を前部本体11で支えることになり、後部本体41のそれ以上の倒れを防止し得る。その際に倒れ力が大きいとき、遊転ローラ48がレール3の左右傾斜面3aに上方から当接して支えることになる。
このように後部本体41は、後部本体41に形成した被受け面81に隙間Hを置いて上方から対向する突出体82を前部本体11に設けたところの簡単な構成付加によって、軽量、安価化を維持しながらも、被受け面81が突出体82に下方から当接することによる支え作用によって倒れ防止を可能とし得る。
なお、エンドポジションに停止している後部本体41を後進させるときに慣性力によって前方へ倒れ状となり、あるいは前進してきた後部本体41をエンドポジションに停止したときに惰性力によって前方へ倒れ状となるが、これらの場合、後部本体41は前部本体11に接近した位置であることから、最悪の場合には前部本体11により受け止められることになる。
上記した実施の形態1,2において、設定離間距離(最大離間距離)Lは任意に設定されるものであり、また洗車毎に多少不揃いとなっても何ら支障はない。
上記した実施の形態1では、後部本体41には、駆動輪体42を中にして従動輪体43とは反対側の位置に遊転ローラ(補助輪体)48を設けた形式が示されているが、これは従動輪体43の外側(前方)に補助輪体を追加して設けた形式などであってもよい。また設計変更に応じて、前部本体11に補助輪体を設けてもよい。
上記した実施の形態1,2では、補助輪体が左右一対の遊転ローラ48からなる形式が示されているが、これは駆動輪体42や従動輪体43と同様に、V溝を形成した補助輪体などであってもよい。
上記した実施の形態1,2では、後部本体41の従動輪体43と遊転ローラ(補助輪体)48との外方位置それぞれにスクレーパー49,50を設けた形式が示されているが、これはいずれか一方のみに設けた形式や、両方とも省略した形式などであってもよい。また必要に応じて、前部本体11側にもスクレーパーを設けてもよい。
上記した実施の形態2では、洗車機本体10における左側に被受け面81を形成するとともに突出体82を設け、そして右側に後部本体停止手段90を配設しているが、これは左右を入れ換えた形式や、洗車機本体10における左右の両側にそれぞれ、被受け面81を形成するとともに突出体82を設けた形式などであってもよい。
上記した実施の形態2において、隙間Hは任意に設定されるものである。
上記した実施の形態1,2では、洗車機本体10(前部本体11と後部本体41)のみを移動させることで、車両1に対して相対移動させて車両1の洗車を行う形式が示されているが、これは前部本体11と後部本体41を移動させるとともに、ローラコンベヤ(車両移動手段)を用いて車両1を移動させることで、相対移動するようにした形式などであってもよい。
本発明の実施の形態1を示し、洗車機を左側面から見たときの本体への機器配置図である。 同洗車機の正面図である。 同洗車機における補助輪体を配設した部分であって、(a)は背面図、(b)は縦断背面図である。 同洗車機の概略左側面図である。 同洗車機の後部本体における倒れ防止作用時の要部の左側面図である。 同洗車機における制御方法の手順を順に示すフローチャートである。 同洗車機における制御方法の手順を順に示すフローチャートである。 同洗車機における制御方法の手順を順に示す説明図である。 同洗車機における制御方法の手順を順に示す説明図である。 本発明の実施の形態2を示し、洗車機を左側面から見たときの本体への機器配置図である。 同洗車機を右側面から見たときの本体への機器配置図である。 同洗車機の概略左側面図である。 同洗車機の後部本体における倒れ防止作用時の要部の左側面図である。 同洗車機の概略右側面図である。 同洗車機の後部本体における停止作用時の要部の右側面図である。
符号の説明
1 車両(被洗浄車両)
3 レール
3a 左右傾斜面
5 遮断機
10 洗車機本体
11 前部本体
12 駆動輪体
12a V溝部
13 従動輪体
13a V溝部
14 走行駆動装置
20 洗浄手段
21 高圧水スプレーノズル
22 第1洗浄水アーチ
23 ロッカーブラシ
24 トップブラシ
25 第1洗剤アーチ
26 第2洗浄水アーチ
27 第1ワックスアーチ
28 サイドブラシ
29 高発泡洗剤アーチ
30 撥水コートアーチ
31 第2洗剤アーチ
32 第2ワックスアーチ
38 車幅検出センサ
41 後部本体
42 駆動輪体
42a V溝部
43 従動輪体
43a V溝部
44 走行駆動装置
47 ローラベース
48 遊転ローラ(補助輪体)
49 前部スクレーパー
49a 凹入面
50 後部スクレーパー
50a 凹入面
55 乾燥手段
56 トップノズル
57 サイドノズル
58 ブロワ装置
66 ストッパ体
70 後部本体停止手段
81 被受け面
82 突出体
83 受け面
90 後部本体停止手段
92 操作体
92a 導入面
92b 操作面
95 支持体
98 リミットスイッチ(検出体)
98a 検出部
S 隙間
SS 隙間
L 設定離間距離
H 隙間

Claims (4)

  1. 被洗浄車両に対して洗車機本体を相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して洗車を行う洗車機であって、前記洗車機本体を、前記被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体と、前記被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体とに分離し、前部本体と後部本体とを、それぞれ、前後に振り分けた駆動輪体と従動輪体とを介して床側の左右複数のレールに支持案内させるとともに、駆動輪体に連動した走行駆動装置を設けて、それぞれ別個に走行可能とし、前記後部本体には、駆動輪体を中にして従動輪体とは反対側の位置に、レールに対して隙間を置いて上方から対向する補助輪体を設けたことを特徴とする洗車機。
  2. 被洗浄車両に対して洗車機本体を相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して洗車を行う洗車機であって、前記洗車機本体を、前記被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体と、前記被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体とに分離し、前部本体と後部本体とを、それぞれ、前後に振り分けた駆動輪体と従動輪体とを介して床側の左右複数のレールに支持案内させるとともに、駆動輪体に連動した走行駆動装置を設けて、それぞれ別個に走行可能とし、後部本体の前端側には上向きの被受け面を形成し、前部本体の後端側には、後部本体に前部本体が接近したときに前記被受け面に隙間を置いて上方から対向する突出体を設けたことを特徴とする洗車機。
  3. 後部本体には、従動輪体と補助輪体との外方位置それぞれに、レールに対して隙間を置いて上方から対向するスクレーパーを設けたことを特徴とする請求項1または2記載の洗車機。
  4. レールを断面山型状に、駆動輪体と従動輪体とをV溝状に形成し、補助輪体はレールの左右傾斜面に対向する左右一対の遊転ローラからなることを特徴とする請求項1または3記載の洗車機。
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