JP3891106B2 - 洗車機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば給油所に設置され、洗車に使用される洗車機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、洗車機は、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら、被洗浄車両に対して洗車を行うものであり、その際に、洗車機本体を、被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体と、被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体に分離し、前部本体と後部本体をそれぞれ別個に走行可能として構成している。
【0003】
このような従来構成によれば、被洗浄車両と洗車機本体は相対移動しながら、前部本体に設けた洗浄手段による被洗浄車両の洗浄と、後部本体に設けた乾燥手段による被洗浄車両の乾燥が、離れて実行され、よって洗浄手段と乾燥手段を同時に駆動しても、乾燥手段が洗浄の際に発生する水しぶきの影響を受けることがなくなり、また洗浄手段が乾燥手段の送風の影響を受けることがなくなることから、洗車の仕上がりが悪くなることが防止されることになる(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−302020号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前部本体と後部本体とに分離して各別に走行させる形式であることから、重量も分割されて前部本体、後部本体ともに軽量化されることになり、したがって走行移動時のガタ付き(振動)などによって走行姿勢が不測にして乱れる恐れもある。
【0006】
そこで本発明の請求項1記載の発明は、製作精度や据え付け精度を厳しくすることなく、前部本体と後部本体との走行移動を、その走行姿勢が不測にして乱れることなく行える洗車機を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の洗車機は、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して洗車を行う洗車機であって、前記洗車機本体を、前記被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体と、前記被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体に分離し、前記前部本体と後部本体をそれぞれ別個に走行可能とし、前記前部本体と後部本体との間に相対的に伸縮可能な姿勢規制手段を設け、この姿勢規制手段は、前部本体と後部本体との一方側に設けた第1部材と、他方側に設けた第2部材とからなり、第1部材は、第2部材側の被規制体を上下から弾性的に挟持して伸縮案内可能に構成したことを特徴としたものである。
【0008】
したがって請求項1の発明によると、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動しながら、前部本体に設けた洗浄手段による被洗浄車両の洗浄と、後部本体に設けた乾燥手段による被洗浄車両の乾燥とを離れて実行し得、これによって洗浄手段と乾燥手段を同時に駆動しても、乾燥手段は洗浄の際に発生する水しぶきの影響を受けることがなくなり、また洗浄手段は乾燥手段の送風の影響を受けることがなくなる。
【0009】
しかも、前部本体と後部本体との別個の走行駆動において、姿勢規制手段においては第1部材と第2部材とが伸縮動作し、その際に、第2部材側の被規制体を第1部材により上下から弾性的に挟持した状態で行うことによって、伸縮動作(伸縮案内)を相互に隙間のない状態で安定して行え、以て前部本体と後部本体との走行姿勢を規制し得る。さらに、製作精度の誤差や据え付け精度の誤差などにより、第1部材と被規制体との間に上下方向の高圧抵抗が生じようとしたとき、第1部材が弾性力に抗して上下変位することで、高圧抵抗状態を自動的に解消し得る。
【0010】
また本発明の請求項2記載の洗車機は、上記した請求項1記載の構成において、姿勢規制手段を、洗車機本体の左右幅方向の複数箇所に配設したことを特徴としたものである。
【0011】
したがって請求項2の発明によると、前部本体や後部本体の走行姿勢が不測に乱れることを、複数箇所の姿勢規制手段によって、より好適に防止(規制)し得る。
【0012】
そして本発明の請求項3記載の洗車機は、上記した請求項1または2記載の構成において、第1部材は、相対向した上下一対のガイドレールを有するとともに、上位ガイドレールを下位ガイドレールに対して接近付勢し、第2部材側の被規制体を両ガイドレール間に位置させたことを特徴としたものである。
【0013】
したがって請求項3の発明によると、第1部材と第2部材との伸縮動作(伸縮案内)は、上下一対のガイドレール間に第2部材側の被規制体を位置させた状態で、しかも、上位ガイドレールを下降付勢(下位ガイドレールに対して接近付勢)することで、両ガイドレールにより被規制体を上下から弾性的に挟持した状態で行える。そして、製作精度の誤差や据え付け精度の誤差などにより、両ガイドレールと被規制体との間に上下方向の高圧抵抗が生じようとしたとき、下降付勢力に抗して上位ガイドレールが上昇することで、高圧抵抗状態を自動的に解消し得る。
【0014】
さらに本発明の請求項4記載の洗車機は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の構成において、被規制体が、転動可能な複数の輪体であることを特徴としたものである。
【0015】
したがって請求項4の発明によると、第1部材と第2部材との伸縮動作(伸縮案内)を、輪体群を転動させながらスムースに行える。
しかも本発明の請求項5記載の洗車機は、上記した請求項1〜4のいずれかに記載の構成において、前部本体側に第1部材を設けるとともに後部本体側に第2部材を設け、第2部材に設けた被検出部を検出することで、両本体間の閉限・開限を検出する検出手段を前部本体に設けたことを特徴としたものである。
【0016】
したがって請求項5の発明によると、第1部材と第2部材との伸縮動作(伸縮案内)を、相互に隙間のない状態で安定して行えることによって、検出手段による前部本体と後部本体との間の閉限・開限の検出を、常に精度よく行える。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図示する洗車機は、ドライブスルータイプの洗車機(前方から洗車機本体内へ進入した被洗浄車両を洗車終了後に後方へ通り抜け退場させる方式のセルフ洗車機)としている。
【0018】
図1〜図4において、1は被洗浄車両である車両2を跨ぎ、車両2の前後方向に走行する門型の洗車機本体であり、洗車機本体1は、車両2の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体1Aと、車両2の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体1Bに分離され、それぞれ複数個の輪体3を介して床面4に敷設された一対のレール5の上をそれぞれ別個に走行可能とされている。また前部本体1Aと後部本体1Bは、ワイヤ(索体)6により接近・離間自在に接続されている。また前部本体1Aの後端の両側には、後述するアーチを取り付けるためのパネル9が突設され、また前部本体1Aの正面上部に、車両2の存在および車両2の車高を検出する超音波センサからなる車両検出センサ10が設けられている。
【0019】
上記パネル9を含む前部本体1A内には、上記車両2の洗浄手段として、前面より順に、前端部上方に配置され、高圧水を車両2の上方から車両2へ噴射する高圧水スプレーノズル11と、洗浄水(リンス)を車両2の上面と両側面へ噴射する第1洗浄水(プレリンス)アーチ12と、洗車機本体1の走行方向と直角な左右方向に出退自在で車両2のタイヤおよび下部側面を洗浄する左右一対のロッカーブラシ13と、上下方向に移動自在で車両2の上面を洗浄するトップブラシ14と、通常の洗剤を車両2の上面へ噴射する第1洗剤(前洗剤)アーチ15と、洗浄水(リンス)を車両2の上面と両側面へ噴射する第2洗浄水(ファイナルリンス)アーチ16と、ワックス液(下地ワックス)を車両2の上面と両側面へ噴霧する第1ワックスアーチ17と、左右方向に横行自在で車両2の前後面および両側面を洗浄する一対のサイドブラシ18と、後部車体1Bの近くに配置され、高発泡洗剤を車両2の上面へ噴霧する高発泡洗剤アーチ19と、撥水コート液を車両2の上面と両側面へ噴霧する撥水コートアーチ20と、通常の洗剤を車両2の上面と両側面へ噴射する第2洗剤(後洗剤)アーチ21と、ワックス液(仕上げワックス)を車両2の上面と両側面へ噴霧する第2ワックスアーチ22が設けられている。
【0020】
上記ロッカーブラシ13とトップブラシ14とサイドブラシ18によりブラッシング手段が構成され、高圧水スプレーノズル11と第1洗浄水アーチ12と第1洗剤アーチ15と第2洗浄水アーチ16と第1ワックスアーチ17と高発泡洗剤アーチ19と撥水コートアーチ20と第2洗剤アーチ21と第2ワックスアーチ22によりスプレー装置が構成されている。
【0021】
また前部本体1Aの前端部に、前方に突出させて、起動、停止指令や洗車モードなどを入力する操作スイッチなどが配列された操作ボックス23が設けられ、さらに車両2の運転者に車両2の進入および停止を報知する手段として、緑色ランプからなる進入信号灯24と赤色ランプからなる停止信号灯25が設けられている。
【0022】
また前部本体1Aの下端には、前部本体1Aがホームポジション(走行開始位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる前部本体HP検出センサ27と、前部本体1Aがエンドポジション(走行終了位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる前部本体EP検出センサ28が設けられている。
【0023】
またサイドブラシ18には、サイドブラシ18が車両2に接触して傾いたことにより動作して車両2を検出するリミットスイッチからなる車体検出センサ(図示せず。)が設けられている。また、前部本体1Aと後部本体1B間に、給電およびデータの授受に使用される配線を支持するアーム29が設けられている。
【0024】
また後部本体1B内には、車両2の乾燥手段として、上下方向に移動自在で被洗浄車両2の上面を乾燥するトップノズル31と、左右方向に横行自在で車両2の両側面を乾燥する左右一対のサイドノズル32が設けられ、さらに両ノズル31,32に同時に連通して風を供給する左右一対のブロワ装置33が設けられている。
【0025】
また後部本体1Bの下端には、後部本体1Bがホームポジション(走行開始位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる後部本体HP検出センサ34と、後部本体1Bがエンドポジション(走行終了位置)にあることを検出するリミットスイッチからなる後部本体EP検出センサ35が設けられ、さらに後部本体1Bの後端には、車両2の後端を検出する光電センサからなる後端検出センサ36が設けられている。
【0026】
また前部本体1Aと後部本体1B間における物や人の存在を検出する挟まれ検出手段として、2セット(複数セット)の透過型光電センサからなる挟まれ検出センサ40が設けられている。この挟まれ検出センサ40は、後部本体1Bに設けられた投光器40Aと,前部本体1Aに設けられた受光器40Bとにより構成されている。
【0027】
また、走行レール5の先端前方に、車両2の洗車位置への進入をコントロールする遮断機41と、車両2を検出するとともに車高が洗車機本体1の制限高さ以下の車両2であるかどうかを検出する進入センサ42が設けられ、また走行レール5の後端後方には車両2の運転者へ洗車終了による退場(洗車位置からの脱出)を促す出口信号灯43が設けられている。
【0028】
図1〜図8に示すように、前記前部本体1Aと後部本体1Bとの間で、洗車機本体1の左右幅方向の2箇所(複数箇所)に、相対的に伸縮可能な姿勢規制手段50が設けられている。この姿勢規制手段50は、前部本体1Aに設けた第1部材51と、後部本体1Bに設けた第2部材61とからなり、第1部材51は、第2部材61側に設けた被規制体(後述する。)を上下から弾性的に挟持して伸縮案内可能に構成されている。
【0029】
すなわち、前部本体1Aの上面側には、走行方向のほぼ全長に亘って保持レール52が配設され、この保持レール52は断面がC字状またはほぼC字状(たとえばコ字状)であって、その開放部を内側に向けている。そして、下位横板部52aの下面側の複数箇所に設けられたブラケット53が、固定具(ボルト・ナットなど)54を介して前部本体1A側に連結されている。前記保持レール52における下位横板部52aで上面側には、断面で山型状(逆V字状)の下位ガイドレール55が固定されている。この下位ガイドレール55に上方から対向されて長尺プレート状の昇降体56が設けられ、この昇降体56の下面側には、断面で逆山型状(V字状)の上位ガイドレール57が固定されている。
【0030】
また、前記昇降体56の長さ方向4箇所(複数箇所)からはボルト体58が立設され、これらボルト体58は前記保持レール52における上位横板部52bに形成された貫通孔52cに挿通され、その突出された上端側にはナット体59が螺合されている。そしてボルト体58に外嵌されて、昇降体56と上位横板部52bとの間には圧縮ばね60が介在され、以て圧縮ばね60の弾性力によって、上位ガイドレール57が下位ガイドレール55に対して接近付勢されている。以上の52〜60などにより第1部材51の一例が構成される。
【0031】
前記第2部材61は断面C字状の型レール材からなり、その開放部を内側に向けて位置されている。そして後端部分が、後部本体1Bの前端部分に連結部材62などを介して連結されている。前記第2部材61の前端部分で所定間隔を置いた2箇所(複数箇所)には、それぞれ横軸63を介して輪体(被規制体の一例)64が回転自在にかつ横軸63上で摺動自在に設けられている。これら輪体64はV型ローラ状であって、前記上位ガイドレール57と下位ガイドレール55との間に位置され、以て圧縮ばね60の弾性力によって、上下から弾性的に挟持されている。なお、横軸63は、ボルト・ナット形式の位置調整体65を介して第2部材61に取り付けられ、以て輪体64の左右方向位置を調整可能に構成されている。
【0032】
前記第2部材61には被検出部が設けられ、この被検出部を検出することで、両本体1A,1B間の閉限・開限を検出する検出手段(後述する。)が前部本体1Aに設けられている。
【0033】
すなわち、被検出部は2箇所の姿勢規制手段50に振り分けて設けられるもので、一方の姿勢規制手段50における第2部材61の前端部分で内面側に設けられる閉限被検出部70と、他方の姿勢規制手段50における第2部材61の前端部分で内面側に設けられる開限被検出部71とからなる。前記被検出部70,71は、カム板形式であって、第2部材61の上部側に固定具(ボルト・ナットなど)72A,73Aを介して取り付けられる上位被検出体70A,71Aと,第2部材61の下部側に固定具72B,73Bを介して取り付けられる下位被検出体70B,71Bとからなる。
【0034】
前記検出手段は2箇所の姿勢規制手段50に振り分けて設けられるもので、一方の姿勢規制手段50に対応される閉限検出手段75と、他方の姿勢規制手段50に対応される開限検出手段76とからなる。ここで閉限検出手段75は前部本体1Aの前端部分に支持部材77を介して配置され、また開限検出手段76は前部本体1Aの後端部分に支持部材78を介して配置されている。
【0035】
前記閉限検出手段75は、前記上位被検出体70Aの進入により動作する減速用の閉限減速検出センサ75Aと、前記下位被検出体70Bの進入により動作する停止用の閉限停止検出センサ75Bとからなる。また開限検出手段76は、前記上位被検出体71Aの進入により動作する減速用の閉限減速検出センサ76Aと、前記下位被検出体71Bの進入により動作する停止用の閉限停止検出センサ76Bとからなる。ここで各検出センサ75A,75B、76A,76Bは、カム板が作用されるリミットスイッチ形式からなる。なお、閉限検出手段75や開限検出手段76の大部分はカバー体79,80に覆われている。
【0036】
前部本体1A内にはマイクロコンピュータからなる制御手段(図示せず。)が設けられている。この制御手段は、洗車機全体の動作を統括するとともに、進入信号灯24と停止信号灯25と遮断機41と出口信号灯43を駆動するシーケンス制御部と、シーケンス制御部から指令される、前部本体1Aの前進指令,後進指令、後部本体1Bの前進指令,後進指令に応じてそれぞれの走行駆動装置を駆動して前部本体1Aと後部本体1Bの走行を制御する走行制御部と、シーケンス制御部から指令されるブラシの駆動指令に応じてロッカーブラシ13とトップブラシ14とサイドブラシ18とスプレー装置を駆動する洗浄制御部と、シーケンス制御部から指令されるノズルなどの駆動指令に応じてトップノズル31とサイドノズル32とブロワ装置33を駆動する乾燥制御部から構成されている。
【0037】
以下に、上記した実施の形態における作用、すなわち、制御手段のシーケンス制御部による前部本体1Aと後部本体1Bとブラシ13,14,18と乾燥用ノズル31,32の動作を、図9、図10のフローチャートおよび図11、図12に示す動作説明図に基づいて説明する。
【0038】
なお、前部本体1Aと後部本体1BはホームポジションHPに停止し、操作ボックス23により洗車に必要な洗車モードが設定され、図11(a)に示すように、開放された遮断機41を通って車両2が進入してきているものとする(このとき、進入信号灯24は点灯している)。また選択される洗車のモードやコースおよびブラシ13,14,18の駆動に合わせて駆動されるスプレー装置の駆動の説明は省略している。
【0039】
まず、車両検出センサ10により車両2が洗車位置まで進入してきたことを確認すると(ステップ−1)、停止信号灯25を点灯し、進入信号灯24を消灯して車両2の停止を報知する(ステップ−2)。続いて操作ボックス23により洗車に必要な洗車モードが設定され、洗車モードを確認すると(ステップ−3)、遮断機41へ閉指令を出力し(ステップ−4)、次に洗浄制御部へブラシ13,14,18の回転指令信号を出力し(ステップ−5)、続いてロッカーブラシ11による洗車指令信号を出力し(ステップ−6)、走行制御部へ前部本体1Aの前進指令を出力する(ステップ−7)。
【0040】
これにより、停止信号灯25の点灯により車両2が停止位置へ停止され、洗浄制御部により、前記回転指令信号に応答してブラシ13,14,18が回転駆動され、図11(b)に示すように、遮断機41が閉じられて次の車両2の進入が阻止され、走行制御部により前部本体1Aの前進が開始され、洗浄制御部によりロッカーブラシ11による車両2のタイヤと側面下部の洗浄が実行される。
【0041】
さらに前部本体1Aが設定離間距離(最大離間距離)Lに移動して、走行制御部より離間距離検出信号を入力すると(ステップ−8)、走行制御部へ後部本体1Bの前進指令を出力する(ステップ−9)。これにより走行制御部により前部本体1Aと後部本体1B間に最大の離間距離Lが設けられた状態で、前部本体1Aと後部本体1Bがともに前進を開始する。
【0042】
続いて図11(c)に示すように、サイドブラシ18が閉じた状態で、車両2の前面に接触して傾いたことにより動作する車体検出センサの検出信号を入力すると(ステップ−10)、走行制御部へ出力している前進指令をオフとし、すなわち前部本体1Aと後部本体1Bの停止指令を出力し(ステップ−11)、続いて前部本体1Aの後進指令を出力し(ステップ−12)、車体検出センサの信号がオフとなると(ステップ−13)、前部本体1Aの後進指令をオフとし、すなわち前部本体1Aの停止指令を出力し(ステップ−14)、洗浄制御部へサイドブラシ18の開指令を出力する(ステップ−15)。
【0043】
これにより、前部本体1Aと後部本体1Bは前進した後、車体検出センサの信号により停止し、続いて前部本体1Aが後進し、図11(d)に示すようにサイドブラシ18が車両2の前面に対し適した面圧で接触した状態となったときに停止し、サイドブラシ18により車両2の前面が洗浄される。
【0044】
続いてトップブラシ14が車両2の先端に位置するように、走行制御部へ前部本体1Aの後進指令を出力し(ステップ−16)、洗浄制御部へトップブラシ14の下降指令を出力する(ステップ−17)。これにより、前部本体1Aが後進し、トップブラシ14が車両2に向けて下降する。
【0045】
そして前部本体1Aの走行距離により車両2の先端位置にトップブラシ14が位置したことを確認すると(ステップ−18)、走行制御部へ前部本体1Aの停止指令を出力する(ステップ−19)。これにより図11(e)に示すように、前部本体1Aが、トップブラシ14が車両2の先端に位置した状態で停止する。このときサイドブラシ18は開状態にあり、前部本体1Aと後部本体1Bとの距離は前部本体1Aが後進した距離だけ縮まっている。
【0046】
続いて、洗浄制御部へトップブラシ14とサイドブラシ18の洗車指令信号を出力し(ステップ−20)、走行制御部へ前部本体1Aの前進指令を出力する(ステップ−21)。これにより図11(f)に示すように、トップブラシ14とサイドブラシ18により車両2の上面および両側面の洗浄を実行しながら前部本体1Aは前進を開始する。
【0047】
さらに前部本体1Aが、前進して設定離間距離L離れて、走行制御部より離間距離検出信号を入力すると(ステップ−22)、走行制御部へ後部本体1Bの前進指令を出力する(ステップ−23)。これにより図11(g)に示すように、後部本体1Bの移動が開始される。
【0048】
続いて、乾燥制御部へ乾燥用ノズル31,32のブロワ装置33の送風指令を出力し(ステップ−24)、乾燥制御部へ乾燥用ノズル31,32の駆動指令を出力する(ステップ−25)。これにより図11(h)、図12(i)に示すように、トップノズル31は車両2の先端まで下降し、乾燥用のノズル31,32による車両2の上面と両側面の乾燥が開始される。このとき、ブラシ13,14,18による車両2の洗浄が実行されており、ブラシ13,14,18とノズル31,32との距離は設定離間距離(最大離間距離)Lとされている。
【0049】
続いて、サイドブラシ18が車両2の背面まで移動し、背面へ回って車両2の背面の洗浄が終了すると(ステップ−26)、走行制御部へ前部本体1Aの停止指令を出力し(ステップ−27)、洗浄制御部へ各ブラシ13,14,18へ駆動停止指令を出力する(ステップ−28)。これにより図12(j)に示すように、サイドブラシ18が車両2の背面に位置する状態で前部本体1Aが停止し、各ブラシ13,14,18の駆動が停止される。また図12(k)に示すように、乾燥用ノズル31,32による車両2の乾燥が実行されながら、後部本体1Bは前進を続ける。
【0050】
続いて図12(l)に示すように、閉限減速検出センサ75Aの動作を確認すると(後部本体1Bが前部本体1Aへ接近すると)(ステップ−29)、走行制御部へ前部本体1Aの前進指令を出力する(ステップ−30)。これにより、前部本体1Aと後部本体1Bはともに前進を続ける。
【0051】
そして、前部本体EP検出センサ28の動作により前部本体1Aが、エンドポジション(走行終了位置)に到達したことを確認すると(ステップ−31)、走行制御部へ出力していた前部本体1Aの前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(ステップ−32)、後部本体EP検出センサ35の動作により後部本体1Bが、エンドポジション(走行終了位置)に到達したことを確認すると(ステップ−33)、走行制御部へ出力していた後部本体1Bの前進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(ステップ−34)、乾燥制御部へ乾燥用ノズル31,32およびブロワ装置33の駆動停止指令を出力する(ステップ−35)。これにより図12(m)に示すように、前部本体1Aと後部本体1Bがともにエンドポジションへ停止し、各乾燥用ノズル31,32およびブロワ装置33の駆動が停止される。
【0052】
続いて出口信号灯43へ点灯指令を出力する(ステップ−36)。これにより出口信号灯43が点灯し、図12(n)に示すように、車両2の運転者は車両2を退場させる。
【0053】
続いて車両2の退出を確認すると(ステップ−37)、出口信号灯43へ消灯指令を出力し(ステップ−38)、走行制御部へ前部本体1Aおよび後部本体1Bの後進指令を出力し(ステップ−39)、前部本体HP検出センサ27の動作により前部本体1Aが、ホームポジションに到達したことを確認すると(ステップ−40)、走行制御部へ出力していた前部本体1Aの後進指令をオフとし、すなわち停止指令を出力し(ステップ−41)、後部本体HP検出センサ34の動作により後部本体1Bが、ホームポジションに到達したことを確認すると(ステップ−42)、走行制御部へ出力していた後部本体1Bの後進指令をオフとし、停止指令を出力する(ステップ−43)。上記車両2の退出の確認は、たとえば車両2の車輪が移動したことを検出するセンサ等の動作により確認される。これにより図12(o)に示すように、前部本体1Aと後部本体1Bがともにホームポジションへ戻る。
【0054】
続いて、進入センサ42により遮断機41の前に車両2が停止しており、その車高が洗車機本体1(前部本体1A,後部本体1B)へ進入可能な許容高さ以下であることを確認し(ステップ−44)、遮断機41へ開指令を出力し(ステップ−45)、進入表示灯24を点灯し(ステップ−46)、次の洗車に備える。これにより図12(p)に示すように、遮断機41が開かれ、次の車両2の進入が許可される。
【0055】
またステップ−44において車両2の車高が許容できない高さのとき、停止表示灯25を点滅させて洗車できないことを報知する(ステップ−47)。この報知は車両2が進入センサ42により検出されている間続行される。
【0056】
なお、走行用モータの異常停止や故障などに基づいて、走行制御部より異常停止信号を入力すると、洗浄制御部と乾燥制御部へ動作停止指令が出力され、洗車機全ての動作が停止される。
【0057】
このように、前部本体1Aと後部本体1Bをそれぞれ別個に走行駆動し、図11(h)、図12(i)、図12(j)に示すように、洗浄中の洗浄手段と乾燥中の乾燥手段との距離を最大距離(設定離間距離)Lに離間することができ、すなわち、前部本体1Aに設けた洗浄手段による車両2の洗浄と、後部本体1Bに設けた乾燥手段による車両2の乾燥を、離れて実行することができる。
【0058】
これによって、洗浄手段と乾燥手段を同時に駆動しても、乾燥手段による乾燥が、洗浄の際に発生する水しぶきの影響を受けて阻害されることを防止でき、また洗浄手段による洗浄が、乾燥手段の送風の影響を受けて阻害されることを防止できることから、洗車の仕上がりが悪くなることを防止できて、常に良好な洗浄を行うことができる。また洗浄手段と乾燥手段を同時に駆動することにより、1往路で洗車を終了することができ、洗車時間を短縮できて、洗車効率を向上させることができる。
【0059】
上述したような前部本体1Aと後部本体1Bとの別個の走行駆動において、第1部材51と第2部材61とが相対的に伸縮動作し、それに基づいて検出手段75,76により両本体1A,1B間の閉限・開限を検出して制御している。
【0060】
すなわち図6、図8(a)に示すように、前部本体1Aと後部本体1Bが接近し、閉限被検出部70の上位被検出体70Aによって閉限検出手段75の閉限減速検出センサ75Aが動作すると、走行中の前部本体1Aや後部本体1Bは減速し、そして下位被検出体70Bによって閉限停止検出センサ75Bが動作すると、走行中の前部本体1Aや後部本体1Bが停止されることになり、以て前部本体1Aと後部本体1Bの接触を回避することができる。
【0061】
また図7、図8(b)に示すように、前部本体1Aと後部本体1Bが離れて、開限被検出部71の上位被検出体71Aによって開限検出手段76の開限減速検出センサ75Aが動作すると、走行中の前部本体1Aや後部本体1Bは減速し、そして下位被検出体71Bによって開限停止検出センサ76Bが動作すると、走行中の前部本体1Aや後部本体1Bが停止されることになり、以て前部本体1Aと後部本体1Bが完全に離れてしまい、アーム29が破損し、前部本体1Aと後部本体1Bの制御を続行できなくなる恐れを回避することができる。
【0062】
さらに、上述したような前部本体1Aと後部本体1Bとの別個の走行駆動において、姿勢規制手段50においては、第1部材51と第2部材61とが伸縮動作し、それによって前部本体1Aと後部本体1Bとの走行姿勢が規制される。
【0063】
すなわち、前部本体1Aに一体として第1部材51が移動し、そして後部本体1Bに一体として第2部材61が移動することで、第1部材51と第2部材61とが伸縮動作する。その際に伸縮動作(伸縮案内)が、第1部材51における上下一対のガイドレール57,55間に第2部材61側の輪体64を位置させた状態で、しかも、上位ガイドレール57を圧縮ばね60により下降付勢(下位ガイドレール55に対して接近付勢)することで、両ガイドレール57,55により輪体64を上下から弾性的に挟持した状態で行われることになる。
【0064】
これにより伸縮動作(伸縮案内)は、相互に隙間のない状態で安定して行えることになる。したがって、前部本体1Aや後部本体1Bの走行姿勢が、走行移動時のガタ付き(振動)などにより不測に乱れることを防止(規制)できるとともに、走行移動時のガタ付き(振動)などにより脱輪することを防止できる。
【0065】
しかも、製作精度の誤差や据え付け精度の誤差などにより、両ガイドレール57,55と輪体64との間に上下方向の高圧抵抗が生じようとしたとき、圧縮ばね60による下降付勢力に抗して上位ガイドレール57が上昇することで、高圧抵抗状態を自動的に解消でき、以て常に抵抗の少ないスムースな伸縮案内を行うことができる。したがって、製作精度や据え付け精度を厳しくすることなく常に好適な伸縮案内を行えることができて、製作時間や据え付け時間を短縮できるとともに、抵抗の少ない伸縮案内によって輪体64やその取り付け構造部分の破損を防止できる。
【0066】
さらに、第1部材51と第2部材61との伸縮動作(伸縮案内)を、相互に隙間のない状態で安定して行えることによって、検出手段75,76による両本体1A,1B間の閉限・開限の検出を、常に精度よく行うことができる。
【0067】
しかも、姿勢規制手段50を、洗車機本体1の左右幅方向の2箇所(複数箇所)に配設したことによって、前部本体1Aや後部本体1Bの走行姿勢が不測に乱れることを、2箇所においてより好適に防止(規制)できる。
【0068】
なお、両ガイドレール57,55と輪体64との間に左右方向(横方向)の高圧抵抗が生じようとしたとき、輪体64が横軸63上で摺動することで、高圧抵抗状態を自動的に解消できる。
【0069】
上記した実施の形態では、前部本体1Aに第1部材51を設けるとともに、後部本体1Bに第2部材61を設けた形式が示されているが、これは前部本体1Aに第2部材を設けるとともに、後部本体1Bに第1部材を設けた形式などであってもよい。
【0070】
上記した実施の形態では、被規制体として回転自在な輪体64を使用した形式が示されているが、これは第1部材51に対して摺動自在な被規制体を使用した形式、たとえばLMガイド形式などであってもよい。
【0071】
上記した実施の形態では、姿勢規制手段50を、洗車機本体1の左右幅方向の2箇所(複数箇所)に配設した形式が示されているが、これは1箇所(単数箇所)に配設した形式などであってもよい。
【0072】
上記した実施の形態では、第1部材51側に圧縮ばね60を設けて、第2部材61側の輪体64を上下から弾性的に挟持する形式が示されているが、これは板ばねや弾性ゴム体を設けて弾性的に挟持する形式などであってもよい。
【0073】
上記した実施の形態では、第1部材51として、相対向した上下一対のガイドレール57,55を有する形式が示されているが、これは上下一対のガイドロッドを有する形式などであってもよい。
【0074】
上記した実施の形態では、洗車機本体1(前部本体1Aと後部本体1B)のみを移動させ、洗車機本体1と車両2を相対移動させて車両2の洗車を行う形式が示されているが、これは前部本体1Aと後部本体1Bを接近・離間させながら移動させるとともに、ローラコンベヤ(車両移動手段)を用いて車両2を前後に移動させ、相対移動するようにした形式などであってもよい。
【0075】
上記した実施の形態では、閉限検出手段75の閉限減速検出センサ75Aや閉限停止検出センサ75Bとして、また開限検出手段76の開限減速検出センサ76Aや開限停止検出センサ76Bとして、リミットスイッチを使用しているが、これら閉限検出手段75や開限検出手段76として、超音波センサや近接センサや光電センサなどを使用してもよい。なお、閉限検出手段75や開限検出手段76を省略した形式であってもよい。
【0076】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動しながら、前部本体に設けた洗浄手段による被洗浄車両の洗浄と、後部本体に設けた乾燥手段による被洗浄車両の乾燥とを離れて実行でき、これによって、洗浄手段と乾燥手段を同時に駆動しても、乾燥手段による乾燥は、洗浄の際に発生する水しぶきの影響を受けて阻害されることを防止でき、また洗浄手段による洗浄が、乾燥手段の送風の影響を受けて阻害されることを防止でき、以て洗車の仕上がりが悪くなることが防止できて、常に良好な洗浄を行うことができる。
【0077】
しかも、前部本体と後部本体との別個の走行駆動において、姿勢規制手段においては第1部材と第2部材とが伸縮動作し、その際に、第2部材側の被規制体を第1部材により上下から弾性的に挟持した状態で行うことによって、伸縮動作(伸縮案内)を相互に隙間のない状態で安定して行うことができ、以て前部本体と後部本体との走行姿勢を規制できる。したがって、前部本体や後部本体の走行姿勢が、走行移動時のガタ付き(振動)などにより不測に乱れることを防止(規制)できるとともに、走行移動時のガタ付き(振動)などにより脱輪することを防止できる。
【0078】
さらに、製作精度の誤差や据え付け精度の誤差などにより、第1部材と被規制体との間に上下方向の高圧抵抗が生じようとしたとき、第1部材が弾性力に抗して上下変位することで、高圧抵抗状態を自動的に解消でき、以て常に抵抗の少ないスムースな伸縮案内を行うことができる。したがって、製作精度や据え付け精度を厳しくすることなく常に好適な伸縮案内を行えることができて、製作時間や据え付け時間を短縮できるとともに、抵抗の少ない伸縮案内によって被規制体やその取り付け構造部分の破損を防止できる。
【0079】
また上記した本発明の請求項2によると、前部本体や後部本体の走行姿勢が不測に乱れることを、複数箇所の姿勢規制手段によって、より好適に防止(規制)できる。
【0080】
そして上記した本発明の請求項3によると、第1部材と第2部材との伸縮動作(伸縮案内)は、上下一対のガイドレール間に第2部材側の被規制体を位置させた状態で、しかも、上位ガイドレールを下降付勢(下位ガイドレールに対して接近付勢)することで、両ガイドレールにより被規制体を上下から弾性的に挟持した状態で行うことができる。そして、製作精度の誤差や据え付け精度の誤差などにより、両ガイドレールと被規制体との間に上下方向の高圧抵抗が生じようとしたとき、下降付勢力に抗して上位ガイドレールが上昇することで、高圧抵抗状態を自動的に解消できる。
【0081】
さらに上記した本発明の請求項4によると、第1部材と第2部材との伸縮動作(伸縮案内)を、輪体群を転動させながらスムースに行うことができる。
しかも上記した本発明の請求項5によると、第1部材と第2部材との伸縮動作(伸縮案内)を、相互に隙間のない状態で安定して行えることによって、検出手段による前部本体と後部本体との間の閉限・開限の検出を、常に精度よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、洗車機の概略側面図である。
【図2】同洗車機の正面図である。
【図3】同洗車機を平面から見たときの本体への機器配置図である。
【図4】同洗車機を側面から見たときの本体への機器配置図である。
【図5】同洗車機における姿勢規制手段部分の収縮時の一部切り欠き正面図である。
【図6】同洗車機における姿勢規制手段部分の収縮時の一部切り欠き平面図である。
【図7】同洗車機における姿勢規制手段部分の伸展時の一部切り欠き平面図である。
【図8】同洗車機における姿勢規制手段部分であって、(a)は収縮時の側面図、(b)は伸展時の一部切り欠き側面図である。
【図9】同洗車機における制御方法の手順を順に示すフローチャートである。
【図10】同洗車機における制御方法の手順を順に示すフローチャートである。
【図11】同洗車機における制御方法の手順を順に示す説明図である。
【図12】同洗車機における制御方法の手順を順に示す説明図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体
1A 前部本体
1B 後部本体
2 車両(被洗浄車両)
5 レール
10 車両検出センサ
11 高圧水スプレーノズル
12 第1洗浄水アーチ
13 ロッカーブラシ
14 トップブラシ
15 第1洗剤アーチ
16 第2洗浄水アーチ
17 第1ワックスアーチ
18 サイドブラシ
19 高発泡洗剤アーチ
20 撥水コートアーチ
21 第2洗剤アーチ
22 第2ワックスアーチ
23 操作ボックス
27 前部本体HP検出センサ
28 前部本体EP検出センサ
31 トップノズル
32 サイドノズル
33 ブロワ装置
34 後部本体HP検出センサ
35 後部本体EP検出センサ
36 後端検出センサ
50 姿勢規制手段
51 第1部材
52 保持レール
55 下位ガイドレール
56 昇降体
57 上位ガイドレール
60 圧縮ばね
61 第2部材
62 連結部材
64 輪体(被規制体)
65 位置調整体
70 閉限被検出部
70A 上位被検出体
70B 下位被検出体
71 開限被検出部
71A 上位被検出体
71B 下位被検出体
75 閉限検出手段
75A 閉限減速検出センサ
75B 閉限停止検出センサ
76 開限検出手段
76A 閉限減速検出センサ
76B 閉限停止検出センサ
L 設定離間距離(最大離間距離)

Claims (5)

  1. 被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して洗車を行う洗車機であって、
    前記洗車機本体を、前記被洗浄車両の洗浄を行う洗浄手段を備えた前部本体と、前記被洗浄車両の乾燥を行う乾燥手段を備えた後部本体に分離し、前記前部本体と後部本体をそれぞれ別個に走行可能とし、前記前部本体と後部本体との間に相対的に伸縮可能な姿勢規制手段を設け、この姿勢規制手段は、前部本体と後部本体との一方側に設けた第1部材と、他方側に設けた第2部材とからなり、第1部材は、第2部材側の被規制体を上下から弾性的に挟持して伸縮案内可能に構成したことを特徴とする洗車機。
  2. 姿勢規制手段を、洗車機本体の左右幅方向の複数箇所に配設したことを特徴とする請求項1に記載の洗車機。
  3. 第1部材は、相対向した上下一対のガイドレールを有するとともに、上位ガイドレールを下位ガイドレールに対して接近付勢し、第2部材側の被規制体を両ガイドレール間に位置させたことを特徴とする請求項1または2に記載の洗車機。
  4. 被規制体が、転動可能な複数の輪体であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の洗車機。
  5. 前部本体側に第1部材を設けるとともに後部本体側に第2部材を設け、第2部材に設けた被検出部を検出することで、両本体間の閉限・開限を検出する検出手段を前部本体に設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の洗車機。
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