JP3984507B2 - 洗車機 - Google Patents

洗車機 Download PDF

Info

Publication number
JP3984507B2
JP3984507B2 JP2002158658A JP2002158658A JP3984507B2 JP 3984507 B2 JP3984507 B2 JP 3984507B2 JP 2002158658 A JP2002158658 A JP 2002158658A JP 2002158658 A JP2002158658 A JP 2002158658A JP 3984507 B2 JP3984507 B2 JP 3984507B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
car wash
car
vehicle body
wash machine
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002158658A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004001598A (ja
Inventor
大日方幸人
良智 柿沢
陽三 酒井
秀康 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MK Seiko Co Ltd
Original Assignee
MK Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MK Seiko Co Ltd filed Critical MK Seiko Co Ltd
Priority to JP2002158658A priority Critical patent/JP3984507B2/ja
Publication of JP2004001598A publication Critical patent/JP2004001598A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3984507B2 publication Critical patent/JP3984507B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、自動車が通り抜け可能な洗車スペースに設置され、複数の洗車処理装置を配置して洗車機本体と自動車との相対移動に伴い自動車車体の洗浄・乾燥をはかる洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の装置として特開平11−20627号公報に記載の洗車機が知られている。すなわち、自動車を跨ぐように走行する門型洗車機であって、洗車機本体前側にブラシや散水ノズルを備えた洗浄部を形成し、洗車機本体後側にブロワノズルを備えた乾燥部を形成しており、洗車機の前側で自動車を洗浄しながら後側で車体の乾燥をはかるよう動作して、洗車機の1回の走行で洗浄と乾燥を行う短時間の洗車作業を可能にした装置が知られている。
【0003】
こうした洗車機は、自動車が洗車機の前方から洗車エリアへ進入して洗車を受け、洗車が終了すると洗車機後方へ退出するようレイアウトされており、いわゆるドライブスルー形式で洗車サービスが行われる。つまり、自動車の運転者が自ら洗車機へ乗り入れ、乗車したまま洗車を受けた後に退場するという使用方法がとられることが多い。このため、慣れない利用者でも戸惑うことなく入場・停車・退場ができるようガイド手段を設けており、特開平11−20627号公報に記載の洗車機にも、洗車機本体1前面にあって入場を誘導する進入誘導灯11と、本体1後方に位置する退場誘導灯12とが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の洗車機では、慣れない運転者が適正な位置へ自動車を停止させるのに手間取ることが多く、結果として洗車処理の効率を上げられないという問題があった。すなわち、進入誘導灯11が洗車機本体1の前面にあるため、自動車を洗車エリアへ向けて乗り入れる際には運転席から良く見えるが、自動車先端が本体1内に入り込むような洗車機に接近した位置で自動車を停止する必要があるため、停止する間際では誘導灯11に近すぎて視線を側方へ移さないと視認できず、停止するタイミングを捉え難いものであった。このため、停車位置近くで停止・徐行したり、時には行き過ぎて後退したりして、位置補正する動作を必要とすることが多かった。
【0005】
また、上記のような洗車機では、洗車機が自動車の運転席より後方に位置する状態で洗車が終了し(図1(b)参照)、退場するよう音声アナウンスと退場誘導灯による点灯表示でガイドするのであるが、洗車機からの音声アナウンスは後方からで決して聞こえ易いものではなく、また誘導灯が点灯するだけで見落とされるケースもあって退場が遅くなり、結果として洗車処理の効率を上げられないという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、自動車が通り抜け可能な洗車スペースに設置され、複数の洗車処理装置を配置して洗車機本体と自動車との相対移動に伴い自動車車体の洗浄・乾燥をはかる洗車機において、洗車機本体の前端部に設けられる車体検出手段と、該車体検出手段の後方に位置し洗車機本体に昇降可能に支持される車体上面処理装置と、前記車体検出手段と車体上面処理装置との間の洗車機本体内壁に形成される凹陥部と、該凹陥部に設けられ自動車の進入・停止等を点灯して案内するガイド灯と、前記車体検出手段からの車体検出信号に応じてガイド灯の点灯を制御する制御手段とを設け、前記前記凹陥部は、自動車の運転席からガイド灯の視認がし易いよう前側に傾斜面を形成してあり、ガイド灯の透光カバー部が洗車本体内壁より内側へ洗車に影響しない程度に突出するよう設けられていることを特徴として、自動車入場時の上記問題点の解消をはかったものである。
【0007】
また、この発明は、自動車が通り抜け可能な洗車スペースに設置され、複数の洗車処理装置を配置して洗車機本体と自動車との相対移動に伴い自動車車体の洗浄・乾燥をはかる洗車機において、洗車機本体の前端部に設けられる車体検出手段と、該車体検出手段の後方に位置し洗車機本体に昇降可能に支持される車体上面処理装置と、前記車体検出手段と車体上面処理装置との間の洗車機本体内壁に形成される凹陥部と、該凹陥部に設けられ自動車の進入・停止等を点灯して案内するガイド灯と、前記車体検出手段からの車体検出信号に応じてガイド灯の点灯を制御する制御手段とを設け、前記凹陥部にはそれを覆うように透光カバーが設けられ、この透光カバーは洗車本体内壁より内側へ洗車に影響しない程度に突出すると共に、透光カバーの主面が自動車の運転席へ向くように後方から前方へ傾斜して設けられていることを特徴として、自動車入場時の上記問題点の解消をはかったものである。
【0008】
更に、この発明は、自動車が通り抜け可能な洗車スペースに設置され、複数の洗車処理装置を配置して洗車機本体と自動車との相対移動に伴い、運転手が乗ったまま自動車車体の洗浄・乾燥をはかる洗車機において、洗車機本体の前端部に設けられる第1の車体検出手段と、洗車機本体の後端部に設けられる第2の車体検出手段と、洗車機本体後方に位置し自動車の入場や退場を促すガイド表示を行う表示器と、前記第1および第2の車体検出手段からの車体検出信号に応じて表示器の表示を切り換えるよう制御する制御手段とを設け、前記表示器はLED等の発光表示素子をマトリクス状に配列し所定の文字・図形等を表示する表示内容可変のものであり、洗車中に自動車の退場を抑えるガイド表示を行い、洗車後に自動車の退場を促すガイド表示を行うことを特徴として、自動車退場時の上記問題点の解決をはかったものである。
【0009】
ここで、前記表示器は、洗車位置に停車した自動車の運転席から視認できるよう自動車の退出路へ突出させた第1の位置と、自動車の退出路から退避させた第2の位置とをとり得るよう位置可変手段を具備しており、前記制御手段は、車体検出手段からの車体検出信号に応じて表示器の位置を可変することが望ましい。また、前記表示器は、洗車中には洗車動作の進行状況やその他の広告情報を表示して運転者の視線を引きつけることが望ましい。
【0010】
【作用】
運転者は自動車を洗車機へ乗り入れるに当たり、洗車機前側の左右内壁との間隔をとって入場させることになり、ガイド灯を洗車機本体前側の内壁に設けることで、運転しながら自然にガイド灯を視野にとらえらることができる。また、ガイド灯は車体検出手段と車体上面処理装置との間にあって、運転者の視線を捕らえたり遮ったりする物がないため、十分な視認性を確保することができる。更に、洗車機本体の内壁を凹陥させてガイド灯を設けて、ガイド灯を内側へ極端に突出させることがなく洗車の障害にならないようにしている。
【0011】
洗車機の後方には表示器を備え、文字・図形等を表示内容可変に表示するので、従来のように「停止」「退場」といった動作命令を点灯表示するのでなく、「洗車中です。停車したままでお待ちください。」「洗車が終了しました。前進で退場してください。」といったように洗車の状況を合わせて告知でき、運転者も状況理解によりレスポンス良く行動に移すことができる。また、洗車中には洗車動作の進行状況やその他の広告情報を表示すれば、運転者の視線を引きつけることができ、表示が見落とされることがない。更に、洗車中は運転席から視認できるよう自動車の退出路へ突出させ、洗車終了後は自動車の退出路から退避させるよう位置可変とすることで、視認性と退出容易性を両立させることができる。
【0012】
実施例】
以下、その実施例について図面を基に説明する。
図1は実施例における入場・退場の様子を説明する平面レイアウトの説明図、図2は同実施例の側面説明図、図3は同じく平面説明図で、ここでは前記従来例1と同様な門型洗車機に実施した例を示している。
【0013】
1は洗車機本体で、門型に形成されレール2・2上を自動車Aを跨ぐように往復走行する。本体1は、図1(A)に見られるように通常レール2・2で与えられる走行範囲の後端部に停止し、この位置から洗車を開始する。本体1には、ブラシ装置3・4・4,ブロワノズル6・7・7をはじめ散水ノズル5a・5b,液剤タンク(図示しない)等が備えられ、走行に伴って水,洗剤,ワックス等を散布してブラッシングする洗浄作業やブロワノズルより空気を吹き付ける乾燥作業を行う。
【0014】
ここで、洗車を受ける自動車Aは、図1(A)の矢印で示すように、レール2・2で与えられる本体1走行範囲の前方から進入し、図1(A)(B)に図示される位置に停車して洗車を受け、洗車が終了すると図1(B)に示すように同走行範囲後方へ退場する。すなわち、自動車は前進走行して進入し、洗車後は同じく前進走行して退場するもので、洗車機利用客が自動車に乗ったまま洗車を受けて通り抜ける、いわゆるドライブスルーによる洗車を可能にしている。
【0015】
前記ブラシ装置は、本体1前側に位置し車体上面に沿って昇降し同上面をブラッシングする上面ブラシ装置3と、該上面ブラシ装置3の下方に位置し車体に対して接離(開閉)動作し主に車体側面下部をブラッシングする左右一対のロッカーブラシ装置(図示しない)と、上面ブラシ装置3およびロッカーブラシ装置の後方に位置し車体に対して接離(開閉)動作し車体の前後面および側面をブラッシングする左右一対の側面ブラシ装置4・4とからなる。なお、このブラシ装置3・4・4は散水ノズル5a・5bと共にブロワノズル6・7・7より本体1前側にあって、洗浄部Sを形成している。
【0016】
また、前記ブロワノズルは、各ブラシ装置3・4・4の後方にあって、車体上面に沿って昇降し同上面に空気を吹き付けて乾燥をはかる上面ブロワノズル6と、該上面ブロワノズル6より更に本体1後方に位置し車体側面に空気を吹き付けて乾燥をはかる左右一対の側面ブロワノズル7・7とからなり、本体1の後側に乾燥部Dを形成している。8はレール2・2で与えられる本体1走行範囲に入る手前で自動車の運転席から操作可能な高さに設けられる操作ボックスで、料金投入と洗車内容の選択入力等の操作を受け付ける。
【0017】
9は本体1の洗浄部Sの後方で乾燥部Dの手前に位置しブラシ装置および散水ノズルから飛散する水がブロワノズルのある乾燥部Dへ至らぬように遮断するシャッターである。シャッター9は、側面ブラシ4と上面ブロワノズル6との間の本体1天井部に設けられており、それぞれ上下に昇降自在な複数(図面では3枚)の遮蔽板を備え、この遮蔽板をまとめて支持する左右一対のキャリアこのによって昇降操作し、各遮蔽板はキャリアの下降に伴い自重で下降し、それぞれ段差を設けて順番に下降が規制されることによって、複数の遮蔽板が上下に連なるようにしてスクリーンを形成する。
【0018】
10は本体1のブラシ装置より前側の前縁部に設けられ自動車の車形を読み取る車形検出装置で、複数の発光素子を上下に配列させた発光部10aと、これに対応して複数の受光素子を上下に配列した受光部10bとを対向させてあり、洗車機本体1の走行に伴い両者間で光信号の授受を行い、これにより車体の上面位置を検出し自動車の側面形状(輪郭)を読み込むものである。こうして取り込まれた車形データはブラシ装置3・ブロワノズル5およびシャッター9の昇降制御に使用される。11a・11bは車体検出手段としての光電スイッチで、本体1前端部にあり車形検出装置9と前後して2対設けられており、自動車の入場時に、前側の光電スイッチ11aで車体検出し、且つ後側の光電スイッチ11bが車体検出していない位置で、自動車を停止させるよう位置設定されている。
【0019】
12は本体1後端部にある車体検出手段としての光電スイッチで、自動車が本体1内より退出するのを検出する。13は本体1後面に設けられ本体1後方の所定範囲にある物体を検出する物体検出器で、照射した赤外光の反射波を検知して物体検出するいわゆるエリアセンサからなり、本体1が後退する際にその進行方向に退出する車両や人等がいないか確認するものである。
【0020】
14は洗車機本体1へ自動車が入場する際に「前進」「停止」「後退」を点灯指示して案内するガイド灯で、「前進」「停止」「後退」の表示のために各々ランプを設け本体1内壁を凹陥させた部分に取り付けられており、車体検出手段たる光電スイッチ10aと車体上面処理手段たる上面ブラシ3との間に位置する。15は洗車機本体1の後方に設置され洗車を受ける自動車の運転者に各種指示や情報を提供する表示器で、LEDをマトリクス状に配列した電光表示装置からなり、洗車開始時には前記ガイド灯と連繋して自動車の入場を誘導し、洗車中には洗車動作の進行状況やその他の広告情報を表示し、洗車が終了すると「洗車が終了しました。前進で退場してください。」といった退場ガイドをする。
【0021】
表示器15は、図1(b)に示すように洗車後に自動車が側方へ退場するレイアウトであれば、図1・2に示すように洗車機1後方の所定位置に固定設置しておけば良い。しかし、自動車が洗車機1後方へ真っ直ぐに前進して通り抜けるレイアウトであれば、表示器15は自動車の退出路にとって障害物となるため、図4に示すような位置可変手段が必要になる。すなわち、表示器15は基台15b上に回動自在に支持されたアーム15aにより立設支持され、洗車時にはアーム15aを回動させて表示器15を自動車退出路に突出させるようにして、洗車中の自動車の運転席から視認され易い位置に置き、洗車後の自動車退場の際にはアーム15aを回動させて表示器15を自動車退出路から退避させようにする。これによって、実施例装置を使用する洗車場がどのようなレイアウトであっても、効果的に実施できるものである。
【0022】
図5は前記ガイド灯14の取付部の説明図で、図5(a)はガイド灯14の取付部断面を平面視した図であり、図5(b)はガイド灯14取付部を本体1内から見た外観図である。ガイド灯14は「前進」「停止」「後退」それぞれを点灯表示する3個の色分け(緑、赤、黄)された回転灯からなり、洗車機本体1内側の洗車エリアに面した内壁1wを凹陥させた凹陥部1dの底面に取り付けられている。凹陥部1dは、自動車の運転席からガイド灯の視認がし易いよう、入場時の視認方向である前側に傾斜面1cを形成してあり、ガイド灯のカバー先端部が洗車本体内壁より内側へ洗車に影響しない程度に突出するよう設けられている。16は表示タグで、各ガイド灯14に相当する位置に「前進」「停止」「後退」と印刷してある。
【0023】
なお、ガイド灯14は図6のように構成することもできる。すなわち、凹陥部1dには「前進」「停止」「後退」に応じて3個の電球が収容され、各電球は凹陥部1d内において仕切板17により仕切られており、凹陥部1d全体は透光カバー18によって覆われている。透光カバー18は、本体1内壁1wより内側へ洗車に影響しない程度に突出し、その主面が自動車の運転席へ向くように後方から前方へ傾斜して設けられ、この傾斜した主面には各電球に相当する位置に「前進」「停止」「後退」と印刷してある。
【0024】
したがって運転者は、「前進」のガイド灯が点灯する間は自動車を前進させ、「停止」のガイド灯が点灯すると自動車を停止させるようにして、自動車を所定の洗車位置に停止させる。また、自動車が本体1内に入りすぎると「後退」のガイド灯が点灯するので、この場合は「停止」のガイド灯が点くまで自動車を後退させれば良い。
【0025】
図7は実施例の制御系を示すブロック図で、20はマイクロコンピュータを備えた制御部、21は各部の駆動回路、22は洗車位置にある自動車に対して音声出力をする音声出力部である。制御部20は、操作ボックス8において洗車を受け付け、上記車形検出装置10,光電スイッチ11a・11b・12,物体検出器13をはじめ図示しないその他の各種センサ等からの信号に基づき予めプログラムされたシーケンスに従って、洗車機本体1の走行、ブラシ3・4・4およびブロワノズル6・7・7の作動、散水ノズル5a・5bからの放水、シャッター9の昇降、ガイド灯14および表示器15の表示、音声出力部22からの音声出力等を制御する。特に、制御部20は、車形検出装置10からの車形データを基に、上面ブラシ3・上面ブロワノズル6およびシャッター9を車体上面に沿うよう昇降制御する。
【0026】
実行される代表的な洗車動作としては、(1)本体1が前方へ1回往行するだけで洗浄と乾燥とを完了するスピード洗車と、(2)本体1が1往復して洗浄動作した後に2回目の往行時に乾燥動作するノーマル洗車と、(3)本体1が1往復して洗浄動作とワックス塗布を行い2回目の往行時に乾燥動作するワックス洗車がある。この他にもコーティング処理・水垢処理・高圧洗浄などの処理を盛り込んで2往復・3往復といったより付加価値の高い洗車動作をさせることもできる。
【0027】
図8は実施例の洗車時の動作を説明するフローチャート、図9は図8における入場処理のシーケンスを示すフローチャート、図10は図8における退場処理のシーケンスを示すフローチャートである。以下、これらの図を基に実施例の動作を説明する。
【0028】
洗車しようとするお客が、まず操作ボックス8において洗車料金を投入し洗車内容等を選択して洗車開始入力すると、図8に示すフローを実行して洗車が行われる。図8において、洗車開始入力があると、まず入場処理のシーケンス(1)が実行されて自動車を所定範囲の洗車位置へ入場させ、自動車が洗車位置に停止すると選択された洗車内容に応じた洗車シーケンス(2)を実行して入場した自動車を洗車処理し、洗車が終了すると退場処理のシーケンス(3)が実行されて自動車を退場させ、また洗車機を洗車開始位置へ復帰させて一連の洗車を終了するものである。
【0029】
図9の入場処理のシーケンスにおいて、洗車機1はレール2・2の後端部近くの開始位置に停止しており、この洗車機1に対して図1(a)に示すように自動車の先端が洗車機1内ある状態(洗車位置にある状態)とするよう、自動車の入場を誘導する。まず、光電スイッチ11a・11bにおいて車体検出しておらず自動車が洗車機1まで到達していなければ(1)、ガイド灯14の「前進」ランプを点灯し、表示器15には「前進してください。」といった入場を促す表示を行う(2)。この後自動車が前進して、光電スイッチ11aが車体検出し光電スイッチ11bが車体検出しない状態となる停止位置に達すれば(3)、ガイド灯14の「停止」ランプを点灯し、表示器15には「停止してください。」といった停止を促す表示を行う(4)。
【0030】
こうして、停止を促す表示に従い自動車が停止位置に所定時間留まることを確認できれば(5)、表示器15に「洗車を開始します。停車したままでお待ちください。」といった洗車開始の表示を行いリタンする(6)。なお、ステップ(3)で停止位置からの移動が確認されると、それが光電スイッチ11a・11bがともに車体検出する行き過ぎの状態であれば(7)、ガイド灯14の「後退」ランプを点灯し、表示器15に「後退してください。」といった後退を促す表示をし、また、それが光電スイッチ11a・11bがともに車体検出できない状態であれば(1)、ステップ(2)を再度実行する。
【0031】
図10の退場処理のシーケンスにおいて、洗車が終了すると洗車機1と自動車は図1(b)に示すように自動車後端が洗車機1内にある位置関係にあり、この状態から自動車を退場させ洗車機を図1(a)の開始位置へ復帰させるよう処理する。光電スイッチ12が車体検出しており自動車が洗車位置に停止したままであれば(1)、表示器15に「洗車が終了しました。前進で退場してください。」といった退場を促す表示を行い、同時に音声出力部22より同旨の音声アナウンスを出力させる(2)。この後自動車が退場して、光電スイッチ12が非検出となれば(3)、一定時間T1だけ待った後(4)、「洗車機が後退します。ご注意ください。」といった表示および音声を表示器15・音声出力部22より出力させながら洗車機本体1を後退させる(5)。
【0032】
この洗車機1の後退中に光電スイッチ12または物体検出器13が検出状態となれば(6)、洗車機本体1の走行を停止し「洗車機が後退します。ご注意ください。」といった表示および音声を表示器15・音声出力部22より出力させる(7)。これにより、検出状態であった光電スイッチ12または物体検出器13が非検出となれば(8)、短時間T2(T1>T2)だけ待った後(9)、ステップ(5)へ移行し洗車機本体1を後退させる。
【0033】
このようにして洗車機本体1が後退しレール2・2後端の開始位置へ復帰すれば(10)、本体1の走行を停止する(11)。このように、洗車機の後退に際しては人や自動車と接触しないよう安全をはかりながら後退し、開始位置に戻るとリタンして、次の洗車を待ち受ける状態になる。
【0034】
なお、表示器15が図4に示すような可動式のものであれば、表示器15は図9のステップ(2)のタイミングで退出路側へ突出し、洗車が終了すると表示器15は退出路より退避するといった動作をさせれば良い。
【0035】
この実施例は以上のように構成されるが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。この実施例では、ブラシ装置を備えブラッシング洗浄するタイプの洗車機に実施した例を示すが、ブラシ装置を備えず車体を高圧スプレー等で洗浄するタイプの洗車機にも同様に実施することができる。また、車体検出手段として光電スイッチを使用しているが、車体検出できるセンサーであれば何を使用しても良く、また車形検出装置10で車体検出手段を兼ねるようにすることも可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明した通り、この発明によれば、ガイド灯を洗車機本体前側の内壁に設けることで、運転しながら自然にガイド灯を視野にとらえらることができ、視線を移す必要なく前進・停止等の案内をうけることができ、容易に適正な洗車位置へ乗り入れることができる。そして、これにより自動車入場時の時間短縮をはかることができ、洗車処理の効率を向上させることができた。また、ガイド灯は車体検出手段と車体上面処理装置との間にあって、運転者の視線を捕らえたり遮ったりする物がなく、更に、洗車機本体の内壁を凹陥させてガイド灯を設けて、ガイド灯を内側へ極端に突出させることがないので、視認性を犠牲にしたり洗車に支障を及ぼすことなく最適な位置にガイド灯を設けることができた。
【0037】
洗車機の後方には表示器を備え、文字・図形等を表示内容可変に表示するので、従来のように「停止」「退場」といった動作命令を点灯表示するのでなく、「洗車中です。停車したままでお待ちください。」「洗車が終了しました。前進で退場してください。」といったように洗車の状況を合わせて告知することで、運転者も状況理解によりレスポンス良く行動に移すことができたり、洗車中に自動車を移動させないよう注意することができる。また、洗車中には洗車動作の進行状況やその他の広告情報を表示すれば、運転者の視線を引きつけることができ、退場を促す表示が見落とされることが少なくなり、洗車終了後の退場処理を円滑に行うことができる。そして、こうしたことにより、自動車の退場を円滑なものとし洗車処理の効率を向上させることができた。
【0038】
更に、洗車中は運転席から視認できるよう自動車の退出路へ突出させ、洗車終了後は自動車の退出路から退避させるよう位置可変とすることで、視認性と退出容易性を両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における入場・退場の様子を説明する平面レイアウトの説明図である。
【図2】実施例の側面説明図である。
【図3】実施例の平面説明図である。
【図4】実施例の表示器15を位置可変に設置する場合の説明図である。
【図5】実施例のガイド灯14の取付部の説明図である。
【図6】他の実施例のガイド灯14の取付部の説明図である。
【図7】実施例の制御系を示すブロック図である。
【図8】実施例の洗車時の動作を説明するフローチャート図である。
【図9】図8における入場処理のシーケンスを示すフローチャート図である。
【図10】図8における退場処理のシーケンスを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体
3 上面処理装置としての上面ブラシ
11a 車体検出手段(第1の車体検出手段)としての光電スイッチ
12 第2の車体検出手段としての光電スイッチ
14 ガイド灯
15 表示器
20 制御手段としての制御部

Claims (5)

  1. 自動車が通り抜け可能な洗車スペースに設置され、複数の洗車処理装置を配置して洗車機本体と自動車との相対移動に伴い自動車車体の洗浄・乾燥をはかる洗車機において、洗車機本体の前端部に設けられる車体検出手段と、該車体検出手段の後方に位置し洗車機本体に昇降可能に支持される車体上面処理装置と、前記車体検出手段と車体上面処理装置との間の洗車機本体内壁に形成される凹陥部と、該凹陥部に設けられ自動車の進入・停止等を点灯して案内するガイド灯と、前記車体検出手段からの車体検出信号に応じてガイド灯の点灯を制御する制御手段とを設け、
    前記前記凹陥部は、自動車の運転席からガイド灯の視認がし易いよう前側に傾斜面を形成してあり、ガイド灯の透光カバー部が洗車本体内壁より内側へ洗車に影響しない程度に突出するよう設けられていることを特徴とした洗車機。
  2. 自動車が通り抜け可能な洗車スペースに設置され、複数の洗車処理装置を配置して洗車機本体と自動車との相対移動に伴い自動車車体の洗浄・乾燥をはかる洗車機において、洗車機本体の前端部に設けられる車体検出手段と、該車体検出手段の後方に位置し洗車機本体に昇降可能に支持される車体上面処理装置と、前記車体検出手段と車体上面処理装置との間の洗車機本体内壁に形成される凹陥部と、該凹陥部に設けられ自動車の進入・停止等を点灯して案内するガイド灯と、前記車体検出手段からの車体検出信号に応じてガイド灯の点灯を制御する制御手段とを設け、
    前記凹陥部にはそれを覆うように透光カバーが設けられ、この透光カバーは洗車本体内壁より内側へ洗車に影響しない程度に突出すると共に、透光カバーの主面が自動車の運転席へ向くように後方から前方へ傾斜して設けられていることを特徴とした洗車機。
  3. 自動車が通り抜け可能な洗車スペースに設置され、複数の洗車処理装置を配置して洗車機本体と自動車との相対移動に伴い、運転手が乗ったまま自動車車体の洗浄・乾燥をはかる洗車機において、洗車機本体の前端部に設けられる第1の車体検出手段と、洗車機本体の後端部に設けられる第2の車体検出手段と、洗車機本体後方に位置し自動車の入場や退場を促すガイド表示を行う表示器と、前記第1および第2の車体検出手段からの車体検出信号に応じて表示器の表示を切り換えるよう制御する制御手段とを設け、
    前記表示器はLED等の発光表示素子をマトリクス状に配列し所定の文字・図形等を表示する表示内容可変のものであり、洗車中に自動車の退場を抑えるガイド表示を行い、洗車後に自動車の退場を促すガイド表示を行うことを特徴とした洗車機。
  4. 請求項3記載の洗車機において、前記表示器は、洗車位置に停車した自動車の運転席から視認できるよう自動車の退出路へ突出させた第1の位置と、自動車の退出路から退避させた第2の位置とをとり得るよう位置可変手段を具備しており、前記制御手段は、車体検出手段からの車体検出信号に応じて表示器の位置を可変することを特徴とした洗車機。
  5. 請求項3または4記載の洗車機において、前記表示器は、洗車中には洗車動作の進行状況やその他の広告情報を表示して運転者の視線を引きつけることを特徴とした洗車機。
JP2002158658A 2002-05-31 2002-05-31 洗車機 Expired - Fee Related JP3984507B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002158658A JP3984507B2 (ja) 2002-05-31 2002-05-31 洗車機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002158658A JP3984507B2 (ja) 2002-05-31 2002-05-31 洗車機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004001598A JP2004001598A (ja) 2004-01-08
JP3984507B2 true JP3984507B2 (ja) 2007-10-03

Family

ID=30428779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002158658A Expired - Fee Related JP3984507B2 (ja) 2002-05-31 2002-05-31 洗車機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3984507B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4738995B2 (ja) * 2005-12-01 2011-08-03 エムケー精工株式会社 洗車機
JP2009160967A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Mk Seiko Co Ltd 洗車装置
JP5240064B2 (ja) * 2009-05-19 2013-07-17 株式会社ダイフク 洗車機
JP2011005922A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Mk Seiko Co Ltd 洗車機
DE202012103214U1 (de) 2012-08-24 2013-12-02 Washtec Holding Gmbh Fahrzeugbehandlungsanlage
JP6459810B2 (ja) * 2015-07-09 2019-01-30 株式会社ダイフク 洗車機及び洗車方法
JP7189079B2 (ja) * 2019-05-15 2022-12-13 エムケー精工株式会社 洗車機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004001598A (ja) 2004-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3750553B2 (ja) 洗車機
JP3984507B2 (ja) 洗車機
JP2009160967A (ja) 洗車装置
JP2004148882A (ja) 洗車機
JP5932513B2 (ja) 洗車機
JP6821427B2 (ja) 洗車装置
JP3954926B2 (ja) 洗車装置
JP7297717B2 (ja) 洗車装置
JP2009179177A (ja) 洗車設備
JPH10287213A (ja) 洗車装置
JP3722051B2 (ja) 洗車機
JP2000233724A (ja) 洗車機
JP4087958B2 (ja) 洗車機
JP3933048B2 (ja) 洗車機
JP4738995B2 (ja) 洗車機
JP4641910B2 (ja) 洗車機
JP5538081B2 (ja) 洗車装置
JP3512578B2 (ja) 洗車装置
JP3166948B2 (ja) 洗車機の洗車受付制御装置
JP6459810B2 (ja) 洗車機及び洗車方法
JP2004203254A (ja) 洗車機
JP3738727B2 (ja) 洗車機
JP6015621B2 (ja) 洗車機及び洗車場
JP3786597B2 (ja) 洗車装置
JP2003335224A (ja) 洗車機における洗浄水飛散防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070703

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070706

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3984507

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110713

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110713

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120713

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130713

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees