JP3786597B2 - 洗車装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は洗車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両を洗車作業場の洗車位置に停止させるための手段として、洗車作業場の床面に踏込みスイッチを設置し、洗車作業場に進入してくる車両の前輪が正規停止位置に到達したことを踏込みスイッチの前輪検出状態により検知し、その検知結果に基づいて車両の運転者により該車両を停止させるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術には以下の問題点がある。
▲1▼進入してくる車両の前輪を踏込みスイッチの前輪検出状態により検知したとき、車両の運転者により該車両を停止させるものである。従って、運転者の停止操作の遅れにより車両の前輪が正規停止位置から行き過ぎると、踏込みスイッチはその前輪検出状態を喪失してしまい、その後、前輪の正しい位置を認識できなくなる。
【0004】
▲2▼前輪の正しい位置が上述▲1▼により一旦認識できなくなると、車両をその後洗車位置に誘導することができなくなる。
【0005】
▲3▼踏込みスイッチを床面(地上高600mm以下)に設置するものであり、消防法の規制により防爆仕様の高コストのものを採用する必要があるし、電気配線やその保護を現地施工する必要があって施工工数が多く高コストになる。
【0006】
尚、洗車装置にあっては、洗車機の施工性、作業性、占有スペースの小型化、外観性の向上が望まれる。
【0007】
本発明の課題は、洗車機をコンパクトにするとともに、現地施工工数を削減して低コスト化しながら、車両の位置を正しく認識し、車両を洗車位置に誘導することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、洗車作業場の洗車位置に車両を停止させて洗車する洗車装置において、車両の前端部が正規停止位置とその前後の2位置のいずれかにあるかを検出するための車両検出手段を洗車機に設置し、車両検出手段の検出結果に基づき、車両を洗車位置に誘導して停止させるための制御手段を有してなり、車両検出手段が、洗車作業場における車両の進入側から見て手前側と奥側の前後の2位置のそれぞれに設置した前側スイッチと後側スイッチとからなり、前側スイッチと後側スイッチは車両の前端部が正規停止位置を通過するときにそれらの検出状態を切替え可能にし、前側スイッチと後側スイッチを洗車機の側面視でフレームの内部に配置したものである。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前側スイッチが車形検出器を共用にしたものである。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1の発明において更に、後側スイッチが車形検出器を共用したものである。
【0011】
【作用】
請求項1の発明によれば下記▲1▼〜▲4▼の作用がある。
▲1▼車両検出手段を構成する前側スイッチと後側スイッチを洗車機の側面視でフレームの内部に配置したから、これらのスイッチがフレームの外方に配置されない。従って、これらのスイッチの電気配線をフレームの内部に納めることができ、施工性を向上できる。また、これらのスイッチをフレームの外方に配置するためのステー等をフレームの外方に突出する必要がなく、洗車場での作業性、洗車機の占有スペースの小型化、外観性の向上を図ることができる。
【0012】
▲2▼車両検出手段を構成する前側スイッチと後側スイッチの組合せにより、洗車作業場に進入してきた車両が正規停止位置とその前後の2位置のいずれにあるかを簡易に正しく認識できる。
【0013】
▲3▼制御手段は、車両検出手段の検出結果に基づき、車両の位置を上述▲2▼の如くに正しく認識し、車両の現在位置を正しく認識できるから、結果として、車両の現在位置と洗車位置との相対位置を把握し、車両を現在位置から洗車位置に誘導できる。
【0014】
▲4▼車両検出手段を洗車機のフレームに設置するものであり、これを床面に設置する場合に比して、防爆仕様のものを採用することを必須としないし、電気配線やその保護を現地施工する必要もなく、現地施工工数を削減して低コスト化できる。
【0015】
請求項2の発明によれば下記▲5▼、▲6▼の作用がある。
▲5▼前側スイッチとして車形検出器を共用化することにより、検出機器類の簡素を図ることができる。
【0016】
▲6▼車形検出器を前側スイッチとして用い、このスイッチを洗車機のフレームの手前側に配置した。従って、車形検出器が車両の前端から車形を走査して車両の上下方向突起物の存在を検出するに必要なフレームの一定走行ストローク範囲を、該車形検出器に後続してフレームに設置されるトップブラシ等の出力機器との間に確保するに際し、後側スイッチをその一定ストローク範囲の中に納めるものになる。従って、フレームの前後方向長さを必要最小限にし、洗車機のコンパクトを図ることができる。
【0017】
請求項3の発明によれば下記▲7▼、▲8▼の作用がある。
▲7▼後側スイッチとして車形検出器を共用化することにより、検出機器類の簡素を図ることができる。
【0018】
▲8▼車形検出器を後側スイッチとして用い、このスイッチを洗車機のフレームの奥側に配置した。従って、車両を正規停止位置に停止させてから車形の検出に入るときには、車形検出器は未だ車両の前端のより後方、換言すれば未だ車形を検出していない位置にある。よって、フレームを車両に対し一旦後退させて車形検出器を車両の前端より後方に位置付ける無駄な走行時間を不要とし、フレームを車両に対し直ちに前進させて車形の検出に入ることができ、洗車時間を短縮化できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は第1実施形態の洗車装置を示す斜視図、図2は洗車装置を示す側面図、図3は洗車装置を示す平面図、図4は車両検出手段を示す斜視図、図5は表示手段を示す正面図、図6は第2実施形態の洗車装置を示す側面図、図7は洗車装置を示す平面図、図8は車両検出手段を示す斜視図である。
【0020】
(第1実施形態)(図1〜図5)
図1〜図3はドライブスルー式の洗車装置10を示し、門型洗車機11を走行レール12に沿って走行可能とし、洗車機11の走行範囲で該洗車機11に囲まれる領域を洗車作業場10Aとし、車両1を洗車作業場10Aの前方の入口から入場させて洗車作業場10Aの洗車位置に停止させ、この車両1に対し洗車機11を走行させて洗車可能とし、洗車された車両1を洗車作業場10Aの後方の出口から退場させるものである。13は洗車機11の門型フレーム11Aの走行のためのガイドレール、14は洗車受付装置、15は遮断機である。
【0021】
洗車機11は、走行位置検出器16、車形検出器17、制御装置18を有している。
【0022】
走行位置検出器16は洗車機11の走行レール12上での現在位置を検出する。具体的には、走行位置検出器16は、洗車機11の走行モータの出力軸に設けたロータリエンコーダにて構成される。
【0023】
車形検出器17は車両1の車形を検出する。具体的には、車形検出器17は、洗車機11の前端寄りで、洗車作業場10Aを挟む門型フレーム11Aの左右の両側に投光センサ17Aと受光センサ17Bのそれぞれを配置して構成される。投光センサ17Aと受光センサ17Bは、それらの検出ライン上の全域に多数の検出光軸(N1、N2…Nn)を配置し、フレーム11Aの走行の過程で投光センサ17Aの各検出光軸からの投光が車両1に遮られるか否かを受光センサ17Bで検出することにより、検出ライン上での車両1の有無を検出する。
【0024】
制御装置18は、マイクロコンピュータを備え、洗車受付装置14で受付けた洗車メニューに応じて、洗車機11の門型フレーム11Aに設置してある走行モータ、洗浄液ノズル21、22、洗車用トップブラシ23、洗車用サイドブラシ24、乾燥用トップエアノズル25、乾燥用サイドエアノズル26等の出力機器をそれぞれ所定のタイミングで駆動して洗車を開始するとともに、走行位置検出器16や車形検出器17の検出結果を参照して上述の出力機器の作動を車形に応じて制御し、車両1の車体及び装着品の洗車を行なう。
【0025】
尚、本実施形態の車形検出器17は車両1の前端から車形を走査し、フレーム11Aが一定走行ストローク範囲Rを移動する間の、検出ライン上での車両1の有無により、車両1の上下方向突起物の存在を検出する。制御装置18は、この車形検出器17の検出結果を参照して上述のトップブラシ23、トップエアノズル25等の出力機器の車両1に対する昇降動作を車形に応じて制御するものであるから、車形検出器17とこれに後続するトップブラシ23の間には上述の一定走行ストローク範囲Rの距離が確保される。
【0026】
しかるに、制御装置18は、洗車作業場10Aの洗車機11に対して車両1を進入させ、該車両1を洗車位置に停止させて洗車を開始するに際し、洗車機11に設置してある車両検出装置30の検出結果に基づき、車両1からの正面視で洗車機11のフレーム11Aに囲まれる正面領域内に配置される表示装置40を用いて、車両1を洗車位置に誘導して停止させる。
【0027】
車両検出装置30は、図4に示す如く、洗車作業場10Aにおける車両1の進退方向に沿う前後、換言すれば車両1の進入側から見て手前側と奥側の前後の2位置のそれぞれに設置した前側スイッチ31と後側スイッチ32とからなり、前側スイッチ31と後側スイッチ32は車両1が正規停止位置を通過するときに、車両1の前端部(車体又は装着品)を検知してそれらの検出状態(オンとオフ)を切替える。これにより、洗車作業場10Aに入場してきた車両1が、正規停止位置とその前後の2位置のいずれにあるかを検出する。このとき、前側スイッチ31と後側スイッチ32を洗車機11の側面視でフレーム11Aの内部に配置してある。
【0028】
具体的には、前側スイッチ31は、前述した車形検出器17を共用し、車形検出器17の投光センサ17A、受光センサ17Bの検出光軸のうち、最下段の検出光軸N1を用い、投光センサ17Aからの投光が車両1に遮られるか否かを受光センサ17Bで検出することにより、検出光軸N1上での車両1の有無を検出する。検出光軸N1は水平に対して斜めをなすようにセットされ、前側スイッチ31による車両1の検出可能高さ範囲を巾広化している。
【0029】
後側スイッチ32は、前側スイッチ31に後続し、洗車作業場10Aを挟む左右の両側に投光センサ32Aと受光センサ32Bのそれぞれを配置して構成される。投光センサ32Aと受光センサ32Bは、単一の検出光軸Kを有し、投光センサ32Aからの投光が車両1に遮られるか否かを受光センサ32Bで検出することにより、検出光軸K上での車両1の有無を検出する。検出光軸Kは水平に対して斜めをなすようにセットされ、後側スイッチ32による車両1の検出可能高さ範囲を巾広化している。
【0030】
車両検出装置30は、車両1の前端部が前側スイッチ31と後側スイッチ32に挟まれる検出範囲L(図4)にあるとき、車両1が正規停止位置にあるものとする。そして、前側スイッチ31、後側スイッチ32の検出状態は、車両1の位置に応じて以下の如くに切替わる(表1)。
【0031】
(A)車両1の前端部が前側スイッチ31の前方(検出範囲Lの前方)にあるときには、前側スイッチ31も後側スイッチ32もそれらの投光を遮られず、前側スイッチ31、後側スイッチ32の検出状態はともに「オン、オン」になる。
【0032】
(B)車両1の前端部が前側スイッチ31と後側スイッチ32の間(検出範囲Lの間)に入ったときには、前側スイッチ31の投光は遮られ、後側スイッチ32の投光は遮られず、前側スイッチ31、後側スイッチ32の検出状態は、「前側スイッチ31がオフ、後側スイッチ32がオン」になる。
【0033】
(C)車両1の前端部が後側スイッチ32の後方(検出範囲Lの後方)に行き過ぎたときには、前側スイッチ31も後側スイッチ32もそれらの投光を遮られ、前側スイッチ31、後側スイッチ32の検出状態はともに「オフ、オフ」になる。
【0034】
【表1】
Figure 0003786597
【0035】
表示装置40は、洗車機11のフレーム11Aに設置された移動装置50に取着され、移動装置50は表示装置40をフレーム11Aの天井側の側傍の待機位置から前記正面領域内の誘導作業位置に設定される。
【0036】
本実施形態では、移動装置50を防水カーテン51からなるものとしており、防水カーテン51は巻取機52により洗車用ブラシ23、24と乾燥用エアノズル25、26の間で昇降可能とされる。防水カーテン51は、洗車の開始に際して表示装置40を上述の誘導作業位置に設定するために待機位置から下降し、その後、再び待機位置に戻り、洗車中の乾燥工程で洗車用ブラシ23、24の飛散水が乾燥用エアノズル25、26による車両1の乾燥域に及ぶことを防止するために待機位置から再下降して防水機能を果たす。
【0037】
表示装置40は、図5に示す如く、防水カーテン51の下端側における、車両1の進入側に臨む表面上で、車両1の運転者の目視レベルに、車両1の運転者に前進を促す青色回転灯41A、停止を促す赤色回転灯41B、後退を促す黄色回転灯41Cを固定化され、各回転灯41A〜41Cの上部に前進、停止、後退の文字表示部42A〜42Cを付帯する。尚、表示装置40は、各回転灯41A〜41Cの点灯に連動してそれらの案内を音声出力する音声出力装置43を付帯し、音声出力装置43をフレーム11Aに設置することもできる。
【0038】
従って、制御装置18による車両1の誘導停止動作は以下の如くなされる。
(1)車両1の運転者が洗車受付装置14で洗車メニューを選択し、受付けが完了すると、遮断機15が上がり、車両1の入場を許す。同時に、表示装置40は移動装置50(防水カーテン51)の下降により、車両1からの正面視で洗車機11のフレーム11Aに囲まれる正面領域内に設定される。このとき、車両検出装置30の検出状態は前述(A)であり、表示装置40は車両1の前進を促す青色回転灯41Aを表示し、音声出力装置43によって「ゆっくり前進して下さい」の音声も流す。これにより、運転者が車両1を前進させて車両1が正規停止位置に入ると、車両検出装置30の検出状態が前述(B)になり、表示装置40は車両1の停止を促す赤色回転灯41Bに変わり、音声出力装置43によって「停止して下さい」の音声も流し、運転者をして車両1をその正規停止位置に停止せしめる(停止告知)。車両検出装置30の前述(B)の検出状態が一定時間以上保持されたことを条件に、洗車機11をして洗車開始せしめる。
【0039】
(2)車両1が正規停止位置を越えて後方に行き過ぎると、車両検出装置30の検出状態が前述(C)に変わり、表示装置40は車両1の後退を促す黄色回転灯41Cを表示し、音声出力装置43によって「ゆっくり後退して下さい」の音声も流す。これにより、運転者が車両1を後退させ、車両1を正規停止位置に入れると、車両検出装置30の検出状態が前述(B)になり、表示装置40は車両1の停止を促す赤色回転灯41Bになり、音声出力装置43によって「停止して下さい」の音声も流し、運転者をして車両1をその正規停止位置に停止させる(停止告知)。車両検出装置30の前述(B)の検出状態が一定時間以上保持されたことを条件に、洗車機11をして洗車開始せしめる。
【0040】
尚、本実施形態の洗車装置10にあっては、上述(1)、(2)により車両1を正規停止位置に停止させてから、洗車機11により洗車開始するとき、まず車形検出器17による車形の検出に入るに際し、車形検出器17たる前側スイッチ31が既に車両1の前端側の検出域にある。従って、フレーム11Aを車両1に対し一旦後退させて車形検出器17を車両1の前端より後方に位置付け、車形検出器17が車両1を全く検出しなくなった位置からフレーム11Aを再度前進させて車形検出器17による車形の検出に入る必要がある。車両1に対するフレーム11Aの上述の後退走行時間は洗車準備期間として活用でき、この間に、洗浄液ノズル21からの洗浄液の吐出、サイドブラシ24の前進等の操作がなされる。
【0041】
本実施形態によれば以下の作用がある。
▲1▼車両検出装置30を構成する前側スイッチ31と後側スイッチ32を洗車機11の側面視でフレーム11Aの内部に配置したから、これらのスイッチ31、32がフレーム11Aの外方に配置されない。従って、これらのスイッチ31、32の電気配線をフレーム11Aの内部に納めることができ、施工性を向上できる。また、これらのスイッチ31、32をフレーム11Aの外方に配置するためのステー等をフレーム11Aの外方に突出する必要がなく、洗車作業場10Aでの作業性、洗車機11の占有スペースの小型化、外観性の向上を図ることができる。
【0042】
▲2▼車両検出装置30を構成する前側スイッチ31と後側スイッチ32の組合せにより、洗車作業場10Aに進入してきた車両が正規停止位置とその前後の2位置のいずれにあるかを簡易に正しく認識できる。
【0043】
▲3▼制御装置18は、車両検出装置30の検出結果に基づき、車両の位置を上述▲2▼の如くに正しく認識し、車両の現在位置を正しく認識できるから、結果として、車両の現在位置と洗車位置との相対位置を把握し、車両を現在位置から洗車位置に誘導できる。
【0044】
▲4▼車両検出装置30を洗車機11のフレーム11Aに設置するものであり、これを床面に設置する場合に比して、防爆仕様のものを採用することを必須としないし、電気配線やその保護を現地施工する必要もなく、現地施工工数を削減して低コスト化できる。
【0045】
▲5▼前側スイッチ31として車形検出器17を共用化することにより、検出機器類の簡素を図ることができる。
【0046】
▲6▼車形検出器17を前側スイッチ31として用い、このスイッチを洗車機11のフレーム11Aの手前側に配置した。従って、車形検出器17が車両の前端から車形を走査して車両の上下方向突起物の存在を検出するに必要なフレーム11Aの一定走行ストローク範囲Rを、該車形検出器17に後続してフレーム11Aに設置されるトップブラシ23等の出力機器との間に確保するに際し、後側スイッチ32をその一定ストローク範囲の中に納めるものになる。従って、フレーム11Aの前後方向長さを必要最小限にし、洗車機11のコンパクトを図ることができる。
【0047】
尚、本実施形態には以下の作用もある。
(1)表示装置40が、車両1からの正面視で洗車機11のフレーム11Aに囲まれる正面領域内に配置されたから、運転者は車両1からの正面視で表示装置40を見ながら操車でき、車両1を洗車作業場10Aに直進状態で整然と進入させることができる。
【0048】
(2)車両1の進入方法である洗車機11のフレーム11Aに囲まれる正面領域内に表示装置40が配置されるから、運転者は正面の表示装置40に必ず注意するものとなり、車両1を洗車作業場10Aの外まで通り抜けさせてしまうことがない。
【0049】
(3)表示装置40が洗車機11のフレーム11Aに設置された移動装置50に取着され、移動装置50によって、フレーム11Aに囲まれる正面領域内に設定可能とされる。従って、車両1の誘導必要段階で表示装置40を上記正面領域内に配置できる。また、表示装置40を洗車機11の外部の床面等に現地据付して設置する必要がなく、工場施工段階で洗車機11に組込むことができ、工場生産性を向上できる。
【0050】
(4)洗車機11において、洗車用ブラシ23、24の飛散水が車両1の乾燥用エアノズル25、26による乾燥域に及ぶことを防止する防水カーテン51に表示装置40を取着することにより、上述▲3▼の移動装置50として防水カーテン51を利用でき、洗車機11の構成の簡素を図ることができる。
【0051】
(5)車両検出装置30は車両1が正規停止位置とその前後の2位置のいずれにあるかを検出し、表示装置40は車両1の前進を促す青色回転灯41A、停止を促す赤色回転灯41B、後退を促す黄色回転灯41Cを有することにより、運転者に対する操車指示を明瞭化し、誘導のスムースを図ることができる。
【0052】
(第2実施形態)(図6〜図8)
第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、図6〜図8に示す如く、車両検出装置30を前側スイッチ61と後側スイッチ62の組合せにより構成するに際し、車形検出器17を後側スイッチ62と共用したことのみにある。
【0053】
即ち、第2実施形態の車両検出装置30も、洗車作業場10Aにおける車両1の進退方向に沿う前後、換言すれば車両1の進入側から見て手前側と奥側の前後の2位置のそれぞれに設置した前側スイッチ61と後側スイッチ62とからなり、前側スイッチ61と後側スイッチ62は車両1が正規停止位置を通過するときに、車両1の前端部(車体又は装着品)を検知してそれらの検出状態(オンとオフ)を切替える。これにより、洗車作業場10Aに入場してきた車両1が、正規停止位置とその前後の2位置のいずれにあるかを検出する。このとき、前側スイッチ61と後側スイッチ62を洗車機11の側面視でフレーム11Aの内部に配置してある。
【0054】
そして、前側スイッチ61は、洗車作業場10Aを挟む左右の両側に投光センサ61Aと受光センサ61Bのそれぞれを配置して構成される。投光センサ61Aと受光センサ61Bは、単一の検出光軸Kを有し、投光センサ61Aからの投光が車両1に遮られるか否かを受光センサ61Bで検出することにより、検出光軸K上での車両1の有無を検出する。検出光軸Kは水平に対して斜めをなすようにセットされ、前側スイッチ61による車両1の検出可能高さ範囲を巾広化している。
【0055】
また、後側スイッチ62は、前述した車形検出器17を共用し、車形検出器17の投光センサ17A、受光センサ17Bの検出光軸のうち、最下段の検出光軸N1を用い、投光センサ17Aからの投光が車両1に遮られるか否かを受光センサ17Bで検出することにより、検出光軸N1上での車両1の有無を検出する。検出光軸N1は水平に対して斜めをなすようにセットされ、後側スイッチ62による車両1の検出可能高さ範囲を巾広化している。
【0056】
第2実施形態の車両検出装置30は、第1実施形態におけると同様に、車両1の前端部が前側スイッチ61と後側スイッチ62に挟まれる検出範囲L(図8)にあるとき、車両1が正規停止位置にあるものとする。そして、前側スイッチ61、後側スイッチ62のそれぞれの検出状態は、車両1の位置に応じて第1実施形態における表1の前側スイッチ31、後側スイッチ32のそれぞれと同様に切替る。
【0057】
そして、第2実施形態の制御装置18による車両1の誘導停止動作も、車両検出装置30の検出結果を用いて、第1実施形態において前述したと同様になされる。
【0058】
従って、第2実施形態によれば、第1実施形態において前述した▲1▼〜▲4▼の作用を奏するとともに、下記▲1▼、▲2▼の作用がある。
【0059】
▲1▼後側スイッチ62として車形検出器17を共用化することにより、検出機器類の簡素を図ることができる。
【0060】
▲2▼車形検出器17を後側スイッチ62として用い、このスイッチ62を洗車機11のフレーム11Aの奥側に配置した。従って、車両を正規停止位置に停止させてから車形の検出に入るときには、車形検出器17は未だ車両の前端のより後方、換言すれば未だ車形を検出していない位置にある。よって、フレーム11Aを車両に対し一旦後退させて車形検出器17を車両の前端より後方に位置付ける無駄な走行時間を不要とし、フレーム11Aを車両に対し直ちに前進させて車形の検出に入ることができ、洗車時間を短縮化できる。
【0061】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、車両検出装置30の前側スイッチ31と後側スイッチ32は、投受光方式によるものに限らず、他の検出方式によるものでも良い。
【0062】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、洗車機をコンパクトにするとともに、現地施工工数を削減して低コスト化しながら、車両の位置を正しく認識し、車両を洗車位置に誘導することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の洗車装置を示す斜視図である。
【図2】図2は洗車装置を示す側面図である。
【図3】図3は洗車装置を示す平面図である。
【図4】図4は車両検出手段を示す斜視図である。
【図5】図5は表示手段を示す正面図である。
【図6】図6は第2実施形態の洗車装置を示す側面図である。
【図7】図7は洗車装置を示す平面図である。
【図8】図8は車両検出手段を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 車両
10 洗車装置
10A 洗車作業場
11 洗車機
11A フレーム
17 車形検出器
18 制御装置(制御手段)
30 車両検出装置(車両検出手段)
31、61 前側スイッチ
32、62 後側スイッチ

Claims (3)

  1. 洗車作業場の洗車位置に車両を停止させて洗車する洗車装置において、
    車両の前端部が正規停止位置とその前後の2位置のいずれかにあるかを検出するための車両検出手段を洗車機に設置し、車両検出手段の検出結果に基づき、車両を洗車位置に誘導して停止させるための制御手段を有してなり、
    車両検出手段が、洗車作業場における車両の進入側から見て手前側と奥側の前後の2位置のそれぞれに設置した前側スイッチと後側スイッチとからなり、前側スイッチと後側スイッチは車両の前端部が正規停止位置を通過するときにそれらの検出状態を切替え可能にし、
    前側スイッチと後側スイッチを洗車機の側面視でフレームの内部に配置したことを特徴とする洗車装置。
  2. 前側スイッチが車形検出器を共用したものである請求項1に記載の洗車装置。
  3. 後側スイッチが車形検出器を共用したものである請求項1に記載の洗車装置。
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