JP2001000367A - ビル外面の清掃装置 - Google Patents
ビル外面の清掃装置Info
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- JP2001000367A JP2001000367A JP11172433A JP17243399A JP2001000367A JP 2001000367 A JP2001000367 A JP 2001000367A JP 11172433 A JP11172433 A JP 11172433A JP 17243399 A JP17243399 A JP 17243399A JP 2001000367 A JP2001000367 A JP 2001000367A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い安全性をもって時間的および時期的制限
なしにビルの窓および／または外壁等の外面の清掃が可
能な、ビル外面の清掃装置を提供すること。 【解決手段】 ビルの各々の階または複数階の外壁面の
上下に配設された横行案内レールと、該案内レールに係
合する係合手段によって横行可能に支持される架台と、
該架台に配設された清掃ユニットと、清掃作業を行わな
い間に前記架台を駐機しておくための駐機手段と、を備
えたビル外面の清掃装置である。
なしにビルの窓および／または外壁等の外面の清掃が可
能な、ビル外面の清掃装置を提供すること。 【解決手段】 ビルの各々の階または複数階の外壁面の
上下に配設された横行案内レールと、該案内レールに係
合する係合手段によって横行可能に支持される架台と、
該架台に配設された清掃ユニットと、清掃作業を行わな
い間に前記架台を駐機しておくための駐機手段と、を備
えたビル外面の清掃装置である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルの窓および／
または外壁等の外面を清掃するためのビル外面の清掃装
置に関する。
または外壁等の外面を清掃するためのビル外面の清掃装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、良く知られたビルの窓および／ま
たは外壁等の清掃には、屋上からロープを用いてゴンド
ラを吊り下げ、このゴンドラに作業員を搭乗させて清掃
を行っているものが多い。その他、さほど高くないビル
の清掃にあっては、クレーン車や高所作業車を利用して
清掃を行っているケース等もあった。
たは外壁等の清掃には、屋上からロープを用いてゴンド
ラを吊り下げ、このゴンドラに作業員を搭乗させて清掃
を行っているものが多い。その他、さほど高くないビル
の清掃にあっては、クレーン車や高所作業車を利用して
清掃を行っているケース等もあった。
【０００３】しかしながら、清掃の都度このようなゴン
ドラやクレーン車等を設置するのは容易ではなく費用が
嵩むという問題がある。また、ゴンドラを使用する場合
には、強風に煽られて傾いたり最悪の場合は作業者が転
落したり周囲の通行人や車両等に危険を与えるというよ
うなケースも生じており、安全上の問題もあった。
ドラやクレーン車等を設置するのは容易ではなく費用が
嵩むという問題がある。また、ゴンドラを使用する場合
には、強風に煽られて傾いたり最悪の場合は作業者が転
落したり周囲の通行人や車両等に危険を与えるというよ
うなケースも生じており、安全上の問題もあった。
【０００４】そのため、清掃作業の可能時間も主として
昼間に限定されるなどの制約がある上、高所危険作業で
あるため、作業員の確保にも問題があった。さらに、全
面がガラス張りや半透明ガラス張りのビルも多く出現し
ており、全ての外面を人力で清掃するのは容易ではな
い。
昼間に限定されるなどの制約がある上、高所危険作業で
あるため、作業員の確保にも問題があった。さらに、全
面がガラス張りや半透明ガラス張りのビルも多く出現し
ており、全ての外面を人力で清掃するのは容易ではな
い。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたものであり、高い安全性をもって時間的お
よび時期的制限なしにビルの窓および／または外壁等の
外面の清掃が可能な、ビル外面の清掃装置を提供するこ
とを課題とする。
鑑みなされたものであり、高い安全性をもって時間的お
よび時期的制限なしにビルの窓および／または外壁等の
外面の清掃が可能な、ビル外面の清掃装置を提供するこ
とを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、ビ
ルの各階または複数階の外壁面の上下に配設された横行
案内レール１２、１４と、該案内レールに係合する係合
手段１６、１８によって横行可能に支持される架台２０
と、該架台に配設された清掃ユニット２２と、清掃作業
を行わない間に前記架台２０を駐機しておくための駐機
手段と、を備えたビル外面の清掃装置によって解決され
る。
ルの各階または複数階の外壁面の上下に配設された横行
案内レール１２、１４と、該案内レールに係合する係合
手段１６、１８によって横行可能に支持される架台２０
と、該架台に配設された清掃ユニット２２と、清掃作業
を行わない間に前記架台２０を駐機しておくための駐機
手段と、を備えたビル外面の清掃装置によって解決され
る。
【０００７】本発明にかかるビル外面の清掃装置の前記
架台２０には、作業者または監視者が搭乗するためのス
テップを形成し、人手による清掃装置とすることもでき
るが、無人による自動作業が可能なように構成すること
もできる。無人作業を行うためには、前記架台２０に
は、窓および／または外壁に対して洗浄水を噴射する注
水手段、注水と同時またはその後に汚れを除去するため
のブラシ手段、ブラシ操作の後に水分を除去するための
拭き取りまたは乾燥手段、洗浄水タンク等からなる清掃
ユニット手段が付加される。なお、前記ブラシ手段は、
特に回転ブラシ手段が好ましい。
架台２０には、作業者または監視者が搭乗するためのス
テップを形成し、人手による清掃装置とすることもでき
るが、無人による自動作業が可能なように構成すること
もできる。無人作業を行うためには、前記架台２０に
は、窓および／または外壁に対して洗浄水を噴射する注
水手段、注水と同時またはその後に汚れを除去するため
のブラシ手段、ブラシ操作の後に水分を除去するための
拭き取りまたは乾燥手段、洗浄水タンク等からなる清掃
ユニット手段が付加される。なお、前記ブラシ手段は、
特に回転ブラシ手段が好ましい。
【０００８】また、本発明における架台を各階毎に設置
する構造とするか、複数階をカバーするような構造とす
るかは、ビルの規模、例えば地上階数をはじめ、間口、
奥行き寸法等を勘案して決定されるべきものである。さ
らに、複数階に跨がる架台を採用する場合、前記清掃ユ
ニットを各階毎に設けることもできるが、前記架台に昇
降手段を設け、上層階の清掃が済んだ後降下せしめた後
下層階の清掃を実施するように構成することも可能であ
る。
する構造とするか、複数階をカバーするような構造とす
るかは、ビルの規模、例えば地上階数をはじめ、間口、
奥行き寸法等を勘案して決定されるべきものである。さ
らに、複数階に跨がる架台を採用する場合、前記清掃ユ
ニットを各階毎に設けることもできるが、前記架台に昇
降手段を設け、上層階の清掃が済んだ後降下せしめた後
下層階の清掃を実施するように構成することも可能であ
る。
【０００９】なお、このようなビル外面の清掃装置の横
行動作は、前記架台に搭載されている横行用駆動源によ
って横行せしめられる自走式とすることもできるが、適
宜箇所に固定された外部駆動手段によって繰り出しおよ
び巻き取られるワイヤロープやチェ─ンあるいはボール
スプライン機構等によって從動式として横行せしめるこ
ともできる。また、本発明にかかる清掃装置の横行動作
はビルの１面のみだけでなく周囲４面にわたって行われ
る。
行動作は、前記架台に搭載されている横行用駆動源によ
って横行せしめられる自走式とすることもできるが、適
宜箇所に固定された外部駆動手段によって繰り出しおよ
び巻き取られるワイヤロープやチェ─ンあるいはボール
スプライン機構等によって從動式として横行せしめるこ
ともできる。また、本発明にかかる清掃装置の横行動作
はビルの１面のみだけでなく周囲４面にわたって行われ
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照しながら本発
明の実施の形態について詳述する。図１は、本発明にか
かるビル外面の清掃装置の構成例を説明する側面図
（Ａ）および正面図（Ｂ）である。なお、この図では、
昇降可能な一つの清掃ユニット２２によって２階分をカ
バーする例を示すものであるが、この装置に関連する階
部分のみを図示し、その上下については省略してある。
また、本発明にかかるビル外面の清掃装置は、この他
に、各階のみに付属するもの、３階以上をカバーするも
の等各種構成をビルの構造や立地条件に合わせて選択す
ることができる。
明の実施の形態について詳述する。図１は、本発明にか
かるビル外面の清掃装置の構成例を説明する側面図
（Ａ）および正面図（Ｂ）である。なお、この図では、
昇降可能な一つの清掃ユニット２２によって２階分をカ
バーする例を示すものであるが、この装置に関連する階
部分のみを図示し、その上下については省略してある。
また、本発明にかかるビル外面の清掃装置は、この他
に、各階のみに付属するもの、３階以上をカバーするも
の等各種構成をビルの構造や立地条件に合わせて選択す
ることができる。
【００１１】図１に示すように、ビル１０のｎ階および
その下の（ｎ−１）階の上下壁面には、上部案内レール
１２および下部案内レール１４が固着されている。これ
ら案内レール１２および１４には、上部係合手段１６お
よび下部係合手段１８が係合しており、これら両係合手
段１６、１８を介して架台２０が支持されている。本発
明では、この架台２０に、各階の外面の清掃を実施する
作業者または監視者が搭乗するためのステップを形成し
て人手による清掃装置とすることができる。この場合、
ステップは３角形状とし、１辺の両端部に係合手段１
６、１８を配設し案内レール１２、１４により支持され
るように構成する。
その下の（ｎ−１）階の上下壁面には、上部案内レール
１２および下部案内レール１４が固着されている。これ
ら案内レール１２および１４には、上部係合手段１６お
よび下部係合手段１８が係合しており、これら両係合手
段１６、１８を介して架台２０が支持されている。本発
明では、この架台２０に、各階の外面の清掃を実施する
作業者または監視者が搭乗するためのステップを形成し
て人手による清掃装置とすることができる。この場合、
ステップは３角形状とし、１辺の両端部に係合手段１
６、１８を配設し案内レール１２、１４により支持され
るように構成する。
【００１２】本実施例においては、この架台２０には各
階の外面の清掃を実施するための昇降可能な清掃ユニッ
ト２２が取り付けられている。清掃ユニット２２につい
ては、ビルの構造や立地条件等に応じて種々の構成がと
り得るが、例えば、図２（Ａ）に示すように、洗浄剤入
りの洗浄水を放射するための放水ノズル群２４、洗浄ブ
ラシ２６、洗浄後の汚水除去を行うための清水放水ノズ
ル群２８、水滴を除去するための空気吹き付け口（また
は拭き取り手段）３０等を組み合わせたものとすること
ができる。このような構成の清掃ユニット２２は、矢印
３２のように右方向に移動しつつ清掃を行う。
階の外面の清掃を実施するための昇降可能な清掃ユニッ
ト２２が取り付けられている。清掃ユニット２２につい
ては、ビルの構造や立地条件等に応じて種々の構成がと
り得るが、例えば、図２（Ａ）に示すように、洗浄剤入
りの洗浄水を放射するための放水ノズル群２４、洗浄ブ
ラシ２６、洗浄後の汚水除去を行うための清水放水ノズ
ル群２８、水滴を除去するための空気吹き付け口（また
は拭き取り手段）３０等を組み合わせたものとすること
ができる。このような構成の清掃ユニット２２は、矢印
３２のように右方向に移動しつつ清掃を行う。
【００１３】また、洗浄水や清水の放射がビル下の交通
の障害になる場合や水滴飛散が問題となるようなケース
では、初期の汚れ取りを目的とする湿潤清掃具と仕上げ
拭き取り清掃具とをもって構成することができる。な
お、清掃ユニット２２が、図２（Ａ）のように各要素の
配列によって方向性を有する構成、すなわち一方向タイ
プである場合には、往動または復動いずれかの走行方向
によって上下反転させる機構（図示していない）を設け
ることが望ましい。
の障害になる場合や水滴飛散が問題となるようなケース
では、初期の汚れ取りを目的とする湿潤清掃具と仕上げ
拭き取り清掃具とをもって構成することができる。な
お、清掃ユニット２２が、図２（Ａ）のように各要素の
配列によって方向性を有する構成、すなわち一方向タイ
プである場合には、往動または復動いずれかの走行方向
によって上下反転させる機構（図示していない）を設け
ることが望ましい。
【００１４】また、このような反転機構に代えて、図２
（Ｂ）に示すように、第２の空気吹き付け口３０’を前
方にも設けておき、空気吹き出しは進行方向の後方のみ
となるように切り換え、さらに洗浄水放水ノズル群２４
と清水放水ノズル群２８との機能を切り換えることによ
って洗浄方向（矢印３２’）を変更するような構成、す
なわち往復可能タイプを採用することも可能である。
（Ｂ）に示すように、第２の空気吹き付け口３０’を前
方にも設けておき、空気吹き出しは進行方向の後方のみ
となるように切り換え、さらに洗浄水放水ノズル群２４
と清水放水ノズル群２８との機能を切り換えることによ
って洗浄方向（矢印３２’）を変更するような構成、す
なわち往復可能タイプを採用することも可能である。
【００１５】なお、図１においては、１個の清掃ユニッ
ト２２がｎ階およびｎ−１階の両者を昇降して清掃する
構成を開示している。この実施例では、例えば左端から
右向きに右端まで走行する際にｎ（上層）階外面を清掃
し、右端から反転して左向き走行の際にｎ−１（下層）
階外面の部位迄降下させて清掃を行うように構成するこ
とができる。また、清掃ユニット２２を各階毎に設ける
ことも任意である。さらに、本発明にかかるビル外面の
清掃装置は、案内レール１２、１４をビルの周囲４面に
取り付けることによりビルの１面のみならず全面を清掃
可能なように構成することができる。
ト２２がｎ階およびｎ−１階の両者を昇降して清掃する
構成を開示している。この実施例では、例えば左端から
右向きに右端まで走行する際にｎ（上層）階外面を清掃
し、右端から反転して左向き走行の際にｎ−１（下層）
階外面の部位迄降下させて清掃を行うように構成するこ
とができる。また、清掃ユニット２２を各階毎に設ける
ことも任意である。さらに、本発明にかかるビル外面の
清掃装置は、案内レール１２、１４をビルの周囲４面に
取り付けることによりビルの１面のみならず全面を清掃
可能なように構成することができる。
【００１６】このような１個の清掃ユニットによる構成
は、設備構成上経済的であるばかりでなく、運用上の便
宜、例えば、この清掃装置を、ビル左端をホームポジシ
ョン（基準停止位置）として、不使用時の駐機位置とし
ておき、さらに使用に際して洗浄用資材の交換・補給等
を行うような場合に特に好適である。このような駐機位
置は、清掃装置の主体を占める清掃ユニットの取り付け
られた架台が、風圧や振動によって移動しないように係
止する手段を具備するものである。なお、かかる構成に
あっては、１回の往復サイクル動作によってホームポジ
ションに復帰することになるため、一つの清掃装置の架
台が２階分、４階分のように偶数階をカバーするような
構造への適用が、サイクルタイム低減の点からも適して
いる。
は、設備構成上経済的であるばかりでなく、運用上の便
宜、例えば、この清掃装置を、ビル左端をホームポジシ
ョン（基準停止位置）として、不使用時の駐機位置とし
ておき、さらに使用に際して洗浄用資材の交換・補給等
を行うような場合に特に好適である。このような駐機位
置は、清掃装置の主体を占める清掃ユニットの取り付け
られた架台が、風圧や振動によって移動しないように係
止する手段を具備するものである。なお、かかる構成に
あっては、１回の往復サイクル動作によってホームポジ
ションに復帰することになるため、一つの清掃装置の架
台が２階分、４階分のように偶数階をカバーするような
構造への適用が、サイクルタイム低減の点からも適して
いる。
【００１７】なお、図１には架台２０をガイドレール１
２、１４に沿って横行させるための構成については図示
していないが、本発明においては、架台に駆動源（電動
機、内燃エンジン等）を搭載し、適宜減速して溝付駆動
輪とレールとの係合を利用するもの、ラック・ピニオン
によるもの等の、各種搬送台車や走行クレーン等の走行
機構のような、当業者によって良く知られた自走式機構
を利用することができる。
２、１４に沿って横行させるための構成については図示
していないが、本発明においては、架台に駆動源（電動
機、内燃エンジン等）を搭載し、適宜減速して溝付駆動
輪とレールとの係合を利用するもの、ラック・ピニオン
によるもの等の、各種搬送台車や走行クレーン等の走行
機構のような、当業者によって良く知られた自走式機構
を利用することができる。
【００１８】また、架台側には駆動源を搭載せずに、ケ
ーブルカーやロープウエーのように外部の適宜位置、例
えばホームポジション付近に設置された駆動源により牽
引されるロープ、チェーン等、さらには回転軸を利用し
たボールスプライン機構等によって移動せしめられる從
動式とすることもできる。このような從動式にあって
は、清掃装置の自重を大幅に低減することができる。そ
の結果、架台自体はもとより、ガイドレール等を大幅に
軽量化することができ、ビル外面の付加的構造を簡素化
することができ、経済的にも有利な構成が得られる。
ーブルカーやロープウエーのように外部の適宜位置、例
えばホームポジション付近に設置された駆動源により牽
引されるロープ、チェーン等、さらには回転軸を利用し
たボールスプライン機構等によって移動せしめられる從
動式とすることもできる。このような從動式にあって
は、清掃装置の自重を大幅に低減することができる。そ
の結果、架台自体はもとより、ガイドレール等を大幅に
軽量化することができ、ビル外面の付加的構造を簡素化
することができ、経済的にも有利な構成が得られる。
【００１９】上述の往復時にそれぞれ別の階を清掃する
方式ではなく、当該階のみを清掃する方式にあっては、
各階毎に清掃装置が配置されている必要がある。この場
合は、架台が各階に設けられているもの、複数階にわた
る架台についてそれぞれの階毎に清掃ユニットを設ける
もの等が構成可能である。しかしながら、構造は簡易で
あるものの、往復動のいずれか一方は架台および清掃ユ
ニットを単に移動（復帰）させるだけの動作となるた
め、無駄が多くなる。
方式ではなく、当該階のみを清掃する方式にあっては、
各階毎に清掃装置が配置されている必要がある。この場
合は、架台が各階に設けられているもの、複数階にわた
る架台についてそれぞれの階毎に清掃ユニットを設ける
もの等が構成可能である。しかしながら、構造は簡易で
あるものの、往復動のいずれか一方は架台および清掃ユ
ニットを単に移動（復帰）させるだけの動作となるた
め、無駄が多くなる。
【００２０】架台２０が走行している間に、ビル外面
の、特にビルの窓ガラスのみあるいはそれ以外の壁面部
分のみを選択的に清掃しようとするときは、清掃ユニッ
トに対して壁面とガラスとを識別するセンサを配設して
おき、所望部分のみを清掃するように構成することがで
きる。この場合のセンサは、ビル外面の構造に応じた検
出部を設け確実な窓ガラス部分の検出を行い、その信号
に応じて清掃ユニットを自動制御することにより所望箇
所の選択的な清掃が可能であるように構成すべきであ
る。
の、特にビルの窓ガラスのみあるいはそれ以外の壁面部
分のみを選択的に清掃しようとするときは、清掃ユニッ
トに対して壁面とガラスとを識別するセンサを配設して
おき、所望部分のみを清掃するように構成することがで
きる。この場合のセンサは、ビル外面の構造に応じた検
出部を設け確実な窓ガラス部分の検出を行い、その信号
に応じて清掃ユニットを自動制御することにより所望箇
所の選択的な清掃が可能であるように構成すべきであ
る。
【００２１】ビルの外面全体が透明（またはカラー）ガ
ラスまたは半鏡面ガラス（ハーフミラー）で構成されて
いる場合や窓ガラスと外壁面とを区別せずに清掃する場
合にあっては、これらを判別する格別のセンサやこれに
よって清掃ユニットの清掃・非清掃動作を切り換える機
構等は不要である。
ラスまたは半鏡面ガラス（ハーフミラー）で構成されて
いる場合や窓ガラスと外壁面とを区別せずに清掃する場
合にあっては、これらを判別する格別のセンサやこれに
よって清掃ユニットの清掃・非清掃動作を切り換える機
構等は不要である。
【００２２】このようなビル外面の清掃装置の不使用時
の駐機位置は、できるだけビルの外観を害さない部位に
設定すべきであるが、さらに必要に応じて目隠しまたは
カバーを設けることが望ましい。
の駐機位置は、できるだけビルの外観を害さない部位に
設定すべきであるが、さらに必要に応じて目隠しまたは
カバーを設けることが望ましい。
【００２３】なお、本発明にかかるビル外面の清掃装置
において、洗浄水を使用するに際して、水または水滴が
飛散するのを防止するために、架台側からビル外面に対
して飛散防止カバーを取り付けることができる。このよ
うなカバーを設けることにより、気象条件やビル下方の
交通事情等に左右されることなくビルの外面清掃を行う
ことができる。
において、洗浄水を使用するに際して、水または水滴が
飛散するのを防止するために、架台側からビル外面に対
して飛散防止カバーを取り付けることができる。このよ
うなカバーを設けることにより、気象条件やビル下方の
交通事情等に左右されることなくビルの外面清掃を行う
ことができる。
【００２４】
【発明の効果】本発明にかかるビル外面の清掃装置によ
れば、ビル外面の清掃が何時でも簡易に実施可能とな
る。例えば、ビルの稼働状況や下方の交通事情等を考慮
して、夜間や休日の適宜時間帯を利用して清掃すること
ができ、ビル外観を維持することができる。また、ゴン
ドラを吊り下げるような方式に比して、多少の風が吹い
ている際にも安全に清掃を行うことが可能となる。
れば、ビル外面の清掃が何時でも簡易に実施可能とな
る。例えば、ビルの稼働状況や下方の交通事情等を考慮
して、夜間や休日の適宜時間帯を利用して清掃すること
ができ、ビル外観を維持することができる。また、ゴン
ドラを吊り下げるような方式に比して、多少の風が吹い
ている際にも安全に清掃を行うことが可能となる。
【図１】本発明にかかるビル外面の清掃装置の基本構成
例を示す側面図（Ａ）および正面図（Ｂ）である。
例を示す側面図（Ａ）および正面図（Ｂ）である。
【図２】本発明にかかるビル外面の清掃装置の清掃ユニ
ットの実施例（一方向タイプ）およびその変形例（往復
可能タイプ）における清掃面を示す平面図である。
ットの実施例（一方向タイプ）およびその変形例（往復
可能タイプ）における清掃面を示す平面図である。
１０ ビル １２ 上部案内レール １４ 下部案内レール １６ 上部係合部 １８ 下部係合部 ２０ 架台 ２２ 清掃ユニット ２４ 洗浄水放水ノズル群 ２６ 清掃ブラシ ２８ 清水放水ノズル群 ３０ 空気吹き付け口（拭き取り手段） ３０’ 第２の空気吹き付け口（拭き取り手段）
Claims (7)
- 【請求項１】 ビルの各々の階または複数階の外壁面の
上下に配設された横行案内レールと、該案内レールに係
合する係合手段によって横行可能に支持される架台と、
該架台に配設された清掃ユニットと、清掃作業を行わな
い間に前記架台を駐機しておくための駐機手段と、を備
えたことを特徴とするビル外面の清掃装置。 - 【請求項２】 前記架台に駆動源が搭載された自走式と
して構成される、ことを特徴とする請求項１に記載のビ
ル外面の清掃装置。 - 【請求項３】 前記架台には駆動源が搭載されず、外部
に配設された駆動源から伝達される力を受けて移動する
從動式として構成される、ことを特徴とする請求項１に
記載のビル外面の清掃装置。 - 【請求項４】 前記架台に作業員用ステップが形成さ
れ、搭乗する作業員の操作によって清掃作業を行う、こ
とを特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載のビ
ル外面の清掃装置。 - 【請求項５】 前記架台に搭載された清掃ユニットが、
自動制御により無人で清掃作業を行う、ことを特徴とす
る請求項１ないし３のいずれかに記載のビル外面の清掃
装置。 - 【請求項６】 前記清掃ユニットが各階毎に配設され
る、ことを特徴とする請求項１ないし５のいずれかに記
載のビル外面の清掃装置。 - 【請求項７】 前記清掃ユニットが、複数階に１つ宛配
設され、順次階数を変更しつつ清掃を行うことを特徴と
する請求項１ないし５のいずれかに記載のビル外面の清
掃装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11172433A JP2001000367A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | ビル外面の清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11172433A JP2001000367A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | ビル外面の清掃装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001000367A true JP2001000367A (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=15941897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11172433A Pending JP2001000367A (ja) | 1999-06-18 | 1999-06-18 | ビル外面の清掃装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001000367A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007190305A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-02 | Nec Fielding Ltd | 窓拭き自動システム、窓拭き自動化方法 |
| JP2011244946A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Asahi Kasei Homes Co | 洗浄システム |
| JP2013096227A (ja) * | 2011-10-29 | 2013-05-20 | Fu-Chang Liao | 懸架式移動装置 |
| US8757320B2 (en) | 2011-09-29 | 2014-06-24 | Fu-Chang Liao | Suspending and moving device |
| JP2020131123A (ja) * | 2019-02-20 | 2020-08-31 | 三菱電機プラントエンジニアリング株式会社 | 大型スクリーン洗浄装置 |
-
1999
- 1999-06-18 JP JP11172433A patent/JP2001000367A/ja active Pending
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