JP4047465B2 - 洗車機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、門型に形成された洗車機本体内に、自動車に対して洗車作業を施す洗車処理装置を備え、洗車機本体と自動車とを相対移動させて洗車を行う洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の洗車機では、洗車機本体と自動車の相対移動にともなって、自動車の車形を検出し、検出した車形に合わせて洗浄ブラシや乾燥ノズル等の洗車処理装置を制御して車体に作用させ、洗車を行っている。このような洗車機では、相対移動する自動車の車形に合わせて洗車処理装置を制御するために、洗車処理装置よりも先に自動車に達する洗車機本体の前部に、ビームセンサーのような、車形を検出するための検出手段を配置する。洗車機は、車形検出手段による検出結果を、洗車機本体と自動車の相対移動位置と対応づけて車形を検出する。洗浄ブラシや乾燥ノズルといった洗車処理装置は、車形検出手段よりも後から自動車に達するので、洗車機は車形を検出するのと同時に洗車を行うことができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような洗車機を寒冷地に設置したとき、冬期に洗車を行う場合、凍結等を考慮して、洗浄水として温水を用いる場合がある。この場合、温水により湯気が発生し、この湯気がビームセンサーを遮光して、自動車車体の検出が正常に行えず、従って車形に合わせて洗車処理装置を制御することができなくなり、洗車が行えないという場合が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような問題を解決するために本発明は、門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機であって、洗車機本体に少なくとも散水手段と車形検出手段を備え、前記散水手段からの散水を伴う洗車動作と前記車形検出手段による車形検出を洗車機本体の走行に伴い同時に行うことができるように構成された洗車機において、前記散水手段からの散水で湯気が発生する条件であることを判断する手段を備え、該判断手段で判断される条件になると、洗車動作と車形検出とを同時に行わず、車形検出のみを単独で行ってから洗車動作を行うよう制御する手段を備えた。
【0006】
また、判断手段は、現在日時を認識するカレンダー機能と、湯気の発生する日時を指定する日時指定手段とからなり、制御手段は、カレンダー機能で認識される現在日時が前記日時指定手段で指定される日時であれば、洗車動作と車形検出とを同時に行わず、車形検出のみを単独で行ってから洗車動作を行うよう制御することを特徴とする
【0007】
また、判断手段は、外気温を測定する温度検出段と、湯気の発生する温度を設定する温度設定手段とからなり、制御手段は、温度検出手段で検出される外気温が温度設定手段で設定される温度であれば、洗車動作と車形検出とを同時に行わず、車形検出のみを単独で行ってから洗車動作を行うよう制御することを特徴とする
【0008】
また、門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機であって、洗車機本体に少なくとも散水手段とビームセンサからなる車形検出手段を備え、前記散水手段からの散水を伴う洗車動作と前記車形検出手段による車形検出を洗車機本体の走行に伴い同時に行うことができるように構成された洗車機において、洗車動作開始前に自動車がない状態で散水手段からの散水と車形検出手段による車形検出を行い、車形検出手段の検出状況に応じて車形検出が正常に行われるかを判断する手段を備え、該判断手段により車形検出手段が正常に機能しないと判断されたとき、車形検出のみを単独で行ってから洗車動作を行うよう制御する手段を備える
【0009】
また、門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機であって、洗車機本体に少なくとも散水手段とビームセンサからなる車形検出手段を備え、前記散水手段からの散水を伴う洗車動作と前記車形検出手段による車形検出を洗車機本体の走行に伴い同時に行うことができるように構成された洗車機において、洗車動作中に前記車形検出手段の検出状況に応じて車形検出が正常に行われるかを判断する手段を備え、該判断手段により車形検出手段が正常に機能しないと判断されたとき、洗車を中止し、洗車機本体を洗車開始位置まで戻してから車形検出のみを単独で行って洗車動作を行うよう制御する手段を備える。
【0010】
【作用】
これにより、湯気等の影響でビームセンサーが遮光され車形の検出が正常に行えないおそれがあるときでも、事前に指定するなどして車形を検出するのみの工程を行い、車形検出工程が終了した後、検出した車形に合わせて洗浄ブラシや乾燥ノズルを制御する洗車工程を行うことができるので、車形を確実に検出し、洗車処理装置を車形に合わせて安全に、かつ洗浄効果を充分に確保して制御することができる。また、洗車開始前や洗車中に、ビームセンサーによる車形の検出が正常に行えるかを判断し、洗車開始前では車形を検出するのみの工程を行ってから洗車工程を行うことができ、また、洗車中であれば、洗車を中止し、車形を検出するのみの工程を行った後、洗車工程を行うことができ、洗車処理装置を車形に合わせて制御し、安全で洗浄効果の高い洗車を行うことができる。
【0011】
【実施例】
以下、図面を基に、本発明の実施例について説明する。図1は本発明の実施例の側面図、図2は本発明の実施例の正面図である。図において、1は自動車車体を跨ぐように門型状に形成した洗車機本体で、正転逆転可能な電動機4,4により、車輪2,2を回転駆動して、レール3,3に沿って往復走行する。
【0012】
5は、洗車機走行位置を検出するロータリーエンコーダーで、電動機4の出力軸に連結し、電動機4の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパルス信号を出力して洗車機本体1の走行位置を与えている。
【0013】
6は、洗車機位置を検出する位置センサ−で、洗車機本体1下部に設けられ、レール3敷設面に固定された突起物であるドッグ7を感知してスイッチングし、洗車機本体1の位置を与えている。ドッグ7は洗車機本体の走行開始位置を与える。
【0014】
8は車体上面に沿って上下する上面洗浄ブラシ、9は車体側面に沿って開閉する側面洗浄ブラシ、10,11,11は散水ノズル、12は上面乾燥ノズル、13,13は側面乾燥ノズルで、洗車機本体1の往復走行に伴って、車体の洗浄,乾燥等の処理を行う洗車処理装置を構成する。
【0015】
投光器群14,受光器群15は車体検出手段であるビームセンサーで、洗車機本体1の内側面に、上下方向に多数、左右一対に並べられ、自動車の車形を検出するために用いられる。投光器群14は、一つずつ順次点灯,消灯制御され、受光器群15に向けて水平方向に光を照射する。投光器群14の投光器より発光される光が自動車車体により遮られているときは、受光器群15の対応する受光器は受光せず、自動車車体に遮られていないときは受光するので、結果として自動車車体の有無を検出することが可能となる。
【0016】
16は上面高圧洗浄ノズル,17,17は側面高圧洗浄ノズルで、自動車車体に向けて高圧水を噴射して洗浄を行う。
【0017】
18,18は車幅検出用超音波センサーで、洗車機本体1の左右両側に、洗車を行う自動車の左右を挟むように設けられ、自動車車体に向けて超音波信号を発信し、その反射波を受信するまでの時間を検出することにより、超音波センサーと自動車車体との距離を測定して、車幅を検出する。
【0018】
19は洗車機本体1前面に備えられる操作パネルで、洗車料金の受付や洗車コースの選択、突起物の有無等の洗車方法の指定、車形を検出するのみの工程を行うかの指定、車形を検出するのみの工程に関する設定等の洗車機の操作を行う。
【0019】
20は温度センサーで、外気温を測定する。
【0020】
図3は、操作パネル19の説明図である。操作パネル19には、洗車機の操作ガイドなどを表示するLCD表示器28、洗車コースを選択するコースキー29、洗浄する自動車車体に取り付けられた突起物等の回避動作を指定する突起物キー30、洗車中にブラシ,ノズルの回避動作を手動で行う手動操作キー31、洗車の開始を指示するスタートキー32、洗車を中止するストップキー34、各種データを入力するテンキー35、車形検出のみの工程を行うよう指定する車形工程キー39、洗車料金として公知のプリペイドカードを受け付けるカードリーダーライター36、コインを投入するコインメック37、電源の入切や管理モード,運転モードを切り換えるキースイッチ38を備えている。
【0021】
管理モードでは、作業者が洗車機にシステムデータや車形検出のみの工程を行うか否かの設定、車形検出のみの工程を行う日時の設定などの各種データを入力したり、洗車機各部の動作を確認したり、洗車台数の集計の表示を行ったりする。運転モードでは、洗車を希望する顧客が洗車の受け付け操作や洗車を行う。テンキー35は管理モードのみで受け付けるものとし、通常は運転モードにして運用する。
【0022】
図4は実施例の制御系を示すブロック図である。21はマイクロコンピューターで、演算処理を行うCPU22、プログラム及び各種データを記憶するメモリ23、及び入出力インターフェース24より成り、入出力インターフェース24には、走行位置検出用ロータリーエンコーダー5、位置センサー6、上面洗浄ブラシ8、側面洗浄ブラシ9,9、散水ノズル10,11,11、上面乾燥ノズル12、側面乾燥ノズル13,13、車体検出用ビームセンサーの投光器群14、受光器群15、上面高圧洗浄ノズル16、側面高圧洗浄ノズル17,17、車幅検出用超音波センサー18,18、操作パネル19、温度センサー20が接続される。
【0023】
27は洗車機走行用電動機4,4の回転数を制御するインバーターで、入出力インターフェース24に接続され、洗車機走行用電動機4,4に供給する電源の周波数を変更して電動機4,4の回転数を変え、洗車機の走行速度を適宜変更する。
【0024】
25は画像処理部で、車形検出用ビームセンサーの受光器群15で受光される、投光器群14を構成する一つ一つの投光器から発せられる光の検出,非検出の状態を、走行位置検出用ロータリーエンコーダ5の入力に対応づけて記憶して、画像データを作成するとともに、画像処理を行う。
【0025】
30はカレンダー機能部で、年・月・日・時・分等を計時する。
【0026】
次に、図5,図6,図7を基に、実施例の車形を検出する動作について説明する。図5(a)に示すように、洗車機本体1が洗車開始位置にあるとき、自動車Aが所定の停止位置に停止する。洗車を開始し、洗車機は車形検出用投光器群14を構成する投光器を順次点滅させるとともに、受光器群15で受光の有無を検出し、自動車A車体を検出する。洗車機本体1が図5(b)に示す位置に達したとき、投光器群14のLEDのうち、Laより下の投光器の光は、自動車Aの車体によって遮光され、受光器群15で受光されない。この受光器群15での投光器群からの受光の有無は、この位置における車体の検出状態として画像処理部25に記憶される。洗車を続行し、洗車機本体1が図5(c)に示す位置に達したとき、投光器群14の投光器のうち、Lbより下の投光器の光は、自動車Aの車体によって遮光され、受光器群15で受光されない。この受光器群15での投光器群からの受光の有無も、この位置における車体の検出状態として画像処理部25に記憶される。このようにして、洗車機本体1の走行に伴い投光器群14からの光が自動車によって遮られるか否かを順次画像処理部25に記憶して、自動車の車体を2値化画像データとして検出する。
【0027】
このような方法によって、図6(a)に示すような車体画像データが検出される。この検出された車体画像データは、図7(a)に示すように、横軸を単位距離毎に区切り、縦軸を上下方向に並べた投光器単位に区切った画素で構成される画面に、投光器から照射される光が投光したら0、遮光したら1という2値データから構成される画像データとして表されている。本発明では、この画像データを解析処理することにより、自動車車体の形状を検出する。
【0028】
自動車車体の輪郭は、画像データに論理フィルターをかけて検出し、これによりフロント位置,ボンネット部とフロントガラスの境界といった基準点が検出される。画像データに論理フィルターをかけることは、図7(b)に示すように、検出の対象となる画素とそれに隣接する8個の画素を一組とした9画素のパターンを検出することにより行われる。すなわち、検出する対象の画素をD4に合わせ、隣接するD0,D1,D2,D3,D5,D6,D7,D8の画素が0であるか1であるかを検出する8近傍処理により行われる。自動車車体の輪郭画像データは、車体画像データに論理フィルターをかけ、画素の値が1となる画素と、画素の値が0となる画素の境界を検出することにより行われる。すなわち画素の値が1となる画素D4に対し、画素D0,D1,D2,D3,D5,D6,D7のいずれの方向に画素が連結しているかを検出し、輪郭線を検出する。このようにして輪郭線を追っていき、図6(b)のような輪郭画像を得る。この輪郭画像データを基に、自動車車体の車長方向ΔLの距離の間の高さ方向の変化ΔHを計算して、その傾斜の変化から、フロント位置a,ボンネット部とフロントガラスの境界b,フロントガラスと屋根部の境界c,屋根部とリアガラスの境界d,リアガラスとトランク部の境界e,リア位置fといったポイントを検出する。ワゴン車のようにボンネットのない自動車の場合は、ボンネット部とフロントガラスの境界は検出できないので、所定高さを越えた時点でボンネット部とフロントガラスの境界が検出されなかった場合は、ワゴン車と判断し、ボンネット部とフロントガラスの境界の検出は放棄し、フロントガラスと屋根部の境界の検出に移るようにする。
【0029】
図8に、本発明の車形検出装置を用いて洗車処理装置を制御する例を、上面洗浄ブラシについて示す。図8(a)に示すように、洗車機は、洗車を開始し車形検出用投光器群14の投光器を順次点滅させるとともに受光器群15で受光の有無を検出して自動車A車体を検出し、ロータリーエンコーダーで検出される洗車機の走行位置に対応させて車体の有無を2値化された車体画像データとして画像処理部25に記憶する。画像処理部25では、同時に論理フィルターをかけて作成された輪郭画像データを解析することにより、車体のフロント位置、ボンネットとフロントガラスの境界点、フロントガラスと屋根部の境界点、といった基準点を順次抽出する。
【0030】
上面洗浄ブラシ8は、車形検出用投光器群14より距離Z離れた位置にあるので、洗車機は上面洗浄ブラシ8を、画像処理部25で解析した自動車A車体の車形に合わせて昇降制御する。このようにして、図8(b),(c)のように、洗車機の走行にともない車体を検出して記憶した車形の画像データを順次解析しながら、上面洗浄ブラシ8の制御を行う。
【0031】
次に、実施例の洗車動作について説明する。始めに、車形の検出のみを単独で行うよう指定する手段として、操作パネルに備えられた車形工程キーを用いる例について説明する。まず、洗車を行う自動車Aが、洗車を開始するための所定の停止位置に停止し、作業者が洗車機の操作パネルを操作して、洗車の受付を行う。始めにカードリーダライタ36またはコインメック37にカードまたはコインを投入し、次いでコースキー29で洗車コースとして例えば水洗車を選択し、必要に応じて突起物キー30で自動車の形状に応じた洗車方法を指定する。ここで、洗浄水として温水を使用し、発生する湯気の影響でビームセンサーが遮光されて車形の検出が正常にできないと判断されるとき、車形の検出のみを行う工程が必要であると判断し、車形工程キー39を押し、次いでスタートキー32を押して洗車を開始する。
【0032】
通常の水洗車は、図10(a)に示すように、洗車機は、1往工程で散水ノズル10,11,11から洗浄水を散布しながら走行し、上面洗浄ブラシ8および側面洗浄ブラシ9,9を回転させて自動車Aの車体に接触させてブラッシング洗浄し、図10(b)に示すように、1復工程で上面乾燥ノズル12および側面乾燥ノズル13,13から高圧風を吹き出して自動車Aの車体に付着した洗浄水を吹き飛ばし、乾燥を行う。車形を検出するのみの工程を行う指定がなされたときには、この通常の水洗車工程の前に、車形を検出するのみの工程が行われる。
【0033】
車形を検出するのみの工程は、図9(a)に示すように、洗車機は、往工程で投光器群14および受光器群15からなるビームセンサーにより車形を検出しながら走行し、図9(b)に示すように、復工程は何もせずに洗車開始位置まで戻り、その後通常の水洗車を行う。このように、車形を検出するのみの工程を行うときの水洗車は、1往復目の工程が車形を検出するのみの工程となり、2往復目の工程が水洗車工程となる。
【0034】
次に、車形の検出のみを単独で行うよう指定する手段として、洗車機に車形を検出するのみの工程を設定登録する例について説明する。まず、作業者が、洗車機本体1に備えられた操作パネル19のキースイッチ38を「管理」に切り換える。LCD表示器28には、図11(a)に示すメニューが表示される。作業者は、テンキー35の「0」キーを押して、車形工程の項目を選択する。LCD表示器28には、図11(b)に示す車形を検出するのみの工程を行うか否かの入力画面が表示される。作業者は、テンキー35の「1」キーを押して、「行う」を指定入力し、「登録」キーを押して設定登録する。設定登録が終了したら、作業者はキースイッチ38を「洗車」に切り換える。
【0035】
洗車の受付においては、作業者は洗車機の操作パネルを操作して、始めにカードリーダライタ36またはコインメック37にカードまたはコインを投入し、次いでコースキー29で洗車コースとして例えば水洗車を選択し、必要に応じて突起物キー30を押し、スタートキー32を押して洗車を開始する。洗車機は、前述と同様に車形を検出するのみの工程を行った後、通常の水洗車工程を行う。
【0036】
次に、車形の検出のみを単独で行う日時を指定し、指定された日時に行われる洗車において、車形を検出するのみの工程を行う例について説明する。まず、作業者が、洗車機本体1に備えられた操作パネル19のキースイッチ38を「管理」に切り換える。LCD表示器28には、図12(a)に示すメニューが表示される。作業者は、テンキー35の「0」キーを押して、車形工程の項目を選択する。LCD表示器28には、図12(b)に示す日時を指定する入力画面が表示される。作業者は、テンキー35の数字キーを押して、車形の検出のみの工程を行う日時を、例えば12月1日から3月31日まで、18時から9時までというように指定入力し、「登録」キーを押して設定登録する。設定登録が終了したら、作業者はキースイッチ38を「洗車」に切り換える。
【0037】
洗車の受付においては、作業者は洗車機の操作パネルを操作して、始めにカードリーダライタ36またはコインメック37にカードまたはコインを投入し、次いでコースキー29で洗車コースとして例えば水洗車を選択し、必要に応じて突起物キー30を押し、スタートキー32を押して洗車を開始する。洗車機は、洗車機に備えられているカレンダー機能部26の現在の日時と、指定入力された車形を検出するのみの工程を行う日時を照らし合わせ、例えば現在の日時が12月8日の10時であれば、指定入力された車形を検出するのみの工程を行う日時でないと判断して通常の水洗車を行い、現在の日時が12月8日の19時30分であれば、指定入力された車形を検出するのみの工程を行う日時であると判断して、前述と同様に車形を検出するのみの工程を行った後、通常の水洗車工程を行う。
【0038】
次に、温度センサーで外気温を測定し、所定の温度以下であったとき、車形を検出するのみの工程を行う例について説明する。まず、作業者が、洗車機本体1に備えられた操作パネル19のキースイッチ38を「管理」に切り換える。LCD表示器28には、図13(a)に示すメニューが表示される。作業者は、テンキー35の「0」キーを押して、車形工程の項目を選択する。LCD表示器28には、図13(b)に示す温度を設定する入力画面が表示される。作業者は、テンキー35の数字キーを押して、車形の検出のみの工程を行う設定温度を、例えばプラス5度以下というように設定入力し、「登録」キーを押して登録する。設定登録が終了したら、作業者はキースイッチ38を「洗車」に切り換える。
【0039】
洗車の受付においては、作業者は洗車機の操作パネルを操作して、始めにカードリーダライタ36またはコインメック37にカードまたはコインを投入し、次いでコースキー29で洗車コースとして例えば水洗車を選択し、必要に応じて突起物キー30を押し、スタートキー32を押して洗車を開始する。洗車機は、洗車機に備えられている温度センサー20により外気温を測定し、例えばプラス8度であれば車形を検出するのみの工程を行う温度でないと判断して通常の水洗車を行い、0度であれば車形を検出するのみの工程を行う温度であると判断して、前述と同様に車形を検出するのみの工程を行った後、通常の水洗車工程を行う。
【0040】
次に、車形を検出する手段が正常に機能するかを判断し、車形が正常に検出できないと判断されたとき、車形を検出するのみの工程を行う例について説明する。洗車機は、洗車を行う自動車が所定の洗車開始位置に停止していない待機状態のときに、洗浄水を噴射しながら車形を検出するためのビームセンサーを作動させて透光,遮光の状態を検出し、ビームセンサーが遮光していれば、湯気の影響で車形が正常に検出できないものと判断する。この状態のときに、洗車を行う自動車が所定の洗車開始位置に停止し、洗車コースが選択され、スタートキーが押されて洗車が開始されると、洗車機は、車形を検出するのみの工程を行った後、通常の洗車工程を行う。
【0041】
なお、湯気の影響があるか否かは、車形を検出しながら洗車を行っているときでも判断できる。自動車の形状は、ボンネット部のある乗用車、ボンネット部のないワゴン車など概ね定まるので、図14に示すように、通常あり得ない形状の自動車が検出されたときは、湯気の影響により車形が正常に検出できていないと判断し、その時点で洗車を中止し、洗車機を洗車開始位置まで戻し、改めて車形を検出するのみの工程を行った後、通常の洗車工程を行う。
【0042】
ところで、車形を検出するのみの工程は、1回の往行のみで終了するので、その後の洗車コースは適宜に設定することができる。例えば、前述の水洗車では、1往工程で車形を検出するのみの工程を行い、1復工程では何もせずに戻り、2往工程で洗浄水を散布しながらブラッシング洗浄し、2復工程で乾燥を行ったが、1往工程で車形を検出するのみの工程を行い、1復工程で洗浄水を散布しながらブラッシング洗浄し、2往工程で乾燥を行うこともできる。この場合、図15に示すように、洗車の終了時には洗車機本体1は自動車Aの後方で停止しているので、自動車をそのまま前進させて退出させ、その後、洗車機を洗車開始位置に戻すこともできる。また、2復工程は何もしないで洗車機を洗車開始位置に戻してもよい。
【0043】
また、1往工程で車形を検出するのみの工程を行い、1復工程で洗浄水を散布しながらブラッシング洗浄し、2往工程でも洗浄水を散布しながらブラッシング洗浄を行い、2復工程で乾燥を行ってもよい。この場合、1復工程と2往工程で洗車機本体を高速で走行させ、洗車時間を短縮することもできる。
【0044】
また、ブラッシング洗浄を行う前に、高圧洗浄ノズルにより汚れを落とす前工程を行う洗車で、1往工程で上面高圧洗浄ノズルによる洗浄を行い、1復工程で側面高圧洗浄ノズルによる洗浄を行い、2往復工程以降ブラッシング洗浄を行う洗車の場合、1往工程で車形を検出するのみの工程を行い、1復工程で上面高圧洗浄ノズルによる洗車を行い、2往工程で側面高圧洗浄ノズルによる洗浄を行うと同時にブラッシング洗浄を行うようにすることもできる。側面高圧洗浄ノズルは、洗浄ブラシよりも洗車機本体の前面側に備えられているので、このように洗車を行っても、側面高圧洗浄ノズルが洗浄ブラシよりも先に自動車に達し、前工程としての効果を損なうことがない。
【0045】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、事前に指定するなどして車形を検出するのみの工程を行い、車形検出工程が終了した後、洗浄水を散布しながら、検出した車形に合わせて洗浄ブラシを制御し、乾燥ノズルを制御する洗車工程を行うことができるので、洗浄水の湯気等の影響でビームセンサーが遮光され、車形の検出が正常に行えない恐れがあるときでも、確実に車形を検出し、安全で洗浄効果の高い洗車を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面図である。
【図2】本発明の実施例の正面図である。
【図3】本発明の実施例の操作パネルの説明図である。
【図4】本発明の実施例の制御系を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例の動作説明図である。
【図6】本発明の実施例の動作説明図である。
【図7】本発明の実施例の動作説明図である。
【図8】本発明の実施例の動作説明図である。
【図9】本発明の実施例の動作説明図である。
【図10】本発明の実施例の動作説明図である。
【図11】本発明の実施例の動作説明図である。
【図12】本発明の実施例の動作説明図である。
【図13】本発明の実施例の動作説明図である。
【図14】本発明の実施例の動作説明図である。
【図15】本発明の実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体
4 洗車機走行用モータ
5 洗車機走行位置検出用ロータリーエンコーダ
8 上面洗浄ブラシ
9 側面洗浄ブラシ
12 上面乾燥ノズル
13 側面乾燥ノズル
14 車形検出用投光器群
15 車形検出用受光器群
16 上面高圧洗浄ノズル
17 側面高圧洗浄ノズル
19 操作パネル
20 温度センサー
21 マイクロコンピュータ
22 CPU
23 メモリ
25 画像処理部
26 カレンダー機能部
39 車形工程キー

Claims (5)

  1. 門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機であって、洗車機本体に少なくとも散水手段と車形検出手段を備え、前記散水手段からの散水を伴う洗車動作と前記車形検出手段による車形検出を洗車機本体の走行に伴い同時に行うことができるように構成された洗車機において、
    前記散水手段からの散水で湯気が発生する条件であることを判断する手段を備え、該判断手段で判断される条件になると、洗車動作と車形検出とを同時に行わず、車形検出のみを単独で行ってから洗車動作を行うよう制御する手段を備えたことを特徴とする洗車機。
  2. 請求項1記載の洗車機において、前記判断手段は、現在日時を認識するカレンダー機能と、湯気の発生する日時を指定する日時指定手段とからなり、前記制御手段は、カレンダー機能で認識される現在日時が前記日時指定手段で指定される日時であれば、洗車動作と車形検出とを同時に行わず、車形検出のみを単独で行ってから洗車動作を行うよう制御することを特徴とする洗車機。
  3. 請求項1記載の洗車機において、前記判断手段は、外気温を測定する温度検出手段と、湯気の発生する温度を設定する温度設定手段とからなり、前記制御手段は、温度検出手段で検出される外気温が温度設定手段で設定される温度であれば、洗車動作と車形検出とを同時に行わず、車形検出のみを単独で行ってから洗車動作を行うよう制御することを特徴とする洗車機。
  4. 門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機であって、洗車機本体に少なくとも散水手段とビームセンサからなる車形検出手段を備え、前記散水手段からの散水を伴う洗車動作と前記車形検出手段による車形検出を洗車機本体の走行に伴い同時に行うことができるように構成された洗車機において、
    洗車動作開始前に自動車がない状態で散水手段からの散水と車形検出手段による車形検出を行い、車形検出手段の検出状況に応じて車形検出が正常に行われるかを判断する手段を備え、該判断手段により車形検出手段が正常に機能しないと判断されたとき、車形検出のみを単独で行ってから洗車動作を行うよう制御する手段を備えたことを特徴とする洗車機。
  5. 門型状に形成された洗車機本体と自動車とが相対移動して洗車を行う洗車機であって、洗車機本体に少なくとも散水手段とビームセンサからなる車形検出手段を備え、前記散水手段からの散水を伴う洗車動作と前記車形検出手段による車形検出を洗車機本体の走行に伴い同時に行うことができるように構成された洗車機において、
    洗車動作中に前記車形検出手段の検出状況に応じて車形検出が正常に行われるかを判断する手段を備え、該判断手段により車形検出手段が正常に機能しないと判断されたとき、洗車を中止し、洗車機本体を洗車開始位置まで戻してから車形検出のみを単独で行って洗車動作を行うよう制御する手段を備えたことを特徴とする洗車機。
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