JP2001270427A - 洗車機 - Google Patents

洗車機

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JP2001270427A
JP2001270427A JP2000084117A JP2000084117A JP2001270427A JP 2001270427 A JP2001270427 A JP 2001270427A JP 2000084117 A JP2000084117 A JP 2000084117A JP 2000084117 A JP2000084117 A JP 2000084117A JP 2001270427 A JP2001270427 A JP 2001270427A
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brush
surface cleaning
cleaning brush
car
vehicle body
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Application number
JP2000084117A
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English (en)
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Kazuhiro Tokutake
和博 徳竹
Sumio Nishizawa
純夫 西沢
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MK Seiko Co Ltd
Original Assignee
MK Seiko Co Ltd
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 上面洗浄ブラシと自動車車体との接触圧を適
正に保ち、ブラシを回転する電動機の過負荷の発生や、
接触圧不足による洗い残しの発生を防ぐ。 【構成】 洗車機本体に揺動可能に備えられた一対のブ
ラシアームと、ブラシアームに回転可能に保持される上
面洗浄ブラシを備え、洗車機本体と自動車車体との相対
移動に伴い、上面洗浄ブラシが車体と接触してブラシア
ームが揺動し車体の上面をブラッシング洗浄する洗車機
において、ブラシアームの揺動に伴う付勢力を加減し、
上面洗浄ブラシの車体に対する接触圧を制御する接触圧
制御手段と、上面洗浄ブラシを回転させる電動機と、電
動機の電流を検出する手段と、電流検出手段により検出
した電流値に基づいて、上面洗浄ブラシの自動車車体に
対する接触圧を制御する制御手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、門型状に形成され
た洗車機本体内に、自動車に対して洗車作業を施す洗車
処理装置を備え、洗車機本体と自動車との相対移動に伴
い洗車を行う洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】洗車機本体に揺動可能に保持されたブラ
シアームに上面洗浄ブラシが支持されている洗車機で
は、ブラシの自重により上面洗浄ブラシが車体面に押し
つけられた状態で、ブラシが車体面に沿って上下動して
自動車車体の上面を洗浄している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、例えば洗車
機本体と自動車の相対移動方向が自動車の前端から後端
の方向になるとき、自動車のボンネットの立ち上がり部
分やフロントガラス部分では、上面洗浄ブラシが上方に
移動しながら洗車機本体と自動車が相対移動するため、
上面洗浄ブラシが引っ掛かり気味の状態になり、ブラシ
の接触圧が強くなってブラシの回転の負荷が増し、ブラ
シを回転させる電動機の過負荷が発生する場合がある。
【0004】また、上面洗浄ブラシが自動車の屋根部か
らリアガラス部,トランク部に沿って下方に移動しなが
ら洗車機本体と自動車が相対移動するときには、上面洗
浄ブラシが浮き気味となって、ブラシの接触圧が弱くな
り、洗い残しが生じる場合がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るために本発明は、門型状に形成された洗車機本体に揺
動可能に備えられた一対のブラシアームと、前記ブラシ
アームに回転可能に保持され自動車車体の上面に接触し
てブラッシングする上面洗浄ブラシを備え、前記洗車機
本体と自動車車体との相対移動に伴い、前記上面洗浄ブ
ラシが自動車車体と接触して前記ブラシアームが揺動し
自動車車体の上面をブラッシング洗浄する洗車機におい
て、前記ブラシアームの揺動に伴う付勢力を加減し、前
記上面洗浄ブラシの自動車車体に対する接触圧を制御す
る接触圧制御手段と、前記上面洗浄ブラシを回転させる
電動機と、前記電動機の電流を検出する手段と、前記電
流検出手段により検出した電流値に基づいて、前記上面
洗浄ブラシの自動車車体に対する接触圧を制御する制御
手段を備える。
【0006】また、本発明は、この洗車機において、前
記接触圧制御手段として、前記上面洗浄ブラシを自動車
車体に接触させるよう前記ブラシアームを作動させるエ
アシリンダと、前記エアシリンダに供給するエアー圧を
変更する電空レギュレータを備える。
【0007】このような構成をとることにより、上面洗
浄ブラシと自動車車体との接触が強くなってブラシを回
転する電動機の電流が大きくなると、洗車機は上面洗浄
ブラシの接触圧を弱くし、ブラシの過負荷を解消し、洗
車機や自動車車体を傷める恐れがなくなる。
【0008】また、上面洗浄ブラシと自動車車体との接
触が弱くなってブラシを回転する電動機の電流が小さく
なると、洗車機は上面洗浄ブラシの接触圧を強くし、ブ
ラシと自動車車体との接触圧を適正に保ち、洗い残しの
無いようにすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を基に、本発明の実施
例について説明する。図1は本発明の実施例の側面図、
図2は本発明の実施例の正面図である。図において、1
は門型状に形成された洗車機本体で、正転逆転可能な電
動機4,4により、車輪2,2を回転駆動して、レール
3,3に沿って往復走行する。
【0010】5は、洗車機走行位置を検出するロータリ
ーエンコーダーで、電動機4の出力軸に連結し、電動機
4の回転方向を検出しながら単位角度回転毎にパルス信
号を出力して洗車機本体1の走行位置を与えている。
【0011】6は、洗車機位置を検出する位置センサ−
で、洗車機本体1下部に設けられ、レール3敷設面に固
定された突起物であるドッグ7を感知してスイッチング
し、洗車機本体1の位置を与えている。ドッグ7は洗車
機本体の走行開始位置を与える。
【0012】8は車体上面に沿って上下する上面洗浄ブ
ラシ、9,9は車体側面に沿って開閉する側面洗浄ブラ
シ、10,11,11は散水ノズル、12は上面乾燥ノ
ズル、13,13は側面乾燥ノズルで、洗車機本体1の
往復走行に伴って、車体の洗浄,乾燥等の処理を行う洗
車処理装置を構成する。
【0013】投光器群14,受光器群15は車体検出手
段であるビームセンサーで、洗車機本体1の内側面に、
上下方向に多数、左右一対に並べられ、自動車の車形を
検出するために用いられる。投光器群14は、一つずつ
順次点灯,消灯制御され、受光器群15に向けて水平方
向に光を照射する。投光器群14の投光器より発光され
る光が自動車車体により遮られているときは、受光器群
15の対応する受光器は受光せず、自動車車体に遮られ
ていないときは受光するので、結果として自動車車体の
有無を検出することが可能となる。
【0014】16は洗車機本体1前面に備えられる操作
パネルで、洗車料金の受付や洗車コースの選択,突起物
の有無等の洗車方法の指定、洗車料金や洗車コースの設
定,洗車機の機能に関する各種の設定等の洗車機の操作
を行う。
【0015】図3は、上面洗浄ブラシの構成を示す説明
図である。上面洗浄ブラシ8は、ブラシアーム18,1
8の一端にその両側を支持され、ブラシアーム18,1
8の回動に従って上下動する。ブラシアーム18,18
に一体に設けられた支軸19,19は、門型フレーム1
の内方両側に固定される軸受20,20により支持され
ている。支軸19の一方には、エアシリンダ21が連結
され、上面洗浄ブラシ8は、エアシリンダ21の作動に
伴い上昇する。エアシリンダ21の作動が解かれると、
上面洗浄ブラシ8は重力バランスにより下降し、この状
態で自動車車体に接触すると、ブラシアーム18,18
が上方に回動して、上面洗浄ブラシ8は自動車車体上面
をなぞるように移動する。17は、上面洗浄ブラシ8の
回動位置を検出するロータリーエンコーダーで、支持軸
19に連結され、支持軸19の回動方向を検出しながら
単位角度回転毎にパルス信号を出力して、ブラシアーム
18,18の回動位置、すなわち上面洗浄ブラシ8の回
動位置を与えている。
【0016】一方のブラシアーム18には、上面洗浄ブ
ラシ8を支持する側と支軸19に対して反対の側に、上
面洗浄ブラシ8を駆動する正逆回転可能な電動機22が
取り付けられている。なお、図示しないが、このブラシ
アーム18内には、上面洗浄ブラシ8および電動機22
のそれぞれと連結するスプロケットと、この両スプロケ
ットに掛け渡されたチェーンとが備えられている。他方
のブラシアーム18には、やはり上面洗浄ブラシ8を支
持する側と反対の側に、ウエイト23が取り付けられて
おり、上面洗浄ブラシ8の回動負荷を軽くしている。
【0017】図4は上面洗浄ブラシを昇降制御する空圧
系を示す説明図である。24は空圧源で、コンプレッサ
ー等から所定の圧力の空気を供給する。25は電空レギ
ュレータで、空圧源から供給される空気の圧力を、入力
される電圧に応じて変更する。26はレギュレータで、
空圧源からの空気を一定の圧力に保つ。27,28は3
ポート方向制御弁で、エアシリンダ21のポートA,B
への空気の供給を制御する。29,29はスピードコン
トローラで、エアシリンダ21の速度の制御を行う。
【0018】3ポート方向制御弁27が大気開放され、
28が空圧源に開放されると、エアシリンダ21のロッ
ドが突出する。3ポート方向制御弁27が空圧源に開放
され、28が大気開放されると、エアシリンダ21のロ
ッドは引き込まれる。エアシリンダ21のロッドの伸縮
は、支軸19を介してブラシアーム18を回動させ、上
面洗浄ブラシ8を昇降させる。エアシリンダ21のロッ
ドが突出すると、上面洗浄ブラシ8が上限位置まで上昇
し、エアシリンダ21のロッドが引き込まれると、上面
洗浄ブラシ8が下限位置まで下降する。3ポート方向制
御弁27,28両方が空圧源に解放されると、エアシリ
ンダのロッドは保持され、上面洗浄ブラシ8がその位置
で保持される。
【0019】電空レギュレータ25は、エアシリンダ2
1のポートAに供給する空気圧を制御することにより、
エアシリンダ21のロッドを引き込む空気圧の強弱を変
え、上面洗浄ブラシ8を下降させる圧力を制御してい
る。電空レギュレータ25は、後述するマイクロコンピ
ュータによって制御される。
【0020】図5,図6は実施例の制御系を示すブロッ
ク図である。40はマイクロコンピューターで、演算処
理を行うCPU41、プログラム及び各種データを記憶
するメモリ42、及び入出力インターフェース43,4
3より成り、入出力インターフェース43,43には、
走行位置検出用ロータリーエンコーダー5、位置センサ
ー6、側面洗浄ブラシ9,9、散水ノズル10,11,
11、上面乾燥ノズル12、側面乾燥ノズル13,1
3、操作パネル16、上面洗浄ブラシ回動位置検出用ロ
ータリーエンコーダ17、3ポート方向制御弁27,2
8が接続される。
【0021】45は洗車機走行用電動機4,4の回転数
を制御するインバーターで、入出力インターフェース4
3に接続され、洗車機走行用電動機4,4に供給する電
源の周波数を変更して電動機4,4の回転数を変え、洗
車機の走行速度を適宜変更する。47は上面洗浄ブラシ
回転用電動機22の回転数を制御するインバーターで、
入出力インターフェース43に接続され、上面洗浄ブラ
シ回転用電動機22に供給する電源の周波数を変更して
電動機22の回転数を変え、上面洗浄ブラシの回転数を
適宜変更する。
【0022】46はデジタル/アナログコンバーター
で、入出力インターフェース43に接続され、マイクロ
コンピュータ40から出力されるデジタル信号をアナロ
グ信号に変換して電空レギュレータ25に供給し、3ポ
ート方向制御弁27に供給する空気圧を制御して、上面
洗浄ブラシ8が下降する圧力を調整する。
【0023】上面洗浄ブラシ回転用電動機22の電圧
V,電流Aはそれぞれ検出回路により検出されて、入出
力インターフェース43に入力される。
【0024】44は画像処理部で、車形検出用ビームセ
ンサーの受光器群15で受光される、投光器群14を構
成する一つ一つの投光器から発せられる光の検出,非検
出の状態を、走行位置検出用ロータリーエンコーダ5の
入力に対応づけて記憶して、画像データを作成するとと
もに、画像処理を行う。
【0025】マイクロコンピュータ40は、上面洗浄ブ
ラシ8を回転させる電動機22,電動機22の電流を検
出する手段である検出回路,ブラシアーム18を作動さ
せるエアシリンダ21,エアシリンダ21の空気圧を変
更する電空レギュレータ25等の相互作用により、ブラ
シアーム18の揺動に伴う付勢力を加減し上面洗浄ブラ
シの自動車車体に対する接触圧を制御する接触圧制御手
段を構成する。
【0026】次に、図7,図8,図9を基に、実施例の
車形を検出する動作について説明する。図7(a)に示
すように、洗車機本体1が洗車開始位置にあるとき、自
動車Aが所定の停止位置に停止する。洗車を開始し、洗
車機は投光器群14の投光器を順次点滅させるととも
に、受光器群15で受光の有無を検出し、自動車A車体
を検出する。洗車機本体1が図7(b)に示す位置に達
したとき、投光器群14の投光器のうち、Laより下の
投光器の光は、自動車Aの車体によって遮光され、受光
器群15で受光されない。この受光器群15での投光器
からの受光の有無は、この位置における車体の検出状態
として画像処理部44に記憶される。洗車を続行し、洗
車機本体1が図7(c)に示す位置に達したとき、投光
器群14の投光器のうち、Lbより下の投光器の光は、
自動車Aの車体によって遮光され、受光器群15で受光
されない。この受光器群15での投光器からの受光の有
無も、この位置における車体の検出状態として画像処理
部44に記憶される。このようにして、洗車機本体1の
走行に伴い投光器群14からの光が自動車によって遮ら
れるか否かを順次画像処理部44に記憶して、自動車の
車体を2値化画像データとして検出する。
【0027】このような方法によって、図8(a)に示
すような車体画像データが検出される。この検出された
車体画像データは、図9(a)に示すように、横軸を単
位距離毎に区切り、縦軸を上下方向に並べたLED単位
に区切った画素で構成される画面に、投光器から照射さ
れる光が投光したら0、遮光したら1という2値データ
から構成される画像データとして表されている。この画
像データを画像処理部44で解析処理することにより、
自動車車体の形状が検出される。
【0028】自動車車体の輪郭は、画像データに論理フ
ィルターをかけて検出し、これによりフロント位置,ボ
ンネット部とフロントガラスの境界といった基準点が検
出される。画像データに論理フィルターをかけること
は、図9(b)に示すように、検出の対象となる画素と
それに隣接する8個の画素を一組とした9画素のパター
ンを検出することにより行われる。すなわち、検出する
対象の画素をD4に合わせ、隣接するD0,D1,D
2,D3,D5,D6,D7,D8の画素が0であるか
1であるかを検出する8近傍処理により行われる。自動
車車体の輪郭画像データは、車体画像データに論理フィ
ルターをかけ、画素の値が1となる画素と、画素の値が
0となる画素の境界を検出することにより行われる。す
なわち画素の値が1となる画素D4に対し、画素D0,
D1,D2,D3,D5,D6,D7のいずれの方向に
画素が連結しているかを検出し、輪郭線を検出する。こ
のようにして輪郭線を追っていき、図8(b)のような
輪郭画像を得る。この輪郭画像データを基に、自動車車
体の車長方向ΔLの距離の間の高さ方向の変化ΔHを計
算して、その傾斜の変化から、フロント位置a,ボンネ
ット部とフロントガラスの境界b,フロントガラスと屋
根部の境界c,屋根部とリアガラスの境界d,リアガラ
スとトランク部の境界e,リア位置fといったポイント
を検出する。ワゴン車のようにボンネットのない自動車
の場合は、ボンネット部とフロントガラスの境界は検出
できないので、所定高さを越えた時点でボンネット部と
フロントガラスの境界が検出されなかった場合は、ワゴ
ン車と判断し、ボンネット部とフロントガラスの境界の
検出は放棄し、フロントガラスと屋根部の境界の検出に
移るようにする。
【0029】図10に示すように、フロントガラスと屋
根部の境界cと、屋根部とリアガラスの境界dの間に突
起物が検出された場合、洗車機は、通常屋根部に取り付
けられているものとしてルーフキャリアRCであると判
断する。このように、自動車車体の各ポイントと突起物
とを対応づけて、突起物が何かを推定できる。
【0030】図11に、検出された車形を基に、上面洗
浄ブラシを制御する例を示す。図11(a)に示すよう
に、洗車機は洗車を開始し、車体検出用投光器群14の
投光器を順次点滅させるとともに受光器群15で受光の
有無を検出して自動車A車体を検出し、ロータリーエン
コーダーで検出される洗車機の走行位置に対応させて車
体の有無を2値化された車体画像データとして画像処理
部44に記憶する。画像処理部44では、同時に論理フ
ィルターをかけて作成された輪郭画像データを解析する
ことにより、車体の前端面、ボンネットとフロントガラ
スの境界点、フロントガラスと屋根部の境界点、といっ
た基準点を順次抽出する。
【0031】上面洗浄ブラシ8と、車体検出用投光器群
14および受光器群15との距離Zは、設計値および上
面洗浄ブラシ8の回動位置を基に計算で求められるの
で、洗車機は、図10(b)に示すように、洗車機本体
の走行に伴い上面洗浄ブラシ8を自動車Aの車体面に接
触させながら、自動車Aの車体上面に追従させて上下動
させる。また、画像処理部44で順次解析した自動車A
車体の車形に合わせて、突起物部分の回避制御を行う。
例えば図10(c)に示すように、ルーフキャリアRC
部分では、洗車機は上面洗浄ブラシ8を上昇させて、ル
ーフキャリアRCと上面洗浄ブラシ8が接触しないよう
に回避させる。このように、洗車機本体の走行にともな
い車体を検出して記憶した車形の画像データを順次解析
しながら、上面洗浄ブラシ8の制御を行う。
【0032】次に、実施例の動作について説明する。始
めに、図12を基に、自動車の前端部分で上面洗浄ブラ
シを制御する例について説明する。洗車機は、エアシリ
ンダ21の作動を解いて上面洗浄ブラシ8を下降させる
とともに、電空レギュレータ25の出力を適宜に定めら
れる基準値にして、上面洗浄ブラシ8と自動車Aの車体
との接触圧が適切になるようにした上で、上面洗浄ブラ
シ8の回転用電動機22の電流値を検出しながら洗車を
行う。電流値には、基準値Asを基に、許容範囲を設定
しておく。自動車前端のボンネットの立ち上がり部分で
は、上面洗浄ブラシ8が自動車Aの車体に沿って上方に
移動しながら洗車機本体が走行するので、図中点線で示
すように、上面洗浄ブラシ8が自動車Aの車体に強く接
触し、電動機22の電流値が大きくなる。電流値が基準
値Asの許容範囲を越えると、洗車機は、電空レギュレ
ータ25の出力を調整して、図中実線で示すように、上
面洗浄ブラシ8と自動車A車体との接触圧を弱めて、上
面洗浄ブラシ8が自動車Aの車体に沿って上下動しやす
くなるようにする。上面洗浄ブラシ8と自動車Aの車体
との接触圧が弱くなった結果、電動機22の電流値が基
準値Asの許容範囲内に戻ると、洗車機は電空レギュレ
ータ25の出力を調整して、上面洗浄ブラシ8と自動車
Aの車体との接触圧を元に戻し、引き続き電動機22の
電流値を検出しながら上面洗浄ブラシ8の接触圧を制御
して洗車を行う。
【0033】次に、図13を基に、自動車のリアガラス
部分で上面洗浄ブラシの接触圧を制御する例について説
明する。洗車機は、上面洗浄ブラシ8と自動車Aの車体
との接触圧が適切になるようにした上で、上面洗浄ブラ
シ8の回転用電動機22の電流値を検出しながら洗車を
行う。自動車の屋根部からリアガラス部に移る部分で
は、上面洗浄ブラシ8が下方に移動しながら洗車機本体
が移動するので、上面洗浄ブラシ8が浮き気味となっ
て、図中点線で示すように、上面洗浄ブラシ8と自動車
Aの車体との接触が弱くなり、電動機22の電流値が小
さくなる。電流値が基準値Asの許容範囲より小さくな
ると、洗車機は、電空レギュレータ25の出力を調整し
て、図中実線で示すように、上面洗浄ブラシ8と自動車
Aの車体との接触圧を強めて、弱くなった接触圧を補
う。このとき、急激に接触圧を強めると、強く押しつけ
られる上面洗浄ブラシ8が自動車Aの車体に反発し、ブ
ラシが上下動を繰り返して洗浄むらが生じるので、接触
圧は徐々に強めるようにする。上面洗浄ブラシ8と自動
車Aの車体との接触圧が強くなった結果、電動機22の
電流値が基準値Asの許容範囲内に戻ると、洗車機は電
空レギュレータ25の出力を調整して、上面洗浄ブラシ
8の接触圧を元に戻し、引き続き電流値を検出しながら
上面洗浄ブラシ8の接触圧を制御して洗車を行う。
【0034】なお、フロントやリアのワイパー部分で
は、上面洗浄ブラシの接触圧を強めると、ブラシがワイ
パーに引っ掛かって破損する恐れがある。洗車機は、前
述のように、ボンネット部とフロントガラス部の境界
や、リアガラス部とトランク部の境界を検出でき、この
部分にワイパーが存在することを推定できるので、ワイ
パー部分では電動機の電流値が許容範囲以下であっても
接触圧を強くしないようにする。
【0035】ところで、ブラシの接触圧の制御に用いる
電動機の電流値の基準値は、予め設定した設計値を用い
ても良いし、洗車機のメモリに基準値を記憶し、操作パ
ネルを用いて設定登録により適宜に変更できるようにし
ても良い。また、ボリューム抵抗などを用いて調整でき
るように、電流値を検出する回路を構成することもでき
る。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、洗車機本
体に揺動可能に保持されたブラシアームに上面洗浄ブラ
シが支持された洗車機で、ブラシが自重により自動車車
体に押しつけられた状態で車体面に沿って上下動し洗車
を行うとき、洗車機は、ブラシを回転する電動機の負荷
電流が大きくなるのを検出することで、ブラシと自動車
車体との接触が強くなったことを検出でき、そのときブ
ラシの接触圧を弱くして、ブラシと自動車車体との接触
圧を適正に保って洗車を行うことができるので、洗車機
や車体を傷めることがない。
【0037】また、ブラシを回転する電動機の負荷電流
が小さくなるのを検出することで、ブラシと自動車車体
との接触が弱くなったことを検出でき、このときブラシ
の接触圧を強くして、ブラシと自動車車体との接触圧を
適正に保ち、洗い残しの無い洗車を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面図である。
【図2】本発明の実施例の正面図である。
【図3】本発明の実施例の上面洗浄ブラシの構成を示す
説明図である。
【図4】本発明の実施例の上面洗浄ブラシの制御系を示
す説明図である。
【図5】本発明の実施例の制御系を示す説明図である。
【図6】本発明の実施例の制御系を示す説明図である。
【図7】本発明の実施例の動作説明図である。
【図8】本発明の実施例の動作説明図である。
【図9】本発明の実施例の動作説明図である。
【図10】本発明の実施例の動作説明図である。
【図11】本発明の実施例の動作説明図である。
【図12】本発明の実施例の動作説明図である。
【図13】本発明の実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1 洗車機本体 4 洗車機走行用電動機 5 洗車機走行位置検出用ロータリーエンコーダ 8 上面洗浄ブラシ 14 車形検出用投光器群 15 車形検出用受光器群 16 操作パネル 21 上面洗浄ブラシ昇降用エアシリンダー 22 上面洗浄ブラシ回転用電動機 24 空圧源 25 電空レギュレータ 26 レギュレータ 27,28 3ポート方向制御弁 40 マイクロコンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門型状に形成された洗車機本体に揺動可
    能に備えられた一対のブラシアームと、前記ブラシアー
    ムに回転可能に保持され自動車車体の上面に接触してブ
    ラッシングする上面洗浄ブラシを備え、前記洗車機本体
    と自動車車体との相対移動に伴い、前記上面洗浄ブラシ
    が自動車車体と接触して前記ブラシアームが揺動し自動
    車車体の上面をブラッシング洗浄する洗車機において、
    前記ブラシアームの揺動に伴う付勢力を加減し、前記上
    面洗浄ブラシの自動車車体に対する接触圧を制御する接
    触圧制御手段と、前記上面洗浄ブラシを回転させる電動
    機と、前記電動機の電流を検出する手段と、前記電流検
    出手段により検出した電流値に基づいて、前記上面洗浄
    ブラシの自動車車体に対する接触圧を制御する制御手段
    を備えたことを特徴とする洗車機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の洗車機において、前記
    接触圧制御手段として、前記上面洗浄ブラシを自動車車
    体に接触させるよう前記ブラシアームを作動させるエア
    シリンダと、前記エアシリンダに供給するエアー圧を変
    更する電空レギュレータを備えたことを特徴とする洗車
    機。
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