JP2753759B2 - 車両の側面乾燥装置 - Google Patents

車両の側面乾燥装置

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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は自動車等の車両の洗浄後の濡れた車体の側面
を乾燥するようにした、車両の側面乾燥装置に関するも
のである。
(2) 従来の技術 かかる車両の側面乾燥装置において、左右のサイドノ
ズルを走行フレームの両側部に回動軸によって枢支し、
このサイドノズルを車体との接触によって前後に揺動さ
せるようにしたものが知られている(例えば、実開昭53
−67364号公報参照)。
(3) 発明が解決しようとする課題 ところで、サイドノズルを走行フレームに揺動自在に
枢支すると、噴口から噴出される空気の反作用で前記サ
イドノズルが前後に揺動する場合がある。このような不
都合を回避するために、サイドノズルには中心位置戻し
装置が設けられており、そのスプリングによる弾発力で
該サイドノズルを中立位置に向けて付勢している。しか
しながら、空気噴出の反作用に対抗すべく前記中立位置
戻し装置の付勢力を強めると、サイドノズルが車体に接
触した際に車体を傷付ける虞れがある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、空気噴
射によるサイドノズルの揺動を防止することが可能であ
り、しかも車体を傷付ける虞れのない車両の側面乾燥装
置を提供することを目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本発明は、車両の左右側
面に対向可能な噴口を有するサイドノズルを車両の前後
方向へ揺動自在にフレームに支持してなる車両の側面乾
燥装置において、前記フレームに開口部を有する可撓板
を設け、この開口部を通して前記サイドノズルの噴口を
車両側に突出させたことを特長とする。
(2) 作用 本発明の特徴によれば、サイドノズルの噴口から空気
を噴出させながら車両の側面を乾燥させる際、このサイ
ドノズルの噴口がフレームに設けた可撓板の開口部を通
って車両側に突出しているので、この可撓板の位置規制
力によってサイドノズルが中立位置に保持される。そし
て、この可撓板はサイドノズルの噴口近傍を支持するの
で、空気噴出の反作用で該サイドノズルが揺動すること
が効果的に防止される。そして、サイドノズルが車両の
接触した場合には、可撓板が弾性変形することにより前
記サイドノズルの前後方向の揺動が許容される。
(3) 実施例 以下、第1図〜第5図を参照して本発明の一実施例を
説明する。
以下の説明において、走行フレームFの走行方向を前
後方向、それと直交する方向を左右方向という。
第1図は本発明側面乾燥装置の正面図、第2図は第1
図II−II線に沿う部分側面図、第3図(A),(B),
および(C)は、第1図III−III線に沿う部分平面図
で、サイドノズルの作動状態を示す図、第4図は作用の
説明図、第5図はフローチャートである。
第1図において、車両Vを跨ぎ得るように門型に形成
した走行フレームFは、地上に敷設される案内レールR
上を走行輪Wを介して往復走行可能に支持される。
走行フレームFの左右両側部1には、洗車後の濡れた
車両Vの車体側面を乾燥するための一対の車体側面乾燥
装置Dが設けられる。一対の乾燥装置Dは何れも同一の
構造を有するので、以下にその1つについて詳細に説明
する。
走行フレームFの側部1には、ブロワー2が固設さ
れ、このブロワー2の下向きに開口する吐出口には伸縮
可撓性の導風管3の一端が接続される。前記導風管3
は、走行フレームFの内側に向って湾曲しており、その
他端に正面視台形状のサイドノズルNの入口が接続され
ており、このサイドノズルNの噴口4が走行フレームF
の内側に向けて開口される。サイドノズルNは走行フレ
ームFに傾倒可能に支持される。
次にサイドノズルNの支持構造について説明すると、
第1,第2図において、走行フレームFの側部1下端に
は、支持軸5をもって直状の傾倒アーム6が左右方向、
すなわち走行フレームFの走行方向と直交する方向に傾
倒可能に軸支7され、この傾倒アーム6の中間部には、
基端を走行フレームFに枢支される傾倒シリンダ8の他
端が連結される。そしてこの傾倒シリンダ8の伸長作動
により傾倒アーム6は第1図2点鎖線に示すように傾倒
される。また傾倒アーム6と走行フレームF間に戻しば
ね9が連結され、この戻しばね9の弾発力は傾倒アーム
6を第1図実線に示す直立位置に戻すように付勢する。
走行フレームFには、傾倒アーム6を挟んでその左右両
側に一対のストッパ10,11が固着され、傾倒アーム6
は、これらのストッパ10,11に係合して傾倒位置と直立
位置とに規制される。傾倒アーム6には、上下に間隔を
存して上,下支持腕12,13が固着され、これらの支持腕1
2,13には、サイドノズルNが、上,下部回動軸14,15を
介して前後方向すなわち走行フレームFの走行方向に揺
動自在に支承される。
走行フレームFの左右側部1の対向面にはゴム等の可
撓性材料で形成した膜状の可撓板20が張設されており、
その可撓板20に上下方向に形成したスリット状の開口部
21を通ってサイドノズルNの噴口4が車両の側面に対向
している。したがってサイドノズルNは、通常は前記可
撓板20の保持力によって中立位置、すなわち走行フレー
ムFの走行方向と略直交する方向に付勢され、車両に当
接すると可撓板20の弾性変形によって自由に揺動するこ
とができる。また、サイドノズルNの噴口4には、車両
Vとの接触によって該車両Vを傷つけないように保護ゴ
ム22が装着されている(第3図(A)〜(C)参照)。
更に、傾倒アーム6の上端とサイドノズルN間には、
該サイドノズルNの中立位置への復帰を補助するための
中立位置戻し装置NRが設けられる。この装置NRは前記上
部回動軸14に固着される平面四角形の中立駒16と、この
中立駒16の両側を挟むようにして傾倒アーム6の上端に
固着される一対の板ばね片17,17とより構成され、一対
の板ばね片17,17と中立駒16とは協働してサイドノズル
Nを中立位置に付勢している。
またサイドノズルNと傾倒アーム6間にはサイドノズ
ルNの中立位置を検出するための中立位置検出装置ND
設けられる。この装置NDは、前記上部回動軸14に固着さ
れる検出片18と、この検出片18と対向して前記傾倒アー
ム6に設けられる近接スイッチ19とより構成されてお
り、前記検出片18と近接スイッチ19は協働してサイドノ
ズルNが中立位置、あるいは揺動位置にあるかを検出す
ることができる。
第4図に示すように、走行フレームFには車両Vの前
後面と両側面を洗浄する開閉自在な左右一対のサイドブ
ラシ23,23、車両Vの上面を洗浄する昇降自在なトップ
ブラシ24、および車両Vの側面下部を洗浄する開閉自在
な左右一対のロッカーブラシ25,25が設けられている。
そして、これらサイドブラシ23,23、トップブラシ24、
ロッカーブラシ25,25、およびサイドノズルNの駆動は
走行フレームFの設けた制御装置26によって制御され
る。
次に、第4図の説明図および第5図のフローチャート
に基づいて上述の実施例の作用を説明する。
門型走行フレームFが矢印A方向に往行するとき、ブ
ロアー2を停止させた状態で傾倒シリンダ8を不作動と
してサイドノズルを第1図に実線で示す後退した直立位
置とし、サイドブラシ23,23、トップブラシ24、ロッカ
ーブラシ25,25を作動させて車両Vの洗浄を行う(ステ
ップS1)。上記往行による洗浄工程で、車両Vの停車位
置が左右方向にずれていてサイドノズルNが車両Vに接
触すると、このサイドノズルNが第3図(B)に示す位
置に揺動して中立位置検出装置NDが作動する(ステップ
S3)。中立位置検出装置NDが作動すると、走行フレーム
Fの往行を停止させるとともに、サイドブラシ23,23、
トップブラシ24、ロッカーブラシ25,25の回転が停止さ
れ、トップブラシ24は上限位置、サイドブラシ23,23と
ロッカーブラシ25,25は開限位置に格納される(ステッ
プS4)。
一方、サイドノズルNが車両Vに接触せずに走行フレ
ームFの往行が終了すると(ステップS2)、前記各ブラ
シ23,23;24;25,25の回転を停止して格納し、ブロアー2
を作動させるとともに傾倒シリンダ8を伸長駆動してサ
イドノズルNを第1図に鎖線で示す突出位置に揺動させ
て車両Vの側面に沿わせ、走行フレームFを第4図の矢
印B方向に復行させながら車両Vの乾燥を行う(ステッ
プS5)。そして、サイドノズルNが車両Vに接触するこ
となく前記復行が終了すると、それで乾燥工程が完了す
る(ステップS6)。一方、前記復行が終了する前にサイ
ドノズルNが車両Vに接触し、第3図(C)に示す位置
に揺動して中立位置検出装置NDが作動すると(ステップ
S7)、走行フレームFの走行方向を往行に切り換えると
ともにタイマーでT1の加算を開始する(ステップS8)。
そして、走行フレームFが所定距離(例えば、100〜200
mm)往行して前記T1が定数aを越えると(ステップS
9)、傾倒シリンダ8を不作動にしてサイドノズルNを
後退させ、走行フレームFを再び復行させる(ステップ
S10)。これにより、今度はサイドノズルNを車両Vに
接触させることなく走行フレームFの復行が行われ、復
行が終了すると走行フレームFを停止させて乾燥工程を
完了する。
さて、サイドノズルNが傾倒シリンダ8の作動によっ
て後退位置と前進位置との間を移動するとき、そのサイ
ドノズルNは可撓板20の開口部21を弾性変形させながら
自由に移動することができる。また、通常の状態におい
て、サイドノズルNは前記可撓板22の開口部21に挟持さ
れ、空気噴出の反作用によって前後に揺動しないように
安定的に中立位置に保持される。そして、サイドノズル
Nが車両Vに接触して揺動した後、外力が取り除かれる
と可撓板20の弾発力によって自動的に中立位置に復帰す
る。その際、中立位置戻し装置NRの板ばね片17の弾発力
によって、サイドノズルNの中立位置への復帰が一層確
実に行われる。
尚、可撓板20によってサイドノズルNが中立位置に付
勢されているので、上記中立位置戻し装置NRは必須のも
のではなく、必要に応じて省略することができる。また
中立位置戻し装置NRを装着する場合であっても、その板
ばね片17の弾発力は極めて弱いもので良く、サイドノズ
ルNが車両Vに接触した際に車両Vを傷付けることが防
止される。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は上記実
施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明
を逸脱することなく、種々の小設計変更を行うことが可
能である。
例えば、本発明ではサイドノズルNが前後方向に揺動
自在、かつ左右方向に傾倒自在に支持されているが、こ
のサイドノズルNの左右方向の傾倒は必須のものではな
く、前後方向に揺動自在であれば良い。またサイドノズ
ルNを走行フレームFに支持する代わりに、このフレー
ムを位置固定とし、車両Vをフレームに対して相対運動
させてもよい。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、サイドノズルの噴口が
フレームに設けた可撓板の開口部を通って車両側に突出
しているので、この可撓板の位置規制力によってサイド
ノズルが中立位置に保持され、しかも、この可撓板はサ
イドノズルの噴口近傍を支持するので、その可撓板の弾
発力を小さなものとしても、空気噴出の反作用でサイド
ノズルが揺動することが効果的に防止される。そして、
サイドノズルが車両に接触した場合には、可撓板が容易
に弾性変形して車両の損傷が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1〜第5図は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は本発明側面乾燥装置の正面図、第2図は第1図II−II
線に沿う部分側面図、第3図(A),(B),および
(C)は、第1図III−III線に沿う部分平面図で、サイ
ドノズルの作動状態を示す図、第4図は作用の説明図、
第5図はフローチャートである。 F……走行フレーム(フレーム)、N……サイドノズ
ル、V……車両、 4……噴口、20……可撓板、21……開口部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両(V)の左右側面に対向可能な噴口
    (4)を有するサイドノズル(N)を車両(V)の前後
    方向へ揺動自在にフレーム(F)に支持してなる車両の
    側面乾燥装置において、 前記フレーム(F)に開口部(21)を有する可撓板(2
    0)を設け、この開口部(21)を通して前記サイドノズ
    ル(N)の噴口(4)を車両(V)側に突出させたこと
    を特長とする、車両の側面乾燥装置。
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