JP5525996B2 - 洗車機 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の側面に対して接離自在のサイドブラシとサイドノズルを備えた洗車機において、サイドブラシの洗浄位置から自動車側面との距離を検出し、検出した車体側面に基づいてサイドノズルを車体側面に接近・離間するものである。
この種の洗車機として、特許文献1が知られている。特許文献1の洗車機は、自動車の側面に対して接離自在のサイドブラシとサイドノズルを備え、サイドブラシが車体に接触した位置から自動車側面までの距離を検出し、検出した距離に基づいてサイドノズルの移動目標値を設定している。この洗車機では、サイドブラシとウエイトとのバランスによりブラシを垂直姿勢のまま車体に接触させているため、ブラシの移動距離を測定することで、実際の車体側面までの距離が正確に検出できる反面、車体面の湾曲や凹凸の影響を受けやすく、ブラシの反発が繰り返されることで、車体との接触状態が安定せず、車体側面位置の検出が不安定なものとなる。
一方、サイドブラシを左右方向に揺動自在に備え、ブラシ開閉モータによりブラシを自動車側面に接触させ、ブラシが所定の傾斜角度を保持するようにモータを制御する洗車機も知られている。このような洗車機の場合、ブラシと車体との接触状態は安定するものの、ブラシを傾斜させて車体に接触させているため、ブラシの移動距離と実際の車体側面までの距離との間に誤差が生じやすいという問題がある。
特公平8−527号公報
そこで、本発明の課題は、サイドブラシを車体に押し付けて所定の制御角度に揺動させる洗車機で、正確に自動車側面までの距離を検出し、サイドノズルの移動目標値を設定することができる洗車機を提供するものである。
このような課題を解決するため本発明は、自動車の側面をブラッシング洗浄する左右一対のサイドブラシと、自動車の側面を送風乾燥する左右一対のサイドノズルと、前記サイドブラシを自動車の幅方向に開閉するブラシ開閉手段と、サイドブラシの開閉位置を検出する開閉位置検出手段と、サイドブラシを自動車の幅方向に揺動するブラシ揺動手段と、サイドブラシの揺動角度を検出する揺動角検出手段と、前記サイドノズルを自動車の幅方向に移動するノズル進退手段と、サイドノズルの進退位置を検出する進退位置検出手段と、自動車の上面高さを検出する車高検出手段と、サイドブラシの自動車側面に対する開閉位置に基づいてサイドノズルの進退位置を制御する制御手段を備えた洗車機において、制御手段は、開閉位置検出手段で与えられるサイドブラシの実測開閉位置と、揺動角検出手段で与えられるサイドブラシの揺動角度と、車高検出手段で与えられる自動車の上面高さとから車幅補正値を算出するとともに、車高検出手段で与えられる自動車の上面高さから洗浄時のサイドブラシ中心から車体までの接触半径を推測し、車幅補正値とブラシ接触半径から車体側面までの距離を算出してサイドノズルの開閉位置を設定し、ノズル進退手段を制御する。
本発明によれば、サイドブラシが車体に接触した位置や角度によって正確に自動車側面までの距離を検出し、サイドノズルの移動目標値を設定することができる。また、ブラシと車体との接触半径を考慮するため、距離算出の誤差を少なくすることができる。更に、サイドブラシの接触半径を車体上面高さやブラシ傾斜角度に応じて補正することで、距離算出の誤差を更に軽減できる。
本発明の洗車機を示す正面図である。 同洗車機の側面図である。 サイドブラシの正面図である。 サイドブラシの側面図である。 サイドノズルの側面図である。 制御系を示すブロック図である。 車体側面までの距離検出を説明する説明図である。 往工程でのサイドブラシの動作を示す説明図である。 車体上面高さによる制御角度の違いを示す説明図である。 復工程でのサイドノズルの動作を示す説明図である。 サイドノズルの進退位置を示す説明図である。
以下、本発明の実施態様について図面を基に説明する。図1は本発明の洗車機を示す正面図、図2は同洗車機の側面図である。
1は洗車機本体で、左右一対のレール2,2上を往復走行し、レール2,2間に停車される自動車を跨ぐように移動する。3,4・4は洗車機本体1に設けられる洗車処理装置としての回転ブラシで、3は車体面に沿って昇降動作し主に車体上面を洗浄するトップブラシ、4・4は車体面に沿って開閉動作し車体の側面および前後面を洗浄する左右一対のサイドブラシである。5,6・6は洗車機本体1に設けられ洗浄後の車体の乾燥をはかる洗車処理装置としてのブロワノズルで、5は車体面に沿って昇降動作するトップノズル、6・6は車体面に沿って出没動作する左右一対のサイドノズルである。
7は洗車機本体1の前方に配置され本体1の走行に伴い自動車の上面位置を読み取る車形検出装置、8は洗車機本体1が単位距離走行する毎にパルス出力する走行エンコーダ、9,9は洗車機本体1を走行させる走行モータである。車形検出装置7は、自動車を幅方向に挾むようにして上下に複数の発光素子を配列した発光部7aと受光素子を配列した受光部7bを対向させ、発光部7aと受光部7bの対となる発光素子・受光素子間で形成される光軸が自動車の車体によって遮られたのを検知して車両を検出し、車体の上面位置を検知するものである。
図3,4はサイドブラシ4の構造を示す説明図である。尚、図面では一方のサイドブラシのみを図示している。
サイドブラシ4は、洗車機本体1内の後方上部に水平に横架されたガイドレール10に挟持するキャリア11と、該キャリア11から吊下される回転軸12と、該回転軸12の周囲に植毛される布製又は樹脂製のブラシ体13とから構成され、ブラシ開閉装置14を介してキャリア11をガイドレール10に沿って走行し自動車の側面に対して左右別々に開閉可能にされるとともに、ブラシ揺動装置15を介して左右方向に揺動自在にされる。キャリア11には、正逆可能なブラシ回転モータ16が取り付けられており、プーリ、ベルト等からなる連係装置17を介して回転軸12と連係され、ブラシ体13を正転・逆転させる。
ブラシ開閉装置14は、サイドブラシ4を左右に開閉するものであり、キャリア11の両側面に先端が接続されスプロケット18,18間に懸架されたチェーン19と、一方のスプロケット18を回転駆動するブラシ開閉用モータ20と、モータの駆動軸先端に接続されるブラシ開閉位置検出用のエンコーダ21とから構成される。
ブラシ揺動装置15は、サイドブラシ4を垂直位置から下方が外側に開く位置に揺動させるもので、キャリア11の上面において回転軸12の上端を連結固定する支持板22と、該支持板22を一方向に揺動支持する支軸23とから構成される。支持板22の上面に揺動角度センサ24が取り付けられており、ブラシの揺動角度を検出される。
自動車の側面洗浄は、左右のサイドブラシ4,4を自動車側面に押し付けて、車体側面の形状に適した角度に傾斜させた状態で行われる。この傾斜角度は、車高や車体部位に応じて設定されるもので、揺動角度センサ24で揺動角度を検出しながらブラシ開閉用モータ20を駆動することで、所定角度範囲に保持される。
図5はサイドノズル4の構造を示す説明図である。尚、図面では一方のサイドノズルのみを図示している。
サイドノズル6・6は、洗車機本体1内の脚部に水平に取り付けられたガイドフレーム25に挟持するキャリア26と、該キャリア26に固定されるノズル体27とから構成され、ノズル進退装置28を介してキャリア26をガイドフレーム25に沿って走行し自動車側面に対して左右別々に進退可能にされる。
ノズル進退装置28は、キャリア26の両側面に先端が接続されスプロケット29,29間に懸架されたチェーン30と、一方のスプロケット29を回転駆動するノズル進退用モータ31と、モータの駆動軸先端に接続されるノズル進退位置検出用のエンコーダ32と、ガイドフレーム25の前端と後端にそれぞれ設けたドッグ33,33に接触するリミットスイッチ34とから構成される。
自動車の側面乾燥は、左右のサイドノズル6,6を自動車側面から所定距離離した位置に保持するように移動させながら行われる。この所定距離は、サイドブラシ4の開閉位置に基づき車高や車体部位に応じて設定されるもので、ノズル進退装置28のエンコーダ32で移動距離を検出しながらノズル進退用モータ31を駆動して所定距離範囲に保持される。
図6は実施態様の制御系を示すブロック図である。
35は制御部で、車形検出装置7と、走行エンコーダ8と、ブラシ開閉装置14のエンコーダ22・22と、揺動角度センサ24と、ノズル進退装置28のエンコーダ32・32と、リミットスイッチ34と、洗車駆動部36と、操作部37が接続されている。
洗車駆動部36は、洗車機本体1の走行モータ9と、サイドブラシ4・4のブラシ回転モータ16と、サイドブラシ4・4のブラシ開閉用モータ20と、サイドノズル6・6のノズル進退用モータ31とが接続される他、トップブラシ3、トップノズル5の駆動系が接続され、洗車制御部35で検出した自動車の上面形状・側面位置に基づいて洗車機本体1・トップブラシ3・サイドブラシ4・トップノズル5・サイドノズル6を駆動するものである。
操作部37は、洗車内容の選択や洗車の開始入力を行う他、操作する人に対し表示や音声で注意事項や操作手順等を案内出力するものであり、通常は洗車機本体1前面に設けられるが、運転者が乗車したままドライブスルー形式で洗車を行う場合等には、洗車機本体1と別体とし洗車エリアの入口に設置されることになる。
制御部35は、走行エンコーダ8からの情報に基づいて洗車機本体1の走行位置を検出する走行位置検出部38と、車形検出装置7と走行エンコーダ8からの情報に基づいて自動車の上面形状を検出する車形検出部39と、車形検出装置7とブラシ開閉装置14のエンコーダ22・22と揺動角度センサ24からの信号に基づいて自動車の側面位置を検出する側面位置検出部40と、各検出部38〜40での検出結果に基づいて洗車駆動部36を介して洗車機本体1・トップブラシ3・サイドブラシ4・トップノズル5・サイドノズル6に動作指令を与える洗車制御部41と、各種データを記憶するデータ記憶部42とを備えている。
走行位置検出部38は、走行モータ9の駆動に伴い洗車機本体1が単位距離走行する毎にエンコーダ8が出力するパルス信号をカウントすることで洗車機本体1の走行位置を検知する。
車形検出部39は、車形検出装置7の発光部7aに信号出力して発光素子を上から順に発光させ、これと同期して受光部7bにおける受光素子での受光レベルを取得して車体の上面位置を検知し、この上面位置を洗車機本体1の単位距離走行毎に蓄積して、上面形状データを形成する。
側面位置検出部40は、ブラシ開閉用モータ20の駆動に伴いサイドブラシ4が単位距離走行する毎にエンコーダ22・22が出力するパルス信号をカウントしていき、揺動角度センサ24でサイドブラシ4が車体側面に接触して制御角度に揺動したことを検出した時点のパルス数から車体側面までの距離を算出し、この距離を洗車機本体1の単位距離走行毎に蓄積して、側面形状データを形成する。
ここで、側面位置検出部40における車体側面までの距離検出について、図7を用いて説明する。
サイドブラシ4が車体側面に接触して制御角度θに揺動したとき、基点HPから測定点Pまでの実測距離Lがエンコーダ22のパルス数で測定されるとともに、その時点での車体上面高さHが車形検出装置7で検出され、実測距離Lと上面高さHに基づいて測定点Pに対する傾斜補正値C(=(支点高さA−H)×tanθ)が算出される。サイドブラシ4と車体との接触状況を見ると、ブラシ中心軸CLから接触半径Brをもって接触しているため、傾斜補正値Cで補正される測定補正点Paに対してこのブラシ接触半径Brを考慮した接触点Pbに補正し、車体側面までの距離W(=L−C+Br)が求められる。
さて、サイドブラシ4の揺動角度を検出するに当たり、揺動角度センサ24からの出力は様々な要因で変動し誤差を生じるので、要因に応じた対処法が必要である。まず、サイドブラシ4が開閉するときの加速度を捉えて誤差を検出するので、開閉装置14の起動時の所定時間は揺動角度センサ24の出力をマスクしている。また、ブラシ回転による反動やブラシが車体に接触したときの反発により誤差を検出するので、検出角度が制御角度θを中心とした所定範囲内のデータのみを距離算出値としている。更に、回転軸のズレによる回転ブレ等により回転が不安定となるので、ブラシの回転周期(例えば1回転)に同期した揺動角度センサ24の出力を平均化して揺動角度を抽出している。
尚、ブラシの接触半径Brは、固定値として与えるようにしても良いが、誤差を少なくするため、車体上面高さやブラシ傾斜角度に応じて補正するのが望ましい。車体上面高さとブラシ接触半径とは比例関係にあり、車体上面高さが低いほど接触半径は小さく、車体上面高さが高いほど接触半径は大きくなる。また、ブラシ傾斜角度とブラシ接触半径も比例関係にあり、傾斜角度が急なほど接触半径は小さく、傾斜角度が緩やかなほど接触半径は大きくなる。この知見を考慮し、車体上面高さや制御角度に応じた補正値を乗じてブラシの接触半径Brを求めるようにすることで誤差を少なくすることができる。
このように構成する洗車機の動作について説明する。ここでは1往復で洗浄と乾燥を実行する洗車コースを例示する。
往工程では、洗車機本体1の往行に伴い、走行位置検出部38で洗車機本体1の走行位置を検出し、車形検出部39で自動車の上面形状を検出し、側面位置検出部40で自動車の側面位置を検出し、これら検出したデータに基づいてトップブラシ3とサイドブラシ4・4を自動車車体に作用させて洗浄が行われる。
このうち、サイドブラシ4・4の動作について、図8を用いて説明する。
サイドブラシ4・4は、車形検出部39で検出する自動車の前端に対し、左右のブラシを閉じた状態でアプローチしていく。車形検出装置7が自動車の前端を検出してから、洗車機本体1が車形検出装置7とサイドブラシ4・4との距離S分走行すると、サイドブラシ4・4が自動車の前端に達したと判断し、洗車機本体1の往行を一旦停止させて左右のサイドブラシ4・4を回転させながら左右に開いていき、自動車の前面洗浄が行われる。
サイドブラシ4・4が左右に開くと、洗車機本体1の往行を再開するとともに、サイドブラシ4・4を閉じて車体側面に押し付けていき、左右のサイドブラシ4・4がハの字姿勢になるように傾斜させて車体の側面洗浄が行われる。この側面洗浄は、揺動角度センサ24で検出される揺動角度が制御角度θ±αに保持されるように開閉装置14にて車体側面への接離が制御される。尚、±αとは、サイドブラシが開閉するときの一時的な反動や車体に接触したときの回転反力を捉えて開閉装置14が頻繁に作動するのを防ぐために設定される許容変化角度で、通常1.5°程度に設定されている。
ここで、制御角度θは、図9に示すように、車形検出装置7で検出される上面高さに応じて適宜設定される。すなわち、地上高Haまでは、制御角度をθ1に設定し、地上高Hbまでは、制御角度をθ2(<θ1)に設定し、それ以上の高さは制御角度をθ3(<θ2)に設定される。車高が低い車体側面では、ブラシの接触面積が小さく、揺動作動点が低くなるので、ブラシの揺動角度を大きく設定してブラシへの押付力を高める。また、車高の高い車体側面では、ブラシの接触面積が大きく、揺動作動点が高くなるので、ブラシの揺動角度を小さくして、車体側面に均一に作用するようにしている。これにより、普通車のボンネット部等の低車高部を洗浄するときには、揺動角度を制御角度θ1とし、普通車のキャビン部等の中車高部を洗浄するときには、揺動角度を制御角度θ2とし、ワンボックス車のキャビン部等の高車高部を洗浄するときには、揺動角度が制御角度θ3として開閉装置14が制御される。
また、側面洗浄時には、側面位置検出部40で車体側面までの距離Wが算出される。距離Wは、上述したように、サイドブラシの制御角度θ・実測距離L・車体上面高さH・ブラシ接触半径Brのパラメータを用いて算出される。こうしたパラメータを用いた算出により、図8に示すように、自動車が斜めに停車された状態であっても、車体側面との距離Wが正確に取得される。また、車体上面高さの変化により制御角度が変化しても傾斜補正値とブラシ接触半径を考慮した算出により、誤差の少ない距離検出が可能になる。こうして算出された距離データは、走行位置検出部38で検出される洗車機本体1の走行位置とともに蓄積され、復工程においてサイドノズル6の進退データとして使用される。
車形検出装置7が自動車の後端を検出し、洗車機本体1が車形検出装置7とサイドブラシ4・4との距離S分走行すると、再び洗車機本体1の往行を一旦停止し、サイドブラシ4・4を閉じていくことで行われる。その後、洗車機本体1を走行停止位置まで走行させて停止し、往行の洗浄工程が終了となる。
復工程では、洗車機本体1の復行に伴い、往工程で検出した洗車機本体1の走行位置・自動車の上面形状・自動車の側面位置に基づいてトップノズル5とサイドノズル6・6を自動車車体に作用させて乾燥が行われる。
このうち、サイドノズル6・6の動作について、図10を用いて説明する。
サイドノズル6・6は、往工程で蓄積されたサイドブラシ4・4の距離データに基づいて制御される。まず、洗車機本体1がサイドブラシ4・4で検出した車体後端に対して、サイドブラシ4・4とのY方向の距離Y分だけ走行すると、サイドノズル6・6が自動車の後端に達したと判断し、左右のサイドノズル6・6を車体側面に接近させる。このとき、図11に示すように、サイドブラシ4・4と車体側面までの距離Wに対して、サイドブラシ4・4とのX方向の距離Xと、車体側面とノズル送風口とのオフセット量Dを加味した距離F(=W−X−D)分だけノズル進退装置28によって移動し、車体に接触することなく近距離から車体に向けて送風する。その後、車体側面とのオフセット量Dを保持するように、ノズル進退装置28を進退させていき、洗車機本体1が走行停止位置まで走行させて停止し、復行の乾燥工程が終了となる。
以上のように上記実施態様は、サイドブラシの位置から車体側面までの距離を算出し、その距離を用いてサイドノズル車体側面に接近させて乾燥の効率化を図ったものであり、車体側面までの距離を算出する際に、サイドブラシと車体との接触半径を考慮する点に特徴を有している。また、サイドブラシの接触半径を車体上面高さやブラシ傾斜角度に応じて補正することで、距離算出の誤差を少なくすることができる。
尚、サイドブラシのブラシ体に使用される素材によって、サイドブラシの制御角度の設定を選択するようにしても良い。すなわち、ブラシ体の素材がスポンジである場合と布である場合とでは、揺動角度センサで検出される揺動角度が同じであっても車体への接触度合いが若干変化するので、スポンジブラシ用の制御角度データと布ブラシ用の制御角度データを記憶しておき、使用するブラシ体によって選択するようにすると良い。
1 洗車機本体
4・4 サイドブラシ
6・6 サイドノズル
7 車形検出装置
14 ブラシ開閉装置
15 ブラシ揺動装置
28 ノズル進退装置
35 制御部
38 走行位置検出部
39 車形検出部
40 側面位置検出部
41 洗車制御部

Claims (1)

  1. 自動車の側面をブラッシング洗浄する左右一対のサイドブラシと、自動車の側面を送風乾燥する左右一対のサイドノズルと、前記サイドブラシを自動車の幅方向に開閉するブラシ開閉手段と、サイドブラシの開閉位置を検出する開閉位置検出手段と、サイドブラシを自動車の幅方向に揺動するブラシ揺動手段と、サイドブラシの揺動角度を検出する揺動角検出手段と、前記サイドノズルを自動車の幅方向に移動するノズル進退手段と、サイドノズルの進退位置を検出する進退位置検出手段と、自動車の上面高さを検出する車高検出手段と、サイドブラシの自動車側面に対する開閉位置に基づいてサイドノズルの進退位置を制御する制御手段を備えた洗車機において、
    前記制御手段は、前記開閉位置検出手段で与えられるサイドブラシの実測開閉位置と、前記揺動角検出手段で与えられるサイドブラシの揺動角度と、前記車高検出手段で与えられる自動車の上面高さとから傾斜補正値を算出するとともに、前記車高検出手段で与えられる自動車の上面高さから洗浄時のサイドブラシ中心から車体までの接触半径を推測し、傾斜補正値とブラシ接触半径から車体側面までの距離を算出してサイドノズルの開閉位置を設定し、ノズル進退手段を制御することを特徴とする洗車機。
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