JP2575849B2 - 画像露光方法およびその装置 - Google Patents
画像露光方法およびその装置Info
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Description
その装置に関し、詳しくは、主走査を行う光偏向器の面
倒れおよび/または記録材料の搬送むらによって生じラ
スタ間隔のずれに起因する濃度むらを打ち消すことので
きる画像露光方法およびその装置に関する。
るラスタスキャン方式が、文字等画像や絵、写真、映像
などの画像を最終的に例えば、紙やフィルムなどの記録
材料上に可視像として得る画像記録装置の画像露光装置
に用いられている。このラスタスキャン方式は、テレビ
スキャン方式とも呼ばれ、画面を順次一次元方向に、例
えば、左から右へ主走査するとともにこの主走査方向と
略直交する方向、例えば、上から下へ副走査して行く走
査方式である。
においては、半導体レーザ(LD)などの固体レーザ、ガ
スレーザおよび液体レーザのようなレーザ光源、発光ダ
イオード(LED)などの発光素子、この他、水銀灯、キ
セノンランプ、ナトリウムランプなどの光源を用いてお
り、このような光源から射出される光ビームに画像情報
を担持させ、ポリゴンミラーやガルバノメータミラーな
どの光偏向器により一次元的に偏向して主走査するとと
もに感光体や感光材料などの記録材料を前記主走査方向
と略直交する方向に副走査搬送手段により搬送して副走
査し二次元的に露光して、最終的に紙やフィルムなどに
二次元可視像を得ている。
走査線が副走査方向に一定間隔で多数平行に画成され、
所定間隔の縞模様のラスタが形成される。
どの光偏向器を主走査用として用い、記録材料の搬送を
副走査とする画像露光装置などのように1ライン(1
行)の書き込みタイミングを変えることが困難な画像露
光装置では、前記光偏向器に面倒れが存在し、面倒れ補
正が完全でない場合や記録材料の搬送にむらが存在する
場合には、光ビームの結像位置がずれて、ラスタ間隔に
不揃いが生じる。
になると、ラスタの間隔が接近しているところは濃く見
え、ラスタの間隔の離れているところは薄く見えること
になる。従って、このようにラスタ間隔にピッチむら
(不揃い)が存在する露光画像を可視像とした時に、画
像に濃度むらが発生し、可視再生画像の画質を著しく損
なうことになっていた。例えば、ラスタ間隔を1/16mmと
するとき、ポリゴンミラーの面数を8面とすると、面倒
れ補正が完全でないと0.5mmピッチのむらが出る。この
0.5mmの濃度むらは記録材料上で最も目立ち、画質上大
きな問題となる。また、さらに、前記光偏向器の反射面
の反射率にむらがある場合は、主走査線そのものに濃度
の不揃いが発生し、ラスタ間隔の不揃いと相まって、再
生画像に濃度むらを発生しやすい。
不揃いや主走査線の濃度の不揃いあるいはその合成不揃
いがある一定量を越えると再生画像上で濃度むらとして
認識されることになる。
スタ間隔の不揃いや濃度の不揃いを一定量以下に抑える
ように、ポリゴンミラーやガルバノメータミラーなどの
光偏向器の加工精度や動作精度や組み立て精度を上げた
り、面倒れ補正のための光学系の精度を上げ補正量を増
したり、記録材料搬送系特に副走査搬送手段の送り精度
を向上されるといった精度向上手段が採られていた。
ゴンミラーやガルバノメータミラーなどの光偏向器の回
転や記録材料の搬送を制御して、例えば、次のラスタ書
込位置まで記録材料が搬送されていない場合は、光偏向
器の回転を停止し、逆に、記録材料は次のラスタ書込位
置まで搬送されているのに光偏向器が遅れている時は搬
送を停止するなど書込みタイミングを可変にすることも
考えられるが、この方法は、ラスタ間隔を一定にするよ
りも複雑でかつ高価な制御系を必要とし、実現は困難で
ある。
限界があるばかりか、精度を向上させるためには高価な
装置や部品等を使う必要があり、コストを大幅にアップ
させていた。また低コストの装置を目指す場合には、こ
の様な方法を用いるに限界があった。
偏向器による光ビームの主走査と記録材料の搬送による
副走査とを用いるラスタスキャン方式で二次元的に露光
する際に、特別な精度の高価な光偏向器や副走査搬送手
段を用いる必要がなく、前記光偏向器の面倒れおよび/
または前記記録材料の送りむらか生じるラスタ間隔(主
走査線の間隔)の不揃いが生じても、そのラスタ間隔の
不揃いに応じて露光量を調整することにより主走査線ご
との濃度を調整して濃度むらを打ち消して、認識されな
いようにすることのできる画像露光方法およびその装置
を提供するものである。
り記録材料上に光ビームを一次元方向に順次照射して主
走査を行うと共に、この主走査方向と略直交する方向に
前記記録材料を搬送して副走査を行い、前記記録材料を
二次元的に露光するに際し、 主走査を行う光偏向器の面倒れおよび前記記録材料の副
走査方向の搬送むらによって生じる、前記記録材料上に
画成される主走査線の位置ずれに起因する濃度むらを打
ち消すように、前記記録材料上への露光量を調整するこ
とを特徴とする画像露光方法を提供するものである。
および前記記録材料の搬送むらによって生じる前記濃度
むらに加え、前記光偏向器の反射鏡面の反射率のむらに
よって生じる濃度むらも打ち消すように行われるのが好
ましい。
に順次照射して主走査を行うと共に、この主走査方向と
略直交する方向に前記記録材料を搬送して副走査を行
い、前記記録材料を二次元的に露光する露光装置であっ
て、 前記光ビームを照射する少なくとも1つの光源と、前
記光ビームを一次元方向に偏向する光偏向器と、前記記
録材料を副走査搬送する副走査搬送手段と、前記光偏向
器の面倒れ量が記憶された記憶手段と、前記副走査搬送
手段の搬送速度むらによる前記記録材料の搬送位置ずれ
を検出する手段と、前記記録材料上に画成される主走査
線を前記副走査方向の位置ずれに起因する濃度むを打ち
消すように、前記記憶手段から読み出された前記面倒れ
量および前記搬送位置ずれを検出する手段により検出さ
れた記録材料の搬送位置ずれから、直前の主走査線との
間隔を算出し、該間隔と少なくとも前記直前の主走査線
の濃度とから露光量の調整を行う制御手段とを有するこ
とを特徴とする画像露光装置を提供するものである。
に、 前記光偏向器の反射鏡面の反射率を予め記憶する反射
率記憶手段を有し、 前記制御手段は、前記面倒れ量および前記搬送位置ず
れに起因する濃度むらに加え、前記光偏向器の反射鏡面
の反射率のむらに起因する濃度むらも打ち消すように、
前記反射率記憶手段から読み出された前記光偏向器の使
用鏡面の反射率をも考慮して濃度補正を行い、前記露光
量の調整を行うことを特徴とする画像露光装置を提供す
るものである。
添付の図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明す
る。
系のフローを含む斜視説明図である。
的に、光源部12と、面倒れ補正光学系14と、ポリゴンミ
ラー16と、副走査搬送手段18と、本発明の画像露光方法
を制御する制御部20とを有し、光学系を構成する光源部
12と、面倒れ補正光学系14と、ポリゴンミラー16とは図
示しない定盤上に載置されている。
光が可能であるため、3色の例えば、イエロー(Y)用
光源22Y、マゼンタ(M)用光源22M、シアン(C)用光
源22Cと、その駆動源(ドライバ)24Y,24M,24Cと、Y用
光源22Yから射出された光ビーム23Yを所定の方向に反射
する反射ミラー26Y、少なくともY用光源22Yからの光ビ
ーム23Yを透過し、M用光源22Mからの光ビーム23Mを同
方向に反射するダイクロックミラー26M、少なくとも光
ビーム23Y,23Mを透過し、C用光源22Cからの光ビーム23
Cを同方向に反射するダイクロックミラー26Cと、反射ミ
ラー26Y、ダイクロックミラー26M,26MCにり光ビーム23
Y,23M、23Cが1本化された光ビーム27のビーム径を調整
するコリメータレンズ28と、面倒れ補正用のシリドリカ
ルレンズ30と、光ビーム27をポリゴンミラー16の鏡面16
aに向けて反射する反射ミラー32とで構成される。ここ
で、第1図に示す例では、カラー画像露光のため、3色
の光源22Y,22M,22Cとそのドライバ24Y,24M,24Cと、3色
の光源22Y,22M,22Cから射出される光ビーム23Y,23M,23C
を1本化するための反射ミラー26Y,ダイクロックミラー
26M,26Cとが設けられているが、モノクロ画像露光の場
合、光源、そのドライバ、反射ミラーは1組でよい。
するための光偏向器であって、複数の鏡面16aを有す
る。第1図に示す例では8面の鏡面からなる。ポリゴン
ミラー16はモータなどの駆動源34により一定速度で回転
される。駆動源34にポリゴンミラー16の回転を制御する
ためのエンコーダ35が取り付けられている。本発明で
は、このエンコーダ35の情報を用いて、走査露光に用い
られているポリゴンミラー16の鏡面16aが8面あるうち
のどの鏡面であるかを検知し、ポリゴンミラー16の鏡面
16aの面倒れ量を決定する。本発明では、光偏向器とし
てポリゴンミラー16を用いたけれども、1本の光ビーム
を一次元方向に偏向することができる光偏向器であれば
何を用いてもよく、例えば、回転ミラーを使うものや、
回動ミラーを揺動して用いるガルバノメータミラーなど
を用いることができる。
27が27aから27bまで偏向され、偏向された光ビーム27a
〜27bはfθレンズなどの走査レンズ36を透過し、凹状
シリドリカルミラー38は反射され、立ち下げられて、副
走査搬送手段18により搬送される記録材料40上に1本の
主走査線42を形成するように光学系が構成される。ここ
で、主走査線42は1本のラスタを画成する。
ラー38とは、ポリゴンミラー16の鏡面16aの面倒れに起
因する走査位置ずれを補正する面倒れ補正光学系14を構
成し、これとともに、走査レンズ36はポリゴンミラー16
で偏向された光ビーム27a〜27bを記録材料40面上に収束
させる。
ち、主走査線42と略直光する副走査方向に搬送するもの
であればいかなるものでもよく、記録材料40の形態に応
じて適宜最適なものを用いてよい。例えば、記録材料が
感光体ドラムである場合、あるいはシート状感光材料な
どであってもドラムに巻回されて用いられる場合は、感
光体ドラムあるいはドラムそのものが副捜査搬送手段18
を構成する。また、記録材料がシート状感光材料である
場合は、ベルトコンベアあるいは第1図に示すように二
組のローラ対により構成することができる。
aと44bおよび46aと46bにより構成され、シート状の記録
材料40挟持搬送する。二組のローラ対のそれぞれ下側の
ローラ44aおよび46aの一方の側には同期ベルト48が懸架
され、ローラ44aの他方の側に取り付けられた駆動源50
により同期駆動され、記録材料40を一定速度で搬送す
る。
れらのローラ44aおよび46aは等速回転する。
を構成する二組のローラ対のローラ44aに取り付けられ
ているが、この例に限定されず、いずれのローラに取り
付けてもよいし、またこれらのローラに直結せず、ベル
ト、チェーン、歯車等の伝動手段を介して二組のローラ
対を駆動するようにしてもよい。ローラ44aの同期ベル
ト48側にはローラ44aの回転速度すなわち記録材料40の
搬送速度を検出するためのロータリーエンコーダ52が取
り付けられる。ロータラーエンコーダ52を取り付ける位
置は、駆動側のローラ44aまたは46aが好ましいが、第1
図は示す例に限定されず、二組のローラ対のいずれのロ
ーラの軸端でもよいし、駆動軸50の軸端に取り付けても
よい。
送手段18の搬送速度むらすなわちローラ44a,46aの回転
速度むらに起因する記録材料40の搬送位置ずれを検出す
るための搬送位置ずれ検出手段を構成する。ここで、搬
送位置ずれ検出手段は、副走査搬送手段18を構成する二
組のローラ対のいずれかに取り付けられたロータリーエ
ンコーダ52に限定されるわけではなく、もともとモータ
などの駆動源に内蔵されているロータリーエンコーダな
どを用いてもよい。
1図および第2図に示すように走査位置ずれおよび書き
込み濃度を演算するマイクロプロセッサ(以下μPとい
う)54と、ポリゴンミラー16の各鏡面16aの面倒れ補正
光学系14による補正後に存在する面倒れ量情報を予め記
憶しておくROM56およびポリゴンミラー16の各鏡面16aの
反射率情報を記憶しておくROM58と、直前の主走査線上
に画成されるラスタ68aの濃度情報あるいは位置と濃度
情報を記録するRAM60と、次回に書き込む主走査線上に
ラスタ68Cの濃度を記憶しておくRAM62と、今回書き込む
主走査線上のラスタ68bの本来の補正前の濃度情報を記
憶しておくRAM64と、RMA64からの今回書込補正前の濃度
情報にμP54からの濃度補正量を加算して、今回のラス
タ68bを実際に書き込むのに用いられる補正後の濃度情
報を変調して、各色の露光量電気信号を出力する露光量
調整手段66とから構成される。
ーエンコーダ52からの記録材料40の搬送速度情報を受け
て搬送位置ずれを検出し、さらにポリゴンミラー16の駆
動源34のエンコーダ35からの使用鏡面の情報に基づいて
ROM56から使用鏡面の面倒れ量を読み込んで、直前のラ
スタ68aと今回書き込まれるラスタ68bの間隔を算出し、
すなわち今回のラスタ68bの走査位置ずれを算出し、こ
のラスタ間隔または走査位置ずれと、RAM60からの直前
のラスタ68aの濃度情報、RAM62からの次回に書き込まれ
るべきラスタ68cの濃度情報およびROM58からのポリゴン
ミラー16の使用鏡面の反射率情報に基づいて、今回書き
込むべきラスタの濃度補正量を決定する。μP54で決定
された濃度補正量は露光量調整手段66においてRAM64か
ら読み込まれた今回の本来の補正前の濃度に加算され
て、補正後の今回書き込むべき濃度を決定し、各色の露
光量電気信号に変調し、各色のドライバ24Y,24M,24Cに
伝送される。
方法すなわち露光量調整方法を第2図を参照して説明す
る。第2図(a)に示すように直前のラスタ68aと今回
書き込むラスタ68bと次回書き込むラスタ68cとが等間隔
である場合には、濃度補正従って露光量調整を行わな
い。例えば、ラスタ68a,68b,68cの本来書き込まれるべ
き濃度が等しいとすれば露光量も等しくなり、実際に書
き込まれた濃度も等しくなる。しかし、第2図(b)に
示すように直前のラスタ68aと今回のラスタ68dとのラス
タ間隔が近く、ラスタ68dと次回のラスタ68eとの間隔が
遠い場合には、その間隔およびラスタ68a,68d,68eの濃
度に応じてラスタ68dの濃度が本来書き込まれるべき濃
度よりも薄くなり、次回のラスタ68eの濃度が本来書き
込まれるべき濃度よりも濃くなるように補正され露光量
が調整される。逆に第2図(c)に示すように、直前の
ラスタ68aと今回ラスタ68fの間隔が大きく、今回のラス
タ68fと次回のラスタ68との間隔が小さい場合には、ラ
スタ68fの濃度は増加させ、ラスタ68gの濃度は減少させ
る。
ちに対応するラスタ間で等しいとすると、実際に書き込
まれた濃度の関係は以下のようになる。
ビーム強度0.01mW、ビーム径70×90μm、ラスタピッチ
60μmとして発色濃度0.8で単色露光を行った。
0%とする時、第2図(b)示すようになり、この時の
ラスタ間隔がラスタ68aとラスタ68dとの間隔が99%でラ
スタ68dとラスタ68eとの間隔が101%なるような位置に
各ラスタが書き込まれた場合、本来の第2図(a)に示
すピッチむらのない状態に対して最大でピーク間で0.06
7(P−P)の濃度変化がみられ、濃度むらとなってい
た。
を行うため、ラスタ68dの書き込み露光量を減少させる
べく、ビーム強度を98%にし、ラスタ68eの書き込み露
光量を増加させるべく、ビーム強度を102%にするよう
に露光量調整したところ、濃度変化は0.029(P−P)
になり、濃度むらは半減した。
ち、主走査線の間隔に応じて、ビーム強度の調整により
書き込み露光量の調整を行うが、その調整量は、本来書
かれるべきラスタの発色濃度、使用する記録材料、光源
等により適宜決定すればよい。
露光量調整手段66で今回の書込濃度を決定するよう構成
したけれども、μP54で直接今回の書込濃度を決定する
よう構成してもよい。
面倒れ補正光学系14で補正した後に存在するポリゴンミ
ラー16の鏡面の面倒れ量が予め計測されて記憶される。
状態で、計測された反射率が予め記憶される。
コーダ35と各鏡面の面倒れ量を予め記憶しているROM56
とはポリゴンミラー16の鏡面16aの面倒れ量を決定する
手段を構成する。
ミラー16のエンコーダ35を用いたけれども、本発明はこ
れに限定されるわけではなく、例えば、第3a図に示すよ
うに直接ポリゴンミラー16の特定の面を検知する直接手
段や第3b図に示すようにポリゴンミラー16と同軸回転す
る回転板の所定の位置を検知する間接手段を用いること
ができる。この他、ポリゴンミラー16の使用鏡面を検知
できる手段であればいかなる手段を用いてもよい。
ラー16の所定の鏡面16gの上面の所定の位置に設けられ
たあるいは貼着された被検知部71と、被検知部71におい
てパルスを発生するピックアップ72とで構成され、直接
鏡面を検知するが、同図の場合は8面の鏡面からなる
が、検出鏡面16gの2つ後の鏡面を使用鏡面16aとして検
知する。もちろん、図中の使用鏡面16aの上面に被検知
部71を設け、直接検知してもよい。ここで、ピックアッ
プ72としては、電磁ピックアップ、発光受光素子からな
るフォトセンサー、静電ピックアップ等を用いことがで
きる。電磁ピックアップを用いる場合の被検知部71は、
ポリゴンミラー16の上面検知される所定の部分が磁性材
料であれば、非磁性材料、逆に前記上面が非磁性材料で
あれば、磁性材料とすればよい。さらに、フォトセンサ
ーの場合は被検知部71とポリゴンミラー16の上面の所定
部分とを光の反射率とが異なるように構成すればよい。
この他、種々の非接触式のピックアップを用いることが
できる。
使用鏡面を検出する手段であって、ポリゴンミラー16と
同軸で回転する回転円板75と回転円板75の所定の位置に
開けられたスリット76と回転円板75を介してスリット76
の上下に設けられた発光素子77aと受光素子77bとから構
成される。スリット76の市は、図中の使用鏡面16aに相
当する位置であっても、使用鏡面16aとの位置関係がは
っきりしていれば、いずれの位置に設けてもよい。
の書き込みあるいは始めの何行目かの書き込みの1つの
に使用される面が検出できればよく、第3a図および第3b
図に示すように検知する鏡面位置は1ヶ所でよいが、本
発明はこれに限定されるわけではなく、複数の鏡面位置
を検知できるように構成してよい。もちろん、第1行目
の書き込みに使用される面がどのような場合にも確実に
検知されるように、すべての鏡面を検知するように構成
してもよい。
の濃度補正量を走査位置ずれたまたはラスタ間隔と直前
のラスタ68aと次回の書き込ラスタ68cとから算出するよ
うに構成したが、前記走査位置ずれまたはラスタ間隔の
みから算出してもよい。ラスタ間隔のみによる補正であ
っても一応の濃度むらは除くことができる。さらには第
1図に示す例では、ポリゴンミラー16の使用鏡面の反射
率情報をも考慮して濃度補正を行い、露光量を調整して
いるが、反射率による補正を行わなくてもよい。
示すカラー画像露光装置を代表例として説明したが、本
発明はこれに限定されるわけではなく、本発明の画像露
光方法を実施することのできる画像記録装置あるいは本
発明の画像露光装置を適用することのできる画像記録装
置に応じて適宜変形することができる。また、このよう
な画像記録装置は、カラーもしくはモノクロ複写装置で
あっても画像読取部を有さず、種々の画像処理装置、例
えば、コンピーュータ、ビデオ、光ディスクからの画像
であっても適合する画像処理装置により処理されたカラ
ーもしくはモノクロ画像情報を受けてカラーもしくはモ
ノクロ画像を記録するカラーもしくはモノクロプリンタ
ーであってもよい。
光体ドラムやカラーあるいはモノクロ感光材料のいずれ
であってもよい。このため、本発明を適用可能な画像記
録装置は、カラーあるいはモノクロのいずれであっても
よいが例えば、本出願人の出願に係る特願昭63−241552
号に開示された画像記録装置を始めとして、電子写真式
画像記録装置、銀塩写真式画像記録装置、感熱転写式画
像記録装置、インクジェット画像記録装置、レーザプリ
ンタ、レーザ複写装置、ビデオプリンタ、ビデオ複写装
置、この他種々の感光材料、例えば感光感圧成感光材
料、感光材料樹脂材料などを用いる画像記録装置等を挙
げることができる。
は以上のように構成されるが、本発明はこれに限定され
るわけでなはなく、本発明の要旨を逸脱しないよう範囲
において種々の改良並びに設計の変更が可能なことは勿
論である。
ば、通常の加工精度や組立精度の露光光学系や記録材料
の搬送系に起因する記録材料に形成される主走査線上の
ラスタの位置ずれが生じる場合に、ラスタ間隔が近接す
れば、ラスタの濃度を薄く、離れれば濃くなるように露
光量を調整することにより、前記ラスタの位置ずれに起
因する濃度むらを打ち消し、見えないようにすることが
できるので、低コストで、容易に濃度むらのない画質の
よい再生画質を得ることができる。
ポリゴンミラーやガルバノメータミラーなどの光偏向器
の面倒れ量および/または記録材料の搬送系の搬送速度
むらによる搬送位置ずれを検出することにより、前記面
倒れ量および/または搬送位置ずれによる主走査線すな
わちラスタの走査位置ずれを算出して、ラスタの濃度を
ラスタ間隔の遠近に応じ濃薄となるように露光調整する
ので、前記走査位置ずれに起因する濃度むらを高価な高
精度の光学系や搬送系を用いなくても容易に打ち消すこ
とができ、濃度むらのない画質のよい再生画像を得るこ
とができる。
像露光装置の一実施例の制御系を含む斜視説明図であ
る。 第2図(第2a図、第2b図、第2c図)は、本発明の画像露
光方法により露光量調整されて画成されたラスタ(主走
査線上の)を示す説明図である。 第3a図および第3b図は、本発明の画像露光装置に用いら
れるポリゴンミラーの使用鏡面を検知する手段のそれぞ
れ一実施例の斜視図である。 第4図は、従来の画像露光装置により画成されたラスタ
を示す説明図である。 符号の説明 10……画像露光装置、 12……光源部、 14……面倒れ補正光学系、 16……ポリゴンミラー、 16a、16g……鏡面、 18……副走査搬送手段、 20……制御部、 22Y、22M、22C……光源、 24Y、24M、24C……ドライバ、 26Y……反射ミラー、 26M、26C……ダイクロックミラー、 27、27a、27b……光ビーム、 28……コリメータレンズ、 30……シリンドリカルレンズ、 32……反射ミラー、 34……駆動源、 35……エンコーダ、 36……走査レンズ、 38……シリンドリカルミラー、 40……記録材料、 42……主走査線(ラスタ)、 44a、44b、46a、46b……ローラ、 48……ベルト、 50……駆動源、 52……ロータリーエンコーダ、 54……マイクロプロセッサ(μP) 56、58……ROM、 60、62、64……RAM、 66……露光量調整手段、 68a、68b、68c、68d、68e、68f、68g……ラスタ、 70、74……使用鏡面検出手段、 71……被検出部、 72……ピックアップ、 75……回転円板、 76……スリット、 77a……発光素子、 77b……受光素子
Claims (4)
- 【請求項1】光偏向器により記録材料上に光ビームを一
次元方向に順次照射して主走査を行うと共に、この主走
査方向と略直交する方向に前記記録材料を搬送して副走
査を行い、前記記録材料を二次元的に露光するに際し、 前記主走査を行う光偏向器の面倒れおよび前記記録材料
の副走査方向の搬送むらによって生じる、前記記録材料
上に画成される主走査線の位置ずれに起因する濃度むら
を打ち消すように、前記記録材料上への露光量を調整す
ることを特徴とする画像露光方法。 - 【請求項2】前記露光量の調整は、前記光偏向器の面倒
れおよび前記記録材料の搬送むらによって生じる前記濃
度むらに加え、前記光偏向器の反射鏡面の反射率のむら
によって生じる、前記記録材料上に画成される主走査線
の位置ずれに起因する濃度むらも打ち消すように行われ
る請求項1に記載の画像露光方法。 - 【請求項3】記録材料上に光ビームを一次元方向に順次
照射して主走査を行うと共に、この主走査方向と略直交
する方向に前記記録材料を搬送して副走査を行い、前記
記録材料を二次元的に露光する露光装置であって、 前記光ビームを照射する少なくとも1つの光源と、前記
光ビームを一次元方向に偏向する光偏向器と、前記記録
材料を副走査搬送する副走査搬送手段と、前記光偏向器
の面倒れ量が予め記憶された記憶手段と、前記副走査搬
送手段の搬送速度むらによる前記記録材料の搬送位置ず
れを検出する手段と、前記記録材料上に画成される主走
査線の前記副走査方向の位置ずれに起因する濃度むらを
打ち消すように、前記記憶手段から読み出された前記面
倒れ量および前記搬送位置ずれを検出する手段により検
出された記録材料の搬送位置ずれから、直前の主走査線
との間隔を算出し、該間隔と少なくとも前記直前の主走
査線の濃度とから露光量の調整を行う制御手段とを有す
ることを特徴とする画像露光装置。 - 【請求項4】請求項3に記載の画像露光装置であって、
さらに、 前記光偏向器の反射鏡面の反射率を予め記憶する反射率
記憶手段を有し、 前記制御手段は、前記面倒れ量および前記搬送位置ずれ
に起因する濃度むらに加え、前記光偏向器の反射鏡面の
反射率のむらに起因する濃度むらも打ち消すように、前
記反射率記憶手段から読み出された前記光偏向器の使用
鏡面の反射率をも考慮して濃度補正を行い、前記露光量
の調整を行うことを特徴とする画像露光装置。
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---|---|---|---|
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JP63287421A JP2575849B2 (ja) | 1988-11-14 | 1988-11-14 | 画像露光方法およびその装置 |
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ID=17717112
Family Applications (1)
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1988
- 1988-11-14 JP JP63287421A patent/JP2575849B2/ja not_active Expired - Fee Related
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