JP2003266761A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003266761A
JP2003266761A JP2002072089A JP2002072089A JP2003266761A JP 2003266761 A JP2003266761 A JP 2003266761A JP 2002072089 A JP2002072089 A JP 2002072089A JP 2002072089 A JP2002072089 A JP 2002072089A JP 2003266761 A JP2003266761 A JP 2003266761A
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JP2002072089A
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English (en)
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Taro Masuda
太郎 増田
Toshio Hisamura
俊夫 久村
Yasuhiro Arai
康裕 荒井
Kenji Koizumi
健司 小泉
Kazuhiro Hama
和弘 浜
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置において、主走査倍率補正の前
後における印字幅とライン同期信号との管理が簡単にな
るようにする。 【解決手段】 主走査同期信号を基準に補正画素数分も
含めたライン同期信号を生成する。元データについて、
有効画像データ部分以外を白画素に割り当て補正前修正
画像データとする。補正前修正画像データに対し、主走
査倍率補正を施し補正後画像データを生成する。印字領
域を拡大することで白画素に割り込む部分の白画素を拡
大後のデータ値に置き換え、白画素が有効画像範囲から
はみ出る分は破棄する。縮小する場合には、画素数が足
りなくなる両サイドまたは片サイドの画素データを、白
画素に割り当てる。倍率補正の前後で、印字領域が変化
するから主走査方向の画像幅を補正できる。フラグ画素
も含めた有効期間内の画素数は補正の前後で変わらず、
同期信号の有効画像範囲と同じ幅を維持するので、補正
前後の同期信号を共通にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データに基づ
いて光強度が変調されたビーム光で被走査体を走査する
ことにより画像を形成する画像形成装置に関する。特
に、カラーレジ補正など、像形成時における画像幅の変
動を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を採用した画像形成装置に
おいては、像担持体としての感光体を帯電器で帯電し、
帯電された感光体に画像情報に応じた光(ビーム光)を
照射して潜像を形成し、この潜像を現像器によって現像
し、現像されたトナー像をシート材などに転写して画像
を形成している。
【0003】一方、画像のカラー化に伴い、多種類の色
材にて画像を形成する装置が提案されている。この場
合、それぞれの色材の印字量を精度良く調節することに
より良好なフルカラー画像が得られる一方で、色材同士
が印字前に混ざり合うことは、画質の重大な低下に繋が
る。そこで、各画像形成プロセスがなされる印字ユニッ
ト(画像形成部)を色材数の分だけ用意し、それらをシ
ート搬送方向に一列に配置した、いわゆるタンデム構成
の画像形成装置のカラー画像形成装置が提案されてい
る。
【0004】このタンデム構成の画像形成装置では、た
とえば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の3種類、あるいはこれにブラック(K)を追加
した4種類の色材を用いるのが一般的であり、より高画
質を目指す場合には、前記3あるいは4種類を超える色
材を用いる。そして、たとえばシアン像、マゼンタ像、
イエロー像、さらに好ましくはブラック像の各色像をそ
れぞれの像担持体に形成し、各像担持体の転写位置にて
シート材に各色像を重ねて転写することで、フルカラー
画像を形成する。このタンデム方式のカラー画像形成装
置は、色材数に応じた分の画像形成部を有するため、高
速化に有利である。
【0005】しかし、タンデム方式のカラー画像形成装
置では、色材相互の印字位置が変わると色材の重なり具
合が変わるので、同量の色材を印字しても人の目には異
なった色として認識される。つまり、各色像の印字位置
のずれが、色調の変化として現れてくる。このため、各
色材用の画像形成部間の相対的な位置を精度よく調整
し、さらにこの調整された位置が経時的に変化しないよ
うに維持し続け、色材相互の印字位置を常に一定に保つ
ことが必要となる。つまり、タンデム方式では、異なる
画像形成部で形成された各色像の位置合わせ(レジスト
レーション)をいかに良好に行なうかが画像品質上重要
である。
【0006】転写画像の位置ずれの原因の1つとして、
各色の主走査方向の画像幅の差がある。これは、画像形
成部の交換(たとえばメモリによる画像遅延量の違
い)、カラー画像形成装置の設置状態の変化、およびカ
ラー画像形成装置内の温度や湿度の変化などにより、走
査光学系や画像形成部の感光体ドラムまでの光路長が各
色間で違いを生じることが主な原因である。これが発生
すると、各色の露光位置がずれ、これにより各色の印字
位置がずれ、結果的には、画像に色ずれが生じ、画像歪
み(ボー歪み)が発生する。
【0007】そこで印字位置のずれ(カラーでは色ずれ
現象)を補正するため、画像歪み量を検出し、その検出
結果に基づいて、各色の倍率補正パラメータを求め、こ
の倍率補正パラメータを使って各色の画像の位置を合わ
せる技術が、たとえば、特開2000−15870号や
特開2001−5245号などに提案されている。ま
た、画像歪み量を検出する手法としては、たとえば、主
走査方向に対して垂直方向に、たとえば複数の直線など
の基準パターン(以下レジストパターンという)をシー
ト材などに各色で描画し、センサによってレジストパタ
ーンが描画された位置を検出し、レジストパターンが描
画される期待位置と実際にレジストパターンが描画され
た位置とのずれ量を算出する方法がある。
【0008】また前記特開2001−5245号では、
倍率補正パラメータに基づいて画素を挿入することによ
り、主走査方向の倍率誤差を補正するようにしている。
ここで、画素挿入による倍率補正後のライン同期信号
(Line Sync ;ライン有効画像信号)は、挿入した画素
数だけ有効範囲幅が長くなることが記載されている。こ
こで、ライン同期信号とは、画像形成時の主走査方向に
おける有効画像範囲を示す。つまり、通常は、画像デー
タの印字有効範囲と一対一のもの(アクティブ幅が同
じ)である。画素挿入による倍率補正後のライン同期信
号の有効画像範囲を、挿入した画素数だけ長くするのは
このためである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開2001−5245号の方法のように、倍率補正パラ
メータに基づいて挿入する画素数を計算し、この計算結
果に基づいて補正後の画像データに応じたライン同期信
号を生成すると、次のような問題が生じる。
【0010】第1に、倍率補正パラメータが変わるごと
に印字有効範囲が変わるので、補正後のライン同期信号
も有効画像範囲幅を変えなければならない。第2に、主
走査方向の中心を画像形成の中心とするいわゆるセンタ
ーレジの画像形成装置では、主走査方向の画像データの
幅(用紙サイズ)が変わるごとに、1ライン分の倍率補
正パラメータの開始位置を変えなければならない。つま
り、第1や第2によれば、画像形成部の交換や環境変化
あるいは用紙切替えなどに応じて倍率補正パラメータを
変更すると、それに応じてライン同期信号の有効画像範
囲や開始点を変更させなければならず、その処理が煩雑
になる。また、第3に、1ページ内で倍率補正パラメー
タを変化させる場合には、ページ内で複数種類のライン
同期信号を生成し、それを切り替える機能が必要とな
る。つまり、1ページ内で倍率補正パラメータを変更す
ると、それに応じてライン同期信号も変更させなければ
ならず、これを副走査処理の過程で実施しなければなら
ず、その処理が煩雑になる。したがって、これらの全て
の機能を同一機種に盛り込もうとすると、その処理が一
層煩雑になるし、回路規模も増大してしまう。
【0011】なお、主走査方向の位置ずれに関しては、
前記タンデム構成のカラー画像形成装置において特に色
ずれとして現れる点で顕著な問題となっているが、必ず
しも、タンデム構成特有の問題ではない。たとえば、精
度のよい印刷サイズを確保しなければならないときに
は、絶対基準に対する主走査方向の画像幅のずれが問題
となる。カラー画像形成装置の設置状態の変化、および
カラー画像形成装置内の温度や湿度の変化などにより、
走査光学系や画像形成部の感光体ドラムまでの光路長が
所定条件からずれると、印字サイズが絶対基準からずれ
る。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、倍率補正パラメータを変化させる場合であって
も、回路規模をさほど増大させることなく、主走査方向
の倍率誤差を補正することができる画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
画像形成装置は、画像データに基づいて光強度が変調さ
れたビーム光で被走査体を走査することにより画像を形
成する画像形成部と、画像形成部により画像を形成する
際に生じ得る画像歪み量を検出する画像歪検知部と、画
像歪検知部により検出された画像歪み量に基づいて主走
査方向の画像幅を補正する主走査倍率補正部とを備えた
画像形成装置であって、主走査倍率補正部は、前記補正
前の画像データの有効期間幅内の画素数と、前記補正後
の画像データの有効期間幅内の画素数が同じになるよう
に、画像データの画素点を増減することで前記主走査方
向の画像サイズを補正する。
【0014】たとえば、同期信号生成部から発せられ
た、画像形成時の有効画像範囲(主走査方向)を示すラ
イン同期信号の有効画像範囲内における、有効画像範囲
と補正前および補正後の各画像データの印字有効範囲と
の差の部分については、フラグ画素として割り当てるこ
とで、有効期間幅および有効画像範囲のそれぞれの範囲
内の画素数を等しくする。ここで、フラグ画素とは、画
像形成上実質的に無効なデータ値を持つ画素であればよ
く、たとえば、印字システムであれば白画素を割り当て
るのがよい。
【0015】
【作用】上記構成の画像形成装置において、主走査倍率
補正部は、従来のように、印字有効幅とライン同期信号
の有効画像範囲幅とを等しいものとして取り扱うのでは
なく、印字有効幅を含むように、新たに有効期間幅を管
理し、この有効期間幅内の画素数が、補正の前後で等し
くなるようにする。このためには、たとえば、ライン同
期信号の有効画像範囲内において、有効画像範囲と補正
前および補正後の各画像データの印字有効範囲との差分
の画素を白画素などのフラグ画素として割り当てる。
【0016】これにより、フラグ画素部分と印字有効範
囲との合計画素数が、ライン同期信号の有効画像範囲内
の画素数と等しくなる。補正の前後で印字有効範囲内の
画素数が変わるが、その変化分を相殺するようにフラグ
画素数を調整することで、有効期間幅内の画素数を、補
正の前後で等しくできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0018】図1は、マルチビーム光源の一例である面
発光型半導体レーザ(以下VCSELという)アレイを
用いて画像を記録する画像形成装置を搭載したカラー複
写装置の一例の機構図である。
【0019】このカラー複写装置1は、ゼログラフィー
を利用して画像を所定の記録媒体に記録するものであっ
て、画像取得部10、画像処理部20、画像出力部3
0、およびプラテンカバーの機能も備えた循環機能のな
いADF(Automatic DocumentFeeder ;自動原稿搬
送)装置60を備える。画像処理部20は、画像取得部
10と画像出力部30との境界部分に配された基板上に
設けられている。
【0020】カラー複写装置1は、プラテンガラス11
上に設けられたADF装置60を利用するのか否かに応
じて、固定読取方式と搬送読取方式とを選択して使用可
能に構成されている。なお、ADF装置60は、循環機
能のないものであるが、循環機能を有する原稿自動給送
装置(RDF;Duplex Automatic Document Feeder)を
使用することもできる。
【0021】画像取得部10は、筐体112と、この筐
体112上に設けられた透明ガラスからなるプラテンガ
ラス(原稿載置台)11とを備える。また画像取得部1
0は、筐体112の内プラテンガラス11の下方に、プ
ラテンガラス11の原稿載置面と反対側の面(裏面)に
向かって光を照射する光源12と、光源12から発せら
れた光をプラテンガラス11側に反射させる略凹状の反
射笠131および反射鏡132と、プラテンガラス11
側からの反射光をプラテンガラス11に略平行の方向に
偏向する反射ミラー134aとを有するフルレートキャ
リッジ(F/R−CRG)134を備える。
【0022】光源12としては、主走査方向(図におけ
る紙面直交方向)を長手方向とする蛍光ランプが使用さ
れている。また画像取得部10は筐体112内に、略直
角を形成するように配された2つの反射ミラー136
a,136bを有し、フルレートキャリッジ134によ
って偏向された反射光を順次略90°づつ偏向するハー
フレートキャリッジ(H/R−CRG)138を備え
る。フルレートキャリッジ134およびハーフレートキ
ャリッジ138は、図示しないステッピングモータによ
り、連動して、副走査方向(図1中矢印X方向)および
これと反対方向に往復移動可能に構成されている。
【0023】さらに画像取得部10は、筐体112内
に、反射ミラー136bにより偏向された反射光を所定
の焦点位置に集光するレンズ140と、レンズ140で
収束された反射光を受光して副走査方向と略直交する主
走査方向(図1の紙面奥行き方向)に画像を読み取り、
濃度に応じた画像信号(アナログの電気信号)を順次出
力する受光部13とを備える。
【0024】受光部13は、CCD(ChargeCoupled De
vice)などの光電変換素子からなる図示しないラインセ
ンサ142(詳しくは後述する)を駆動するCCDドラ
イバなどの駆動回路143や読取信号処理部14などと
ともに基板上に配設される。
【0025】また図示していないが、画像取得部10
は、筐体112内に、読取光学系や受光部13などをプ
ラテンガラス11下で移動させるためのワイヤや駆動プ
ーリなども具備する。駆動プーリは、駆動モータの駆動
力によって往復回転させられ、該回転駆動によってワイ
ヤを当該駆動プーリに巻き取ることで、プラテンガラス
の下方において読取光学系などを所定速度で移動させ
る。
【0026】上記構成において、画像取得部10は、通
常ホームポジション(図中△マークで示す固定読取画先
位置Gの近傍)にある。搬送読取方式時には、読取光学
系を原稿の搬送経路上であるプラテンガラス11下の任
意の位置に固定(停止ロック)させた状態で原稿をAD
F装置60により搬送させながら画像を読み取る。一
方、固定読取方式時には、人手により(ADF装置60
を利用してもよい)原稿載置台としてのプラテンガラス
11上に原稿を載置し、当該プラテンガラス11上の任
意の位置に固定(停止ロック)させた状態で、固定読取
画先位置Gを先端基準として、読取光学系を矢印Xの方
向へ等速移動走査して原稿を露光し画像を読み取る。
【0027】搬送読取方式あるいは固定読取方式におけ
る各原稿画像は、フルレートキャリッジ134やハーフ
レートキャリッジ138により光路を変え、レンズ14
0により縮小され、受光部13に至る。そして、読取信
号処理部14や同時化処理部15などによる処理を受け
た後に画像処理部20に送られる。
【0028】このようにして、搬送読取方式あるいは固
定読取方式における読取りが完了すると、画像処理部2
0は、画像取得部10からの赤、緑、青の画像データ
R,G,Bに基づいて、個々の印刷色用の2値化信号を
得、各2値化信号を画像出力部30に出力する。
【0029】この際には、たとえばRGB表色系の画像
データをYCrCb表色系の画像データに変換し、さら
にYCrCb表色系から最低3つ(好ましくは4つ)、
たとえばCMY表色系あるいはCMYK表色系へのマッ
ピングをしプリント出力用に色分解されたラスタデータ
を生成する。
【0030】このようなラスタデータ化の処理に際し
て、カラー画像のCMY成分を減色するアンダーカラー
除去(UCR)、あるいは減色されたCMY成分を部分
的にK成分と交換するグレー成分交換(GCR)をす
る。さらに、出力データ(CMYKなど)に応答して作
成される出力画像のトナー像を調整するために、色分解
の直線化または同様の処理をする。
【0031】なお、画像処理部20は、図示しない通信
網を介してクライアント端末から画像データを取得し、
この画像データに基づいて所定の処理を施してから、個
々の印刷色用の2値化信号を得るようにしてもよい(い
わゆるネットワークプリンタの構成である)。
【0032】本実施形態の画像出力部30は、本発明に
係る光走査装置(ラスタ出力スキャン;ROS)を利用
した画像記録装置の一例である画像形成部をK,Y,
M,Cの各色に対応するように4組備えたいわゆるタン
デム構成のものである。以下、それぞれの部材の参照番
号には、各色を示す参照子K,Y,M,Cを付し、纏め
て述べる場合には、その参照子を省略して示す。
【0033】この画像出力部30は、先ず、一方向に順
次一定間隔をおいて並置されたK,Y,M,Cの各色の
画像形成部31K,31Y,31M,31Cと、給紙カ
セット41から各画像形成部31に搬送される原稿の搬
送経路上に近接して設けられた先端検出器44とを備え
る。先端検出器44は、給紙カセット41からレジスト
ローラ42を通じて転写ベルト(搬送ベルト)43上に
送り出された原稿の先端をたとえば光学的に検出して先
端検出信号を得、この先端検出信号を画像処理部20に
送る。画像処理部20は、入力された先端検出信号に同
期して、K,Y,M,Cの各色のオンオフ2値化信号を
順次一定間隔をおいて得る。
【0034】転写ベルト43の上方であって画像形成部
31Cよりもシート搬送方向下流側に、転写ベルト43
上の両側部に形成されるレジストパターン(位置合わせ
用のテストパターン)を検出するための1対のパターン
検出部514が配設されている(後述する図6(B)参
照)。
【0035】転写ベルト43は、シート搬送だけでな
く、レジストパターンが直接に印字される記録体として
の機能も有する。なお、この転写ベルト43を中間転写
ベルトとして機能させ、各色の画像形成部31にて、こ
の中間転写ベルトとしての機能を有する転写ベルト43
に順次転写し、その後、画像が転写された転写ベルト4
3と転写ローラとの間にシートを通すことで、転写ベル
ト43上の画像をシートに転写させる形態とすることも
できる。
【0036】画像形成部31は、VCSEL光源群から
なる半導体レーザ38と、半導体レーザ38から発せら
れたレーザ光(レーザビーム)を感光性部材の一例であ
る感光体ドラム32に向けて反射させるポリゴンミラー
(回転多面鏡)39とを有する光走査装置を具備してい
る。
【0037】なお、図では示していないが、ポリゴンミ
ラー39の他に、たとえばコリメータレンズや走査レン
ズなどの光学系を構成する種々のレンズ、あるいはVC
SEL380aから発せられたレーザ光を光量センサに
入射させるためのハーフミラーなどがレーザ光の光軸上
に配される。
【0038】たとえばブラック(K)系の画像形成部3
1Kでは、先ず半導体レーザ38Kは、画像処理部20
からのブラックのオンオフ2値化信号によって駆動され
ることで、ブラックのオンオフ2値化信号を光信号に変
換し、この変換されたレーザ光をポリゴンミラー39に
向けて照射する。このレーザ光は、さらに反射ミラー4
7K,48K,49Kを介して一次帯電器33Kによっ
て帯電された感光体ドラ32K上を走査することで、感
光体ドラム32K上に静電潜像を形成する。
【0039】この静電潜像は、ブラックのトナーが供給
される現像器34Kによってトナー像とされ、このトナ
ー像は、転写ベルト43上の原稿が感光体ドラム32K
を通過する間に転写帯電器35Kによって原稿上に転写
される。そして転写後は、クリーナ36Kによって感光
体ドラム32K上から余分なトナーが除去される。
【0040】同様に、半導体レーザ38Y,38M,3
8Cは、画像処理部20からブラックのオンオフ2値化
信号に対して順次一定間隔をおいて得られる対応する
Y,M,Cの各色のオンオフ2値化信号によって駆動さ
れることで、各色のオンオフ2値化信号を光信号に変換
し、この変換されたレーザ光をポリゴンミラー39に向
けて照射する。
【0041】このレーザ光は、さらに反射ミラー47Y
〜49Y,47M〜49M,47C〜49Cを介して一
次帯電器33Y,33M,33Cによって帯電された対
応する感光体ドラム32Y,32M,32C上を走査す
ることで、感光体ドラム32Y,32M,32C上に静
電潜像を順次形成する。
【0042】各静電潜像は、各色のトナーが供給される
現像器34Y,34M,34Cによって順次トナー像と
され、各トナー像は、転写ベルト43上の原稿が対応す
る感光体ドラム32Y,32M,32Cを通過する間に
対応する転写帯電器35Y,35M,35Cによって原
稿上に順次転写される。
【0043】このようにK,Y,M,Cの各色のトナー
像が順次多重転写された原稿は、転写ベルト43上から
剥離され、定着ローラ45によってトナーが定着され
て、複写機の外部に排出される。
【0044】なお、画像出力部30は、1個のレーザ光
スキャナによって1個の感光体ドラム上にK,Y,M,
Cの各色の静電潜像が順次形成され、静電潜像が感光体
ドラムの周囲に設けられた、それぞれK,Y,M,Cの
各色のトナーが供給される現像器によって順次トナー像
とされ、トナー像が転写ドラム上に吸着された原稿上に
順次、多重転写される構成でもよい。
【0045】図2は、画像形成部31の一構成例を示す
図である。なお、ここでは、反射ミラー47〜49を割
愛して説明する。図1に示した半導体レーザ38を構成
するVCSEL光源群380の個々の発光点すなわちV
CSEL380aから出射した複数のレーザ光Lは、コ
リメータレンズ382によって所定のビーム直径を持つ
レーザ光にコリメート(平行化)される。このレーザ光
はシリンドリカルレンズ387を介してポリゴンミラー
39に入射し、ポリゴンミラー39の回転に伴って、そ
の反射面(図では6面ある)にて反射され、各々偏向さ
れる。
【0046】ポリゴンミラー39により反射偏向された
レーザ光Lは、倒れ補正機能を有するトロイダルレンズ
388およびfθ機能を有する走査レンズ群384を通
過し、被走査面に置かれた像担持体としての感光体ドラ
ム32の被走査面上でスポット386に結像する。
【0047】レーザ光Lの偏向範囲内でかつ被走査面の
走査には関与しない位置には、反射ミラー391および
光検出器392が、反射ミラー391で反射されたレー
ザ光L1が光検出器392に入射するように配されてい
る。光検出器392でレーザ光L1を検出するために
は、走査期間中で光検出器392にレーザ光L1が偏向
される直前にレーザを点灯させ、本来の走査に必要の走
査範囲中手前で消灯させる制御が行なわれる。この光検
出器392より出力される主走査同期信号により、画像
データに応じたレーザ光の変調開始が制御される。
【0048】VCSEL光源群380は、半導体基板3
81の表面に光源としてのVCSEL380aを2次元
マトリックス状に配列したもの、あるいは1ライン状
(インライン状)に多数配列されたものを使用する。
【0049】図3は、VCSEL光源群380から発せ
られるレーザビームによる、被走査面における走査線と
結像スポットの関係を示す図である。図示したVCSE
L光源群380は、半導体基板の表面にVCSEL38
0aを縦8×横4となるように2次元状に配列したもの
である。ここでは、このVCSEL光源群380の縦並
び(本例では8個)が、ポリゴンミラー39に対して、
縦方向となるように、つまり被走査面である感光体上に
おける副走査方向と光学的に平行となるように配置す
る。この配置形態を以下縦配置という。なお、VCSE
L光源群380の縦並びが、ポリゴンミラー39に対し
て横方向となるように配置する、すなわち被走査面であ
る感光体上における副走査方向と光学的に平行となるよ
うに配置する形態を、以下横配置という。
【0050】VCSEL光源群380は、図示するよう
に、主走査方向と、主走査方向の任意の線(主走査線)
に対して角度φを有し主走査線上のVCSEL380a
上を通る基線(図中1点鎖線で示す傾き線)によって配
列パターンが定義される。各VCSEL380aは単一
の半導体基板上に形成されており、副走査方向の任意の
線(副走査線)に沿って等間隔に8個、主走査線に沿っ
て等間隔に4個、合計8×4個のVCSEL380aが
2次元マトリクス状に配置されている。参照符号L1〜
L32は副走査線を示す。
【0051】また、VCSEL光源群380は、各VC
SEL380a(すなわち発光点)が平行四辺形の各頂
点に位置しており、適切な角度に傾けることで感光体上
に所定解像度(たとえば2400dpi)の走査線を構
成するようにする。たとえば、VCSEL380aの主
走査方向の間隔をSLとしたとき、副走査線の間隔Δは
SL×tanφに設定される。
【0052】つまりレーザ光の結像スポットは主走査方
向(図中左より右)へ周期的にほぼ一定の速度で移動し
て行き、走査線はピッチΔで等間隔に走査され、さらに
各回の主走査ごとに被走査面は図中副走査方向に一定間
隔分だけ移動してゆく。走査するスポットの位置がどの
ような位置関係にあっても、被走査面の副走査方向の移
動は1主走査周期当たり32走査線分である。なお、図
では2回分の主走査を示しており、1回目と2回目との
VCSEL光源群380の位置を、主走査方向にずれて
示しているが、これは図示にて説明する都合であって、
実際には同位置から走査が開始する。
【0053】走査中は画像データに応じてレーザの点灯
/非点灯もしくは画像濃度に応じた強度変調が行なわれ
る。この変調もしくは点灯制御の開始は、光検出器39
2より出力される主走査同期信号を基準として行なわれ
る。またこの際には、8×4の計32本のレーザ光が同
時に動作する。そして、この動作を繰り返してゆくこと
で被走査面全面がくまなくかつ、等間隔の走査線で埋め
尽くされて2次元走査が実現される。このような走査形
態を隣接露光という。もちろん、隣接露光に限らず、一
部を重複(オーバーラップ)させて露光する多重露光モ
ードにて使用することもできる。
【0054】なお、ある1つのスポットから他のスポッ
トまでの副走査方向に計った距離を走査線ピッチΔで除
し、さらに同時に走査する走査線の数で除した剰余が互
いに異なる自然数であれば、必ず重なることなく等間隔
の走査線で被走査面を埋めることができる。なお、スポ
ットの主走査方向の間隔SLは、副走査線の間隔Δ=S
L×tanφを満たす限りにおいて任意に設定できる。
【0055】ここで、VCSEL380aは、主走査方
向の結像位置がSL分だけずれて配置されているので、
発光点であるVCSEL380aから発せられた画像デ
ータ上の一列に対応する各光ビームが、副走査方向に実
質的に一列上に結像するよう、遅延制御部(たとえば4
ビットFIFOや8ビットFIFO)により各VCSE
L380aの変調信号に遅延制御を行なうことで、信号
上は32本(4×8本)のレーザ光が同時に隣接走査す
るようにする。
【0056】なお、2次元マトリクス状にVCSEL3
80aを配したものの場合、主走査方向の間隔SLと、
副走査線の間隔Δとの関係によって、その形状が長方形
となる場合がある。この場合、VCSEL光源群380
のポリゴンミラー39に対する配置形態として、その形
状が副走査方向に横長となる形態と、縦長となる形態を
とり得る。
【0057】このとき、VCSEL光源群380のポリ
ゴンミラー39に対する配置形態として、その形状が副
走査方向に横長となるようにすると光学系の観点から、
ポリゴンミラー39の各ミラー面の幅(すなわちポリゴ
ンミラー39の幅)を大きくする必要がある。またポリ
ゴンミラー39を駆動する図示しないポリゴンモータの
負荷が増えるばかりか、マシンの稼動音が大きくなる。
【0058】一方、その形状が副走査方向に縦長となる
ようにすると、ポリゴンミラー39の各ミラー面の幅を
小さくすることができる。加えて、ポリゴンモータの負
荷や、マシンの稼動音を低減することができる。つま
り、VCSEL光源群380の形状が副走査方向に長い
縦長形状となるように配置する方が好ましい。
【0059】図4は、上記構成のVCSEL光源群38
0を備えた画像形成部31にて画像を形成するための処
理回路(画像記録制御部)の概要を示す図である。画像
記録制御部は、画像取得部10あるいはネットワーク9
を介して、パーソナルコンピュータなどのクライアント
端末8から画像データを取得する画像データ生成部20
0と、画像データ生成部200からの画像データに基づ
いて個々のVCSEL380a用のレーザ変調信号を生
成する書込信号生成部220と、書込信号生成部220
からのレーザ変調信号に対して、書込タイミングを微調
整する遅延調整器240とを備える。なお、遅延調整器
240の後段側には、画像処理用のメモリが設けられる
こともある。
【0060】画像データ生成部200は、画像取得部1
0などから入力されたRGB表色系の画像データをYC
rCb表色系の画像データに変換し、さらにYCrCb
表色系からCMYK表色系へのマッピングをしプリント
出力用に色分解された解像度が600dpi/多階調
(たとえば8ビット)の中間調画像や文字画像を表すラ
スタデータ(中間調データ)を生成し、書込信号生成部
220に渡す。
【0061】またこの際には、カラー画像のCMY成分
を減色するアンダーカラー除去(UCR)、減色された
CMY成分を部分的にK成分と交換するグレー成分交換
(GCR)をする。また、出力データ(CMYKなど)
に応答して作成される出力画像のトナー像を調整するた
めに、色分解の直線化などの処理をする。
【0062】書込信号生成部220は、画像データ生成
部200とのインターフェース機能をなすI/F(イン
ターフェース)部222と、主走査方向の倍率誤差を補
正する主走査倍率補正部500と(その作用についての
詳細は後述する)、レーザ変調信号(光ビーム変調信
号)を生成する変調信号生成部224と、複数のライン
バッファメモリ226aを有し、変調信号生成部224
からのレーザ変調信号に対して、書込タイミングを粗調
整するラインバッファメモリ群226とを備える。ライ
ンバッファメモリ群226およびその後段に接続された
遅延調整器240が、データ遅延部として機能する。
【0063】また書込信号生成部220は、I/F部2
22、変調信号生成部224、およびラインバッファメ
モリ群226を制御するメモリコントローラ228と、
I/F部222、変調信号生成部224、ラインバッフ
ァメモリ群226、およびメモリコントローラ228を
制御するタイミング信号発生器230とを備える。
【0064】さらに画像記録制御部は、画像形成部31
の光検出器392から得られた検知信号に基づいて書込
タイミング(つまりスキャン走査)を制御する基準信号
である主走査同期同期信号SOSを生成する同期信号発
生器260と、カラー複写装置1の全体を制御するため
の機能部分であるマシンコントローラ270とを備え
る。
【0065】タイミング信号発生器230は、走査ビー
ムが感光体ドラム32に入射する直前の位置に到達した
ことを示す主走査同期信号SOSとマシンコントローラ
270が出力する画像記録開始を指示するプリントリク
エスト信号PRQより各種の制御信号を生成し、各部に
供給する。たとえば、書出基準信号ROS_PS、書込
有効信号ROS_LS、ページ同期信号Page、ライ
ン同期信号LS(LineSync )、FIFOメモリの数に
対応したサブライン同期信号Line、あるいは画素ク
ロックPCKなどである。
【0066】またタイミング信号発生器230は、副走
査方向の画像記録開始を指示するページ同期信号Pag
eと主走査同期信号SOSとの位相差を判定し、メモリ
コントローラ228を制御する。メモリコントローラ2
28は、この位相差に応じて各ラインバッファメモリ2
26aへの書き込みに余白データを付与し、感光体ドラ
ム32上への副走査方向の画像記録位置を調整する。
【0067】遅延調整器240は、ラインバッファメモ
リ226aへの余白データの書込みでは調整しきれない
細かな位相差分に対し、ラインバッファメモリ226か
らデータを読み出す際に細かな位相差に相当するビット
シフトを行ない、マルチビーム走査装置用のN本レーザ
光に相当する変調信号を画像形成部31に供給する。
【0068】また画像形成部31は、遅延調整器240
にて出力タイミングが調整されたレーザ変調信号に基づ
いて、VCSEL光源群380の個々のVCSEL38
0aを駆動する駆動するレーザ駆動回路(マルチLD
D)300と、個々のVCSEL380aの駆動電流を
制御するための種々の制御信号や感光体ドラム32の回
転量(副走査方向への回転量)を制御する駆動制御部3
10とを備える。
【0069】駆動制御部310は、図示しない温度セン
サ、ポリゴンミラー39の使用ミラー枚数(使用枚数カ
ウンタ;本例では6枚)、たとえばスクリーン種別など
を示すプリントモード、あるいは外部入力などに基づい
て、個々のVCSEL380aの光量を設定するための
光量制御レベル変更信号を生成する光量設定条件選択部
304を含む。また駆動制御部310は、光量センサ3
02にて取得された各VCSEL380aの光量を示す
光量検出信号、光量設定条件選択部304にて生成され
た光量制御レベル変更信号、およびマシンコントローラ
270からの光量設定信号に基づいて、光量レベルを変
更するレベル変更部306と、このレベル変更部306
の制御の元に、個々のVCSEL380aの駆動電流を
制御するための駆動量設定信号(それぞれに対応する1
〜n)および光量制御用駆動信号を生成する駆動量制御
部308とを含む。さらに駆動制御部310は、タイミ
ング信号発生器230からのタイミング信号に基づい
て、感光体ドラム32の副走査方向への回転量やポリゴ
ンミラー39の面飛ばしを制御する回転制御部309を
含む。
【0070】ここでビームの光量が一定でないと、形成
される画像の濃度が一定にならずに、画質が安定しな
い。また複数のビーム光で画像を形成する場合、各ビー
ム光の光量も一定にしないと形成された画像に濃度むら
が発生し、画質を低下させる。光量センサ302にて各
VCSEL380aの光量を検知し、一定の光量となる
ようにレーザ駆動量を制御(APC;Auto Power Contr
ol)する機構を設けているのはこのためである。
【0071】本実施形態では、画像形成部31における
光走査装置の機能部分を、独立に変調可能なN本の光ビ
ームを同時走査をするマルチビーム走査装置とするため
に、書込信号生成部220では先ず、N本の光ビームを
k本ずつグループ化し、マルチビーム走査装置がN本の
光ビームを記録媒体としての感光体ドラム32上を1回
走査する間に、kライン分の画像データを走査する画素
順に一走査分取り込む処理をN/k回繰り返す。そし
て、光走査と略直交する副走査方向のNライン分のデー
タを揃えてから、N本のマルチビーム走査装置で記録を
行なわせるようにする。
【0072】具体的には、N本ビームの副走査方向の走
査密度をnndpi(ドット/インチ)、記録すべき画像
データの解像度をmmdpiとした場合、k=nn/mmかつ
Nの約数とし、マルチビーム走査装置がN本ビームを感
光体ドラム32上を1回走査するごとに生成される主走
査同期信号の一周期間にN/k回のサブライン同期信号
Lineを生成する。そして、変調信号生成部224
は、記録すべき画像データを蓄えている上位の画像デー
タ生成部200からI/F部222を介して、mmdpi
の画像データをサブライン同期信号Lineに合わせて
受け取る。
【0073】次に、変調信号生成部224は、mmdpi
/1画素ごとに副走査方向にkライン分のレーザ変調信
号を生成し、これをラインバッファメモリ226に順次
書き込む。そして最後に、遅延調整器240にて、副走
査方向にNライン分のデータを揃えてから、レーザ駆動
回路300によりVCSEL光源群380の個々のVC
SEL380aを駆動することで、画像(本例では静電
潜像)を感光体ドラム32上に記録する。この際、VC
SEL380aの主走査方向の遅延量(図3に示したS
Lに相当)を4ビットFIFOを用いて制御する。
【0074】変調信号生成部224は、画像データ生成
部200からI/F部222を介して受け取った600
dpiの多値データ1画素につき2400dpiのビッ
トマップの網点画像データ(16ビット)を生成する。
そして、変調信号生成部224は、この網点画像データ
をk(4)ビット単位でラインバッファメモリ226a
(FIFOメモリ)に書き込む。
【0075】このような方法で画像データを処理するに
は2400dpiの4ライン分のデータを蓄えなければ
ならない。走査幅を300mmとすると、(300/2
5.4)×2400≒28,300となり、約30kワ
ード×4ビットの容量のFIFOメモリを必要とする。
なお、網点画像データの生成方法につては、たとえばデ
ィザマトリクス法、誤差拡散法など多数あり、ここでは
どんな技術を用いてもよい。
【0076】ラインバッファメモリ226aは、メモリ
コントローラ228による制御を受けて、所定タイミン
グで変調信号を同時に出力する。つまり、VCSEL光
源群380にて使用される32本レーザ光用の変調信号
が同時に出力され、光源(VCSEL380a)への画
像データの出力タイミングは同時になる。そして、縦
(プロセス方向)に8個の光源(VCSEL380a)
を持ち且つ8×4のマトリックス構造を持つVCSEL
光源群380を、32ラインビーム同時走査の光源とし
て機能させることができる。
【0077】したがって、縦(プロセス方向)に8個の
光源を持つことで、4ビットFIFOメモリからの読み
出しタイミングを同じに設定可能になるので、4ビット
FIFOメモリを使って無駄なく出力タイミングを調整
することができる。またそれを主走査方向に光源のマト
リックスに合わせた形でFIFOメモリを持つことで、
無駄なくビーム数を拡張することもできる。
【0078】図5は、画像データ生成部200にて生成
される中間調データと、書込信号生成部220(特に変
調信号生成部224)にて生成されるレーザ変調信号の
対応関係を示す図である。ここでは、図4に示したよう
に、個々のラインバッファメモリ226aとして、4ビ
ットのFIFOメモリを8本(番号1〜8)使用してラ
インバッファメモリ群226を構成することとする。
【0079】ここで、画像データの出力が高速である場
合、出力側より前ではできるだけ低い周波数にて画像デ
ータを扱うための機構として、出力側にメモリ(図4の
ラインバッファメモリ群226)を用意して、その前段
は複数画素を纏めて1クロックで扱う構成としている。
本例では、変調信号生成部224は、主走査倍率補正部
500から受け取った600dpiの多値データ1画素
につき2400dpiのビットマップの網点画像データ
(16ビット)を生成する。そして、変調信号生成部2
24は、この網点画像データをk(=4)ビット単位で
ラインバッファメモリ226a(FIFOメモリ)に書
き込む。以下、k(=4)ビット単位でラインバッファ
メモリ226a(FIFOメモリ)に書き込む手法をk
画素パッキングという。本例では、k=4であるから4
画素パッキングになる。
【0080】図では、600dpi/8bit/40M
Hzの多値データをFIFOを用いて速度変換するとと
もに、2400dpi/1bitの2値データへ解像度
変換し、4画素パッキングした後に、2400dpi/
200MHzで後段へ出力する場合を例示している。出
力(領域B)が200MHzで、その前段(領域A)を
4画素パッキングとしたため、領域Aは200MHz/
4=50MHz(Min)の周波数で扱うことができ
る。
【0081】図6は、主走査倍率誤差補正、具体的には
カラー画像形成時の、各色の画像幅を一定にする(カラ
ーレジ補正)方法について説明する図である。ここで、
図6(A)は主走査倍率補正部500の機能、すなわち
主走査方向の倍率補正に着目した画像形成機構の概要を
示す概略図である。また、図6(B)は、各色の画像幅
を一定にする方法について説明する図である。また、図
6(C)〜(J)は、図6(B)の転写ベルト43上に
形成されたトナー像とトナー像期待位置とのずれを示す
図である。
【0082】図6(A)に示すように、カラー複写装置
1における主走査倍率補正部500は、各色の主走査方
向の画像幅を補正するため、主走査方向の画像幅の基準
となる直線(以下レジストパターンという)を転写ベル
ト43の両側部に各色ごとに形成するための信号を発生
するレジストパターン発生部521を有する。画像形成
部31Cよりもシート搬送方向下流側に、転写ベルト4
3上の両側部に形成されるレジストパターンを検出する
ための1対のパターン検出部514が配設されている。
1対のパターン検出部514が得た検出結果に基づいて
各色の入力画像データVy,Vm,Vc,Vkを補正す
るため、色ずれ補正部513Y,513M,513C,
513Kが入力画像データVy,Vm,Vc,Vkのそ
れぞれに対応して設けられている。
【0083】以上のような構成により、まずレジストパ
ターン発生部521で発生したレジストパターンデータ
Ry,Rm,Rc,Rkに基づいて転写ベルト43上に
レジストパターンが形成される。1対のパターン検出部
514は、各色に対応するレジストパターンを順に検出
し、検出結果を色ずれ補正部513Y,513M,51
3C,513Kにそれぞれ与える。色ずれ補正部513
Y,513M,513C,513Kでは、レジストパタ
ーンの検出結果に基づいて入力画像データVy,Vm,
Vc,Vkに対しそれぞれ補正を行ない、補正後画像デ
ータQy,Qm,Qc,Qkを出力する。
【0084】本実施形態の主走査倍率補正部500にお
いては、先ず、画素換算主走査倍率誤差Ek,Ec,E
m,Eyを求め、その結果に応じて、画素点を増減させ
ることで、倍率補正を実現する。たとえば以下のように
する。
【0085】図6(B)に示すように、図示しない感光
体ドラム32からトナー像が転写される転写ベルト43
の搬送方向(副走査方向)Aに対して直角に交わる線上
の両端付近に1対のパターン検出部514が配置されて
いる。1対のパターン検出部514は、転写ベルト43
上に形成されたトナー像の主走査方向における位置を検
出する。主走査方向の画像幅が各色ごとにどのように違
うかを調べるため、トナー像が形成される目標位置であ
るトナー像期待位置538a,538b,539a,5
39b,540a,540b,541a,541bと実
際のトナー像の形成位置とを比較する。
【0086】トナー像期待位置538a,538bは、
それぞれブラックの主走査開始位置および主走査終了位
置に設定されており、転写ベルト43の搬送方向Aに沿
う一定長さの直線である。同様に、トナー像期待位置5
39a,539bはイエロー、トナー像期待位置540
a,540bはマゼンタ、およびトナー像期待位置54
1a,541bはシアンのそれぞれの主走査開始位置お
よび主走査終了位置に設置されており、転写ベルト43
の搬送方向Aに沿う一定長さの直線である。
【0087】図6(C)および図6(D)は、ブラック
の走査開始位置のずれおよび走査終了位置のずれをそれ
ぞれ示しており、転写ベルト43上に形成されたレジス
トパターンのトナー像542a,542bは、トナー像
期待位置538a,538bに対して走査開始ずれXk
1および走査終了ずれXk2をそれぞれ有する。
【0088】走査開始ずれXk1および走査終了ずれX
k2の正の方向をそれぞれ図中の矢印の方向とすると、
Xk1−Xk2が目標の画像幅と実際の画像幅との差
(以下主走査倍率誤差という)となる。さらに、主走査
方向の解像度と主走査方向の画素数との関係に基づい
て、ブラックの主走査倍率誤差Xk1−Xk2を画素数
に変換した画素換算主走査倍率誤差Ekが求められる。
【0089】図6(E)および図6(F)は、イエロー
の走査開始位置のずれおよび走査終了位置のずれ、図6
(G)および図6(H)は、マゼンタの走査開始位置の
ずれおよび走査終了位置のずれ、図6(I)および図6
(J)は、シアンの走査開始位置のずれおよび走査終了
位置のずれをそれぞれ示している。ブラックの主走査倍
率誤差Xk1−Xk2と同様に、Xy1−Xy2がイエ
ローの主走査倍率誤差、Xm1−Xm2がマゼンタの主
走査倍率誤差、およびXc1−Xc2がシアンの主走査
倍率誤差となり、各々の主走査倍率誤差を画素数に変換
することにより画素換算主走査倍率誤差Ey,Em,E
cが求められる。表1に画素換算主走査倍率誤差Ek,
Ey,Em,Ecの一例を示す。この場合、主走査出力
解像度が1200dpi、主走査画像幅が9600画素
である。
【表1】
【0090】表1から分かるように、画素換算主走査倍
率誤差Ek,Ey,Em,Ecが各々異なっているた
め、各色の画像幅は異なる。この場合、ブラック、イエ
ロー、マゼンタ、およびシアンの各画像幅は、9598
画素、9603画素、9598画素、および9600画
素となる。
【0091】図7は、色ずれ補正部513の機能ブロッ
ク図である。色ずれ補正部513は、CPU(中央演算
処理装置)552、クロック選択部554、複数のクロ
ック発生部556、各色の画像データ出力部558Y,
558M,558C,558Kを含む。
【0092】各色の入力画像データが各色の画像データ
出力部558Y,558M,558C,558Kにそれ
ぞれ与えられる。図6(A)の1対のパターン検出部5
14から検出された各色の走査開始ずれXk1,Xy
1,Xm1,Xc1および走査終了ずれXk2,Xy
2,Xm2,Xc2がCPU552に与えられ、CPU
552は、表1で示すような画素換算主走査倍率誤差E
k,Ey,Em,Ecを計算し、図7のクロック選択部
554に画素換算主走査倍率誤差Ek,Ey,Em,E
cを与える。クロック選択部554は、複数の異なるク
ロック周期を発生するクロック発生部556から複数の
画像データ出力部558K,558Y,558M,55
8Cに応じたクロック周期を選択する。
【0093】図8は、図7の色ずれ補正部513の複数
のクロック発生部で発生するクロック波形を示す図であ
る。図示するように、本例の複数のクロック発生部55
6は、7系統のデータクロックを発生させることができ
る。clk4は基準クロックであり、これに対して+3
画素、+2画素、+1画素、−1画素、−2画素、−3
画素の画像幅となるクロックがそれぞれclk1,cl
k2,clk3,clk5,clk6,clk7であ
る。図8において、各クロック周期T1,T2,T3,
T5,T6,T7はそれぞれ、T1=T4×9603/
9600T2=T4×9602/9600T3=T4×
9601/9600T5=T4×9599/9600T
6=T4×9598/9600T7=T4×9597/
9600となる。
【0094】図7のクロック選択部554は、表2に示
す画素換算主走査倍率誤差Ek,Ey,Em,Ecに基
づいて、ブラックの画像データ出力部558Kにclk
6、イエローの画像データ出力部558Yにclk1、
マゼンタの画像データ出力部558Mにclk3、およ
びシアンの画像データ出力部558Cにclk4を選択
することにより主走査倍率誤差を補正する。
【表2】
【0095】画素換算主走査倍率誤差Ek,Ey,E
m,Ecの中で画像幅の最も大きいマゼンタを基準の画
像幅とし、ブラック、イエロ、およびシアンの画素追加
数Dk,DY,Dcを求める。この場合、基準となるマ
ゼンタの画素追加数Dmは“0”である。この結果を表
2に記載する。 マゼンタには画素の追加を行なわず、
画素追加数Dk,Dy,Dcだけ主走査方向に画素を追
加することで4色の画像幅を等しくすることができ、主
走査方向の4色の画像間における位置ずれ(主走査倍率
誤差)を補正することができる。
【0096】次に、主走査画像幅9600画素を画素追
加数Dk,Dy,Dcで除算し、ブラック、イエロー、
およびシアンの画素追加間隔値PK,Py,Pcを求め
る。この結果を表2に記載する。この場合、各色ごとに
異なる間隔で画素が追加される。上述したように、マゼ
ンタには画素の追加を行なわないため、マゼンタの画素
追加間隔値Pmは“0”である。
【0097】図9は、主走査倍率誤差補正の他の機能要
素である追加画素の値を決定する作用について説明する
図である。先にも示したように(図4参照)、画像デー
タの出力が高速である場合、出力側より前ではできるだ
け低い周波数にて画像データを扱うための機構として、
出力側にメモリ(図4の遅延調整器240)を用意し
て、その前段は複数画素をまとめて1クロックで扱う構
成としている。
【0098】またここでは、補正の前後で画像データの
画素数を増減させることで、その補正を実現する。この
際、主走査倍率誤差補正はメモリを介して行なう。つま
り、メモリのアドレスを制御することにより、画像デー
タの書込時もしくは読出時の何れかにて主走査倍率誤差
を補正することができる。ここで、拡大させる際には、
追加する画素のレベルを決めなければならない。図9に
おける(B)〜(G)は、その追加する画素レベルを決
定するルールを説明している。
【0099】たとえば、図9(B)、図9(C)、図9
(D)に示すように、追加画素のポイントの前後の画素
の少なくとも一方が“255(8ビット;以下同様)”
であるときには、追加画素の画素レベルを、“255”
とする。これに対して、図9(E)に示すように、追加
画素のポイントの前後の画素の両方ともが“0”である
ときには、追加画素の画素レベルを“0”とする。
【0100】これら以外については、図9(F)に示す
ように、左右の隣接画素の画素値(濃度)を参照して、
濃度値を決定する。たとえば左右の何れかと同じ画素値
にする。あるいは平均値、中央値(メジアン値)などに
してもよい。勿論、これらは一例であって、他のルール
を適用してもよい。また、図9(G)に示すように、左
右だけでなく、上下左右の近傍画素(たとえば8近傍や
15近傍など)を値を参照してもよい。いわゆる変倍処
理時の画素値決定方法と同じ手法を採用すればよい。
【0101】一方、画素数を増減させることで主走査倍
率誤差を補正すると、当然に画像の有効期間(印字期
間)も増減する。従来は、これに対応するために、増減
させた画素数に応じてライン同期信号LSの有効幅(有
効画像範囲)も増減させていた。つまり、信号処理回路
系としては、補正前の画像データを取り扱う回路部分は
補正前用のライン同期信号LS0を使用し、補正後の画
像データを取り扱う回路部分は補正後用のライン同期信
号LS1を使用するというように、2つのライン同期信
号を使い分けなければならなかった。
【0102】本実施形態では、これを避けるために、以
下のような仕組みにする。以下、主走査倍率補正部50
0による主走査倍率誤差補正の他の機能要素である有効
画素幅を管理する作用について、具体的に説明する。
【0103】図10は、ライン同期信号LS、補正前の
画像データ、補正後の画像データの関係の第1例を示す
図である。ここで、図10(A)は、カラー複写装置1
がセンターレジを採用した場合を示し、図10(B)
は、サイドレジを採用した場合を示す。
【0104】先ず、タイミング信号発生器230は、主
走査方向の走査を開始するタイミング信号である主走査
同期信号SOSに同期して、補正する画素数分も含めた
ライン同期信号LSを生成する。ここで「補正する画素
数分も含めた」とは、主走査同期信号SOSの1期間内
で、有効画像範囲幅が、主走査倍率誤差を補正する際の
最大倍率(拡大側)分以上となること、つまり、アクテ
ィブ期間が最大補正量(画素数)以上のマージンを持っ
たライン同期信号LSとすることを意味する。
【0105】主走査倍率補正部500は、先ず補正前の
元の画像データについて、ライン同期信号LSの有効画
像範囲(オン)における、印字期間である有効画像デー
タ部分(以下補正前水平印字領域ともいう)以外に所定
のフラグをたてる。たとえば、フラグ画素部に白画素を
意味するデータ(白画素データ)を埋め込むことで、補
正前修正画像データを生成する。このフラグ画素と印字
画像データ部分とを含む、補正前修正画像データの範囲
幅が、補正前画像データの有効期間幅である。
【0106】そして、この補正前修正画像データに対し
て、ライン同期信号LSを基準として変倍処理(主走査
倍率補正)を施して補正後画像データを生成する。この
とき、印字画像データ部分(印字領域)を拡大すること
でフラグ画素部分に割り込むことになる画素について
は、フラグ画素のデータ値を拡大後の適切なデータ値に
置き換える。また、この拡大により、画素を挿入するた
め、フラグ画素がライン同期信号LSの有効画像範囲
(オン)からはみ出てしまうので、この分のフラグ画素
を無効化する(破棄する)。
【0107】逆に縮小する場合には、画素を間引くた
め、ライン同期信号LS内の画素数が足りなくなる。こ
の場合、余ることになる両サイドもしくは片サイドの画
素データを前記所定のフラグ画素(白画素が好ましい)
に割り当てる。
【0108】これにより、補正前後では、有効期間内の
画素数には変化がなくなる。また、倍率補正の前後で
は、水平印字領域が変化しており、主走査方向の画像幅
を補正できる。これに対して、フラグ画素も含めた有効
期間である(実質的にライン同期信号LSの有効期間と
同じ)内の画素数は補正の前後で変わらず、ライン同期
信号LSの有効画像範囲と同じ幅を維持する。つまり、
倍率補正の前後のライン同期信号LSを共通にすること
ができる。
【0109】なお、フラグ画素として白画素を割り当て
ると、画像形成部31における印字処理の際には、はみ
出るデータが白画素である(白画素がはみ出るようマー
ジンを持った幅のライン同期信号LSで処理する)た
め、有効画像データ部分が欠落することなく印字される
一方で、白画素は実際には印字に不要なデータであるか
ら、白画素分を無視して取り扱っても、不都合は生じな
い。その分だけ、回路をコンパクトにできる。たとえ
ば、倍率補正後の画像データに対して濃度補正などの画
像処理を施す際、画像メモリに取り込む分はライン同期
信号LSの有効期間(オン)部分だけでかまわない。
【0110】図11は、ライン同期信号LS、補正前の
画像データ、補正後の画像データの関係の第2例を示す
図である。この第2例は、補正の前後で画素数の多いほ
う(縮小時は補正前、拡大時は補正後)の画素数を基準
としてライン同期信号LSを生成し、倍率補正後は、有
効画像データ以外の部分に白画素データをフラグとして
埋める形態である。たとえば、図11(A)は、縮小す
る場合であって、センターレジを採用した場合を示し、
図11(B)は、サイドレジを採用した場合を示す。ま
た、図11(C)は、拡大する場合であって、センター
レジを採用した場合を示し、図11(B)は、拡大する
場合であって、サイドレジを採用した場合を示す。
【0111】以上説明したように、上記実施形態の主走
査倍率補正部500によれば、変倍処理時に、補正後水
平印字領域を変化させる(画素数を増減させる)ととも
に、この増減に応じて、フラグ画素を調整することで、
補正後画像データが出力される領域を示すライン同期信
号LSを、補正前画像データのデータ出力領域と共通に
使用しつつ、主走査方向の画像幅の補正が可能となる。
つまり、補正パラメータが変わるごとに有効期間幅の異
なる補正後用のライン同期信号LSを生成する必要がな
い。また、倍率補正に関して、用紙サイズを意識しなく
てもよくなる。
【0112】なお、M/Cのアライメント調整を含んだ
主走査倍率を行なう場合は、1ページ内で補正パラメー
タを変える必要がある。その場合には、上記図10に示
した第1例に基づいて処理することにより、同一ページ
内で補正パラメータを切り替えるだけで、ライン同期信
号LSの有効期間幅を変えることなく倍率補正処理をす
ることができる。
【0113】図12は、倍率補正パラメータと、ライン
同期信号LS、補正前の画像データ、補正後の画像デー
タとの関係を示す図であって、従来例と本実施形態との
比較例を示している。なお、図示した「倍率補正パラメ
ータ」は、走査の開始点(SOS;スタートオブスキャ
ン)側から終了点(EOS;エンドオブスキャン)側に
向けての倍率補正パラメータの一例である。
【0114】「従来のケース」では、図12にも示すよ
うに、用紙サイズが変わると使用する倍率補正パラメー
タの範囲が変わるため、用紙サイズによって倍率補正パ
ラメータの使用開始位置(通常は主走査同期信号SOS
に対する)を変える必要がある。
【0115】これに対して、図10に示した第1例を採
用すれば、ライン同期信号LSの有効画像範囲幅(アク
ティブ幅)は、用紙サイズによらず一定とし、画像デー
タの印字期間以外の部分をフラグ画素(好ましくは白画
素)で埋めることにより、使用する倍率補正パラメータ
の範囲を、用紙サイズによらず、常に同じにすることが
できる。つまり、センターレジのシステムでは、「第1
例」を採用することにより、用紙サイズごとに補正パラ
メータの開始位置を変更する必要がなくなる。
【0116】図13は、ページ内で倍率補正パラメータ
を変える場合における、ライン同期信号LS、補正前の
画像データ、補正後の画像データとの関係を示す図であ
って、従来例と本実施形態との比較例を示している。
【0117】ここで、135(A)は、1ページの内で
主走査倍率補正のパラメータを変える場合の一例を示し
ている。具体的には、1ページを副走査方向に3つの領
域に分割し、先端側と後端側のそれぞれ1/3の領域
1,3は拡大処理、中央の1/3の領域2は縮小処理を
行なう場合を示している。
【0118】図13(B)は従来のケースで図13
(A)の補正を実現した場合のライン同期信号LSと画
像データのタイミングを示したものである。領域1→領
域2と領域2→領域3の境界で補正パラメータを切り替
えると同時に、それに合わせた有効画像範囲幅のライン
同期信号LSを生成しなければならない。
【0119】これに対して、図13(C)は図10に示
した第1例を採用して図13(A)の補正を実現した場
合のタイミングを示したものである。画像データ中の印
字期間以外の部分をフラグ画素(好ましくは白画素)で
埋め、このフラグ画素を含む有効期間幅内の画素を処理
対象として取り扱うことにより、倍率補正をする範囲
(つまり倍率補正の処理対象画素数)を同一にすること
ができ、拡大→縮小→拡大と補正パラメータを切り替え
るだけで、ライン同期信号LSは同一のもので扱うこと
が可能となる。つまり、ページ内で補正パラメータを変
化させる場合であっても、同一のライン同期信号LSで
処理することができ、複数種類のライン同期信号LSを
そのタイミングに合わせて生成する機能が不要となる。
【0120】以上説明したように、上記実施形態の主走
査倍率誤差補正機能によれば、印字有効幅を含む、実質
的にライン同期信号LSの有効画像範囲と同じ幅の有効
期間幅内の画素を処理の対象として取り扱うようにした
ので、倍率補正の前後、あるいは用紙サイズの切替時、
さらにはページ内倍率補正パラメータ切替などにおい
て、常に同じ有効画像範囲/位置のライン同期信号LS
を基準にして画像を処理することができる。これによ
り、倍率補正パラメータと関わりを持つ種々の処理機能
を同一機種に盛り込む場合であっても、同一のライン同
期信号LSを基準に処理できるから、回路規模の増大や
コストの増大を招くことなく印字品質の高い画像を得る
ことができる。
【0121】たとえば、カラー画像形成装置であれば、
全ての色について同一のライン同期信号LSを使用しつ
つ、各色の画像データに対して主走査倍率補正を施すこ
とで、カラーレジストレーションのとれた良好なカラー
画像を得ることができる。全ての色について同一のライ
ン同期信号LSを使用できるから、コンパクトな回路を
構成できる。
【0122】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲
には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更また
は改良を加えることができ、そのような変更または改良
を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、
上記の実施形態は、クレームにかかる発明を限定するも
のではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の
組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らな
い。
【0123】たとえば、上記実施形態は、タンデム構成
のカラー画像形成装置において特に色ずれとして現れる
現象を防止する仕組みにおける、ライン同期信号LSの
有効画像範囲と画像データとの関わりについて説明した
が、タンデム構成以外のものに適用することもできる。
たとえば、絶対基準に対する主走査方向の画像幅のずれ
を補正するために主走査方向の倍率を補正する仕組みを
設ける場合に、上記実施形態の第1例もしくは第2例を
適用すれば、常に同じ有効画像範囲/位置のライン同期
信号LSを基準にして画像サイズ(主走査方向)の補正
処理をすることができる。
【0124】なお、上記実施形態では、マルチビーム光
源として、VCSELが縦8×横4の2次元マトリクス
状に配されたものをポリゴンミラーに対して(副走査方
向に対して)縦配置にして使用する一例に説明したが、
これに限らず、たとえば、縦4×横4、縦8×横2の縦
配置、縦8×横2の横配置、あるいは縦8×横4の横配
置など、VCSELの半導体基板上における配置形態
や、副走査方向に対する配置形態は自由である。
【0125】また上記実施形態では、偏向装置としてポ
リゴンミラ(回転多面鏡)を用いていたが、このほか、
ガルバノミラーやホログラムディスクなど光の方向を周
期的に偏向できるものであれば、上記例と同等の効果を
有する。また、光学系の構成においてコリメータレン
ズ、走査レンズ、倒れ補正光学系は必須のものではな
く、その有無は上記の効果に影響を与えない。
【0126】また、VCSELが2次元マトリクス状に
配されたものに限らず、VCSELが1ライン状(イン
ライン状)に多数配列されたものを使用する場合に適用
することもできる。この場合、主走査方向に所用数分の
VCSELを並べて同時に駆動するので、主走査方向に
ビーム光を走査する機能部分であるポリゴンミラー(回
転多面鏡を必要としないのはいうまでもない。またこの
場合において、発光点であるVCSELが異常となった
ときの対応は、奇数番目および偶数番目のうちの異常部
分の属さない方の選択することで低解像度にして露光す
る、あるいは光源と被走査体とを主走査方向に1画素分
だけ微小相対移動させる、などすればよい。
【0127】また上記実施形態では、発光点にVCSE
Lを配していたが、VCSELに限らず、端面発光型の
レーザアレイやLEDなどを並べても上記実施形態の効
果に変わりない。なお、VCSELを配した2次元アレ
イの光源群の場合、1つの半導体チップ上に2次元状に
発光部が配列されたモノリシック構造とできる。また、
VCSELでは、レーザ光の出射部の断面積が、従来の
端面発光型の半導体レーザに比べて大きくとれるため、
レーザ光の拡がり角は小さくなる。
【0128】さらに、プリンタや複写機などの印刷装置
のみならず、たとえばファクシミリやディスプレイなど
にも適用し得、全く同様な効果を有することはいうまで
もない。
【0129】
【発明の効果】以上のように、本発明は、補正前の画像
データの印字期間幅を含む有効期間幅内の画素数と、補
正後の画像データの印字期間幅を含む有効期間幅内の画
素数が同じになるように、画像データの画素点を増減す
ることで主走査方向の画像サイズを補正するようにし
た。つまり、印字有効幅を含む有効期間幅内の画素を処
理の対象として取り扱うようにしたので、倍率補正の前
後、あるいは用紙サイズの切替時、さらにはページ内倍
率補正パラメータ切替などにおいて、常に同じ有効画像
範囲/位置のライン同期信号を基準にして画像を処理す
ることができる。これにより、主走査倍率補正の前後に
おける印字幅とライン同期信号の管理が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置を搭載したカラー複写装置の一
例の機構図である。
【図2】 画像形成部の一構成例を示す図である。
【図3】 VCSEL光源群から発せられるレーザビー
ムによる、被走査面における走査線と結像スポットの関
係を示す図である。
【図4】 VCSEL光源群を備えた画像形成部にて画
像を形成するための処理回路の概要を示す図である。
【図5】 画像データ生成部にて生成される中間調デー
タと、書込信号生成部にて生成されるレーザ変調信号の
対応関係を示す図である。
【図6】 各色の画像幅を一定にする方法について説明
する図である。
【図7】 色ずれ補正部の機能ブロック図である。
【図8】 色ずれ補正部の複数のクロック発生部で発生
するクロック波形を示す図である。
【図9】 主走査倍率誤差補正の他の機能要素である追
加画素の値を決定する作用について説明する図である。
【図10】 ライン同期信号、補正前の画像データ、補
正後の画像データの関係の第1例を示す図である。
【図11】 ライン同期信号、補正前の画像データ、補
正後の画像データの関係の第2例を示す図である。
【図12】 倍率補正パラメータと、ライン同期信号L
S、補正前の画像データ、補正後の画像データとの関係
を示す図であって、
【図13】 ページ内で倍率補正パラメータを変える場
合における、ライン同期信号、補正前の画像データ、補
正後の画像データとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1…カラー複写装置、10…画像取得部、11…プラテ
ンガラス、12…光源、13…受光部、20…画像処理
部、30…画像出力部、31…画像形成部、32…感光
体ドラム、38…半導体レーザ、39…ポリゴンミラ
ー、200…画像データ生成部、220…書込信号生成
部、222…I/F部、224…変調信号生成部、22
6…ラインバッファメモリ群、228…メモリコントロ
ーラ、230…タイミング信号発生器、240…遅延調
整器、260…同期信号発生器、270…マシンコント
ローラ、300…レーザ駆動回路、304…光量設定条
件選択部、306…レベル変更部、308…駆動量制御
部、380…VCSEL光源群、380a…VCSE
L、392…光検出器、500…主走査倍率補正部、5
14…パターン検出部、521…レジストパターン発生
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 康裕 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 小泉 健司 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 浜 和弘 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2C362 AA07 AA14 BA50 BA69 BB23 BB32 CA18 CA22 CB13 2H027 DA07 ED04 EE02 EF09 EF10 FD08 2H300 EB04 EB07 EB12 EC05 EF02 EF06 EF13 EG03 EH01 EH16 EH34 EH35 EH36 EH38 EH39 EJ09 EJ47 EK03 GG01 GG02 GG22 GG27 HH32 HH40 QQ10 RR12 RR19 RR36 RR38 RR50 SS07 SS12 SS13 SS15 TT04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに基づいて光強度が変調され
    たビーム光で被走査体を走査することにより画像を形成
    する画像形成部と、前記画像形成部により前記画像を形
    成する際に生じ得る画像歪み量を検出する画像歪検知部
    と、前記画像歪検知部により検出された画像歪み量に基
    づいて主走査方向の画像幅を補正する主走査倍率補正部
    とを備えた画像形成装置であって、 前記主走査倍率補正部は、前記補正前の画像データの印
    字期間幅を含む有効期間幅内の画素数と、前記補正後の
    画像データの印字期間幅を含む有効期間幅内の画素数が
    同じになるように、画像データの画素点を増減すること
    で主走査方向の画像幅を補正することを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成部における前記画像の形成
    時の主走査方向の有効画像範囲を示すライン同期信号を
    生成する同期信号生成部を備え、 前記主走査倍率補正部は、前記同期信号生成部が生成し
    た前記ライン同期信号の前記有効画像範囲内における当
    該有効画像範囲と前記補正前および前記補正後の各画像
    データの印字有効範囲との差分領域を、画像形成上実質
    的に無効なフラグ画素として割り当てることにより、前
    記有効期間幅および前記有効画像範囲のそれぞれの範囲
    内の画素数を等しくすることを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記主走査倍率補正部は、前記フラグ画
    素の画素値を白画素として割り当てることを特徴とする
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記同期信号生成部は、前記有効画像範
    囲が、前記主走査倍率補正部による前記補正において取
    り得る最大拡大率で前記補正前の前記印字有効範囲を拡
    大して得られる範囲よりも広くなるように、前記ライン
    同期信号を生成することを特徴とする請求項1から3の
    うちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記同期信号生成部は、前記有効画像範
    囲が、前記補正の前後におけるそれぞれの前記印字有効
    範囲のうち、幅の広い方と同じくなるように、前記ライ
    ン同期信号を生成することを特徴とする請求項1から3
    のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記主走査倍率補正部は、前記補正の倍
    率に応じて前記フラグ画素として割り当てる画素数を調
    整することにより前記有効期間幅および前記有効画像範
    囲のそれぞれの範囲内の画素数を等しくすることを特徴
    とする請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記主走査倍率補正部は、前記補正の倍
    率が1ページ内において切り替わるとき、その切り替わ
    りに応じて前記フラグ画素として割り当てる画素数を調
    整することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記画像形成部は、色ごとに分けられた
    複数の画像データに基づいて複数色の画像を形成する、
    一列に配置された複数色の印字ユニットを有し、 前記画像歪検知部は、前記複数色の画像の画像幅のずれ
    量を検出し、 前記主走査倍率補正部は、前記複数色の画像の画像幅が
    一致するように、前記複数色の画像データの各々に画素
    を増減することを特徴とする請求項1から7のうちの何
    れか1項に記載の画像形成装置。
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