JP2022162835A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】副走査方向及び主走査方向におけるビームスポットのずれによる画質の低下を抑制することができるだけでなく、2つの光ビームの重複に伴う画像の濃度ムラを効果的に防止することができる光走査装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】光走査装置は、複数の発光素子と、発光制御手段とを備え、発光制御手段は、複数の光ビームがそれぞれ被走査面上に照射されて形成される複数のビームスポットからなるスポット群を一つの走査として主走査方向に走査するにあたり、一の走査のスポット群における最後のビームスポットと次の走査のスポット群における最初のビームスポットとが重なるように、複数の発光素子の発光動作を制御し、一の走査のスポット群における最後のビームスポットと次の走査のスポット群における最初のビームスポットとのうち何れか一方を消灯させるか或いは双方の光量を低減させる。【選択図】図12

Description

本発明は、光走査装置、及び、複写機、複合機、プリンタ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
光走査装置として、感光体等の被走査面の副走査方向における異なる位置に光ビームをそれぞれ照射する複数の発光素子を備えたものを用いることがある。例えば、複数の発光素子は、単一の光源(いわゆるマルチビーム光源)に備えられる。また、カラー画像形成用の光走査装置では、複数の発光素子を備えたマルチビーム光源が複数の色毎に備えられる。
このような光走査装置では、複数の発光素子からそれぞれ出射される複数の光ビームを被走査面に対して主走査方向に走査するときの複数の発光素子の発光動作を制御する。具体的には、主走査方向における走査は、光ビームを検知するビームセンサ(BDセンサ)にて光ビームを検知したときの検知タイミングを基準に開始し、複数の光ビームがそれぞれ被走査面上に照射されて形成される複数のビームスポットからなるスポット群を一つの走査として1ラインの書き込みが完了したときに終了する。
このような光走査装置においては、複数の発光素子の副走査方向におけるピッチを調整することにより(通常はマルチビーム光源を回転させることにより)、被走査面上における複数のビームスポットの副走査方向におけるピッチを調整しており、偏向器の1走査内(例えばポリゴンミラーの同一ポリゴン面)での副走査方向におけるピッチは、精度よく調整できるものの、一の走査のスポット群における最後のビームスポットと次の走査のスポット群における最初のビームスポットとの走査間の副走査方向におけるピッチは、偏向器の偏向ミラーのミラー面倒れ(例えばポリゴンミラーのポリゴン面倒れ)等によるビームスポットの副走査方向におけるずれにより誤差が発生する。通常、画像処理を行う場合、複数ドットで画像が形成されるので、ビームスポットの副走査方向におけるピッチの誤差が線幅等に影響し、形成される画像の濃度変化の発生を招いていた。また、ビームスポットの主走査方向におけるピッチについても偏向器の駆動モータのジッター等により偏向ミラーのミラー面(例えばポリゴンミラーのポリゴン面)毎のビームスポットの主走査方向におけるずれにより誤差が発生しており、形成される画像の濃度低下等、画質の低下が発生していた。
この点に関し、特許文献1は、第2のレーザ光源から射出される光ビームにより小サイズのドットを形成し、第1のレーザ光源から射出される光ビームにより形成される規定サイズのドットの隙間を埋めることにより、低~中階調部での粒状感、ざらつき感を抑制する構成が開示されている。
特開2005-300782号公報
しかしながら、特許文献1は、2つの光ビームが重複しているため、被走査面への光ビームの光量が大きくなり過ぎ、形成される画像の濃度ムラが発生し易い。
そこで、本発明は、副走査方向及び主走査方向におけるビームスポットのずれによる画質の低下を抑制することができるだけでなく、2つの光ビームの重複に伴う画像の濃度ムラを効果的に防止することができる光走査装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る光走査装置は、被走査面の副走査方向における異なる位置に光ビームをそれぞれ照射する複数の発光素子と、前記複数の発光素子からそれぞれ出射される前記複数の光ビームを前記被走査面に対して主走査方向に走査するときの前記複数の発光素子の発光動作を制御する発光制御手段とを備えた光走査装置であって、前記発光制御手段は、前記複数の光ビームがそれぞれ前記被走査面上に照射されて形成される複数のビームスポットからなるスポット群を一つの走査として前記主走査方向に走査するにあたり、一の走査の前記スポット群における最後のビームスポットと次の走査の前記スポット群における最初のビームスポットとが重なるように、前記複数の発光素子の発光動作を制御し、前記一の走査の前記スポット群における最後のビームスポットと前記次の走査の前記スポット群における最初のビームスポットとのうち何れか一方を消灯させるか或いは双方の光量を低減させることを特徴とする。また、本発明に係る画像形成装置は、前記本発明に係る光走査装置を備えたことを特徴とする。
本発明によると、副走査方向及び主走査方向におけるビームスポットのずれによる画質の低下を抑制することができるだけでなく、2つの光ビームの重複に伴う画像の濃度ムラを効果的に防止することが可能となる。
本実施の形態に係る光走査装置を備えた画像形成装置を示す概略断面図である。 図1に示す光走査装置の光学系の一部を模式的に示す概略平面図である。 図1に示す光走査装置の光学系の一部を感光体ドラムとの位置関係と共に示す概略側面図である。 図1に示す光走査装置の内部構造を示す概略斜視図である。 光走査装置における光源を光軸方向のビーム射出側から視た側面図である。 光走査装置における光源を光軸方向と直交する方向から視た側面図である。 被走査面でのビームスポットを示す平面図である。 光走査装置における半導体レーザ素子の発光動作を補正及び調整するための制御構成を示す概略ブロック図である。 従来の構成において偏向器の一のミラー面と次のミラー面との間で発生する画像上の不都合を説明するための説明図であって、被走査面上のビームスポットの位置を示す平面図である。 ラインを印刷する際に、ビームスポットの副走査方向におけるずれが発生していない場合に一の走査のスポット群と次の走査のスポット群との間においてピッチが均一になっている状態を示す平面図である。 ラインを印刷する際に、ビームスポットの副走査方向におけるずれが発生している場合に一の走査のスポット群と次の走査のスポット群との間においてピッチが不均一になっている状態を示す平面図である。 スクリーンを印刷する際に、ビームスポットの副走査方向におけるずれが発生していない場合に一の走査のスポット群と次の走査のスポット群との間においてスクリーンがつながっている状態を示す平面図である。 スクリーンを印刷する際に、ビームスポットの副走査方向におけるずれが発生している場合に一の走査のスポット群と次の走査のスポット群との間においてスクリーンがつながっていない状態を示す平面図である。 ラインを印刷する際に、ビームスポットの主走査方向におけるずれが発生している場合に一の走査のスポット群と次の走査のスポット群との間においてラインがずれていることを示す平面図である。 ドットを印刷する際に、ビームスポットの主走査方向におけるずれによる誤差が発生している場合に一の走査のスポット群と次の走査のスポット群との間においてドットがずれていることを示す平面図である。 本実施の形態に係る第1走査モードを説明するための説明図であって、一の走査のスポット群及び次の走査のスポット群部分を示す平面図である。 本実施の形態に係る第2走査モードを説明するための説明図であって、一の走査のスポット群及び次の走査のスポット群部分を示す平面図である。 第2走査モードでの1面目の走査のスポット群、2面目の走査のスポット群及び3面目の走査のスポット群部分を示す平面図である。 図14Aにおいて一の走査のスポット群における最後のビームスポットと次の走査のスポット群における最初のビームスポットとのうち何れか一方を消灯させた例を示す平面図である。 第1走査モードにおいて、第2走査モードと比較して画像形成速度を変更する例を説明するための説明図であって、1面目の走査のスポット群、2面目の走査のスポット群及び3面目の走査のスポット群部分を示す平面図である。 第2走査モードでの1面目の走査のスポット群、2面目の走査のスポット群及び3面目の走査のスポット群部分並びに1つのビームスポットの走査軌跡を示す平面図である。 第1走査モードにおいて、第2走査モードと比較してスポット群の走査速度を変更する例を説明するための説明図であって、1面目の走査のスポット群、2面目の走査のスポット群及び3面目の走査のスポット群部分並びに1つのビームスポットの走査軌跡を示す平面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本実施の形態に係る光走査装置200を備えた画像形成装置100を示す概略断面図である。本実施の形態に係る画像形成装置100は、カラー画像形成装置である。画像形成装置100は、原稿読取装置108により読み取られた画像データ、又は、外部から伝達された画像データに応じて、記録用紙等のシートPに対して多色及び単色の画像を形成する。なお、画像形成装置100は、モノクロ画像形成装置であってもよい。また、画像形成装置100は、他の形態のカラー画像形成装置であってもよい。
画像形成装置100は、原稿読取装置108と、画像形成装置本体110とを備えており、画像形成装置本体110には、画像形成部102とシート搬送系103とが設けられている。
画像形成部102は、光走査装置200、複数の現像装置2~2、像担持体として作用する複数の感光体ドラム3~3、複数のクリーニング装置4~4、複数の帯電装置5~5、中間転写ベルト装置6、複数のトナー収容装置21~21及び定着装置7を備えている。また、シート搬送系103は、給紙トレイ81、手差し給紙トレイ82及び排出トレイ15を備えている。
画像形成装置本体110の上部には、原稿(図示省略)が載置される透明ガラスからなる原稿載置台92が設けられている。原稿載置台92の下部には原稿の画像を読み取るための画像読取装置90が設けられている。また、原稿載置台92の上側には原稿読取装置108が設けられている。原稿読取装置108で読み取られた原稿の画像は、画像データとして画像形成装置本体110に送られ、画像形成装置本体110において画像データに基づき形成された画像がシートPに記録される。
画像形成装置100において扱われる画像データは、複数色(この例ではブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色)を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像装置2~2、感光体ドラム3~3、クリーニング装置4~4、帯電装置5~5及びトナー収容装置21~21は、各色に応じた複数種類(この例では4種類)の画像を形成するようにそれぞれ複数個(この例では4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)に設定される。
画像形成装置100では、画像形成が行われるにあたり、シートPは、給紙トレイ81又は手差し給紙トレイ82から供給され、シート搬送路Sに沿って設けられた第1搬送ローラ12aによってレジストローラ13まで搬送される。次に、シートPは、中間転写ベルト装置6において周回方向Vに周回移動される中間転写ベルト61上のトナー像と整合するタイミングでレジストローラ13によって搬送され、転写ローラ10によってシートP上にトナー像が転写される。その後、シートPは、定着装置7における定着ローラ71及び加圧ローラ72に通過する。このとき、シートP上の未定着トナーが熱で溶融、固着され。そして、トナー像を形成したシートPは、第2搬送ローラ12b及び排出ローラ31を経て排出トレイ15上に排出される。
[光走査装置]
図2は、図1に示す光走査装置200の光学系の一部を模式的に示す概略平面図である。図3は、図1に示す光走査装置200の光学系の一部を感光体ドラム3~3との位置関係と共に示す概略側面図である。図4は、図1に示す光走査装置200の内部構造を示す概略斜視図である。図5Aは、光走査装置200における光源211を光軸方向のビーム射出側から視た側面図である。図5Bは、光走査装置200における光源211を光軸方向と直交する方向から視た側面図である。図5Cは、被走査面FでのビームスポットBSを示す平面図である。
光走査装置200は、光源部210と、入射光学系220と、偏向器230と、出射光学系240と、検知部250とを備えている。光源部210は、複数の光源211~211(この例ではマルチビーム光源)を有している。光源211~211は、ビーム群BG~BG(具体的にはレーザビーム群)をそれぞれ出射する。入射光学系220は、ビーム群BG~BGの光路上において光源部210と偏向器230との間に配設されている。入射光学系220は、光源部210から出射されたビーム群BG~BGを偏向器230に入射させる。偏向器230は、光源部210から入射光学系220を介して入射されたビーム群BG~BGを主走査方向Xに偏向走査する。出射光学系240は、ビーム群BG~BGの光路上において偏向器230と被走査面F~F(この例では感光体ドラム3~3の表面)との間に配設されている。出射光学系240は、偏向器230から出射されたビーム群BG~BGを被走査面F~F上に照射する。検知部250は、偏向器230から出射されたビーム群BG~BGを検知する。光源部210、入射光学系220、偏向器230、出射光学系240及び検知部250は、筐体200aに配設されている。
光走査装置200では、光源部210から出射されたビーム群BG~BGを、入射光学系220を介して偏向器230に入射させ、偏向器230によって主走査方向Xに偏向走査させ、検知部250によって検出しつつ出射光学系240を介して感光体ドラム3~3の表面の被走査面F~F上に画像情報を書き込む。なお、ビーム群BG~BGは、被走査面F~Fを主走査方向Xに定期的に走査するが、感光体ドラム3~3は回転方向B(図3参照)に回転しているため、感光体ドラム3~3上の副走査方向Yにも走査することができる。
(光源部)
光源部210は、各色に対応した複数(この例では4つ)の光源211~211を備えている。光源211~211は、何れも同じ部材である。このため、図5Aから図5Cでは、1つの光源211に代表させて示している。
図5Aに示すように、光源211~211は、それぞれ、レーザダイオード等の複数(この例では4つ)の発光素子212(1)~212(m)(mは2以上の整数、この例ではm=4)(この例では半導体レーザ素子)と、基板211bと、収容ケース211cとを備えている。光源211~211は、それぞれ、画像データに応じて変調されたビーム群BG~BGを射出する。光源211における発光素子212(1)~212(m)は、それぞれ、光軸に垂直な断面(ビーム断面)が円形状の光ビームBM(1)~BM(m)を出射する。1つのビーム群BGは、光ビームBM(1)~BM(m)で構成されている。光源211~211の数としては、2個、4個、8個、16個を例示できるが、それらに限定されるものではない。
発光素子212(1)~212(m)は、被走査面Fの副走査方向Yにおける異なる位置に光ビームBM(1)~BM(m)をそれぞれ照射する(図5C参照)。発光素子212(1)~212(m)は、基板211bに搭載されている。発光素子212(1)~212(m)は、光軸方向から視た側面視で円形状の収容ケース211cに収容されている。発光素子212(1)~212(m)は、収容ケース211cの光軸方向に沿った回転軸線αを中心に光ビームBM(1)~BM(m)の出射口が一列で一定間隔になるように並設されている。光源211は、収容ケース211cの回転軸線α回りの回転角度を調整可能な構成とされている。これにより、発光素子212(1)~212(m)の光ビームBM(1)~BM(m)の出射口の副走査方向Yにおける間隔を調整することができる。
ここで、工場作業員は、工場生産時において、図5Cに示すように、収容ケース211cの回転角度を被走査面F(像面)でのビームスポットBS(1)~BS(m)が副走査方向Yに1ドットのピッチ(例えば解像度が1200dpiの場合、21.17μm)になるように予め調整しておく。また、工場作業員は、複数の発光素子212(1)~212(m)の発光開始タイミングを被走査面F(像面)でのビームスポットBS(1)~BS(m)の主走査方向Xにおける走査開始位置が一致するように(副走査方向Yに揃うように)予め調整しておく。
(入射光学系)
入射光学系220(図2、図4参照)は、光源部210から出射されたビーム群BG~BGを偏向器230のミラー面231a(反射面)における反射点R(反射位置)に照射する。入射光学系220は、複数(この例では4つ)のコリメータレンズ221~221と、複数(この例では4つ)のアパーチャ222~222と、複数(この例では4つ)の第1反射ミラー223~223と、シリンドリカルレンズ224と、第2反射ミラー225とを備えている。
コリメータレンズ221~221は、光源211~211から出射されたビーム群BG~BGを平行に整形する光学部品である。アパーチャ222~222は、主走査方向Xに長いスリット状の開口(図示せず)が形成された板状部材である。アパーチャ222~222は、ビーム群BG~BGが通過するときにビーム断面を矩形状に整形する光学部品である。この例では、入射光学系220は、複数のアパーチャ222~222のうち1つのアパーチャ222からのビーム群BGを第1反射ミラー223~223を介さずに直接シリンドリカルレンズ224に入射させる構成とされている。第1反射ミラー223~223は、残りのアパーチャ222~222から出射されるビーム群BG~BGを反射してシリンドリカルレンズ224に導くための光学部品である。シリンドリカルレンズ224は、1つのアパーチャ222及び第1反射ミラー223~223から出射されるビーム群BG~BGを、第2反射ミラー225を介して偏向器230のミラー面231aに向けて収束させるための光学部品である。第2反射ミラー225は、シリンドリカルレンズ224から出射されるビーム群BG~BGを反射して偏向器230のミラー面231aにおける反射点Rに導くための光学部品である。
(偏向器)
偏向器230(図2参照)は、この例では、ポリゴンミラー231(回転多面鏡、偏向ミラーの一例)と、ポリゴンミラー231を回転駆動する駆動モータ232とを備えている。ポリゴンミラー231は、駆動モータ232の回転軸232aに固定されている。ポリゴンミラー231は、周囲に回転軸232aに沿った複数のミラー面231aを有している。駆動モータ232は、一定の回転方向Eへ一定の回転速度で回転する。これにより、ポリゴンミラー231は、ミラー面231aにおける反射点Rに入射したビーム群BG~BGを主走査方向Xに偏向走査することができる。
(反射光学系)
出射光学系240(図3、図4参照)は、主走査方向Xに繰り返し走査されるビーム群BG~BGを反射及び屈折させて被走査面F~F上に照射するものである。出射光学系240は、第1fθレンズ241と、複数の折り返しミラー242~242と、第2fθレンズ243~243とを備えている。これらの光学部材は、主走査方向Xに長くされた棒状に形成されており、それらの両端が図示しない支持部材で支持されている。
第1fθレンズ241は、偏向器230のミラー面231aから出射されて等角速度で移動するビーム群BG~BGが被走査面F上を等速度で移動するように補正する光学部材である。折り返しミラー242~242は、第1fθレンズ241を通過したビーム群BG~BGを反射して第2fθレンズ243~243に導く光学部材である。第2fθレンズ243~243は、ビーム群BG~BGを被走査面F上に収束させる光学部材である。
(検知部)
検知部250(図2、図4参照)は、検知用反射ミラー251と、集光レンズ252と、半導体光センサ253とを備えている。検知用反射ミラー251は、偏向器230のミラー面231aから出射されたビーム群BG~BGを反射して集光レンズ252に導く光学部材である。集光レンズ252は、検知用反射ミラー251から出射されたビーム群BG~BGを半導体光センサ253に集光する光学部材である。半導体光センサ253(具体的にはフォトダイオード)は、集光レンズ252で集光されたビーム群BG~BGを光電変換する。この例では、検知部250は、ビーム群BG~BGの走査タイミング(具体的には被走査面F~Fへの画像の書き込みタイミング)を制御するためのビーム検出(BD:Beam Detect)センサとされている。
詳しくは、検知用反射ミラー251は、光源部210から入射光学系220、偏向器230を経て反射されるビーム群BG~BGの光路上において、ビーム群BG~BGの走査領域のうちの被走査面Fへの走査領域の外側に配設されている。集光レンズ252は、検知用反射ミラー251から出射されるビーム群BG~BGの光路上において、検知用反射ミラー251と半導体光センサ253との間の配設されている。半導体光センサ253は、集光レンズ252から出射されたビーム群BG~BGを入射する。
<発光動作の制御について>
図6は、光走査装置200における発光素子212(1)~212(m)の発光動作を制御するための制御構成を示す概略ブロック図である。図6に示すように、光走査装置200は、制御部260をさらに備えている。また、画像形成装置100は、操作部270及び表示部280をさらに備えている。制御部260は、発光制御手段P1を備えている。発光制御手段P1は、偏向器230により複数の光ビームBM(1)~BM(m)を走査するときの光源211〔発光素子212(1)~212(m)〕の発光動作を制御する。なお、ここでは、一つの光源211について説明するが、他の光源211~211も同様である。このため、一つの光源211に代表させて説明する。
光走査装置200は、発光素子212(1)~212(m)の発光動作の制御する構成とされる。
制御部260は、処理部261と、記憶部262とを有している。処理部261は、CPU等のマイクロコンピュータからなっている。記憶部262は、ROM等の不揮発性メモリ、RAM等の揮発性メモリを含んでいる。なお、制御部260による制御動作は、画像形成装置100に設けられた制御部(図示せず)で行ってもよい。
検知部250は、検知した検知信号を制御部260に送信する。操作部270は、使用者等の操作者の入力操作を受け付ける。表示部280は、表示画面において必要な表示情報を表示する。発光素子212(1)~212(m)は、制御部260からの指示信号により発光する。
制御部260は、画像信号に基づいて変調された光ビームBM(1)~BM(m)がそれぞれ被走査面F上に照射されて形成される複数のビームスポットBS(1)~BS(m)からなるスポット群Qを一つの走査として偏向器230により主走査方向Xに走査する。
そして、制御部260は、スポット群Q(1)~Q(n)(nは2以上の整数)を一つの走査として偏向器230により主走査方向Xに走査するにあたり、一の走査のスポット群Q(i)(iは1~n-1のうちの任意の値)における最後のビームスポットBS(m)と次の走査のスポット群Q(i+1)における最初のビームスポットBS(1)とが全て又は略全て(例えば99%以上)が重なるように、発光素子212(1)~212(m)の発光動作を制御する。制御部260は、一の走査のスポット群Q(i)における最後のビームスポットBS(m)と次の走査のスポット群Q(i+1)における最初のビームスポットBS(1)とのうち何れか一方を消灯させるか或いは双方の光量を低減させる(この例では消灯させる)。ここで、一の走査のスポット群Q(i)における最後のビームスポットBS(m)と次の走査のスポット群Q(i+1)における最初のビームスポットBS(1)との双方の光量を低減させる場合、それぞれの光量の合計は、被走査面Fに単一のビームスポットBSを照射する場合の光量と同じ又は略同じとすることができる。
次に、発光素子212(1)~212(m)の発光動作の従来の構成での画像上の不都合について、図7から図11を参照しながら以下に説明する。
<従来の構成について>
図7は、従来の構成において偏向器230における一のミラー面231aと次のミラー面231aとの間で発生する画像上の不都合を説明するための説明図であって、被走査面F上のビームスポットBSの位置を示す平面図である。
図7に示すように、偏向器230の同一の走査面(ミラー面231a)内の隣り合う発光素子〔212(1),212(2)〕,〔212(2),212(3)〕,~,〔212(m-1),212(m)〕のビームスポット〔BS(1),BS(2)〕,~,〔BS(m-1),BS(m)〕間のピッチPT(1),PT(2),~,PT(m-1)は、調整されるので、均一にできる。しかし、一の走査面(ミラー面231a)と次の走査面(ミラー面231a)との間をまたぐ場合、ミラー面倒れ(例えばポリゴンミラー231のポリゴン面倒れ)等によるビームスポットBSの副走査方向Yにおけるずれが発生する。このようなずれにより一の走査のスポット群Q(i)における最後のビームスポットBS(m)と次の走査のスポット群Q(i+1)における最初のビームスポットBS(1)との間のピッチPTxは、正常値(理論値)と一致しない場合が発生する。
図8Aは、ラインを印刷する際に、ビームスポットBSの副走査方向Yにおけるずれが発生していない場合に一の走査のスポット群Q(i)と次の走査のスポット群Q(i+1)との間においてピッチPTxが均一になっている状態(正常状態)を示す平面図である。図8Bは、ラインを印刷する際に、ビームスポットBSの副走査方向Yにおけるずれが発生している場合に一の走査のスポット群Q(i)と次の走査のスポット群Q(i+1)との間においてピッチPTxが不均一になっている状態(不都合状態)を示す平面図である。
ミラー面倒れ等によるビームスポットBSの副走査方向Yにおけるずれが発生していない場合には、図8Aに示すように、一の走査のスポット群Q(i)と次の走査のスポット群Q(i+1)との間においてピッチPTxが均一になっているのに対し、ビームスポットBSの副走査方向Yにおけるずれが発生している場合には、図8Bに示すように、一の走査のスポット群Q(i)と次の走査のスポット群Q(i+1)との間のピッチPTxの間隔が狭い部分と広い部分とが周期的に発生することがある(図8B中β1参照)。
図9Aは、スクリーンを印刷する際に、ビームスポットBSの副走査方向Yにおけるずれが発生していない場合に一の走査のスポット群Q(i)と次の走査のスポット群Q(i+1)との間においてスクリーンがつながっている状態(正常状態)を示す平面図である。図9Bは、スクリーンを印刷する際に、ビームスポットBSの副走査方向Yにおけるずれが発生している場合に一の走査のスポット群Q(i)と次の走査のスポット群Q(i+1)との間においてスクリーンがつながっていない状態(不都合状態)を示す平面図である。
ミラー面倒れ等によるビームスポットBSの副走査方向Yにおけるずれが発生していない場合には、図9Aに示すように、一の走査のスポット群Q(i)と次の走査のスポット群Q(i+1)との間においてスクリーンがつながっているのに対し、ビームスポットBSの副走査方向Yにおけるずれが発生している場合には、図9Bに示すように、スクリーンがつながっていない箇所が発生することがある(図9B中β2参照)。
図10は、ラインを印刷する際に、ビームスポットBSの主走査方向Xにおけるずれが発生している場合に一の走査のスポット群Q(i)と次の走査のスポット群Q(i+1)との間においてラインがずれていることを示す平面図である。
ジッター等によるビームスポットBSの主走査方向Xにおけるずれが発生していない場合には、図10に示すように、書き出し側では一の走査のスポット群Q(i)と次の走査のスポット群Q(i+1)との間においてラインが揃っているのに対し、書き出し側においてビームスポットの主走査方向Xにおけるずれによる誤差が発生している場合には、ラインがずれることがある(図10中のずれ量d参照)。
図11は、ドットを印刷する際に、主走査方向Xにおけるずれによる誤差が発生している場合に一の走査のスポット群Q(i)と次の走査のスポット群Q(i+1)との間においてドットがずれていることを示す平面図である。
ジッター等によるビームスポットBSの主走査方向Xにおけるずれが発生していない場合には、図11に示すように、書き出し側では一の走査のスポット群Q(i)と次の走査のスポット群Q(i+1)との間においてドットが揃っているのに対し、書き出し側においてビームスポットBSの主走査方向Xにおけるずれが発生している場合には、ドットがずれることがある(図11中のずれ量d参照)。
図10及び図11に示す例において、ずれ量dは、例えば、隣接ジッター0.006%として書き終わり側(像高300mm)で19μm(1ドット21.17μmの90%)程度ずれる。
<本実施の形態に係る構成について>
図12は、本実施の形態に係る第1走査モードを説明するための説明図であって、一の走査のスポット群Q(i)及び次の走査のスポット群Q(i+1)部分を示す平面図である。
本実施の形態では、制御部260の発光制御手段P1は、スポット群Q(1)~Q(n)を一つの走査として主走査方向Xに走査するにあたり、図12に示すように、一の走査のスポット群Q(i)における最後のビームスポットBS(m)と次の走査のスポット群Q(i+1)における最初のビームスポットBS(1)とが重なるように、複数の発光素子212(1)~212(m)の発光動作を制御する。発光制御手段P1は、一の走査のスポット群Q(i)における最後のビームスポットBS(m)と次の走査のスポット群Q(i+1)における最初のビームスポットBS(1)とのうち何れか一方を消灯させるか或いは双方の光量を低減させる(この例では消灯させる)第1走査モードを有している。
本実施の形態によれば、スポット群Q(1)~Q(n)を一つの走査として主走査方向Xに走査するにあたり、一の走査のスポット群Q(i)における最後のビームスポットBS(m)と次の走査のスポット群Q(i+1)における最初のビームスポットBS(1)とが重なるように、複数の発光素子212(1)~212(m)の発光動作の制御ので、一の走査のスポット群Q(i)における最後のビームスポットBS(m)と次の走査のスポット群Q(i+1)における最初のビームスポットBS(1)とを重ねることができ、従って、偏向器230の偏向ミラーのミラー面倒れ(この例ではポリゴンミラー231のポリゴン面倒れ)等によるビームスポットBSの副走査方向Yにおけるずれ、及び/又は、ジッター等によるビームスポットBSの主走査方向Xにおけるずれの発生を抑えることができる。これにより、複数の発光素子212(1)~212(m)の副走査方向Y及び主走査方向XにおけるピッチPT(1),PT(2),~,PT(m-1)のずれによる画質の低下を抑制することができる。しかも、一の走査のスポット群Q(i)における最後のビームスポットBS(m)と次の走査のスポット群Q(i+1)における最初のビームスポットBS(1)とのうち何れか一方を消灯させるか或いは双方の光量を低減させるので、被走査面Fへの光ビームBMの光量が大きくなり過ぎることを抑制でき、これにより、偏向器230の駆動モータ232のジッター等により偏向ミラーのミラー面(例えばポリゴンミラー231のポリゴン面)毎のずれがたとえ発生しても、形成される画像の濃度低下等、画質の低下を抑制することができる。
従って、複数の発光素子212(1)~212(m)の副走査方向Y及び主走査方向XにおけるピッチPT(1),PT(2),~,PT(m-1)のずれによる画質の低下を抑制することができるだけでなく、2つの光ビームの重複に伴う画像の濃度ムラを効果的に防止することができる。
(第1実施形態)
図13は、本実施の形態に係る第2走査モードを説明するための説明図であって、一の走査のスポット群Q(i)及び次の走査のスポット群Q(i+1)部分を示す平面図である。
制御部260の発光制御手段P1は、スポット群Q(1)~Q(n)を一つの走査として主走査方向Xに走査するにあたり、一の走査のスポット群Q(i)における最後のビームスポットBS(m)と次の走査のスポット群Q(i+1)における最初のビームスポットBS(1)とが重ならないように、複数の発光素子212(1)~212(m)の発光動作を制御する第2走査モードとをさらに有している。
この例では、複数の発光素子212(1)~212(m)のピッチPT(1),PT(2),~,PT(m-1)と、一の走査のスポット群Q(i)における最後のビームスポットBS(m)と次の走査のスポット群Q(i+1)における最初のビームスポットBS(1)とのピッチPTxとは等しい。しかし、図13に示すように、ミラー面倒れ等によるビームスポットBSの副走査方向Yにおけるずれが発生することがある。また、ジッター等によるビームスポットBSの主走査方向Xにおけるずれが発生することがある。
そして、制御部260の発光制御手段P1は、第1走査モードと第2走査モードとを切り替え可能とされている。詳しくは、制御部260は、第1走査モードと第2走査モードとを切り替えを選択する選択画面を表示部280に表示し、表示した選択画面に対する使用者の選択操作を操作部270にて受け付ける。
こうすることで、使用者による選択操作により若しくは所定の条件(例えば所定の解像度以下若しくは上回る)のときに第1走査モード又は第2走査モードに切り替えることができる。例えば、使用者が画質低下を許容できない場合には、操作者による第1走査モードの選択を受け付けることで、第1走査モードに切り替えることができ、或いは、使用者が画質低下を許容する場合には、操作者による第2走査モードの選択を受け付けることで、第2査モードに切り替えることができる。また、制御部260の発光制御手段P1は、所定の条件として、例えば、所定の解像度を上回る場合には、高画質が要求されるため、第1走査モードに切り替えることができ、或いは、所定の解像度以下である場合には、画質低下が許容されるため、第2走査モードに切り替えることができる。
(第2実施形態)
図14Aは、第2走査モードでの1面目の走査のスポット群Q(i)、2面目の走査のスポット群Q(i+1)及び3面目の走査のスポット群Q(i+2)部分を示す平面図である。図14Bは、図14Aにおいて一の走査のスポット群Q(i)における最後のビームスポットBS(m)と次の走査のスポット群Q(i+1)における最初のビームスポットBS(1)とのうち何れか一方を消灯させた例を示す平面図である。また、図14Cは、第1走査モードにおいて、第2走査モードと比較して画像形成速度を変更する例を説明するための説明図であって、1面目の走査のスポット群Q(i)、2面目の走査のスポット群Q(i+1)及び3面目の走査のスポット群Q(i+2)部分を示す平面図である。
第2走査モードでは、図14Aにおいて、図14Bに示すように、一の走査のスポット群Q(i)における最後のビームスポットBS(m)と次の走査のスポット群Q(i+1)における最初のビームスポットBS(1)とのうち何れか一方〔この例ではBS(m)〕を消灯させるか或いは双方の光量を低減させる(この例では消灯させる)場合においてスポット群Q(1)~Q(n)の走査速度を変化させない場合には、画像形成速度(プロセス速度)を変化させないと、一の走査のスポット群Q(i)と次の走査のスポット群Q(i+1)との間に空白が発生する。
この点、本実施の形態では、制御部260の発光制御手段P1は、第1走査モードと第2走査モードとでスポット群Q(1)~Q(n)の走査速度を変化させずに画像形成速度を変化させる。詳しくは、第2走査モードでの画像形成速度と比較して、第1走査モードでの画像形成速度を遅くする。
例えば、図14A及び図14Bに示すように、第2走査モードでは、偏向器230のミラー面231a(1走査)毎に副走査方向Yへmドット分移動するが、図14Cに示すように、第1走査モードでは、偏向器230のミラー面231a毎に副走査方向Yへ(m-1)ドット移動する。このため、第1走査モードでの画像形成速度は、第2走査モードと比較して、(m-1)/mとすることができる。例えば、第1走査モードでの画像形成速度は、mが4の場合、第2走査モードでの画像形成速度の3/4となり、mが8の場合、第2走査モードでの画像形成速度7/8となる。
こうすることで、スポット群Q(1)~Q(n)の走査速度を上げることができない場合でも、第1走査モードと第2走査モードとを切り替え動作を実現させることができる。
(第3実施形態)
図15Aは、第2走査モードでの1面目の走査のスポット群Q(i)、2面目の走査のスポット群Q(i+1)及び3面目の走査のスポット群Q(i+2)部分並びに1つのビームスポットBSの走査軌跡を示す平面図である。図15Bは、第1走査モードにおいて、第2走査モードと比較してスポット群Q(1)~Q(n)の走査速度を変更する例を説明するための説明図であって、1面目の走査のスポット群Q(i)、2面目の走査のスポット群Q(i+1)及び3面目の走査のスポット群Q(i+2)部分並びに1つのビームスポットBSの走査軌跡を示す平面図である。
第2走査モードでは、図15Aに示すように、ビームスポットBS(1)~BS(m)のうちビームスポットBS(j)(jは1からmまでの任意の整数)だけの走査軌跡(非画像領域を含めた走査軌跡)見ると、ビームスポットBS(j)の走査軌跡は、偏向器230のミラー面231a(1走査)毎に副走査方向Yへmドット分移動する。なお、図15Aでは、ビームスポットBS(m)の走査軌跡は傾いているが、傾き補正で調整されるので、画像には影響しない。
この点、本実施の形態において、制御部260の発光制御手段P1は、第1走査モードと第2走査モードとで画像形成速度を変化させずにスポット群Q(1)~Q(n)の走査速度を変化させる。詳しくは、第2走査モードでのスポット群Q(1)~Q(n)の走査速度と比較して、第1走査モードでのスポット群Q(1)~Q(n)の走査速度を速くする。
例えば、図15Bに示すように、第1走査モードでのスポット群Q(1)~Q(n)の走査速度は、第2走査モードと比較して、m/(m-1)とすることができる。これにより、ビームスポットBS(j)の走査軌跡は、偏向器230のミラー面231a(1走査)毎に副走査方向Yへ(m-1)ドット分移動する。例えば、第1走査モードでのスポット群Q(1)~Q(n)の走査速度は、mが4の場合、第2走査モードでのスポット群Q(1)~Q(n)の走査速度の4/3となり、mが8の場合、第2走査モードでのスポット群Q(1)~Q(n)の走査速度8/7となる。
こうすることで、画像形成速度を低下させることなく、第1走査モードと第2走査モードとを切り替え動作を実現させることができる。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、かかる実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
3 感光体ドラム
100 画像形成装置
200 光走査装置
210 光源部
211 光源
211b 基板
211c 収容ケース
212 発光素子
220 入射光学系
230 偏向器
231 ポリゴンミラー
231a ミラー面
240 出射光学系
250 検知部
260 制御部
261 処理部
262 記憶部
270 操作部
280 表示部
31 排出ローラ
BG ビーム群
BM 光ビーム
BS ビームスポット
E 回転方向
F 被走査面
P シート
PT ピッチ
PTx ピッチ
P1 発光制御手段
Q スポット群
X 主走査方向
Y 副走査方向
α 回転軸線

Claims (5)

  1. 被走査面の副走査方向における異なる位置に光ビームをそれぞれ照射する複数の発光素子と、前記複数の発光素子からそれぞれ出射される前記複数の光ビームを前記被走査面に対して主走査方向に走査するときの前記複数の発光素子の発光動作を制御する発光制御手段とを備えた光走査装置であって、
    前記発光制御手段は、前記複数の光ビームがそれぞれ前記被走査面上に照射されて形成される複数のビームスポットからなるスポット群を一つの走査として前記主走査方向に走査するにあたり、一の走査の前記スポット群における最後のビームスポットと次の走査の前記スポット群における最初のビームスポットとが重なるように、前記複数の発光素子の発光動作を制御し、前記一の走査の前記スポット群における最後のビームスポットと前記次の走査の前記スポット群における最初のビームスポットとのうち何れか一方を消灯させるか或いは双方の光量を低減させることを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1に記載の光走査装置であって、
    前記発光制御手段は、前記スポット群を一つの走査として前記主走査方向に走査するにあたり、一の走査の前記スポット群における最後のビームスポットと次の走査の前記スポット群における最初のビームスポットとが重なるように、前記複数の発光素子の発光動作を制御し、前記一の走査の前記スポット群における最後のビームスポットと前記次の走査の前記スポット群における最初のビームスポットとのうち何れか一方を消灯させるか或いは双方の光量を低減させる第1走査モードと、
    前記スポット群を一つの走査として前記主走査方向に走査するにあたり、一の走査の前記スポット群における最後のビームスポットと次の走査の前記スポット群における最初のビームスポットとが重ならないように、前記複数の発光素子の発光動作を制御する第2走査モードと
    を有し、
    前記第1走査モードと前記第2走査モードとを切り替え可能とされていることを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の光走査装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2に記載の光走査装置を備え、
    前記第1走査モードと前記第2走査モードとで前記スポット群の走査速度を変化させずに画像形成速度を変化させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2に記載の光走査装置を備え、
    前記第1走査モードと前記第2走査モードとで画像形成速度を変化させずに前記スポット群の走査速度を変化させることを特徴とする画像形成装置。
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