JP4643159B2 - 光路調整方法 - Google Patents

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本発明は、像担持体の被走査面上に光ビームを照射して潜像を書き込む光走査装置、この光走査装置の光ビームの光路調整方法及びこの光走査装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、像担持体の被走査面上に光ビームを照射して潜像を書き込む光走査装置を搭載した、いわゆる電子写真方式の画像形成装置として、複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタ等が知られている。これらの画像形成装置として、以下の(1)〜(4)の方式のものが知られている。
(1)1つの光源から出射される光ビームを、1つの像担持体である感光体ドラムに照射して潜像の書き込みを行い、像担持体上に形成された潜像を現像剤(例えばブラックのトナー)で現像して可視像化した後、転写手段にて紙等の転写材に転写した後、定着手段によって、定着するモノクロ画像形成装置。
(2)1つの光源から出射される光ビームを、1つの像担持体に照射して潜像の書き込みを行い、像担持体上に形成された潜像を異なる色の複数の現像剤(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー)で現像し、可視像化した後、1次転写手段により各色の可視化像を重ね合わせ、さらに2次転写手段にて紙等の転写材に転写した後、定着手段によって、定着して多色画像を得るカラー画像形成装置。
(3)複数の光源から出射される光ビームを、並設された複数の像担持体に照射して潜像の書き込みを行い、各像担持体上に形成された潜像を異なる色の現像剤(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー)でそれぞれ現像して可視像化した後、転写搬送ベルト等に担持された紙等の転写材を各像担持体の転写部に順次搬送し、各像担持体上に形成された各色の可視像を転写材に重ね合わせて転写した後、転写材上に転写された画像を定着して多色画像を得るカラー画像形成装置。
(4)複数の光源から出射される光ビームを、並設された複数の像担持体に照射して潜像の書き込みを行い、各像担持体上に形成された潜像を異なる色の現像剤(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー)でそれぞれ現像して可視像化した後、1次転写手段により各色の可視化像を重ね合わせ、転写搬送ベルト等に担持された紙等の転写材を各像担持体の転写部に順次搬送し、各像担持体上に形成された各色の可視像を転写材に重ね合わせて転写し、さらに2次転写手段にて紙等の転写材に転写した後、定着手段によって、定着して多色画像を得るカラー画像形成装置。
これら(1)ないし(4)のいずれかに記載の画像形成装置の光書き込みのために搭載される光走査装置には、図13に示す位置ずれとして、
A.副走査(対応)方向レジストずれ(図13(a))
B.副走査(対応)方向の走査線傾き(図13(b))
C.副走査(対応)方向の走査線曲がり(図13(c))
D.主走査(対応)方向のレジストずれ(図13(d))
E.主走査(対応)方向の倍率ずれ(図13(e))
F.主走査(対応)方向の走査速度の均一性(図13(f))
のような各種の位置ずれが生じる。
ここで、主走査方向とは、光走査装置自体が記録媒体に書き込む方向であり、副走査方向とは、転写媒体が移動する方向であり、ここでは、副走査方向は主走査方向に対して略直交する方向である。すなわち、光書き込み方向と転写媒体の移動方向は機械的には直交しているが、主走査方向に走査している間においても副走査方向に移動しているので、厳密に言えば主走査方向と副走査方向は画像としては直交していない。
また、記録媒体に至る以前の光学経路においては、そのまま主走査方向及び副走査方向になるわけでないので、光路上で書き込み位置の主走査に対応する方向については主走査対応方向と、副走査に対応する方向については副走査対応方向と称することにする。
Aの「副走査方向レジストずれ」とは、理想的な走査線に対し、副走査方向に平行にずれる現象である。この現象は、光学素子自身の副走査方向性能、各光学素子の幾何学的配置精度および熱膨張によるそれぞれの変化に起因する。
Bの「副走査方向の走査線の傾き」とは、理想的な走査線に対し、副走査方向に傾斜する現象である。この現象は、光学素子自身の副走査方向性能、各光学素子の幾何学的配置精度に起因する。
Cの「副走査方向の走査線曲がり」とは、理想的な走査線に対し、副走査方向に湾曲する現象である。この現象は、光学素子自身の副走査方向性能、各光学素子の幾何学的形状精度、変形に起因する。
Dの「主走査方向のレジストずれ」とは、走査ごとに画像の書き出し位置がずれる現象である。この現象は、ポリゴンミラーN面の面傾斜が各々異なること、画像形成のモードで光量が異なること、マルチビーム走査(1回の走査で、N個のLD使用によって副走査方向にN本の走査線を形成する方法)においてLD波長が微妙に異なる等により発生する。
Eの「主走査方向の倍率ずれ」とは、主走査方向の走査線長さが理想的な長さと異なる現象である。この現象は、光学素子自身の副走査方向性能、各光学素子の幾何学的配置精度、および、熱膨張によるそれぞれの変化に起因する。また、マルチビーム走査(1回の走査で、N個のLD使用によって副走査方向にN本の走査線を形成する方法)においてLD波長が微妙に異なる等により発生する。
Fの「主走査方向の走査速度の均一性」とは、主走査方向の走査速度が微視的に異なるために、理想的な主走査対応位置に、光ビーム書き込みができない現象である。この現象は、光学素子自身の主走査方向性能、各光学素子の幾何学的配置精度、および、熱膨張によるそれぞれの変化に起因する。
Aの副走査方向レジストずれに対しては、副走査方向に関する光学素子の発光タイミングを合わせることにより本体画像紙先端との位置関係を合わせる対応を行うため、光走査装置側の対応としては、熱変形等によって、本体側構成部材との干渉を起こさない範囲であればよく、高精度な調整の必要はない。ただし、(3)及び(4)のようなカラ画像形成装置においては、各色本体側に発光タイミングを設定するための検知手段が必要となる。この検知手段は光ビームあるいは画像位置を検出するものである。
Bの副走査方向の走査線傾きに対しては、(1)のようなモノカラー画像形成装置のうち、位置精度をそれほど要求されない画像形成装置では、光走査装置構成部品の精度によって、必要な走査線傾き特性を得ている。また、比較的高い位置精度を要求される画像形成装置では、本体との取り付け部で平行度調整を実施して、最終画像の傾き特性を達成しているものもある。さらに、(3)及び(4)に搭載される光走査装置の場合、折り返しミラーを主走査方向と直角、かつ、反射面と直角な軸まわりに偏心させる走査傾き調整機構によって光走査装置内の傾き調整や、本体との平行度調整を実施しているものがある。
Cの副走査方向の走査線曲がりに対しては、(1)及び(2)のような、1つの光路で形成されている画像形成装置のうち、位置精度をそれほど要求されない画像形成装置では、光走査装置構成部品の精度によって、必要な走査線曲がり特性を得ている。比較的高い位置精度を要求される画像形成装置、例えば(3)及び(4)のような複数の光路で形成された光走査装置を搭載したカラー画像形成装置では、走査線の位置を副走査方向に補正する機能を持った光学素子の中央部を変形させて、走査線曲がりを調整しているものがある。
Dの主走査方向のレジストずれに対しては、基本的には、フォトダイオード等の素子によって構成される光検知手段を画像形成域外の光走査装置内、もしくは本体側に設置し、光検知手段を通過したタイミングを基準に、光走査によって画像情報を形成することによって、主走査方向の書き出し位置を決定している。ポリゴンミラーN面の面傾斜が各々異なることによる書き出し位置ずれに対しては、部品精度を画像に現れないレベルまで、向上させて対応している。また、画像形成のモードで光量が異なること、マルチビーム走査においてLD波長が微妙に異なる等により発生することに対しては、それぞれのモードの光量に応じたタイミングでの書き出しを行うよう、制御することで対応している。
Eの主走査方向の倍率ずれに対しては、(1)のようなモノカラー画像形成装置のうち、位置精度をそれほど要求されない画像形成装置では、光走査装置構成部品の熱膨張を含んだ精度によって、必要な倍率特性を得ている。また、比較的高い位置精度を要求される画像形成装置では、フォトダイオード等の素子によって構成される光検知手段を画像形成域外書き出し側、書き終わり側の2個所の光走査装置内、もしくは本体側に設置し、その2つの光検知手段を通過した時間と基準時間との比から倍率を演算し、画周波数を変化させて基準時間に合致させるようにすることによって、主走査方向の倍率を調整する等を実施しているものがある。また、(3)及び(4)のようなカラ画像形成装置では、それぞれの光路間の倍率の偏差が色ずれ等の画像劣化に直結するため、走査線の位置を主走査方向に補正する機能を有する光学素子が、樹脂のような温度による屈折率変化が大きい材料により形成されている場合等には、上述の2つの光検知手段は必須の構成となっている。
Fの主走査方向の走査速度の均一性に対しては、(1)のようなモノカラー画像形成装置のうち、位置精度をそれほど要求されない画像形成装置では、光走査装置構成部品の熱膨張を含んだ精度によって、必要な走査速度均一性を得ている。また、さほど高い絶対位置精度を要求されない(2)のようなカラー画像形成装置においては、各色に対して同一光路を使用するため、走査速度均一性の差はなく、従って、(1)と同様な対応としている。また、(1)、(2)のうち、絶対位置精度を要求される高精度プロッタや、(3)及び(4)のようにそれぞれの色に対して異なる光路を用いる光走査装置を用いるカラー画像形成装置では、画周波数を走査内に変更して、調整するもの等があるが、微視的に連続的な変化を持たせることが困難であるため、主走査方向のドットピッチムラによるすじ画像等の不具合が発生する場合がある。走査線の位置を主走査方向に補正するパワーを持った光学素子が、樹脂のような温度による屈折率変化が大きい材料により形成されている場合等には、光学素子内の温度分布が走査速度均一性を大きく変化させる場合があり、走査内に変更する画周波パターンを多く持つ必要がある。
このように、AないしEに記載の各位置ずれに対応する調整手法はほぼ確立されている。
一方、樹脂光学素子等を用いる場合には、Fの調整を高精度に実施し、画像劣化をなくす必要がある。しかし、現状では、走査速度均一性を高精度に調整する方法はまた確立されておらず、樹脂光学素子等を用いた場合の画像劣化にはまだ対処できていない。
特許文献1は、受光面たる感光体が理想位置に存在することを前提としており、光走査装置が理想の光路を確保できないことから、画像上に不具合が発生することを解決することを課題としている。そして、光ビームの走査精度を確保するのに、光走査装置に備える検知手段、調整手段を用いて調整するものである。
ところが、実際の受光面は感光体であるので、感光体の画像形成装置本体における位置精度が、上記最終光路と想定した位置とくいちがうことが発生する。これは感光体をプロセスカートリッジで構成し、画像形成装置本体に対し着脱するタイプとした場合に顕著である。カートリッジの筐体、感光体の支持部材等の形状精度などが影響するからである。
特開2003−337294号公報
上記問題点に鑑み、本発明は、走査速度均一性を高精度に調整可能な絶対位置精度の良好な単一光路の光走査装置、絶対位置精度及び光路間の走査速度均一性偏差の良好な、複数光路の光走査装置を提供することを課題とする。
また、本発明は、光走査装置おいて光ビームの光路調整が容易な光ビームの光路調整方法を提供することを課題とする。
また、本発明は、上記光走査装置を備え、優れた画質の画像を出力できる画像形成装置を提供することを課題とする。
また、本発明は、感光体と、現像装置、帯電装置またはクリーニング装置のうち、少なくとも1つとを一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在に形成したプロセスカートリッジおよびこのプロセスカートリッジを採用した画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、発光素子と、少なくとも1つの折り返しミラーと、走査線の位置を副走査対応方向に補正する機能を有する光学素子とを備え、発光素子から出射された光ビームを像担持体に照射して光書き込みを行う光走査装置の光ビームの光路の調整方法において、前記折り返しミラーの一部を支持する第1の支持部を支点として折り返しミラーを当該折り返しミラーの反射面に対して垂直な方向に揺動させ、折り返しミラーの反射面と像担持体との距離を変える第1の調整工程と、前記光学素子の一部を支持する第2の支持部を支点として光学素子を当該光学素子に入射する光ビームの走査軌跡がなす平面に対して垂直な方向に揺動させ、主走査対応方向に直交する方向の傾きを変える第2の調整工程とを備え、第1の調整工程では、第1ないし第3の少なくとも3個の光検出器を像担持体の配設位置に配置し、隣接する光検出器間の距離が同一となるパルス数で発光素子を1ドット点灯させ、像担持体の受光位置において隣接する光検出器間の距離を検出し、第1の調整工程を実施した後、第2の調整工程を実施することを特徴とする光路調整方法である。
本発明は、さらに、第1の調整工程では、送りネジを手動で回動させて折り返しミラーの反射面と像担持体との距離を変え、第2の調整工程では、電気的駆動手段によって光学素子の主走査対応方向に直交する方向の傾きを変えることを特徴とする光路調整方法である。
本発明は、さらに、像担持体の配設位置に配置される光検出器を筐体に設け、この筐体を画像形成装置に備える像担持体保持部材に対し着脱可能とし、像担持体保持部材に装着した状態で調整を実行することを特徴とする光路調整方法である。
以上のように本発明によれば、走査速度均一性を高精度に調整可能な絶対位置精度の良好な単一光路の光走査装置、絶対位置精度および光路間の走査速度均一性偏差の良好な複数光路の光走査装置を提供することができる。
また、本発明によれば、光走査装置おいて光ビームの光路調整が容易な光ビームの光路調整方法を提供することができる。
また、本発明によれば、絶対位置精度の良好な単一光路の光走査装置あるいは、絶対位置精度及び光路間の走査速度均一性偏差の良好な複数光路の光走査装置を備えているので、優れた画質の画像を出力できる画像形成装置を提供することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明はこの発明の最良の形態の例であって、いわゆる当業者は特許請求の範囲内で、変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、以下の説明が特許請求の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の一実施形態係る画像形成装置の概略構成を示す図である。図2は、図1に示す画像形成装置に備えられる光走査装置の基板上面側の構成を示す平面図である。図3は、図2に示す光書込装置のA−A線断面図である。図4は、図2に示す光走査装置の構成から光源ユニット、光偏向器及び光学系を抜き出してその配置構成を示した説明図である。図5は、図3に示す光走査装置の構成から光偏向器及び光学系を抜き出してその配置構成を示した説明図である。
図1において、画像形成装置PRは、複数の像担持体として複数のドラム状の光導電性感光体(以下、感光体ドラム)1、2、3、4を並置したフルカラー画像形成装置であり、この4つの感光体ドラム1、2、3、4は、例えば図に対して右から順に、ブラック(BK)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色に対応した画像を形成するものである(なお、色の順はこの限りではなく任意に設定することが可能である)。その4つの感光体ドラム1、2、3、4の各々の周囲には、電子写真プロセスにより画像形成を行うための、帯電部(帯電ローラ、帯電ブラシ、帯電チャージャ等)6、7、8、9と、光走査装置5からの光ビームL1、L2、L3、L4の露光部と、現像部(BK、C、M、Yの各色の現像装置)10、11、12、13と、転写搬送ベルト22a及びその裏面に配置された転写手段(転写ローラ、転写ブラシ等)14、15、16、17を備えた転写搬送装置22と、クリーニング部(クリーニングブレード、クリーニングブラシ等)18、19、20、21などが配設されており、それぞれの感光体ドラム1、2、3、4に各色の画像形成を行うことが可能となっている。
さらに詳しくは、図1において、図中のZ方向を鉛直上方向、X、Y方向を水平方向とした場合、4つの感光体ドラム1、2、3、4の並設方向は水平面に対して傾斜しており(なお、図1の場合はX方向に対して傾斜している)、転写搬送装置22は4つの感光体ドラム1、2、3、4の並設方向と略平行となるように水平面に対して傾斜して配置され、転写材はその傾斜方向の下方側から給紙され転写搬送ベルト22aにより上方側に向けて4つの感光体ドラム1、2、3、4の転写部を順次搬送される構成であり、その転写材の搬送方向下流側で傾斜方向の上方側には定着装置26が配設されている。また、光走査装置5は、4つの感光体ドラム1、2、3、4が並設された作像部の斜め上方に配置され、且つ光走査装置5のハウジング50は、4つの感光体ドラム1、2、3、4の並設方向と略平行となるように水平面(図中のX方向)に対して傾斜して配置され、画像形成装置本体の傾斜したフレーム29、30に固定されている。
ここで、光走査装置5は、図2ないし図5に示すように、4つの光源ユニット52、53、54、55と、各光源ユニットからの光ビームL1、L2、L3、L4を対称な2方向に振り分けて偏向走査する光偏向器62と、この光偏向器62を中心にして2方向に対称に配置され光偏向器62により偏向走査される複数の光ビームL1、L2、L3、L4をそれぞれ対応する感光体ドラム1、2、3、4の被走査面上に導いて結像する光学系(結像用レンズ63、64、69、70、71、72光路折り返し用ミラー65、66、67、68、73、74、75、76、77、78、79、80等の光学部材からなる)を備えており、これらの構成部材は1つのハウジング50内に収納されている。
ハウジング50は、光偏向器62や光学系が配設される基板50Aと、基板50Aの周囲を囲む枠状の側壁50Bとを有すると共に、基板50Aが側壁50Bの略中央部に設けられてハウジング50を上下に仕切っている。4つの光源ユニット52、53、54、55はハウジング50の側壁50Bに配置され、感光体の並設方向と略同方向に並設されており、光偏向器62はハウジング50の基板50Aの略中央部に配置され、光学系を構成する光学部材(結像用レンズ63、64、69、70、71、72光路折り返し用ミラー65、66、67、68、73、74、75、76、77、78、79、80等)は基板50Aの両面(上面側と下面側)に分けて配設されている。また、ハウジング50の上部と下部にはカバー87、88が設けられており、下部側のカバー87には光ビームを通過する開口が設けられ、その開口には防塵ガラス83、84、85、86が取り付けられている。
この光走査装置5では、図示しない原稿読み取り装置(スキャナ)あるいは画像データ出力装置(パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、ファクシミリの受信部等)から入力される色分解された画像データを光源駆動用の信号に変換し、それに従い各光源ユニット52,53,54,55内の光源(半導体レーザ(LD))を駆動して光ビームを出射する。各光源ユニット52、53、54、55から出射された光ビームは、面倒れ補正用のシリンドリカルレンズ56、57、58、59を通り直接またはミラー60、61を介して光偏向器62に至り、ポリゴンモータ62cで等速回転されている2段のポリゴンミラー62a、62bで対称な2方向に偏向走査される。なお、図2および図5の構成ではポリゴンミラーはL2、L3の光ビーム用と、L1、L4の光ビーム用の上下2段に分けた構成となっているが、1つの厚めのポリゴンミラーで偏向走査する構成としてもよい。
光偏向器62のポリゴンミラー62a、62bで2ビームずつ2方向に偏向走査された光ビームは、例えば上下2層構成のfθレンズ等からなる結像用レンズ63、64をそれぞれ通過し、第1折り返しミラー65、66、67、68により折り返されて基板51の開口部を通過した後、例えば長尺トロイダルレンズ等からなる第2結像用レンズ69、70、71、72を通過し、第2折り返しミラー73、75、77、79第3折り返しミラー74、76、78、80防塵ガラス83、84、85、86を介して各色用の感光体ドラム1、2、3、4の被走査面上を照射し、静電潜像を被走査面上に書き込む。
なお、光走査装置5において、4つの光源ユニット52、53、54、55は、光源である半導体レーザ(LD)とその半導体レーザの出射光束をコリメートするコリメートレンズから構成され、これらがホルダーに一体に組み込まれた構成であるが、白黒画像形成時に多用されるブラック用の光源ユニット(例えば符号54の光源ユニット)は、高速書き込みを可能とするために、2つ以上の光源(LD)とコリメートレンズの組を備えたマルチビーム構成としてもよい。また、マルチビーム構成とした場合には、ハウジング50の側壁50Bに対して光源ユニットを光軸中心に回転可能に構成すれば、副走査方向のビームピッチを調整することができ、白黒画像形成時に画素密度(例えば600dpi、1200dpi等)を切り替えることが可能となる。
さらに、各光ビームL1、L2、L3、L4の光路には、主走査方向の走査開始位置の光束を取り出すための図示しない同期検知用ミラーが設けられており、同期検知用ミラーで反射された光束は、同期検知器81、82で受光されて走査開始の同期信号が出力される。
なお、前述したように光偏向器62によって偏向走査される光ビームの走査方向が主走査方向であり、これは各感光体ドラム1〜4に書き込む際には感光体ドラム1〜4の軸方向に相当する。また、この主走査方向に直交する方向(ここでは感光体ドラム1〜4の回転方向、一般には像担持体の移動方向)が副走査方向である。
本実施形態では、走査速度均一性調整機構を各光路の第3折り返しミラー74、76、78、80の支持部に配置した。この調整機構の一例を第3折り返しミラー74を例に取って説明する。
図6は、第3折り返しミラー74の調整機構を示す図である。第3折り返しミラー74は図6(a)に示すように、一方が固定側74Aに、他方が調整側(可動側)74Bに設定され、固定側74Aを支点に調整側74Bがミラー面74Cに対して直交する方向(矢印P方向)に可動に構成されている。これによって光源ユニット52と感光体ドラム1の感光面との距離を調整することができ、走査速度の不均一性を補正することが可能となる。
第3折り返しミラー74の固定側74Aは、図6(c)に示すように、ハウジング50に設けられた第1の支持部50Cにミラー74の背面側74Eを弾性部材74Fで弾性付勢することにより3点で支持されている。この3点は、ミラー74の幅H方向に離れて2点50C1、50C2設けられており、この2点50C1、50C2で反射面74Cの幅方向の位置(角度)を規定している。また、他の1点でミラー74の側面の角部74Dを支持している。
第3折り返しミラー74の調整側74Bは、図6(b)に示すように、第1の調整手段である送りねじ50Dと弾性部材74Fから構成され、送りねじ50Dによって、前述のように第3折り返しミラー74の調整側74Bを固定側74Aを支点として感光体ドラム1に対して近接あるいは離間させる方向に調整することができる。送りネジ50Dは、先端側が折り返しミラー74のミラー面74Cに当接し、基部側がハウジング50側に螺合し、送りネジ50Dを回転させることにより前述の調整が可能である。なお、この実施形態では、送りネジ50Dは手動で回動させるようになっている。
これらの調整機構は、他の第3折り返しミラー76、78及び80にそれぞれ設けられ、書き込みを行う各色の光ビームについて前述の調整が行われる。送りネジ50Dによって第3折り返しミラー74、76、78及び80の角度を調整することによって、各色の走査速度均一性を理想的な状態に近く調整することが可能になる。
実際に調整する際は、光検出器としての位置情報測定装置(後述のPD1〜3)を光ビームL1、L2、L3、L4の光路の最も像担持体位置に近い位置(後述の例では、第3折り返しミラーの背後)に設け、理想的な位置からのずれ量を測定する。
図7は、主走査対応方向の走査位置と理想からの主走査方向の位置ずれ量を示す図であ
る。そのずれ量をプロットしたのが、図7における破線の状態である。送りねじ50Dを回転させることにより、第3折り返しミラー74、76、78、80を前述の固定側74Aを支点に移動させ、理想的な状態に近い状態とした結果が、図7における実線の状態である。
しかしながら、このようにして走査速度を均一な状態にしたとしても、走査線傾きが理想状態からずれている場合が多い、これは、各構成部品の光学的特性や、位置精度がばらつきを持ち、理想的な状態からのずれをもつためである。
そこで、走査傾き調整機構によって、走査線傾きを理想状態に近づける調整を主走査方向の走査速度の均一性の調整に加えて実施する。
本実施形態では、走査線の位置を副走査方向に補正するパワー(機能)を持った長尺トロイダルレンズ(WTL)からなる第2結像用レンズ69、70、71、72に走査線傾き調整機構を設けた。この調整機構の一例を第2結像用レンズ69を例に取って説明する。
図8は、第2結像用レンズ69の調整機構を示す図である。第2結像用レンズ69は図8(a)に示すように一方が固定側69Aに、他方が調整側(可動側)69Bに設定され、固定側69Aを支点に調整側69Bがレンズ面に69Cに対して平行な方向(副走査方向に対して平行な方向〔Q2軸方向〕)に可動に構成されている。これによって副走査方向の傾きを調整することができる。
第2結像用レンズ69の固定側69Aで、図8(c)に示すようにハウジング50に設けられた2点の第2の支持部50Eにレンズ69の下面69Dが支持され、レンズ69の上面69E側を弾性部材69Fで弾性付勢することによりハウジング50に支持されている。
第2結像用レンズ69の調整側69Bは、図8(b)に示すように第2の調整手段である送りねじ50Fと弾性部材69Fから構成され、送りねじ50Fによって、前述のように第2結像用レンズ69の調整側69Bを固定側69Aを支点としてレンズ面に69Cに対して平行な方向(副走査方向に対して平行な方向〔Q2軸方向〕)に調整することができる。送りネジ50Fは、先端側が第2結像用レンズ69の下面(弾性部材69Fが当接している面と対向する面)69Dに当接し、基部側がハウジング50側に螺合し、送りネジ50Fを回動させることにより前述の調整が可能である。なお、この回動は、ここでは図示していないが、ステッピングモータによって駆動するように構成されている。
これらの調整機構は、他の第2結像用レンズ69の他の第2結像用レンズ70、71及び72にそれぞれ設けられ、書き込みを行う各色の光ビームについて前述の調整が行われる。送りネジ50Fによって第2結像用レンズ69、70、71、72の角度を調整することによって、各色の走査線の傾きを理想的な状態に近く調整する。
実際に調整する際は、位置情報測定装置前述の位置に設け、理想的な位置からのずれ量を測定する。
図9は、主走査対応方向の走査位置と理想からの副走査方向の位置ずれ量を示す図であ
る。そのずれ量をプロットしたのが、図9における破線の状態である。送りねじ50Fを回転させることにより、第2結像用レンズ69、70、71、72を前述の固定側を支点に移動させ、理想的な状態に近い状態とした結果が、図7における実線の状態である。
上述の実施形態では、走査線傾き調整機構の送りネジ50Fをステッピングモータで駆動することにより調整できるようにしているが、走査速度均一性調整機構における送りねじ50Dもステッピングモータ、アジャスタ等により、電気的に駆動制御可能なアクチュエータで構成することもできる。なお、ステッピングモータはステップ数と送りネジのピッチとから容易に調整量を設定することができるので、この種の制御には好適である。なお、調整量が少なくて済む場合には、例えば電歪素子なども使用することができる。このように電気的な駆動制御により、調整を行うように構成すると調整作業が容易となる。
なお、図6において折り返しミラー74の反射面74cにおいて主走査対応方向と平行な第1の軸〔P1軸〕と、反射面74Cに沿って第1の軸〔P1軸〕に対して直角な第2の軸〔P2軸〕とを設定し、折り返しミラーを前記第2の軸〔P2軸〕に関して回動させると、折り返しミラー74は固定側74Aを支点として反射面74に対して垂直な方向〔P3軸方向〕に移動することになる。また、図8において、第2結像用レンズ69の光ビーム入射面(レンズ面69C)において主走査対応方向と平行な第3の軸〔Q1軸〕と、第3の軸〔Q1軸〕に対して直角であって光ビーム入射方向に沿った第4の軸〔Q3軸〕とを設定し、光学素子を第4の軸〔Q3軸〕に関して回動させることにより、第2結像用レンズ69に入射する光ビームの走査軌跡がなす平面に対して垂直な方向〔Q2軸方向〕に固定側69Aを支点として第2結像用レンズ69が移動することになる。
位置情報測定装置の一例を図10及び図11に示す。
図10は、位置情報測定装置の概略を示す図である。図11は、位置情報測定装置のPD0〜PD3の配置位置を示す図である。この例では、最終ミラーとなる第3折り返しミラー74、76、78、80(図では前述の黒の第3折り返しミラー74を示す)にハーフミラーを使用し、裏(透過側)にフォトダイオードPD1、PD2、PD3を配置している。図11に示すように、書き出し同期用のフォトダイオードPD0とは別に、画像形成範囲内に3個のフォトダイオードPD1、PD2、PD3を配置している。フォトダイオードPD1、PD2、PD3のユニット内位置は、画像形成時のほぼ両端と中央に設置しており、特に高精度には取り付けられていない。
このような位置情報測定装置を使用して第3折り返しミラー74、76、78、80と第2結像用レンズ69、70、71、72の電気的調整のための制御回路の一例を図12のブロック図に示す。制御回路はシステムコントローラ100と位置合わせコントローラ101とから主に構成され、システムコントローラ100は光走査装置5全体の制御を司り、画像形成装置PRの本体制御部との間で制御情報の送信、受信が行われる。位置合わせコントローラ101とシステム100との間は相互に制御情報が送受信される。位置合わせコントローラ101には、ROM102、RAM103、不揮発メモリ104が接続され、さらに、各第3折り返しミラー74、76、78、79のそれぞれに設けられた調整用のステッピングモータ106と、各第2結像用レンズ69、70、71、72のそれぞれ設けられた調整用のステッピングモータ107とが接続されている。また、位置合わせコントローラ101には、レーザダイオードLDのフォトダイオードPD0、PD1、PD2、PD3取り付け相当位置での発光状体を撮影した照射位置測定CCDカメラ105からの画像が取り込まれる。なお、位置合わせコントローラ100を構成するCPUは、ROM102に格納されたプログラムに従って処理を実行する。また、RAM103はCPUのワークエリアとして機能するとともに、制御に必要なデータが格納される。
このように設けられたフォトダイオードPD0、PD1、PD2、PD3は、光走査装置5を組み立てた際に、ビーム位置の測定をする際に使用される。具体的には、測定装置として、本体に搭載した際、感光体位置に相当する箇所に照射位置測定CCDカメラ105が取り付けてあるものを用いる。その照射位置測定CCDカメラ105の位置は、主走査方向に精密に測定され、位置決めされている。LDを同期用のフォトダイオードPD0通過後、フォトダイオードPD1、PD2、PD3付近、ただし、一端と中央(PD1とPD2)、他端と中央(PD3とPD2)の距離が同一となるパルス数にて1ドット点灯させ、照射位置測定CCDカメラ105により撮影し、その情報を位置合わせコントローラ101に入力する。位置合わせコントローラ101では、一端と中央(PD1とPD2)、他端と中央(PD3とPD2)の距離が等しくなるように、第3折り返しミラー用74、76、78、80の角度調整用の送りネジ50Dを回動させるステッピングモータ106にパルスを与えてP2軸に関して偏心させ、走査速度均一性を調整する。その後、第2結像レンズ(長尺トロイダルレンズ)69、70、71、72の角度を調整する送りネジ50Fを回動させるステッピングモータ107にパルスを与えてQ3軸に関して回動させ、当該軸回りに偏心させる。このような調整を行って照射位置測定CCDカメラ105で副走査位置を測定し、スキューをゼロに調整する。この調整は、スキューがゼロになるまで複数回繰り返される。その際、調整後の主走査位置も測定しておく。ここまで終了するとCCDカメラ105は取り外される。その後、LDを全点灯させ、PD0−PD1間、PD0−PD2間、PD0−PD3間の時間を測定する。1ドット点灯させたタイミングと、照射位置測定CCDカメラ105による照射位置測定結果、PD0−PD1間、PD0−PD2間、PD0−PD3間の時間測定結果から、PD1〜PD3の位置情報を求め、データとして不揮発メモリ104に格納しておく。そして、格納された距離と時間とのデータは、本体搭載後の位置調整時等に使用する。
また、図14に示すように、PD1〜PD3を感光体素管上に配置した測定用装置を用意し、この装置をプロセスカートリッジ内にセットし、同様な測定を行い、データを格納することで、ほぼ、実際機械に搭載されるプロセスカートリッジ状態での感光体位置(被照射位置)における位置情報を入手でき、誤差を最小限とすることができる。
なお、この実施形態では、ブラックBK、シアンC、マゼンタM、イエローYの各色に調整機構を設けているが、基準色が決まっていれば、基準色については調整機構を省略し、他の3色についてのみ調整機構を設ければよい。例えば、基準光路をブラックBKとした場合、ブラックBKの光路L1には、走査速度均一性調整機構、走査線傾き調整機構を省略し、実際の調整としては、それぞれの理想的状態に近づけるのではなく、他色で使用する光路L2、L3、L4の走査速度均一性及び走査線傾きについては、ブラック光路L1の状態をターゲットに調整する。その際、画像の絶対位置が数百ミクロンレベルでよいカラー画像形成装置用光走査装置であれば、各色走査線の相対的な位置ずれはゼロに近づけることができるため、カラー画像としての品質を落とすことはない。
また、調整の順番を上述のように、まず、走査速度均一性の調整を行い、次に走査線傾き調整を行うという順で実施することが望ましい。これは上述したように、走査線傾き調整を実施した後に、走査速度均一性調整を実施した場合には、走査線傾きが変化するため、再度走査線傾き調整を実施する必要があり、調整収束性が悪いからである。
本実施形態では、複数の光ビームL1〜L4を使用した例について説明したが、単一の光ビームで書き込みを行う光走査装置においては、実施形態で1つの光ビームL1を例に取って説明していることと同等である。従って、光ビームの光路数にかかわらず本願発明は適用される。また、単一光路の光走査装置では、走査速度均一性を高精度に調整可能な絶対位置精度の良好なものとすることができる。さらに、複数光路の光走査装置では、絶対位置精度および光路間の走査速度均一性偏差の良好なものとすることができる。
なお、本実施形態における調整機構は一例であって、軸回りに移動させる機構全てに適用できることは言うまでもない。
さらに、本実施形態では、調整対象として第3の折り返しミラーを例示しているが、第1または第2の折り返しミラーにも適用可能である。但し、調整幅が拡大されるので、調整が難しいことは否めない。
本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 図1に示す画像形成装置に備えられる光走査装置の基板上面側の構成を示す平面図である。 図2に示す光書込装置のA−A線断面図である。 図2に示す光走査装置の構成から光源ユニット、光偏向器及び光学系を抜き出してその配置構成を示す説明図である。 図3に示す光走査装置の構成から光偏向器及び光学系を抜き出してその配置構成を示す説明図である。 第3折り返しミラーの調整機構を示す図である。 主走査対応方向の走査位置と理想からの主走査方向の位置ずれ量を示す図である。 第2結像用レンズ69の調整機構を示す図である。 主走査対応方向の走査位置と理想からの副走査方向の位置ずれ量を示す図である。 位置情報測定装置の概略を示す図である。 位置情報測定装置のPD0〜PD3の配置位置を示す図である。 位置情報測定装置の制御構成を示すブロック図である。 光走査装置における各種の位置ずれの状態を示す説明図である。 PD1〜PD3を感光体素管上に配置した測定用装置を示す図である。
1、2、3、4 感光体ドラム
5 光走査装置
50 ハウジング
50C 第1の支持部
50E 第2の支持部
50D 送りネジ(第1の調整手段)
50F 送りネジ(第2の調整手段)
52、53、54、55 光源ユニット
62 光偏光器
65、66、67、68 第1折り返しミラー
69、70、71、72 第2結像用レンズ(光学素子)
69A、74A 固定側
69B、74B 調整側
69C レンズ面
69F、74F 弾性部材
73、75、77、79 第2折り返しミラー
74、76、78、80 第3折り返しミラー
74C 反射面
101 位置合わせコントローラ
104 不揮発メモリ
105 CCDカメラ
106 ミラー調整用ステッピングモータ
107 結像用レンズ調整用ステッピングモータ
111 信号ハーネス
112 フランジ
113 対プロセスカートリッジ回転方向位置決めピン
PD0〜PD3 フォトダイオード(位置情報測定装置、光検出器)
LD レーザダイオード(発光素子)
L1、L2、L3、L4 光ビーム

Claims (3)

  1. 発光素子と、少なくとも1つの折り返しミラーと、
    走査線の位置を副走査対応方向に補正する機能を有する光学素子とを備え、
    発光素子から出射された光ビームを像担持体に照射して光書き込みを行う光走査装置の光ビームの光路の調整方法において、
    前記折り返しミラーの一部を支持する第1の支持部を支点として折り返しミラーを当該折り返しミラーの反射面に対して垂直な方向に揺動させ、
    折り返しミラーの反射面と像担持体との距離を変える第1の調整工程と、
    前記光学素子の一部を支持する第2の支持部を支点として光学素子を当該光学素子に入射する光ビームの走査軌跡がなす平面に対して垂直な方向に揺動させ、
    主走査対応方向に直交する方向の傾きを変える第2の調整工程とを備え、
    第1の調整工程では、第1ないし第3の少なくとも3個の光検出器を像担持体の配設位置に配置し、隣接する光検出器間の距離が同一となるパルス数で発光素子を1ドット点灯させ、像担持体の受光位置において隣接する光検出器間の距離を検出し、
    第1の調整工程を実施した後、第2の調整工程を実施する
    ことを特徴とする光路調整方法。
  2. 第1の調整工程では、送りネジを手動で回動させて折り返しミラーの反射面と像担持体との距離を変え、
    第2の調整工程では、電気的駆動手段によって光学素子の主走査対応方向に直交する方向の傾きを変える
    ことを特徴とする請求項1記載の光路調整方法。
  3. 像担持体の配設位置に配置される光検出器を筐体に設け、
    この筐体を画像形成装置に備える像担持体保持部材に対し着脱可能とし、
    像担持体保持部材に装着した状態で調整を実行する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の光路調整方法。
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