JP2002287057A - マルチビーム走査光学系及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

マルチビーム走査光学系及びそれを用いた画像形成装置

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JP2002287057A JP2001090206A JP2001090206A JP2002287057A JP 2002287057 A JP2002287057 A JP 2002287057A JP 2001090206 A JP2001090206 A JP 2001090206A JP 2001090206 A JP2001090206 A JP 2001090206A JP 2002287057 A JP2002287057 A JP 2002287057A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的な振動等に対して強くピッチ変動の少
ない、且つ、環境安定性にも優れたマルチビーム走査光
学系及びそれを用いた画像形成装置を得ること。 【解決手段】 光源から出射した光束を発散光束もしく
は収束光束に変換する第1の光学系とを有する光束変換
手段を複数有する光源ユニットと、光源ユニットから出
射された複数の光束を合成し略同一方向に出射させるビ
ーム合成手段と、合成された複数の光束を主走査方向に
長い線像として結像させる第2の光学系と、入射された
複数の光束を主走査方向に反射偏向する偏向手段と、反
射偏向された複数の光束を被走査面上に結像させる第3
の光学系とを有し、複数の光束の副走査方向の相対的な
位置を調整することによって、複数の光束の被走査面上
における副走査方向の相対的な結像位置を調整する調整
手段を有していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチビーム走査光
学系及びそれを用いた画像形成装置に関し、特に高速・
高記録密度を達成する為に光源として複数の光源を使用
した、例えばレーザービームプリンタ(LBP)やデジ
タル複写機等に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザービームプリンタやデジタ
ル複写機等で適用されるマルチビーム走査光学系を用い
た画像形成装置は、複数の異なる発光点(レーザ光源)
から出射された複数の光束を回転多面鏡等の光偏向器と
fθレンズ等から構成される共通のマルチビーム走査光
学系により、被走査面である感光体等の記録媒体面上の
互いに副走査方向に分離した異った位置に複数の光スポ
ットとして導光し,記録媒体面上を主走査方向に同時に
走査して画像情報の記録を行っている。
【0003】このような従来の画像形成装置においては
同時に走査される隣接するスポットの副走査方向の距
離、言い換えれば複数のスポットによる走査線ピッチが
精度良く調整されていなければならない。
【0004】また近来の画像形成装置においては出力画
像の解像度を可変にすることが意図され、このような観
点から記録媒体面上を主走査方向に同時に走査される複
数の走査線ピッチの幅を変更できることが望ましい。
【0005】さらに最近は高記録密度と高速出力がより
一層求められており、画像形成装置におけるマルチビー
ム走査光学系の発光点の数も、2、3、4‥‥と増加さ
せる必要が生じてきている。
【0006】従来、複数のスポットによる走査線ピッチ
を調整或いは変更するには複数の光源とビーム合成プリ
ズム等から構成される光源ユニットを光学系の光軸と垂
直な面内で光軸を中心に回転させて行なっている。この
種のマルチビーム走査装置が、例えば特開平7-18141
2号公報で提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら同公報に
おける走査線ピッチの調整方法は複数の光源とビーム合
成プリズム等から構成される光源ユニットを光学系の光
軸と垂直な面内で光軸を中心に回転させる構成となる
為、機械的な振動等に対して走査線ピッチが変化しやす
いという問題点がある。また半導体レーザ等のレーザ光
源が可動部分に固定されている為、環境変動(例えば温
度変化等)に対する安定性に欠け、環境変動とともにピ
ッチ間隔が変化しやすいという問題点もある。
【0008】本発明は機械的な振動等に対して強くピッ
チ変動の少ない、且つ、環境安定性にも優れたマルチビ
ーム走査光学系及びそれを用いた画像形成装置の提供を
目的とする。
【0009】更に本発明は少なくとも1つの光源を複数
の発光点を有するモノリシックマルチビームレーザーか
ら構成することによって、より一層の高速化、高画質化
に対応したマルチビーム走査光学系及びそれを用いた画
像形成装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のマルチ
ビーム走査光学系は、光源と、該光源から出射した光束
を発散光束もしくは収束光束に変換する第1の光学系と
を有する光束変換手段を複数有する光源ユニットと、該
光源ユニットから出射された複数の発散光束もしくは収
束光束を合成し、略同一方向に出射させるビーム合成手
段と、該ビーム合成手段により合成された複数の発散光
束もしくは収束光束を主走査方向に長い線像として結像
させる第2の光学系と、該第2の光学系の結像位置もし
くはその近傍に偏向面を有し、入射された複数の発散光
束もしくは収束光束を主走査方向に反射偏向する偏向手
段と、該偏向手段で反射偏向された複数の発散光束もし
くは収束光束を被走査面上に結像させる第3の光学系
と、を有するマルチビーム走査光学系において、該複数
の発散光束もしくは収束光束の副走査方向の相対的な位
置を調整することによって、該複数の光束の該被走査面
上における副走査方向の相対的な結像位置を調整する調
整手段を有していることを特徴としている。
【0011】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て,前記ビーム合成手段はビーム合成プリズムを有して
いることを特徴としている。
【0012】請求項3の発明は請求項2の発明におい
て,前記調整手段は、前記ビーム合成プリズムを、主走
査断面内にあり、かつ被走査面に対して略平行な軸を中
心に回転させていることを特徴としている。
【0013】請求項4の発明は請求項1の発明におい
て,前記調整手段は、前記複数の光束変換手段のうち、
少なくとも1つの光束変換手段を副走査方向に移動させ
ていることを特徴としている。
【0014】請求項5の発明は請求項3又は4の発明に
おいて,前記第3の光学系の主走査断面内における偏向
手段側の主点から、前記複数の発散光束もしくは複数の
収束光束の自然収束点までの距離は各々等しいことを特
徴としている。
【0015】請求項6の発明は請求項5の発明におい
て,前記複数の光束変換手段のうち、少なくとも1つの
光束変換手段の一要素を構成する光源を複数の発光点を
有するモノリシックマルチビームレーザーより構成した
ことを特徴としている。
【0016】請求項7の発明は請求項6の発明におい
て,前記モノリシックマルチビームレーザーの複数の発
光点から出射した複数の光束の該被走査面上における副
走査方向の相対的な結像位置の調整は、該モノリシック
マルチビームレーザーを光軸周りに回転させることによ
って行うことを特徴としている。
【0017】請求項8の発明のマルチビーム光走査装置
は、請求項1乃至7の何れか1項に記載のマルチビーム
走査光学系を1つの筐体に収めたことを特徴としてい
る。
【0018】請求項9の発明の画像形成装置は、請求項
8項に記載のマルチビーム光走査装置と、前記被走査面
に配置された感光体と、前記マルチビーム光走査装置で
走査された光束によって前記感光体上に形成された静電
潜像をトナー像として現像する現像器と、現像されたト
ナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナ
ー像を被転写材に定着させる定着器とを有することを特
徴としている。
【0019】請求項10の発明の画像形成装置は、請求
項8項に記載のマルチビーム光走査装置と、外部機器か
ら入力したコードデータを画像信号に変換して前記走査
光学装置に入力せしめるプリンタコントローラとを有し
ていることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】[実施形態1]図1は本発明のマ
ルチビーム走査光学系の実施形態1の要部概略図であ
る。
【0021】尚、本明細書においてはfθレンズ系の光
軸と光偏向器により偏向された光束とが形成する面を主
走査断面、fθレンズ系の光軸を含み主走査断面と直交
する面を副走査断面と定義する。
【0022】同図において11は光源ユニットであり、
2つの光束変換手段11a・11bを有している。光束
変換手段11a・11bは各々半導体レーザよりなる光
源(レーザ光源)1a・1bと、該レーザ光源1a・1
bから出射した光束を収束光束または発散光束(本実施
形態においては収束光束)に変換する第1の光学系とし
ての変換素子(集光レンズ)2a・2bとを有してい
る。変換素子2a・2bの焦点距離は互いに異ってい
る。
【0023】尚、本実施形態においてはレーザ光源を2
個用いた2ビーム走査光学装置を示しているが、レーザ
光源は3つ以上でも良い。即ち、光束変換手段は3つ以
上でも良い。
【0024】3はビーム合成手段であり、ビーム合成プ
リズムより成り、収束光束に変換された2つの光束を略
同一の方向に出射するように合成している。4は第2の
光学系としてのシリンドリカルレンズであり、副走査方
向のみに所定の屈折力を有している。5は開口絞りであ
り、シリンドリカルレンズ4から出射された光束を所望
の最適なビーム形状に整形している。
【0025】尚、光源ユニット1、ビーム合成プリズム
3、シリンドリカルレンズ4、開口絞り5等の各要素は
入射光学手段の一要素を構成している。
【0026】6は偏向手段としての光偏向器であり、例
えば回転多面鏡(ポリゴンミラー)より成り、モータ等
の駆動手段(不図示)により図中矢印A方向に一定速度
で回転している。
【0027】7は第3の光学系としてのfθ特性を有す
るfθレンズ系であり、単一のfθレンズより成り、光
偏向器6により偏向された2つの光束を被走査面として
の感光体8面上にスポット状に結像させている。fθレ
ンズ7は副走査断面内において光偏向器6の偏向面(反
射面)6aもしくはその近傍と感光体8面もしくはその
近傍との間を共役関係にすることにより、倒れ補正機能
を有している。
【0028】8は記録媒体としての感光体(感光ドラ
ム)である。91は調整手段であり,光束変換手段11
aを副走査方向に移動可能と成るようにしている。
【0029】本実施形態において画像情報に応じて光源
1a・1bから光変調され出射した2つの光束は各々対
応する変換素子2a・2bにより収束光束に変換され、
ビーム合成プリズム3により略同一の方向に出射するよ
うに合成される。ビーム合成プリズム3により合成され
出射した2つの光束(収束光束)はシリンドリカルレン
ズ4に入射する。シリンドリカルレンズ4に入射した光
束のうち主走査断面内においてはそのままの状態で出射
して開口絞り5を通過する(一部遮光される)。また副
走査断面内においては収束して開口絞り5を通過し(一
部遮光される)光偏向器6の偏向面6aにほぼ線像(主
走査方向に長手の線像)として結像する。そして光偏向
器6の偏向面6aで反射偏向された2つの光束は各々f
θレンズ7により感光体8面上にスポット状に結像さ
れ、該光偏向器6を矢印A方向に回転させることによっ
て、該感光体8面上を矢印B方向(主走査方向)に等速
度で光走査している。これにより記録媒体である感光体
8面上に2本の走査線を同時に形成し、画像記録を行っ
ている 図2は図1のマルチビーム走査光学系のレーザ光源から
光偏向器の偏向面に至るまでの主走査方向の要部断面図
(主走査断面図)、図3は図1のマルチビーム走査光学
系のレーザ光源から光偏向器の偏向面に至るまでの副走
査方向の要部断面図(副走査断面図)である。図2、図
3において図1に示した要素と同一要素には同符番を付
している。
【0030】図2、図3において2つのレーザ光源1a
・1bは主走査断面内で離れて配列されており、レーザ
光源1a・1bから出射された2つの光束は各々対応す
る変換素子2a・2bによって収束光束に変換された
後、ビーム合成プリズム3に入射する。尚、レーザ光源
1a・1bから出射された2つの光束は共に直線偏光
で、偏光方向は同じ向きである。
【0031】レーザ光源1aから出射され変換素子2a
により収束光束に変換された光束は、ビーム合成プリズ
ム3の入射面35から入射し、面31によって反射さ
れ、さらに同プリズム3の偏光ビームスプリッタ面32
によって反射され、同プリズム3の出射面36に配置さ
れた1/4波長板33を通り円偏光に変換され出射して
いる。
【0032】レーザ光源1bから出射され変換素子2b
により収束光束に変換された光束は、ビーム合成プリズ
ム3の入射面35に配置された1/2波長板34を通
り、偏光方向を90度旋回され、該ビーム合成プリズム
3の偏光ビームスプリッタ面32を透過し、該ビーム合
成プリズム3の出射面36に配置された1/4波長板3
3を通り円偏光に変換される。
【0033】ともに円偏光に変換された2つの光束はシ
リンドリカルレンズ4によって副走査方向にのみ収束さ
れ、途中、開口絞り5によって光束幅を制限され、光偏
向器6の偏向面6a上、もしくはその近傍で主走査方向
に長い焦線状にそれぞれ結像される。
【0034】ここで、レーザ光源1a・1bを主走査断
面内に配列した場合、図3から解るようにレーザ光源1
a・1bから出射した2つの光束は光偏向器6の偏向面
6a上、もしくはその近傍で副走査方向に同一の位置P
点に結像することになる。
【0035】ここで、レーザ光源1aから出射した光束
を副走査方向に平行移動させた場合を考える。
【0036】図4はレーザ光源1aとそれに対応する変
換素子2aを中心軸Lxに対して同じ量δz1だけ副走
査方向(図面上、上方)に移動させた場合の副走査断面
図である。
【0037】同図において中心軸Lxに対してδz1
け上方から出射した収束光束La1はビーム合成プリズ
ム3を通り、シリンドリカルレンズ4によって副走査方
向のみに収束され、開口絞り5によって光束幅が制限さ
れて光偏向器6の偏向面6a上、もしくはその近傍に基
準点Pに対し副走査方向上方にδz2だけ離れた点Qの
位置に焦線状に結像される。
【0038】変換素子2aから出射した光束が平行光束
の場合は出射光束が副走査方向にずれたとしても、光偏
向器6の偏向面6a上、もしくはその近傍の副走査方向
の結像位置は変化することは無く、常に点Pに結像する
ことは容易に理解できる。
【0039】本実施形態においては変換素子2aから出
射した光束を収束光束とすることによって、中心軸Lx
に対してδz1だけ上方からから出射した収束光束を光
偏向器6の偏向面6a上、もしくはその近傍に、副走査
方向上方に基準点Pより距離δz2だけ離れた位置Qに
結像させている。そして位置Qに結像した光束は不図示
の走査光学系によって不図示の被走査面上に基準点Pに
比べて副走査方向下方に距離δz3だけ離れた位置に結
像される。
【0040】即ち、変換素子2aから出射した光束を収
束光束とすれば、レーザー光源1aと変換素子2aを同
じ量だけ変位させて、該変換素子2aから出射した光束
を副走査方向に変位させることによって、被走査面8上
の副走査方向の結像位置を調整することができる。
【0041】具体的には、レーザ光源1aと変換素子2
aとから成る光束変換手段11aを調整手段91で副走
査方向(図面上、上下方向)に移動させ、被走査面8上
の副走査方向の相対的な結像位置を調整することによ
り、被走査面8上における副走査方向の走査線ピッチの
幅を調整(もしくは変更)する構成としている。尚、本
実施形態では光束変換手段11aを副走査方向に移動さ
せたが、光束変換手段11b、もしくは光束変換手段1
1aと光束変換手段11bとを相対的に副走査方向に移
動させても被走査面8上における副走査方向の走査線ピ
ッチを調整(もしくは変更)することができる。
【0042】ここで変換素子2aから出射した光束を収
束光束としたときに、該変換素子2aから距離δz1
け上方からから出射した収束光束が光偏向器6の偏向面
6a上、もしくはその近傍に、副走査方向上方に距離δ
2だけ離れた位置Qに結像する原理を図5を参照して
説明する。
【0043】図5は図1のマルチビーム走査光学系にお
ける副走査方向のピッチ間隔の調整の原理を説明する副
走査断面図である。同図において、Rは変換素子2aか
ら出射された収束光束を表している。4はシリンドリカ
ルレンズであり、該シリンドリカルレンズ4に入射する
光束は、該シリンドリカルレンズ4を通過しないとき
は、該シリンドリカルレンズ4から距離Sdの位置に結
像するような収束光束となっている。シリンドリカルレ
ンズ4の副走査断面内の焦点距離をfsとすると、該シ
リンドリカルレンズ4に入射した収束光束はシリンドリ
カルレンズ4から距離Skの位置に結像する(ここが偏
向面6aになる)。
【0044】ここで、Sd・fs・Skの間には、
【0045】
【数1】
【0046】なる関係が成り立つ。
【0047】ここで、シリンドリカルレンズ4に入射す
る光束が副走査方向に距離δz1だけずれて入射した場
合、その光束の副走査方向の結像点位置における副走査
方向のズレ量δz2は、同図から明らかに、
【0048】
【数2】
【0049】の関係が成り立っているから、
【0050】
【数3】
【0051】となる。
【0052】ここでは、シリンドリカルレンズ4に入射
する光束を収束光束として説明しているが、発散光束の
場合も同様、副走査方向の結像点位置をずらすことがで
きる(発散光束の場合は、ずれる方向が逆になる)こと
は、上記説明から容易に理解できる。
【0053】このように本実施形態においては上述の如
くレーザ光源1a・1bから出射した光束を対応する変
換素子2a・2bによって収束光束に変換し、光源1a
・1bと変換素子2a・2bとから構成される光束変換
手段11a・11bのうちの一方の光束変換手段11a
を副走査方向(図面上、上下)に移動させることによっ
て、被走査面8上の副走査方向の相対的な結像位置を調
整することにより、被走査面8上における副走査方向の
走査線ピッチの幅を調整(もしくは変更)する構成とし
ている。この為、従来のような、複数の光源とビーム合
成プリズム等から構成される光源ユニットを光学系の光
軸と垂直な面内で光軸を中心に回転させる構成に比べ
て、調整に際して変位させる部品点数が少なく機械的振
動に対して強い構成をとることが可能であり、副走査方
向のピッチ変化のない、高画質化に対応したマルチビー
ム走査光学系を得ることができる。
【0054】本実施形態では上記マルチビーム走査光学
系を1つの筐体(マルチビーム光走査装置)に収めてい
る。尚、本実施形態ではfθレンズ系を1枚のレンズよ
り構成したが、これに限らず、2枚以上のレンズより構
成しても良い。
【0055】[実施形態2]図6は本発明のマルチビー
ム走査光学系の実施形態2のレーザ光源から光偏向器の
偏向面に至るまでの主走査断面図である。図7は図6の
副走査断面図である。図6、図7において図2、図3に
示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0056】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は調整手段91によってビーム合成プリズム3
を、主走査断面内にあり、かつ被走査面に略平行な軸
(回転軸)Yを中心に回転させることによって、被走査
面8上の副走査方向の相対的な結像位置を調整すること
により、被走査面8上における副走査方向の走査線ピッ
チを調整(もしくは変更)したことである。その他の構
成及び光学的作用は実施形態1と略同様であり、これに
より同様な効果を得ている。
【0057】即ち、本実施形態においてはビーム合成プ
リズム3を、主走査断面内にあり、かつ被走査面に略平
行な軸Yを中心に回転させることによって、被走査面上
における2つの光束の副走査方向の相対的な結像位置
(走査線ピッチ)を調整(もしくは変更)する構成とし
ている。
【0058】本実施形態においては図7に示すようにビ
ーム合成プリズム3を軸Yを中心に角度だけ回転させて
いる。これによりレーザ光源1bから出射し変換素子2
bによって収束光束に変換された光束はビーム合成プリ
ズム3の入射面と出射面の2つの面の屈折作用により、
副走査方向下方にδzb(負の値)だけずれてシリンドリ
カルレンズ4に入射する。
【0059】一方、光源1aから出射し変換素子2aに
よって収束光束に変換された光束は合成プリズム3の入
射面と出射面の2つの面の屈折作用と反射面31と偏光
ビームスプリッタ面32の反射作用により、副走査方向
上方にδza(正の値)だけずれてシリンドリカルレンズ
4に入射する。即ち、変換素子2aによって収束光束に
変換された光束はビーム合成プリズム3の入射面35に
より下方に屈折される。次にビーム合成プリズム3の面
31によって上方に反射される。さらにビーム合成プリ
ズム3の偏光ビームスプリッタ面32によって下方に反
射され、最後にビーム合成プリズム3の出射面36によ
り屈折され、最終的にビーム合成プリズム3の入射面3
5に入射するときと同じ角度でビーム合成プリズム3か
ら出射されることになる。
【0060】このときビーム合成プリズム3の面31か
ら偏光ビームスプリッタ面32までの距離が長い為に、
ビーム合成プリズム3から出射される光束は副走査方向
上方にδza(正の値)だけずれて出射することになる。
最終的に、2本の収束光束は副走査方向にδz1=δzb
−δzaだけ相対的にずれることになる。このずれ量δ
1はビーム合成プリズム3の回転角によって変化す
る。
【0061】本実施形態においてはビーム合成プリズム
3のみを、主走査断面内にあり、かつ被走査面に略平行
な軸Yを中心に回転させ、その回転角を調整することに
よって、被走査面8上における副走査方向の走査線ピッ
チを調整(もしくは変更)する構成としている。
【0062】このような構成を採ることにより、従来の
ような複数の光源とビーム合成プリズム等から構成され
る光源ユニットを光学系の光軸と垂直な面内で光軸を中
心に回転させる構成に比べて調整に際して変位させる部
品をビーム合成プリズム3のみとすることができ、調整
機構が簡略化され、且つ、機械的振動に対しても強い構
成をとることが可能となる。
【0063】さらに本実施形態のようにビーム合成プリ
ズム3を回転させる場合は、該ビーム合成プリズム3の
回転角に対する2本の収束光束の副走査方向のずれ量δ
1の値が小さい為、換言すれば調整の敏感度が小さい
為に調整作業の効率アップを図ることも可能となり、さ
らには環境変動(例えば温度変化等)に対する安定性に
も優れた構成とすることが可能となる。
【0064】尚、本実施形態においても変換素子2a・
2bから出射する光束を収束光束として説明している
が、発散光束としても同様な効果を得ることが可能であ
ることは言うまでもない。
【0065】[実施形態3]図8は本発明のマルチビー
ム走査光学系の実施形態3のレーザ光源から光偏向器の
偏向面に至るまでの主走査断面図である。同図において
図2に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0066】本実施形態において前述の実施形態1もし
くは実施形態2と異なる点は光束変換手段11bの一要
素を構成する変換素子2bを光束変換手段11aの一要
素を構成する変換素子2aよりもビーム合成プリズム3
側へ所定量δxだけずらして配置したことである。その
他の構成及び光学的作用は実施形態1もしくは実施形態
2と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0067】即ち、本実施形態においてはレーザ光源1
a・1bは光軸方向に同じ位置に配置してあるが、変換
素子2bを変換素子2aよりもビーム合成プリズム3側
へ所定量δxだけずらして配置している。
【0068】本実施形態においても変換素子2a・2b
から出射する光束は収束光束としている。レーザ光源1
a・1bから出射した2つの光束が変換素子2a・2b
を経てビーム合成プリズム3によって合成され、不図示
の走査光学系を通り、被走査面8上に至る光路長を考え
ると、レーザ光源1bから出射した光束はビーム合成プ
リズム3の中で反射される分だけ、レーザ光源1aから
出射した光束よりも光路長が長くなってしまう。この場
合、例えば図9に示すようにレーザ光源1a・1bから
変換素子2a・2bまでの距離を等しく配置してしまう
と、変換素子2a・2bの焦点距離が同じであると,2
つの収束光束の自然収束点までの距離が互いに異なって
しまうことになる。
【0069】具体的には変換素子2aから出射した光束
の自然収束点Pの方が、変換素子2bから出射した光束
の自然収束点Qよりも、レーザ光源1a・1bからみて
遠方にずれてしまう。走査光学系の光偏向器側(物体
側)の主点から、2つの光束の自然収束点までの距離を
一致させないと、2つの光束の光軸方向の結像位置は一
致しない為、これらの光束を走査光学系で結像してしま
うと、2つの光束の被走査面8上における光軸方向の結
像位置にずれが生じてしまうという不都合が生じる。
尚、ここで自然収束点とは、変換素子2a・2bから出
射した収束光束が、fθレンズ7を介さない場合にスポ
ット状に結像される位置のことである。また、変換素子
2a・2bから出射した光束が発散光束の場合には、上
記スポット状に結像される点の虚像の位置となる。
【0070】そこで本実施形態においては光源1a・1
bを光軸方向に同じ位置に配置すると共に、変換素子2
bを変換素子2aよりもビーム合成プリズム3側へ所定
量δxだけずらして配置している。これにより走査光学
系の光偏向器側主点から、2つの収束光束の自然収束点
までの距離を一致させ、被走査面8上において2つの光
軸方向の結像位置を一致させている。
【0071】尚、本実施形態においては光源1a・1b
を光軸方向に同じ位置に配置し、変換素子2bを変換素
子2aよりもビーム合成プリズム3側へ所定量δxだけ
ずらして配置することによって、走査光学系の光偏向器
側主点から各収束光束の自然収束点までの距離を一致さ
せているが、これに限らず、例えば変換素子2a・2b
を光軸方向に同じ位置に配置し、レーザ光源1bをレー
ザ光源1aよりもビーム合成プリズム3側から遠ざかる
方向へ所定量ずらして配置しても同様な効果を得ること
ができる。また変換素子2bとレーザ光源1bを変換素
子2aとレーザ光源1aに対して相対的に所定量ずらし
て配置しても同様な効果を得ることができる。
【0072】本実施形態において被走査面8上における
副走査方向の走査線ピッチの調整(もしくは変更)は、
前述した実施形態1もしくは実施形態2と同等な調整方
法で行っている。
【0073】また本実施形態3においても変換素子2a
・2bから出射する光束は収束光束としているが、発散
光束とした場合においても同様な効果を得ることが可能
である。
【0074】[実施形態4]図10は本発明のマルチビ
ーム走査光学系の実施形態4のレーザ光源から光偏向器
の偏向面に至るまでの主走査断面図である。同図におい
て図2に示した要素と同一要素には同符番を付してい
る。
【0075】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は光束変換手段31a・31bの一要素を構成す
るレーザ光源21a・21bを複数の発光点を有するモ
ノリシックマルチビームレーザーから構成し、該モノリ
シックマルチビームレーザー21a・21bを光軸周り
に回転させることによって、被走査面上における副走査
方向の走査線ピッチを調整(もしくは変更)したことで
ある。その他の構成及び光学的作用は実施形態1と略同
様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0076】即ち、本実施形態においてはレーザ光源2
1a・21bを各々複数の発光点(21a1・21a
2,21b1・21b2)を有するモノリシックマルチ
ビームレーザーより構成している。
【0077】前述の実施形態1〜3においては、それぞ
れのレーザ光源1a・1bは単一の発光点(光源)から
なるシングルビームレーザーを用いている。この構成を
とることによって高記録密度と高速出力は十分可能であ
るが、今後一層の高記録密度・高速出力が要求されてい
る。このような要求に対応する為には光偏向器の回転数
に限界がある為、発光点の数を増加させる必要が生じ
る。ここで、単一の発光点からなるシングルビームレー
ザーから出射する光束を3以上合成するのは、その合成
機構が複雑になり機械的振動に対して弱くなってしまう
と同時に、各光束に対応した走査線ピッチ調整も非常に
複雑なものとなってしまう。
【0078】そこで本実施形態においては上記の如くレ
ーザ光源21a・21bを各々複数の発光点(21a1
・21a2,21b1・21b2)を有するモノリシッ
クマルチビームレーザーより構成としている。
【0079】それぞれのモノリシックマルチビームレー
ザー21a・21bは図11に示すように所定の角度δ
を有して主走査方向に対して傾けて配置されており、そ
の角度δを調整することにより被走査面上における副走
査方向のそれぞれの走査線の間隔を記録密度に合わせて
調整している。
【0080】モノリシックマルチビームレーザー21a
・21bは光軸周りに回転することによって正確に副走
査方向のピッチ間隔の調整(もしくは変更)を行った
後、固定する。
【0081】この状態の時、被走査面上における各発光
点(21a1・21a2,21b1・21b2)から出
射した光束の結像位置は図12に示すように、発光点2
1a1・21a2の結像位置と発光点21b1・21b
2の結像位置に相対的なずれが残ったままである。
【0082】そこで本実施形態においては、この相対的
なずれを、例えば前述の実施形態2と同様にビーム合成
プリズム3のみを、主走査断面内にあり、かつ被走査面
に略平行な軸Yを中心に回転させることによって調整
(もしくは変更)する構成としている(尚、この相対的
なずれの調整は実施形態1に示した調整方法を用いても
良い。).このような構成とすれば、合成機構は前述の
実施形態1〜3に示したビーム合成プリズムをそのまま
使用することができ、機械的振動に対して強い構成をと
ることが可能であり、環境変動に対する安定性にも優れ
た構成とすることが可能となる。
【0083】また従来のような複数の光源とビーム合成
プリズム等から構成される光源ユニットを光学系の光軸
と垂直な面内で光軸を中心に回転させる構成において
は、図12に示すような発光点21a1・21a2の結
像位置と発光点21b1・21b2の結像位置の相対的
なずれを調整してしまうと、既に調整されている発光点
21a1と発光点21a2及び発光点21b1と発光点
21b2の結像位置(副走査方向のピッチ間隔)が変化
してしまい、再度調整する必要性が生じてくる。
【0084】これに対して本実施形態では、上記のよう
な調整方法を採れば発光点21a1・21a2の結像位
置と発光点21b1・21b2の結像位置との相対的な
ずれを調整しても、既に調整されている発光点21a1
と発光点21a2及び発光点21b1と発光点21b2
の結像位置(副走査方向のピッチ間隔)は変化しないの
で、調整工程の簡略化が図れるという効果をも有する。
【0085】尚、本実施形態においては2つのレーザ光
源21a・21bを共にモノリシックマルチビームレー
ザーより構成したが、どちらか一方でも良い。
【0086】[画像形成装置]図13は、前述した実施
形態1乃至4の何れかのマルチビーム走査光学系(マル
チビーム光走査装置)を用いた画像形成装置(電子写真
プリンタ)の実施形態を示す副走査方向の要部断面図で
ある。図13において、符号104は画像形成装置を示
す。この画像形成装置104には、パーソナルコンピュ
ータ等の外部機器117からコードデータDcが入力す
る。このコードデータDcは、装置内のプリンタコント
ローラ111によって、画像データ(ドットデータ)D
iに変換される。この画像データDiは、各実施形態1
乃至4の何れかで示した光走査ユニット100に入力さ
れる。そして、この光走査ユニット(マルチビーム走査
光学系)100からは、画像データDiに応じて変調さ
れた光ビーム(光束)103が出射され、この光ビーム
103によって感光ドラム101の感光面が主走査方向
に走査される。
【0087】静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム
101は、モータ115によって時計廻りに回転させら
れる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の
感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交す
る副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方に
は、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電
ローラ102が表面に当接するように設けられている。
そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラ
ム101の−表面に、前記光走査ユニット100によっ
て走査される光ビーム103が照射されるようになって
いる。
【0088】先に説明したように、光ビーム103は、
画像データDiに基づいて変調されており、この光ビー
ム103を照射することによって感光ドラム101の表
面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光
ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101
の回転方向の下流側で感光ドラム101に当接するよう
に配設された現像器107によってトナー像として現像
される。
【0089】現像器107によって現像されたトナー像
は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対
向するように配設された転写ローラ(転写器)108に
よって被転写材たる用紙112上に転写される。用紙1
12は感光ドラム101の前方(図13において右側)
の用紙カセット109内に収納されているが、手差しで
も給紙が可能である。用紙カセット109端部には、給
紙ローラ110が配設されており、用紙カセット109
内の用紙112を搬送路へ送り込む。
【0090】以上のようにして、未定着トナー像を転写
された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図1
3において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内
部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113
とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加
圧ローラ114とで構成されており、転写部から撒送さ
れてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ1
14の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙
112上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ロ
ーラ113の後方には排紙ローラ116が配設されてお
り、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せ
しめる。
【0091】図13においては図示していないが、プリ
ントコントローラ111は、先に説明したデータの変換
だけでなく、モータ115を始め画像形成装置内の各部
や、光走査ユニット100内のポリゴンモータなどの制
御を行う。
【0092】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く複数の光束の
副走査方向の相対的な位置を調整することによって、被
走査面上における副走査方向の相対的な結像位置を調整
(もしくは変更)することにより、機械的な振動等に対
して強くピッチ変動の少ない、且つ、環境安定性にも優
れたマルチビーム走査光学系及びそれを用いた画像形成
装置を達成することができる。
【0093】更に本発明によれば前述の如くレーザ光源
を複数の発光点を有するモノリシックマルチビームレー
ザーから構成することにより、より一層の高速化、高画
質化に対応したマルチビーム走査光学系及びそれを用い
た画像形成装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1のマルチビーム走査光学
系の要部概略図
【図2】 本発明の実施形態1のマルチビーム走査光学
系の光源手段から光偏向器までの主走査断面図
【図3】 本発明の実施形態1のマルチビーム走査光学
系の光源手段から光偏向器までの副走査断面図
【図4】 本発明の実施形態1のマルチビーム走査光学
系における副走査方向のピッチ間隔調整方法を説明する
【図5】 本発明の実施形態1のマルチビーム走査光学
系における副走査方向のピッチ間隔調整の原理を説明す
る図
【図6】 本発明の実施形態2のマルチビーム走査光学
系の光源手段から光偏向器までの主走査断面図
【図7】 本発明の実施形態2のマルチビーム走査光学
系の光源手段から光偏向器までの副走査断面図
【図8】 本発明の実施形態3のマルチビーム走査光学
系の光源手段から光偏向器までの主走査断面図
【図9】 収束光束の自然収束点までの距離が異なるこ
とを説明する図
【図10】 本発明の実施形態4のマルチビーム走査光
学系の光源手段から光偏向器までの主走査断面図
【図11】 本発明の実施形態4のマルチビーム走査光
学系の一方の光源の各発光点の配置を示す図
【図12】 本発明の実施形態4のマルチビーム走査光
学系の被走査面上における結像位置を示す図
【図13】 本発明の光走査装置を用いた画像形成装置
(電子写真プリンタ)の構成例を示す副走査方向の要部
断面図
【符号の説明】
1a,1b 光源(シングルビームレーザー) 21a,21b 光源(モノリシックマルチビームレ
ーザー) 2a,2b 変換素子 3 ビーム合成プリズム 4 シリンドリカルレンズ 5 開口絞り 6 偏向手段(光偏向器) 6a 偏向面 7 fθレンズ(走査レンズ) 8 被走査面(感光ドラム面) 11 光源ユニット 11a,11b 光束変換手段 31a,31b 光束変換手段 91 調整手段 100 マルチビーム走査光学系 101 感光ドラム 102 帯電ローラ 103 光ビーム 104 画像形成装置 107 現像装置 108 転写ローラ 109 用紙カセット 110 給紙ローラ 111 プリンタコントローラ 112 転写材(用紙) 113 定着ローラ 114 加圧ローラ 115 モータ 116 排紙ローラ 117 外部機器
フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 AA13 AA14 AA43 AA48 BA61 BA84 BA90 DA03 2H045 AA01 BA22 BA33 CA03 CB65 DA02 5C051 AA02 CA07 DA02 DB02 DB22 DB24 DB30 DC02 DC04 DC07 DE21 FA01 5C072 AA03 BA03 BA13 DA02 DA04 DA10 DA21 HA02 HA06 HA09 HA13 HB20 XA01 XA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、該光源から出射した光束を発散
    光束もしくは収束光束に変換する第1の光学系とを有す
    る光束変換手段を複数有する光源ユニットと、該光源ユ
    ニットから出射された複数の発散光束もしくは収束光束
    を合成し、略同一方向に出射させるビーム合成手段と、
    該ビーム合成手段により合成された複数の発散光束もし
    くは収束光束を主走査方向に長い線像として結像させる
    第2の光学系と、該第2の光学系の結像位置もしくはそ
    の近傍に偏向面を有し、入射された複数の発散光束もし
    くは収束光束を主走査方向に反射偏向する偏向手段と、
    該偏向手段で反射偏向された複数の発散光束もしくは収
    束光束を被走査面上に結像させる第3の光学系と、を有
    するマルチビーム走査光学系において、 該複数の発散光束もしくは収束光束の副走査方向の相対
    的な位置を調整することによって、該複数の光束の該被
    走査面上における副走査方向の相対的な結像位置を調整
    する調整手段を有していることを特徴とするマルチビー
    ム走査光学系。
  2. 【請求項2】 前記ビーム合成手段はビーム合成プリズ
    ムを有していることを特徴とする請求項1記載のマルチ
    ビーム走査光学系。
  3. 【請求項3】 前記調整手段は、前記ビーム合成プリズ
    ムを、主走査断面内にあり、かつ被走査面に対して略平
    行な軸を中心に回転させていることを特徴とする請求項
    2記載のマルチビーム走査光学系。
  4. 【請求項4】 前記調整手段は、前記複数の光束変換手
    段のうち、少なくとも1つの光束変換手段を副走査方向
    に移動させていることを特徴とする請求項1記載のマル
    チビーム走査光学系。
  5. 【請求項5】 前記第3の光学系の主走査断面内におけ
    る偏向手段側の主点から、前記複数の発散光束もしくは
    複数の収束光束の自然収束点までの距離は各々等しいこ
    とを特徴とする請求項3又は4記載のマルチビーム走査
    光学系。
  6. 【請求項6】 前記複数の光束変換手段のうち、少なく
    とも1つの光束変換手段の一要素を構成する光源を複数
    の発光点を有するモノリシックマルチビームレーザーよ
    り構成したことを特徴とする請求項5記載のマルチビー
    ム走査光学系。
  7. 【請求項7】 前記モノリシックマルチビームレーザー
    の複数の発光点から出射した複数の光束の該被走査面上
    における副走査方向の相対的な結像位置の調整は、該モ
    ノリシックマルチビームレーザーを光軸周りに回転させ
    ることによって行うことを特徴とする請求項6記載のマ
    ルチビーム走査光学系。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れか1項に記載のマ
    ルチビーム走査光学系を1つの筐体に収めたことを特徴
    とするマルチビーム光走査装置。
  9. 【請求項9】 請求項8項に記載のマルチビーム光走査
    装置と、前記被走査面に配置された感光体と、前記マル
    チビーム光走査装置で走査された光束によって前記感光
    体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現
    像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写する転写
    器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる定着
    器とを有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項8項に記載のマルチビーム光走
    査装置と、外部機器から入力したコードデータを画像信
    号に変換して前記走査光学装置に入力せしめるプリンタ
    コントローラとを有していることを特徴とする画像形成
    装置。
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