JP2002139688A - レーザビームスキャナ - Google Patents

レーザビームスキャナ

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JP2002139688A
JP2002139688A JP2001244333A JP2001244333A JP2002139688A JP 2002139688 A JP2002139688 A JP 2002139688A JP 2001244333 A JP2001244333 A JP 2001244333A JP 2001244333 A JP2001244333 A JP 2001244333A JP 2002139688 A JP2002139688 A JP 2002139688A
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optical path
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Ryota Kato
亮太 加藤
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のレーザ光源から出射された各レーザビ
ームをBDセンサに入射させるために必要な副走査方向
の幅を小さくすることができるレーザビームスキャナを
実現する。 【解決手段】 ポリゴンミラー23から感光体ドラム7
7に至る光路における副走査方向の横倍率L2/L1
と、ポリゴンミラー23からBDセンサ49に至る光路
における副走査方向の横倍率L4/L3とは、L2/L
1>L4/L3の関係にあり、各レーザビームLBは、
副走査方向に縮小されている。したがって、L2/L1
=L4/L3の関係にあるレーザビームスキャナより
も、BDセンサの受光面の副走査方向の幅を小さくでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザビームを
感光体上に走査することにより、画像を露光するレーザ
ビームスキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレーザビームスキャナと
して、たとえば図6に示すものが知られている。図6
は、従来のレーザビームスキャナの主要構成を示す説明
図である。
【0003】レーザビームスキャナ100は、半導体レ
ーザ素子およびコリメートレンズが一体化したレーザ光
源101と、このレーザ光源101から出射されたレー
ザビームを収束するシリンダレンズ102と、このシリ
ンダレンズ102を通過したレーザビームを偏向するポ
リゴンミラー103と、このポリゴンミラー103にて
偏向されたレーザビームを感光体ドラム110上に収束
する第1fθレンズ104,第2fθレンズ105と、
この第2fθレンズ105を通過したレーザビームを検
知する光検知素子106と、第2fθレンズ105を通
過したレーザビームをBDセンサ106に収束するBD
結像レンズ107とを備える。
【0004】第1fθレンズ104は、主として主走査
方向にパワーを有しており、第2fθレンズ105は、
主として副走査方向にパワーを有する。ここで、主走査
方向はポリゴンミンミラー103の回転によりレーザビ
ームが走査される方向であり、副走査方向は主走査方向
と直交する方向である。BDセンサ106は、レーザ光
源101から出射されたレーザビームの走査開始タイミ
ングを検出するものであり、感光体ドラム110におけ
る有効走査領域を外れた範囲であってレーザビームが収
束する位置に設けられている。
【0005】また、第2fθレンズ105を通過したレ
ーザビームをミラーで反射し、その反射光をBD結像レ
ンズ107を通過させることにより、BDセンサ106
に収束する構成のレーザビームスキャナも知られてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、露光速度を
速くするなどの目的で複数のレーザビームを使用したマ
ルチビームレーザスキャナが知られているが、このマル
チレーザビームスキャナでは、副走査方向に離れた各レ
ーザビームの走査開始タイミングを検出するために、各
レーザビームをそれぞれBDセンサに総て入射させる必
要がある。副走査方向に離れた各レーザビームを総て確
実にBDセンサに入射させるためには、副走査方向に幅
の広い受光面を備えたBDセンサを使用する必要があ
る。
【0007】しかし、受光面が大きくなると、その分、
センサ部分のキャパシタンスが増大するため、応答性が
悪くなるという問題がある。
【0008】また、受光面の位置によっては製造上の感
度のばらつきが存在するため、各レーザビームの入射位
置が離れていると、上記感度のばらつきにより、各レー
ザビームの走査開始タイミングがずれてしまうという問
題もある。
【0009】さらに、受光面が大きいためにBDセンサ
が大きくなってしまうので、BDセンサの取付けスペー
スが増大し、このマルチレーザビームスキャナを使用し
た製品の小型化を図るうえで支障になるという問題もあ
る。
【0010】そこでこの発明は、上記諸問題を解決する
ためになされたものであり、複数のレーザ光源から出射
された各レーザビームをBDセンサに入射させるために
必要な副走査方向の幅を小さくすることができるレーザ
ビームスキャナを実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段、作用および発明の効果】
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1乃至請
求項3に記載の発明では、複数のレーザ光源と、これら
の複数のレーザ光源から出射された各レーザビームを偏
向して主走査方向に走査する偏向走査手段と、この偏向
走査手段と感光体との間に配置されており、前記レーザ
ビームを前記感光体に収束させる第1の収束手段と、前
記偏向走査手段によって偏向走査されたレーザビームを
検出面に収束させて検出することにより、前記レーザビ
ームの走査開始タイミングを検出する検出手段とを備え
ており、前記偏向走査手段によって偏向走査されたレー
ザビームを前記第1の収束手段を通して前記感光体に収
束するレーザビームスキャナにおいて、前記偏向走査手
段から前記検出手段に至る光路において主走査方向と交
差する副走査方向の横倍率が、前記偏向走査手段から前
記感光体に至る光路において主走査方向と交差する副走
査方向の横倍率よりも小さいという技術的手段を用い
る。
【0012】複数のレーザ光源から出射された各レーザ
ビームは、偏向走査手段により偏向走査され、この偏向
走査された各レーザビームは、第1の収束手段により感
光体に収束される。また、検出手段は、偏向走査手段に
よって偏向走査されたレーザビームを検出することによ
り、レーザビームの走査開始タイミングを検出する。
【0013】そして、偏向走査手段から検出手段に至る
光路における副走査方向の横倍率が、偏向走査手段から
感光体に至る光路における副走査方向の横倍率よりも小
さい関係にあるため、偏向走査手段から検出手段に入射
する各レーザビームの入射位置を、感光体に入射する各
レーザビームの入射位置よりも互いに近づけることがで
きる。
【0014】したがって、検出手段の受光面を小さく設
計できるため、キャパシタンスを減少できて応答性を良
くすることができる。
【0015】また、検出手段の受光面上の位置による感
度のばらつきによる影響を小さくできるため、各レーザ
ビームの走査開始タイミングのずれを小さくすることも
できる。
【0016】さらに、受光面を小さくしてBDセンサを
小さくできるため、BDセンサの取付けスペースを減少
することができて、このマルチレーザビームスキャナを
使用した製品を小型化することもできる。
【0017】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のレーザビームスキャナにおいて、前記複数のレーザ
光源から出射された各レーザビームを前記偏向走査手段
にそれぞれ収束させる第2の収束手段と、前記偏向走査
手段によって偏向走査されたレーザビームを前記検出手
段に収束させる第3の収束手段とを備えており、前記第
2の収束手段および前記第3の収束手段は、同じ単方向
性収束レンズであるという技術的手段を用いる。
【0018】つまり、複数のレーザ光源から出射された
各レーザビームを偏向走査手段にそれぞれ収束させる第
2の収束手段と、偏向走査手段によって偏向走査された
レーザビームを検出手段に収束させる第3の収束手段と
は、同じ単方向性収束レンズであるため、その分、共有
部品が増加して、それぞれ異なる部品を使用する場合よ
りもレーザビームスキャナの製造コストを低減できる。
【0019】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載のレーザビームスキャナにおいて、偏向走査手段から
検出手段に至る光路は、偏向走査手段によって偏向走査
されたレーザビームが第1の収束手段を通って収束され
る感光体と光学的に共役な位置から更に延びており、こ
の共役な位置と検出手段との間に、第1の収束手段から
出射されたレーザビームを検出手段上へ収束させる収束
手段を有するものであって、感光体と光学的に共役な位
置から検出手段に至る光路における副走査方向の横倍率
は1よりも小さいという技術的手段を用いる。
【0020】ここで、偏向走査手段から、感光体と光学
的に共役な位置に至る光路における副走査方向の横倍率
は、偏向走査手段から感光体に至る光路における副走査
方向の横倍率と等しい。そして、ここより後、すなわ
ち、感光体と光学的に共役な位置から検出手段に至る光
路の横倍率は1より小さい。よって、偏向走査手段から
検出手段に入射する各レーザビームの入射位置を、感光
体に入射する各レーザビームの入射位置よりも副走査方
向において互いに近づけることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、この発明
に係るレーザビームスキャナの第1実施形態について図
を参照して説明する。なお、以下の各実施形態では、こ
の発明に係るレーザビームスキャナとしてレーザプリン
タに使用するレーザビームスキャナを例に挙げて説明す
る。(レーザプリンタの主要構成)最初に、レーザプリ
ンタの主要構成について図1を参照して説明する。図1
は、レーザプリンタ1を用紙搬送方向に直交する方向か
ら側面視した一部断面を示す説明図である。なお、図1
において矢印Xで示す面を前面、矢印Yで示す面を上
面、手前側を左側面とする。
【0022】レーザプリンタ1は、全体形状が本体フレ
ーム11により概ね直方体に形成されており、本体フレ
ーム11の下部には用紙Pを収容して給紙する給紙部1
9が設けられている。用紙Pは、給紙部19から装置前
方部を経由して搬送部18に搬送される。搬送部18の
上部には、プロセスユニットとして一体に構成された現
像部17が配置されており、さらに現像部17の上方に
は、この実施形態に係るレーザビームスキャナ12が配
置されている。現像部17に備えられた感光体ドラム7
7は、その上方に設けられた帯電器78によって一様に
帯電され、レーザビームスキャナ12は、画像信号によ
って変調された1本または複数本のレーザビームを感光
体ドラム77上に走査して潜像を形成する。
【0023】一方、現像部17に収容されたトナーT
は、供給ローラ74によって現像ローラ75に供給さ
れ、現像ローラ75の周面に付着したトナーTは、感光
体ドラム77に形成された潜像を現像して顕在化させ、
トナーによる画像を形成する。なお、現像ローラ75の
周面に付着したトナーTは、層厚規制ブレード76によ
って適正な層厚に制御される。搬送部18に搬送された
用紙Pは、感光体ドラム77と転写ローラ87とによっ
て挟持押圧されることにより、感光体ドラム77上の画
像が用紙Pに転写され、後方の定着部15へ搬送され
る。続いて用紙Pは、ヒートローラ52と加圧ローラ5
4とによって挟持押圧されることにより、用紙P上のト
ナーは溶融して用紙Pの繊維内に浸透し、用紙Pは後方
へ搬送される。続いて用紙Pは、第1排紙ローラ55と
これに従動する第1従動ローラ56および第2従動ロー
ラ57により排紙部16を通って印刷済み用紙載置部6
9に排紙される。 (レーザビームスキャナの主要構成)次に、レーザビー
ムスキャナ12の主要構成について、それを示す図2を
参照して説明する。
【0024】なお、実際には複数のレーザビームを使用
するが、図2では各レーザビームを1本のレーザビーム
に省略して示す。
【0025】レーザビームスキャナ12は、レーザダイ
オードおよびコリメートレンズを一体化したレーザ光源
47と、単方向性収束レンズである第1シリンダレンズ
13と、ポリゴンミラー23と、第1fθレンズ21
と、第2fθレンズ22と、ミラー25と、単方向性収
束レンズである第2シリンダレンズ14と、スリット5
0と、BDセンサ49とを備える。
【0026】レーザ光源47から発射されたレーザビー
ムLBは、副走査方向にパワーを有する第1シリンダレ
ンズ13によって副走査方向に収束されてポリゴンミラ
ー23に投射される。ここで、副走査方向は、ポリゴン
ミラー23の回転によりレーザビームLBが走査される
方向(主走査方向)と直交する方向である。ポリゴンミ
ラー23は、図示しないスキャナモータによて矢印で示
す方向に高速回転し、レーザビームLBを等角運動する
ように偏向する。この等角運動するレーザビームLB
は、主として主走査方向にパワーを有する第1fθレン
ズ21により、主として主走査方向に収束され、さらに
主として副走査方向にパワーを有する第2fθレンズ2
2により、主として副走査方向に収束され、感光体ドラ
ム77上を主走査方向に移動するように照射され、感光
体ドラム77上に潜像を形成する。
【0027】また、レーザビームLBは、感光体ドラム
77を走査する直前にミラー25によって反射される。
この反射されたレーザビームLBは、副走査方向にパワ
ーを有する第2fθレンズ22を通過していないため、
副走査方向にパワーを有する第2シリンダレンズ14を
通過させることにより、主として副走査方向に収束させ
る。そして、第2シリンダレンズ14によって主として
副走査方向に収束されたレーザビームは、BDセンサ4
9の受光面49a上を覆うように設けられたスリット部
材のスリット50を通り、BDセンサ49に受光され
る。
【0028】また、感光体ドラム77は、図示しないス
テッピングモータにより回転する。感光体ドラム77が
回転することで、感光体ドラム77の表面に形成された
感光体が相対的に副走査され、順次照射することにより
感光体全体を露光して潜像を形成する。 (副走査方向の横倍率)次に、ポリゴンミラー23から
感光体ドラム77に至る光路(以下、書込み光路と称す
る)における副走査方向の横倍率と、ポリゴンミラー2
3からBDセンサ49に至る光路(以下、BD光路と称
する)における副走査方向の横倍率とについて図3およ
び図4を参照して説明する。
【0029】図3(A)は、書込み光路を副走査方向に
切断して示す模式図であり、図3(B)は、BD光路を
副走査方向に切断して示す模式図である。図4(A)
は、書込み光路におけるビームスポットと、BDセンサ
49の受光面49aとの関係を示す説明図であり、図4
(B)は、BD光路におけるビームスポットと、BDセ
ンサ49の受光面49aとの関係を示す説明図である。
【0030】なお、ここでは、4つのレーザビームを使
用するマルチビームレーザスキャナを例に挙げて説明す
る。
【0031】図3(A)より、書込み光路の副走査方向
の横倍率は、L2/L1であり、図3(B)より、BD
光路の副走査方向の横倍率は、L4/L3である。ま
た、 L2/L1>L4/L3・・・1式 の関係を有する。つまり、BD光路上に配置された第2
シリンダレンズ14(図2)は、1式の関係を満足する
曲率に設計されている。
【0032】ここで、書込み光路におけるビームスポッ
トと、BDセンサ49の受光面49aとの関係を見る
と、図4(A)に示すように、4つのビームスポットB
S1〜BS4は、相互に隣接するビームスポット間にそ
れぞれ主走査方向に距離x1を隔て、かつ、副走査方向
に距離y1を隔てて感光体ドラム77上にそれぞれ照射
される。
【0033】ここで、従来のレーザビームスキャナのよ
うに、1式の関係を有していない場合、たとえばL2/
L1=L4/L3である場合に、4つのビームスポット
BS1〜BS4をBS1→BS2→BS3→BS4の順
に総てBDセンサ49の受光面49aに入射させようと
すると、受光面49aの副走査方向に必要な幅d1は、
d1>3×y1となる。レーザビーム数をn(≧2)と
すると、 d1>(n−1)y1・・・2式 となる。
【0034】一方、この実施形態のレーザビームスキャ
ナ12のBD光路におけるビームスポットと、BDセン
サ49の受光面49aとの関係を見ると、図4(B)に
示すように、4つのビームスポットBS1〜BS4は、
相互に隣接するビームスポット間にそれぞれ主走査方向
に距離x2を隔て、かつ、副走査方向に距離y2を隔て
て感光体ドラム77上にそれぞれ照射される。
【0035】ここで、y1およびy2の関係は、 y1>y2・・・3式 であり、x1およびx2の関係は、任意であるが、第2
シリンダレンズ14のように、副走査方向にのみパワー
を有するレンズを使用した場合は、 x1=x2・・・4式 の関係を有する。
【0036】BD光路における4つのレーザビームBS
1〜BS4を総て受光するために必要なBDセンサ49
の受光面49aの副走査方向の幅をd2とすると、 d2>(n−1)y2・・・5式 となる。ここで、3式より、y1>y2であるから、 d2<d1・・・6式 となる。つまり、1式の条件L2/L1>L4/L3を
満足することにより、BDセンサ49の受光面49aの
副走査方向の幅を(d1−d2)分、短くすることがで
きる。 (第1実施形態の効果)上記第1実施形態のレーザビー
ムスキャナ12を使用すれば、BDセンサ49の受光面
49aの副走査方向の幅を(d1−d2)分、短くする
ことができるため、その分、センサ部分のキャパシタン
スを減少できるので、応答性を良くすることができる。
【0037】しかも、4つのレーザ光源から出射された
各レーザビームの受光面49aに対する入射位置を可能
な限り近付けることができるため、受光面上における製
造上の感度のばらつきの影響を小さくできるので(各レ
ーザビームをほぼ同じ感度の部分に受光できるので)、
各レーザビームの走査開始タイミングがずれてしまうこ
とがない。
【0038】また、受光面49aの副走査方向の幅が短
くなる分、受光面を小さくできるため、BDセンサ49
を小さくできるので、BDセンサ49の取付けスペース
を減少することができる。
【0039】したがって、このマルチレーザビームスキ
ャナ12を使用したレーザプリンタ1を小型化すること
ができる。 [第2実施形態]次に、この発明に係るレーザビームス
キャナの第2実施形態について図5および図6を参照し
て説明する。
【0040】図5(A)は、BD光路を副走査方向に切
断して示す模式図であり、図5(B)は、スリットを通
過するビームスポットと、BDセンサ49の受光面49
aとの関係を示す説明図であり、図5(C)は、BDセ
ンサに入射するビームスポットと、BDセンサ49の受
光面49aとの関係を示す説明図である。なお、BD光
路上の構成以外は、第1実施形態と同一構成である。
【0041】図5(A)および図6に示すように、BD
光路上のBDセンサ49の前には、スリット48a(図
5(B))が形成された部材48が置かれており、部材
48とBDセンサ49との間には、集光レンズ46が置
かれている。このスリット48aが置かれている位置
は、感光体ドラム77においてレーザビームLBにより
走査される面と光学的に共役な位置となっている。ポリ
ゴンミラー23にて反射したレーザビームLBは、BD
光路においてスリット48aに結像され、スリット48
aから出射したレーザビームLBは、集光レンズ46に
よりBDセンサ49の受光面49a(図5(C))に結
像される。
【0042】ここで、y1>y2の関係にあり、スリッ
ト48aより後の光学系の副走査方向の横倍率は1より
小さい。すなわちL2/L1<1の関係にある。x1と
x2は、任意の関係にある。
【0043】ここで、スリット48aが置かれている位
置は、感光体ドラム77においてレーザビームLBによ
り走査される面と光学的に共役な位置となっているの
で、ポリゴンミラー23から感光体ドラム77に至る光
路における副走査方向の横倍率と、ポリゴンミラー23
からスリット48aに至る光路における副走査方向の横
倍率とは同一である。そして、ここより後、すなわち、
スリット48aからBDセンサ49の受光面49aに至
る光路の横倍率は1より小さい。
【0044】従って、スリット48aに入射する各ビー
ムスポットがスリット48aの位置において副走査方向
に散らばる幅と比べて、BDセンサ49の受光面49a
に入射する各ビームスポットが受光面49a上において
副走査方向に散らばる幅を短くすることができるため、
前述の第1実施形態と同じ効果を奏することができる。
【0045】また、スリット48aの取付位置を主走査
方向(書出し方向)にずらすことにより、製造上におけ
る光学系の配置誤差により各製品間で生じる、感光体ド
ラム77上での走査開始タイミングのずれを吸収できる
ため、走査開始タイミングの精度を高めることもでき
る。
【0046】なお、集光レンズ46として通常の球面レ
ンズを使用した場合は、x1>x2となる。 [他の実施形態](1)第1シリンダレンズ13および
第2シリンダレンズ14として同一のシリンダレンズを
用いることができる(本発明の請求項2に対応)。この
構成によれば、共有部品が増加するので、レーザビーム
スキャナ12の製造コストを低減できる。(2)前記各
実施形態では、第1fθレンズ21および第2fθレン
ズ22の2つのfθレンズを使用した構成を説明した
が、主走査方向および副走査方向の両方向にパワーを有
するfθレンズを1つだけ使用する構成でもよい。
(3)第1シリンダレンズ13,14に代えて、レーザ
ビームを単方向に収束できる性質を有する他のレンズま
たはレンズの組合せを用いることもできる。(4)この
発明に係るレーザビームスキャナをコピー機、ファクシ
ミリ装置に備えられたプリンタなどにも使用できる。 [各請求項と実施形態との対応関係]ポリゴンミラー2
3が請求項1に係る偏向走査手段に対応し、第2fθレ
ンズ22が第1の収束手段に対応し、BDセンサ49が
検出手段に対応する。また、第1シリンダレンズ13が
第2の収束手段に対応し、第2シリンダレンズ14が第
3の収束手段に対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタ1を用紙搬送方向に直交する方
向から側面視した一部断面を示す説明図である。
【図2】第1実施形態におけるレーザビームスキャナ1
2の主要構成を示す説明図である。
【図3】図3(A)は、第1実施形態における書込み光
路を副走査方向に切断して示す模式図であり、図3
(B)は、第1実施形態におけるBD光路を副走査方向
に切断して示す模式図である。
【図4】4(A)は、第1実施形態における書込み光路
におけるビームスポットと、BDセンサ49の受光面4
9aとの関係を示す説明図であり、図4(B)は、第1
実施形態におけるBD光路におけるビームスポットと、
BDセンサ49の受光面49aとの関係を示す説明図で
ある。
【図5】図5(A)は、第2実施形態におけるBD光路
を副走査方向に切断して示す模式図であり、図5(B)
は、第2実施形態におけるスリットを通過するビームス
ポットと、BDセンサ49の受光面49aとの関係を示
す説明図であり、図5(C)は、第2実施形態における
BDセンサに入射するビームスポットと、BDセンサ4
9の受光面49aとの関係を示す説明図である。
【図6】第2実施形態におけるレーザビームスキャナ1
2の主要構成を示す説明図である。
【図7】従来のレーザビームスキャナの主要構成を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ 12 レーザビームスキャナ 13 第1シリンダレンズ(第2の収束手段) 14 第2シリンダレンズ(第3の収束手段) 21 第1fθレンズ 22 第2fθレンズ(第1の収束手段) 23 ポリゴンミラー(偏向走査手段) 25 ミラー 47 レーザ光源 49 BDセンサ(検出手段) LB レーザビーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレーザ光源と、 これらの複数のレーザ光源から出射された各レーザビー
    ムを偏向して主走査方向に走査する偏向走査手段と、 この偏向走査手段と感光体との間に配置されており、前
    記レーザビームを前記感光体に収束させる第1の収束手
    段と、 前記偏向走査手段によって偏向走査されたレーザビーム
    を検出面に収束させて検出することにより、前記レーザ
    ビームの走査開始タイミングを検出する検出手段とを備
    えており、前記偏向走査手段によって偏向走査されたレ
    ーザビームを前記第1の収束手段を通して前記感光体に
    収束するレーザビームスキャナにおいて、 前記偏向走査手段から前記検出手段に至る光路において
    主走査方向と交差する副走査方向の横倍率が、前記偏向
    走査手段から前記感光体に至る光路において主走査方向
    と交差する副走査方向の横倍率よりも小さいことを特徴
    とするレーザビームスキャナ。
  2. 【請求項2】 前記複数のレーザ光源から出射された各
    レーザビームを前記偏向走査手段にそれぞれ収束させる
    第2の収束手段と、 前記偏向走査手段によって偏向走査されたレーザビーム
    を前記検出手段に収束させる第3の収束手段とを備えて
    おり、 前記第2の収束手段および前記第3の収束手段は、同じ
    単方向性収束レンズであることを特徴とする請求項1に
    記載のレーザビームスキャナ。
  3. 【請求項3】 前記偏向走査手段から前記検出手段に至
    る光路は、前記偏向走査手段によって偏向走査されたレ
    ーザビームが前記第1の収束手段を通って収束される前
    記感光体と光学的に共役な位置から更に延びており、こ
    の共役な位置と前記検出手段との間に第1の収束手段か
    ら出射されたレーザビームを前記検出手段上へ収束させ
    る収束手段を有するものであって、前記感光体と光学的
    に共役な位置から前記検出手段に至る光路における副走
    査方向の横倍率は1よりも小さいことを特徴とする請求
    項1或いは請求項2に記載のレーザビームスキャナ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157269A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Ricoh Co Ltd 光走査装置・画像形成装置
JP2016099551A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 株式会社リコー 光走査装置及び画像形成装置
US9400445B2 (en) 2014-07-28 2016-07-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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