JP2003140075A - 走査光学装置及び画像形成装置 - Google Patents

走査光学装置及び画像形成装置

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JP2003140075A JP2001334767A JP2001334767A JP2003140075A JP 2003140075 A JP2003140075 A JP 2003140075A JP 2001334767 A JP2001334767 A JP 2001334767A JP 2001334767 A JP2001334767 A JP 2001334767A JP 2003140075 A JP2003140075 A JP 2003140075A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り返しミラーの配置の自由度を増して、よ
り小型の走査光学装置及びこれを備えた画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 レーザビームを出射する複数の光源部
と、レーザビームを偏向するポリゴンミラー21と、レ
ーザビームを感光ドラムへ導く光路に設けられた折り返
しミラー24と、光路ごとに異なる感光ドラムにレーザ
ビームを集光するfθレンズ群である第1レンズ23
a、第2レンズ23bと、を備え、第1レンズ23aと
第2レンズ23bとの間に折り返しミラー24を配置す
る。これにより、ポリゴンミラー21のより近傍に折り
返しミラー24を配設することが可能となり、配置の自
由度が増すことによって、より小型の走査光学装置を提
供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いた画像形成装置の走査光学装置に関するものである。
特に、複数のレーザビームが回転多面鏡の回転軸を含む
面に対して両側を走査し、fθレンズ及び折り返しミラ
ーを経て被走査面に結像する走査光学装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いたレーザプリンタや
複写機等の画像形成装置の画像形成プロセスは、パソコ
ン等から送られた指示に従って感光体の表面にLEDア
レイや回転多面鏡により走査されたレーザビーム等によ
り露光を行い静電潜像を形成し、ここに現像剤を現像し
て転写材上に転写を行った後、最後に熱と圧力をかけて
定着させることにより、画像を形成するように構成され
ている。
【0003】また、カラー画像を形成するためには、ブ
ラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
ー(Y)の4色を順次重ねて転写を行う。
【0004】このようなカラー画像を形成する電子写真
プロセスとしては、いくつかの方式が提案されている。
その中でも近年要求の高まりつつある高速プロセスとし
て、複数ドラム多重転写方式を採用した装置が挙げられ
る。
【0005】その一例として、並列に並べられた複数の
感光体ドラムに当接するベルト状の中間転写体上に各色
トナー像を順次転写、重ね合わせて画像形成を行った
後、用紙などの転写材上に一括して転写を行うものがあ
る。
【0006】図14(a)に示すのは、上記で説明した
ような複数の感光ドラムを並列に並べた所謂タンデム式
のフルカラー画像形成装置の一例の断面図である。
【0007】図14(a)において、転写材であるシー
トPは給紙カセット108に積載される。給紙ローラ1
09により一枚ずつ分離給送されたシートは搬送ローラ
対119により転写材転写部110へと搬送される。
【0008】本従来例においてはイエロー(Y)、シア
ン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各プロセ
スカートリッジが略水平に並べて配置されており、ここ
でプロセスカートリッジ102は主として、像担持体で
ある感光ドラム103、現像器107、クリーニング部
115から構成される。プロセスカートリッジの上方に
は走査光学装置104、下方には該中間転写ベルト11
1が配置される。
【0009】走査光学装置104は、各感光ドラム上に
露光を行い、露光により形成された潜像をそれぞれ現像
手段によりトナー像が形成され、各色が順次中間転写ベ
ルト111上に1次転写されることで重ね合わされ、該
転写材転写部110でシート上にフルカラー画像を一括
して2次転写する。
【0010】その後シートPは熱定着器112へと搬送
され、熱と圧力をかけてトナー画像の定着を行う。
【0011】定着を終えたシートPは排紙ローラ対11
5へと送られ、排紙スタッカ116へと排紙される。
【0012】次に、走査光学装置104について詳しく
説明する。図14(b)は、従来の走査光学装置の詳細
断面図である。
【0013】多くのレーザビームプリンタやデジタル複
写機で用いられている走査光学装置は、不図示のコンピ
ュータ等から送られた画像信号に応じて光源から変調し
て出射された光束を、回転多面鏡などにより周期的に偏
向し、fθ特性を有するレンズによって、像担持体など
の被走査面上にスポット状に結像させ、その面上を走査
して露光を行っている。
【0014】本従来例においては、異なる4つの光源よ
り発せられた光束が、単一の回転多面鏡105により走
査される、フルカラー画像形成装置の走査光学装置の一
例を示し、構成を説明する。
【0015】なお、説明中において、「主走査方向」は
偏向走査方向に対して平行な方向、「副走査方向」は主
走査方向に対して垂直な方向を示すものである。
【0016】本従来例においては光源として半導体レー
ザを用いている。該半導体レーザから出射した4本の光
束即ちレーザビームLは、それぞれ不図示のコリメータ
レンズにより発散光から略平行光束となり、その後不図
示の開口絞りを通過することにより光束の形状が決めら
れた後、副走査方向のみの屈折力を持たせた不図示のシ
リンドリカルレンズにより副走査方向に収束作用を受
け、回転多面鏡の反射面上に線状に結像する。
【0017】ここで説明する従来例においては、4本の
光束は回転多面鏡の回転軸を含む面の両側で2本ずつ、
上下に離れた位置で平行に入射するような構成を持って
いる。
【0018】回転多面鏡105により反射されたレーザ
ビームはそれぞれ、2枚1組から構成されるfθレンズ
113に連続して入射し、その後1枚又は2枚の折り返
しミラー114で反射、導光され、感光ドラム上にスポ
ットを結像する。
【0019】回転多面鏡105の回転により、感光ドラ
ムの長手方向に断続的に走査を行う。なお、繰り返し走
査を行うタイミングを一致させるために、回転多面鏡1
05の各反射面で偏向走査されたレーザビームの先頭を
検知する、不図示の検知手段を設けている。
【0020】図14(b)においては、折り返しミラー
114を用いて、回転多面鏡105の回転面に対して、
略垂直方向に出射、結像するように光路を折り曲げてい
る。また、すべての構成部品を単一の容器内に収納する
構成として示している。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。従来例に示したような構成においては、前述した
ように回転多面鏡の回転面に対して最終的な出射方向が
異なるため、折り返しミラーを用いて光路を折り曲げる
必要があり、さらに前述したように、全ての構成部品を
単一の容器内に収め、且つ複数のレーザビームの光路長
さを揃えるという必要性から、該複数のレーザビームの
うちの一部又は全部について、複数枚の折り返しミラー
を用いて要求される光路長を作り出す必要がある。
【0022】このような走査光学装置においては、単一
のスペースの中に複数枚の折り返しミラーを、光路を考
慮しつつ配設しなければならないので、走査光学装置が
大型になりやすいという傾向があった。特に、走査光学
装置の外形高さを増やさずに図14(b)中寸法Aで示
すビーム間隔を縮小しようとしても、回転多面鏡と、回
転多面鏡の両側に、片側2組ずつ配設される計8枚のf
θレンズがあるために、fθレンズ近傍の折り返しミラ
ー114aの間隔を寄せて配置するにはスペース的な制
限があるという点が、走査光学装置ひいてはこれを用い
る画像形成装置の小型化に対する課題であった。
【0023】また、更なる小型化、低コスト化への要求
から、回転多面鏡の回転軸に直交する面に対してレーザ
ビームを斜めに入射する、所謂斜入射光学系を用いた場
合には、上述したように最終的に出射されるレーザビー
ムの間隔Aを狭めるためにfθレンズ群を回転多面鏡に
近づけた場合、被走査面上における走査線に湾曲を生じ
たり、結像スポットが回転するなど、良好な画像を得る
ことに対する悪影響が増大する場合がある。
【0024】また、複数の画像を重ね合わせてフルカラ
ーの画像を形成する画像形成装置においては、各色の画
像の描画位置がわずかにずれただけでも画像品質を悪化
させてしまう。例えば600dpiにおいては1画素が
42.3μmであり、その数分の1の重なりのずれでさ
え、色ずれや色見ずれの変化として現れ、画像品質を著
しく悪化させる。
【0025】一方、最近はカラー画像形成装置の低価格
化が益々求められており、折り返しミラーについても、
面精度を落としてコストを抑えたいといった要求が強く
なっている。
【0026】しかし、折り返しミラーの面精度が悪化す
ると、走査線曲がりが発生する。面精度の各ステーショ
ンにおけるばらつきは、走査線曲がりが色により異なる
結果を招き、重ね合わせ画像において色ずれを発生させ
てしまう。特に共通のポリゴンミラーを使用して、反対
方向からポリゴンミラーに入射させる系においては、同
じ方向への面の変位であっても、第1と第2のステーシ
ョンと第3、第4ステーションでは逆方向に走査線が曲
がり問題である。
【0027】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、折り
返しミラーの配置の自由度を増して、より小型の走査光
学装置及びこれを備えた画像形成装置を提供するもので
ある。
【0028】また、fθレンズ及び折り返しミラーの配
置の自由度を増して、より小型の走査光学装置を提供す
るものである。さらに、斜入射光学系を用いた場合にお
いては、被走査面における走査線の湾曲やスポットの結
像性能を著しく改善するものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る走査光学装置にあっては、光束を出射す
る複数の光源部と、該複数の光源部から出射された複数
の光束を偏向する回転多面鏡と、偏向された前記光束を
被走査部材へ導く光路に設けられた一つ以上の折り返し
部材と、前記光路ごとに異なる前記被走査部材上に光束
を集光する光学結像手段と、を備え、前記光源部から出
射された光束は、前記回転多面鏡の回転軸を含む平面の
両側に偏向され、前記偏向された光束は、前記光学結像
手段により集光され前記被走査部材に結像される走査光
学装置であって、前記光学結像手段は、前記偏向された
光束が入射する第1レンズと該光束が出射する第2レン
ズとを含みfθ特性を有したレンズ群を光路ごとに有
し、該光路に前記折り返し部材が前記第1レンズと前記
第2レンズの間に配設されることを特徴とする。
【0030】前記回転多面鏡は、単一のモータにより回
転駆動されるとよい。
【0031】前記光源から出射した光束が前記回転多面
鏡へ入射する方向は、前記回転多面鏡の回転軸に直交す
る面に対して斜めの方向であるとよい。
【0032】前記第1レンズは、前記第2レンズと前記
回転多面鏡の間の光路上に設けられ、前記第1レンズの
うち少なくとも1つについて、複数の光束が通過しても
よい。
【0033】前記折り返し部材に入射する光束は、副走
査方向について略平行光であるとよい。
【0034】前記レンズ群は、副走査方向について縮小
系となっているとよい。
【0035】前記折り返し部材と前記光束が偏向される
前記回転多面鏡の偏向面との距離は、該折り返し部材と
前記被走査部材の走査面との距離より短いとよい。
【0036】一の回転多面鏡により偏向された複数の光
束は、前記光路上に一つの折り返し部材を設けた第1の
光路を、または、前記光路上に複数の折り返し部材を設
けた第2の光路を、通過し、前記第2の光路に設けられ
た前記折り返し部材と前記回転多面鏡の偏向面との光路
長は、前記第1の光路に設けられた折り返し部材と前記
回転多面鏡の偏向面との光路長より短いとよい。
【0037】また、本発明に係る画像形成装置にあって
は、前記被走査部材を含む電子写真方式による画像形成
ステーションを備える画像形成部と、を有することを特
徴とする。
【0038】前記被走査部材は、前記走査光学装置から
光束が出射する点の略鉛直下方に設けられているとよ
い。
【0039】前記被走査部材上に異なる色の画像をそれ
ぞれ形成する複数の画像形成ステーションを有する画像
形成装置であって、イエローの画像を形成する前記被走
査部材を露光する光束は、前記第2の光路を通過し、ブ
ラックの画像を形成する前記被走査部材を露光する光束
は、前記第1の光路を通過するとよい。
【0040】外部機器から入力した色信号を画像データ
に変換し、前記走査光学装置に入力せしめるプリンタコ
ントローラを備えるとよい。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、
この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材
質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がな
い限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨
のものではない。また、以下の説明で一度説明した部材
についての材質、形状などは、特に改めて記載しない限
り初めの説明と同様のものである。
【0042】(第lの実施の形態)図1〜図3を参照し
て、第1の実施の形態について説明する。図1は第1の
実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。図
2は本実施の形態に係る走査光学装置の構成断面図であ
る。図3は本実施の形態に係る走査光学装置の概観斜視
図である。
【0043】本実施の形態に係る画像形成装置は、転写
式電子写真プロセスを利用したカラー画像形成装置であ
り、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
ブラック(K)の各色のプロセスカートリッジを直線上
に並べて配設した所謂タンデム方式のフルカラーレーザ
ビームプリンタである。
【0044】以下に本実施の形態に係る画像形成装置の
画像形成方法を詳細に説明する。
【0045】1はプリンタ本体である。転写材であるシ
ートPは給紙カセット8に積載される。給紙ローラ9に
より一枚ずつ分離給送されたシートは搬送ローラ対19
により転写材転写部10へと搬送される。
【0046】2はプリンタ本体に対して着脱自在のプロ
セスカートリッジであり、本実施の形態においてその構
成は像担持体である感光ドラム3、該感光ドラム表面を
一様に帯電させる帯電装置5、該感光ドラムに対して現
像を行う現像装置6、現像剤であるトナーを収容し、該
現像装置にトナーを搬送する手段を備えたトナー容器
7、該現像装置に該感光ドラム上の転写残りトナーをク
リーニングするクリーニング部13から構成される。
【0047】プロセスカートリッジ2は、ユーザー自ら
プリンタ1に対して着脱を行うことが可能である。上述
の4色、計4個のプロセスカートリッジは水平方向に並
べて配置し、各色の画像を形成する画像形成ステーショ
ンとしての役割を果たす。
【0048】ここで、プロセスカートリッジ2の構成に
ついて詳しく説明する。感光ドラム3は不図示の駆動手
段により回転駆動される。5は感光ドラム3を均一に帯
電させる帯電装置であり、後述する露光装置である走査
光学装置(以下レーザスキャナとする)4から、プリン
タ本体に接続したコンピュータ等から送られる画像情報
信号に対応して変調されたレーザビームLを出力して、
一様帯電処理された感光ドラム3を選択的に照射して露
光し、静電潜像を形成する。
【0049】現像装置6ではトナー容器7より送られた
トナーを静電潜像に付着させてトナー像を現像し、中間
転写ベルト11上に順次1次転写して重ね合わせ、転写
部10において転写材であるシートに一括して2次転写
する。
【0050】クリーニング部13では、転写後に感光ド
ラム3の表面に残ったトナーを除去、回収する。
【0051】なお、本構成に示すタンデム式の画像形成
装置においては4色それぞれの画像形成をほぼ同時に行
うので、比較的高速で画像形成を行うことができる。
【0052】それぞれのプロセスカートリッジ2におい
て、上記の現像手段によりトナー像が形成され、各色が
中間転写ベルト11上に順次1次転写されて重ね合わさ
れ、このようにして形成したフルカラー画像を該転写材
転写部10でシート上に一括して2次転写する。
【0053】上記のような方法で画像を形成されたシー
トは定着器12で熱と圧力をかけて定着を行い、排紙ロ
ーラ対15により排紙スタッカ16上に排出される。
【0054】次に、図2及び図3を用いて走査光学装置
の例としてレーザスキャナ4について詳しく説明する。
【0055】半導体レーザ14は、光源であり、色数に
合わせて4個具備している。光源より射出されたレーザ
ビームLは、コリメータレンズ17により、発散光から
略平行光束に変換される。その後、開口絞り18により
光束幅が規制される。これは、感光ドラム3上でのスポ
ットの寸法を調節するためのものである。
【0056】シリンドリカルレンズ20は、副走査方向
のみに収束作用を持っており、回転多面鏡であるポリゴ
ンミラー21の反射面上に線上に結像する。
【0057】本実施の形態では、ポリゴンミラー21は
同一形状の物を2枚、同軸上に重ねて配置し、それぞれ
について回転軸を含む面の両側でレーザビームを走査す
る構成を示すが、ポリゴンミラー21が単一で形成さ
れ、レーザビームの反射位置を軸方向に離して同様の効
果を持たせた構成でも差し支えない。
【0058】なお、ポリゴンミラー21はモータ22に
より、一定角速度で回転駆動される。また、本発明にお
いては回転多面鏡及びモータを単一に限定するものでは
なく、必要に応じて複数用いてもよい。
【0059】fθレンズ23は、fθ特性を有し、該ポ
リゴンミラー21により反射、偏向された光束によっ
て、表面に結像され走査される被走査部材である、例え
ば感光ドラム3上でスポットを形成し、また感光ドラム
3上におけるスポットの主走査方向の移動速度が一定に
なるように設計されているものである。
【0060】fθレンズ23は、各光路に対して偏向さ
れた光束が入射する第1レンズ23aと該光束が出射す
る第2レンズ23bの2枚1組で構成されるものであ
る。
【0061】なお、第1レンズ23aの4枚のうち、上
下に重ねて配設される2枚ずつについては一体で成型し
ても良い。
【0062】ポリゴンミラー21で反射したレーザビー
ムLは、ポリゴンミラー21近傍に配設される第1レン
ズ23aを通過した後、光路によって異なる1枚又は2
枚の折り返しミラー24を用いて方向が定められ、その
後第2レンズ23bを通過し、感光ドラム3上に結像す
る。
【0063】本実施の形態においては、第1レンズ23
aをポリゴンミラーの近傍に配設する一方で、第2レン
ズ23bを折り返しミラー24を挟んで最も感光ドラム
3寄りに配したことにより、従来第2レンズ23bが占
めていたスペースを、折り返しミラー24を配設するた
めのスペースとして開放することができる。
【0064】折り返しミラー24の配設箇所は、光路長
等により制限を受ける場合が多く、本実施の形態のよう
に配置の自由度が増すことによって、より小型のレーザ
スキャナを提供することが可能となる。
【0065】さらに、ポリゴンミラー21の回転軸を含
む面の両側でレーザビームLを2本ずつ走査するので、
片側には2本の光束のためのfθレンズ23と折り返し
ミラー24を配設するだけで良い。その反対側にはfθ
レンズ23、折り返しミラー24の構成をほぼ対称的に
配設すれば良く、よってfθレンズ23及び折り返しミ
ラー24の配置の自由度が高く、より小型のレーザスキ
ャナを提供することが可能である。
【0066】(第2の実施の形態)本実施の形態のレー
ザスキャナの詳細な構成を図4に示す。本実施の形態の
画像形成装置は第1の実施の形態と同じく電子写真プロ
セスによるカラーレーザビームプリンタであり、レーザ
スキャナ以外の構成は共通である。
【0067】以下に本実施の形態に特有の構成を説明す
るが、第1の実施の形態のプリンタと共通する構成機器
・部分については同一の符号を付して再度の説明を省略
する。
【0068】本実施の形態においては、単一のモータ2
2に単一のポリゴンミラー25を組み合わせるものとす
る。但し、本発明の主旨としてはその組み合わせを複数
組使用することを制限するものではない。
【0069】第1の実施の形態と同じく、光源より発し
た4本のレーザビームLは、ポリゴンミラー25の回転
軸を含む面の両側で2本ずつ、それぞれが回転軸と直交
する平面に対して斜めの角度を持って、不図示のコリメ
ータレンズ、開口絞り、シリンドリカルレンズの順に通
過してポリゴンミラー25の反射面に同一の点に入射す
る。
【0070】ここで本実施の形態においては、ポリゴン
ミラー25の反射面上の入射ポイントは、上下2本のレ
ーザビームLについて同一の位置としているが、もちろ
ん別々の位置であっても構わない。
【0071】このようにして斜め上方から入射したレー
ザビームLは斜め下方に、斜め下方から入射したレーザ
ビームLは斜め上方へと反射される。
【0072】ポリゴンミラー25で反射されたレーザビ
ームLは、fθレンズ26の第1レンズ26aに入射す
る。ここで第1レンズ26aは、本実施の形態に示すよ
うにレーザビームL2本に対して1個の第1レンズとし
ても良いし、レーザビームLそれぞれに対して各1個の
第1レンズがあっても良い。
【0073】好ましくは2本に対して1個のレンズとす
ることで、省スペース化とコストダウンを図ることが可
能である。
【0074】レーザビームLは、第1レンズ26aを出
射した後、前記第1の実施の形態と同じく、それぞれの
レーザビームLが1枚又は2枚の折り返しミラー27に
より方向が定められ、その後第2レンズ26bを通過
し、該感光ドラム上に結像する。
【0075】本実施の形態では、前記第1の実施の形態
と同じく第1レンズ26aをポリゴンミラーの近傍に配
設する一方で、第2レンズ26bを折り返しミラー27
を挟んで最も感光ドラム寄りに配したことにより、従来
第2レンズが占めていたスペースを、折り返しミラーを
配設するためのスペースとして開放することができる。
【0076】折り返しミラー27の配設箇所は、光路長
等により制限を受ける場合が多く、本実施の形態のよう
に配置の自由度が増すことによって、より小型のレーザ
スキャナを提供することが可能となる。
【0077】さらに、ポリゴンミラー25の回転軸を含
む面の両側でレーザビームを2本ずつ走査するので、片
側には2本の光束のためのfθレンズ26と折り返しミ
ラー27を配設するだけで良い。その反対側にはfθレ
ンズ26、折り返しミラー27の構成をほぼ対称的に配
設すれば良く、よってfθレンズ26及び折り返しミラ
ー27の配置の自由度が高く、より小型のレーザスキャ
ナを提供することが可能である。
【0078】また、本実施の形態では、レーザビームL
をポリゴンミラー25に対して斜めに入射する、所謂斜
入射の構成を持たせていることが特徴である。
【0079】この斜入射の光学系を用いた場合、とりわ
けfθレンズ群がポリゴンミラーに近く、fθレンズを
出射してから感光ドラムまでの距離が長い場合には、感
光ドラム上に描かれる走査線が湾曲したり、結像スポッ
トが回転するなどの不具合が生じる場合がある。
【0080】これに対して本実施の形態では、fθレン
ズである第2レンズを感光ドラム寄りに配置したことに
より、第2レンズから感光ドラムまでの光路長が短くな
るため上記の問題を解消してより良い画像を提供するこ
とができる。
【0081】(第3の実施の形態)図5は本実施の形態
の走査光学系の説明図である。図5(a)が主走査方
向、図5(b)が副走査方向の説明図である。図5にお
いて、61はレーザ光源、62はコリメータレンズ、6
3は絞り、64はシリンドリカルレンズ、65はポリゴ
ンミラー、66はfθレンズの第1レンズ、67は折り
返しミラー位置を示した点線、68はfθレンズの第2
レンズ、69は感光ドラムである。
【0082】レーザ光源61を出射したレーザ光はコリ
メータレンズ62により、略平行光にされ、絞り63に
より光束幅が制限された後、シリンドリカルレンズ64
により副走査方向について集光され、ポリゴンミラー6
5の反射面近傍に副走査方向に長いラインとして結像さ
れる。
【0083】ポリゴンミラー65は矢印の方向に一定速
度で回転し、レーザ光は偏向反射されてfθレンズの第
1レンズ66とfθレンズの第2レンズ68を透過する
ことで屈折されfθ特性が改善され、感光ドラム面69
上にスポットを形成する。ポリゴンミラー65の回転に
伴い、感光ドラム上を光スポットが矢印Sの方向に走査
する。
【0084】図6は第3の実施の形態の副走査断面の説
明図である。図6において、71はポリゴン反射面、7
2はfθレンズの第1レンズ、73は折り返しミラー、
74はfθレンズの第2レンズ、75はドラム面等の被
走査面である。
【0085】図6において、不図示の入射系において副
走査方向について一旦結像された光束はポリゴン反射面
71により反射され、fθレンズの第1のレンズによ
り、光束が近平行光にされ、折り返しミラー73により
反射され、fθレンズの第2のレンズ74により、集光
されドラム面75上にスポットを結像する。
【0086】図7はミラー73の長手方向のミラー面と
垂直な断面形状の表面付近を示してた説明図である。図
7において、ミラー面は81であり、図に示したように
最も一般的に加工により形成されるミラー面の形状は凹
面または凸面の形状をとる。特に、価格の安い研磨を行
わないミラーにおいては平面からのずれ量であるΔXは
100mmの幅において、50μm程度発生する。
【0087】このミラーを走査光学系に使用した場合に
は、ポリゴンの回転により、折り返しミラーの主走査方
向の反射位置は異なった位置となる。図6において、ミ
ラー73が基準の位置における反射面であり、点線76
の位置がミラー面形状の変位により位置がずれた時の反
射面である。
【0088】光学系について簡単に説明すると、fθレ
ンズの第1レンズ72の副走査方向における前側主平面
が偏向反射位置71にほぼ一致するように構成すること
により、fθレンズの第1レンズ72を出射した光束は
副走査方向についてほぼ平行な光束となる。
【0089】また、fθレンズの第2レンズ74の副走
査方向の後側主平面とドラム面の距離が、fθレンズの
第2レンズ74の副走査方向の焦点距離とほぼ等しい値
とすることで、ドラム面にスポットを結像する。
【0090】この時、ミラー面が基準の位置73にあっ
た場合の光路を実線、面形状の変化により反射面がずれ
た場合76による光路を点線で示した。図6に示したよ
うにミラーの反射面のずれによる光路のシフトは光学系
により補正され、副走査方向の結像位置77の変動は微
小な量となる。
【0091】(第4の実施の形態)図8は第4の実施の
形態の副走査方向の説明図である。図8において、91
はポリゴン反射面、92はfθレンズの第1レンズ、9
3は折り返しミラー、94はfθレンズの第2レンズ、
95は感光ドラム等の被走査面である。
【0092】図8においては、fθレンズにおける正の
パワーの殆どをfθレンズの第2レンズ94が有してお
り、ポリゴン反射面91から被走査面95の間の光路の
中点よりも被走査面に近づけることにより、副走査方向
について縮小系としている。
【0093】図8において、点線96で示した折り返し
ミラーの位置は折り返しミラーの表面に変位が生じた場
合の位置を示している。実線で示した光路が折り返しミ
ラーの変位が無い場合、点線で示した光路が折り返しミ
ラーに変位が生じた場合の光路である。
【0094】図8に示したように、光学系を副走査方向
について縮小系としたことにより、折り返しミラーの変
位量よりもドラム面の変位量が小さくなる。
【0095】従って、fθ光学系の副走査方向について
縮小系を採用した上で、折り返しミラーを副走査方向に
より強いパワーを有するfθレンズの第2レンズよりも
ポリゴン反射面側に置くことにより、ミラー面の変形の
影響を緩和することが可能となる。
【0096】(第5の実施の形態)図9は第5の実施の
形態の説明図である。図5(a)に示したように走査光
学系はポリゴンミラーを回転させることにより、偏向反
射角度を変化させている。この偏向反射角度の変化によ
り、ドラム面上を主走査方向にスポットを走査させてい
る。
【0097】従って、折り返しミラーの位置をポリゴン
ミラーに近づけるに従って、ミラー面の使用幅が狭くな
る。この様子を示したものが図9であり、図9の2つの
幅において、ポリゴンミラーに近い位置に配置したミラ
ーにおけるレーザ光の走査範囲が11で、遠い位置に配
置したミラーの走査範囲が12である。
【0098】走査範囲11におけるミラー面の変位がΔ
X1、走査範囲12におけるミラー面の変位がΔX2で
ある。
【0099】図9からも明らかなようにΔX1の方がΔ
X2よりも変位が小さく、結果的に走査線曲がりの発生
も小さく抑えることができる。従って理想的には感光ド
ラムとポリゴンの間の中点よりもポリゴン側に折り返し
ミラーを配置することが好適である。
【0100】また、本発明のように2枚のミラーで折り
返す光路(第2の光路)と1枚のミラーで折り返す光路
(第1の光路)が混在している場合には、2枚のミラー
の方が面の変位の影響を2重に受けるために、2枚のミ
ラーを配置する位置を1枚で折り返すミラーよりもより
ポリゴンミラーに近づけることが好適である。また、第
1レンズから第2レンズまでの光路長が第1の光路より
第2の光路の方が短いとよい。
【0101】(第6の実施の形態)図10は第6の実施
の形態の説明図である。本実施の形態においてはfθレ
ンズ群を3枚一組で構成したものを示している。図10
において、78はfθレンズの第1レンズ、79はfθ
レンズの第2レンズ、80は第1レンズと第2レンズの
中間に配設される、fθレンズの第3レンズである。
【0102】ポリゴンミラー21で反射したレーザビー
ムLは、第1レンズ78、第3レンズ80、折り返しミ
ラー24、第2レンズ79の順に通過し、感光ドラム上
に結像する。ここで折り返しミラーは、光路によりその
枚数が異なる。
【0103】本実施の形態において第1レンズ78は、
通過するレーザビームLを、主として副走査方向に収束
するように構成されている。また、直後に配設される第
3レンズ80においては、レーザビームLを主走査方向
へ収束するパワーを有する。折り返しミラー24により
方向を定められた後、第2レンズ79を通過して被走査
面である感光ドラムに達する。ここで第2レンズ79
は、レーザビームLを主走査方向にも副走査方向にも収
束するパワーを有している。
【0104】なお本実施の形態においては、第3レンズ
80を折り返しミラー24よりもポリゴンミラー21寄
りに配した構成を示したが、折り返しミラー24が第3
レンズ80よりもポリゴンミラー21寄りであっても構
わない。
【0105】本実施の形態に示すように、fθレンズ群
が3枚より構成される場合においても、最終のfθレン
ズよりも折り返しミラー24をポリゴンミラー寄りに配
することにより、fθレンズを3枚連続して並べる場合
に比して、折り返しミラーの配置に自由度を持たせてよ
り小型のレーザスキャナを提供することが可能となる。
【0106】(第7の実施の形態)図11は第7の実施
の形態の説明図である。また、図12は従来の走査光学
系の説明図である。図11,12において、82、92
は折り返しミラー、83,93はポリゴンミラー、8
4,94はfθレンズの第1レンズ、85,95はfθ
レンズの第2レンズ、86,96は感光ドラムである。
【0107】従来の図12の系においては、スキャナー
箱の座面と、スキャナー箱から出射するビームの角度は
直角になっていないのが普通であった。一方、走査光学
系と感光ドラムの間の距離はメカ精度で抑えられてお
り、この距離は製造上ある程度のバラツキを有してい
る。
【0108】そのため、感光ドラムと走査光学系の距離
が異なると主走査方向の倍率が変化してしまう、ピント
がずれるといった問題がある。また、感光ドラムの長手
方向について走査光学系と平行が出ていないと片倍率の
変化、及び、片ボケといった問題がある。
【0109】従って、これらをあわせようとすると調整
を行う必要があるが、図12の系において上下方向に走
査系を移動させることで調整を行おうとすると、ドラム
面における副走査方向のビームの位置もずれてしまい問
題となる。これを防ぐためには繰り返し調整を行うか、
斜め方向に移動させる複雑な構造とするかのいずれかに
よる必要がある。
【0110】本実施の形態においては図11に示したよ
うに走査光学系からビームが出射する第2レンズの光軸
を走査光学系の座面と垂直とし、被走査部材である感光
ドラム96の中心が第2レンズのほぼ鉛直下方に設ける
ことにより、座面と垂直方向の移動により副走査方向の
ビームの照射位置の変化が発生しないような構成とな
り、簡単な構造で良好に調整することが可能となる。
【0111】(第8の実施の形態)図1に示した画像形
成装置において、光路が折り返しミラーを2枚通過する
ステーションと折り返しミラーを1枚通過するステーシ
ョンが存在し、Y、M、C、Kの夫々異なる色の画像を
形成する。この時、折り返しミラーを2枚通過するステ
ーションによる画像はミラーの面変動の影響をより受け
易い上に、ミラーの振動による描画位置の変動の影響を
より受け易くなっている。
【0112】一方、重ね合わせ画像を形成した時に、よ
りこれらの変動が人間の目に付くのがK(ブラック)で
あり、目立たないのがイエローである。
【0113】従って、光路が折り返しミラーを2枚通過
するステーションにおいてはイエローの画像を形成し、
折り返しミラーを1枚通過するステーションにおいては
ブラックの画像を形成することで、全体としてより画像
品位の高い画像形成が可能となる。
【0114】(第9の実施の形態)図13は本実施の形
態のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施の
形態は、走査光学装置を4個並べ各々並行して像担持体
である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタ
イプのカラー画像形成装置である。
【0115】図13において、40はカラー画像形成装
置、41,42,43,44は各々第1〜第3の実施形
態に示したいずれかの構成を有する走査光学装置、4
5,46,47,48は各々像担持体としての感光ドラ
ム、51,52,53,54は各々現像器、55は搬送
ベルトである。
【0116】図13において、カラー画像形成装置40
には、パーソナルコンピュータ等の外部機器49からR
(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号
が入力される。これらの色信号は、装置内のプリンタコ
ントローラ50によって、C(シアン),M(マゼン
タ),Y(イエロー)、K(ブラック)の各画像データ
(ドットデータ)に変換される。
【0117】これらの画像データは、それぞれ走査光学
装置41,42,43,44に入力される。そして、こ
れらの走査光学装置からは、各画像データに応じて変調
された光ビーム56,57,58,59が出射され、こ
れらの光ビームによって感光ドラム45,46,47,
48の感光面が主走査方向に走査される。
【0118】本実施態様におけるカラー画像形成装置は
走査光学装置(41,42,43,44)を4個並べ、
各々がC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロ
ー)、K(ブラック)の各色に対応し、各々平行して感
光ドラム45,46,47,48面上に画像信号(画像
情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものであ
る。
【0119】本実施の形態におけるカラー画像形成装置
は上述の如く4つの走査光学装置41,42,43,4
4により各々の画像データに基づいた光ビームを用いて
各色の潜像を各々対応する感光ドラム45,46,4
7,48面上に形成している。
【0120】その後、記録材に多重転写して1枚のフル
カラー画像を形成している。
【0121】前記外部機器49としては、例えばCCD
センサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良
い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー
画像形成装置40とで、カラーデジタル複写機が構成さ
れる。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、fθ特
性を有するレンズ群である第1レンズと第2レンズの間
に折り返し部材を設けたので、折り返し部材の配置の自
由度が増し、より小型の走査光学装置及びこれを備えた
画像形成装置を提供することができる。
【0123】また、本出願に係る他の発明によれば、回
転多面鏡のモータを単一とすることで、より小型の走査
光学装置を提供することができる。
【0124】また、本出願に係る他のの発明によれば、
斜入射光学系を用いた、より小型の走査光学装置を提供
することができる。
【0125】また、本出願に係る他の発明によれば、レ
ンズの枚数を減らし、より小型の走査光学装置を提供す
ることができる。
【0126】また、本出願に係る他の発明によれば、ミ
ラーの面性による走査線の曲がりを低減して良好な画像
を得ることが可能である走査光学系の提供が可能であ
る。
【0127】また、本出願に係る他の発明によれば、重
ね合わせ画像として高品位の画像をうることが可能とな
る走査光学系を提供できる。
【0128】また、本出願に係る他の発明によれば、よ
り小型で性能の良い走査光学装置を具備した画像形成装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る画像形成装置の主断面
を示した図である。
【図2】第1の実施の形態に係る画像形成装置における
走査光学装置の詳細を示した断面図である。
【図3】第1の実施の形態に係る画像形成装置における
走査光学装置の詳細を示した斜視図である。
【図4】第2の実施の形態に係る画像形成装置における
走査光学装置の詳細を示した断面図である。
【図5】第3の実施の形態の走査光学系の1ステーショ
ンについての説明図である。
【図6】第3の実施の形態の副走査断面の説明図であ
る。
【図7】ミラーの断面形状の表面付近を示した説明図で
ある。
【図8】第4の実施の形態の説明図である。
【図9】第5の実施の形態の説明図である。
【図10】第6の実施の形態の説明図である。
【図11】第7の実施の形態の説明図である。
【図12】従来の走査光学系の説明図である。
【図13】第9の実施の形態のカラー画像形成装置の要
部概略図である。
【図14】従来の画像形成装置の構成を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 プリンタ本体 2 プロセスカートリッジ 3 感光ドラム 4 走査光学装置(レーザスキャナ) 5 帯電装置 6 現像装置 7 トナー容器 8 給紙カセット 9 給紙ローラ 10 転写部 11 中間転写ベルト 12 熱定着器 13 クリーニング部 14 半導体レーザ 15 排紙ローラ 16 排紙スタッカ 17 コリメータレンズ 18 開口絞り 19 搬送ローラ対 20 シリンドリカルレンズ 21 回転多面鏡(ポリゴンミラー) 22 モータ 23a fθレンズ(第1レンズ) 23b fθレンズ(第2レンズ) 24 折り返しミラー 25 回転多面鏡(ポリゴンミラー) 26a fθレンズ(第1レンズ) 26b fθレンズ(第2レンズ) 27 折り返しミラー 40 カラー画像形成装置 41,42,43,44 走査光学装置 45,46,47,48 感光ドラム 56,57,58,59 光ビーム 61 レーザ光源 62 コリメータレンズ 63 絞り 64 シリンドリカルレンズ 65 ポリゴンミラー 66 fθレンズ(第1レンズ) 67 折り返しミラー位置 68 fθレンズ(第2レンズ) 69 感光ドラム 71 ポリゴン反射面 72 fθレンズ(第1レンズ) 73 折り返しミラー 74 fθレンズ(第2レンズ) 78 fθレンズ(第1レンズ) 79 fθレンズ(第2レンズ) 80 fθレンズ(第3レンズ) 101 プリンタ本体 102 プロセスカートリッジ 103 感光ドラム 104 レーザスキャナ 105 ポリゴンミラー 106 モータ 107 現像器 108 給紙カセット 109 給紙ローラ 110 転写部 111 中間転写ベルト 112 熱定着器 113 fθレンズ 114 折り返しミラー 115 クリーニング部 119 搬送ローラ対 L レーザビーム P 用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 AA07 AA10 BA04 BA50 BA51 BA87 BB03 2H045 BA22 BA34 CA63 DA02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光束を出射する複数の光源部と、 該複数の光源部から出射された複数の光束を偏向する回
    転多面鏡と、 偏向された前記光束を被走査部材へ導く光路に設けられ
    た一つ以上の折り返し部材と、 前記光路ごとに異なる前記被走査部材上に光束を集光す
    る光学結像手段と、を備え、 前記光源部から出射された光束は、前記回転多面鏡の回
    転軸を含む平面の両側に偏向され、 前記偏向された光束は、前記光学結像手段により集光さ
    れ前記被走査部材に結像される走査光学装置であって、 前記光学結像手段は、前記偏向された光束が入射する第
    1レンズと該光束が出射する第2レンズとを含みfθ特
    性を有したレンズ群を光路ごとに有し、 該光路に前記折り返し部材が前記第1レンズと前記第2
    レンズの間に配設されることを特徴とする走査光学装
    置。
  2. 【請求項2】前記回転多面鏡は、単一のモータにより回
    転駆動されることを特徴とする請求項1に記載の走査光
    学装置。
  3. 【請求項3】前記光源から出射した光束が前記回転多面
    鏡へ入射する方向は、前記回転多面鏡の回転軸に直交す
    る面に対して斜めの方向であることを特徴とする請求項
    1または2に記載の走査光学装置。
  4. 【請求項4】前記第1レンズは、前記第2レンズと前記
    回転多面鏡の間の光路上に設けられ、前記第1レンズの
    うち少なくとも1つについて、複数の光束が通過するこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載の
    走査光学装置。
  5. 【請求項5】前記折り返し部材に入射する光束は、副走
    査方向について略平行光であることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれかの項に記載の走査光学装置。
  6. 【請求項6】前記レンズ群は、副走査方向について縮小
    系となっていることを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れかの項に記載の走査光学装置。
  7. 【請求項7】前記折り返し部材と前記光束が偏向される
    前記回転多面鏡の偏向面との距離は、該折り返し部材と
    前記被走査部材の走査面との距離より短いことを特徴と
    する請求項1乃至6のいずれかの項に記載の走査光学装
    置。
  8. 【請求項8】一の回転多面鏡により偏向された複数の光
    束は、前記光路上に一つの折り返し部材を設けた第1の
    光路を、または、前記光路上に複数の折り返し部材を設
    けた第2の光路を、通過し、 前記第2の光路に設けられた前記折り返し部材と前記回
    転多面鏡の偏向面との光路長は、前記第1の光路に設け
    られた折り返し部材と前記回転多面鏡の偏向面との光路
    長より短いことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
    の項に記載の走査光学装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8のいずれかの項に記載の走
    査光学装置と、 前記被走査部材を含む電子写真方式による画像形成ステ
    ーションを備える画像形成部と、を有することを特徴と
    する画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記被走査部材は、前記走査光学装置か
    ら光束が出射する点の略鉛直下方に設けられていること
    を特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】前記被走査部材上に異なる色の画像をそ
    れぞれ形成する複数の画像形成ステーションを有する画
    像形成装置であって、 イエローの画像を形成する前記被走査部材を露光する光
    束は、前記第2の光路を通過し、 ブラックの画像を形成する前記被走査部材を露光する光
    束は、前記第1の光路を通過することを特徴とする請求
    項9または10に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】外部機器から入力した色信号を画像デー
    タに変換し、前記走査光学装置に入力せしめるプリンタ
    コントローラを備えたことを特徴とする請求項9、10
    または11に記載の画像形成装置。
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