JP4181765B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を用いた画像形成装置の走査光学装置に関するものである。特に、複数のレーザビームが回転多面鏡の回転軸を含む面に対して両側を走査し、fθレンズ及び折り返しミラーを経て被走査面に結像する走査光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式を用いたレーザプリンタや複写機等の画像形成装置の画像形成プロセスは、パソコン等から送られた指示に従って感光体の表面にLEDアレイや回転多面鏡により走査されたレーザビーム等により露光を行い静電潜像を形成し、ここに現像剤を現像して転写材上に転写を行った後、最後に熱と圧力をかけて定着させることにより、画像を形成するように構成されている。
【0003】
また、カラー画像を形成するためには、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色を順次重ねて転写を行う。
【0004】
このようなカラー画像を形成する電子写真プロセスとしては、いくつかの方式が提案されている。その中でも近年要求の高まりつつある高速プロセスとして、複数ドラム多重転写方式を採用した装置が挙げられる。
【0005】
その一例として、並列に並べられた複数の感光体ドラムに当接するベルト状の中間転写体上に各色トナー像を順次転写、重ね合わせて画像形成を行った後、用紙などの転写材上に一括して転写を行うものがある。
【0006】
図14(a)に示すのは、上記で説明したような複数の感光ドラムを並列に並べた所謂タンデム式のフルカラー画像形成装置の一例の断面図である。
【0007】
図14(a)において、転写材であるシートPは給紙カセット108に積載される。給紙ローラ109により一枚ずつ分離給送されたシートは搬送ローラ対119により転写材転写部110へと搬送される。
【0008】
本従来例においてはイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各プロセスカートリッジが略水平に並べて配置されており、ここでプロセスカートリッジ102は主として、像担持体である感光ドラム103、現像器107、クリーニング部115から構成される。プロセスカートリッジの上方には走査光学装置104、下方には該中間転写ベルト111が配置される。
【0009】
走査光学装置104は、各感光ドラム上に露光を行い、露光により形成された潜像をそれぞれ現像手段によりトナー像が形成され、各色が順次中間転写ベルト111上に1次転写されることで重ね合わされ、該転写材転写部110でシート上にフルカラー画像を一括して2次転写する。
【0010】
その後シートPは熱定着器112へと搬送され、熱と圧力をかけてトナー画像の定着を行う。
【0011】
定着を終えたシートPは排紙ローラ対115へと送られ、排紙スタッカ116へと排紙される。
【0012】
次に、走査光学装置104について詳しく説明する。図14(b)は、従来の走査光学装置の詳細断面図である。
【0013】
多くのレーザビームプリンタやデジタル複写機で用いられている走査光学装置は、不図示のコンピュータ等から送られた画像信号に応じて光源から変調して出射された光束を、回転多面鏡などにより周期的に偏向し、fθ特性を有するレンズによって、像担持体などの被走査面上にスポット状に結像させ、その面上を走査して露光を行っている。
【0014】
本従来例においては、異なる4つの光源より発せられた光束が、単一の回転多面鏡105により走査される、フルカラー画像形成装置の走査光学装置の一例を示し、構成を説明する。
【0015】
なお、説明中において、「主走査方向」は偏向走査方向に対して平行な方向、「副走査方向」は主走査方向に対して垂直な方向を示すものである。
【0016】
本従来例においては光源として半導体レーザを用いている。該半導体レーザから出射した4本の光束即ちレーザビームLは、それぞれ不図示のコリメータレンズにより発散光から略平行光束となり、その後不図示の開口絞りを通過することにより光束の形状が決められた後、副走査方向のみの屈折力を持たせた不図示のシリンドリカルレンズにより副走査方向に収束作用を受け、回転多面鏡の反射面上に線状に結像する。
【0017】
ここで説明する従来例においては、4本の光束は回転多面鏡の回転軸を含む面の両側で2本ずつ、上下に離れた位置で平行に入射するような構成を持っている。
【0018】
回転多面鏡105により反射されたレーザビームはそれぞれ、2枚1組から構成されるfθレンズ113に連続して入射し、その後1枚又は2枚の折り返しミラー114で反射、導光され、感光ドラム上にスポットを結像する。
【0019】
回転多面鏡105の回転により、感光ドラムの長手方向に断続的に走査を行う。なお、繰り返し走査を行うタイミングを一致させるために、回転多面鏡105の各反射面で偏向走査されたレーザビームの先頭を検知する、不図示の検知手段を設けている。
【0020】
図14(b)においては、折り返しミラー114を用いて、回転多面鏡105の回転面に対して、略垂直方向に出射、結像するように光路を折り曲げている。また、すべての構成部品を単一の容器内に収納する構成として示している。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。従来例に示したような構成においては、前述したように回転多面鏡の回転面に対して最終的な出射方向が異なるため、折り返しミラーを用いて光路を折り曲げる必要があり、さらに前述したように、全ての構成部品を単一の容器内に収め、且つ複数のレーザビームの光路長さを揃えるという必要性から、該複数のレーザビームのうちの一部又は全部について、複数枚の折り返しミラーを用いて要求される光路長を作り出す必要がある。
【0022】
このような走査光学装置においては、単一のスペースの中に複数枚の折り返しミラーを、光路を考慮しつつ配設しなければならないので、走査光学装置が大型になりやすいという傾向があった。特に、走査光学装置の外形高さを増やさずに図14(b)中寸法Aで示すビーム間隔を縮小しようとしても、回転多面鏡と、回転多面鏡の両側に、片側2組ずつ配設される計8枚のfθレンズがあるために、fθレンズ近傍の折り返しミラー114aの間隔を寄せて配置するにはスペース的な制限があるという点が、走査光学装置ひいてはこれを用いる画像形成装置の小型化に対する課題であった。
【0023】
また、更なる小型化、低コスト化への要求から、回転多面鏡の回転軸に直交する面に対してレーザビームを斜めに入射する、所謂斜入射光学系を用いた場合には、上述したように最終的に出射されるレーザビームの間隔Aを狭めるためにfθレンズ群を回転多面鏡に近づけた場合、被走査面上における走査線に湾曲を生じたり、結像スポットが回転するなど、良好な画像を得ることに対する悪影響が増大する場合がある。
【0024】
また、複数の画像を重ね合わせてフルカラーの画像を形成する画像形成装置においては、各色の画像の描画位置がわずかにずれただけでも画像品質を悪化させてしまう。例えば600dpiにおいては1画素が42.3μmであり、その数分の1の重なりのずれでさえ、色ずれや色見ずれの変化として現れ、画像品質を著しく悪化させる。
【0025】
一方、最近はカラー画像形成装置の低価格化が益々求められており、折り返しミラーについても、面精度を落としてコストを抑えたいといった要求が強くなっている。
【0026】
しかし、折り返しミラーの面精度が悪化すると、走査線曲がりが発生する。面精度の各ステーションにおけるばらつきは、走査線曲がりが色により異なる結果を招き、重ね合わせ画像において色ずれを発生させてしまう。特に共通のポリゴンミラーを使用して、反対方向からポリゴンミラーに入射させる系においては、同じ方向への面の変位であっても、第1と第2のステーションと第3、第4ステーションでは逆方向に走査線が曲がり問題である。
【0027】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、折り返しミラーの配置の自由度を増して、より小型の走査光学装置及びこれを備えた画像形成装置を提供するものである。
【0028】
また、fθレンズ及び折り返しミラーの配置の自由度を増して、より小型の走査光学装置を提供するものである。さらに、斜入射光学系を用いた場合においては、被走査面における走査線の湾曲やスポットの結像性能を著しく改善するものである。
【0029】
上記目的を達成するために本発明に係る画像形成装置にあっては、
光束を出射する複数の光源と、
前記複数の光源から出射された第1乃至第4の光束を偏向する回転多面鏡と、
前記回転多面鏡によって偏向された第1乃至第4の光束を第1乃至第4の被走査部材へとそれぞれ導くように第1乃至第4の光路ごとに設けられた少なくとも1つの折り返し部材と、
該第1乃至第4の光路中に設けられ前記第1乃至第4の被走査部材上に集光する光学結像手段と、を備え、
前記光学結像手段は、fθ特性を持ち前記回転多面鏡によって偏向された該第1乃至第4の光束が入射する第1レンズ及び第2レンズを有し、
前記複数の光源から出射された該第1及び第2の光束と該第3及び第4の光束とは、前記回転多面鏡の回転軸を含む平面の両側に前記回転多面鏡によってそれぞれ偏向され、該第2及び第3の光束が入射する前記第2及び第3の被走査部材の位置は、該第1及び第4の光束が入射する前記第1及び第4の被走査部材の位置より前記回転多面鏡の回転軸に近い位置であり、前記回転多面鏡によって偏向された該第2及び第3の光束が該第2及び第3の光路上における最初の折り返し部材に至るまでの第2及び第3の光路は、前記回転多面鏡の回転軸方向において、前記回転多面鏡によって偏向された該第1及び第4の光束が該第1及び第4の光路上にそれぞれ1つ設けられた折り返し部材に至るまでの第1及び第4の光路より前記第1乃至第4の被走査部材に近い側に形成される画像形成装置であって、
前記回転多面鏡によって偏向された該第2及び第3の光束は、該第2及び第3の光路ごとに第1の折り返し部材によって前記回転多面鏡の回転軸方向において前記第2及び前記第3の被走査部材から遠ざかり、かつ、前記回転多面鏡の回転軸と垂直な方向において前記回転多面鏡の回転軸に近づくように折り返された後、第2の折り返し部材によって前記第2及び第3の被走査部材へとそれぞれ導かれることにより、該第2及び第3の光路を形成し、
該第1及び第4の光路中において前記第1レンズは前記折り返し部材の上流側に配置され、前記第2レンズは前記折り返し部材の下流側に配置され、
該第2及び第3の光路中において前記第1レンズは前記第1の折り返し部材の上流側に配置され、前記第2レンズは前記第の折り返し部材の下流側であって、かつ、前記第1レンズと近接した位置に配置されてい
ことを特徴とする。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明で一度説明した部材についての材質、形状などは、特に改めて記載しない限り初めの説明と同様のものである。
【0042】
(第lの実施の形態)
図1〜図3を参照して、第1の実施の形態について説明する。図1は第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。図2は本実施の形態に係る走査光学装置の構成断面図である。図3は本実施の形態に係る走査光学装置の概観斜視図である。
【0043】
本実施の形態に係る画像形成装置は、転写式電子写真プロセスを利用したカラー画像形成装置であり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のプロセスカートリッジを直線上に並べて配設した所謂タンデム方式のフルカラーレーザビームプリンタである。
【0044】
以下に本実施の形態に係る画像形成装置の画像形成方法を詳細に説明する。
【0045】
1はプリンタ本体である。転写材であるシートPは給紙カセット8に積載される。給紙ローラ9により一枚ずつ分離給送されたシートは搬送ローラ対19により転写材転写部10へと搬送される。
【0046】
2はプリンタ本体に対して着脱自在のプロセスカートリッジであり、本実施の形態においてその構成は像担持体である感光ドラム3、該感光ドラム表面を一様に帯電させる帯電装置5、該感光ドラムに対して現像を行う現像装置6、現像剤であるトナーを収容し、該現像装置にトナーを搬送する手段を備えたトナー容器7、該現像装置に該感光ドラム上の転写残りトナーをクリーニングするクリーニング部13から構成される。
【0047】
プロセスカートリッジ2は、ユーザー自らプリンタ1に対して着脱を行うことが可能である。上述の4色、計4個のプロセスカートリッジは水平方向に並べて配置し、各色の画像を形成する画像形成ステーションとしての役割を果たす。
【0048】
ここで、プロセスカートリッジ2の構成について詳しく説明する。感光ドラム3は不図示の駆動手段により回転駆動される。5は感光ドラム3を均一に帯電させる帯電装置であり、後述する露光装置である走査光学装置(以下レーザスキャナとする)4から、プリンタ本体に接続したコンピュータ等から送られる画像情報信号に対応して変調されたレーザビームLを出力して、一様帯電処理された感光ドラム3を選択的に照射して露光し、静電潜像を形成する。
【0049】
現像装置6ではトナー容器7より送られたトナーを静電潜像に付着させてトナー像を現像し、中間転写ベルト11上に順次1次転写して重ね合わせ、転写部10において転写材であるシートに一括して2次転写する。
【0050】
クリーニング部13では、転写後に感光ドラム3の表面に残ったトナーを除去、回収する。
【0051】
なお、本構成に示すタンデム式の画像形成装置においては4色それぞれの画像形成をほぼ同時に行うので、比較的高速で画像形成を行うことができる。
【0052】
それぞれのプロセスカートリッジ2において、上記の現像手段によりトナー像が形成され、各色が中間転写ベルト11上に順次1次転写されて重ね合わされ、このようにして形成したフルカラー画像を該転写材転写部10でシート上に一括して2次転写する。
【0053】
上記のような方法で画像を形成されたシートは定着器12で熱と圧力をかけて定着を行い、排紙ローラ対15により排紙スタッカ16上に排出される。
【0054】
次に、図2及び図3を用いて走査光学装置の例としてレーザスキャナ4について詳しく説明する。
【0055】
半導体レーザ14は、光源であり、色数に合わせて4個具備している。光源より射出されたレーザビームLは、コリメータレンズ17により、発散光から略平行光束に変換される。その後、開口絞り18により光束幅が規制される。これは、感光ドラム3上でのスポットの寸法を調節するためのものである。
【0056】
シリンドリカルレンズ20は、副走査方向のみに収束作用を持っており、回転多面鏡であるポリゴンミラー21の反射面上に線上に結像する。
【0057】
本実施の形態では、ポリゴンミラー21は同一形状の物を2枚、同軸上に重ねて配置し、それぞれについて回転軸を含む面の両側でレーザビームを走査する構成を示すが、ポリゴンミラー21が単一で形成され、レーザビームの反射位置を軸方向に離して同様の効果を持たせた構成でも差し支えない。
【0058】
なお、ポリゴンミラー21はモータ22により、一定角速度で回転駆動される。また、本発明においては回転多面鏡及びモータを単一に限定するものではなく、必要に応じて複数用いてもよい。
【0059】
fθレンズ23は、fθ特性を有し、該ポリゴンミラー21により反射、偏向された光束によって、表面に結像され走査される被走査部材である、例えば感光ドラム3上でスポットを形成し、また感光ドラム3上におけるスポットの主走査方向の移動速度が一定になるように設計されているものである。
【0060】
fθレンズ23(光学結像手段)は、各光路に対して偏向された光束が入射する第1レンズ23aと該光束が出射する第2レンズ23bの2枚1組で構成されるものである。
【0061】
なお、第1レンズ23aの4枚のうち、上下に重ねて配設される2枚ずつについては一体で成型しても良い。
【0062】
ポリゴンミラー21で反射したレーザビームLは、ポリゴンミラー21近傍に配設される第1レンズ23aを通過した後、光路によって異なる1枚又は2枚の折り返しミラー24を用いて方向が定められ、その後第2レンズ23bを通過し、感光ドラム3上に結像する。
【0063】
本実施の形態においては、第1レンズ23aをポリゴンミラーの近傍に配設する一方で、第2レンズ23bを折り返しミラー24を挟んで最も感光ドラム3寄りに配したことにより、従来第2レンズ23bが占めていたスペースを、折り返しミラー24を配設するためのスペースとして開放することができる。
【0064】
折り返しミラー24の配設箇所は、光路長等により制限を受ける場合が多く、本実施の形態のように配置の自由度が増すことによって、より小型のレーザスキャナを提供することが可能となる。
【0065】
さらに、ポリゴンミラー21の回転軸を含む面の両側でレーザビームLを2本ずつ走査するので、片側には2本の光束のためのfθレンズ23と折り返しミラー24を配設するだけで良い。その反対側にはfθレンズ23、折り返しミラー24の構成をほぼ対称的に配設すれば良く、よってfθレンズ23及び折り返しミラー24の配置の自由度が高く、より小型のレーザスキャナを提供することが可能である。
【0066】
(第2の実施の形態)
本実施の形態のレーザスキャナの詳細な構成を図4に示す。本実施の形態の画像形成装置は第1の実施の形態と同じく電子写真プロセスによるカラーレーザビームプリンタであり、レーザスキャナ以外の構成は共通である。
【0067】
以下に本実施の形態に特有の構成を説明するが、第1の実施の形態のプリンタと共通する構成機器・部分については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
【0068】
本実施の形態においては、単一のモータ22に単一のポリゴンミラー25を組み合わせるものとする。但し、本発明の主旨としてはその組み合わせを複数組使用することを制限するものではない。
【0069】
第1の実施の形態と同じく、光源より発した4本のレーザビームLは、ポリゴンミラー25の回転軸を含む面の両側で2本ずつ、それぞれが回転軸と直交する平面に対して斜めの角度を持って、不図示のコリメータレンズ、開口絞り、シリンドリカルレンズの順に通過してポリゴンミラー25の反射面に同一の点に入射する。
【0070】
ここで本実施の形態においては、ポリゴンミラー25の反射面上の入射ポイントは、上下2本のレーザビームLについて同一の位置としているが、もちろん別々の位置であっても構わない。
【0071】
このようにして斜め上方から入射したレーザビームLは斜め下方に、斜め下方から入射したレーザビームLは斜め上方へと反射される。
【0072】
ポリゴンミラー25で反射されたレーザビームLは、fθレンズ26の第1レンズ26aに入射する。ここで第1レンズ26aは、本実施の形態に示すようにレーザビームL2本に対して1個の第1レンズとしても良いし、レーザビームLそれぞれに対して各1個の第1レンズがあっても良い。
【0073】
好ましくは2本に対して1個のレンズとすることで、省スペース化とコストダウンを図ることが可能である。
【0074】
レーザビームLは、第1レンズ26aを出射した後、前記第1の実施の形態と同じく、それぞれのレーザビームLが1枚又は2枚の折り返しミラー27により方向が定められ、その後第2レンズ26bを通過し、該感光ドラム上に結像する。
【0075】
本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同じく第1レンズ26aをポリゴンミラーの近傍に配設する一方で、第2レンズ26bを折り返しミラー27を挟んで最も感光ドラム寄りに配したことにより、従来第2レンズが占めていたスペースを、折り返しミラーを配設するためのスペースとして開放することができる。
【0076】
折り返しミラー27の配設箇所は、光路長等により制限を受ける場合が多く、本実施の形態のように配置の自由度が増すことによって、より小型のレーザスキャナを提供することが可能となる。
【0077】
さらに、ポリゴンミラー25の回転軸を含む面の両側でレーザビームを2本ずつ走査するので、片側には2本の光束のためのfθレンズ26と折り返しミラー27を配設するだけで良い。その反対側にはfθレンズ26、折り返しミラー27の構成をほぼ対称的に配設すれば良く、よってfθレンズ26及び折り返しミラー27の配置の自由度が高く、より小型のレーザスキャナを提供することが可能である。
【0078】
また、本実施の形態では、レーザビームLをポリゴンミラー25に対して斜めに入射する、所謂斜入射の構成を持たせていることが特徴である。
【0079】
この斜入射の光学系を用いた場合、とりわけfθレンズ群がポリゴンミラーに近く、fθレンズを出射してから感光ドラムまでの距離が長い場合には、感光ドラム上に描かれる走査線が湾曲したり、結像スポットが回転するなどの不具合が生じる場合がある。
【0080】
これに対して本実施の形態では、fθレンズである第2レンズを感光ドラム寄りに配置したことにより、第2レンズから感光ドラムまでの光路長が短くなるため上記の問題を解消してより良い画像を提供することができる。
【0081】
(第3の実施の形態)
図5は本実施の形態の走査光学系の説明図である。図5(a)が主走査方向、図5(b)が副走査方向の説明図である。図5において、61はレーザ光源、62はコリメータレンズ、63は絞り、64はシリンドリカルレンズ、65はポリゴンミラー、66はfθレンズの第1レンズ、67は折り返しミラー位置を示した点線、68はfθレンズの第2レンズ、69は感光ドラムである。
【0082】
レーザ光源61を出射したレーザ光はコリメータレンズ62により、略平行光にされ、絞り63により光束幅が制限された後、シリンドリカルレンズ64により副走査方向について集光され、ポリゴンミラー65の反射面近傍に副走査方向に長いラインとして結像される。
【0083】
ポリゴンミラー65は矢印の方向に一定速度で回転し、レーザ光は偏向反射されてfθレンズの第1レンズ66とfθレンズの第2レンズ68を透過することで屈折されfθ特性が改善され、感光ドラム面69上にスポットを形成する。ポリゴンミラー65の回転に伴い、感光ドラム上を光スポットが矢印Sの方向に走査する。
【0084】
図6は第3の実施の形態の副走査断面の説明図である。図6において、71はポリゴン反射面、72はfθレンズの第1レンズ、73は折り返しミラー、74はfθレンズの第2レンズ、75はドラム面等の被走査面である。
【0085】
図6において、不図示の入射系において副走査方向について一旦結像された光束はポリゴン反射面71により反射され、fθレンズの第1のレンズにより、光束が近平行光にされ、折り返しミラー73により反射され、fθレンズの第2のレンズ74により、集光されドラム面75上にスポットを結像する。
【0086】
図7はミラー73の長手方向のミラー面と垂直な断面形状の表面付近を示してた説明図である。図7において、ミラー面は81であり、図に示したように最も一般的に加工により形成されるミラー面の形状は凹面または凸面の形状をとる。特に、価格の安い研磨を行わないミラーにおいては平面からのずれ量であるΔXは100mmの幅において、50μm程度発生する。
【0087】
このミラーを走査光学系に使用した場合には、ポリゴンの回転により、折り返しミラーの主走査方向の反射位置は異なった位置となる。図6において、ミラー73が基準の位置における反射面であり、点線76の位置がミラー面形状の変位により位置がずれた時の反射面である。
【0088】
光学系について簡単に説明すると、fθレンズの第1レンズ72の副走査方向における前側主平面が偏向反射位置71にほぼ一致するように構成することにより、fθレンズの第1レンズ72を出射した光束は副走査方向についてほぼ平行な光束となる。
【0089】
また、fθレンズの第2レンズ74の副走査方向の後側主平面とドラム面の距離が、fθレンズの第2レンズ74の副走査方向の焦点距離とほぼ等しい値とすることで、ドラム面にスポットを結像する。
【0090】
この時、ミラー面が基準の位置73にあった場合の光路を実線、面形状の変化により反射面がずれた場合76による光路を点線で示した。図6に示したようにミラーの反射面のずれによる光路のシフトは光学系により補正され、副走査方向の結像位置77の変動は微小な量となる。
【0091】
(第4の実施の形態)
図8は第4の実施の形態の副走査方向の説明図である。図8において、91はポリゴン反射面、92はfθレンズの第1レンズ、93は折り返しミラー、94はfθレンズの第2レンズ、95は感光ドラム等の被走査面である。
【0092】
図8においては、fθレンズにおける正のパワーの殆どをfθレンズの第2レンズ94が有しており、ポリゴン反射面91から被走査面95の間の光路の中点よりも被走査面に近づけることにより、副走査方向について縮小系としている。
【0093】
図8において、点線96で示した折り返しミラーの位置は折り返しミラーの表面に変位が生じた場合の位置を示している。実線で示した光路が折り返しミラーの変位が無い場合、点線で示した光路が折り返しミラーに変位が生じた場合の光路である。
【0094】
図8に示したように、光学系を副走査方向について縮小系としたことにより、折り返しミラーの変位量よりもドラム面の変位量が小さくなる。
【0095】
従って、fθ光学系の副走査方向について縮小系を採用した上で、折り返しミラーを副走査方向により強いパワーを有するfθレンズの第2レンズよりもポリゴン反射面側に置くことにより、ミラー面の変形の影響を緩和することが可能となる。
【0096】
(第5の実施の形態)
図9は第5の実施の形態の説明図である。図5(a)に示したように走査光学系はポリゴンミラーを回転させることにより、偏向反射角度を変化させている。この偏向反射角度の変化により、ドラム面上を主走査方向にスポットを走査させている。
【0097】
従って、折り返しミラーの位置をポリゴンミラーの偏向面に近づけるに従って、折り返しミラーのミラー面の使用幅が狭くなる。この様子を示したものが図9であり、図9の2つの幅において、ポリゴンミラーの偏向面に近い位置に配置した折り返しミラーにおけるレーザ光の走査範囲が11で、遠い位置に配置した折り返しミラーの走査範囲が12である。
【0098】
走査範囲11におけるミラー面の変位がΔX1、走査範囲12におけるミラー面の変位がΔX2である。
【0099】
図9からも明らかなようにΔX1の方がΔX2よりも変位が小さく、結果的に走査線曲がりの発生も小さく抑えることができる。従って理想的にはポリゴンミラーの偏向面から感光ドラムの被走査面までの光路長の中点よりもポリゴン側に折り返しミラーを配置することが好適である。
【0100】
また、本発明のように2枚のミラーで折り返す光路(第2の光路)と1枚のミラーで折り返す光路(第1の光路)が混在している場合には、2枚のミラーの方が面の変位の影響を2重に受けるために、2枚のミラーを配置する位置を1枚で折り返すミラーよりもよりポリゴンミラーに近づけることが好適である。また、第1レンズから第2レンズまでの光路長が第1の光路より第2の光路の方が短いとよい。
【0101】
(第6の実施の形態)
図10は第6の実施の形態の説明図である。本実施の形態においてはfθレンズ群を3枚一組で構成したものを示している。図10において、78はfθレンズの第1レンズ、79はfθレンズの第2レンズ、80は第1レンズと第2レンズの中間に配設される、fθレンズの第3レンズである。
【0102】
ポリゴンミラー21で反射したレーザビームLは、第1レンズ78、第3レンズ80、折り返しミラー24、第2レンズ79の順に通過し、感光ドラム上に結像する。ここで折り返しミラーは、光路によりその枚数が異なる。
【0103】
本実施の形態において第1レンズ78は、通過するレーザビームLを、主として副走査方向に収束するように構成されている。また、直後に配設される第3レンズ80においては、レーザビームLを主走査方向へ収束するパワーを有する。折り返しミラー24により方向を定められた後、第2レンズ79を通過して被走査面である感光ドラムに達する。ここで第2レンズ79は、レーザビームLを主走査方向にも副走査方向にも収束するパワーを有している。
【0104】
なお本実施の形態においては、第3レンズ80を折り返しミラー24よりもポリゴンミラー21寄りに配した構成を示したが、折り返しミラー24が第3レンズ80よりもポリゴンミラー21寄りであっても構わない。
【0105】
本実施の形態に示すように、fθレンズ群が3枚より構成される場合においても、最終のfθレンズよりも折り返しミラー24をポリゴンミラー寄りに配することにより、fθレンズを3枚連続して並べる場合に比して、折り返しミラーの配置に自由度を持たせてより小型のレーザスキャナを提供することが可能となる。
【0106】
(第7の実施の形態)
図11は第7の実施の形態の説明図である。また、図12は従来の走査光学系の説明図である。図11,12において、82、92は折り返しミラー、83,93はポリゴンミラー、84,94はfθレンズの第1レンズ、85,95はfθレンズの第2レンズ、86,96は感光ドラムである。
【0107】
従来の図12の系においては、スキャナー箱の座面と、スキャナー箱から出射するビームの角度は直角になっていないのが普通であった。一方、走査光学系と感光ドラムの間の距離はメカ精度で抑えられており、この距離は製造上ある程度のバラツキを有している。
【0108】
そのため、感光ドラムと走査光学系の距離が異なると主走査方向の倍率が変化してしまう、ピントがずれるといった問題がある。また、感光ドラムの長手方向について走査光学系と平行が出ていないと片倍率の変化、及び、片ボケといった問題がある。
【0109】
従って、これらをあわせようとすると調整を行う必要があるが、図12の系において上下方向に走査系を移動させることで調整を行おうとすると、ドラム面における副走査方向のビームの位置もずれてしまい問題となる。これを防ぐためには繰り返し調整を行うか、斜め方向に移動させる複雑な構造とするかのいずれかによる必要がある。
【0110】
本実施の形態においては図11に示したように走査光学系からビームが出射する第2レンズの光軸を走査光学系の座面と垂直とし、被走査部材である感光ドラム96の中心が第2レンズのほぼ鉛直下方に設けることにより、座面と垂直方向の移動により副走査方向のビームの照射位置の変化が発生しないような構成となり、簡単な構造で良好に調整することが可能となる。
【0111】
(第8の実施の形態)
図1に示した画像形成装置において、光路が折り返しミラーを2枚通過するステーションと折り返しミラーを1枚通過するステーションが存在し、Y、M、C、Kの夫々異なる色の画像を形成する。この時、折り返しミラーを2枚通過するステーションによる画像はミラーの面変動の影響をより受け易い上に、ミラーの振動による描画位置の変動の影響をより受け易くなっている。
【0112】
一方、重ね合わせ画像を形成した時に、よりこれらの変動が人間の目に付くのがK(ブラック)であり、目立たないのがイエローである。
【0113】
従って、光路が折り返しミラーを2枚通過するステーションにおいてはイエローの画像を形成し、折り返しミラーを1枚通過するステーションにおいてはブラックの画像を形成することで、全体としてより画像品位の高い画像形成が可能となる。
【0114】
(第9の実施の形態)
図13は本実施の形態のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施の形態は、走査光学装置を4個並べ各々並行して像担持体である感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。
【0115】
図13において、40はカラー画像形成装置、41,42,43,44は各々第1〜第3の実施形態に示したいずれかの構成を有する走査光学装置、45,46,47,48は各々像担持体としての感光ドラム、51,52,53,54は各々現像器、55は搬送ベルトである。
【0116】
図13において、カラー画像形成装置40には、パーソナルコンピュータ等の外部機器49からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力される。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ50によって、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、K(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。
【0117】
これらの画像データは、それぞれ走査光学装置41,42,43,44に入力される。そして、これらの走査光学装置からは、各画像データに応じて変調された光ビーム56,57,58,59が出射され、これらの光ビームによって感光ドラム45,46,47,48の感光面が主走査方向に走査される。
【0118】
本実施態様におけるカラー画像形成装置は走査光学装置(41,42,43,44)を4個並べ、各々がC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、K(ブラック)の各色に対応し、各々平行して感光ドラム45,46,47,48面上に画像信号(画像情報)を記録し、カラー画像を高速に印字するものである。
【0119】
本実施の形態におけるカラー画像形成装置は上述の如く4つの走査光学装置41,42,43,44により各々の画像データに基づいた光ビームを用いて各色の潜像を各々対応する感光ドラム45,46,47,48面上に形成している。
【0120】
その後、記録材に多重転写して1枚のフルカラー画像を形成している。
【0121】
前記外部機器49としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置40とで、カラーデジタル複写機が構成される。
【0122】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、fθ特性を有するレンズ群である第1レンズと第2レンズの間に折り返し部材を設けたので、折り返し部材の配置の自由度が増し、より小型の走査光学装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することができる。
【0123】
また、本出願に係る他の発明によれば、回転多面鏡のモータを単一とすることで、より小型の走査光学装置を提供することができる。
【0124】
また、本出願に係る他の発明によれば、斜入射光学系を用いた、より小型の走査光学装置を提供することができる。
【0125】
また、本出願に係る他の発明によれば、レンズの枚数を減らし、より小型の走査光学装置を提供することができる。
【0126】
また、本出願に係る他の発明によれば、ミラーの面性による走査線の曲がりを低減して良好な画像を得ることが可能である走査光学系の提供が可能である。
【0127】
また、本出願に係る他の発明によれば、重ね合わせ画像として高品位の画像をうることが可能となる走査光学系を提供できる。
【0128】
また、本出願に係る他の発明によれば、より小型で性能の良い走査光学装置を具備した画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る画像形成装置の主断面を示した図である。
【図2】第1の実施の形態に係る画像形成装置における走査光学装置の詳細を示した断面図である。
【図3】第1の実施の形態に係る画像形成装置における走査光学装置の詳細を示した斜視図である。
【図4】第2の実施の形態に係る画像形成装置における走査光学装置の詳細を示した断面図である。
【図5】第3の実施の形態の走査光学系の1ステーションについての説明図である。
【図6】第3の実施の形態の副走査断面の説明図である。
【図7】ミラーの断面形状の表面付近を示した説明図である。
【図8】第4の実施の形態の説明図である。
【図9】第5の実施の形態の説明図である。
【図10】第6の実施の形態の説明図である。
【図11】第7の実施の形態の説明図である。
【図12】従来の走査光学系の説明図である。
【図13】第9の実施の形態のカラー画像形成装置の要部概略図である。
【図14】従来の画像形成装置の構成を示した図である。
【符号の説明】
1 プリンタ本体
2 プロセスカートリッジ
3 感光ドラム
4 走査光学装置(レーザスキャナ)
5 帯電装置
6 現像装置
7 トナー容器
8 給紙カセット
9 給紙ローラ
10 転写部
11 中間転写ベルト
12 熱定着器
13 クリーニング部
14 半導体レーザ
15 排紙ローラ
16 排紙スタッカ
17 コリメータレンズ
18 開口絞り
19 搬送ローラ対
20 シリンドリカルレンズ
21 回転多面鏡(ポリゴンミラー)
22 モータ
23a fθレンズ(第1レンズ)
23b fθレンズ(第2レンズ)
24 折り返しミラー
25 回転多面鏡(ポリゴンミラー)
26a fθレンズ(第1レンズ)
26b fθレンズ(第2レンズ)
27 折り返しミラー
40 カラー画像形成装置
41,42,43,44 走査光学装置
45,46,47,48 感光ドラム
56,57,58,59 光ビーム
61 レーザ光源
62 コリメータレンズ
63 絞り
64 シリンドリカルレンズ
65 ポリゴンミラー
66 fθレンズ(第1レンズ)
67 折り返しミラー位置
68 fθレンズ(第2レンズ)
69 感光ドラム
71 ポリゴン反射面
72 fθレンズ(第1レンズ)
73 折り返しミラー
74 fθレンズ(第2レンズ)
78 fθレンズ(第1レンズ)
79 fθレンズ(第2レンズ)
80 fθレンズ(第3レンズ)
101 プリンタ本体
102 プロセスカートリッジ
103 感光ドラム
104 レーザスキャナ
105 ポリゴンミラー
106 モータ
107 現像器
108 給紙カセット
109 給紙ローラ
110 転写部
111 中間転写ベルト
112 熱定着器
113 fθレンズ
114 折り返しミラー
115 クリーニング部
119 搬送ローラ対
L レーザビーム
P 用紙

Claims (1)

  1. 光束を出射する複数の光源と、
    前記複数の光源から出射された第1乃至第4の光束を偏向する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡によって偏向された第1乃至第4の光束を第1乃至第4の被走査部材へとそれぞれ導くように第1乃至第4の光路ごとに設けられた少なくとも1つの折り返し部材と、
    該第1乃至第4の光路中に設けられ前記第1乃至第4の被走査部材上に集光する光学結像手段と、を備え、
    前記光学結像手段は、fθ特性を持ち前記回転多面鏡によって偏向された該第1乃至第4の光束が入射する第1レンズ及び第2レンズを有し、
    前記複数の光源から出射された該第1及び第2の光束と該第3及び第4の光束とは、前記回転多面鏡の回転軸を含む平面の両側に前記回転多面鏡によってそれぞれ偏向され、該第2及び第3の光束が入射する前記第2及び第3の被走査部材の位置は、該第1及び第4の光束が入射する前記第1及び第4の被走査部材の位置より前記回転多面鏡の回転軸に近い位置であり、前記回転多面鏡によって偏向された該第2及び第3の光束が該第2及び第3の光路上における最初の折り返し部材に至るまでの第2及び第3の光路は、前記回転多面鏡の回転軸方向において、前記回転多面鏡によって偏向された該第1及び第4の光束が該第1及び第4の光路上にそれぞれ1つ設けられた折り返し部材に至るまでの第1及び第4の光路より前記第1乃至第4の被走査部材に近い側に形成される画像形成装置であって、
    前記回転多面鏡によって偏向された該第2及び第3の光束は、該第2及び第3の光路ごとに第1の折り返し部材によって前記回転多面鏡の回転軸方向において前記第2及び前記第3の被走査部材から遠ざかり、かつ、前記回転多面鏡の回転軸と垂直な方向において前記回転多面鏡の回転軸に近づくように折り返された後、第2の折り返し部材によって前記第2及び第3の被走査部材へとそれぞれ導かれることにより、該第2及び第3の光路を形成し、
    該第1及び第4の光路中において前記第1レンズは前記折り返し部材の上流側に配置され、前記第2レンズは前記折り返し部材の下流側に配置され、
    該第2及び第3の光路中において前記第1レンズは前記第1の折り返し部材の上流側に
    配置され、前記第2レンズは前記第の折り返し部材の下流側であって、かつ、前記第1レンズと近接した位置に配置されてい
    ことを特徴とする画像形成装置。
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