JPH06160746A - レーザ走査装置 - Google Patents

レーザ走査装置

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JPH06160746A
JPH06160746A JP4313159A JP31315992A JPH06160746A JP H06160746 A JPH06160746 A JP H06160746A JP 4313159 A JP4313159 A JP 4313159A JP 31315992 A JP31315992 A JP 31315992A JP H06160746 A JPH06160746 A JP H06160746A
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JP
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laser beam
light source
mirror
optical
laser
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JP4313159A
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English (en)
Inventor
Yoshito Sekikawa
義人 関川
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各構成部分の故障や仕様変更時に、各構成部
分を個別に交換できるようにする。 【構成】 それぞれレーザビームを出射する複数の光源
装置11、12と、光源装置11、12からの複数のレ
ーザビームを偏向する回転多面鏡を有する光偏向器13
と、光偏向器13で偏向されたレーザビームの走査速度
を補正し感光体100の近傍に結像させるFθレンズを
有する光学ユニット14と、レーザビームを受光して印
字位置を制御するための同期信号を発生する光検知装置
15とを備え、画像形成装置本体110に据え付けられ
た光学ユニット14に対して、光源装置11、12、光
偏向器13および光検知装置15が着脱自在に取り付け
られたレーザ走査装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報に応じてレー
ザビームを感光体上に走査露光することにより画像を記
録するレーザプリンタやディジタル複写機等の画像形成
装置のうち、特に複数のレーザビームを用いて複数色の
印字を行う画像形成装置に使用されるレーザ走査装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数のレーザビームを用いて
複数色の印字を行う画像形成装置があるが、この画像形
成装置において複数のレーザビームを偏向して感光体上
を走査させるレーザ走査装置としては、例えば特開昭6
0−130967号公報に示されるように、独立した2
つの光学装置を有するものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に示されるようなレーザ走査装置では、画像形成装置
のうちの大きな空間を要すること、コストが高いこと、
および2つの光学装置の各々に配されたレーザビームを
偏向させるための回転多面鏡を駆動するためのモータが
2つであることから騒音が大きくなる等の問題点があ
る。
【0004】これに対処するに、例えば特開昭57−6
4718号公報には、1個の回転多面鏡および1個の結
像レンズからなる1個の走査器によって、複数のレーザ
ビームを偏向走査するようにした装置が示されている。
この装置によれば、前記した問題点をほとんど解決する
ことができる。
【0005】しかしながら、前記特開昭57−6471
8号公報には具体的な構成が明確に示されていないが、
この公報に示される装置では、光源部や、回転多面鏡駆
動用モータや、印字位置を制御するためにレーザビーム
を受光するセンサ等に故障が生じた場合には、装置全体
の交換が必要になると予想される。この点に関しては、
特開昭57−64718号公報に示される構成の方が有
利である。また、解像度(印字の書き込み密度)等の仕
様を変更するために前記光源部やモータの交換が必要に
なった場合も同様である。
【0006】そこで本発明の目的は、各構成部分の故障
や仕様変更時に、各構成部分を個別に交換できるように
したレーザ走査装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のレ
ーザ走査装置は、それぞれレーザビームを出射する複数
の光源装置と、単一の光偏向器と、画像形成装置本体に
据え付けられた光学ユニットとを備えている。光偏向器
は、各光源装置からのレーザビームを偏向するための多
面鏡と、この多面鏡を回転させるためのモータとを有し
ている。光学ユニットは、光偏向器で偏向された各レー
ザビームの走査速度を補正し、感光体の近傍に各レーザ
ビームを結像させる結像レンズと、多面鏡の面倒れを補
正する一方向収束性光学部材とを有している。そして、
複数の光源装置の各々と光偏向器は、光学ユニットに対
して着脱自在に取り付けられている。
【0008】このレーザ走査装置では、複数の光源装置
の各々と光偏向器が光学ユニットに対して着脱自在であ
ることから、各光源装置や光偏向器の故障や仕様変更時
には、各光源装置や光偏向器を個別に交換することが可
能となる。
【0009】請求項2記載の発明のレーザ走査装置は、
請求項1記載の発明において、光学ユニットが光偏向器
で偏向されたレーザビームのうち感光体上の印字に必要
な領域の外側に向かうビームを感光体とは異なった方向
に反射するミラーを有すると共に、更に、このミラーに
よって導かれるビームを受光して、印字する位置を制御
する同期信号を発生するための光検知装置を備え、複数
の光源装置の各々と光偏向器と光検知装置とが光学ユニ
ットに対して着脱自在に取り付けられているものであ
る。
【0010】このレーザ走査装置では、複数の光源装置
の各々と光偏向器と光検知装置が光学ユニットに対して
着脱自在であることから、各光源装置や光偏向器や光検
知装置の故障や仕様変更時には、各光源装置や光偏向器
や光検知装置を個別に交換することが可能となる。
【0011】請求項3記載の発明のレーザ走査装置は、
請求項2記載の発明における光検知装置が、レーザビー
ムの走査方向と垂直な方向にのみ光を収束させるシリン
ドリカルレンズと、このシリンドリカルレンズを経たビ
ームを受光し、このビームの通過のタイミングで信号を
発生する2分割センサと、この2分割センサで発生した
信号を基にして画像形成装置本体に対して同期信号を送
出する制御基板と、これらシリンドリカルレンズ、2分
割センサおよび制御基板を保持すると共に光学ユニット
に対する走査方向と垂直な突き当て部が形成された保持
部材とを有するものである。
【0012】このレーザ走査装置では、光検知装置は、
走査方向については突き当て部によって位置決めされ、
走査方向と垂直な方向については取り付け位置に多少誤
差が生じてもシリンドリカルレンズによってビームが2
分割センサ上に集光される。
【0013】請求項4記載の発明のレーザ走査装置は、
請求項1ないし3記載の発明における光学ユニットの一
方向収束性光学部材が、各レーザビーム毎に設けられた
複数のシリンドリカルミラーであり、この各シリンドリ
カルミラーは、ミラー面の曲率半径およびミラーの形状
が同じであるが、ミラー面に対するレーザビームの入出
射の角度およびシリンドリカルミラーから感光体までの
光路長がレーザビーム毎に異なるように配置されている
ものである。
【0014】このレーザ走査装置では、各レーザビーム
毎のシリンドリカルミラーを、ミラー面に対するレーザ
ビームの入出射の角度およびシリンドリカルミラーから
感光体までの光路長がレーザビーム毎に異なるように配
置したことにより、複数のレーザビームを、感光体上で
は互いに異なった仕様の結像状態(スポットパワーやス
ポット径)とすることが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1ないし図4は本発明の一実施例に係る
ものである。
【0016】図1は本実施例のレーザ走査装置を含む画
像形成装置の概略の構成を示す説明図である。この図に
示すように、画像形成装置は、本実施例のレーザ走査装
置10の他に、一定速度で図の矢印方向に回転する感光
体ドラム100と、この感光体ドラム100の周囲に順
に配置された帯電器101、第1の現像装置102、第
2の現像装置103、転写装置104およびクリーニン
グ装置105等のゼログラフィー方式の各装置を備えて
いる。これら感光体ドラム100、帯電器101、第1
の現像装置102、第2の現像装置103、転写装置1
04およびクリーニング装置105は画像形成装置本体
110内に収納されている。
【0017】レーザ走査装置10は2本のレーザビーム
を感光体ドラム100に照射するようになっており、そ
のうちの第1のビーム111は帯電器101と第1の現
像装置102の間に照射され、第2のビーム112は第
1の現像装置102と第2の現像装置103の間に照射
されるようになっている。
【0018】この画像形成装置では、通常の電子複写機
の場合と同様にして、ゼログラフィー方式のプロセスが
実行される。すなわち、帯電器101によって感光体ド
ラム100が一様に帯電され、第1色の画像情報に応じ
て変調された第1のビーム111によって感光体ドラム
100上に静電潜像が形成され、この静電潜像に第1の
現像装置102によってトナーが付着されてトナー画像
として可視像化され、次に第2色の画像情報に応じて変
調された第2のビーム112によって感光体ドラム10
0上に静電潜像が形成され、この静電潜像に第2の現像
装置103によってトナーが付着されてトナー画像とし
て可視像化される。次に、転写装置104によってトナ
ー画像が用紙107に転写され、複数色の印字が行われ
た記録紙が作成される。また、転写後に感光体ドラム1
00上に残ったトナーはクリーニング装置105によっ
て除去される。
【0019】本実施例のレーザ走査装置10は、2つの
光源装置11、12と、単一の光偏向器13と、画像形
成装置本体110に据え付けられた光学ユニット14
と、印字する位置を制御する同期信号を発生するための
光検知装置15とを備えている。そして、光源装置1
1、12の各々と光偏向器13と光検知装置15は、光
学ユニット14に対して着脱自在に取り付けられてい
る。
【0020】後で詳しく説明するように、光源装置1
1、12はそれぞれ、画像情報に応じて変調されたレー
ザビームを、光偏向器13内の多面鏡の面上に線状に結
像させるものである。光偏向器13は、各光源装置1
1、12からのレーザビームを偏向するための多面鏡
と、この多面鏡を回転させるためのモータとを有してい
る。光学ユニット14は、光偏向器13で偏向された各
レーザビームの走査速度を補正すると共に感光体ドラム
100の近傍に各レーザビームを結像させる結像レンズ
としてのfθレンズと、多面鏡の面倒れによるビームの
走査方向と垂直な方向に対する振れを補正する一方向収
束性光学部材としてのシリンドリカルミラーと、光偏向
器13で偏向されたレーザビームのうち、感光体ドラム
100上の印字に必要な領域の走査開始端側の外側であ
って記録に用いられない領域に向かうビームを、感光体
ドラム100とは異なった所定方向に反射するミラーと
を有している。光検知装置15は、このミラーで反射さ
れたビームを受光し、この受光したビームを光電変換し
て得られたパルス信号を、画像信号に対する同期信号と
して送出するものである。
【0021】このような構成のレーザ走査装置10で
は、前述のゼログラフィー方式のプロセス中において、
光検知装置15で発生するパルス信号を同期信号とし
て、各光源装置11、12において画像信号に応じてレ
ーザビームが変調され、変調されたレーザビームは所定
速度で回転する感光体ドラム100上に順次水平方向に
走査露光される。
【0022】次に、レーザ走査装置10の構成について
詳しく説明する。図2はレーザ走査装置を上から見た透
視図、図3は図2のY−Y線断面図である。
【0023】図2に示すように、光源装置11は、光源
部としてのHe−Neレーザ21と、このHe−Neレ
ーザ21からのレーザビームの光路上に順に設けられた
凸レンズ22、ミラー23、音響光学式変調器24、ミ
ラー25、シリンドリカル凸レンズ26、凸レンズ2
7、ミラー28、29とを備えている。He−Neレー
ザ21からは略平行なレーザビームが出射され、このレ
ーザビームは、He−Neレーザ21の出射部の直後に
配置された凸レンズ22とミラー23を経て変調器24
に入射し、この変調器24によって画像情報に応じて変
調される。ここで、凸レンズ22は、変調器24の変調
特性を向上させるために変調器24中の光学素子にビー
ムを絞り込むために設けられている。変調器24から出
射される発散するレーザビームは、ミラー25で反射さ
れた後、このレーザビームを光偏向器13内の多面鏡の
面上に走査方向と同一方向の線状に結像させるためのシ
リンドリカル凸レンズ26と凸レンズ27よりなるビー
ム整形光学系でビーム整形されて、ミラー28、29を
経て光源装置11から出射される。図3に示すように、
光源装置11から出射されたレーザビームは、光学ユニ
ット14内のミラー30で反射されて、光偏向器13内
の多面鏡51に照射されるようになっている。なお、レ
ーザビームを多面鏡51の面上に走査方向と同一方向の
線状に結像させるのは、多面鏡51の面倒れを補正する
ためと多面鏡の走査方向と垂直な方向の幅を狭くするた
めである。
【0024】一方、光源装置12は、光源部としてのH
e−Neレーザ31と、このHe−Neレーザ31から
のレーザビームの光路上に順に設けられた凸レンズ3
2、ミラー33、音響光学式変調器34、ミラー35、
シリンドリカル凸レンズ36、ミラー37、38、凸レ
ンズ39、ミラー40、41とを備えている。光源装置
11の場合と同様に、He−Neレーザ31からのレー
ザビームは、変調器34の変調特性を向上させるために
変調器34中の光学素子にビームを絞り込むためにHe
−Neレーザ31の出射部の直後に設けられている凸レ
ンズ32とミラー33を経て変調器34に入射し、画像
情報に応じて変調される。変調器34から出射される発
散するレーザビームは、ミラー35、37、38、4
0、41を経由すると共に、レーザビームを光偏向器1
3内の多面鏡上に走査方向と同一方向の線状に結像させ
るためのシリンドリカル凸レンズ36と凸レンズ39よ
りなるビーム整形光学系でビーム整形されて、光源装置
12から出射される。図3に示すように、光源装置12
から出射されたレーザビームは、光学ユニット14内の
ミラー42で反射されて、光偏向器13内の多面鏡51
に照射されるようになっている。
【0025】この2つの光源装置11、12では、各光
源装置11、12から出射されて多面鏡51へ照射され
る2本のレーザビームの位置が、走査方向には略一致
し、走査方向と垂直な方向には数mmの間隔を有するよ
うに、アライメントが調整される。このアライメントの
調整は、光源装置11ではミラー28、29の調整によ
って行われ、光源装置12ではミラー40、41の調整
によって行われる。
【0026】次に、光偏向器13は、図3に示すよう
に、光源装置11、12からのレーザビームを偏向する
多面鏡51と、この多面鏡51を一定速度で回転させる
モータ52と、防塵を目的として多面鏡51を覆うカバ
ー53とを備えている。図2に示すように、カバー53
には、光源装置11、12からのレーザビームを入射す
るための光学窓54と多面鏡51で偏向されたレーザビ
ームを出射するための光学窓55とが設けられている。
【0027】次に、光学ユニット14は、図3に示すよ
うに、各構成部品を収納すると共に光源装置11、1
2、光偏向器13および光検知装置15の各取り付け部
を有するハウジング60を備えている。また、光学ユニ
ット14は、前述のミラー30、42の他に、光偏向器
13で偏向された各レーザビームの走査速度を補正する
と共に感光体ドラム100の近傍に各レーザビームを結
像させるfθレンズを備えている。このfθレンズは、
弱い負のパワーを有するメニスカスレンズ61と、強い
正のパワーを有し、一面が走査方向と垂直な方向にのみ
光を発散させるパワーを持つシリンドリカル面を有する
凸レンズ62の2枚組で構成されている。
【0028】光学ユニット14は、更に、図3に示すよ
うに、fθレンズ(61、62)から広がりつつ出射し
てくるビームを別々の方向へ分離するために第1のビー
ム111の光路上に設けられたミラー63、64および
第2のビーム112の光路上に設けられたミラー73
と、ミラー64の出射光の光路上とミラー73の出射光
の光路上にそれぞれ設けられ、多面鏡51の面倒れによ
るビームの走査方向と垂直な方向に対する振れを補正す
るシリンドリカルミラー65、75とを備えている。ま
た、ハウジング60には、シリンドリカルミラー65、
75で反射された光を感光体ドラム100に向けて出射
するためおよび防塵のためのウィンドウ66、76が設
けられている。また、第2のビーム112のミラー73
とシリンドリカルミラー75の間の光路上には、fθレ
ンズの光軸を外れた場所を通ることによって発生する走
査線の歪みが感光体ドラム100の表面上では小さくな
るように、厚めのウィンドウ74が設けられている。多
面鏡51の面上に線状に結像された2本のレーザビーム
は、それぞれ多面鏡51によって偏向され、fθレン
ズ、シリンドリカルミラー65、75等を経て感光体ド
ラム100上にスポット状に結像されるようになってい
る。この場合、多面鏡51の面上に線状に結像されたレ
ーザビームの走査方向についてはfθレンズによって集
束され、走査方向と垂直な方向についてはfθレンズと
シリンドリカルミラー65、75によって集束される。
【0029】本実施例では、2つのシリンドリカルミラ
ー65、75は、ミラー面の曲率半径およびミラーの形
状が同じであるが、ミラー面に対するレーザビームの入
出射の角度およびシリンドリカルミラー65、75から
感光体ドラム100までの光路長がレーザビーム毎に異
なるように配置されている。
【0030】光学ユニット14は、更に、図2に示すよ
うに、光偏向器13で偏向されたレーザビームのうち、
感光体ドラム100上の印字に必要な領域の走査開始端
側の外側であって記録に用いられない領域に向かうビー
ムを、感光体ドラム100とは異なった所定方向に反射
するミラー78、79を備えている。
【0031】次に、光検知装置15は、ミラー79から
のレーザビームを入射し、走査方向と垂直な方向にのみ
光を収束させるシリンドリカルレンズ81と、このシリ
ンドリカルレンズ81を経たビームを受光し、このビー
ムの通過のタイミングで信号を発生する2分割センサ8
2と、この2分割センサ82で発生した信号を基にして
画像形成装置本体110に対して同期信号を送出する制
御基板83と、これらシリンドリカルレンズ81、2分
割センサ82および制御基板83を保持すると共に光学
ユニット14に対する走査方向と垂直な突き当て部85
が形成されたサポート84とを備えている。
【0032】光源装置11、12および光偏向器13
は、光学ユニット14に対して位置決めピンによって位
置決めされて着脱自在に取り付けられている。一方、光
検知装置15は、光学ユニット14に対して突き当て部
85によって位置決めされて着脱自在に取り付けられて
いる。
【0033】図4は光検知装置15の光学ユニット14
に対する取り付け部分を示す説明図である。この図に示
すように、光検知装置15のサポート84には、シリン
ドリカルレンズ81が装着されていると共に、2分割セ
ンサ82が実装された制御基板83がねじ91によって
取り付けられている。このサポート84は、突き当て部
85を光学ユニット14側に形成された突き当て部86
に突き当てることによって走査方向について位置決めさ
れ、ねじ92によって光学ユニット14に取り付けられ
ている。この光検知装置15では、走査方向と垂直な方
向については取り付け位置に多少誤差が生じてもシリン
ドリカルレンズ81によってビームが2分割センサ82
上に集光されるようになっている。
【0034】以上のように構成された本実施例のレーザ
走査装置10では、光学ユニット14に対して、2つの
光源装置11、12の各々、光偏向器13および光検知
装置15がそれぞれ着脱自在になっている。従って、光
源装置11、12や光偏向器13や光検知装置15に故
障が生じた場合、それらを個別に交換することができ
る。
【0035】また、感光体ドラム100上のレーザビー
ムの結像状態(スポットパワーやスポット径)を変更し
たい場合には、光源装置11、12の一方もしくは両方
を個別に、仕様の異なる光源装置に取り替えることで達
成することができる。
【0036】また、印字のスピード、印字の書き込み密
度(解像度)を変更したい場合には、光偏向器13を、
多面鏡51の回転数の異なる光偏向器に、あるいは多面
鏡51の面数の異なる光偏向器に取り替えることで達成
することができる。
【0037】また、解像度を変更する場合には、光偏向
器13のみならず感光体ドラム100上のビームの結像
状態も変更することが望ましいため光源装置も取り替え
たい場合があるが、この場合は複数の光源装置11、1
2の一方もしくは両方と光偏向器13とをセットで交換
することも可能である。例えば、解像度を低いものから
高いものに変更したい場合には、感光体ドラム100上
のスポット径が小さくなるような光源装置11、12
と、多面鏡51の回転数の大きい光偏向器13をセット
で交換することで達成することができる。
【0038】また、感光体ドラム100上のスポットパ
ワーの変更により、光検知装置15において分光感度の
異なったセンサが必要になった場合にも、光検知装置1
5を単独で交換することができる。この場合、光検知装
置15に突き当て部85を設けたことにより走査方向に
ついての位置決めができ、また、シリンドリカルレンズ
81を設けたことにより、走査方向と垂直な方向につい
ては取り付け位置に多少誤差ビームを2分割センサ82
上に集光させることができる。
【0039】また、本実施例では、各レーザビーム毎に
設けられた2つのシリンドリカルミラー65、75が、
ミラー面の曲率半径およびミラーの形状が同じである
が、ミラー面に対するレーザビームの入出射の角度およ
びシリンドリカルミラー65、75から感光体ドラム1
00までの光路長がレーザビーム毎に異なるように配置
されている。そのため、同一仕様の光源装置11、12
と組み合わせた場合、感光体ドラム100上では別の仕
様の結像状態(スポット径)とすることができる。これ
は、ミラー面に対するレーザビームの入出射の角度によ
ってシリンドリカルミラーの焦点距離が変化し、レーザ
ビームのようなガウシアンビームの特性により焦点距離
に応じて焦点面上でのスポット径が変化することによ
る。なお、シリンドリカルミラー65、75から感光体
ドラム100までの光路長はシリンドリカルミラーの焦
点距離に合わせて設定される。このような構成により、
例えば、2本のビームのうちの一方はネガ現像で黒を印
刷するためのもので、他方はポジ現像で赤を印刷するた
めのものである場合には、ネガ用ビームのスポット径よ
りポジ用ビームのスポット径を大きくするように構成す
ることができる。この場合、黒だけを印刷したい場合
で、黒用の光源装置が故障した場合、赤用の光源装置を
故障した黒用の光源装置と替えて取り付けても、感光体
ドラム100上のスポット径は維持されて黒のみの印刷
を滞らせなくて済む。
【0040】また、本実施例では、各光源装置11、1
2に、多面鏡51に入射させるレーザビームのアライメ
ントを調整するための反射ミラー群(28、29、4
0、41)を設け、各光源装置11、12から多面鏡5
1へ照射される2本のレーザビームの位置が、走査方向
には略一致し、走査方向と垂直な方向には所定の間隔を
有するようにアライメントが調整されるようにしてい
る。そのため、各光源装置11、12の設計中心値は同
一でかつシリンドリカルミラー65、75を前述のよう
なミラー面に対するレーザビームの入出射の角度および
シリンドリカルミラー65、75から感光体ドラム10
0までの光路長がレーザビーム毎に異なるような配置で
はなく同一の配置をとった場合でも、反射ミラー群(2
8、29、40、41)により多面鏡51に入射させる
アライメントの設定を変えるだけで、シリンドリカルミ
ラー65、75への入出射角度を変更することができ、
感光体ドラム100上のスポット径に差をつけたり、変
更したりすることが可能となる。
【0041】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
例えば光源装置は2つに限らず、3つ以上でも良い。ま
た、光源装置における光源部はHe−Neレーザのよう
なガスレーザに限らず半導体レーザでも良い。この場合
には、半導体レーザで変調することができるので、音響
光学式変調器24、34は不要になる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、複数の光源装置の各々と光偏向器を光学ユニ
ットに対して着脱自在としたので、各光源装置や光偏向
器の故障や仕様変更時には、各光源装置や光偏向器を個
別に交換することができるという効果がある。
【0043】また、請求項2記載の発明によれば、複数
の光源装置の各々と光偏向器と光検知装置を光学ユニッ
トに対して着脱自在としたので、各光源装置や光偏向器
や光検知装置の故障や仕様変更時には、各光源装置や光
偏向器や光検知装置を個別に交換することができるとい
う効果がある。
【0044】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項2記載の発明における光検知装置を、走査方向につい
ては突き当て部によって位置決めされ、走査方向と垂直
な方向については取り付け位置に多少誤差が生じてもシ
リンドリカルレンズによってレーザビームが2分割セン
サ上に集光されるようにしたので、上記請求項2記載の
発明の効果に加え、光検知装置の着脱に伴うレーザビー
ムと2分割センサとの位置関係のずれを防止することが
できるという効果がある。
【0045】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1ないし3記載の発明において、各レーザビーム毎に
設けられた一方向収束性光学部材としてのシリンドリカ
ルミラーを、ミラー面に対するレーザビームの入出射の
角度およびシリンドリカルミラーから感光体までの光路
長がレーザビーム毎に異なるように配置したので、上記
各効果に加え、複数のレーザビームを、感光体上では互
いに異なった仕様の結像状態とすることが可能となると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のレーザ走査装置を含む画
像形成装置の概略の構成を示す説明図である。
【図2】 本発明の一実施例のレーザ走査装置を上から
見た透視図である。
【図3】 図2のY−Y線断面図である。
【図4】 本発明の一実施例における光検知装置の光学
ユニットに対する取り付け部分を示す説明図である。
【符号の説明】
10…レーザ走査装置、11、12…光源装置、13…
光偏向器、14…光学ユニット、15…光検知装置、1
00…感光体ドラム、110…画像形成装置本体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれレーザビームを出射する複数の
    光源装置と、 各光源装置からのレーザビームを偏向するための多面鏡
    と、この多面鏡を回転させるためのモータとを有する単
    一の光偏向器と、 この光偏向器で偏向された各レーザビームの走査速度を
    補正し、感光体の近傍に各レーザビームを結像させる結
    像レンズと、前記多面鏡の面倒れを補正する一方向収束
    性光学部材とを有し、画像形成装置本体に据え付けられ
    た光学ユニットとを備え、 前記複数の光源装置の各々と光偏向器とが、前記光学ユ
    ニットに対して着脱自在に取り付けられていることを特
    徴とするレーザ走査装置。
  2. 【請求項2】 それぞれレーザビームを出射する複数の
    光源装置と、 各光源装置からのレーザビームを偏向するための多面鏡
    と、この多面鏡を回転させるためのモータとを有する単
    一の光偏向器と、 この光偏向器で偏向された各レーザビームの走査速度を
    補正し、感光体の近傍に各レーザビームを結像させる結
    像レンズと、前記多面鏡の面倒れを補正する一方向収束
    性光学部材と、前記光偏向器で偏向されたレーザビーム
    のうち感光体上の印字に必要な領域の外側に向かうビー
    ムを感光体とは異なった方向に反射するミラーとを有
    し、画像形成装置本体に据え付けられた光学ユニット
    と、 前記ミラーによって導かれるビームを受光して、印字す
    る位置を制御する同期信号を発生するための光検知装置
    とを備え、 前記複数の光源装置の各々と光偏向器と光検知装置と
    が、前記光学ユニットに対して着脱自在に取り付けられ
    ていることを特徴とするレーザ走査装置。
  3. 【請求項3】 前記光検知装置は、レーザビームの走査
    方向と垂直な方向にのみ光を収束させるシリンドリカル
    レンズと、このシリンドリカルレンズを経たビームを受
    光し、このビームの通過のタイミングで信号を発生する
    2分割センサと、この2分割センサで発生した信号を基
    にして画像形成装置本体に対して同期信号を送出する制
    御基板と、これらシリンドリカルレンズ、2分割センサ
    および制御基板を保持すると共に光学ユニットに対する
    走査方向と垂直な突き当て部が形成された保持部材とを
    有することを特徴とする請求項2記載のレーザ走査装
    置。
  4. 【請求項4】 前記光学ユニットの一方向収束性光学部
    材は各レーザビーム毎に設けられた複数のシリンドリカ
    ルミラーであり、各シリンドリカルミラーは、ミラー面
    の曲率半径およびミラーの形状が同じであるが、ミラー
    面に対するレーザビームの入出射の角度およびシリンド
    リカルミラーから感光体までの光路長がレーザビーム毎
    に異なるように配置されていることを特徴とする請求項
    1ないし3記載のレーザ走査装置。
JP4313159A 1992-11-24 1992-11-24 レーザ走査装置 Pending JPH06160746A (ja)

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