JP2553525Y2 - 車両用灯具の複合レンズ - Google Patents

車両用灯具の複合レンズ

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JP2553525Y2
JP2553525Y2 JP5230691U JP5230691U JP2553525Y2 JP 2553525 Y2 JP2553525 Y2 JP 2553525Y2 JP 5230691 U JP5230691 U JP 5230691U JP 5230691 U JP5230691 U JP 5230691U JP 2553525 Y2 JP2553525 Y2 JP 2553525Y2
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JP
Japan
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lens
frame portion
tail
license
side frame
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JP5230691U
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英樹 松井
淳一 山田
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Stanley Electric Co Ltd
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Stanley Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両用灯具に関するもの
であり、詳細には赤色としたテールレンズの一部に無色
のライセンスレンズを嵌合してテールランプとライセン
スランプとを兼用させた二輪車用灯具のレンズ構造に係
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の複合レンズ90の例を示
すものが図4であり、車両進行方向に対して前面側に開
口を有する略函状のテールレンズ91の下面を前面側か
らライセンスレンズ92の形状と略同一に切欠いて嵌合
部91aを形成すると共に、該嵌合部91aの肉厚面に
ガイド溝91bを設け、このガイド溝91bにライセン
スレンズ92をスライド挿入することで保持させるもの
である。
【0003】尚、前記ライセンスレンズ92にはその周
縁に段差部92aが設けられ、複合レンズ90の外面で
面一となるようにされている。また、図示は省略するが
前記複合レンズ90は開口した前面側をホルダ等を介し
て二輪車の車体に取付けられているので、前記ライセン
スレンズ92の前方への脱落は生じない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の複合レンズ90においては、ガイド溝91bを
設けてライセンスレンズ92をスライドして挿入する構
造としたことでライセンスレンズ92を両面から挟持す
るテールレンズ91の下面が非常に厚肉のものとなり、
図5に示すようにテールランプ側の有効高さHが減じた
り、或は肉厚の不均一により成形時にヒケなど外観不良
Dを生じて歩留りが低下すると云う問題点を生ずるもの
となり、この点の解決が課題とされるものとなってい
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、車両進行方向
に対して前面側に開口を有する略函状のテールレンズの
下面に前端を前記開口に連接して設けられた嵌合部にラ
イセンスレンズを嵌合して保持する車両用灯具の複合レ
ンズにおいて、前記テールレンズの前記嵌合部の後端と
側端には一方が他の一方に対し内外反対面となるように
肉抜きが行われて後枠部と側枠部とが形成され、前記ラ
イセンスレンズには前記後枠部と側枠部との内面側に設
けられた何れかに乗上げる段差部が設けられ、先端には
前記テールレンズの側枠部が設けられた反対側の面に回
込むフック部が形成されていることを特徴とする車両用
灯具の複合レンズを提供することで、テールレンズの下
面の薄肉化を可能として前記した従来の課題を解決する
ものである。
【0006】
【実施例】つぎに、本考案を図に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本考案に係
る複合レンズであり、この複合レンズ1は車両進行方向
に対して前面が開口する略函状のテールレンズ2の下面
に嵌合部2aを形成し、この嵌合部2aにライセンスレ
ンズ3を保持させたものである点は従来例のものと同様
であるが、本考案により前記ライセンスレンズ3に設け
られる段差部3aは後端のみとされ、両側端の前端寄り
にはテールレンズ2の内面に回込むフック部3bが形成
されるものとなっている。
【0007】これに対するテールレンズ2の嵌合部2a
には従来例のものの如くにガイド溝が設けられることは
なく、後端側で前記ライセンスレンズ3の段差部3aの
下側にリブ状に回込むように内面側から肉抜きを行って
後枠部2bが設けられ、両側端にはライセンスレンズ3
の上方に回込むように外面側から肉抜きを行って側枠部
2cが設けられるものと成り、前記後枠部2bと側枠部
2cとでライセンスレンズ3を表裏面から所定位置に保
持するものとなっている。
【0008】尚、この状態においては、前記ライセンス
レンズ3は前端側、即ちテールレンズ2の開口側では支
持されないものとなるので、このライセンスレンズ3の
両側端の前端寄り、即ち、開口寄りにはテールレンズ2
の内面に回込むようにして前記フック部3bが設けら
れ、これによりテールレンズ2とライセンスレンズ3と
が組合わされたときには、この前端側は側枠部2cと反
対側の面に係着するフック部3bで支持されるものとな
るので、ライセンスレンズ3の脱落は生じないものとな
る。
【0009】次いで、上記説明の構成とした本考案の複
合レンズ1の作用効果について説明を行えば、従来例の
両側から挟持してライセンスレンズ3を支持するものに
代えて、お互いが反対側の一方からライセンスレンズ3
を支持する後枠部2bと側枠部2cとにし、これに加え
てフック部3bを形成したことで、テールレンズ2の底
面はライセンスレンズ3の片面のみに枠部2b、2cを
突出させるに充分な肉厚を有すれば良いものとなり、ラ
イセンスレンズ3の両面に突出させてガイド溝を形成す
る従来例の構成に比較してより薄肉として形成可能とな
る。
【0010】このことは図2に示すように、テールレン
ズ2の有効高Hを増す(図4も参照されたい)ものとな
り、同時にテールレンズ2の各部分における肉厚の差を
少なくして成形時のヒケなどの発生の度合いを減ずるも
のとなる。
【0011】図3に示すものは本考案の複合レンズ10
の別な実施例であり、前の実施例がテールレンズ2の嵌
合部2aは後端に内面側から肉抜きを行って後枠部2b
が設けられ、両側端に外面側から肉抜きを行って側枠部
2cが形成されていたのに対し、この実施例では嵌合部
2aはテールレンズ20の後端に外面側から肉抜きを行
って後枠部20bが設けられ、両側端に内面側から肉抜
きを行って側枠部20cが形成されている。
【0012】また、テールレンズ20の上記の変更に伴
い、これに対するライセンスレンズ30においては両側
端に前記側枠部20cに乗上げるようにして段差部30
aが設けられるものとされ、前記テールレンズ20にラ
イセンスレンズ30を組付けたときの外面における両レ
ンズ20、30の面一の関係が保たれるものとされ、同
時にライセンスレンズ30に設けられるフック部30b
は前記側枠部20cに対応してテールレンズ20の外面
に係着するものとされている。
【0013】尚、この実施例においても得られる作用、
効果は前の実施例と全くに同様であるので、ここでの詳
細な説明は省略する。
【考案の効果】以上に説明したように本考案により、テ
ールレンズの嵌合部の後端と側端には一方が他の一方に
対し内外反対面となるように肉抜きが行われて後枠部と
側枠部とが形成され、ライセンスレンズには前記後枠部
と側枠部との内面側に設けられた何れかに乗上げる段差
部が設けられ、先端には前記テールレンズの側枠部が設
けられた反対側の面に回込むフック部が形成されている
車両用灯具の複合レンズとしたことで、テールレンズの
ライセンスレンズとの嵌合部の肉厚をより薄肉に形成す
ることを可能として、第一には有効高さを増加して視認
性を向上させる優れた効果を奏するものとなり、第二に
は肉厚差を少なくしてヒケなどの外観不良の発生を低減
させて歩留り向上に優れた効果を併せて奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る複合レンズの一実施例を一部を
分解した状態で示す斜視図である。
【図2】 図1のA―A線に沿う断面図である。
【図3】 同じく本考案の他の実施例を一部を分解した
状態で示す斜視図である。
【図4】 従来例を示す斜視図である。
【図5】 図4のB―B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1、10……複合レンズ 2、20……テールレンズ 2a、20a……嵌合部 2b、20b……後枠部 2c、20c……側枠部 3、30……ライセンスレンズ 3a、30a……段差部 3b、30b……フック部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62J 6/04 B62J 6/04

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両進行方向に対して前面側に開口を有
    する略函状のテールレンズの下面に前端を前記開口に連
    接して設けられた嵌合部にライセンスレンズを嵌合して
    保持する車両用灯具の複合レンズにおいて、前記テール
    レンズの前記嵌合部の後端と側端には一方が他の一方に
    対し内外反対面となるように肉抜きが行われて後枠部と
    側枠部とが形成され、前記ライセンスレンズには前記後
    枠部と側枠部との内面側に設けられた何れかに乗上げる
    段差部が設けられ、先端には前記テールレンズの側枠部
    が設けられた反対側の面に回込むフック部が形成されて
    いることを特徴とする車両用灯具の複合レンズ。
  2. 【請求項2】 前記テールレンズの前記嵌合部に設けら
    れる後枠部と側枠部とは後枠部が内面側に設けられ側枠
    部が外面側に設けられたものとされ、前記ライセンスレ
    ンズには後端に段差部が設けられ前記フック部はテール
    レンズの内面側に回込むものとされていることを特徴と
    する請求項1記載の車両用灯具の複合レンズ。
  3. 【請求項3】 前記テールレンズの前記嵌合部に設けら
    れる後枠部と側枠部とは、後枠部が外面側に設けられ側
    枠部が内面側に設けられたものとされ、前記ライセンス
    レンズには側端に段差部が設けられ前記フック部はテー
    ルレンズの外面側に回込むものとされていることを特徴
    とする請求項1記載の車両用灯具の複合レンズ。
JP5230691U 1991-01-31 1991-06-11 車両用灯具の複合レンズ Expired - Lifetime JP2553525Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5230691U JP2553525Y2 (ja) 1991-01-31 1991-06-11 車両用灯具の複合レンズ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP955791 1991-01-31
JP3-9557 1991-01-31
JP5230691U JP2553525Y2 (ja) 1991-01-31 1991-06-11 車両用灯具の複合レンズ

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Publication Number Publication Date
JPH04118512U JPH04118512U (ja) 1992-10-23
JP2553525Y2 true JP2553525Y2 (ja) 1997-11-05

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ID=31948221

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JP5230691U Expired - Lifetime JP2553525Y2 (ja) 1991-01-31 1991-06-11 車両用灯具の複合レンズ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3099218B2 (ja) * 1994-12-12 2000-10-16 田村プラスチック製品株式会社 分割式リアガーニッシュ

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Publication number Publication date
JPH04118512U (ja) 1992-10-23

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