JP2550750Y2 - フィラーネックの取付構造 - Google Patents

フィラーネックの取付構造

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JP2550750Y2
JP2550750Y2 JP1991027923U JP2792391U JP2550750Y2 JP 2550750 Y2 JP2550750 Y2 JP 2550750Y2 JP 1991027923 U JP1991027923 U JP 1991027923U JP 2792391 U JP2792391 U JP 2792391U JP 2550750 Y2 JP2550750 Y2 JP 2550750Y2
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bracket
filler neck
bolt
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pipe portion
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博之 鈴木
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Suzuki Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の燃料注入に使
用されるフィラーネックの取付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の燃料タンクは一般にボディ下方
に設けられているので、燃料を車体の外側からこの燃料
タンクに供給するために、給油孔と燃料タンクとの間に
はフィラーネックと称されるパイプが設けられている
(実公昭60−9065号公報)。以下にフィラーネッ
クの従来例を図について説明することにする。
【0003】図3ないし図5において、1はパイプ部を
表しており、このパイプ部1の上端は図示を省略したサ
イドボディパネルに固定され、下端は図4に示した燃料
タンク2に連結されている。パイプ部1の上端には図3
および図4に示すようにフランジ部3が形成され、この
フランジ部3にはボルト孔4が形成されている。ボルト
孔4は上記サイドボディパネルにフランジ部3をボルト
締めすることにより、パイプ部1の上端を上記サイドボ
ディパネルに固定するためのものである。
【0004】パイプ部1の中間部には、ブラケット5が
片持ち状態でロー付けにより接合されている。このブラ
ケット5は、図5に示したボルト6とこのボルト6に螺
合したナット7によって車体(図示省略)のアンダボデ
ィ、たとえば図3および図5に示したフレーム8に固定
されている。これにより、パイプ部1の両端および中間
部を固定することができ、この固定によってフィラーネ
ックは自動車の車体側に取り付けられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来のフィラーネックは、パイプ部1の両端および中間
部がそれぞれ上記サイドボディパネル、燃料タンク2お
よびフレーム8に固定されており、車体に外力を受けた
場合、その慣性によりパイプ部1の両端および中間部は
変位するが、車体の構造上の理由からその変位量L1,
L2(図6参照)は各々異る(L1≠L2)。
【0006】そして上記外力に起因した変位量L1,L
2の差によってブラケット5は荷重を受けることにな
り、この荷重力がパイプ部1およびブラケット5の接合
部位(図3参照)9の強度を越えた場合、パイプ部1は
損傷されて燃料の流出を招くことになる。そこでこの部
分の強度を充分に大きなものとしなければならないこと
から、組付け作業性とコストの面で問題がある。
【0007】そこで、本考案は、パイプ部とブラケット
との接合部位にその強度を越える外力を受けた場合にあ
っても、パイプ部に損傷を生じることがないフィラーネ
ックの取り付け構造の提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、自動車のボディパネルに上端が固定され
たパイプ部の下端を燃料タンクに結合し、前記パイプ部
の中間部に固定されたブラケットをアンダボディにボル
ト締めして固定するフィラーネックの取付構造におい
て、前記ブラケットに前記ボルトを挿通するための挿通
孔を穿設すると に、開口部が前記自動車の進行方向の
逆方向を向き、かつその開口部の幅寸法が前記ボルトの
外径寸法より僅かに小さい切欠きを、前記ボルトの挿通
孔になだらかに連続するように設けたことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】上記のように構成することにより、車体が自動
車の進行方向に沿う外力を受け、この力がフレームおよ
びブラケットを互いに引き離すように作用したとき、ボ
ルトはナットを係合した状態で切欠きを通り抜けてブラ
ケットから外れるので、パイプ部とブラケットの接合部
位が損傷しない。また切欠きをなだらかにボルトの挿通
孔に連続させたことにより、ボルトが切欠きを通り易く
なるので組付け作業性が向上する。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面に基いて
説明する。図1は本考案のフィラーネックの取付構造の
要部を示すもので、ブラケット10は、図5に符号5で
示したものと同様に概略L字形状に屈折させたものであ
り、その上部のみが示されている。なお、この図におい
ては、ブラケット10を、車体が外力を受けない平常時
の取付状態を破線で示し、外力を受けてブラケット10
とボルト13の相対位置がずれたときの状態を実線で示
している。ブラケット10は図2に示したパイプ部11
の中間部を、アンダボディとしてのフレーム12にボル
ト13およびナット(図示省略)で固定するためのもの
あり、その基端部はパイプ部11の中間部に片持ち状
にロー付けで接合されている。
【0011】パイプ部11は上端にフランジ部14が形
成され、フランジ部14は図2に仮想線で示したサイド
ボディパネル15にボルト締めされる一方、パイプ部1
1の下端は燃料タンク16に連結されている。
【0012】図1に示すように、ブラケット10の先端
部にはボルト13を挿通するための挿通孔17が穿設さ
れると共に、この挿通孔17になだらかに(両者間に凹
凸等 が存在しないように)連続する切欠き18が形成さ
れている。この切欠き18は、開口部が挿通孔17の中
心から自動車の進行方向の逆方向を向き、かつその開口
部の幅寸法wをボルト13の外径寸法dより僅かに小さ
くしてある。
【0013】このように構成されたフィラーネックの取
付構造の組付順序としては、まずパイプ部11の両端を
サイドボディパネル15および燃料タンク16に取り付
けたのち、ブラケット10をフレーム12に対して位置
決めする。そしてボルト13を挿通孔17に通して上記
ナットを螺合させることにより、ブラケット10はフレ
ーム12に固定される。この場合、切欠き18が連続す
る挿通孔17は、従来の丸孔と同様の役目をする。ブラ
ケット10をフレーム12に固定することにより、パイ
プ部11の中間部はブラケット10を介してフレーム1
2すなわちアンダボディに固定される。
【0014】 そして何らかの理由により、車体が自動車
の進行方向に沿う外力を受け、フレーム12とブラケッ
ト10とが互いに引き離されるような状態になった
合、ボルト13は上記ナットを螺合した状態で切欠き1
8を通り抜けることから、パイプ部11およびブラケッ
ト10の接合部位に荷重は負荷されない。このため車体
への外力に起因したパイプ部11の損傷は防止される。
また、切欠き18はボルトの挿通孔17になだらかに連
続するように設けられているので、ボルトは切欠き18
を通り易く、ブラケット10を取り外すときの作業性も
良好になる。
【0015】本実施例では切欠き18を自動車の進行方
向に沿って形成し、しかも挿通孔17の中心から自動車
の進行方向とは逆向きに配置した場合を説明したが、こ
れに限定されるものではなく、切欠き18は、ブラケッ
ト10がフレーム12から引き離される方向に沿って、
挿通孔17の中心から逆向きに設ければよい。
【0016】上記構成により、フレーム12とブラケッ
ト10とに、互いに引き離されるような外力が発生した
場合、上記ボルトはブラケット10の切欠き18から
れるので、ブラケット10の接合部が損傷されることは
ない。
【0017】
【考案の効果】本考案は、以上のように構成したもので
あるから、パイプ部およびアンダボディ間の変位によっ
て、パイプ部およびブラケットの接合部位における損傷
が防止される。このため車体にきわめて大きな外力を受
けた場合にあっても、パイプ部およびブラケットの接合
部位に強度を向上させるための作業を特別に施すことな
く、上記接合部位の剥離に起因した燃料の漏れを容易に
抑止できると共に、コストアップを抑止することができ
る。そしてブラケットの組付け時においては、ボルトの
挿通孔が従来の丸孔と同様の投目をするので、組付け作
業性が変わることはない。また切欠きはボルトの挿通孔
になだらかに連続するように設けられているので、ボル
トは切欠きを通り易く、ブラケットを取り外すときの作
業性も良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部を示した断面図であ
る。
【図2】図1に示したフィラーネックを設けた自動車を
示した側面図である。
【図3】従来例を示した斜視図である。
【図4】図3のフィラーネックの取り付け状態を示した
斜視図である。
【図5】図3のフィラーネックのV−Vにおける断面図
である。
【図6】図3と異る状態を示したフィラーネックの平面
図である。
【符号の説明】
10 ブラケット 11 パイプ部 12 フレーム 13 ボルト 15 サイドボディパネル 16 燃料タンク 17 挿通孔 18 切欠き

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のボディパネルに上端が固定され
    たパイプ部の下端を燃料タンクに結合し、前記パイプ部
    の中間部に固定されたブラケットをアンダボディにボル
    ト締めして固定するフィラーネックの取付構造におい
    て、前記ブラケットに前記ボルトを挿通するための挿通
    孔を穿設すると共に、開口部が前記自動車の進行方向の
    逆方向を向き、かつその開口部の幅寸法が前記ボルトの
    外径寸法より僅かに小さい切欠きを、前記ボルトの挿通
    孔になだらかに連続するように設けたことを特徴とする
    フィラーネックの取付構造。
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JP5286132B2 (ja) * 2009-03-27 2013-09-11 ユニプレス株式会社 フィラーチューブ車体固定構造
JP5734811B2 (ja) * 2011-11-15 2015-06-17 株式会社キーレックス 車両の給油管取付構造

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JPH08499B2 (ja) * 1986-09-26 1996-01-10 日産自動車株式会社 フユエルフイラ−チユ−ブの取付構造
JPH01202525A (ja) * 1988-02-08 1989-08-15 Mazda Motor Corp 自動車のエンジン支持構造

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