JPH08499B2 - フユエルフイラ−チユ−ブの取付構造 - Google Patents

フユエルフイラ−チユ−ブの取付構造

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JPH08499B2
JPH08499B2 JP61225800A JP22580086A JPH08499B2 JP H08499 B2 JPH08499 B2 JP H08499B2 JP 61225800 A JP61225800 A JP 61225800A JP 22580086 A JP22580086 A JP 22580086A JP H08499 B2 JPH08499 B2 JP H08499B2
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JP
Japan
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filler tube
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fuel filler
bracket
wheel house
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JP61225800A
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道明 佐々木
武 日向野
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、フュエルフィラーチューブの取付構造に
関する。
<従来の技術> 従来のフュエルフィラーチューブの取付構造として、
例えば第6図に示すようなものがある〔特開昭60−1025
号公報参照〕。
これは、フュエルフィラーチューブ1の燃料注入口2
側の端末部3にキャッププロテクタ4を取付け、このキ
ャッププロテクタ4を、弾性材5を介してホイールハウ
スアウタパネル6の取付孔7に取付けるものである。
この従来例で、燃料注入口2側の端末部3を、キャッ
ププロテクタ4にて保護すると共に弾性材5を介して取
付ける意図は、燃料注入口2とフィラーキャップ8を側
面衝突時の損壊から保護することと、フュエルフィラー
チューブ1、ホイールハウスアウタパネル6、フエンダ
パネル9等の成形誤差、取付誤差を吸収することであ
る。しかも、上記各種部材の成形誤差、取付誤差が燃料
注入口2と取付孔7間に集約されて両者の位置に不揃い
を生じさせることを考慮し、弾性材5の一端部10をフィ
ラーベース11の底面部12にボルト13、ナット14で締結し
前記誤差を吸収しフィラーベース11にキャッププロテク
タ4を固定するようにしている。
<発明が解決しようとする問題点> しかしながら、このような従来のフュエルフィラーチ
ューブの取付構造では、フィラーベース11に、ホイール
ハウスアウタパネル6へのスポット溶接のための結合部
分と、弾性材5のボルト締結のための座面部分を確保し
なければならないため、フィラーベース11の底面部12が
大きくなり、その分フィラーベース11の成形性が低下
し、又フィラーリッド用開口部15の面積を大きくしなけ
ればならず、見映えが良くなくコスト高になり、又、フ
ィラーリッド16側にボルト13の先端部が突出し見映えが
悪く、これらの点で改善が望まれていた。
更に、全般的に部品点数が多く、組付け作業も面倒な
ことから、作業に時間が掛かり、コスト的に高いものと
なり改善が望まれていた。
そこで、この発明は、キャッププロテクタのボルト締
結による固定を廃止して、見映えが良く、組付け作業も
簡単な、それでいて前記成形誤差、取付誤差を吸収し得
るフュエルフィラーチューブの取付構造を提供すること
を目的としている。
<問題点を解決するための手段> この発明では、キャッププロテクタが、ホイールハウ
スアウタパネルの取付孔周囲の裏面に押圧してシールす
る弾性材付きのフランジ部を有し、前後方向及び車幅方
向での取付け位置が調整可能なボルト孔を有した高剛性
の第1ブラケットによりフュエルフィラーチューブ下方
の水平部分をサイドメンバの下面に取付けると共に、前
後方向及び上下方向での取付け位置が調整可能なボルト
孔を有した低剛性の第2ブラケットによりフュエルフィ
ラーチューブ上方の立上がり部分を略垂直なホイールハ
ウスインナパネルに取付けることにより、フュエルフィ
ラーチューブのフランジ部を押圧方向へ付勢せしめてい
る。
<作用> そして、この発明は前記の手段により、ブラケットの
ボルト孔を車体に対し車体の前後方向、車幅方向更には
上下方向に調整して、キャッププロテクタのフランジ部
を押圧方向に付勢せしめる状態で車体に取付ければ、フ
ランジ部は車体パネルの裏面側に弾性材を押圧する状態
が強いられ、且つこの弾性材は車体パネルの裏面側に押
圧によりシールした状態を維持することになる。
従って、各種部材の成形誤差、取付誤差が仮にあって
もブラケットと弾性材にてこれら誤差を吸収してしま
う。又、キャッププロテクタは、ブラケットにてフュエ
ルフィラーチューブが上記の如く固定されるために車体
パネルに対しフランジ部の弾性材を常時押圧する方向で
取付け状態を保持することになって、車体パネルに対す
るシールによる取付け状態を損なうことがない。このよ
うにして、従来のボルト、ナットによる締結が全く不要
となる。
<実 施 例> 以下、この発明の詳細を図面に基づいて説明する。
尚、従来と共通する部分は同一符号を用いることとし重
複説明を省略する。
第1図乃至第4図は、この発明の第1実施例を示す図
である。
このフュエルフィラーチューブの取付構造は、フュエ
ルフィラーチューブ1〔以下、フィラーチューブ〕の燃
料注入口2の端末部3にキャッププロテクタ20〔以下、
プロテクタ〕を設け、且つ第1、第2両ブラケット21、
22にてフィラーチューブ1を車体に固定するものであ
る。
プロテクタ20の外周部40にはホイールハウスアウタパ
ネル6の裏面23側に押圧してシールする弾性材24付きの
フランジ部25が設けられている。
この弾性材24は低弾性係数の発泡材よりなり、相手方
部品(即ち、ホイールハウスアウタパネル6の裏面23)
に押圧された状態でシールしてその取付けられた状態を
保持するものである。
第1ブラケット21は変形が困難な高剛性部材であり、
この第1ブラケット21は、『車体剛性の高い部位』とし
てのサイドメンバ26の下面27側にボルト13、ナット14で
固定され、その曲折面28はフィラーチューブ1の下方の
水平部分にロー付され、取付面29には車両の前後方向
〔矢示A方向〕及び車幅方向〔矢示B方向〕にフィラー
チューブ1の取付け位置調整を同時にし得る長孔状のボ
ルト孔30が2条、斜めに形成されている。
第2ブラケット22は、垂直なホイールハウスインナパ
ネル31〔以下、ホイールハウスインナ〕に設けた車体側
ブラケット32に、ボルト13にて固定され、第1ブラケッ
ト21より低い剛性で変形容易である。曲折面33はフィラ
ーチューブ1の立上がり部分にロー付けされ、取付面34
には少なくとも前後方向〔矢示A方向〕及び上下方向
〔矢示C方向〕にフィラーチューブ1の取付け位置を調
整し得るボルト孔35が設けてある。このボルト孔35は、
車体側ブラケット32のボルト孔36の径サイズd1より大な
る径サイズd2で形成されている。尚37はウエルドナッ
ト、38はフロアパネル、41は車体である。
フィラーチューブ1の取付けについて説明すると、先
ず第1ブラケット21のボルト孔30を、剛性の高いサイド
メンバ26の下面27側のボルト孔42にあてがいボルト13、
ナット14にて仮止めする。フィラーチューブ1を上方に
向け、第2ブラケット22のボルト孔35を車体側ブラケッ
ト32のボルト孔36にあてがいワッシャ39を介し仮止めし
てフィラーチューブ1を取付け、弾性材24をホイールハ
ウスアウタ6の裏面23と当接させる。
第1ブラケット21はボルト孔30を斜め方向〔矢示D方
向〕に適宜ズラすことにより前後方向〔矢示A方向〕及
び車幅方向〔矢示B方向〕への取付け位置の調整を同時
に行うことが出来る。そして、第2ブラケット22はボル
ト孔35を径サイズの差(d2−d1)の範囲内でズラすこと
により前後方向〔矢示A方向〕及び上下方向〔矢示C方
向〕への取付け位置調整を併せて行うことが出来る。第
2ブラケット22が低剛性で変形容易なため、該第2ブラ
ケット22が変形することにより、フィラーチューブ1の
立上がり部分の車幅方向での位置調整も可能となり、キ
ャッププロテクタ20の位置調整をより一層正確に行え
る。
このような取付け位置の調整を行うことで、キャップ
プロテクタ20のフランジ部25を、ホイールハウスアウタ
パネル6の裏面23に押圧する方向に付勢せしめる状態が
取れることになる。そして弾性材24を裏面23に押圧させ
て第1及び第2両ブラケット21、22をボルト13の本締め
で固定する。
このようにして、弾性材24の弾性機能、第1、第2両
ブラケット21、22の位置調整機能、弾性材24と第1、第
2両ブラケット21、22との強度差等によりフィラーチュ
ーブ1の燃料注入口2側の端末部3を車体41に対して、
各種部材の成形誤差、取付誤差を吸収しつつ固定でき
る。
尚、第1及び第2両ブラケット21、22のボルト孔30、
35は取付け位置の調整が行えれば、形状、配置、サイズ
は図示の例に限定されることなく任意である。
第5図はこの発明の第2実施例を示す図である。
この実施例が第1実施例と異なる点は、キャッププロ
テクタ45のフランジ部46を、キャッププロテクタ45と一
定成形した点にある。即ち、キャッププロテクタ45の先
端部47を燃料注入口2と反対側に折返してフランジ部46
を形成し表面48に弾性材24を取付けている。尚、その他
の内容は第1実施例と同様であり、重複する説明を省略
する。
<効 果> この発明に係るフュエルフィラーチューブの取付構造
は以上説明してきた内容のものなので、 (イ)弾性材の弾性機能、各ブラケットの位置調整機
能、各ブラケットの剛性機能により、キャッププロテク
タをホイールハウスアウタパネルの取付孔に対して、成
形誤差や取付誤差による三次元的誤差を吸収しつつ正確
に取付けでき、 (ロ)キャッププロテクタはフランジ部の弾性材を車体
パネルの裏面に押圧してシールすることで取付け・固定
状態を保つので、キャッププロテクタの車体パネルへの
取付けに従来の如きボルト、ナットの取付け・固定手段
が省略されるから、フィラーベースのボルト座面部分が
不要となり全体的に小さくでき、その分フィラーベース
の成形性が向上し、フィラーリッド用開口部も小さくで
きて見映えが良く、コストダウンをなしえ、 (ハ)従来の如きボルト、ナットを不要にしたことでフ
ィラーベースの底面部の見映えが向上でき、 (ニ)全般的に部品点数が減少し組付け作業も簡易化さ
れ、作業に時間が掛からずコストダウンをなし得るとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るフュエルフィラーチューブの取付
構造の第1実施例を示す概略断面説明図、 第2図はキャッププロテクタと車体パネルの押圧状態を
示す概略断面説明図、 第3図は第1ブラケットの取付状態を示す概略斜視説明
図、 第4図は第2ブラケットの取付状態を示す概略斜視説明
図、 第5図は第2実施例を示す概略断面説明図、そして、 第6図は従来のフュエルフィラーチューブの取付構造を
示す概略断面説明図である。 1……フュエルフィラーチューブ 2……燃料注入口 4、20、45……キャッププロテクタ 5、24……弾性材 6……ホイールハウスアウタパネル 7……取付孔 8……フィラーキャップ 9……フエンダパネル 23……裏面 25、46……フランジ部 30、35、42……ボルト孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フュエルフィラーチューブの燃料注入口付
    近に該燃料注入口を囲繞・保護するキャッププロテクタ
    を取付け、該キャッププロテクタをフエンダパネルより
    内側のホイールハウスアウタパネルの取付孔内に取付け
    るフュエルフィラーチューブの取付構造に於いて、 上記キャッププロテクタは、ホイールハウスアウタパネ
    ルの取付孔周囲の裏面に押圧してシールする弾性材付き
    のフランジ部を有し、 前後方向及び車幅方向での取付け位置が調整可能なボル
    ト孔を有した高剛性の第1ブラケットによりフュエルフ
    ィラーチューブ下方の水平部分をサイドメンバの下面に
    取付けると共に、前後方向及び上下方向での取付け位置
    が調整可能なボルト孔を有した低剛性の第2ブラケット
    によりフュエルフィラーチューブ上方の立上がり部分を
    略垂直なホイールハウスインナパネルに取付けることに
    より、前記フュエルフィラーチューブのフランジ部を押
    圧方向へ付勢せしめることを特徴とするフュエルフィラ
    ーチューブの取付構造。
JP61225800A 1986-09-26 1986-09-26 フユエルフイラ−チユ−ブの取付構造 Expired - Lifetime JPH08499B2 (ja)

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