JP2529148Y2 - キャリヤーテープ用リール - Google Patents

キャリヤーテープ用リール

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JP2529148Y2
JP2529148Y2 JP10022891U JP10022891U JP2529148Y2 JP 2529148 Y2 JP2529148 Y2 JP 2529148Y2 JP 10022891 U JP10022891 U JP 10022891U JP 10022891 U JP10022891 U JP 10022891U JP 2529148 Y2 JP2529148 Y2 JP 2529148Y2
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JP
Japan
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carrier tape
hole
reel
tape reel
hub
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JP10022891U
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忠三郎 大塚
正人 高橋
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、半導体チップ等の電子
部品を収容するキャリヤーテープの巻き取りに使用され
るキャリヤーテープ用リールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、キャリヤーテープには、収納する
電子部品を保護する上から導電性の材料が使用され、同
じ理由からこれを巻き取るキャリヤーテープ用リールに
も導電性ないし耐電防止性で弾性のプラスチック材料が
使用されていたが、キャリヤーテープ用リールの寸法精
度が十分でないため、使用中に変形するなどの問題があ
り、最近は従来よりも剛性の高い材料が望まれるように
なつた。従来のリールは、フランジとハブ円筒を個別に
作り、これらを溶融や接着することにより結合一体化し
たものであるため、製造、組み立てに手間がかかりコス
トの点でも問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、この点にか
んがみ導電性でかつ剛性の高いプラスチック材料から、
簡単な構造で組み立てがきわめて容易なキャリヤーテー
プ用リールを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記問題を同
形同サイズのリール部材を使用することにより解決し
た。すなわち、本考案は フランジ2とハブ3を備え
た、同形同サイズの一対のリール部材を、その一つを反
転して互いに対向組み合わせ一体化した構成のキャリヤ
ーテープ用リールであって、前記ハブ3の端面に、環状
突起6をもつ一対の雄孔4と、これにかん合する一対の
雌孔5ならびに、カギ形係止片7、舌片9をもつ受け窓
8とを、それぞれテープ挿入溝10をはさんで対向配置
したことを特徴とするキャリヤーテープ用リールを要旨
とするものである。
【0005】以下本考案を詳しく説明すると、本考案の
キャリヤーテープ用リールは、高剛性のプラスチック成
形品で、ハブおよびこれと同心のフランジから構成され
た同形、同サイズのリール部材を一体に結合したもので
ある。前記プラスチック材料としては、ポリスチレン、
ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリメチルメタク
リレート、アクリロニトリル等から高い剛性を示す材料
組成物が選ばれる。
【0006】これらのプラスチック材料の組成物には、
導電性付与のためカーボンブラック、グラフアイト、炭
素繊維、金属粉などがフィラーとして添加することがで
きる。また、公知の耐電防止剤を含有させることもで
き、さらに成形後のリールにこれらを塗布または被覆し
てキャリヤーテープ用リールにすることも任意に行われ
る。
【0007】つぎに添付の図について本考案の一実施例
を説明すると、本考案のリールは、軸心1を中心にフラ
ンジ2とハブ3からなる2個のリール部材を構成要素と
するもので、図1の(a)、(b)に見るように、フラ
ンジ2はハブ3を中心に扇形の開口部12が均等に配置
され、残余部分にはスポーク状の補強リブ13が設けら
れている。このリブ部分は(a)のように表面を薄膜で
被覆してめくら状にすれば、これに品番等の各種の表示
やラベルの貼付ができる。なお薄膜でめくら状にする場
合にあたっては、キャリヤーテープの巻き取り状態が目
視できるようにその位置、大きさを適宜工夫するのが好
ましい。
【0008】本考案の主要部を構成するハブ3は、テー
プ挿入溝10を挟む両側領域に、雄孔4と雌孔5とが軸
芯1を中心に対向配置されている。図1、2の(b)に
示すように、雄孔4には環状突起6があり、これに雌孔
5が結合するようになっている。雄孔4と雌孔5は各々
1個でもよいが、2個並列するのが好ましい。ハブ3端
面の円周上には、カギ形係止片7と受け窓8が、それぞ
れ雄孔4と雌孔5の両側に対向して設けられている。こ
のカギ形係止片7は、図4に示すように抜き孔14の上
に突出して設けられ、外方の2面が解放され内方の2面
が閉鎖され、断面がカギ形である。
【0009】受け窓8は、同じく円周上に沿つて、ほぼ
弧状を呈し、その端部には舌片9がついている。カギ形
係止片7の先端と舌片9の先端の傾斜角θは、係止がス
ムースに行われる限り特に制限はないが、この実施例で
はともに約15度とされているが、これは両者の結合を
よくするためである。
【0010】本考案のキャリヤーテープ用リール部材の
構成は前記のとおりであり、これを組み立てるには、ま
ず2個のリール部材の1つを反転し、互いにハブ面を対
向させ、図3に示すように重ねると、雌孔5と雄孔4、
および受け窓8とカギ形係止片7とが若干ずれて重なる
ので、軸芯1を中心に両者を押しながら所定の角度、こ
の実施例では約10度回転させると、図3に示すよう
に、受け窓8から入り込んだカギ形係止片7の中に、舌
片9が挿入される。この場合、両者は先端が15度傾斜
しているので、剛性の舌片9がわずかに曲げられてカギ
形係止片7の中に強制的に挿入されると同時に雄孔4の
環状突起6が雌孔5にかん合するので、一瞬のうちにき
わめて強固な結合一体化が行われ、本考案のキャリヤー
テープ用リールが得られる。
【0011】
【考案の効果】本考案によれば、リール構成部材が単純
な構造の同形同サイズの成形品であるため、従来よりも
はるかに製造コストが低減され、剛性で優れた寸法精度
を有し、組み立てが容易で変形のないリールが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるキャリヤーテープ用リールの、フ
ランジとハブの平面図で(a)は表面、(b)は裏面を
示す。
【図2】図1のハブの斜視図で(a)は表面、(b)は
裏面を示す。
【図3】図2のハブ(a)と(b)を重ねた結合の状態
を示す斜視図である。
【図4】(a)は受け窓の斜視図、(b)はカギ形係止
片の斜視図である。
【図5】カギ形係止片7と舌片9との結合状態を示す断
面説明図で、(a)は結合前を示し、(b)は結合後を
示す。
【符号の説明】
1 軸芯 2 フランジ 3 ハブ 4 雄孔 5 雌孔 6 環状突起 7 カギ形係止片 8 受け窓 9 舌片 10 テープ挿入溝 11 透かし孔 12 開口部 13 補強リブ 14 抜き孔

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フランジ(2)とハブ(3)を備えた、同
    形同サイズの一対のリール部材を、その一つを反転して
    互いに対向組み合わせ一体化した構成のキャリヤーテー
    プ用リールであって、前記ハブ(3)の端面に、環状突
    起(6)をもつ一対の雄孔(4)と、これにかん合する
    一対の雌孔(5)ならびに、カギ形係止片(7)、舌片
    (9)をもつ受け窓(8)とを、それぞれテープ挿入溝
    (10)をはさんで対向配置したことを特徴とするキャ
    リヤーテープ用リール。
  2. 【請求項2】前記ハブ端面の雌孔(4)と雄孔(5)の
    間に透かし孔(11)が対向配置された請求項1に記載
    のキャリヤーテープ用リール。
  3. 【請求項3】前記雄孔(4)と雌孔(5)が、それぞれ
    1個または2個ずつ対向配置されている請求項1に記載
    のキャリヤーテープ用リール。
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JP2683894B2 (ja) * 1995-12-18 1997-12-03 ゴールド工業株式会社 物流用リール
JP5287651B2 (ja) * 2009-10-15 2013-09-11 ブラザー工業株式会社 シートガイド装置

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