JP2000067556A - 磁気テープカセット - Google Patents

磁気テープカセット

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JP2000067556A
JP2000067556A JP10231850A JP23185098A JP2000067556A JP 2000067556 A JP2000067556 A JP 2000067556A JP 10231850 A JP10231850 A JP 10231850A JP 23185098 A JP23185098 A JP 23185098A JP 2000067556 A JP2000067556 A JP 2000067556A
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JP
Japan
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cassette
magnetic tape
overlapping portion
side wall
halves
Prior art date
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Pending
Application number
JP10231850A
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English (en)
Inventor
Shozo Omori
昭三 御守
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセットケース周壁の外面に段差が生じるこ
とがなく、良好な外観が得られる磁気テープカセットを
提供する。 【解決手段】 本発明の磁気テープカセットは、上側壁
51a先端面のカセットケース内面側には内側重なり部
61が設けられ、下側壁52a先端面のカセットケース
外面側には外側重なり部62が設けられている。そし
て、内側重なり部61の外面上には押圧リブ63が、適
宜の間隔をあけて突設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルビデオ
カセット(DVC)やビデオカセットテープ等の磁気テ
ープカセットに関し、詳しくは、上下カセットハーフの
周壁先端に特徴を有する磁気テープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、オーディオ機器やビデオ機器等
においては、一対のテープリールに巻回した磁気テープ
を、カセットケース内に走行可能に保持して記録再生を
行う磁気テープカセットが多用されている。
【0003】図4に、磁気テープカセット(DVC)を
示す。磁気テープカセット50は、それぞれ底板および
周壁を有する、上カセットハーフ51と下カセットハー
フ52とを備え、これら上下のカセットハーフを組み合
わせてなるカセットケース内に、磁気テープを巻回した
一対のテープリールを収容している。上カセットハーフ
51および下カセットハーフ52は、射出成形等によっ
て成形される樹脂成形品である。
【0004】上カセットハーフ51の、長手方向の一方
の側(図中奥側)には、カセットケース内のテープリー
ルにおける磁気テープの巻き量を確認できるように、透
明の窓部53が設けられている。また、上カセットハー
フ51の周壁の一部である後端壁51bには、磁気テー
プに記録されたデータを誤って消去してしまうことを未
然に防ぐための部品である誤消去防止プラグの爪部を露
出可能な開口54が設けられている。
【0005】一方、下カセットハーフの後端壁52bに
は、磁気テープの種類や用途等を識別するための部品で
あるIDボードの端子、または記録内容の管理情報等を
格納するための集積回路(IC)を実装したICボード
の端子を露出可能な、桟で区画された複数の開口55が
設けられている。また、上下のカセットハーフの後端壁
51b,52bには、記録内容を記載したラベル等を貼
り付けるための凹部56が形成されている。
【0006】図5は、図4におけるY−Y断面図であっ
て、周壁の一部である側壁51a,52aの先端形状を
示す。カセットケースの周壁の、上下カセットハーフの
合わせ面に隙間が生じ易い箇所においては、このよう
に、各カセットハーフ周壁の先端が、周壁の厚み方向に
おいて重なり合うような形状に形成されている。ここで
は、上カセットハーフの側壁(以下、上側壁とよぶ)5
1a先端のカセットケース内面側に、突条61が設けら
れている。そして、下カセットハーフの側壁(以下、下
側壁とよぶ)52a先端のカセットケース内面側に、前
記突条61が嵌合可能な凹部が設けられている。見方を
変えれば、下側壁52a先端のカセットケース外面側に
突条62が設けられているということもできる。
【0007】このような上下のカセットハーフ51,5
2は、互いに組み合わせた際に、上側壁51aの外面と
下側壁52aの外面とが、ずれることなく平らな面を形
成するように成形される。本明細書においては、上下の
カセットハーフのいずれか一方に設けられ、その外面が
カセットケース周壁の外面の一部を構成する、最も外側
の突条等(例えば突条62)を「外側重なり部」と呼ぶ
ことにする。また、外側重なり部が設けられたカセット
ハーフの他方のカセットハーフに設けられ、その外面が
外側重なり部の内面に接する突条等(例えば突条61)
を「内側重なり部」と呼ぶことにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】樹脂成形品であるカセ
ットケースにおいて高精度の寸法を得ることは困難であ
り、例えば、内側重なり部61の外面と外側重なり部6
2の内面とが均一な面接触を行うように、カセットケー
スを成形することは大変困難であった。高精度の寸法を
得ようとすると、例えば、金型寸法精度の向上や金型寸
法の微調整等の改善が必要とされ、金型製作費用の増加
および金型製作期間の延長を招き、ひいては製品のコス
トアップにつながってしまう。また、図4に示したよう
に、各カセットハーフは窓部53、開口54,55、凹
部56等を備えているため強度を上げることが難しく、
例えば上下カセットハーフ51,52のビス締めの際
に、上下カセットハーフ51,52がずれてしまい、組
み合わせ後のカセットケースの平面度に悪影響を与える
ことがある。
【0009】これらのことに起因して、上下のカセット
ハーフを組み合わせた際に、内側重なり部61の外面と
外側重なり部62の内面との間に隙間があいているとき
等は、それらのカセットハーフをビス締めした際に、図
6に示すように、上側壁51aの外面と下側壁52aの
外面とにより構成されるカセットケース周壁の外面に、
段差S1が形成されてしまうことがあった。このような
段差S1は外観上好ましくない。
【0010】本発明は、前記課題に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、カセットケース周壁の外面に段
差が生じることがなく、良好な外観が得られる磁気テー
プカセットを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる前記目的
は、上下のカセットハーフを組み合せることで、磁気テ
ープを巻回したテープリールを回動自在に収容可能であ
って、各カセットハーフの周壁先端に、組み合せた際に
前記周壁の厚み方向において重なり合う重なり部が設け
られているカセットケースを有する磁気テープカセット
において、前記一方のカセットハーフの重なり部に、前
記他方のカセットハーフの重なり部を押圧可能な押圧リ
ブが設けられていることを特徴とする磁気テープカセッ
トによって達成される。
【0012】ここで押圧リブは、上下のカセットハーフ
を組み合せた際に、外側重なり部が設けられたカセット
ハーフ周壁の外面が、他方のカセットハーフ周壁の外面
より内側に位置しようとするとき、外側重なり部を外側
に押圧して、上下のカセットハーフからなるカセットケ
ースの周壁外面に段差が生じることを防止する。上下の
カセットハーフのうち外側重なり部が設けられるカセッ
トハーフは、当該カセットハーフの周壁外面が、上下の
カセットハーフを組み合せる前の状態においては他方の
カセットハーフの周壁外面より必ず内側に位置するよう
に成形されることが好ましい。このような構成の磁気テ
ープカセットによれば、カセットケース周壁の外面に段
差が生じることがなく、良好な外観が得られる。
【0013】また、このような構成の磁気テープカセッ
トによれば、上下カセットハーフ組み合せ時の調整加工
を必要とせずに寸法安定性を保証した磁気テープカセッ
トの供給が可能となる。また、外側重なり部又は内側重
なり部のいずれか一方に、上下のカセットハーフを組み
合せたとき外側重なり部を外側に押圧することができる
押圧リブを設けることは、例えば、内側重なり部の外面
と外側重なり部の内面とが均一な面接触を行うようにカ
セットケースを成形すること等に比べて極めて容易であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図1
乃至図3に基づいて詳細に説明する。なお、既に説明し
た部材等については、図中に同一符号または相当符号を
付すことにより説明を簡略化あるいは省略する。
【0015】図1は、本実施形態の磁気テープカセット
の側壁部分における断面図である。図1に示すように、
本実施形態における上側壁51a先端のカセットケース
内面側には内側重なり部61が設けられ、下側壁52a
先端のカセットケース外面側には外側重なり部62が設
けられている。そして、対向する内側重なり部61の外
面と、外側重なり部62の内面とは、互いに傾斜面に形
成されている。
【0016】そして、内側重なり部61の外面上には、
円弧面を有する複数の(ここでは2個図示されている)
押圧リブ63が、適宜の間隔をあけて突設されている。
ここで押圧リブ63間の間隔は、カセットハーフの周壁
の、上下のカセットハーフのビス締め等によって撓みや
すい箇所(側壁部分等)において、狭くすることが好ま
しい。
【0017】図2に、図1におけるX矢視図を示す。図
2に示すように、下カセットハーフ52は、上カセット
ハーフ51と組み合せる前の状態において、下側壁52
aの外面が上側壁51aの外面より、撓みしろS2の分
だけカセットケース内側に位置するように成形されてい
る。また、内側重なり部61の基部における押圧リブ6
3の突出先端から上側壁51aの外面までの幅S3と、
外側重なり部62の先端面の幅S4とは等しい。
【0018】図3に、図2における上下のカセットハー
フ51,52を組み合せた状態を示す。図3に示すよう
に、下側壁52aの外側重なり部62は、その内面を内
側重なり部61の外面に突設された押圧リブ63の円弧
面によってカセットケース外面側に押圧されている。一
方、内側重なり部61を有する上側壁51aには、カセ
ットケース内面側に向かう力がかかっている。これらの
作用により、上側壁51aの外面、下側壁52aの外
面、及び外側重なり部62の外面から構成されるカセッ
トケースの側壁外面は、段差のない平らな面に形成され
ている。
【0019】以上のような構成の磁気テープカセットに
おいては、上側壁51aに設けられた内側重なり部61
の外面上に、円弧面を有する複数の押圧リブ63が、適
宜の間隔をあけて突設されており、上下のカセットハー
フ51,52を組み合せた際に、押圧リブ63が下側壁
52aに設けられた外側重なり部62を外側に押圧す
る。したがって、上下のカセットハーフ51,52から
なるカセットケースの側壁外面に段差が生じることが防
止される。
【0020】また、下カセットハーフ52が、上カセッ
トハーフ51と組み合せる前の状態において、下側壁5
2aの外面が上側壁51aの外面より、撓みしろS2の
分だけカセットケース内側に位置するように成形されて
いる。したがって、押圧リブ63は、外側重なり部62
を押圧するという機能を確実に果たすことができ、上下
のカセットハーフを組み合せた際に、それらのカセット
ハーフの仮嵌合状態が得られる。これにより磁気テープ
カセットの組立作業が簡略化される。また、上下カセッ
トハーフのビス締めの際に、上下カセットハーフ51,
52がずれることもない。
【0021】なお、本発明の磁気テープカセットは、前
述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変
形、改良等が可能である。例えば、前述した実施形態に
おいては、押圧リブ63が上側壁51aの内側重なり部
61外面に設けられていたが、下側壁や、上下カセット
ハーフのいずれかの後端壁等に設けられてもよく、外側
重なり部の内面に設けられてもよい。また、前述した実
施形態においては、周壁厚み方向において重なり合う先
端形状として、上側壁51aおよび下側壁52aに、そ
れぞれ内側重なり部61および下側重なり部62として
の突条が1条ずつ設けられていたが、上側壁および下側
壁にそれぞれ、複数の突条が設けられていてもよい。ま
た、上側壁および下側壁の先端形状が傾斜面のみからな
っていてもよく、曲面からなっていてもよい。また、前
述した実施形態においては、押圧リブ63の、外側重な
り部62との当接部が円弧面に形成されていたが、押圧
リブ63の形状は特に限定されず、例えば断面三角形状
や、断面台形状などであってもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明の磁気テープカセットにおいて
は、カセットケース周壁の外面に段差が生じることが防
止され、良好な外観が保たれる。また、金型寸法調整等
に伴う、金型製作期間の延長や、金型のコストアップ等
を招くこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図である。
【図2】図1におけるX矢視図である。
【図3】図2における上下のカセットハーフを組み合せ
た図である。
【図4】従来の磁気テープカセットの斜視図である。
【図5】図4におけるY−Y断面図である。
【図6】図5における上下のカセットハーフを組み合せ
た図である。
【符号の説明】
50 磁気テープカセット 51 上カセットハーフ 52 下カセットハーフ 61 内側重なり部 62 外側重なり部 63 押圧リブ S1 段差 S2 撓みしろ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下のカセットハーフを組み合せること
    で、磁気テープを巻回したテープリールを回動自在に収
    容可能であって、各カセットハーフの周壁先端に、組み
    合せた際に前記周壁の厚み方向において重なり合う重な
    り部が設けられているカセットケースを有する磁気テー
    プカセットにおいて、 前記一方のカセットハーフの重なり部に、前記他方のカ
    セットハーフの重なり部を押圧可能な押圧リブが設けら
    れていることを特徴とする磁気テープカセット。
JP10231850A 1998-08-18 1998-08-18 磁気テープカセット Pending JP2000067556A (ja)

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