JPH0419642Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0419642Y2
JPH0419642Y2 JP1985055086U JP5508685U JPH0419642Y2 JP H0419642 Y2 JPH0419642 Y2 JP H0419642Y2 JP 1985055086 U JP1985055086 U JP 1985055086U JP 5508685 U JP5508685 U JP 5508685U JP H0419642 Y2 JPH0419642 Y2 JP H0419642Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
reel
cover
molded
magnetic tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985055086U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61170181U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985055086U priority Critical patent/JPH0419642Y2/ja
Publication of JPS61170181U publication Critical patent/JPS61170181U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0419642Y2 publication Critical patent/JPH0419642Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、カセツト式テープレコーダーに装着
されて使用されるカセツトテープに関し、特に磁
気テープが収納される容器であるカセツトに係
る。
(ロ) 従来の技術 カセツトと呼ばれる容器内に磁気テープが収納
されているカセツトテープを使用するカセツト式
テープレコーダーが普及しているが、斯かるカセ
ツトはカセツトハーフと呼ばれる一対の部材を合
体させることによつて構成されている。そして、
斯かるカセツトハーフは、一般に合成樹脂にて成
形されているが、最近では一次成形及び二次成形
によつて成形されたものがあり、斯かる技術とし
ては例えば実開昭60−12875号公報に開示された
ものがある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前述した公報には、一次成形及び二次成形によ
つてカセツトハーフを成形する技術が開示されて
いるが、斯かる技術は周知のカセツトハーフを2
度の成形にて成形することにより強度的に優れた
カセツトを得るものであり、カセツトテープの美
感や磁気テープの巻回状態の確認等を考慮したも
のではない。本考案は、斯かる点を改良したカセ
ツトテープのカセツトを提供しようとするもので
ある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、キヤプスタン孔及びガイド孔が設け
られている膨出部が形成されていると共にカセツ
トの外形の一部を構成する前方外形部及び該前方
外形部に形成されている直線部より磁気テープの
収納部を囲むべく連設された連設部を有し、且つ
有色樹脂にて一次成形されるベース部と、前記直
線部、連設部及び磁気テープの収納部を被うと共
にリール軸が挿入されるリール孔が形成され、且
つ透明樹脂にて二次成形されるカバー部とより構
成されている。
(ホ) 作用 本考案は、前記ベース部の直線部とカバー部と
の接合部の形状をフツク状にすることによつて成
形により生じる剥離を防止するようにしたもので
ある。
(ハ) 実施例 第1図は、本考案のカセツトを示す平面図、第
2図は本考案を構成するベース部を示す平面図、
第3図は本考案を構成するカバー部を示す平面
図、第4図はカセツトハーフの第1図A−A′断
面図である。図において、1は一次成形にて成形
されるベース部であり、キヤプスタンが挿入され
るキヤプスタン孔2,3及びガイドピンが挿入さ
れるガイド孔4,5が設けられている膨出部6が
形成されていると共にカセツトの外形の一部を構
成する前方外形部7及び該前方外形部7に形成さ
れている直線部8より磁気テープの収納部9を囲
むべく連設されている連設部10より構成されて
いる。11,12及び13はベース部1を構成す
る膨出部6及び前方外形部7に形成されているネ
ジ孔である。このようにベース部1は構成されて
いるが、次に二次成形によつて成形されるカバー
部14について説明する。カバー部14は前記ベ
ース部1に形成されている直線部8、連設部10
及び磁気テープの収納部9を被うと共にカセツト
の外形を前記ベース部1の前方外形部7と共に形
成するように構成されている。15及び16はカ
バー部14の前記ベース部1に設けられている収
納部9を被うカバー面のリール軸に対応する位置
に形成されているリール孔、17及び18はネジ
孔、19は誤消去防止用爪である。
以上の如く本考案のカセツトを構成するベース
部1及びカバー部14は構成されており、次に成
形動作について説明する。まずベース部1を一次
成形によつて成形するが、該ベース部1は青又は
緑等の有色樹脂により成形される。ベース部1を
有色樹脂にて一次成形した後カバー部14を二次
成形によつて成形するが、該カバー部14は透明
樹脂により成形される。斯かる一次及び二次成形
により一方のカセツトハーフが成形されるが、他
方のカセツトハーフも同様に成形される。このよ
うに一次成形されたベース部1に二次成形によつ
てカバー部14が固着成形されるが、ベース部1
の直線部8とカバー部14との接合部の形状は第
4図に示すようにフツク状になるように金型は構
成されている。斯かる構成によればカバー部14
の樹脂の固化に伴なう矢印A方向への収縮力が作
用してもベース部1の直線部8とカバー部14と
の間に剥離が生じることがない。このように成形
されたカセツトハーフとカセツトハーフとの間に
リールハブ20,21及び該リールハブ20,2
1に巻回されている磁気テープTを挿入させた後
該カセツトハーフを合体させると第1図に示した
カセツトテープが構成されるが、斯かるカセツト
ハーフの合体固定はネジ孔11,12,13,1
7及び18へのネジ(図示せず)の締付けによつ
て行なわれる。第1図より明らかなように透明な
カバー部14を通して磁気テープT及びリールハ
ブ20,21を透視することが出来るだけでな
く、有色樹脂にて成形されているベース部1の連
設部10を透視することが出来る。従つて、リー
ルハブ20,21は勿論のことベース部1の形状
を変更すれば種々の意匠感を与えるカセツトを得
ることが出来る。
(ト) 考案の効果 本考案のカセツトは、キヤプスタン孔及びガイ
ド孔が設けられている膨出部が形成されていると
共にカセツトの外形の一部を構成する前方外形部
及び該前方外形部に形成されている直線部よりリ
ールハブに巻回されている磁気テープの収納部を
囲むべく連設された連設部よりなるベース部を有
色樹脂にて一次成形した後、前記直線部、連設部
及び磁気テープの収納部を被うと共にリール軸と
係合するリールハブが回転可能に支持されるリー
ル孔が形成されているカバー部を透明樹脂にて二
次成形することによつて外部より前記収納部に収
納されている磁気テープ、リールハブの全体及び
前記連設部を透視可能に構成したので、磁気テー
プの残量を容易に確認することが出来るだけでな
く、リールハブの色を変えたり該リールハブに模
様等を施すと様々な異なる意匠感を与えるカセツ
トを製造することが出来るという利点を本考案は
有している。また、一次成形されるベース部の直
線部と二次成形されるカバー部との接合部がフツ
ク状に連結した状態にて成形されるようにしたの
で、成形後の樹脂の固化に伴つて収縮力が前記直
線部に作用しても該ベース部の直線部とカバー部
との間に剥離現象が発生することはなく、本考案
の実用的価値は非常に高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のカセツトを示す平面図、第
2図は本考案を構成するベース部を示す平面図、
第3図は本考案を構成するカバー部を示す平面
図、第4図はカセツトハーフの第1図A−A′断
面図である。 主な図番の説明、1……ベース部、6……膨出
部、7……前方外形部、8……直線部、9……収
納部、10……連設部、14……カバー部、1
5,16……リール孔、20,21……リールハ
ブ、T……磁気テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤプスタンが挿入されるキヤプスタン孔及び
    ガイドピンが挿入されるガイド孔が設けられてい
    る膨出部が形成されていると共にカセツトの外形
    の一部を構成する前方外形部及び該前方外形部に
    形成されている直線部よりリールハブに巻回され
    ている磁気テープの収納部を囲むべく連設された
    連設部を有し、且つ有色樹脂にて一次成形される
    ベース部と、前期直線部、連設部及び磁気テープ
    の収納部を被うと共にリール軸と係合するリール
    ハブが回転可能に支持されるリール孔が形成さ
    れ、且つ透明樹脂にて二次成形されるカバー部と
    より成り、前記ベース部の直線部とカバー部との
    接合部がフツク状に連結した状態にて成形される
    ように構成したことを特徴とするカセツト。
JP1985055086U 1985-04-12 1985-04-12 Expired JPH0419642Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985055086U JPH0419642Y2 (ja) 1985-04-12 1985-04-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985055086U JPH0419642Y2 (ja) 1985-04-12 1985-04-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61170181U JPS61170181U (ja) 1986-10-22
JPH0419642Y2 true JPH0419642Y2 (ja) 1992-05-06

Family

ID=30577430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985055086U Expired JPH0419642Y2 (ja) 1985-04-12 1985-04-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0419642Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57179972A (en) * 1981-04-27 1982-11-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacture for tape cassette

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57179972A (en) * 1981-04-27 1982-11-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd Manufacture for tape cassette

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61170181U (ja) 1986-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS60111571U (ja) テ−プカセツト
JPH0525097Y2 (ja)
JPS6331267Y2 (ja)
JPH0419642Y2 (ja)
JPH0519908Y2 (ja)
JPS6140786U (ja) テ−プリ−ル
JPH0525114Y2 (ja)
JPH0341349Y2 (ja)
JPH0454623Y2 (ja)
JPS6338476Y2 (ja)
JPH0718066Y2 (ja) 磁気テープカセット
JPH054146Y2 (ja)
JPS5923259Y2 (ja) テ−プリ−ル
JPH0258710B2 (ja)
JP2592451Y2 (ja) 磁気テープカセット
JPS6327344Y2 (ja)
JPS632280U (ja)
JPH073518Y2 (ja) カセットハ−フ
JPH0528618Y2 (ja)
JPH0782729B2 (ja) テ−プカセツト用ケ−シング
JPH0419643Y2 (ja)
JPH0127188Y2 (ja)
JPH031387A (ja) テープカートリッジ
JPS61182985U (ja)
JPH03130088U (ja)