JPH0137077Y2 - - Google Patents

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JPH0137077Y2
JPH0137077Y2 JP1982078240U JP7824082U JPH0137077Y2 JP H0137077 Y2 JPH0137077 Y2 JP H0137077Y2 JP 1982078240 U JP1982078240 U JP 1982078240U JP 7824082 U JP7824082 U JP 7824082U JP H0137077 Y2 JPH0137077 Y2 JP H0137077Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は各種機器における第1の部材と第2の
部材とを相互に引き寄せて固定する為のロツク装
置(いわゆる針金パチン錠)に関するものであ
る。
第1図A及び第1図Bは従来例を示したもので
あつて、第1の部材1に固着された支軸11に金
属製の回動部材12が矢印a及びa′方向に回動自
在に軸支されており、その回動部材12には一本
の針金を折り曲げて成る係合部材13が回動自在
に取付けられている。そしてこの係合部材13を
第1図Bに示す如く第2の部材2に固着された金
属製の被係合部8に係合させた状態で矢印a′方向
に回動させることによつて、第1及び第2の部材
1,2を互いに引き寄せてロツクし得るようにな
つている。
ところでこの種ロツク装置では、回動部材12
や被係合部材8に可成りの強度を必要とする関係
で、通常これらの部材12,8は板金加工等され
る金属部材にて加工されているが、その為これら
の部材12,8の角部にはシヤープエツヂやバリ
等が生じ易い。一方これらの部材12,8は第1
及び第2の部材1,2の表面にそのまゝ露出され
て取付けられる関係で、使用者の手や衣服等がそ
のシヤープエツヂやバリ等に不測に引つ掛かつて
損傷され易い。この為従来はこれらの部材12,
8の板金加工後に、これらの角部の面取り加工、
バリ取り加工、メツキ処理等を行つてシヤープエ
ツヂやバリ等の取り除きを行つているが、加工コ
ストが非常に高くついている。またこのロツク装
置を各種電子機器に使用した場合には、通常第1
及び第2の部材1,2は合成樹脂成形品にて構成
されるが、上記部材12,8が金属であることか
ら、第1及び第2の部材1,2に対する色合せに
問題が生じ、デザイン的にも好ましくない。
本考案は上述の如き欠陥を是正出来るロツク装
置を提供しようとするものである。
以下本考案の実施例に付き第2図〜第9図を参
照して説明する。
第2図において、15はラジオ受信機やテープ
レコーダ等が組込まれている音響機器本体であつ
て、この音響機器本体15の両側部にはスピーカ
ボツクス16,17がヒンジ部18によつて回動
自在に取付けられている。なお本体15やスピー
カボツクス16,17は合成樹脂にて成形されて
いる。またこれらのスピーカボツクス16,17
の後面16a,17aには凹部19,20がそれ
ぞれ形成されており、第2図において実線で示す
ようにスピーカボツクス16,17がヒンジ部1
8を中心に矢印b及びc′方向にそれぞれ回動され
てそれらの前面16b,17bが音響機器本体1
5の前面15aに対接された場合に、上述の凹部
19,20にて一つの凹部が構成されるようにな
つている。こゝにおいて一方のスピーカボツクス
16が第1の部材を構成しており、他方のスピー
カボツクス17が第2の部材を構成している。
次に、ロツク装置は上記両スピーカボツクス1
6,17間に設けられている。即ち第3図に示す
ように、一方のスピーカボツクス16に設けられ
た凹部19には、回動体22を回動自在に支持す
る金属製の支持部材23が一対の止ねじ41によ
つてねじ止めされている。上述の回動体22は断
面コ字状を成す金属製の回動部材24と、合成樹
脂で構成されかつ回動部材24の外面を覆うため
にこの回動部材24に接着されて一体的に取付け
られたカバー25とから成つており、前記支持部
材23に取付けられた支軸26の両端部26a,
26bが回動部材24の貫通孔27a,27b内
に挿通されている。従つて回動体22は支軸26
を中心に第2図において矢印d及びd′方向に回動
自在に構成されている。そして金属から成る一本
の線状体を第3図に示す如く4箇所でほゞ直角状
に折り曲げ加工してその両端部28a,28bを
互いに対向させるように成形したほゞU字状をな
す係合部材28が回動体22に回動自在に取付け
られている。即ち、この係合部材28の両端部2
8a,28bはカバー25の切欠き部29a,2
9b内に挿入配置されると共に、回動部材24に
形成された貫通孔30a,30b内に差し込まれ
て回動自在の状態で軸支されている。なおこれら
の貫通孔30a,30bは、軸受用の貫通孔27
a,27bよりも回動体22の回動操作部32す
なわちカバー25の先端部の側に偏倚した位置に
配置されている。
また第3図に明示するように、スピーカボツク
ス16の凹部19には、この凹部19の底面19
aと対向する保持片31aと突起状の被係合部3
1bとから成る保持部31が一体成形されてい
る。
一方、スピーカボツクス17の凹部20には、
第3図に示すように、一枚の金属板をほゞ直角状
に折り曲げて成る被係合部材33が一対の止ねじ
42によつてねじ止めされている。そしてこの被
係合部材33の外面は合成樹脂製のカバー34に
よつて覆われている。なおこのカバー34は被係
合部材33又はスピーカボツクス17に接着にて
取付けることも出来るが、こゝではカバー34に
一体成形した一対の弾性係止爪43をスピーカボ
ツクス17に設けた一対の係合孔44内に係合さ
せて取付けている。
なお、回動部材24は、両側板部24a,24
bとこれらを連結する連結板部24cとによつて
断面ほぼコ字状に形成されている。そして、それ
ぞれ一対の貫通孔27a,27b及び30a,3
0bが両側板部24a,24bに設けられてい
て、一対の貫通孔27a,27bが第1の貫通孔
であり、一対の貫通孔30a,30bが第2の貫
通孔である。また、カバー25が第1のカバーで
あり、カバー34が第2のカバーである。そし
て、回動部材24の外側に接着されたカバー25
の両側板部25a,25bが回動部材24の両側
板部24a,24bに重ねられて2層構造に構成
され、その両側板部25a,25bに形成された
ほぼU字状の一対の切欠き部29a,29bが回
動部材24の第2の貫通孔30a,30bに重ね
られている。
次に、上述の如く構成されたロツク装置の操作
に付き説明する。
先づスピーカボツクス16,17を第2図にお
いて実線で示す位置に回動させてこの状態のまゝ
スピーカボツクス16,17を互いに結合した状
態でロツクする場合に付き述べる。この場合に
は、第4図において一点鎖線で示すように、係合
部材28の係合部28cを矢印e方向に回動させ
てスピーカボツクス17の凹部20内に移動させ
ると共にカバー34に形成された案内面35a,
35bに対応配置させる。しかる後に、回動体2
2の回動操作部32を支軸26を中心に第4図に
おいて矢印d方向に回動させる。この回動動作に
伴なつて、係合部材28の係合部28cがカバー
34の案内面35a,35bにて案内されつゝ被
係合部材33に係合する。そしてこの後に更に引
き続いて回動体22を矢印d方向に回動させるこ
とにより、係合部材28を僅かに弾性変形させな
がら、前記係合部28c及び被係合部33の係合
箇所と前記支軸26とを結ぶ直線l(第5図参照)
に対して係合部材28の両端部28a,28bを
凹部19の底面19a側に配置させる。この結
果、スピーカボツクス16,17は係合部材28
の弾性復元力にて互いに引き付けられると共に回
動体22が第5図において矢印d方向に回動附勢
された状態で係止され、これによつて、スピーカ
ボツクス16,17が互いに一体に結合された状
態でロツクされることになる。なおこのロツク状
態では、カバー25,34はスピーカボツクス1
6,17の後面16a,17aから突出すること
なく凹部19,20内に配置されている。
次に上述のロツク状態を解除する操作に付き述
べると、第6図に示すように回動体22の回動操
作部32を矢印d′方向に回動させて係合部材28
の係合部28cと被係合部材33との係合を解除
し、この後に係合部材28を矢印e′方向に回動さ
せればよい。
また本実施例のロツク装置においては、非ロツ
ク時すなわち第6図に示すように係合部材28を
使用していない時に、この係合部材28を保持部
31によつて係止し得るようになつている。この
場合には、第7図において一点鎖線で示すように
係合部材28の係合部28cを回動操作部32の
側に回動させて保持部31の保持片31aと前記
凹部19の底面19aとの間に挿入する。しかる
後に、回動体22を矢印d方向に回動させること
により、係合部材28を既述のロツク時とは逆の
方向へ弾性変形させた状態で回動体22をロツク
し、これによつて係合部28cを第8図に示す如
く保持部31の被係合部31bに圧着係合させ
る。この結果、係合部材28は係止状態でスピー
カボツクス16に一体的に保持されると共に、回
動体22のカバー25が凹部19内に配置された
状態で係止されることになる。
以上本考案を実施例に付き説明したが本考案は
これらの実施例に限定されるものではなく、本考
案の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が可
能である。
例えば、本考案はスピーカボツクス16,17
のロツク装置に限るものではなく、その他各種の
部材を互いに引き寄せてロツクするためのロツク
装置にも適用可能であることは言う迄もない。
本考案は上述の如く、第1の部材に取付けら
れ、かつ支軸を有する金属製の支持部材と、第2
の部材に取付けられた金属製の被係合部材と、両
側板部とこれらを連結する連結板部とによつて断
面ほぼコ字状に形成され、両側板部にそれぞれ一
対の第1及び第2の貫通孔が設けられ、その第1
の貫通孔によつて上記支持部材の支軸の両端部に
回動自在に枢支された金属製の回動部材と、上記
回動部材の外側に接着されてこの回動部材の外側
を被覆し、その回動部材の両側板部に重ねられて
2層構造となる両側板部に上記第2の貫通孔と重
なるほぼU字状の一対の切欠きが設けられた合成
樹脂製の第1のカバーと、ほぼU字状に屈曲さ
れ、かつ両端部が内側に向けて相対向され、その
両端部が上記第1のカバーの両切欠き部を挿通し
て上記回動部材の第2の貫通孔内に挿入されて回
動自在に枢支された金属製の線状体からなる係合
部材と、上記被係合部材の外側を被覆する合成樹
脂製の第2のカバーとを有し、上記係合部材を上
記被係合部材に係合させた状態で上記回動部材を
所定方向に回動させることにより、その係合部材
にて上記第1及び第2の部材を相互に引き寄せて
固定するように構成したことを特徴とするロツク
装置である。
従つて本考案によれば、金属製の回動部材及び
被係合部材の角部にシヤープエツヂやバリ等があ
つても、そのシヤープエツヂやバリ等は夫々カバ
ーにて被覆されてしまう。従つて使用者の手や衣
服等がそのシヤープエツヂやバリ等に不測に引つ
掛かつて損傷されるような危険がない。一方回動
部材及び被係合部材の角部の面取り加工、バリ取
り加工、メツキ処理等をあえて行なう必要が全く
ないので、加工コストは非常に安くつく。また例
えばこのロツク装置を各種電子機器に使用する場
合、上記カバーが合成樹脂であることから、通常
合成樹脂にて成形される第1及び第2の部材との
色合せが容易であり、デザイン的に非常に好まし
いものとなる。
しかも本考案によれば、第9図に示すように、
金属製の回動部材24の外側に合成樹脂製のカバ
ー25を接着して一体にした結果、回動部材24
がカバー25で補強されて非常に丈夫になるばか
りか、回動部材24の全体の板厚Aが、金属の板
厚Bとカバー25の板厚Cの合計寸法となつて、
非常に厚くなる。この際、第10図に示すよう
に、カバー25がなくて、係合部材28の両端部
28a,28bが回動部材24の金属の板厚Bの
みに浅くしか係合しない場合には、係合部材28
に引張り方向である矢印D方向に無理な力が加わ
ると、係合部材28の両端部28a,28bが外
側である矢印E方向に少し広がつた場合や、矢印
D方向と直交する方向の力が加わると、その両端
部28a,28bが回動部材24から外側に外れ
る恐れがある。しかしながら、本考案によれば、
回動部材24と合成樹脂製カバー25とで2層構
造となつているので、係合部材28の両端部28
a,28bが非常に厚い板厚A全体に亘つて深く
係合しているので、その両端部28a,28bが
回動部材24の外側に外れ難い効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図A及びBは従来のロツク装置の一例を示
すものであつて、第1図Aはロツク装置の斜視
図、第1図Bはロツク装置の側面図である。第2
図〜第8図は本考案の第1の実施例を示すもので
あつて、第2図はロツク装置を具備する音響機器
の斜視図、第3図はロツク装置の分解斜視図、第
4図はロツク装置のロツク状態を示すために音響
機器の一部を破断した斜視図、第5図は第4図に
おける−線拡大断面図、第6図はロツク解除
時におけるロツク装置の状態を示す第4図と同様
の斜視図、第7図はロツク装置の係合部材を保持
部にて保持させた状態を示す第4図と同様の斜視
図、第8図は第7図における−線拡大断面
図、第9図及び第10図は回動部材と係合部材と
の係合構造を説明するための断面図である。 なお図面に用いられている符号において、15
……音響機器本体、16……スピーカボツクス
(第1の部材)、17……スピーカボツクス(第2
の部材)、23……支持部材、24……回動部材、
25……カバー、26……支軸、28……係合部
材、28a,28b……端部、33……被係合部
材、34……カバー、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第1の部材に取付けられ、かつ支軸を有する金
    属製の支持部材と、 第2の部材に取付けられた金属製の被係合部材
    と、 両側板部とこれらを連結する連結板部とによつ
    て断面ほぼコ字状に形成され、両側板部にそれぞ
    れ一対の第1及び第2の貫通孔が設けられ、その
    第1の貫通孔によつて上記支持部材の支軸の両端
    部に回動自在に枢支された金属製の回動部材と、 上記回動部材の外側に接着されてこの回動部材
    の外側を被覆し、その回動部材の両側板部に重ね
    られて2層構造となる両側板部に上記第2の貫通
    孔と重なるほぼU字状の一対の切欠きが設けられ
    た合成樹脂製の第1のカバーと、 ほぼU字状に屈曲され、かつ両端部が内側に向
    けて相対向され、その両端部が上記第1のカバー
    の両切欠き部を挿通して上記回動部材の第2の貫
    通孔内に挿入されて回動自在に枢支された金属製
    の線状体からなる係合部材と、 上記被係合部材の外側を被覆する合成樹脂製の
    第2のカバーとを有し、 上記係合部材を上記被係合部材に係合させた状
    態で上記回動部材を所定方向に回動させることに
    より、その係合部材にて上記第1及び第2の部材
    を相互に引き寄せて固定するように構成したこと
    を特徴とするロツク装置。
JP1982078240U 1982-05-27 1982-05-27 Expired JPH0137077Y2 (ja)

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JP1982078240U JPH0137077Y2 (ja) 1982-05-27 1982-05-27

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JPS57196768U JPS57196768U (ja) 1982-12-14
JPH0137077Y2 true JPH0137077Y2 (ja) 1989-11-09

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